JPH0749258A - 搬送装置の重量計測装置 - Google Patents

搬送装置の重量計測装置

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JPH0749258A
JPH0749258A JP21209593A JP21209593A JPH0749258A JP H0749258 A JPH0749258 A JP H0749258A JP 21209593 A JP21209593 A JP 21209593A JP 21209593 A JP21209593 A JP 21209593A JP H0749258 A JPH0749258 A JP H0749258A
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JP21209593A
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Takashi Nozaki
隆 野崎
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Shinko Electric Co Ltd
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Shinko Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 構造を簡単にし,しかも精度の良い重量計測
を可能にする重量計測装置を提供する。 【構成】 軌道10の側部方向に結合する所定長の第1
のア−ム1に対して所定角度で所定長の第2のア−ム2
を接合し,第1のア−ム1と第2のア−ム2の交点3を
回転自在に所定の固定部4aに保持して,第1のア−ム
1と第2のア−ム2によってレバ−を構成し,第2のア
−ム2の第1のア−ム1に接合する下側先端部2aにお
いて重量計測装置の計測端部5に接触させて第2のア−
ム下側先端部2aの位置の変化を重量計測装置の計測端
部5に伝達するように構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は,所定の搬送経路に沿
って架設した軌道に沿って走行する所定の駆動機能を設
けた搬送台車を備えた搬送装置の重量計測装置に係り,
特に,簡単な構成で搬送台車が積載する搬送重量を精度
良く計測できる搬送装置の重量計測装置に関する。
【0002】
【従来の技術】本発明を適用する搬送装置の搬送路例を
図3に示している。図3において,30は図示しない指
令装置や制御装置によって制御される所定の駆動機能に
よって自走する搬送台車,20は搬送台車30が走行す
る所定の搬送経路に沿って架設した搬送路を構成する軌
道の一部を示している。搬送路は例えば立体形状に構成
されるシステムがある。即ち,図3において20Hは水
平に架設された水平軌道,20Vは垂直に架設された垂
直軌道であって,20Cは水平軌道20Hから垂直軌道
20Vに接続する搬送台車30が矢印のように内回りす
る曲線軌道,20C′は垂直軌道20Vから水平軌道2
0Hに接続する搬送台車30が矢印のように外回りする
曲線軌道である。水平軌道20Hには,図示しないが,
水平面を旋回する曲線軌道がある。
【0003】図3に示した軌道20の断面と搬送台車3
0との関係の一例を図4に示す。図4において,軌道2
0は天井構造体21から懸垂される複数のロッド21a
を介してフレ−ム22にア−ム23によって固定されて
いる。搬送台車をリニアモ−タで駆動する場合には,例
えば,リニアモ−タ1次側巻線に適切に交流電力を切り
替え供給する出力制御装置24がフレ−ム22上に配置
され,軌道20の搬送台車30側にはリニアモ−タの1
次側巻線およびリニアモ−タの到達および操向方向等を
検出するセンサを備えた1次側ユニット25が適切に配
設されている。一点鎖線で示す搬送台車30は軌道を挟
んで前後それぞれに4個のロ−ラ11によって保持され
ている。また,31は搬送台車に搭載されたリニアモ−
タの2次側と前述したセンサが感知する対象機能等を備
えた2次側ユニットである。上述した搬送路のように垂
直軌道が設けられた搬送システムにおいては,垂直軌道
を上に向けて走行するには,搬送台車に積載する搬送物
の重量が重いと走行が困難になることがある。従って,
搬送路上の所定の軌道には搬送台車の重量を計測する重
量計測装置を設けている。
【0004】従来の重量計測装置の一例を図6,図7に
示している。図6において,10は搬送路に形成する搬
送台車重量計測箇所における軌道の断面例を示してい
る。また,11はそれぞれ4個のロ−ラで,これらのロ
