JPH0748940B2 - スラスト無し保持型磁気式トルクリミッタ - Google Patents

スラスト無し保持型磁気式トルクリミッタ

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JPH0748940B2
JPH0748940B2 JP1228714A JP22871489A JPH0748940B2 JP H0748940 B2 JPH0748940 B2 JP H0748940B2 JP 1228714 A JP1228714 A JP 1228714A JP 22871489 A JP22871489 A JP 22871489A JP H0748940 B2 JPH0748940 B2 JP H0748940B2
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JP
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radial bearing
main shaft
nut
retaining ring
screwed
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JP1228714A
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Inventor
清一 岩瀬
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渡辺 宣彦
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、各種の産業機械に応用出来るのみならずトル
クの基準器としても使用可能なスラストベアリングのい
らないトルクリミッタに関する。
(従来の技術) 従来、この種のトルクリミッタとして、マグネット式、
電気式等があった(たとえば実開昭63-77475号公報や特
開昭63-157663号公報、特公昭42-5121号公報、特開昭58
-130768号公報等に開示されたものがあった。)が、マ
グネット式においてもマグネットと磁気ディスクによる
型は軸にスラストのある保持方法に問題があって同一ロ
ットの製品間の一定位置においても同一の等しいトルク
が得られないことがあるのみならずトルクの精度も±数
%が限界であり、また電気式は銅線・磁気の抵抗により
使用中に温度が上昇して電流値が下がりトルクが変動す
る等の弊害が伴う宿命があった。
すなわち、前記した従来のトルクリミッタは、マグネッ
トと磁性体ディスク式による保持方法、電気式における
銅損・鉄損によるトルクの精度・変動がある等の欠点が
あった。
(発明が解決しようとする課題) 本発明は、精密で、ライフが半永久的で、ロストルクが
無い新規のスラスト無し保持型磁気式トルクリミッタを
提供することを目的とする。
(課題を解決するための手段) 前記目的を達成するために本発明スラスト無し保持型磁
気式トルクリミッタは、上半分が細径で下半分が太径の
中空本体9と、本体9における太径部17の下端個所の内
周に設けた第1雌ネジ18と、第1雌ネジ18に螺入・螺出
可能に螺合した底蓋状のアジャスタ10と、本体9におけ
る細径部19の外周に設けた第1雄ネジ20と、第1雄ネジ
20の基端に螺合した取付台14への取付ナット15と、第1
雄ネジ20の上端に螺着したユニオンナット型ベアリング
押え12と、上記アジャスタ10の中心に穿設した軸孔21
と、軸孔21にベアリング止鍔13により下方へ脱出を不能
として嵌着した下方用ラジアルベアリング7と、細径部
19の上端内にベアリング押え12により上方への脱出を不
能として嵌着した上方用ラジアルベアリング11と、これ
等下方・上方用ラジアルベアリング7、11の内輪22、23
に上下両端部を挿通した縦向きの主軸4と、主軸4に上
方用ラジアルベアリング11の内輪23の下面に係合する状
態で設けた上方止め輪6′と、主軸4において下方用ラ
ジアルベアリング7の下方に突出した下端部に設けた第
2雄ネジ24と、第2雄ネジ24に螺着した調整用ナット8
と、主軸4において上方止め輪6′より下の個所に設け
た下方止め輪6と、主軸4において下方止め輪6と下方
用ラジアルベアリング7との間の個所に上下1対のホル
ダ・ナット板2、3で挟止して上下動可能に支承したロ
ータディスクマグネット1と、本体9における細径部19
と太径部17との間の段部25の下面にロータディスクマグ
ネット1の周辺部の上面と対向する状態として設けた磁
性体製の上側ステータディスク9′と、アジャスタ10の
上面にロータディスクマグネット1の周辺部の下面に対
向する状態として設けた磁性体製の下側ステータディス
