JPH0748222Y2 - センサ付き切断工具 - Google Patents

センサ付き切断工具

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JPH0748222Y2
JPH0748222Y2 JP10153690U JP10153690U JPH0748222Y2 JP H0748222 Y2 JPH0748222 Y2 JP H0748222Y2 JP 10153690 U JP10153690 U JP 10153690U JP 10153690 U JP10153690 U JP 10153690U JP H0748222 Y2 JPH0748222 Y2 JP H0748222Y2
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JP
Japan
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sensor
cut
cutting
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pair
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JP10153690U
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JPH0460173U (ja
Inventor
▲みのる▼ 田中
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花園工具株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、エアニッパ、電動ニッパ等のセンサ付き切断
工具に関する。
(従来の技術) 例えばエアニッパにあっては、工具本体に、開閉自在な
一対の切断刃と、この切断刃を開閉動作させる開閉操作
機構とを備え、手動スイッチを操作した時に開閉操作機
構が圧縮エアにより作動し、切断刃を開閉動作させて被
切断材を切断するようになっている。
しかし、従来のエアニッパは、被切断材を切断する度に
手動スイッチを操作する必要があるので、作業能率が悪
く、或いは作業者の疲労度が大である等の問題がある。
そこで、工具本体の前部に反射光電型等の無接触センサ
を備え、切断刃が被切断材に近接した時に、センサによ
り被切断材を検出して開閉操作機構を作動させるように
することが考えられる。
このようにすれば、切断刃を被切断材に接近させるだけ
で自動的に切断できるので、作業能率が向上し、また作
業者の疲労を軽減できる利点がある。
(考案が解決しようとする課題) このセンサ付きエアニッパは、次のような問題がある。
即ち、この種のエアニッパは、プリント基板に電子部品
をプリント配線した後、プリント基板の裏側に突出する
電子部品のリード線を一定長さに切断する際に専ら用い
られる。リード線の太さは、電子部品の種類に応じて大
小様々であるため、センサは線径の細いリード線でも十
分に検出できるように、その感応度を設定しておき、そ
のリード線が一対の切断刃間に入った時にそれを検出す
るようになっている。
しかし、センサの感応度を線径の細いリード線に合わせ
て設定すれば、線径の太いリード線を切断する場合に
は、その反射光量が大であるため、リード線が切断刃間
に入る前にそれを検出することがある。従って、開閉操
作機構が直ちに作動し、リード線が切断刃間に入る前
に、切断刃が閉動作してしまい切断不能になることがあ
る。
また、線径の太いリード線がセンサの感応範囲内の間隔
で一直線上に連続して複数本ある場合、仮りに最も近い
リード線を切断し、そのリード線の切断片が側方に倒れ
たとしても、センサが次のリード線を検出する。そのた
めセンサの検出信号は立上がったままの状態を維持する
ことになるので、切断刃が閉じたままで開かず、切断不
能になることがある。
本考案は、かかる点に鑑み、被切断材の太さに関係なく
確実に切断できるようにすると共に、センサの感応範囲
内の間隔で複数本の被切断材が連続する場合でも、それ
を1本づつ順次切断できるようにすることを目的とす
る。
(課題を解決するための手段) 本考案は、一対の切断刃8が被切断材21に近接した時
に、無接触式センサ18により被切断材21を検出し、該セ
ンサ18の検出信号aにより開閉操作機構25を介して一対
の切断刃8を開閉動作させるようにしたセンサ付き切断
工具において、センサ18の検出信号aを一定時間T1だけ
遅延させる遅延タイマ28と、遅延タイマ28の遅延信号b
により、開閉操作機構25を間欠的に作動させるための駆
動パルスcを間欠的に発生するパルス発生部30とを備え
たものである。
(作用) 被切断材21を切断する際には、切断刃8を被切断材21に
接近させると、センサ18が被切断材21を検出して検出信
号aを出す。そして、遅延タイマ28が検出信号aを一定
