JPH0748208Y2 - 肉焙り器 - Google Patents

肉焙り器

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JPH0748208Y2
JPH0748208Y2 JP1990120817U JP12081790U JPH0748208Y2 JP H0748208 Y2 JPH0748208 Y2 JP H0748208Y2 JP 1990120817 U JP1990120817 U JP 1990120817U JP 12081790 U JP12081790 U JP 12081790U JP H0748208 Y2 JPH0748208 Y2 JP H0748208Y2
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JP
Japan
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skewer
meat
skewered
chain
sprocket
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JP1990120817U
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JPH0477838U (ja
Inventor
良治 皆川
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株式会社花正
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は焙り肉(シュラスコ)を自動的に調理するため
の肉焙り用の串に関する。
(従来の技術) いわゆるシュラスコと呼ばれる南米風焙り肉料理は、剣
を模して形成された串に牛肉や豚肉の大きめの肉塊を突
き通し、熾火で焙って調理する。通常、木や炭で熾火を
燃やしている上方に肉塊が位置するように串を支持して
おき、全体が均等に焙られるように、料理人が手動で適
当に肉塊を回転しつつ焙る。
(考案が解決しようとする課題) このような焙り肉料理を調理する場合には、上述のよう
に肉塊を回転させなければならいので、常に料理人が付
いていなければならず、また火加減や肉塊の大きさ等と
の兼ね合いで回転させる頻度等の調整に熟練を要してい
た。
本考案の目的は、常に料理人が監視し、手動で肉塊を回
転させることなく、料理の技量に熟達していなくとも焙
り肉を料理することのできる肉焙り器及び肉焙り用の串
を提供することになる。
(課題を解決するための手段) 上記目的を達成するために請求項1に記載の考案は、一
端に備えられた突端から肉塊を突き通して肉塊を保持す
る串刺部と、前記串刺部の他端に連結され、前記串刺部
の他端から串の長手方向の軸線を共通に延びる握り部
と、前記串刺部と前記握り部との間に位置して固定さ
れ、前記串刺部及び前記握り部の長手方向の軸線と軸線
を共通にするスプロケットとを含む剣状の串と、前記串
を肉焙り位置にセットした際に、前記串の長手方向の軸
線を中心に前記串を回動させるように前記串に備えられ
たスプロケットと組合うチェーンと、前記チェーンを駆
動するモータと、前記串の肉を突き通す突端が嵌り込む
孔と、前記串の他端近くを支持する支持部とを備え、前
記串が前記孔と支持部とにより肉焙り位置にセットした
際に前記チェーンが前記スプロケットと組合い、焙られ
る肉の上方に熱源を配置するとともに該熱源を上下動可
能とし、かつ前記串の串刺部は金属製の平板状であっ
て、一面には長手方向に沿って走る溝が、他面には前記
溝の略真裏に畝が形成されるように串刺部を折り曲げて
肉焙り器を構成した。
請求項2に記載の考案は、上記串の握り部は、樹脂製で
あるように請求項1に記載の肉焙り器を構成した。
(作用効果) 本考案は上記の構成としたので、次のような作用効果を
奏する。
請求項1に記載の考案に係る肉焙り器においては、肉塊
の突き通される串が肉焙り位置にセットされた時、駆動
モータがチェーンを駆動することにより串に備えられた
スプロケットを回動させる。スプロケットの回動に従っ
て、串は長手方向の軸線を中心に回動し、よって突き通
されている肉塊も回動する。このとき、串は串の一端の
突端を孔に嵌込み、他端近くを支持部により支持するこ
とにより、肉焙り位置にセットされる。この位置におい
てチェーンはスプロケットと組合い、串が回動する。
従って請求項1に記載の考案に係る肉焙り器によると、
肉塊は自動的に回動しつつ焙られるので、常に料理人が
手動で肉塊を回転させるべく火の傍に控えてならなけれ
ばならない必要はなく、また常に一定の、かつ全体に均
一な焙り具合が期待できるので、料理人の負担を軽減す
ることができる。また、突き通した肉塊を回転させつつ
焙るための位置に、串を容易かつ確実にセットするとこ
とができるほか、孔と支持部とにより重い肉塊を十分に
支承することができ、確実かつ均一な回転を担保するこ
とにより、焼きむらが生じることなく肉塊を均一に焼く
ことが可能である。
さらにまた、熱源は焙られる肉の上方に配置されている
ので、焙られる肉から発生する煙や匂いは熱源により熱
せられ、相当の割合で消える。さらにまた、熱源は上下
動可能なので、肉の焼き具合を調節することができ、ま
た肉から比較的遠い位置に離反させて、焼き上がった肉
を保温するために利用することもできる。
さらにまた、串の串刺部は金属製の平板状であって、一
面には長手方向に沿って走る溝が、他面には前記溝の略
真裏に畝が形成されるように串刺部を折り曲げてあるの
で、串刺部に突き通された肉塊は串の回転と共に滑るこ
となく確実に回転し、焼きむらの発生を防止できるほ