ク10′と、主軸4において下方止め輪6とホルダ・ナッ
ト板の間の個所に交互に反対向きとして重ねた状態で複
数組まで挿入された上側皿バネ群5と、主軸4において
ホルダ・ナット板と下方用ラジアルベアリング7の内輪
26の間の個所に交互に反対向きとして重ねた状態で上側
皿バネ群5と同数組の下側皿バネ群5′と、主軸4にお
いて下方用ラジアルベアリング7の内輪22と調整用ナッ
ト8の間の個所に反対向きとして重ねた状態で挿入され
た補助皿バネ群5″と、を備えたものである。
(実施例)および(作用) 本発明の一実施例を図面に依拠して作用と共に詳述す
る。
図中、符号1はロータディスクマグネット、2、3は同
ディスクマグネット1を主軸4に嵌合し同軸度を保持さ
せるホルダ・ナット板であって、これ等の組立ての上下
には同数量の皿バネ群5、5′が主軸4に交互に反対向
きとして重ねて挿入された状態で設けられ、上側は主軸
4に装着された下方のE型止め輪6に接し、下側は下方
のラジアルベアリング7の内輪に接し更に最下端の皿バ
ネ群5″によって主軸4の下端に螺着したナット8に接
続されている。従って、ナット8を回転螺入することに
よりE型止め輪6とナット8間で皿バネ群5、5′、
5″は同等に圧縮される。ロータディスクマグネット部
の組立は本体9と下部に螺着されたアジャスタ10とに設
けられた磁性体製ステータディスク9′、10′間に相対
し間隙をおいて中間に位置し、また皿バネの応力によっ
て夫々間に生ずる摩擦力は摩擦係数と皿バネ応力の積で
あってこれよりロータディスクマグネット1は主軸4に
トルク的に固定される。ロータディスクマグネット1等
を装着した主軸4の両端に嵌合したラジアルベアリング
11、7は、一方は本体9の上部に嵌入されて主軸4の上
方に装着されたE型止め輪6′とラジアルベアリング11
の内輪23の下端に接し、同ラジアルベアリング11の外輪
25は本体9の上部ねじ部に螺着されたベアリング押え12
により主軸4の上方への脱出を止められ、他方はアジャ
スタ10の中央下部に嵌入され、ラジアルベアリング7の
外輪26の下部はベアリング止鍔13に接して下方への脱出
を防止される。
叙上において、今若しトルクの増減を計る操作におい
て、アジャスタ10を螺入してステータディスク9′、1
0′とロータディスクマグネット1との間隙を減少すれ
ば主軸4に誘発されるトルクは増加し、逆にアジャスタ
10を螺出すれば間隙は増加してトルクは減少する。即ち
トルクは間隙の距離に反比例する。
この時、ナット8はアジャスタ10と同様に螺入螺出を行
なってアジャスタ10と本体9間に主軸4と共にトルク的
に固定した回転部品等の遊隙や圧縮がないように微調整
して夫々固定する。若しロータディスクマグネット1の
両面間に磁力差または上下のバネ群に圧力に対して撓み
に差位が生じた場合はベアリング押え12を回転させてロ
ータディスクマグネット1の吸引磁力をバランスさせて
ラジアルベアリング11、7スラスト力を無負荷の状態に
調整する。
これによってラジアルベアリング11、7は無負荷の状態
となって、ライフが半永久的な使用に耐えロストルクが
無い利点をもつ理想的精密の種々所望のトルクリミッタ
が得られる。
(発明の効果) 本発明に係わるスラスト無し保持型磁気式トルクリミッ
タは、上記のように上半分が細径で下半分が太径の中空
本体9と、本体9における太径部17の下端個所の内周に
設けた第1雌ネジ18と、第1雌ネジ18に螺入・螺出可能
に螺合した底蓋状のアジャスタ10と、本体9における細
径部19の外周に設けた第1雄ネジ20と、第1雄ネジ20の
基端に螺合した取付台14への取付ナット15と、第1雄ネ
ジ20の上端に螺着したユニオンナット型ベアリング押え
12と、上記アジャスタ10の中心に穿設した軸孔21と、軸
孔21にベアリング止鍔13により下方への脱出を不能とし
て嵌着した下方用ラジアルベアリング7と、細径部19の
上端内にベアリング押え12により上方への脱出を不能と
して嵌着した上方用ラジアルベアリング11と、これ等下
方・上方用ラジアルベアリング7、11の内輪22、23に上
下両端部を挿通した縦向きの主軸4と、主軸4に上方用
ラジアルベアリング11の内輪23の下面に係合する状態で
設けた上方止め輪6と、主軸4において下方用ラジアル
ベアリング7の下方に突出した下端部に設けた第2雄ネ
ジ24と、第2雄ネジ24に螺着した調整用ナット8と、主
軸4において上方止め輪6′より下の個所に設けた下方
止め輪6と、主軸4において下方止め輪6と下方用ラジ
アルベアリング7との間の個所に上下1対のホルダ・ナ
ット板2、3で挟止して上下動可能に支承したロータデ
ィスクマグネット1と、本体9における細径部19と太径
部17との間の段部25の下面にロータディスクマグネット
