JPH0747081A - レーザを用いた経尿道前立腺切除装置 - Google Patents
レーザを用いた経尿道前立腺切除装置Info
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- JPH0747081A JPH0747081A JP6014724A JP1472494A JPH0747081A JP H0747081 A JPH0747081 A JP H0747081A JP 6014724 A JP6014724 A JP 6014724A JP 1472494 A JP1472494 A JP 1472494A JP H0747081 A JPH0747081 A JP H0747081A
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- A61B18/20—Surgical instruments, devices or methods for transferring non-mechanical forms of energy to or from the body by applying electromagnetic radiation, e.g. microwaves using laser
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- A61B18/24—Surgical instruments, devices or methods for transferring non-mechanical forms of energy to or from the body by applying electromagnetic radiation, e.g. microwaves using laser the beam being directed along or through a flexible conduit, e.g. an optical fibre; Couplings or hand-pieces therefor with a catheter
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- A61B17/00234—Surgical instruments, devices or methods, e.g. tourniquets for minimally invasive surgery
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- A61B2018/2272—Optical elements at the distal end of probe tips with reflective or refractive surfaces for deflecting the beam
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 レーザを用いた、経尿道前立腺切除を行う装
置を提供する。 【構成】 光学ファイバ41には、発光チップが固定手段
40により固定されている。このファイバ41を、発光窓開
口部49が切除する前立腺上に位置するまで、尿道に挿入
する。レーザビームをファイバ41を通じて輻射すると、
レーザビームは反射表面45で反射して開口部49を通じて
前立腺に達し、前立腺を焼灼する。
置を提供する。 【構成】 光学ファイバ41には、発光チップが固定手段
40により固定されている。このファイバ41を、発光窓開
口部49が切除する前立腺上に位置するまで、尿道に挿入
する。レーザビームをファイバ41を通じて輻射すると、
レーザビームは反射表面45で反射して開口部49を通じて
前立腺に達し、前立腺を焼灼する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は良性の前立腺過形成(B
PH)の治療、より詳細にはレーザを用いる改良された
経尿道前立腺切除(TURP)を行うのに特に適した装
置に関するものである。
PH)の治療、より詳細にはレーザを用いる改良された
経尿道前立腺切除(TURP)を行うのに特に適した装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】良性の前立腺過形成もしくは肥大(BP
H)とは前立腺の異常な増大を意味する。これは通常50
歳以上の男性がかかる疾患である。症候は、通常、肥大
化する前立腺が尿道の周りを圧迫するにつれて徐々に進
行する。尿の流れが妨げられ、放尿に困難が生じる。こ
の状態の男性の中には毎晩4〜5回も起きて放尿しなけ
ればならない者がしばしば認められるが、彼らはそれで
も尿意から完全に解放されたとは感じ得ないことがあ
る。この圧迫が問題を引き起こすまで進行するには数か
月から数年を要する。膀胱筋は正常時には弛緩してから
尿を尿道に流すものであるが、力を入れて尿を押し出そ
うとするようになる。したがって、膀胱筋が膨脹した
り、過度に発達したりし、これにより、腹部が膨潤する
ことがある。激しい腹部の痛みが生じ、自分では軽減で
きなくなると、直ちに治療することが必要になる。米国
では毎年45万例を超える経尿道前立腺切除が行われてお
り、80歳になった全男性の3分の1近くがこのような治
療を必要としているものと推定される。
H)とは前立腺の異常な増大を意味する。これは通常50
歳以上の男性がかかる疾患である。症候は、通常、肥大
化する前立腺が尿道の周りを圧迫するにつれて徐々に進
行する。尿の流れが妨げられ、放尿に困難が生じる。こ
の状態の男性の中には毎晩4〜5回も起きて放尿しなけ
ればならない者がしばしば認められるが、彼らはそれで
も尿意から完全に解放されたとは感じ得ないことがあ
る。この圧迫が問題を引き起こすまで進行するには数か
月から数年を要する。膀胱筋は正常時には弛緩してから
尿を尿道に流すものであるが、力を入れて尿を押し出そ
うとするようになる。したがって、膀胱筋が膨脹した
り、過度に発達したりし、これにより、腹部が膨潤する
ことがある。激しい腹部の痛みが生じ、自分では軽減で
きなくなると、直ちに治療することが必要になる。米国
では毎年45万例を超える経尿道前立腺切除が行われてお
り、80歳になった全男性の3分の1近くがこのような治
療を必要としているものと推定される。
【0003】この分野において医療技術は大幅に発達し
た。17〜19世紀にかけては膀胱閉鎖症を軽減するために
胆石除去および開腹前立腺摘出を行う外科的手法が発達
した。20世紀初頭までには経尿道前立腺切除(TUR
P)を行うワイヤループ型電気焼灼器の使用が提案さ
れ、これは頻繁に用いられていた開腹恥骨上切開もしく
は会陰切開に代わる手段となった。最近の60年間に、焼
灼ワイヤループを有し、観察能力と切断ないし拡孔性を
兼ね備えた近代的な切除鏡は上記のような疾患を治療す
るための絶対的な標準としばしば称されるようになっ
た。その手法は、ワイヤループを電気抵抗によって加熱
し、この加熱したループ前立腺内で徐々に前後させて組
織を切断および焼灼し、尿道全域の周囲が処置されるま
で前立腺の長さ方向に沿って一連の溝を形成する工程を
含む。処置した領域は冷却液を用いて灌注し、内臓や他
組織の熱損傷を最小にする。冷却液は典型的には殺菌水
もしくはある種のグリシン/ソルビトール/マンニトー
ル溶液である。食塩水は生体適合性を有するものである
が、装置内で短絡を引き起こす危険性があるため、この
手法には使用しない。
た。17〜19世紀にかけては膀胱閉鎖症を軽減するために
胆石除去および開腹前立腺摘出を行う外科的手法が発達
した。20世紀初頭までには経尿道前立腺切除(TUR
P)を行うワイヤループ型電気焼灼器の使用が提案さ
れ、これは頻繁に用いられていた開腹恥骨上切開もしく
は会陰切開に代わる手段となった。最近の60年間に、焼
灼ワイヤループを有し、観察能力と切断ないし拡孔性を
兼ね備えた近代的な切除鏡は上記のような疾患を治療す
るための絶対的な標準としばしば称されるようになっ
た。その手法は、ワイヤループを電気抵抗によって加熱
し、この加熱したループ前立腺内で徐々に前後させて組
織を切断および焼灼し、尿道全域の周囲が処置されるま
で前立腺の長さ方向に沿って一連の溝を形成する工程を
含む。処置した領域は冷却液を用いて灌注し、内臓や他
組織の熱損傷を最小にする。冷却液は典型的には殺菌水
もしくはある種のグリシン/ソルビトール/マンニトー
ル溶液である。食塩水は生体適合性を有するものである
が、装置内で短絡を引き起こす危険性があるため、この
手法には使用しない。
【0004】このような処置でも術後罹病がないわけで
はない。死亡率は0.25%未満にまで減少したが、電気焼
灼TURP療法を受けた男性には一貫した極めて高い割
合で合併症が生じており、その中には輸血や灌注溶液の
前立腺内への吸収を必要とするものもあり、これによっ
て、嘔吐、高血圧症、急発作、さらには軽度の心筋症
等、多数の合併症が起こる。他の合併症としては、軽度
ないし重度の失禁、勃起障害、および射精退行等があ
る。また、局部もしくは全身麻酔薬を多量に投与する必
要があるため、この手法は複雑化し、多くの患者には利
用できにくいものとなっていた。
はない。死亡率は0.25%未満にまで減少したが、電気焼
灼TURP療法を受けた男性には一貫した極めて高い割
合で合併症が生じており、その中には輸血や灌注溶液の
前立腺内への吸収を必要とするものもあり、これによっ
て、嘔吐、高血圧症、急発作、さらには軽度の心筋症
等、多数の合併症が起こる。他の合併症としては、軽度
ないし重度の失禁、勃起障害、および射精退行等があ
る。また、局部もしくは全身麻酔薬を多量に投与する必
要があるため、この手法は複雑化し、多くの患者には利
用できにくいものとなっていた。
【0005】他のBPH治療法としては薬物療法が挙げ
られる。効果がいくらか期待できる新製品にはフィナス
テリド(finasteride) がある。しかしながら、新薬認可
には何年もの試験と臨床研究が必要とされる。さらに、
薬物療法は、他の医学的問題を有していたり、既に他の
種類の薬物を処方されているような多数の者には適して
いない。現時点では、効能のある安全な薬物療法の実現
は数年先になるものと思われる。
られる。効果がいくらか期待できる新製品にはフィナス
テリド(finasteride) がある。しかしながら、新薬認可
には何年もの試験と臨床研究が必要とされる。さらに、