−ラ11は搬送台車(図3,図4に示す30,搬送台車
本体は本図には図示せず)に装着され,軌道に接して転
動する。18はリニアモ−タの1次側巻線で,この1次
側巻線18は重量計測箇所を含む軌道10(以下軌道1
0と記す)に沿って適切に配設されて,搬送台車に駆動
力を与える。即ち,搬送台車30はリニアモ−タの1次
側巻線18に供給される電力によって駆動され,ロ−ラ
11によって軌道に保持されて走行する。搬送路上の所
定の箇所における軌道10には,第1のア−ム12がそ
の先端部12aをねじ17aによって結合している。第
1のア−ム12の軌道10に結合する反対側端部12b
は,図7に示すように平行に設けた2条のガイド13に
よって案内されて上下に摺動するように構成されてい
る。
【0005】図7には,ガイド13部を上から見た状況
を示しており,ガイド13は地上に固定されたブラケッ
ト14に固定されている。再び,図6に戻って説明する
と,第1のア−ム12の反対側端部12bの近傍に下方
向にガイド13に平行に第2のア−ム15が結合されて
いる。即ち,第1のア−ム12に軌道10の重力によっ
て発生するモ−メントによる横方向の力はガイド13の
側面で受けられ,垂直方向の力のみがガイド13に沿っ
て第2のア−ム15によって下方向に伝達される。第2
のア−ム15の下側先端部15aは荷重計測用センサ,
例えば,ロ−ドセル16(以下ロ−ドセルと記す)の計
測端部16aにねじ17bによって締結し結合してい
る。ロ−ドセル16の固定部16bはねじ17c,17
dによってブラケット14と一体に構成されたベ−ス1
9に締結し,固定されている。ベ−ス19は図示しない
地上部に固定されている。
【0006】上述の構成において,軌道10にはロ−ラ
11によって搬送台車全体の重量が加えられる。搬送台
車を含む軌道10の重量によって発生するモ−メントに
よる横方向の力はガイド13の側面で受けられ,垂直方
向の力のみがガイド13に沿って第2のア−ム15によ
って下側先端部15aに結合されたロ−ドセル16の計
測端部16aに伝達される。従って,第2のア−ム15
の下側先端部15aはロ−ドセル16の計測端部16a
をロ−ドセル16の固定部16bに対して曲げ方向に動
かす。従って,図示しない計測回路の働きによって,ロ
−ドセル16の計測端部16aの移動量に比例する軌道
重量を示す電気信号を搬送システムに設けた制御装置
(図示せず)に伝送し,制御装置(図示せず)は予め設
定された条件に従って,計測重量を表示し,また,予め
設定された重量上限よりも計測値が超過すると警報を報
知する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで,上述の従来
の搬送装置の重量計測装置では,次のような問題点があ
った。 第1のア−ムの反対側端部12bが滑らかにガイド1
3に沿って摺動するために2本のガイド13を精度良く
構成する必要がある。そのためにガイド部には,ガイド
と第1のア−ムの先端部12aの加工精度とともに組み
立て精度が必要である。そのために,加工と組み立ての
いずれに対しても時間が必要であって,生産性の向上と
ともに価格低減を妨げていた。 重量計測装置の荷重計測用センサ(ロ−ドセル)部は
上述したような構成で組み立て精度を必要とするため,
次のような組み立て作業上の問題があった。 (イ)荷重計測用センサ(ロ−ドセル)の計測端部と第
2のア−ムとの固定は,ねじによって締結しているの
で,ロ−ドセルに無理な力がかからないように組立時に
微調整が必要である。 (ロ)ロ−ドセルの計測端部と第2のア−ムとの固定
は,ねじによって締結しているので,運搬中にロ−ドセ
ルに無理な力がかかって,ロ−ドセルを破損する恐れが
ある。 (ハ)ロ−ドセルを横にして装着するために,ロ−ドセ
ルの装着スペ−スが必要である。 本発明は従来のものの上記課題(問題点)を解決し,構
造を簡単にし,しかも精度の良い重量計測を可能にした
搬送装置の重量計測装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に,本発明に基づく搬送装置の重量計測装置において
は,軌道の側部方向に結合する所定長の第1のア−ムに
対して所定角度で所定長の第2のア−ムを接合し,第1
のア−ムと第2のア−ムの交点を回転自在に所定の固定
部に保持して第1のア−ムと第2のア−ムによってレバ
−を構成し,第2のア−ムの第1のア−ムに接合する反
対側先端部において重量計測装置の計測端部に接触させ
て第2のア−ムの先端部位置の変化を重量感知部に伝達
するように構成した。
【0009】
【作用】本発明は,上述のように軌道の側部方向に結合
