JPH074861A - 不定形耐火物の流し込み施工装置 - Google Patents
不定形耐火物の流し込み施工装置Info
- Publication number
- JPH074861A JPH074861A JP17240593A JP17240593A JPH074861A JP H074861 A JPH074861 A JP H074861A JP 17240593 A JP17240593 A JP 17240593A JP 17240593 A JP17240593 A JP 17240593A JP H074861 A JPH074861 A JP H074861A
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- kneading
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Abstract
(57)【要約】 （修正有）
【目的】 取鍋、タンディッシュ等の溶融金属容器のラ
イニングの補修において、流し込み施工体の長寿命を確
保した上での原料から流し込み工程までのト−タルシス
テムとしての完全自動化を図る。 【構成】 溶融金属容器の不定形耐火物の流し込み施工
装置において、コンテナ方式をとり不定形耐火物用材料
の貯蔵、コンテナの移載装置、コンテナからの材料の切
り出し装置、切り出し秤量された材料の水分を混ぜての
混練装置、この水分を含む混練材料の粘性測定装置、水
分を含む混練材料の混練装置から施工予定容器までの輸
送および供給装置および前記各装置の制御作動を行う制
御装置を有する不定形耐火物の流し込み施工装置であ
る。
イニングの補修において、流し込み施工体の長寿命を確
保した上での原料から流し込み工程までのト−タルシス
テムとしての完全自動化を図る。 【構成】 溶融金属容器の不定形耐火物の流し込み施工
装置において、コンテナ方式をとり不定形耐火物用材料
の貯蔵、コンテナの移載装置、コンテナからの材料の切
り出し装置、切り出し秤量された材料の水分を混ぜての
混練装置、この水分を含む混練材料の粘性測定装置、水
分を含む混練材料の混練装置から施工予定容器までの輸
送および供給装置および前記各装置の制御作動を行う制
御装置を有する不定形耐火物の流し込み施工装置であ
る。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、不定形耐火物の流し込
み施工装置に係わり、特に溶融金属容器の不定形耐火物
の作業能率の優れた流し込み施工装置に関し、製鉄にお
いて用いられるトピ−ドカ−、取鍋、真空脱ガス炉、タ
ンディッシュ等の溶銑もしくは溶鋼を収容する容器に広
く利用することができる。
み施工装置に係わり、特に溶融金属容器の不定形耐火物
の作業能率の優れた流し込み施工装置に関し、製鉄にお
いて用いられるトピ−ドカ−、取鍋、真空脱ガス炉、タ
ンディッシュ等の溶銑もしくは溶鋼を収容する容器に広
く利用することができる。
【０００２】
【従来の技術】上記の容器に不定形耐火物を流し込み施
工するに際して、容器の所定位置に型枠（中子ともい
う）を配置し、該型枠と永久張り耐火物との間に不定形
耐火物を流し込んで施工体を形成するいわゆる流し込み
施工が最近多用されている。不定形耐火物の流し込み施
工に関しては、例えば特公昭５１−２１３６３または特
公昭６１−２８７０などでその技術が開示されている。
しかし、これらの技術は大型の装置を必要とするにもか
かわらず、それに見合った作業工数の削減や作業環境の
改善が図られているとは言い難く、未だ満足すべき技術
水準には達していない。すなわち、流し込み作業を設備
改善により省人数、省時間、省資源及び作業環境の改善
を図ろうとすれば、単に流し込み作業の改善のみなら
ず、材料の受け入れから最終の流し込み材への振動の付
与までのすべての工程にわたって上記の目標を達成する
ことが、ト−タルシステムを考慮した場合絶対必要条件
になる。例えば、実公平３−２２７１８のように流し込
み作業のみが自動化されていても、材料のハンドリング
が従来方式の２５Ｋｇの紙袋や５００Ｋｇのフレキシブ