薬物療法は、他の医学的問題を有していたり、既に他の
種類の薬物を処方されているような多数の者には適して
いない。現時点では、効能のある安全な薬物療法の実現
は数年先になるものと思われる。
【0006】レーザを用いたTURPはわずかここ数年
の間に可能となったものである。近年開発された側方も
しくは特定の角度に発光するファイバ光学レーザ外科メ
スは内視鏡の内腔を通して外科医によって容易に操作さ
れる。これにより、腺腫組織を深部まで熱壊死させて、
剥離除去できるようになり、また、前立腺静脈洞が切断
されないようになり、過度の出血や灌注溶液の吸収が防
止される。また、この手法においては硬膜外麻酔もしく
は脊髄麻酔が必要となるか、あるいは、手術がかなり短
時間であるため、経尿道局部麻酔と軽度もしくは短時間
作用性の静脈内鎮静との組合せが必要となる。
の間に可能となったものである。近年開発された側方も
しくは特定の角度に発光するファイバ光学レーザ外科メ
スは内視鏡の内腔を通して外科医によって容易に操作さ
れる。これにより、腺腫組織を深部まで熱壊死させて、
剥離除去できるようになり、また、前立腺静脈洞が切断
されないようになり、過度の出血や灌注溶液の吸収が防
止される。また、この手法においては硬膜外麻酔もしく
は脊髄麻酔が必要となるか、あるいは、手術がかなり短
時間であるため、経尿道局部麻酔と軽度もしくは短時間
作用性の静脈内鎮静との組合せが必要となる。
【0007】最初の有用なレーザは1960年代に開発され
たが、この技術の医学分野における使用は近年のレーザ
およびファイバ光学伝送系の進歩によって大幅に増大し
た。現在、主として外科および他の医学的手法に関連す
る広範囲の適用分野で使用するために考案された数多く
のレーザ系が存在している。CO2 レーザとして知られ
る一般的な型のレーザは波長10.64 ミクロンの放射線を
発する。しかしながら、CO2 レーザによって生成され
た放射エネルギを集中もしくは誘導するためには所定の
仕様で何組かのミラーを配置することが必要となる。こ
れらの系は一般に大型で高価である。波長1.064 ミクロ
ンの電磁エネルギを発するNd:YAG型レーザの出現
により、シリカをコアとする光学ファイバを通してレー
ザ放射線を発生させ、集中させることが可能になった。
したがって、ファイバ光学外科器具はある種の手法にお
いて重要となった。これらが有用となる範囲は現在も開
拓および発見されつつある。
たが、この技術の医学分野における使用は近年のレーザ
およびファイバ光学伝送系の進歩によって大幅に増大し
た。現在、主として外科および他の医学的手法に関連す
る広範囲の適用分野で使用するために考案された数多く
のレーザ系が存在している。CO2 レーザとして知られ
る一般的な型のレーザは波長10.64 ミクロンの放射線を
発する。しかしながら、CO2 レーザによって生成され
た放射エネルギを集中もしくは誘導するためには所定の
仕様で何組かのミラーを配置することが必要となる。こ
れらの系は一般に大型で高価である。波長1.064 ミクロ
ンの電磁エネルギを発するNd:YAG型レーザの出現
により、シリカをコアとする光学ファイバを通してレー
ザ放射線を発生させ、集中させることが可能になった。
したがって、ファイバ光学外科器具はある種の手法にお
いて重要となった。これらが有用となる範囲は現在も開
拓および発見されつつある。
【0008】レーザファイバは生体組織の切開、壊死も
しくは殺傷、組織および構造の切採もしくは除去、およ
び組織の焼灼等、様々な手法に用いることができる。ビ
ームを極度に集中させることにより、いずれの操作中に
おいても制御量を最大化することができる。生体組織の
焼灼および壊死には凝固が伴う。これは、より詳細に
は、レーザ自体が接触もしくは貫通した組織の光学凝固
である。この工程において、レーザは接触した組織内の
蛋白質を急速に加熱し、熱変成させる。これにより、実
質的に、生体細胞は死滅し、血管は閉塞する。この工程
は目玉焼きの調理に模せられている。実際には、切開工
程中に、切開された組織の焼灼が同時に起こりやすい。
したがって、レーザ手術はしばしば手術中に出血がない
ことによって特徴付けられる。
しくは殺傷、組織および構造の切採もしくは除去、およ
び組織の焼灼等、様々な手法に用いることができる。ビ
ームを極度に集中させることにより、いずれの操作中に
おいても制御量を最大化することができる。生体組織の
焼灼および壊死には凝固が伴う。これは、より詳細に
は、レーザ自体が接触もしくは貫通した組織の光学凝固
である。この工程において、レーザは接触した組織内の
蛋白質を急速に加熱し、熱変成させる。これにより、実
質的に、生体細胞は死滅し、血管は閉塞する。この工程
は目玉焼きの調理に模せられている。実際には、切開工
程中に、切開された組織の焼灼が同時に起こりやすい。
したがって、レーザ手術はしばしば手術中に出血がない
ことによって特徴付けられる。
【0009】従来技術には、二重波長の放射線ビームを
発生し、切断と焼灼を同時に行う装置が記載されてい
る。このような装置は一般に1つの型のレーザと基本波
長ビームの半分もしくは2倍の波長を供給するためのあ
る種の調波発生器とを用いるものである。また、例えば
250 〜350nm といった、かなり短波長のエネルギを発す
ることに関する発明もある。このような波長では、水分
子ではなく、蛋白質が放射線を吸収する。しかしなが
ら、これらの系は操作が複雑であるため、一般的な外科
手術には不向きなものである。これらの系は医療施設の
多くでは標準とはなっておらず、かなり特殊な手法に時
たま使用するだけのために購入するには費用も高すぎる
ものである。
発生し、切断と焼灼を同時に行う装置が記載されてい
る。このような装置は一般に1つの型のレーザと基本波
長ビームの半分もしくは2倍の波長を供給するためのあ
る種の調波発生器とを用いるものである。また、例えば
250 〜350nm といった、かなり短波長のエネルギを発す
ることに関する発明もある。このような波長では、水分
子ではなく、蛋白質が放射線を吸収する。しかしなが
ら、これらの系は操作が複雑であるため、一般的な外科
手術には不向きなものである。これらの系は医療施設の
多くでは標準とはなっておらず、かなり特殊な手法に時
たま使用するだけのために購入するには費用も高すぎる
ものである。
【0010】外科手術に使用する光学ファイバの構造は
かなり単純なものである。石英、プラスチックもしくは
シリコーンのクラディングを使用してレーザ光を石英の
コアに閉じ込める。理論的には入射光量子のうちのわず
かなもののみが直進してファイバ軸方向に導かれる。残
りの光量子が石英クラディング界面の内反射によってフ
ァイバコア内に閉じ込められるため、放射ビームの伝送
が可能となる。ファイバからは極めて少量の光量子しか
離脱しない。シリカをコアとするファイバの医療レーザ
への使用に関する技術はよく知られており、例えば、
B.P.マッキャン(McCann)、フォトニクス・スペクト
ラ(Photonics Spectra) 、1990年5月号、127 〜136 ペ
ージに記載されている。これらの型の光学ファイバと遠
隔通信およびデータ伝送に用いられる光学ファイバとの
違いは重要である。殺菌性、石英コアの保全性および純
度、構成材料の電力耐性および屈折率等、いくつかの設
計要素を考慮しなければならない。
かなり単純なものである。石英、プラスチックもしくは
シリコーンのクラディングを使用してレーザ光を石英の
コアに閉じ込める。理論的には入射光量子のうちのわず
かなもののみが直進してファイバ軸方向に導かれる。残
りの光量子が石英クラディング界面の内反射によってフ
ァイバコア内に閉じ込められるため、放射ビームの伝送
が可能となる。ファイバからは極めて少量の光量子しか
離脱しない。シリカをコアとするファイバの医療レーザ
への使用に関する技術はよく知られており、例えば、
B.P.マッキャン(McCann)、フォトニクス・スペクト
ラ(Photonics Spectra) 、1990年5月号、127 〜136 ペ
ージに記載されている。これらの型の光学ファイバと遠
隔通信およびデータ伝送に用いられる光学ファイバとの
違いは重要である。殺菌性、石英コアの保全性および純
度、構成材料の電力耐性および屈折率等、いくつかの設
計要素を考慮しなければならない。
【0011】一般には10〜100 ワットのエネルギが軟組
織手術を行うために使用される。体外で使用されるファ
イバ光学レーザメスの操作は体内手術もしくは内視鏡手
術に用いられるものの操作とはかなり違ったものになり
得る。内視鏡のうちのいくつかは複数の管を備え、これ
らに観察口もしくはカメラ、レーザ発信器、灌注液供給
管およびそれに付随する吸引管等を収納している。高電
力の放射線を発するとファイバチップ自体に重大な悪影
響が及ぼされることがある。従来設計されたものにおけ
る問題の1つは、レーザビームを直角に導くチップが過
熱されることである。これは反射面における電力(熱)
吸収によって生じるものである。ファイバチップ表面も
しくはその近傍における過熱は不完全燃焼した組織の蓄
積によって起こることもある。この組織は急速に加熱さ
れ、熱急騰として知られる段階の引き金となる。熱が蓄
積するに従ってファイバチップは加熱され、溶融ないし
変形することもある。この問題のために、アングル発光
ファイバ光学外科装置は手術の途中で交換しなければな
らないこともしばしばある。
織手術を行うために使用される。体外で使用されるファ
イバ光学レーザメスの操作は体内手術もしくは内視鏡手
術に用いられるものの操作とはかなり違ったものになり
得る。内視鏡のうちのいくつかは複数の管を備え、これ
らに観察口もしくはカメラ、レーザ発信器、灌注液供給
管およびそれに付随する吸引管等を収納している。高電
力の放射線を発するとファイバチップ自体に重大な悪影
響が及ぼされることがある。従来設計されたものにおけ
る問題の1つは、レーザビームを直角に導くチップが過
熱されることである。これは反射面における電力(熱)
吸収によって生じるものである。ファイバチップ表面も
しくはその近傍における過熱は不完全燃焼した組織の蓄
積によって起こることもある。この組織は急速に加熱さ
れ、熱急騰として知られる段階の引き金となる。熱が蓄
積するに従ってファイバチップは加熱され、溶融ないし
変形することもある。この問題のために、アングル発光
ファイバ光学外科装置は手術の途中で交換しなければな
らないこともしばしばある。
【0012】このように、現在入手できるアングル発光