して軌道重量を負担する所定長の第1のア−ムに対して
所定角度で所定長の第2のア−ムを接合し,第1のア−
ムと第2のア−ムの交点を回転自在に所定の固定部に保
持して第1のア−ムと第2のア−ムによってレバ−を構
成し,第2のア−ムの第1のア−ムに接合する反対側端
部において重量計測装置の計測端部に接触させて第2の
ア−ムの位置の変化を重量感知部に伝達するようにした
ので,軌道にかかる重量は,レバ−を構成する2本のア
−ムの交点を支点として横方向からの力に変換されるの
で,横方向から重量計測装置の計測端部に伝達される。
従って,簡単な構造で精度の良い重量計測が実現でき
る。また,荷重計測用センサ(ロ−ドセル)は縦向きに
配設できるので,重量計測装置の設置面積が小さくでき
る。また,重量成分を伝達する第2のア−ムと計測端部
とは,ねじ等によって締結固定していないので,第2の
ア−ムと計測端部との相互位置関係が変動しても,ロ−
ドセルを破損するようなことはない。また,第2のア−
ムの長さを変えることによって,レバ−の片方の距離が
変換されるので,同一特性のロ−ドセルによっても異な
った計測重量に対応できる。
【0010】
【実施例】本発明に基づく搬送装置の重量計測装置の第
1の実施例を図1,図2によって説明する。本実施例は
図3,図4によって前述したような,垂直搬送路を備え
たリニアモ−タ駆動方式の搬送システムに適用した例を
示していて,従来の技術において図3,図4及び図6に
よって示した要素機能と同一の要素機能は同一の符号を
使用し,詳細説明は省略する。図1において,10は搬
送路に形成する搬送台車重量計測箇所における軌道の断
面を示している。また,11はそれぞれ軌道10の上下
に配置された4個のロ−ラで,これらのロ−ラ11は搬
送台車(図3,図4に示す30)に装着され,軌道10
に接して転動する。18はリニアモ−タの1次側巻線
で,重量計測箇所を含む軌道10(以下軌道10と記
す)に沿って適切に配設され,搬送台車に駆動力を与え
る。即ち,搬送台車30はリニアモ−タの1次側巻線1
8に供給される電力によって駆動され,ロ−ラ11によ
って軌道に保持されて走行する。搬送路上の所定の箇所
における軌道10には,所定長に形成した第1のア−ム
1の先端部1aがねじ7aによって締結され,接合され
ている。第1のア−ム1の軌道10に結合される反対側
端部には,所定の長さに形成した第2のア−ム2が直角
に接合されて一体になっている。第1のア−ム1と第2
のア−ム2との交点には円形部材3が接合され,円形部
材3はブラケット4の上部4aに装着したボ−ルベアリ
ング3aによって回転自在に軸支されている。ブラケッ
ト4の下部は図示しない適切な地上機構に固定する。第
2のア−ム2の下側先端部2aは,この重量計測装置の
主要機能素子である,例えばストレ−ンゲ−ジによって
構成したロ−ドセル等の荷重計測用センサ6(ロ−ドセ
ルと称す)の計測端部5に接触させている。ロ−ドセル
6は,ねじ7bによってブラケット4に締結され,固定
されている。図1において,L1は円形部材3の中心部
と軌道10の中心部との間の距離,L2は円形部材3の
中心部とロ−ドセル6の計測端部5との間の距離を示し
ている。なお,6mはロ−ドセル6の出力を取り出すた
めの出力端子である。
【0011】図2に重量計測装置を構成する回路例を示
す。図2において,6はロ−ドセルであって,6Aはロ
−ドセルを構成するストレ−ンゲ−ジ(図示せず)の歪
み量を計測する計測回路である。6Bは計測値(詳細を
後述する演算結果)の表示と,計測値がこの搬送システ
ムの条件に対応して,制限すべき搬送重量に対応して予
め設定した制限値よりも超過したときに出力する警報機
能を備えた表示機能を示している。50はリニアモ−タ
の1次側巻線18に搬送台車を駆動するために所定の電
力を供給する出力制御装置であって,重量計測装置の後
述するデ−タ処理機能等搬送台車を適切に走行させるた
めに必要な信号処理機能も含んでいる。51は出力制御
装置50に接続する上位の制御装置(図示せず)からの
制御信号線,52は出力制御装置50に接続する上位の
制御装置(図示せず)に所定の信号を伝送する制御信号
線をそれぞれ示している。53は台車計測装置で,この
台車計測装置53は搬送台車を検知して,リニアモ−タ
の1次側巻線18に電力を供給するタイミング等を出力
制御回路50に与える。
【0012】上述の構成において,軌道10にはロ−ラ
11によって搬送台車全体の重量が加えられる。搬送台
車を含む軌道10の重量Wによって軌道10に結合する
第1のア−ム1は回転自在に軸支された円形部材3を中
心にして下向きのモ−メントを受ける。従って,第1の