か、串を非常に容易かつ安価に製作可能でる。
請求項2に記載の考案においては、串の握り部を樹脂製
としたので、握り部が加熱されて持てなくなったり、油
が付着して滑って握れなくなったりするのを防止するこ
とができる。
(実施例) 以下図示の実施例について説明する。
第1、2、3図はそれぞれ本考案に係る肉焙り器及び肉
焙り器にセットされた肉焙り用の串を示す正面図、第1
図のA−A線視図及びB−B視図である。
各図において、肉焙り器1の全体は直方体形状であり、
金属製の枠体を有する。肉焙り器1の方形の下面からは
下方に4本の足2が突設されており、床面上に肉焙り器
1を載置できるようになっている。肉焙り器1の正面に
は開口部3があり、中の空洞で肉塊Mが焙られる。
開口部3の下端にはチェーン4が張設されている。チェ
ーン4は開口部3の左右両方に設けられたスプロケット
5、6に掛けられ、さらにテンションスプロケット7、
8、駆動スプロケット9に巻装されている。駆動スプロ
ケット9は減速機付きの駆動モータ10により回動され
る。
チェーン4は開口部3の下縁に張られており、6つのチ
ェーンカバー11によりカバーされている。チェーンカバ
ー11の途切れた凹部は串12の一端近くが支持される支持
部13となる。
串12は第4図に示すような構成である。串12は剣状であ
って、肉塊Mが突き通される全属製の串刺部14と、串刺
部14の他端から延びる木製の握り部15とから成る。串刺
部14は平板状であって、串刺部14の握り部15との接続部
近くには円形の鍔16が設けられている。鍔16と握り部15
との間にはスプロケット17が固定されている。
平板状の串刺部14は長手方向に沿った折れ線により3箇
所が折曲げられており、第5図に示すように畝18及び溝
19が形成されている。これは串12を回転させた時に、串
刺部14に突き通した肉塊Mが滑ることなく串12に追随し
て回転するように設けたものである。
肉塊Mは串刺部14の突端部20から突き通され、突端部20
は開口部3の反対側に設けられた円形の孔21に回転可能
に嵌込まれる。支持部13にはスプロケット17を挟んで鍔
16から握り部15にかけての部分が支持される。串12が孔
21及び支持部13により支持された状態で肉塊Mが焙ら
れ、スプロケット17はチェーン4と組合う。
肉塊Mの下方にはシンク22が配置されており、水を溜め
ることができる。肉塊Mが焙られてにじみ出た油脂は、
シンク22に溜められた水の上に落ち、煙やにおいの発生
する原因とならない。また掃除も楽である。
肉塊Mの上方には肉塊Mを焙るための熱源となる遠赤外
線発熱器23から配置されている。遠赤外線発熱器23は内
部にガスバーナーを備え(図示していない)、下面の表
面は熱せられることにより遠赤外線を発生するセラミッ
ク製である。この遠赤外線発熱器23により、焙り肉を調
理するのに適した熾火と同様の加熱効果を得ることがで
きる。また遠赤外線発熱器23を上方に配置することによ
り、肉塊Mから立ち昇る煙及びにおいは加熱された遠赤
外線発熱器23に触れて相当の割合で分割され、消える。
この遠赤外線発熱器23は図示しない機構により上下に移
動させて肉塊Mに接近離反させることができ、これによ
り焼き具合を調節することができるようになっている。
24は排気口である。
以下、本実施例に係る肉焙り器1の作用について説明す
る。
まず肉塊Mを串刺部14の突端20から突き刺し、串12に保
持する。串12は肉焙り器1の開口部3から内部に入れら
れ、突端20を孔21に嵌込み、後端近くを支持部13に載せ
る。この状態でスプロケット17はチェーン4を組合う。
肉塊Mのセットが終了すると、遠赤外線発熱器23を発熱
させるとともに、駆動モータ10によりチェーン4を駆動
させる。チェーン4の駆動速度は、1分間にスプロケッ
ト17が一回転する程度である。
以上のように本実施例に肉焙り器1によると、肉塊Mは
自動的に回転しつつ焙られるので、調理をする者がたび
たび肉塊Mを回転させる手間を省くことができ、また焼
きむらが生じにくく、均一の焼き具合を得ることができ
る。
また、串12は突端20を孔21に差し込み、後端近くを支持
部13に載せるだけで、スプロケット17をチェーン4に容
易に組み合わせることができ、孔21及び支持部13によっ
て、時には5、6kg以上にもなる重い肉塊と串12とを十
分に支承することができ、これによって確実かつ均一な
回転を担保して、大きな肉塊Mを均一に焼くことが可能
になる。
さらに、肉塊Mの下方に水をためるシンク22を配置した
ので、従来油脂が熱源に落ちることにより発生した煙や
においが生じることはない。熱源である遠赤外線発熱器
23は上方に位置し、これにより肉塊Mから生じる煙やに
おいを分解する効果を期待することができる。
さらにまた、肉塊Mを支持する串刺部14には畝18及び溝
19が形成してあるので、串12の回転につれ肉塊Mが確実
に追随して回転する。
以上本考案の実施例について説明したが、本考案は上記
実施例に限定されるものではなく、本考案の要旨の範囲
内において適宜変形実施可能であることは言うまでもな
い。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案にかかる肉焙り器の一実施例を示す正面
図、第2図は同じ実施例の第1図A−A視図、第3図は
同じ実施例の第1図B−B視図、第4図は同じ実施例に
おいて使用される串の拡大側面図、第5図は第4図のC
−C視図である。 1……肉焙り器、4……チェーン、10……駆動モータ、
12……串、13……支持部、14……串刺部、15……握り
部、17……スプロケット、18……畝、19……溝、20……
突端部、21……穴、22……シンク、23……遠赤外線発熱
器、M……肉塊。