ファイバ光学レーザ装置の問題は主としてファイバの過
熱および破損に関するものである。1つの解決法は、サ
ファイアや石英のような透明で硬質かつ耐熱性のチップ
を提供することである。また、別の解決法はメスのチッ
プに反射率の高い表面を設けてビームを偏向させること
である。
ファイバ光学レーザ装置の問題は主としてファイバの過
熱および破損に関するものである。1つの解決法は、サ
ファイアや石英のような透明で硬質かつ耐熱性のチップ
を提供することである。また、別の解決法はメスのチッ
プに反射率の高い表面を設けてビームを偏向させること
である。
【0013】多層光学干渉膜は干渉フィルタもしくは干
渉膜とも称され、当技術分野においてよく知られてい
る。このような膜は2つ以上の物質を互い違いに積層し
てなるものであり、これらの物質は典型的には屈折率の
比較的高いものと比較的低いものとの組合せからなる。
これらの物質は誘電体としても知られている。これらは
当技術分野においてよく知られており、電磁スペクトラ
ムの様々な部分に由来する放射線を反射ないし透過する
ように設計できるものである。しばしば、屈折率の高い
物質と屈折率の低い物質は各層の光学厚さが入射光波長
のほぼ1/4に等しくなるように互い違いに積層され、
「1/4波スタック」が形成される。これらの型の反射
器は光学吸収損失を0.0001%〜0.0002%程度にまで低減
すると報告されている。
渉膜とも称され、当技術分野においてよく知られてい
る。このような膜は2つ以上の物質を互い違いに積層し
てなるものであり、これらの物質は典型的には屈折率の
比較的高いものと比較的低いものとの組合せからなる。
これらの物質は誘電体としても知られている。これらは
当技術分野においてよく知られており、電磁スペクトラ
ムの様々な部分に由来する放射線を反射ないし透過する
ように設計できるものである。しばしば、屈折率の高い
物質と屈折率の低い物質は各層の光学厚さが入射光波長
のほぼ1/4に等しくなるように互い違いに積層され、
「1/4波スタック」が形成される。これらの型の反射
器は光学吸収損失を0.0001%〜0.0002%程度にまで低減
すると報告されている。
【0014】これらの膜の製造方法は従来技術に記載さ
れている。ここで引用する米国特許第4,925,259 号には
耐損傷性誘電コーティングをシリカ基体上に形成するこ
とが記載されている。パルス化したプラズマを用いた化
学蒸着法を用いることにより、数百ないし数千もの積層
対を迅速に蒸着させることが可能である。屈折率の差を
大きくすると、所定の反射率を得るのに必要な積層対の
数は小さくなる。場合によっては、互い違いに積層され
た物質の屈折率を互いに極めて近似したものとし、層の
数を極めて大きなものとすることもできる。これらのコ
ーティングは光学放射線に対して純粋なシリカの耐破損
性に匹敵するような優れた耐破損性を示すものと考えら
れる。高電力を用いるレーザの適用分野においては、構
成要素は高いエネルギ束密度に耐えるようにしなければ
ならない。また、構成要素は耐磨耗性のものとする。こ
れらの物質は組成が極めて似通っているため、熱特性お
よび機械特性の違いに関する問題は殆どない。剥離や落
剥、さらに膜を遮光性とするような微小亀裂は生じない
ようにする。
れている。ここで引用する米国特許第4,925,259 号には
耐損傷性誘電コーティングをシリカ基体上に形成するこ
とが記載されている。パルス化したプラズマを用いた化
学蒸着法を用いることにより、数百ないし数千もの積層
対を迅速に蒸着させることが可能である。屈折率の差を
大きくすると、所定の反射率を得るのに必要な積層対の
数は小さくなる。場合によっては、互い違いに積層され
た物質の屈折率を互いに極めて近似したものとし、層の
数を極めて大きなものとすることもできる。これらのコ
ーティングは光学放射線に対して純粋なシリカの耐破損
性に匹敵するような優れた耐破損性を示すものと考えら
れる。高電力を用いるレーザの適用分野においては、構
成要素は高いエネルギ束密度に耐えるようにしなければ
ならない。また、構成要素は耐磨耗性のものとする。こ
れらの物質は組成が極めて似通っているため、熱特性お
よび機械特性の違いに関する問題は殆どない。剥離や落
剥、さらに膜を遮光性とするような微小亀裂は生じない
ようにする。
【0015】反射面では入射放射線の殆どが反射され、
極めてわずかなものしか吸収されず、表面温度は顕著に
は上昇しない。ファイバチップの研磨された斜切断面に
密接した効率的な反射器、手術もしくは切断もしくは加
熱手法を行うために光学ファイバに関連して使用される
レーザビームを内反射させるための干渉膜のような反射
性コーティング、あるいはレーザ光が光学ファイバ導波
路と空気ポケット中の空気もしくは他の気体もしくは液
体との屈折率の違いによって側方に反射されるようにフ
ァイバチップに設けられた密閉空気ポケットを提供する
ような従来技術は知られていない。
極めてわずかなものしか吸収されず、表面温度は顕著に
は上昇しない。ファイバチップの研磨された斜切断面に
密接した効率的な反射器、手術もしくは切断もしくは加
熱手法を行うために光学ファイバに関連して使用される
レーザビームを内反射させるための干渉膜のような反射
性コーティング、あるいはレーザ光が光学ファイバ導波
路と空気ポケット中の空気もしくは他の気体もしくは液
体との屈折率の違いによって側方に反射されるようにフ
ァイバチップに設けられた密閉空気ポケットを提供する
ような従来技術は知られていない。
【0016】欧州特許庁により国際公開番号WO93/12728
として公開された国際特許出願明細書は、レーザ使用T
URPの分野で現在よく知られ、一般的に実施されてい
る技術に関するものである。現在、標準的なレーザ使用
TURPはNd:YAGレーザまたは他の適当なエネル
ギ源を用いて行われている。典型的には、これには適当
な麻酔もしくは鎮静および21フレンチ(French)もしくは
他の適当な寸法の膀胱鏡が必要となる。最初に前立腺の
長さおよびその肥大部が測定される。レーザによる前立
腺切除を行う際に標準的な方法は直角発光型ファイバの
チップを膀胱鏡を通して前立腺内に挿入し、ほぼ4つの
点でエネルギを供給ないし発射することからなる。これ
らの「時計回りの」点は標準的な側葉肥大に対して最も
適したものであり、典型的には時計の2,4,8および
10時の位置にある。これら4点のいずれか1つから開始
し、各点を1回ずつ移動するようにした場合、内面から
深さ約1.3cm までの組織を凝固させるためには、Nd:
YAGレーザの連続波を60Wの電力で約60秒間発射する
ことが必要となる。肥大した前立腺の長さ約4.5cm毎に
さらに一周「時計回りの」凝固焼灼が行われる。この時
点では16−Fもしくはそれと同等のフォーリー(Foley)
型カテーテルが挿入され、患者は入院したまま回復を待
つか、退院させられる。
として公開された国際特許出願明細書は、レーザ使用T
URPの分野で現在よく知られ、一般的に実施されてい
る技術に関するものである。現在、標準的なレーザ使用
TURPはNd:YAGレーザまたは他の適当なエネル
ギ源を用いて行われている。典型的には、これには適当
な麻酔もしくは鎮静および21フレンチ(French)もしくは
他の適当な寸法の膀胱鏡が必要となる。最初に前立腺の
長さおよびその肥大部が測定される。レーザによる前立
腺切除を行う際に標準的な方法は直角発光型ファイバの
チップを膀胱鏡を通して前立腺内に挿入し、ほぼ4つの
点でエネルギを供給ないし発射することからなる。これ
らの「時計回りの」点は標準的な側葉肥大に対して最も
適したものであり、典型的には時計の2,4,8および
10時の位置にある。これら4点のいずれか1つから開始
し、各点を1回ずつ移動するようにした場合、内面から
深さ約1.3cm までの組織を凝固させるためには、Nd:
YAGレーザの連続波を60Wの電力で約60秒間発射する
ことが必要となる。肥大した前立腺の長さ約4.5cm毎に
さらに一周「時計回りの」凝固焼灼が行われる。この時
点では16−Fもしくはそれと同等のフォーリー(Foley)
型カテーテルが挿入され、患者は入院したまま回復を待
つか、退院させられる。
【0017】これら従来技術によるレーザ使用TURP
にはいくつかの短所が存在する。粘膜表面がファイバチ
ップで擦られるため、しばしば小さな粘膜出血が生じ、
したがって、レーザエネルギを局所的に適用して傷口を
焼灼することが必要となる。カテーテルを尿道内に配置
して膀胱の吸引を行わなければならないが、これは通
常、手術中に配置され、そのまま約24〜48時間保持さ
れ、時には1週間も保持されることになる。多くの男性
の入院期間は2〜5日間である。手術直後から数日後ま
での間に、患者には急性局部前立腺浮腫もしくは膨潤相
が発達し、前述のカテーテルの使用が必要となる。ま
た、カテーテルを除去するまで患者は自然放尿が不可能
であり、その後も、手術後6か月を経るまでは最大流量
を達成できないことがある。これは、凝固した前立腺組
織が分離して落剥するまでには手術後、長い時間がかか
るためである。カテーテルの挿入およびその磨耗は、切
り傷、亀裂、もしくは炎症として尿道に損傷を与える危
険性がある。このため、細菌感染が常に懸念され、合併
症を防止するために抗生物質を使用することがしばしば
必要となる。
にはいくつかの短所が存在する。粘膜表面がファイバチ
ップで擦られるため、しばしば小さな粘膜出血が生じ、
したがって、レーザエネルギを局所的に適用して傷口を
焼灼することが必要となる。カテーテルを尿道内に配置
して膀胱の吸引を行わなければならないが、これは通
常、手術中に配置され、そのまま約24〜48時間保持さ
れ、時には1週間も保持されることになる。多くの男性
の入院期間は2〜5日間である。手術直後から数日後ま
での間に、患者には急性局部前立腺浮腫もしくは膨潤相
が発達し、前述のカテーテルの使用が必要となる。ま
た、カテーテルを除去するまで患者は自然放尿が不可能
であり、その後も、手術後6か月を経るまでは最大流量
を達成できないことがある。これは、凝固した前立腺組
織が分離して落剥するまでには手術後、長い時間がかか
るためである。カテーテルの挿入およびその磨耗は、切
り傷、亀裂、もしくは炎症として尿道に損傷を与える危
険性がある。このため、細菌感染が常に懸念され、合併
症を防止するために抗生物質を使用することがしばしば
必要となる。
【0018】正確な量の冷却能力を発揮するように調節
可能なメスは極めて有用である。例えば1回の手術中に