ア−ム1に接合する第2のア−ム2は回転自在に軸支さ
れた円形部材3を中心にして回転力を受ける。よって,
第2のア−ム2の下側先端部2aはロ−ドセル6の計測
端部5を横方向から押し付ける。そのために,ロ−ドセ
ル6を構成するストレ−ンゲ−ジ(図示せず)は曲げ力
をうけて抵抗値が変換され,計測回路6Aによって第2
のア−ム2の下側先端部2aによる計測端部5の押し付
け力に比例する電気信号に変換される。この出力される
電気信号値をM,ロ−ドセル6の計測端部5で受ける力
を電気信号に変換する変換係数をaとすると,電気信号
値Mは(1)式で表わされる。 M=a(L1/L2)W・・・・・(1) 即ち,搬送台車を含む軌道10の重量が計測される。搬
送台車自体の重量と軌道の重量が予め明確に判明してい
るので,出力制御装置50に予め設定された,(1)式
および減算式を含む所定の演算機能によって正しい搬送
品のみの重量が算出される。この演算機能は例えば
(2)式によって構成される。 w=M/a(L1/L2)−WK・・・・・(2) 上記(2)式において,wは求める搬送品の重量,WK
は搬送台車自体の重量と軌道の重量との総和値を示して
いる。上述した第2のア−ムの長さ,即ち,L2の長さ
を変換して同時に(1)式に含まれるL2に対応する定
数値を変更することによって算出する電気信号値Mは変
換される。従って,この搬送システムの条件に対応して
2の長さを適切に設定することによって,常にロ−ド
セル6の最適条件,例えば,最適感度条件や,リニアリ
ティ(直線性)の良好な計測条件で計測することができ
る。また,搬送システムの条件によって第1のア−ムの
長さを変更する必要のある場合にも,変更した第1のア
−ムの長さに対応して第2のア−ムの長さを変換するこ
とによって,正しい計測が容易に実行できる。また,条
件によっては第1のア−ムのみの長さを変更しても良
い。
【0013】上述の計測条件において,ロ−ドセル6に
よる計測値に基づいて出力制御装置50は上述した演算
を実行して表示機能6Bに演算結果を表示する。出力制
御装置50は,また,予め設定された制限値と比較し,
上述した演算結果が制限値よりも大であると,表示機能
6Bから警報を出力し,現在計測した搬送台車に対する
リニアモ−タの1次側巻線18への出力を停止する。
【0014】図5は本発明の第2の実施例を示すもので
ある。これは第1の実施例の軌道10とは異なる形状の
軌道100に対して本発明を適用した例を示すもので,
同図中,第1の実施例と同等の構成については,図1と
同一の符号を付して示した。図5において,100は軌
道で,第1のロ−ラ114U1を接触させ転動させる上
部垂直面100U1と,第2のロ−ラ114U2を接触さ
せ転動させる上部傾斜面100U2及び第3のロ−ラ1
14D1を接触させ転動させる下部垂直面100D1と,
第4のロ−ラ114D2を接触させ転動させる下部傾斜
面100D2を備えている。軌道100は第1のア−ム
1の先端部1aと連結体90を介してねじ95,96に
よって固定されている。110はフレ−ム,111は回
転機構,112はLIMの2次側を構成する導体,11
2aはLIMの2次側を構成する磁性プレ−ト,113
は1対の上部軸受構造体で,これら1対の上部軸受構造
体113に,第1のロ−ラ114U1,第2のロ−ラ1
14U2が設けられ,これらの1対の上部軸受構造体1
13はそれぞれの垂直軸113Vを中心にしてそれぞれ
首振り自在に設けられている。なお,第1のロ−ラ11
4U1及び第2のロ−ラ114U2はそれぞれ回転軸11
5U1及び115U2によって上部構造体113に対し
て,所定の角度(図5に示すものでは,たとえば第1の
ロ−ラ115U1は0°,第2のロ−ラ115U2は45
°)で回転自在に軸支されている。フレ−ム110の下
方には第3のロ−ラ114D1,第4のロ−ラ114D2
が回転軸115D1及び115D2によってそれぞれ回転
自在に軸支されている。116はフレ−ム110の下方
に設けられた下部軸受構造体で,その一方端には第4の
ロ−ラ114D2が軸支され,支点117を中心に揺動
可能に構成され,下方軸受構造体116の他方端部に装
着したスプリング等の弾性体118によって第4のロ−
ラ114D2を軌道100の下部傾斜面100D2に対し
て直向方向から押圧するようにしている。なお,フレ−
ム110と下部軸受構造体116の間に設けられた間隙
dは第4のロ−ラ114D2が支点117を中心に大き
く動いても軌道面との間で干渉しない寸法に設定されて
いる。なお,L1'は円形部材3の中心部と軌道100の
作用中心部との間の距離,L2'は円形部材3の中心部と
ロ−ドセル6の計測端部5との間の距離を示している。