時間T1だけ遅延させた遅延信号bを出すので、パルス発
生部30が遅延信号bのある間中、駆動パルスcを間欠的
に発生し、開閉操作機構25を間欠的に作動させる。
従って、被切断材21の大小に関係なく切断することが可
能であり、またセンサ18の感応範囲内の間隔で複数本の
被切断材21が順次連続する場合にも、それらを順次1本
づつ切断できる。
(実施例) 以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明する。第2
図乃至第4図は切断工具として例示するエアニッパ1を
示しており、2はその工具本体で、前部にカッター取付
部3を備えると共に、内部に後方開放状のシリンダ室4
が形成されている。カッター取付部3は上下一対の支持
壁5を備え、この支持壁5間にカッター6がネジ軸7に
よって取付けられている。このカッター6は、工具本体
2から前方に突出する一対の切断刃8を有すると共に、
シリンダ室4内に突出する操作部9が各切断刃8に一体
形成され、切断刃8と操作部9との間がネジ軸7によっ
て枢支されて、操作部9の開閉によって切断刃8が開閉
するようになっている。なお、操作部9間には切断刃8
を開状態に付勢する復帰バネが設けられている。
シリンダ室4内にはカッター開閉用ピストン10が前後摺
動自在に設けられ、このピストン10の前部には前方に向
けて漸次巾広となるカム面11を備えたカッター操作部12
が設けられている。また、ピストン10とシリンダ室4前
端面との間には戻しバネ13が圧縮状に設けられている。
工具本体2の後部にはシリンダ室4の開口を閉塞する栓
体14が螺合され、この栓体14にはその後部に取付けたニ
ップル15からシリンダ室4に至るエア供給路16が形成さ
れている。エア供給路16は電磁弁23を介してエア供給源
22に接続されており、電磁弁23の切換によりエア供給源
22からの圧縮エアがシリンダ室4に供給された時に、ピ
ストン10が前方に移動してそのカム面11により操作部9
を介して切断刃8を閉動作させ、またその後の電磁弁23
の復帰によって圧縮エアの供給が遮断された時に、ピス
トン10が戻しバネ13によって後方に移動し、切断刃8が
復帰バネによって開動作するようになっている。なお、
前記ピストン10、カム面11、戻しバネ13及びカッター6
の復帰バネ等で開閉操作機構25を構成している。
工具本体2の前上部の左右方向中央部にはセンサ収納部
17が一体形成され、このセンサ収納部17内に無接触式セ
ンサ18が収納されている。このセンサ18は反射光電型で
あって、切断刃8を前方の被切断材21に接近させて、そ
の被切断材21からの反射光量が一定量以上となった時に
感応して検出信号aを出力するようになっている。この
センサ18は、線径の細いリード線等の被切断材21に合わ
せて、その被切断材21が第3図の如く一対の切断刃8の
間に入った時にそれを検出するように感応度が設定され
ている。なお、工具本体2の上部にはセンサ18の配線20
を通す挿通路19が前後方向に形成されている。
第1図センサ18の検出信号aによって開閉操作機構25を
動作させる制御系を示す。第1図において、電磁弁23は
ソレノイド26が励磁した時に、エア供給源22と開閉操作
機構25のシリンダ室4とを連通させるようになってい
る。27は電磁弁23のソレノイド26を駆動する駆動回路で
ある。28は遅延タイマで、センサ18が被切断材21を検出
した検出信号aがあった時に、その立上がり時を一定時
間T1だけ遅延させ、かつ立下がり時には同時に立下がる
遅延信号bを出力するように、限時オン・瞬時オフ型の
タイマにより構成されている。なお、時間T1は可変抵抗
29により任意に設定可能である。30はパルス発生部であ
って、遅延タイマ28からの遅延信号bにより、電磁弁23
のソレノイド26を間欠的に駆動するための駆動パルスc
を所定時間T2、T3で間欠的に発生するように、矩形パル
ス発生回路により構成されている。時間T2、T3は可変抵
抗31,32により任意に設定可能である。
プリント基板のリード線等の被切断材21を切断する際に
は、工具本体2の長手方向に向かって移動させて、切断
刃8を被切断材21に対して接近させる。すると、第5図
に示すように、センサ18が被切断材21を検出して検出信
号aを出力するので、遅延タイマ28が一定時間T1だけ遅
延した遅延信号bを発生し、パルス発生部30が駆動パル
スcを間欠的に発生する。そして、この駆動パルスcの
発生時間中に駆動回路27を介して電磁弁23のソレノイド
26が励磁するので、電磁弁23が切換わり、エア供給源22
から圧縮エアが開閉操作機構25のシリンダ室4に供給さ
れ、一対の切断刃8が閉動作して被切断材21を切断す
る。駆動パルスcが下がればソレノイド26が消磁し、電
磁弁23が戻るため、一対の切断刃8は開いて次の切断に
備える。
被切断材21が第3図に実線で示すように線径の細いリー
ド線等の場合、その被切断材21が一対の切断刃8間に位