外科医がまず大量の組織を凝固させようとする場合、低
電力の放射線を比較的長時間発するような装置は充分に
灌注して長時間使用による過熱を防止する必要がある。
したがって、このようなメスの発光チップには大きな冷
却口が必要になることがある。次いで、外科医は組織を
蒸発させるためにメスの出力を増大させ、短時間の高出
力操作で凝固組織を蒸発させることもある。この際は冷
却水の流量を低減しない限り、蒸発工程は不可能にな
る。このように、凝固と剥離という2つの異なった工程
には互いに異なった外科手術パラメータが必要となる。
可能なメスは極めて有用である。例えば1回の手術中に
外科医がまず大量の組織を凝固させようとする場合、低
電力の放射線を比較的長時間発するような装置は充分に
灌注して長時間使用による過熱を防止する必要がある。
したがって、このようなメスの発光チップには大きな冷
却口が必要になることがある。次いで、外科医は組織を
蒸発させるためにメスの出力を増大させ、短時間の高出
力操作で凝固組織を蒸発させることもある。この際は冷
却水の流量を低減しない限り、蒸発工程は不可能にな
る。このように、凝固と剥離という2つの異なった工程
には互いに異なった外科手術パラメータが必要となる。
【0019】従来のレーザメスに関するもう1つの問題
は使用感がぎこちなく、正確に操作するのが困難になる
ことがしばしばあるという点である。1つの問題は石英
ファイバが薄すぎ、しっかりと保持することが困難な点
である。これは特に膀胱鏡やある種の内視鏡のような、
外科医が発光端を直接制御できないものに使用された場
合に問題となる。また、メスが外科医によって回転およ
び操作されると、ファイバはいくらかの角トルク量の下
で捩じられる。したがって、好ましくはある種の外部制
御手段を用いて、容易に制御できるメスを提供すること
が望ましい。
は使用感がぎこちなく、正確に操作するのが困難になる
ことがしばしばあるという点である。1つの問題は石英
ファイバが薄すぎ、しっかりと保持することが困難な点
である。これは特に膀胱鏡やある種の内視鏡のような、
外科医が発光端を直接制御できないものに使用された場
合に問題となる。また、メスが外科医によって回転およ
び操作されると、ファイバはいくらかの角トルク量の下
で捩じられる。したがって、好ましくはある種の外部制
御手段を用いて、容易に制御できるメスを提供すること
が望ましい。
【0020】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的はレーザ
を用いた経尿道前立腺切除を行うのに適した装置を提供
することにある。
を用いた経尿道前立腺切除を行うのに適した装置を提供
することにある。
【0021】本発明の目的は患者が被る苦痛および不快
感が最小になるような、レーザを用いた経尿道前立腺切
除を行うのに適した装置を提供することにある。
感が最小になるような、レーザを用いた経尿道前立腺切
除を行うのに適した装置を提供することにある。
【0022】本発明の目的は診療所もしくは病院におい
て、実質的に外来患者を基本とし、入院を必要とするよ
うな顕著な外傷もしくは他の手術後の罹病を伴うことな
く行うことができるレーザを用いた経尿道前立腺切除を
行うのに適した装置を提供することにある。
て、実質的に外来患者を基本とし、入院を必要とするよ
うな顕著な外傷もしくは他の手術後の罹病を伴うことな
く行うことができるレーザを用いた経尿道前立腺切除を
行うのに適した装置を提供することにある。
【0023】本発明の目的は、カテーテルを手術後の顕
著な期間にわたって尿道中に残留させる必要がなく、し
たがって、手術直後に膀胱からの正常な放尿が可能であ
り、抗生物質もしくは他の薬物療法を要するような感染
の危険性が少ないような、レーザを用いた経尿道前立腺
切除を行う方法を提供することにある。
著な期間にわたって尿道中に残留させる必要がなく、し
たがって、手術直後に膀胱からの正常な放尿が可能であ
り、抗生物質もしくは他の薬物療法を要するような感染
の危険性が少ないような、レーザを用いた経尿道前立腺
切除を行う方法を提供することにある。
【0024】本発明の目的は、前立腺の肥大した余分な
組織がまず凝固し、次いで、蒸発もしくは剥離し、従来
の同様の手法において通常要していたような長い組織分
解および落剥期間が必要でない、レーザを用いた経尿道
前立腺切除を行うのに適した装置を提供することにあ
る。
組織がまず凝固し、次いで、蒸発もしくは剥離し、従来
の同様の手法において通常要していたような長い組織分
解および落剥期間が必要でない、レーザを用いた経尿道
前立腺切除を行うのに適した装置を提供することにあ
る。
【0025】
【課題を解決するための手段】本発明は、輻射エネルギ
によって組織を切断、凝固および蒸発せしめるアングル
発光ファイバ光学レーザ伝達装置(angle firing fiber
optic laser delivery device)であって、該装置が、
受信端部、中心軸、および伝達端部を有するファイバ光
学導波管、並びに発光チップからなり、該発光チップ
が、該発光チップを前記導波管の前記伝達端部に隣接し
た部分に結合させる結合手段、末梢端部および基部端部
を有する中心中空ボディ部分、および高反射表面からな
り、前記結合手段が前記基部端部で前記発光チップの中
心中空ボディ部分を前記導波管に結合させ、部分的に切
り取られた前記中心中空ボディ部分が中心開口部を規定
し、前記高反射表面が操作位置において前記発光チップ
の前記中心中空ボディ部分内に位置し、それにより前記
輻射エネルギが前記中心軸に対して操作角度(operativ
e angle )で反射されて前記中心開口部を通過すること
を特徴とするアングル発光ファイバ光学レーザ伝達装置
を提供する。
によって組織を切断、凝固および蒸発せしめるアングル
発光ファイバ光学レーザ伝達装置(angle firing fiber
optic laser delivery device)であって、該装置が、
受信端部、中心軸、および伝達端部を有するファイバ光
学導波管、並びに発光チップからなり、該発光チップ
が、該発光チップを前記導波管の前記伝達端部に隣接し
た部分に結合させる結合手段、末梢端部および基部端部
を有する中心中空ボディ部分、および高反射表面からな
り、前記結合手段が前記基部端部で前記発光チップの中
心中空ボディ部分を前記導波管に結合させ、部分的に切
り取られた前記中心中空ボディ部分が中心開口部を規定
し、前記高反射表面が操作位置において前記発光チップ
の前記中心中空ボディ部分内に位置し、それにより前記
輻射エネルギが前記中心軸に対して操作角度(operativ
e angle )で反射されて前記中心開口部を通過すること
を特徴とするアングル発光ファイバ光学レーザ伝達装置
を提供する。
【0026】また、本発明は、輻射エネルギによって組
織を切断、凝固および蒸発せしめるアングル発光ファイ
バ光学レーザ伝達装置であって、該装置が、受信端部、
中心軸、および伝達端部を有するファイバ光学導波管、
基部端部および末梢端部を有する剛性カニューラ部材、
前記導波管を前記カニューラ部材内に固着し、それによ
り前記カニューラ部材の末梢端部に隣接させて前記導波
管の伝達端部を保持する、前記カニューラ部材の前記基
部端部に隣接した導波管固着手段、および発光チップか
らなり、前記導波管を、該導波管の伝達端部が前記カニ
ューラ部材の末梢端部に隣接するように、前記カニュー
ラ部材内に軸上に配し、該発光チップが、該発光チップ
を前記カニューラ部材の末梢端部に結合させる結合手
段、基部端部および末梢端部を有する中心中空ボディ部
分、および高反射表面からなり、前記結合手段が前記発
光チップの前記中心中空ボディ部分の前記基部端部を前
記カニューラ部材の前記末梢端部に結合し、部分的に切
り取られた前記中心中空ボディ部分が中心開口部を規定
し、前記高反射表面が操作位置において前記発光チップ
の前記中心中空ボディ部分内に位置し、それにより前記
輻射エネルギが前記中心軸に対して操作角度で反射され
て前記中心開口部を通過することを特徴とするアングル
発光ファイバ光学レーザ伝達装置を提供する。
織を切断、凝固および蒸発せしめるアングル発光ファイ
バ光学レーザ伝達装置であって、該装置が、受信端部、
中心軸、および伝達端部を有するファイバ光学導波管、
基部端部および末梢端部を有する剛性カニューラ部材、
前記導波管を前記カニューラ部材内に固着し、それによ
り前記カニューラ部材の末梢端部に隣接させて前記導波
管の伝達端部を保持する、前記カニューラ部材の前記基
部端部に隣接した導波管固着手段、および発光チップか
らなり、前記導波管を、該導波管の伝達端部が前記カニ
ューラ部材の末梢端部に隣接するように、前記カニュー
ラ部材内に軸上に配し、該発光チップが、該発光チップ
を前記カニューラ部材の末梢端部に結合させる結合手
段、基部端部および末梢端部を有する中心中空ボディ部
分、および高反射表面からなり、前記結合手段が前記発
光チップの前記中心中空ボディ部分の前記基部端部を前
記カニューラ部材の前記末梢端部に結合し、部分的に切
り取られた前記中心中空ボディ部分が中心開口部を規定
し、前記高反射表面が操作位置において前記発光チップ
の前記中心中空ボディ部分内に位置し、それにより前記
輻射エネルギが前記中心軸に対して操作角度で反射され
て前記中心開口部を通過することを特徴とするアングル
発光ファイバ光学レーザ伝達装置を提供する。
【0027】さらにまた、本発明は、輻射エネルギによ
って組織を切断、凝固および蒸発せしめる、コンビネー
ション反射率を利用したアングル発光ファイバ光学レー
ザ伝達装置(combination reflectance angle firing f
iber optic laser deliverydevice)であって、該装置
が、受信端部、中心軸、および伝達端部を有するファイ
バ光学導波管、並びに発光チップからなり、前記伝達端
部が斜め切断端部表面を有し、前記端部表面が前記ファ
イバ光学導波管の前記中心軸に対して操作角度にあり、
前記発光チップが、前記発光チップを前記導波管の前記
伝達端部に隣接した部分に結合せしめる結合手段、末梢
端部および基部端部を有する中心中空ボディ部分、およ
び高反射表面からなり、前記結合手段が前記基部端部で
前記発光チップの前記中心中空ボディ部分を前記導波管
に結合させ、部分的に切り取られた前記中心中空ボディ
部分が中心開口部を規定し、前記伝達端部が前記高反射
表面と密接に接触し、前記伝達端部および前記高反射表