1の周辺部の上面と対向する状態として設けた磁性体製
の上側ステータディスク9′と、アジャスタ10の上面の
ロータディスクマグネット1の周辺部の下面に対向する
状態として設けた磁性体製の下側ステータディスク10′
と、主軸4において下方止め輪6とホルダ・ナット板の
間の個所に交互に反対向きとして重ねた状態で複数組ま
で挿入された上側皿バネ群5と、主軸4においてホルダ
・ナット板と下方用ラジアルベアリング7の内輪26の間
の個所に交互に反対向きとして重ねた状態で上側皿バネ
群5と同数組の下側皿バネ群5′と、主軸4において下
方用ラジアルベアリング7の内輪22と調整用ナット8の
間の個所に反対向きとして重ねた状態で挿入された補助
皿バネ群5″と、を備えたことを特徴とするので、スラ
ストベアリングを不要とすることができ、ロストルクを
皆無とすることができ、トルク精密度を向上させること
ができるのみならず構造を簡易化でき、半永久的な耐用
性をもたせることができるものであり、所期の目的を完
全に達成する優れた効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示す全体縦断面図である。 1……ロータディスクマグネット、2……ホルダ、3…
…ナット板、4……主軸、5、5′、5″……皿バネ
群、6、6′……E型止め輪、7……ラジアルベアリン
グ、8……ナット、9……本体、9……ステータディス
ク、10……アジャスタ、10′……ステータディスク、11
……ラジアルベアリング、12……ベアリング押え、13…
…ベアリング止め鍔、14……取付台、15……取付ナッ
ト、16……巻止めネジ。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】上半分が細径で下半分が太径の中空本体9
    と、本体9における太径部17の下端個所の内周に設けた
    第1雌ネジ18と、第1雌ネジ18に螺入・螺出可能に螺合
    した底蓋状のアジャスタ10と、本体9における細径部19
    の外周に設けた第1雄ネジ20と、第1雄ネジ20の基端に
    螺合した取付台14への取付ナット15と、第1雄ネジ20の
    上端に螺着したユニオンナット型ベアリング押え12と、
    上記アジャスタ10の中心に穿設した軸孔21と、軸孔21に
    ベアリング止鍔13により下方への脱出を不能として嵌着
    した下方用ラジアルベアリング7と、細径部19の上端内
    にベアリング押え12により上方への脱出を不能として嵌
    着した上方用ラジアルベアリング11と、これ等下方・上
    方用ラジアルベアリング7、11の内輪22、23に上下両端
    部を挿通した縦向きの主軸4と、主軸4に上方用ラジア
    ルベアリング11の内輪23の下面に係合する状態で設けた
    上方止め輪6′と、主軸4において下方用ラジアルベア
    リング7の下方に突出した下端部に設けた第2雄ネジ24
    と、第2雄ネジ24に螺着した調整用ナット8と、主軸4
    において上方止め輪6′より下の個所に設けた下方止め
    輪6と、主軸4において下方止め輪6と下方用ラジアル
    ベアリング7との間の個所に上下1対のホルダ・ナット
    板2、3で挟止して上下動可能に支承したロータディス
    クマグネット1と、本体9における細径部19と太径部17
    との間の段部25の下面にロータディスクマグネット1の
    周辺部の上面と対向する状態として設けた磁性体製の上
    側ステータディスク9′と、アジャスタ10の上面にロー
    タディスクマグネット1の周辺部の下面に対向する状態
    として設けた磁性体製の下側ステータディスク10′と、
    主軸4において下方止め輪6とホルダ・ナット板の間の
    個所に交互に反対向きとして重ねた状態で複数組まで挿
    入された上側皿バネ群5と、主軸4においてホルダ・ナ
    ット板と下方用ラジアルベアリング7の内輪26の間の個
    所に交互に反対向きとして重ねた状態で上側皿バネ群5
    と同数組の下側皿バネ群5′と、主軸4において下方用
    ラジアルベアリング7の内輪22と調整用ナット8の間の
    個所に反対向きとして重ねた状態で挿入された補助皿バ
    ネ群5″と、を備えたことを特徴とするスラスト無し保
    持型磁気式トルクリミッタ。
JP1228714A 1989-09-04 1989-09-04 スラスト無し保持型磁気式トルクリミッタ Expired - Lifetime JPH0748940B2 (ja)

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