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】一端に備えられた突端から肉塊を突き通し
    て肉塊を保持する串刺部と、前記串刺部の他端に連結さ
    れ、前記串刺部の他端から串の長手方向の軸線を共通に
    延びる握り部と、前記串刺部と前記握り部との間に位置
    して固定され、前記串刺部及び前記握り部の長手方向の
    軸線と軸線を共通にするスプロケットとを含む剣状の串
    と、前記串を肉焙り位置にセットした際に、前記串の長
    手方向の軸線を中心に前記串を回動させるように前記串
    に備えられたスプロケットと組合うチェーンと、前記チ
    ェーンを駆動するモータと、前記串の肉を突き通す突端
    が嵌り込む孔と、前記串の他端近くを支持する支持部と
    を備え、前記串が前記孔と支持部とにより肉焙り位置に
    セットされた際に前記チェーンが前記スプロケットと組
    合い、焙られる肉の上方に熱源を配置するとともに該熱
    源を上下動可能とし、かつ前記串の串刺部は金属製の平
    板状であって、一面には長手方向に沿って走る溝が、他
    面には前記溝の略真裏に畝が形成されるように串刺部を
    折り曲げたことを特徴とする肉焙り器。
  2. 【請求項2】上記串の握り部は、樹脂製である請求項1
    に記載の肉焙り器。
JP1990120817U 1990-11-20 1990-11-20 肉焙り器 Expired - Lifetime JPH0748208Y2 (ja)

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JP1990120817U JPH0748208Y2 (ja) 1990-11-20 1990-11-20 肉焙り器

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JPH0477838U JPH0477838U (ja) 1992-07-07
JPH0748208Y2 true JPH0748208Y2 (ja) 1995-11-08

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Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5764226U (ja) * 1980-10-02 1982-04-16
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JPH0448776Y2 (ja) * 1986-09-25 1992-11-17

Also Published As

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JPH0477838U (ja) 1992-07-07

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