面の両者が操作位置において前記発光チップの前記中心
中空ボディ部分内に位置し、それにより前記輻射エネル
ギが前記中心軸に対して操作角度で反射されて前記中心
開口部を通過することを特徴とするコンビネーション反
射率を利用したアングル発光ファイバ光学レーザ伝達装
置を提供する。
って組織を切断、凝固および蒸発せしめる、コンビネー
ション反射率を利用したアングル発光ファイバ光学レー
ザ伝達装置(combination reflectance angle firing f
iber optic laser deliverydevice)であって、該装置
が、受信端部、中心軸、および伝達端部を有するファイ
バ光学導波管、並びに発光チップからなり、前記伝達端
部が斜め切断端部表面を有し、前記端部表面が前記ファ
イバ光学導波管の前記中心軸に対して操作角度にあり、
前記発光チップが、前記発光チップを前記導波管の前記
伝達端部に隣接した部分に結合せしめる結合手段、末梢
端部および基部端部を有する中心中空ボディ部分、およ
び高反射表面からなり、前記結合手段が前記基部端部で
前記発光チップの前記中心中空ボディ部分を前記導波管
に結合させ、部分的に切り取られた前記中心中空ボディ
部分が中心開口部を規定し、前記伝達端部が前記高反射
表面と密接に接触し、前記伝達端部および前記高反射表
面の両者が操作位置において前記発光チップの前記中心
中空ボディ部分内に位置し、それにより前記輻射エネル
ギが前記中心軸に対して操作角度で反射されて前記中心
開口部を通過することを特徴とするコンビネーション反
射率を利用したアングル発光ファイバ光学レーザ伝達装
置を提供する。
【0028】さらにまた、本発明は、輻射エネルギによ
って組織を切断、凝固および蒸発せしめる、インターナ
ルリフレクタンスアングル発光ファイバ光学レーザ伝達
装置(internal reflectance angle firing fiber opti
c laser delivery device )であって、該装置が、受信
端部、中心軸、および伝達端部を有するファイバ光学導
波管、並びに発光チップからなり、該発光チップが、前
記伝達端部上の斜め切断端部面、および前記端部面に付
着された高反射表面からなり、前記端部面が前記導波管
の前記中心軸に対する操作角度にあり、それにより、前
記輻射エネルギが前記中心軸に対して操作角度で反射さ
れることを特徴とするアングル発光ファイバ光学レーザ
伝達装置を提供する。
って組織を切断、凝固および蒸発せしめる、インターナ
ルリフレクタンスアングル発光ファイバ光学レーザ伝達
装置(internal reflectance angle firing fiber opti
c laser delivery device )であって、該装置が、受信
端部、中心軸、および伝達端部を有するファイバ光学導
波管、並びに発光チップからなり、該発光チップが、前
記伝達端部上の斜め切断端部面、および前記端部面に付
着された高反射表面からなり、前記端部面が前記導波管
の前記中心軸に対する操作角度にあり、それにより、前
記輻射エネルギが前記中心軸に対して操作角度で反射さ
れることを特徴とするアングル発光ファイバ光学レーザ
伝達装置を提供する。
【0029】本発明の1つの実施例は本発明の装置の発
光チップ内のインサートに関するものである。このイン
サートは極めて高度に研磨可能な金もしくは他の物質か
ら形成される。また、このインサートは反射性物質のコ
ーティングもしくは層を施されたものとすることもでき
る。このインサートは発光チップ内に挿入される前に研
磨することができる。したがって、製造者はレーザビー
ムが導かれる正確な角度を特定することができる。この
角度は入射ビームに対して90°でもよく、また、90°よ
り大でも小でもよい。また、インサートの光学表面はビ
ームを集中させるために所定の曲率とすることができ
る。レーザビームが集中する領域は最も熱くなるが、ビ
ームパス内の他の点は深い組織凝固や表面焼灼に有用で
ある。したがって、発光チップを焦点距離が変化する凹
反射面付きのインサートとともに製造すれば、広範囲の
正照準装置が提供される。外科医は所望の焦点に従って
装置を選択し、組織の切除、除去、もしくは焼灼のため
に使用することができる。
光チップ内のインサートに関するものである。このイン
サートは極めて高度に研磨可能な金もしくは他の物質か
ら形成される。また、このインサートは反射性物質のコ
ーティングもしくは層を施されたものとすることもでき
る。このインサートは発光チップ内に挿入される前に研
磨することができる。したがって、製造者はレーザビー
ムが導かれる正確な角度を特定することができる。この
角度は入射ビームに対して90°でもよく、また、90°よ
り大でも小でもよい。また、インサートの光学表面はビ
ームを集中させるために所定の曲率とすることができ
る。レーザビームが集中する領域は最も熱くなるが、ビ
ームパス内の他の点は深い組織凝固や表面焼灼に有用で
ある。したがって、発光チップを焦点距離が変化する凹
反射面付きのインサートとともに製造すれば、広範囲の
正照準装置が提供される。外科医は所望の焦点に従って
装置を選択し、組織の切除、除去、もしくは焼灼のため
に使用することができる。
【0030】もう1つの実施例は光学ファイバの端部が
斜めに切断され、場合によっては研磨され、反射性の高
い鏡面に密接して配された装置である。装置が設計され
た適用分野および操作パラメータに依存するが、光学フ
ァイバの斜めに切断されたチップを反射性キャップもし
くはインサートの反射性鏡面内に埋め込むことが有利と
なることもある。この場合には、供給されたレーザ放射
線が側方に反射され、ファイバと反射面との界面近傍に
おける光の漏れが低減もしくは排除できる。本発明のも
う1つの実施例においては斜めに切断されたファイバの
端部において発光チップに空隙もしくは空気ポケットが
設けられる。この実施例においては、発光チップの端面
にレーザビームの波長に対して完全に不透明な干渉膜を
被覆してもよい。
斜めに切断され、場合によっては研磨され、反射性の高
い鏡面に密接して配された装置である。装置が設計され
た適用分野および操作パラメータに依存するが、光学フ
ァイバの斜めに切断されたチップを反射性キャップもし
くはインサートの反射性鏡面内に埋め込むことが有利と
なることもある。この場合には、供給されたレーザ放射
線が側方に反射され、ファイバと反射面との界面近傍に
おける光の漏れが低減もしくは排除できる。本発明のも
う1つの実施例においては斜めに切断されたファイバの
端部において発光チップに空隙もしくは空気ポケットが
設けられる。この実施例においては、発光チップの端面
にレーザビームの波長に対して完全に不透明な干渉膜を
被覆してもよい。
【0031】極めて効果的であることが証明された実施
例は截頭ボールチップファイバであって、ボール部分が
斜めに切断され、ファイバのみの場合よりも大きな表面
積を有しているものである。チップを手術用の角度で切
断し、研磨した場合、レーザビームは側方に内反射す
る。研磨した端面は金もしくは銀もしくは他の金属もし
くは物質からなる層を有する鏡面等の効率的な反射器に
密接して配することができる。この結果、切断端面を通
過して内反射されなかったレーザビームのあらゆる部分
が反射されることになる。また、ボールチップの切断面
を反射面から若干退却させるか反射面に埋め込むと、過
熱もしくは失敗を伴うことなく、所定の角度でレーザビ
ームを発する装置を得ることができる。
例は截頭ボールチップファイバであって、ボール部分が
斜めに切断され、ファイバのみの場合よりも大きな表面
積を有しているものである。チップを手術用の角度で切
断し、研磨した場合、レーザビームは側方に内反射す
る。研磨した端面は金もしくは銀もしくは他の金属もし
くは物質からなる層を有する鏡面等の効率的な反射器に
密接して配することができる。この結果、切断端面を通
過して内反射されなかったレーザビームのあらゆる部分
が反射されることになる。また、ボールチップの切断面
を反射面から若干退却させるか反射面に埋め込むと、過
熱もしくは失敗を伴うことなく、所定の角度でレーザビ
ームを発する装置を得ることができる。
【0032】もう1つの実施例として、ファイバの切断
面上に反射層を直接蒸着することもできる。極めて薄い
コーティングとして蒸着可能であり、極めて高い反射性
を産出する物質の1つは金である。反射性物質の上に保
護層を設けることもでき、これは反射性物質に耐久性と
耐熱性を付与する上で有用となり得る。ここで引用する
米国特許第4,992,082 号には金属もしくは金属合金から
なる反射性コーティングとそのガラス表面上への適用方
法が開示されている。
面上に反射層を直接蒸着することもできる。極めて薄い
コーティングとして蒸着可能であり、極めて高い反射性
を産出する物質の1つは金である。反射性物質の上に保
護層を設けることもでき、これは反射性物質に耐久性と
耐熱性を付与する上で有用となり得る。ここで引用する
米国特許第4,992,082 号には金属もしくは金属合金から
なる反射性コーティングとそのガラス表面上への適用方
法が開示されている。
【0033】
【作用】標準的なレーザ使用TURPの第1段階は前立
腺の肥大部分を凝固させることである。レーザ使用TU
RPはパルス波レーザ発生系を用いて行うことが最も好
ましいが、殆どあらゆる連続波(CW)の使用が可能で
ある。周波数60Hz、最大電力約1キロワット/パルスと
すると、平均45ワットを産出するパルス化レーザは60ワ
ットを産出するCWレーザとほぼ同一の効率で組織を凝
固させることができる。
腺の肥大部分を凝固させることである。レーザ使用TU
RPはパルス波レーザ発生系を用いて行うことが最も好
ましいが、殆どあらゆる連続波(CW)の使用が可能で
ある。周波数60Hz、最大電力約1キロワット/パルスと
すると、平均45ワットを産出するパルス化レーザは60ワ
ットを産出するCWレーザとほぼ同一の効率で組織を凝
固させることができる。
【0034】肥大部分の長さに応じた尿道の周りの各領
域の腺腫性前立腺組織を凝固させた後、より高いエネル
ギを用いた2回目の照射により、その組織を蒸発させ
る。パルス化レーザを用いた場合、この蒸発は平均電力
60ワットで達成することができる。CWレーザの場合、
組織を蒸発させるには一般に80〜90ワットが必要とな
る。
域の腺腫性前立腺組織を凝固させた後、より高いエネル
ギを用いた2回目の照射により、その組織を蒸発させ