ルコンテナの場合、これらの紙袋やフレキシブルコンテ
ナの受入、ハンドリング、空袋の処理等が必然的に発生
し省人数、省時間、省資源および作業環境の改善を達成
することがきわめて困難であるのが現状である。
工するに際して、容器の所定位置に型枠（中子ともい
う）を配置し、該型枠と永久張り耐火物との間に不定形
耐火物を流し込んで施工体を形成するいわゆる流し込み
施工が最近多用されている。不定形耐火物の流し込み施
工に関しては、例えば特公昭５１−２１３６３または特
公昭６１−２８７０などでその技術が開示されている。
しかし、これらの技術は大型の装置を必要とするにもか
かわらず、それに見合った作業工数の削減や作業環境の
改善が図られているとは言い難く、未だ満足すべき技術
水準には達していない。すなわち、流し込み作業を設備
改善により省人数、省時間、省資源及び作業環境の改善
を図ろうとすれば、単に流し込み作業の改善のみなら
ず、材料の受け入れから最終の流し込み材への振動の付
与までのすべての工程にわたって上記の目標を達成する
ことが、ト−タルシステムを考慮した場合絶対必要条件
になる。例えば、実公平３−２２７１８のように流し込
み作業のみが自動化されていても、材料のハンドリング
が従来方式の２５Ｋｇの紙袋や５００Ｋｇのフレキシブ
ルコンテナの場合、これらの紙袋やフレキシブルコンテ
ナの受入、ハンドリング、空袋の処理等が必然的に発生
し省人数、省時間、省資源および作業環境の改善を達成
することがきわめて困難であるのが現状である。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、上記
従来技術の課題を解決し、材料の受入れ以降の材料のハ
ンドリングを連続化、自動化及び密閉化し、人手の介入
をなくし、かつ、粉塵の発生を伴うことなく、オペレ−
タ−１人ですべての流し込み作業を実施できる効果的な
不定形耐火物の流し込み施工装置を提供することにあ
る。
従来技術の課題を解決し、材料の受入れ以降の材料のハ
ンドリングを連続化、自動化及び密閉化し、人手の介入
をなくし、かつ、粉塵の発生を伴うことなく、オペレ−
タ−１人ですべての流し込み作業を実施できる効果的な
不定形耐火物の流し込み施工装置を提供することにあ
る。
【０００４】
【課題を解決するための手段】本発明の要旨とするとこ
ろは次の如くである。すなわち （１） 溶融金属容器の不定形耐火物の流し込み施工装
置において、不定形耐火物用材料の貯蔵コンテナおよび
該コンテナの移載装置と、前記コンテナからの不定形耐
火物用材料の切り出し秤量装置と、前記切り出し秤量さ
れた材料に水分を混ぜて混練する混練装置と、前記水分
を含む混練材料の粘性測定装置と、前記水分を含む混練
材料を前記混練装置から施工予定の溶融金属容器まで輸
送および供給する材料輸送および供給装置と、前記各装
置の制御作動を行う制御装置と、を有して成ることを特
徴とする不定形耐火物の流し込み施工装置。
ろは次の如くである。すなわち （１） 溶融金属容器の不定形耐火物の流し込み施工装
置において、不定形耐火物用材料の貯蔵コンテナおよび
該コンテナの移載装置と、前記コンテナからの不定形耐
火物用材料の切り出し秤量装置と、前記切り出し秤量さ
れた材料に水分を混ぜて混練する混練装置と、前記水分
を含む混練材料の粘性測定装置と、前記水分を含む混練
材料を前記混練装置から施工予定の溶融金属容器まで輸
送および供給する材料輸送および供給装置と、前記各装
置の制御作動を行う制御装置と、を有して成ることを特
徴とする不定形耐火物の流し込み施工装置。
【０００５】本発明の実施例を添付図面を参照して説明
する。図１、図２はそれぞれ本発明の流し込み施工装置
の一工程を構成する混練装置を示す正面図および側面図
である。まず、不定形耐火物用材料を種類別に貯蔵でき
る複数のコンテナ４及びコンテナ倉庫２が併設されてい
る。コンテナ４は移載装置８で外部からの受入れ及び払
い出しができるように構成されている。またコンテナ４
は、コンテナ移載装置８で混練装置架構１２ａの上部に
設けた走行台車式フォ−クリフト３２により架構１２ａ
の前まで移動しロ−ドセル内臓のコンテナ受け台１０に
