JPH074906A - 海底布設物探査装置 - Google Patents

海底布設物探査装置

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JPH074906A
JPH074906A JP17121393A JP17121393A JPH074906A JP H074906 A JPH074906 A JP H074906A JP 17121393 A JP17121393 A JP 17121393A JP 17121393 A JP17121393 A JP 17121393A JP H074906 A JPH074906 A JP H074906A
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JP
Japan
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search
submarine
coil
search coil
coils
Prior art date
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Pending
Application number
JP17121393A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshihisa Asao
芳久 浅尾
Toshihiro Nakae
俊博 中江
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Electric Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Electric Industries Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Electric Industries Ltd filed Critical Sumitomo Electric Industries Ltd
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Publication of JPH074906A publication Critical patent/JPH074906A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 海底布設物と装置との位置関係を厳密に調整
する必要がなく、さらに海底布設物に流す交流電流が既
知でなくても測定可能な海底布設物探査装置を提供す
る。 【構成】 潜水機本体に少なくとも3個のサーチコイル
が同一鉛直軸上に設置されており、第1のサーチコイル
はコイル軸方向を鉛直方向に、第2と第3のサーチコイ
ルはコイル軸方向を水平方向にして平行に配置されてお
り、かつ、第2と第3のサーチコイルは平行を保持した
状態で水平方向に回転可能に設けられた海底布設物探査
装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、海底ケーブルや海底パ
イプライン等の海底布設物の位置及び埋設深度の探査装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】海底布設物の位置及び埋設深度を探査す
る技術としては、例えば、平成5年実用新案登録願第 1
7528号により提案されている。これは図7(イ)に示す
ように、サーチコイル3個を用い、第1のサーチコイル
11を潜水機本体6の軸方向前方に、第2のサーチコイル
12を潜水機本体6の軸方向後方に、第3のサーチコイル
13を第1のサーチコイルの横方向にそれぞれ設置し、第
3のサーチコイル13を第1と第3のサーチコイルでつく
られる垂直平面で回転可能に設けた海底布設物の探査装
置である。
【0003】そして、上記潜水機本体6を海底布設物5
の海底近くに誘導し、まず、垂直に設置されている第1
のサーチコイル11と第2のサーチコイル12の誘導起電力
がともに零になる位置に潜水機本体6を導く。この時、
潜水機の進行方向が海底布設物5の布設方向に一致して
おり、これより海底布設物5の布設方向を知ることがで
きる。
【0004】次に、図7(ロ)に示すように、上記の状
態で第3のサーチコイル13を回転させ、誘導起電力が零
となる角度θ' を計測する。ここで、第1のサーチコイ
ル11と第3のサーチコイル13の距離L'は既知であること
から、海底布設物5の深度D'はD'=L'/tan θ' より求
めることができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述の深度測
定技術では、上記角度θ′を計測するため厳密にサーチ
コイルを調整する必要がある。
【0006】又海底布設物の深度は、あらかじめ布設物
に流す交流電流がわかっている場合には、それによって
サーチコイルに生じる誘導起電力と深度の関係を解析し
ておくことによって求められる。しかし、この方法で
は、海底布設物に流す交流電流がわかっている必要があ
り、又この電流が変動した場合には測定できなくなると
いう問題があった。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は上述の問題点を
解消し、海底布設物と装置との位置関係を厳密に調整す
る必要がなく、さらに海底布設物に流す交流電流が既知
でなくても測定可能な海底布設物探査装置を提供するも
ので、その特徴は、潜水機本体に3個のサーチコイルが
同一鉛直軸上に設置されており、第1のサーチコイルは
コイル軸方向を鉛直方向に、第2と第3のサーチコイル
はコイル軸方向を水平方向にして平行に配置されてお
り、かつ、第2と第3のサーチコイルは平行を保持した
状態で水平方向に回転可能に設けられていることにあ
る。
【0008】図1は本発明の海底布設物探査装置におけ
るサーチコイルの配置説明図である。図面に示すよう
に、第1のサーチコイル1、第2のサーチコイル2及び
第3のサーチコイル3の3個のサーチコイルが同一鉛直
軸上に設置されている。そして、第1のサーチコイル1
はコイル軸方向を鉛直方向にして配置されており、第2
のサーチコイル2と第3のサーチコイル3はコイル軸方
向を水平方向にして平行に配置されており、しかも、第
2と第3のサーチコイルは上記の平行を保持した状態で
水平方向に回転可能に設けられている。なお、図面にお
いて、Aは海底布設物を示す。
【0009】
【作用】海底布設物Aの位置は第1のサーチコイル1に
よって探査する。つまり、海底布設物Aに流された交流
電流によって、第1のサーチコイル1に発生する誘導起
電力は海底布設物A直上で零となるので、それによって
海底布設物Aの位置を探査する。
【0010】海底布設物Aの深度は第2のサーチコイル
2と第3のサーチコイル3によって探査する。その方法
を以下に示す。図2は深度計測方法の原理図で、図2
(イ)は側面図、図2(ロ)は上面図である。図面に示