る。パルス化レーザを用いた場合、この蒸発は平均電力
60ワットで達成することができる。CWレーザの場合、
組織を蒸発させるには一般に80〜90ワットが必要とな
る。
【0035】ファイバの2巡目の間には既に凝固した組
織を全部もしくは部分的に除去することができる。時計
の6時の点において前立腺の長さに沿って1つの深い領
域を刻み込むことが可能であり、こうするだけで患者が
充分に放尿できるようになることもしばしばある。他の
患者においては、外科医が絵筆を使うようにファイバの
チップを移動させて複数の溝を形成することが必要にな
るかも知れない。さらに必要に応じて、標準的な外科切
除鏡を用いた機械的な切断もしくは拡孔によって凝固組
織を除去することもできる。カテーテルは直ちに除去で
きなかったとしても回復室で数時間を経た後には除去で
きる。膨潤は避けられないとしても、手術直後において
さえ、放尿が困難になるほど重大なものではない。ま
た、典型的なTURP患者は50〜80歳であるため、病弱
体質もしくはある種の心臓関連投薬との相互作用等によ
る合併症は珍しいものではない。しかしながら、この手
術は実質的に外来患者に対して行うことができ、手術後
に入院する必要は殆どなくなる。
織を全部もしくは部分的に除去することができる。時計
の6時の点において前立腺の長さに沿って1つの深い領
域を刻み込むことが可能であり、こうするだけで患者が
充分に放尿できるようになることもしばしばある。他の
患者においては、外科医が絵筆を使うようにファイバの
チップを移動させて複数の溝を形成することが必要にな
るかも知れない。さらに必要に応じて、標準的な外科切
除鏡を用いた機械的な切断もしくは拡孔によって凝固組
織を除去することもできる。カテーテルは直ちに除去で
きなかったとしても回復室で数時間を経た後には除去で
きる。膨潤は避けられないとしても、手術直後において
さえ、放尿が困難になるほど重大なものではない。ま
た、典型的なTURP患者は50〜80歳であるため、病弱
体質もしくはある種の心臓関連投薬との相互作用等によ
る合併症は珍しいものではない。しかしながら、この手
術は実質的に外来患者に対して行うことができ、手術後
に入院する必要は殆どなくなる。
【0036】従来の標準的なレーザ使用TURP処置か
らの回復は最長6か月を要し、この間に中央の凝固壊死
組織が酵素によって漸進的に組織液化し、排尿流量が正
常に戻るものであった。実際には平均的な患者の手術前
の症状は改善しなかった。これらの症状は実際には悪化
することもあった。本発明の改良された方法によれば、
この全治癒期間は7週間以下にまで短縮され、患者は完
全な軽減を殆ど直ちに経験する。いくつかの研究におい
ては治癒期間中に出血の症例は報告されなかった。これ
は、レーザ使用TURP後の排尿の最初もしくは最後の
一滴に血液が混じるという一般的な観察とは対照的であ
る。
らの回復は最長6か月を要し、この間に中央の凝固壊死
組織が酵素によって漸進的に組織液化し、排尿流量が正
常に戻るものであった。実際には平均的な患者の手術前
の症状は改善しなかった。これらの症状は実際には悪化
することもあった。本発明の改良された方法によれば、
この全治癒期間は7週間以下にまで短縮され、患者は完
全な軽減を殆ど直ちに経験する。いくつかの研究におい
ては治癒期間中に出血の症例は報告されなかった。これ
は、レーザ使用TURP後の排尿の最初もしくは最後の
一滴に血液が混じるという一般的な観察とは対照的であ
る。
【0037】過去においては、手術の約18時間後に血清
前立腺特異抗原(PSA)の値が最大となり、続いて数
か月にわたって極めて緩慢に減少してベースライン値も
しくはそれ以下になることが検出された。この血清PS
A中における変動はレーザにより形成される火傷の病理
生理学的所見に類似するものと観察された。すなわち、
初期には急性の毛管漏れ現象によって組織浮腫が生じ、
次いで前立腺実質が次第に破壊される。本発明の改良さ
れた方法によれば、組織の破壊後、残りの組織の病理性
は穿針生検法によって決定することができる。PSA値
は手術後にいくらかのピークを示すが、より迅速に通常
の前立腺切除後の値に戻る。したがって、血清PSAの
値が正常に戻るのが遅かったり、他の変化を示すことを
観察すれば、予期せぬ悪性腫を初期段階で早期発見する
ことが可能になる。また、血液希釈剤を投与されている
患者は、これまで必要であったような最長1週間の待機
期間を経ることなく、かなり早くその投薬を再開するこ
とができる。
前立腺特異抗原(PSA)の値が最大となり、続いて数
か月にわたって極めて緩慢に減少してベースライン値も
しくはそれ以下になることが検出された。この血清PS
A中における変動はレーザにより形成される火傷の病理
生理学的所見に類似するものと観察された。すなわち、
初期には急性の毛管漏れ現象によって組織浮腫が生じ、
次いで前立腺実質が次第に破壊される。本発明の改良さ
れた方法によれば、組織の破壊後、残りの組織の病理性
は穿針生検法によって決定することができる。PSA値
は手術後にいくらかのピークを示すが、より迅速に通常
の前立腺切除後の値に戻る。したがって、血清PSAの
値が正常に戻るのが遅かったり、他の変化を示すことを
観察すれば、予期せぬ悪性腫を初期段階で早期発見する
ことが可能になる。また、血液希釈剤を投与されている
患者は、これまで必要であったような最長1週間の待機
期間を経ることなく、かなり早くその投薬を再開するこ
とができる。
【0038】
【発明の効果】本発明の臨床的な適用分野には組織の外
科的剥離、蒸発、切開、切採、凝固および焼灼等があ
る。これらの手術は空気中でも液体中でも、解放法でも
内視鏡法でも、生来の体管を通しても人為的な切開を通
しても行うことができる。他の適用分野には、いずれか
の波長のレーザビームを光学ファイバを経由して角度を
つけて発射することが有用な科学工業、娯楽、通信、お
よび他の商業的適用分野等がある。
科的剥離、蒸発、切開、切採、凝固および焼灼等があ
る。これらの手術は空気中でも液体中でも、解放法でも
内視鏡法でも、生来の体管を通しても人為的な切開を通
しても行うことができる。他の適用分野には、いずれか
の波長のレーザビームを光学ファイバを経由して角度を
つけて発射することが有用な科学工業、娯楽、通信、お
よび他の商業的適用分野等がある。
【0039】本発明の他の数多くの利点および特徴は本
発明の詳細を本願明細書の一部として充分かつ完全に開
示する以下の本発明の詳細な説明および実施例ならびに
特許請求の範囲および添付図面から容易に明らかになる
ものである。
発明の詳細を本願明細書の一部として充分かつ完全に開
示する以下の本発明の詳細な説明および実施例ならびに
特許請求の範囲および添付図面から容易に明らかになる
ものである。
【0040】
【実施例】以下、図面に示す実施例に基づいて本発明を
詳細に説明する。
詳細に説明する。
【0041】図1は、尿道12を通して挿入され、前立腺
14に隣接して位置した切除用内視鏡10の概略図である。
適するものであれば、いかなる膀胱鏡または切除用内視
鏡を用いてもよく、様々な種類のものが容易に入手でき
る。端部の開口部16により、レーザエネルギを、内視鏡
を通じて挿入されたファイバ光学レーザ輻射装置から、
増大した前立腺の組織に直接当てることができる。レー
ザを照射している広い範囲の検視または洗浄と冷却のた
めに、別の開口部18を用いてもよい。膀胱20を表示す
る。検視できることは、機器の正確な操作と取扱いにと
って非常に重要である。外科医は一般的に、手術におい
て重要な要素である前立腺の長さを測定する。図1は、
外科医が手術を直接検視している切除用内視鏡の種類の
1つを示している。最近の切除用内視鏡には、この内視
鏡のチップ(tip )にあるレンズ付きカメラにより大き
なスクリーンに伝達して手術を検視できる。現在市場で
は、数多くの異なった種類の膀胱鏡や切除用内視鏡が出
回っている。
14に隣接して位置した切除用内視鏡10の概略図である。
適するものであれば、いかなる膀胱鏡または切除用内視
鏡を用いてもよく、様々な種類のものが容易に入手でき
る。端部の開口部16により、レーザエネルギを、内視鏡
を通じて挿入されたファイバ光学レーザ輻射装置から、
増大した前立腺の組織に直接当てることができる。レー
ザを照射している広い範囲の検視または洗浄と冷却のた
めに、別の開口部18を用いてもよい。膀胱20を表示す
る。検視できることは、機器の正確な操作と取扱いにと
って非常に重要である。外科医は一般的に、手術におい
て重要な要素である前立腺の長さを測定する。図1は、
外科医が手術を直接検視している切除用内視鏡の種類の
1つを示している。最近の切除用内視鏡には、この内視
鏡のチップ(tip )にあるレンズ付きカメラにより大き
なスクリーンに伝達して手術を検視できる。現在市場で
は、数多くの異なった種類の膀胱鏡や切除用内視鏡が出
回っている。
【0042】図2は、本発明の外科用メスを示す図であ
る。光学ファイバ22の基部端部20には、脱着可能光学フ
ァイバコネクタ24が接続されている。これらのコネクタ
はこの業界における標準的なものであるが、専用のもの
であってもよい。このアッセンブリの末梢端部には、発
光チップ(firing tip)26がある。メスを、内腔または
内視鏡により、もしくは別の種類の方法で操作する場合
に用いる、位置決め装置28もまた示す。メスを剛性カニ
ューラまたは内視鏡に挿入する距離は、外科手術中に外
科医により調節し正確に位置決めできる。装置は、フレ
キシブルファイバ上に正確に位置決めでき、メスの操作
を妨害せずに使用するのに都合がよく、一方で外科医を
補助する装置であればいかなるものであってもよい。こ
の装置は、ファイバのハンドルまたは固定システムとし
てとらえることもできる。そのような装置の1つは、と
もにねじれる2つの部分から作られる。2つの部分はと
もにねじれながら、ファイバ自身を締め付けるかまたは
挟み込む。このようにして、位置決め装置はファイバに
取り付けられ、発光チップを正確に取り扱うのに都合が
よい。この装置はまた、位置決め装置を通じてファイバ
の正確な長さを測定するのに微細に調節できる。図3
は、そのような位置決め装置の別の種類を示している。
る。光学ファイバ22の基部端部20には、脱着可能光学フ
ァイバコネクタ24が接続されている。これらのコネクタ
はこの業界における標準的なものであるが、専用のもの
であってもよい。このアッセンブリの末梢端部には、発
光チップ(firing tip)26がある。メスを、内腔または