移動できるようになっている。コンテナ受け台１０ａで
コンテナ４が開封装置６ａ、６ｂ、６ｃで開封され秤量
される。
する。図１、図２はそれぞれ本発明の流し込み施工装置
の一工程を構成する混練装置を示す正面図および側面図
である。まず、不定形耐火物用材料を種類別に貯蔵でき
る複数のコンテナ４及びコンテナ倉庫２が併設されてい
る。コンテナ４は移載装置８で外部からの受入れ及び払
い出しができるように構成されている。またコンテナ４
は、コンテナ移載装置８で混練装置架構１２ａの上部に
設けた走行台車式フォ−クリフト３２により架構１２ａ
の前まで移動しロ−ドセル内臓のコンテナ受け台１０に
移動できるようになっている。コンテナ受け台１０ａで
コンテナ４が開封装置６ａ、６ｂ、６ｃで開封され秤量
される。
【０００６】混練装置１８は、バインダ−（水を含む）
タンク１６およびミキサ−１７から構成されている。バ
インダ−タンク１６からは、ポンプによりミキサ−１７
まで圧送され、圧送途中に秤量計を設けている。ミキサ
−１７で混練された含水材料が最適の粘性であるかを計
る粘性測定装置２０がミキサ−の上部に配置され、さら
に、混練された含水材料を流し込み施工する溶融金属容
器２８まで輸送する混練物搬送コンベア２２、及び中子
２６と容器２８との隙間Ａに材料を装入する混練物供給
装置２４ａ、２４ｂ、２４ｃが設けられている。なお、
中子２６ａには振動を与える加振装置２６ｂが付設され
ている。図３は、制御装置の全体系統図を示す。制御装
置は、流し込み制御装置３０ａとコンテナ倉庫制御装置
より成り、コンテナ倉庫制御装置３０ｂがコンテナ移載
装置８を制御し、流し込み制御装置３０ａが切り出し秤
量装置、混練装置、粘性測定装置、混練物供給装置、及
び中子の加振装置を制御し、双方の制御装置が相互に情
報の受渡しを行う。
タンク１６およびミキサ−１７から構成されている。バ
インダ−タンク１６からは、ポンプによりミキサ−１７
まで圧送され、圧送途中に秤量計を設けている。ミキサ
−１７で混練された含水材料が最適の粘性であるかを計
る粘性測定装置２０がミキサ−の上部に配置され、さら
に、混練された含水材料を流し込み施工する溶融金属容
器２８まで輸送する混練物搬送コンベア２２、及び中子
２６と容器２８との隙間Ａに材料を装入する混練物供給
装置２４ａ、２４ｂ、２４ｃが設けられている。なお、
中子２６ａには振動を与える加振装置２６ｂが付設され
ている。図３は、制御装置の全体系統図を示す。制御装
置は、流し込み制御装置３０ａとコンテナ倉庫制御装置
より成り、コンテナ倉庫制御装置３０ｂがコンテナ移載
装置８を制御し、流し込み制御装置３０ａが切り出し秤
量装置、混練装置、粘性測定装置、混練物供給装置、及
び中子の加振装置を制御し、双方の制御装置が相互に情
報の受渡しを行う。
【０００７】
【作用】次に、上記の如き本発明装置による不定形耐火
物の流し込み施工装置の作用について説明する。不定形
耐火物材料は、コンテナ４に密封された状態でコンテナ
移載装置８で受入れられ、コンテナ倉庫制御装置３０ｂ
からの指示によりコンテナ倉庫２の指定された番地に収
納されるので、人手は全く用しない。コンテナ倉庫制御
装置３０ｂからの指示により切り出し指令が発せられる
と、コンテナ移載装置８が所定のコンテナ４を取り出
し、秤量機能を具備したコンテナ受け台１０ａに置かれ
る。コンテナ受け台１０ａの側面にあるコンテナ４から
の粉塵を防止するシ−ル装置１０ｂ、コンテナ開封装置
６ａ、６ｂ、６ｃが連動で作動し、ミキサ−１７に投入
される。投入された材料は、コンテナ受け台１０ａで内
臓されたロ−ドセルで正確に秤量され、ミキサ−１７内
で適量のバインダ−（水を含む）がバインダ−タンク１
６から添加され、十分な混練が行われる。この混練途中
で、粘性測定装置２０を昇降装置により混練装置１８に
挿入し設定粘性にあるかがチェックされる。粘性が不十
分であれば、バインダ−の追加添加及び再混練が行われ
る。
物の流し込み施工装置の作用について説明する。不定形
耐火物材料は、コンテナ４に密封された状態でコンテナ
移載装置８で受入れられ、コンテナ倉庫制御装置３０ｂ
からの指示によりコンテナ倉庫２の指定された番地に収