以上で第2の実施例は構成される。
【0015】上記の構成において,軌道100には各ロ
−ラ114U1,114U2,114D1,114D2によ
って搬送台車全体の重量が加えられる。搬送台車を含む
軌道100の重量Wによって軌道100に結合する第1
のア−ム1は回転自在に軸支された円形部材3を中心に
して下向きのモ−メントを受ける。従って,第1のア−
ム1に接合する第2のア−ム2は回転自在に軸支された
円形部材3を中心にして回転力を受ける。よって,第2
のア−ム2の下側先端部2aはロ−ドセル6の計測端部
5を横方向から押し付ける。そのために,ロ−ドセル6
を構成するストレ−ンゲ−ジ(図示せず)は曲げ力をう
けて抵抗値が変換され,計測回路6A(図2)によって
第2のア−ム2の下側先端部2aによる計測端部5の押
し付け力に比例する電気信号に変換される。この出力さ
れる電気信号値をM,ロ−ドセル6の計測端部5で受け
る力を電気信号に変換する変換係数をaとすると,電気
信号値Mは(3)式で表わされる。 M=a(L1'/L2')W・・・・・(3) 即ち,搬送台車を含む軌道100の重量が計測される。
搬送台車自体の重量と軌道の重量が予め明確に判明して
いるので,出力制御装置50に予め設定された,(3)
式および減算式を含む所定の演算機能によって正しい搬
送品のみの重量が算出される。この演算機能は例えば
(4)式によって構成される。 w=M/a(L1'/L2')−WK・・・・・(4) 上記(4)式において,wは求める搬送品の重量,WK
は搬送台車自体の重量と軌道の重量との総和値を示して
いる。上述した第2のア−ムの長さ,即ち,L2'の長さ
を変換して同時に(3)式に含まれるL2'に対応する定
数値を変更することによって算出する電気信号値Mは変
換される。従って,この搬送システムの条件に対応して
2'の長さを適切に設定することによって,常にロ−ド
セル6の最適条件,例えば,最適感度条件や,リニアリ
ティ(直線性)の良好な計測条件で計測することができ
る。また,搬送システムの条件によって第1のア−ムの
長さを変更する必要のある場合にも,変更した第1のア
−ムの長さに対応して第2のア−ムの長さを変換するこ
とによって,正しい計測が容易に実行できる。また,条
件によっては第1のア−ムのみの長さを変更しても良
い。
【0016】上述の説明は本発明の技術思想を実現する
ための基本構成を示したものであって,種々応用改変す
ることができることは当然である。例えば,軌道は上記
の第1,第2の実施例で述べた構造のもののほか,任意
の軌道形態とこの軌道形態に対応する搬送台車の走行機
構に対しても適用できることは当然である。また,上述
した搬送システムの例ではリニアモ−タによって駆動す
るように説明したがその他の駆動方式によっても良い。
重量計測装置は搬送システムの構成に従って,図2に示
した以外の回路構成によっても良いことは当然である。
例えば,出力制御機能50に備えられる上述した機能
は,適当に分割しても,一部を上位の制御装置(図示せ
ず)に含ませるようにしても良い。また,表示機能6B
は,計測結果の表示は除いて警報機能だけにする等搬送
システムの条件に対応して計測結果に基づく処理手段は
適切に設定すれば良い。また,接続する上位の制御装置
(図示せず)に所定の信号を伝送する制御信号線52に
よって計測結果を伝送するようにして上位の制御装置
(図示せず)に適切な機能を設けても良い。また,荷重
計測用センサにかかる軌道等のデッドロ−ドは,計測値
から減算するように説明したが,デッドロ−ドの一部,
または全部を第2のア−ムの端部近傍にカウンタウエイ
トを装着してバランスするようにしても良い。また,荷
重計測用センサを例えば,ストレ−ンゲ−ジを使用した
ロ−ドセルを用いるように説明したが,どのような荷重
計測用センサであっても計測回路6Aおよび出力制御装
置等に備える計測機能をその荷重計測用センサの機能や
性能に対応して構成することによって,同様に使用でき
ることも当然である。また,第1のア−ムと第2のア−
ムとは直角に接合されているように説明したがこの搬送
システムの構造に対応し,第2のア−ムと荷重計測用セ
ンサとの接触部を適切な形状に形成すれば適切な角度に
構成しても良く,例えば90度以下であっても,180
度でも良い。また,第1のア−ムと第2のア−ムとが構
成するレバ−の支点における保持手段は,本目的に対応
するように自由に回転可能に保持できればボ−ルベアリ
ング以外の任意の保持手段を用いても良い。
【0017】
【発明の効果】本発明は上述したように構成したので,
次のような優れた効果を有する。 軌道にかかる重量は,レバ−を構成する2本のア−ム