す通り、海底布設物A直上で、海底布設物Aとサーチコ
イル10の距離L、海底布設物Aとサーチコイル10軸との
なす角がθの場合、サーチコイル10に発生する誘導起電
力eはe=(C×I/L) sinθで与えられる。ここ
に、Cは定数、Iは海底布設物に流す交流電流である。
【0011】従って、図1に示す通り、海底布設物Aと
第2のサーチコイル2の距離がL、第2のサーチコイル
2と第3のサーチコイル3の距離がL23で、図2同様に
海底布設物Aの直上で、海底布設物Aとサーチコイル軸
とのなす角がθの場合、サーチコイル2、3に発生する
誘導起電力e2 、e3 は下式で与えられる。 e2 =(C×I/L) sinθ、e3 ={C×I/(L+
23)} sinθ ここで、L23は既知であるので、e2 、e3 を計測する
ことによってLは下式で求められる。 L={e3 /(e2 −e3 )}L23 埋設深度Dを求める場合には、第2のサーチコイル2の
高度Hを高度計によって計測することによって、D=L
−Hより求めることができる。
【0012】海底布設物Aとサーチコイル軸とのなす角
θが90度の時、サーチコイル2、3に発生する誘導起電
力は最大となるので、サーチコイル2、3を水平面内で
回転させることによってθを90度に近づけ計測すると、
計測精度は向上する。この場合、90度に厳密に調整する
必要がないので、従来の技術のように海底布設物とサー
チコイルの位置関係は重要ではなく、容易に精度の高い
計測が可能となる。又海底布設物に流す交流電流は既知
である必要がなく、さらにこの電流が変動してもかまわ
ない。
【0013】
【実施例】図3は本発明の海底布設物探査装置を無人潜
水機に適用した実施例の説明図で、図3(イ)は前面
図、図3(ロ)は側面図である。第1のサーチコイル1
は潜水機本体6の下部前方にコイル軸方向を鉛直方向に
して突出して固着し、第2のサーチコイル2及び第3の
サーチコイル3は、潜水機本体6の前面の略中央部に突
出して設けた回転装置5に回転可能に取付けた連接軸4
の両端に、コイル軸方向を水平方向として平行に取付け
てある。そして、上記第1のサーチコイル1、第2のサ
ーチコイル2及び第3のサーチコイル3は同一鉛直軸上
に設置されている。
【0014】まず、第1のサーチコイル1の誘導起電力
が零となる位置、即ち海底布設物直上に潜水機本体6を
誘導する。その位置における潜水機本体と海底布設物と
の位置関係は、図4(イ)〜(ハ)の三通りが考えられ
る。即ち、図4(イ)は潜水機本体6と海底布設物Aが
平行の場合、図4(ロ)は潜水機本体6と海底布設物A
が斜交する場合、図4(ハ)は潜水機本体6と海底布設
物Aが直交する場合である。いずれの位置関係において
も、回転装置5によってサーチコイル2、3の軸が海底
布設物5と直交する方向に回転させることによって、前
述の作用で説明した方法によって海底布設物Aの深度測
定が可能である。この場合、サーチコイル2、3と海底
布設物Aの直交性は厳密に調整する必要がない。これに
より、潜水機は海底布設物を追跡しながら、深度測定を
実施することができる。
【0015】さらに、第2のサーチコイル2と第3のサ
ーチコイル3の誘導起電力を、潜水機の制御に利用する
ことも可能である。即ち、第1のサーチコイル1の誘導
起電力が零の情報だけでは潜水機と海底布設物の位置関
係は、前述の図4(イ)〜(ハ)のように三通り考えら
れ、潜水機6が海底布設物を追跡するために進むべき方
向がA1,A2,A3 のどの方向か定まらず、制御は試行錯
誤となる(図5参照)。そこで、深度測定に用いる第2
と第3のサーチコイル2、3と潜水機本体6との角度を
計測することによって、潜水機6と海底布設物Aとの位
置関係を推定することができ、それによって、潜水機6
の進行方向を制御できる。
【0016】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の海底布設
物探査装置によれば、海底布設物と本発明装置との位置
関係を厳密に調整する必要がなく、さらに海底布設物に
流す交流電流が既知でなくても深度測定が可能であるの
で、海底ケーブルや海底パイプライン等の海底布設物の
布設位置を追跡しながら埋設深度を測定する場合に効果
的である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の海底布設物探査装置におけるサーチコ
イルの配置説明図である。
【図2】深度計測方法の原理図で、図2(イ)は側面
図、図2(ロ)は上面図である。
【図3】本発明の装置を無人潜水機に適用した実施例の
説明図で、図3(イ)は前面図、図3(ロ)は側面図で
ある。
【図4】図4(イ)〜(ハ)は潜水機と海底布設物との
位置関係をあらわした図である。
【図5】サーチコイル1個による海底布設物追跡時の説
明図である。
【図6】本発明の装置による海底布設物追跡時の説明図
である。
【図7】図7(イ)は、従来の海底布設物探査装置の説
明図、図7(ロ)はこの装置を用いた深度測定方法の説
明図である。
【符号の説明】
A 海底布設物 1 第1のサーチコイル 2 第2のサーチコイル 3 第3のサーチコイル

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 潜水機本体に少なくとも3個のサーチコ
    イルが同一鉛直軸上に設置されており、第1のサーチコ
    イルはコイル軸方向を鉛直方向に、第2と第3のサーチ
    コイルはコイル軸方向を水平方向にして平行に配置され
    ており、かつ、第2と第3のサーチコイルは平行を保持
    した状態で水平方向に回転可能に設けられていることを
    特徴とする海底布設物探査装置。
JP17121393A 1993-06-16 1993-06-16 海底布設物探査装置 Pending JPH074906A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17121393A JPH074906A (ja) 1993-06-16 1993-06-16 海底布設物探査装置

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JP17121393A JPH074906A (ja) 1993-06-16 1993-06-16 海底布設物探査装置

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5879853A (ja) * 1981-09-14 1983-05-13 日曹マスタ−ビルダ−ズ株式会社 セメント組成物
JP2010281706A (ja) * 2009-06-05 2010-12-16 Chugoku Electric Power Co Inc:The 海底ケーブル探査方法
JP2012184319A (ja) * 2011-03-04 2012-09-27 Kao Corp 石鹸の製造装置

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