納されるので、人手は全く用しない。コンテナ倉庫制御
装置３０ｂからの指示により切り出し指令が発せられる
と、コンテナ移載装置８が所定のコンテナ４を取り出
し、秤量機能を具備したコンテナ受け台１０ａに置かれ
る。コンテナ受け台１０ａの側面にあるコンテナ４から
の粉塵を防止するシ−ル装置１０ｂ、コンテナ開封装置
６ａ、６ｂ、６ｃが連動で作動し、ミキサ−１７に投入
される。投入された材料は、コンテナ受け台１０ａで内
臓されたロ−ドセルで正確に秤量され、ミキサ−１７内
で適量のバインダ−（水を含む）がバインダ−タンク１
６から添加され、十分な混練が行われる。この混練途中
で、粘性測定装置２０を昇降装置により混練装置１８に
挿入し設定粘性にあるかがチェックされる。粘性が不十
分であれば、バインダ−の追加添加及び再混練が行われ
る。
【０００８】設定粘性に適合した混練後の含水材料は、
ミキサ−１７のゲ−ト１７ａを解放し、コンベア２２を
経由して、容器２８と中子２６ａとで構成される空間部
Ａへ混練物供給装置２４ａ、２４ｂ、２４ｃによって均
一に流し込まれる。流し込まれた含水材料は、加振装置
２６ｂで更に均一化されると共に、含水材料中の気泡を
脱気することで、充填密度が向上される。溶融金属容器
２８の不定形耐火物の流し込み施工においては、例えば
溶鋼取鍋の一般溶鋼部の側壁と、スラグとの接触時間の
長いスラグライン部では、耐火物の溶損速度が異なるの
が一般的である。それ故に、側壁とスラグライン部では
異なる耐火物を施工することになる。しかも、この境界
部はその操業条件に合わせて厳格に設定されなければな
らない。これらの流し込み材のレベルは、溶融金属容器
２８及び流し込み材の銘柄が決定されることで予め求め
られるが、最終の混練量を決定する段階で、実測し再調
整される。この最終の混練量に適合した流し込み材の量
は、上記と同じコンテナに調整した量を入れたコンテナ
を同様に切り出して行う。これらのコンテナの管理は、
流し込み制御装置３０ａ、およびコンテナ倉庫制御装置
３０ｂで行う。
ミキサ−１７のゲ−ト１７ａを解放し、コンベア２２を
経由して、容器２８と中子２６ａとで構成される空間部
Ａへ混練物供給装置２４ａ、２４ｂ、２４ｃによって均
一に流し込まれる。流し込まれた含水材料は、加振装置
２６ｂで更に均一化されると共に、含水材料中の気泡を
脱気することで、充填密度が向上される。溶融金属容器
２８の不定形耐火物の流し込み施工においては、例えば
溶鋼取鍋の一般溶鋼部の側壁と、スラグとの接触時間の
長いスラグライン部では、耐火物の溶損速度が異なるの
が一般的である。それ故に、側壁とスラグライン部では
異なる耐火物を施工することになる。しかも、この境界
部はその操業条件に合わせて厳格に設定されなければな
らない。これらの流し込み材のレベルは、溶融金属容器
２８及び流し込み材の銘柄が決定されることで予め求め
られるが、最終の混練量を決定する段階で、実測し再調
整される。この最終の混練量に適合した流し込み材の量
は、上記と同じコンテナに調整した量を入れたコンテナ
を同様に切り出して行う。これらのコンテナの管理は、
流し込み制御装置３０ａ、およびコンテナ倉庫制御装置
３０ｂで行う。
【０００９】また、耐火物の銘柄の変更及び混練量の変
動に追随して、予めバインダ−添加量が設定されてお
り、流し込み制御装置３０ａからの指示で添加すべきバ
インダ−添加量がバインダ−タンク１６から、自動的に
ミキサ−１７に注入される。本発明の装置は、不定形耐
火物の施工の材料の切り出しから流し込みまで、１人の
オペレ−タ−が流し込み制御装置３０ａ、コンテナ倉庫
制御装置３０ｂを操作することで操業可能である。ま
た、耐火物を貯蔵するコンテナ４及びコンテナ切り出し
秤量装置６（６ａ、６ｂ、６ｃ）、１０は密封状態で行
われるため、粉塵による環境汚染は完全に防止できる。
動に追随して、予めバインダ−添加量が設定されてお
り、流し込み制御装置３０ａからの指示で添加すべきバ
インダ−添加量がバインダ−タンク１６から、自動的に
ミキサ−１７に注入される。本発明の装置は、不定形耐
火物の施工の材料の切り出しから流し込みまで、１人の