の交点を支点として適切なモ−メントに変換されるの
で,重量計測装置の計測端部に適切な条件で伝達でき
る。従って,簡単な構造で精度の良い重量計測が実現で
きる。 荷重計測用センサ(ロ−ドセル)は縦向きに配設でき
るので,重量計測装置の設置面積が小さくできる。 第2のア−ムの長さ,又は第1のア−ムの長さを変え
ることによって,レバ−の片方の距離が変換されるの
で,同一特性のロ−ドセルによっても,異なった計測重
量に対応できる。また,ロ−ドセルの計測最適感度状態
で計測できる。 搬送システムの軌道配置条件に対応して,第1のア−
ムまたは第2のア−ム,または,第1のア−ムと第2の
ア−ムの両方の長さを変更することによって容易に対応
できる。 計測機能としての構造が簡単になり,また使用部材に
高度の加工精度が不要となる。 計測機能としての構造が簡単になり,重量計測装置を
装着するためのスペ−スが小さくてすむ。 ロ−ドセルの計測端部と重量を伝達する第2のア−ム
とは,ねじによる結合ではないので微調整が必要なくな
る。 ロ−ドセルはブラケットで保護され,ロ−ドセルの計
測端部と重量を伝達する第2のア−ムとは,ねじによる
強度の高い結合ではないので運搬時に破損する恐れがな
くなる。 上述の理由で生産性が向上され,価格の低減がはかれ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に基づく搬送装置の重量計測装置の第1
の実施例を説明する軌道の断面を含む重力計測装置の側
面図である。
【図2】本発明に基づく搬送装置の重量計測装置の実施
例の計測動作を説明する概略ブロック回路図である。
【図3】本発明を適用する搬送装置の搬送路例を説明す
る搬送システム図である。
【図4】本発明を適用する搬送装置の搬送路例における
搬送路と搬送台車との関係を示す搬送路断面図である。
【図5】本発明に基づく搬送装置の重量計測装置の第2
の実施例を説明する軌道の断面を含む重力計測装置の側
面図である。
【図6】従来の重量計測装置例を説明する軌道の断面を
含む重量計測装置の側面図である。
【図7】図6に示す重量計測装置のガイド部を上部から
見た上面図である。
【符号の説明】
1:第1のア−ム 2:第2のア−ム 3:円形部材 3a:ボ−ルベアリング 4:ブラケット 6:ロ−ドセル(荷重計測用センサ) 10,100:軌道

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 搬送経路に架設した軌道上を走行する搬
    送台車の搬送重量を計測する搬送装置の重量計測装置に
    おいて,所定長の第1のア−ムと所定角度で接合する所
    定長の第2のア−ムとの交点を回転自在に所定の固定部
    に保持して,上記第1のア−ムと第2のア−ムとによっ
    てレバ−を構成し,上記第1のア−ムの上記接合側と反
    対側の反対側先端部を所定軌道の側部に結合し,第2の
    ア−ムの上記接合側と反対側の反対側先端部を重量計測
    装置の計測端部に接触させ,第1のア−ムの所定軌道の
    重量による該軌道との結合部の上下変位に対応する第2
    のア−ムの先端部位置の変化を上記重量計測装置の計測
    端部に伝達するようにしたことを特徴とする搬送装置の
    重量計測装置。
JP21209593A 1993-07-30 1993-08-05 搬送装置の重量計測装置 Pending JPH0749258A (ja)

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EP94401756A EP0636561B1 (en) 1993-07-30 1994-07-29 Transport system
US08/555,850 US5582107A (en) 1993-07-30 1995-11-13 Weighing device for linear motor driven transport system
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2007108068A (ja) * 2005-10-14 2007-04-26 Yamato Scale Co Ltd 計量搬送装置

Cited By (2)

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JP4707528B2 (ja) * 2005-10-14 2011-06-22 大和製衡株式会社 計量搬送装置

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