内視鏡により、もしくは別の種類の方法で操作する場合
に用いる、位置決め装置28もまた示す。メスを剛性カニ
ューラまたは内視鏡に挿入する距離は、外科手術中に外
科医により調節し正確に位置決めできる。装置は、フレ
キシブルファイバ上に正確に位置決めでき、メスの操作
を妨害せずに使用するのに都合がよく、一方で外科医を
補助する装置であればいかなるものであってもよい。こ
の装置は、ファイバのハンドルまたは固定システムとし
てとらえることもできる。そのような装置の1つは、と
もにねじれる2つの部分から作られる。2つの部分はと
もにねじれながら、ファイバ自身を締め付けるかまたは
挟み込む。このようにして、位置決め装置はファイバに
取り付けられ、発光チップを正確に取り扱うのに都合が
よい。この装置はまた、位置決め装置を通じてファイバ
の正確な長さを測定するのに微細に調節できる。図3
は、そのような位置決め装置の別の種類を示している。
【0043】図3は、ファイバが回転可能な結合装置30
によりカニューラ内に正しく保持されていることを除い
ては、図2に示したものと同様な本発明の実施態様の概
略図である。このカニューラ部材は、半剛性管である。
このカニューラ部材が中心軸の周りを回転するときに、
発光窓が方向を変え、反射したレーザエネルギが異なる
軸位置に向けられる。この実施態様の発光チップを図5
に詳細に示す。
によりカニューラ内に正しく保持されていることを除い
ては、図2に示したものと同様な本発明の実施態様の概
略図である。このカニューラ部材は、半剛性管である。
このカニューラ部材が中心軸の周りを回転するときに、
発光窓が方向を変え、反射したレーザエネルギが異なる
軸位置に向けられる。この実施態様の発光チップを図5
に詳細に示す。
【0044】図4は、発光チップの好ましい実施態様の
断面図である。発光チップの端部の各側には、発光チッ
プを光学ファイバ41に固定する手段40がある。機械的ク
リンプ(図示)、成形構造、接着剤または締め金のよう
な様々な取付け手段を用いてもよいことが、当業者には
理解されよう。図4はまた、発光チップの中空のボディ
部分42を示す。このチップの中空ボディ部分は、末梢端
部43を有する。発光チップの組立ては、中空ボディ部分
内の反射インサート部材44の配置を含む。発光チップの
末梢端部は、滑らかな表面を提供するように形成されて
いる。これは、チップの機械圧縮、すり、研磨または被
覆のような様々な手段により行なえる。チップを丸くし
て、操作を容易にすることもできる。インサート部材の
反射表面45は、インサートの表面上への反射材料(金の
ような)による、蒸着、メッキまたはスパッタリング、
インサートの機械圧縮、すりまたは研磨、もしくは当業
者に公知の他の手段を含む様々な方法で形成できる。イ
ンサートの高反射表面により、入射するレーザビームが
非常に効果的に伝達される。従って、極僅かな入射輻射
線しかインサート部材により吸収されず、発光チップの
過剰加熱が避けられる。中空ボディ部分は、ステンレス
スチールのような、耐久性、耐熱材料から構成されてい
る。従って、インサートが入射輻射エネルギによりある
程度までやむをえず加熱されたときに、インサートの形
状と無傷な状態は、より耐久性である発光チップボディ
により保持される。図4はまた、インサートへの機械加
工した突起部46並びに中心中空ボディ部分の内面に機械
加工した肩47を示している。この突起部を肩に対して偏
らせ、中空ボディ部分の末梢端部をインサート部材の周
りに圧縮した場合、インサート部材は、適性位置にしっ
かりと支持される。図4にはまた、冷却口48を示す。中
空ボディ部分のこの区域には、2つ以上の冷却口を設け
ることもできる。入射輻射線を発光チップの発光窓開口
部49から反射させて射出させると、インサート部材が加
熱される。上述したように、手術する区域を洗浄するの
に、冷却溶液を耐えず用いる。従って、対流方法によ
り、冷却液は冷却口を通じてボディ部分に流れ込む。イ
ンサートの熱い反射表面で液体が蒸発するときに、その
反射表面と垂直な流動が生じ、この流動は冷却口自身ま
たは発光開口部のいずれかを通じて流出する。
断面図である。発光チップの端部の各側には、発光チッ
プを光学ファイバ41に固定する手段40がある。機械的ク
リンプ(図示)、成形構造、接着剤または締め金のよう
な様々な取付け手段を用いてもよいことが、当業者には
理解されよう。図4はまた、発光チップの中空のボディ
部分42を示す。このチップの中空ボディ部分は、末梢端
部43を有する。発光チップの組立ては、中空ボディ部分
内の反射インサート部材44の配置を含む。発光チップの
末梢端部は、滑らかな表面を提供するように形成されて
いる。これは、チップの機械圧縮、すり、研磨または被
覆のような様々な手段により行なえる。チップを丸くし
て、操作を容易にすることもできる。インサート部材の
反射表面45は、インサートの表面上への反射材料(金の
ような)による、蒸着、メッキまたはスパッタリング、
インサートの機械圧縮、すりまたは研磨、もしくは当業
者に公知の他の手段を含む様々な方法で形成できる。イ
ンサートの高反射表面により、入射するレーザビームが
非常に効果的に伝達される。従って、極僅かな入射輻射
線しかインサート部材により吸収されず、発光チップの
過剰加熱が避けられる。中空ボディ部分は、ステンレス
スチールのような、耐久性、耐熱材料から構成されてい
る。従って、インサートが入射輻射エネルギによりある
程度までやむをえず加熱されたときに、インサートの形
状と無傷な状態は、より耐久性である発光チップボディ
により保持される。図4はまた、インサートへの機械加
工した突起部46並びに中心中空ボディ部分の内面に機械
加工した肩47を示している。この突起部を肩に対して偏
らせ、中空ボディ部分の末梢端部をインサート部材の周
りに圧縮した場合、インサート部材は、適性位置にしっ
かりと支持される。図4にはまた、冷却口48を示す。中
空ボディ部分のこの区域には、2つ以上の冷却口を設け
ることもできる。入射輻射線を発光チップの発光窓開口
部49から反射させて射出させると、インサート部材が加
熱される。上述したように、手術する区域を洗浄するの
に、冷却溶液を耐えず用いる。従って、対流方法によ
り、冷却液は冷却口を通じてボディ部分に流れ込む。イ
ンサートの熱い反射表面で液体が蒸発するときに、その
反射表面と垂直な流動が生じ、この流動は冷却口自身ま
たは発光開口部のいずれかを通じて流出する。
【0045】図5は、発光チップの別の好ましい実施態
様の断面図である。この実施態様において、インサート
の反射表面50はいくぶんくぼんでおり、この表面は円の
曲率または放射線曲率を有する。この特徴のために、発
光チップを切断器具または凝固器具のいずれかとして用
いることができる。輻射エネルギビームが反射表面に入
射し、この表面の略楕円形模様は、平らな反射表面の実
施態様の模様と類似している。ビームは反射して円錐形
状となり、焦点領域を通じて狭くなり、その後広がる。
凹面の曲率半径を増大させることにより、入射するビー
ムの焦点を発光チップの発光窓から離れた点まで延長で
きる。本発明により、外科医に焦点長さが変動する器具
を提供できる。実施例5の実施態様においては、冷却口
には、可動シャッタ52が設けられている。シャッタは、
冷却口54の一部または全部を覆う位置まで手動で動かせ
る。このシャッタは、冷却口を通じての冷却液流動を増
大または制限するものであれば、スクリーンまたはキャ
ップ、もしくは、当業者に知られている他の手段であっ
てもよい。図5はまた、カニューレに固定された発光チ
ップを有する本発明の実施態様を示している。この半剛
性管状カニューラ55は、カニューラ部材の端部から延び
るファイバを覆い、導波管の伝達端部56が発光チップの
反射表面50に直接隣接するように位置する。結合手段58
を、半剛性カニューラ部材と噛み合うあご加工した端部
としてここに示す。当業者には、接着剤または締め金の
ようなその他の結合手段も用いられることが理解されよ
う。
様の断面図である。この実施態様において、インサート
の反射表面50はいくぶんくぼんでおり、この表面は円の
曲率または放射線曲率を有する。この特徴のために、発
光チップを切断器具または凝固器具のいずれかとして用
いることができる。輻射エネルギビームが反射表面に入
射し、この表面の略楕円形模様は、平らな反射表面の実
施態様の模様と類似している。ビームは反射して円錐形
状となり、焦点領域を通じて狭くなり、その後広がる。
凹面の曲率半径を増大させることにより、入射するビー
ムの焦点を発光チップの発光窓から離れた点まで延長で
きる。本発明により、外科医に焦点長さが変動する器具
を提供できる。実施例5の実施態様においては、冷却口
には、可動シャッタ52が設けられている。シャッタは、
冷却口54の一部または全部を覆う位置まで手動で動かせ
る。このシャッタは、冷却口を通じての冷却液流動を増
大または制限するものであれば、スクリーンまたはキャ
ップ、もしくは、当業者に知られている他の手段であっ
てもよい。図5はまた、カニューレに固定された発光チ
ップを有する本発明の実施態様を示している。この半剛
性管状カニューラ55は、カニューラ部材の端部から延び
るファイバを覆い、導波管の伝達端部56が発光チップの
反射表面50に直接隣接するように位置する。結合手段58
を、半剛性カニューラ部材と噛み合うあご加工した端部
としてここに示す。当業者には、接着剤または締め金の
ようなその他の結合手段も用いられることが理解されよ
う。
【0046】図6は、メスの発光チップの別の好ましい
実施態様の概略図である。図示したように、ファイバ60
は、ファイバの中心軸62に対して、垂直以外の角度で開
裂している。ファイバのクラッド64は、発光チップの近
くでは除去されている。ファイバの開裂端部で露出され
たファイバ端部表面68のみに、反射コーティング66が被
覆されている。反射層は、屈折率の高低が交互となるよ
うに数層の材料からなる干渉被覆のようなものであって
もよい。材料、厚さ、および被覆する層の数を変更する
ことにより、干渉の非常に特異的な形状と方向模様がこ
のようなコーティングにより製造できる。金または他の
金属もしくは材料のようなある材料に関して、最少の厚
さが要求される。また、反射コーティングを覆う保護層
69も図6に示す。この層は、耐久性であり、反射層に能
率的に結合している。このコーティングは、スパッタリ
ング、蒸着、または当業者に公知の別の方法にって付着
せしめられる。例えば、保護層がガラスまたはセラミッ