オペレ−タ−が流し込み制御装置３０ａ、コンテナ倉庫
制御装置３０ｂを操作することで操業可能である。ま
た、耐火物を貯蔵するコンテナ４及びコンテナ切り出し
秤量装置６（６ａ、６ｂ、６ｃ）、１０は密封状態で行
われるため、粉塵による環境汚染は完全に防止できる。
【００１０】
【実施例】表１に示す如く、２０Ｔの不定形耐火物を取
鍋に流し込み施工するに際し、本発明の装置を使用する
方法と従来法とを比較し、その結果を同じく表１に対比
した。
鍋に流し込み施工するに際し、本発明の装置を使用する
方法と従来法とを比較し、その結果を同じく表１に対比
した。
【表１】 表１から明らかな如く、従来例では４人で２時間の作業
量（施工能率＝２．５Ｔ／人×時間）になるのに対し
て、本発明では１人で１．５時間の作業量（施工能率＝
１３．３／人×時間）である。従来例でも流し込み作業
そのものには１人のオペレ−タ−で行うことができる
が、材料の受入、ハンドリングに多くの工数がかかって
いた。これに対して本発明では、材料の受入、ハンドリ
ング及び施工状態の監視が連続化、自動化されたため最
少の人数で、かつ、手作業に伴う作業ロスタイムが大幅
に減少したことによって、施工能率は従来方式の約５倍
に向上できた。ここで施工能率とは施工重量を施工人数
および施工時間で除した値であって、作業能率を示す指
標である。さらに、従来は紙袋、またはフレキシブルコ
ンテナでの材料ハンドリングであったため粉塵発生が回
避できなかったが、本発明においてはコンテナによる操
作のためこのような粉塵が発生せず作業環境が大幅に改
善された。また、当然のことながら本発明と従来方式で
の取鍋の耐用回数の差は全く見られなかった。
量（施工能率＝２．５Ｔ／人×時間）になるのに対し
て、本発明では１人で１．５時間の作業量（施工能率＝
１３．３／人×時間）である。従来例でも流し込み作業
そのものには１人のオペレ−タ−で行うことができる
が、材料の受入、ハンドリングに多くの工数がかかって
いた。これに対して本発明では、材料の受入、ハンドリ
ング及び施工状態の監視が連続化、自動化されたため最
少の人数で、かつ、手作業に伴う作業ロスタイムが大幅
に減少したことによって、施工能率は従来方式の約５倍
に向上できた。ここで施工能率とは施工重量を施工人数
および施工時間で除した値であって、作業能率を示す指
標である。さらに、従来は紙袋、またはフレキシブルコ
ンテナでの材料ハンドリングであったため粉塵発生が回
避できなかったが、本発明においてはコンテナによる操
作のためこのような粉塵が発生せず作業環境が大幅に改
善された。また、当然のことながら本発明と従来方式で
の取鍋の耐用回数の差は全く見られなかった。
【００１１】
【発明の効果】本発明は上記実施例からも明らかな如
く、不定形耐火物の貯蔵コンテナ、コンテナ移載装置、
コンテナ切り出し輸送装置、混練装置、混練材料の粘性
測定装置、混練材料の輸送装置及び供給装置、これらの
装置の制御装置を設け、材料の受入れ以降の材料のハン
ドリングを連続化、自動化および密閉化することによ
り、粉塵発生を伴うことなくオペレ−タ−１人で流し込
み作業を可能とし、少人数かつ、短時間で所定の目的が
達成され、作業能率が従来の５倍になり、更に作業環境
を改善する大なる効果を挙げることができる。
く、不定形耐火物の貯蔵コンテナ、コンテナ移載装置、
コンテナ切り出し輸送装置、混練装置、混練材料の粘性
測定装置、混練材料の輸送装置及び供給装置、これらの
装置の制御装置を設け、材料の受入れ以降の材料のハン
ドリングを連続化、自動化および密閉化することによ
り、粉塵発生を伴うことなくオペレ−タ−１人で流し込
み作業を可能とし、少人数かつ、短時間で所定の目的が
達成され、作業能率が従来の５倍になり、更に作業環境
を改善する大なる効果を挙げることができる。
【図１】本発明による不定形耐火物の流し込み施工装置
中の混練装置を示す正面断面図である。
中の混練装置を示す正面断面図である。
【図２】図１と同様の混練装置を示す側断面図である。
【図３】本発明の不定形耐火物の流し込み装置の制御系
統図を示す。
統図を示す。