置した時に、センサ18がそれを検出するので、一定時間
T1だけ遅れた後に切断刃8が切断する。
被切断材21が太い場合には、第3図に点線で示すよう
に、それが一対の切断刃8間に入る前にセンサ18が検出
信号aを出力する。しかし、第5図の如く遅延タイマ28
により一定時間T1だけ検出信号aを遅延させているの
で、この時間T1内に工具本体2を移動させて一対の切断
刃8間に被切断材21を入れれば良く、従って、太い被切
断材21でも確実に切断できる。
第7図に点線で示すように被切断材21の線径が太く、し
かもセンサ18の感応範囲内の間隔で複数本の被切断材21
が連続して一直線上に並んでいる場合がある。この場合
には、センサ18が各被切断材21を順次検出するため、第
6図に示す如く検出信号aが立上がり状態を維持する。
しかし、遅延タイマ28が働いて遅延信号bが出れば、そ
れによってパルス発生部30が働き、駆動パルスcを間欠
的に発生するので、この駆動パルスcにより駆動回路27
を介して電磁弁23のソレノイド26が間欠的に駆動されて
励磁・消磁を繰返す。従って、開閉操作機構25により一
対の切断刃8が駆動パルスcに同期して開閉動作を続け
るため、切断刃8が開状態にある時に、その切断刃8間
に各被切断材21が入るように工具本体2を前方へと移動
させて行けば、それらの被切断材21を1本づつ順次切断
することができる。
なお、本考案に採用される切断工具としては、エアニッ
パに限ることなく、例えばモータ又はソレノイド等によ
って切断刃8を開閉動作するようにした電動ニッパであ
っても良い。また、センサ18としては、超音波型のもの
等を用いても良い。さらに、工具本体2を切断刃8を閉
動作させるための手動スイッチを設けておいても良い。
(考案の効果) 本考案によれば、センサ18の検出信号aを一定時間T1
け遅延させる遅延タイマ28と、遅延タイマ28の遅延信号
bにより、開閉操作機構25を間欠的に作動させるための
駆動パルスcを間欠的に発生するパルス発生部30とを備
えているので、被切断材21の大小に関係なく確実に切断
することが可能であると共に、センサ18の感応範囲内の
間隔で複数の被切断材21が一直線上にある場合にも、そ
れらを順次1本づつ切断することが可能である。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施例を示し、第1図は制御系の構成
図、第2図は側面断面図、第3図は平面概略図、第4図
は全体斜視図、第5図及び第6図はタイムチャート、第
7図は動作説明図である。 1…エアニッパ(切断工具)、8…切断刃、18…無接触
式センサ、21…被切断材、25…開閉操作機構、28…遅延
タイマ、30…パルス発生部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】一対の切断刃(8)が被切断材(21)に近
    接した時に、無接触式センサ(18)により被切断材(2
    1)を検出し、該センサ(18)の検出信号(a)により
    開閉操作機構(25)を介して一対の切断刃(8)を開閉
    動作させるようにしたセンサ付き切断工具において、セ
    ンサ(18)の検出信号(a)を一定時間T1だけ遅延させ
    る遅延タイマ(28)と、遅延タイマ(28)の遅延信号
    (b)により、開閉操作機構(25)を間欠的に作動させ
    るための駆動パルス(c)を間欠的に発生するパルス発
    生部(30)とを備えたことを特徴とするセンサ付き切断
    工具。
JP10153690U 1990-09-26 1990-09-26 センサ付き切断工具 Expired - Lifetime JPH0748222Y2 (ja)

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JP10153690U JPH0748222Y2 (ja) 1990-09-26 1990-09-26 センサ付き切断工具

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JPH0460173U JPH0460173U (ja) 1992-05-22
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ITBS20030093A1 (it) * 2003-10-10 2005-04-11 Gimatic Spa Attrezzo di taglio o di presa con dispositivo per rilevarne il compimento dell'azione.
JP4736793B2 (ja) * 2005-12-26 2011-07-27 オムロン株式会社 安全制御システムおよび非接触スイッチ

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