２ コンテナ倉庫 ４ コンテナ ６ａ、６ｂ、６ｃ 材料切り出し装置 ８ コンテナ移載装置 １０ａ、１０ｂ コンテナ秤量受け台 １２ａ、１２ｂ 混練装置架構 １６ バインダ−タンク １７ ミキサ− １７ａ ゲ−ト １８ 混練装置 ２０ 混練物粘性測定装置 ２２ 混練物輸送コンベア ２４ａ、２４ｂ、２４ｃ 混練物供給装置 ２６ａ 中子 ２６ｂ 加振装置 ２８ 溶融金属容器 ３０ａ 流し込み制御装置 ３０ｂ コンテナ倉庫制御装置 ３２ 走行台車式フォ−クリフト
Claims (1)
- 【請求項１】 溶融金属容器の不定形耐火物の流し込み
施工装置において、不定形耐火物用材料の貯蔵コンテナ
および該コンテナの移載装置と、前記コンテナからの不
定形耐火物用材料の切り出し秤量装置と、前記切り出し
秤量された材料に水分を混ぜて混練する混練装置と、前
記水分を含む混練材料の粘性測定装置と、前記水分を含
む混練材料を前記混練装置から施工予定の溶融金属容器
まで輸送および供給する材料輸送および供給装置と、前
記各装置の制御作動を行う制御装置と、を有して成るこ
とを特徴とする不定形耐火物の流し込み施工装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17240593A JP3164945B2 (ja) | 1993-06-18 | 1993-06-18 | 不定形耐火物の流し込み施工装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17240593A JP3164945B2 (ja) | 1993-06-18 | 1993-06-18 | 不定形耐火物の流し込み施工装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH074861A true JPH074861A (ja) | 1995-01-10 |
| JP3164945B2 JP3164945B2 (ja) | 2001-05-14 |
Family
ID=15941347
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP17240593A Expired - Fee Related JP3164945B2 (ja) | 1993-06-18 | 1993-06-18 | 不定形耐火物の流し込み施工装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3164945B2 (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP0965540A1 (en) * | 1998-06-18 | 1999-12-22 | Ronflette S.A. | A stocking and feeding plant of granular or powder materials for press-formers |
| CN113305998A (zh) * | 2021-05-21 | 2021-08-27 | 郑州远东耐火材料有限公司 | 氧化铝砖生产用保温箱 |
-
1993
- 1993-06-18 JP JP17240593A patent/JP3164945B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP0965540A1 (en) * | 1998-06-18 | 1999-12-22 | Ronflette S.A. | A stocking and feeding plant of granular or powder materials for press-formers |
| CN113305998A (zh) * | 2021-05-21 | 2021-08-27 | 郑州远东耐火材料有限公司 | 氧化铝砖生产用保温箱 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3164945B2 (ja) | 2001-05-14 |
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