クの種類である場合、コーティングは、溶融状態で付着
できるか、またはいくつかの他の高温工程を用いて製造
できる。
実施態様の概略図である。図示したように、ファイバ60
は、ファイバの中心軸62に対して、垂直以外の角度で開
裂している。ファイバのクラッド64は、発光チップの近
くでは除去されている。ファイバの開裂端部で露出され
たファイバ端部表面68のみに、反射コーティング66が被
覆されている。反射層は、屈折率の高低が交互となるよ
うに数層の材料からなる干渉被覆のようなものであって
もよい。材料、厚さ、および被覆する層の数を変更する
ことにより、干渉の非常に特異的な形状と方向模様がこ
のようなコーティングにより製造できる。金または他の
金属もしくは材料のようなある材料に関して、最少の厚
さが要求される。また、反射コーティングを覆う保護層
69も図6に示す。この層は、耐久性であり、反射層に能
率的に結合している。このコーティングは、スパッタリ
ング、蒸着、または当業者に公知の別の方法にって付着
せしめられる。例えば、保護層がガラスまたはセラミッ
クの種類である場合、コーティングは、溶融状態で付着
できるか、またはいくつかの他の高温工程を用いて製造
できる。
【0047】図7は、発光チップの別の好ましい実施態
様の概略図である。この実施態様において、光学ファイ
バの開裂端部は、反射コーティング72を付着するため
に、丸い表面70を提供する曲率を有する。この曲率によ
り、狭い領域を通じてビームの焦点を合わせる反射表面
を提供する。輻射エネルギビームがいくぶんくぼんだ反
射表面に入射する場合、ビームが反射して、ファイバの
外側の焦点領域を通じてファイバの端部を越えて狭くな
り、その後に広がる、概略円錐形状のビームを形成す
る。反射表面の曲率半径を増大させることにより、入射
ビームの焦点を、発光チップの発光窓から離れた点まで
延長できる。また反射コーティング全体に付着せしめら
れた保護層74を示す。本発明により、外科医に、組織を
凝固並びに剥離できる、焦点長さが変動性の器具を提供
できる。
様の概略図である。この実施態様において、光学ファイ
バの開裂端部は、反射コーティング72を付着するため
に、丸い表面70を提供する曲率を有する。この曲率によ
り、狭い領域を通じてビームの焦点を合わせる反射表面
を提供する。輻射エネルギビームがいくぶんくぼんだ反
射表面に入射する場合、ビームが反射して、ファイバの
外側の焦点領域を通じてファイバの端部を越えて狭くな
り、その後に広がる、概略円錐形状のビームを形成す
る。反射表面の曲率半径を増大させることにより、入射
ビームの焦点を、発光チップの発光窓から離れた点まで
延長できる。また反射コーティング全体に付着せしめら
れた保護層74を示す。本発明により、外科医に、組織を
凝固並びに剥離できる、焦点長さが変動性の器具を提供
できる。
【0048】図8は、発光チップの別の好ましい実施態
様の概略図である。この実施態様において、光学ファイ
バ導波管80の直径は、発光チップの近くで増大してい
る。このチップを製造する方法の1つは、石英ファイバ
それ自身を溶融させるように、600 または1000ミクロン
の直径のファイバの端部を加熱することである。チップ
が溶融するときに、溶融シリカが端部で融合し、溶融シ
リカのビーズまたはドロップを形成する。あるいは、フ
ァイバのチップは、ファイバそれ自身の直径よりも大き
な直径を有するシリカロッドの部分の端部に融合させる
こともできる。このようにして、レーザエネルギを、フ
ァイバを通じて拡大部分84に伝達する。従って、図6の
実施態様と同様な様式でこの部分を開裂することができ
る。光学干渉コーティングおよび所望であれば保護層を
付着してもよい。製造したチップは、楕円形状の端部を
有し、その面は、開裂ファイバのみにより作られた面よ
りも大きい。それゆえ、反射に際に生成されるレーザビ
ームもまた大きな直径を有する。この実施態様は、比較
的広いエネルギビームが望まれるが、非発散ビーム(no
n-diverging beam)が望ましい場合に有用である。拡大
直径部分は、1つまたは2つの直径の相当物よりも長い
必要はないが、それより著しく長くてもさしつかえない
ことに注意されたい。さらに、端部は、発散ビームを提
供するように、図7に示したように形成することもでき
る。
様の概略図である。この実施態様において、光学ファイ
バ導波管80の直径は、発光チップの近くで増大してい
る。このチップを製造する方法の1つは、石英ファイバ
それ自身を溶融させるように、600 または1000ミクロン
の直径のファイバの端部を加熱することである。チップ
が溶融するときに、溶融シリカが端部で融合し、溶融シ
リカのビーズまたはドロップを形成する。あるいは、フ
ァイバのチップは、ファイバそれ自身の直径よりも大き
な直径を有するシリカロッドの部分の端部に融合させる
こともできる。このようにして、レーザエネルギを、フ
ァイバを通じて拡大部分84に伝達する。従って、図6の
実施態様と同様な様式でこの部分を開裂することができ
る。光学干渉コーティングおよび所望であれば保護層を
付着してもよい。製造したチップは、楕円形状の端部を
有し、その面は、開裂ファイバのみにより作られた面よ
りも大きい。それゆえ、反射に際に生成されるレーザビ
ームもまた大きな直径を有する。この実施態様は、比較
的広いエネルギビームが望まれるが、非発散ビーム(no
n-diverging beam)が望ましい場合に有用である。拡大
直径部分は、1つまたは2つの直径の相当物よりも長い
必要はないが、それより著しく長くてもさしつかえない
ことに注意されたい。さらに、端部は、発散ビームを提
供するように、図7に示したように形成することもでき
る。
【0049】図9は、発光チップの別の好ましい実施態
様の概略図である。図示したように、ボール端部90を有
するファイバは、このファイバの中心軸92に対して垂直
以外の角度で斜めに切断されている。ファイバのクラッ
ドは、ファイバチップの端部の近くでは除去されてい
る。ファイバの斜め端部表面94は、インサート97の反射
鏡面(mirrored reflective surface )96と密接に接触
している。主要レーザビーム排出窓98は、ファイバと鏡
面に関して、操作位置に向ける。冷却口99は設けても設
けなくてもよい。従って、反射鏡面は、使用中に冷却用
放熱器および反射器として機能する。冷却口は、洗浄液
をファイバチップの周りに循環させるために使用しても
しなくてもよい。互いに接触している表面は、特異的模
様を有するビームを提供するために、補足的な輪郭を有
してもよい。例えば、ファイバの研磨チップは、ファイ
バの中心軸に対してある角度で切断されているが、対応
する凹面を有する反射キャップと密接に接触する概略凸
面形状を有していてもよい。
様の概略図である。図示したように、ボール端部90を有
するファイバは、このファイバの中心軸92に対して垂直
以外の角度で斜めに切断されている。ファイバのクラッ
ドは、ファイバチップの端部の近くでは除去されてい
る。ファイバの斜め端部表面94は、インサート97の反射
鏡面(mirrored reflective surface )96と密接に接触
している。主要レーザビーム排出窓98は、ファイバと鏡
面に関して、操作位置に向ける。冷却口99は設けても設
けなくてもよい。従って、反射鏡面は、使用中に冷却用
放熱器および反射器として機能する。冷却口は、洗浄液
をファイバチップの周りに循環させるために使用しても
しなくてもよい。互いに接触している表面は、特異的模
様を有するビームを提供するために、補足的な輪郭を有
してもよい。例えば、ファイバの研磨チップは、ファイ
バの中心軸に対してある角度で切断されているが、対応
する凹面を有する反射キャップと密接に接触する概略凸
面形状を有していてもよい。
【0050】これにより、ファイバを越えた点(point
beyond the fiber)に焦点を有し、その後発散するビー
ムが生成する。輪郭表面は、球状、放射状、楕円体等で
あってもよい。
beyond the fiber)に焦点を有し、その後発散するビー
ムが生成する。輪郭表面は、球状、放射状、楕円体等で
あってもよい。
【0051】図10は、発光チップの別の好ましい実施
態様の概略図である。この実施態様において、光学ファ
イバ100 はボールチップを有さない。端部は、所定の斜
め切断端部表面102 を有する。端部は、図9と同様に、
インサート106 の反射表面104 と密接に接触するように
配されている。
態様の概略図である。この実施態様において、光学ファ
イバ100 はボールチップを有さない。端部は、所定の斜
め切断端部表面102 を有する。端部は、図9と同様に、
インサート106 の反射表面104 と密接に接触するように
配されている。
【0052】図11は、本発明のレーザ伝達装置のファ
イバチップの別の好ましい実施態様の断面図である。図
9に示したものと類似しているこの実施態様は、反射表
面の小さなくぼみ112 中にわずかに埋まった斜め切断ボ
ールチップファイバ110 を示している。この実施態様に
おいて、反射表面は、キャップ内に包まれたインサート
114 上にある。この生められたチップにより、光が漏れ
るのを防ぎ、レーザエネルギの伝達をより精密にする。
イバチップの別の好ましい実施態様の断面図である。図
9に示したものと類似しているこの実施態様は、反射表
面の小さなくぼみ112 中にわずかに埋まった斜め切断ボ
ールチップファイバ110 を示している。この実施態様に
おいて、反射表面は、キャップ内に包まれたインサート
114 上にある。この生められたチップにより、光が漏れ
るのを防ぎ、レーザエネルギの伝達をより精密にする。
【0053】図12は、本発明のレーザ伝達装置のファ
イバチップの別の好ましい実施態様の断面図である。図
10に示したものと類似しているこの実施態様は、反射
表面の小さなくぼみ122 中にわずかに埋まった斜め切断
ファイバ120 を示している。この実施態様において、反
射表面は、キャップ内に包まれたインサート上にある。
この生められたチップにより、光が漏れるのを防ぎ、レ
ーザエネルギの伝達をより能率的にする。
イバチップの別の好ましい実施態様の断面図である。図
10に示したものと類似しているこの実施態様は、反射
表面の小さなくぼみ122 中にわずかに埋まった斜め切断
ファイバ120 を示している。この実施態様において、反
射表面は、キャップ内に包まれたインサート上にある。
この生められたチップにより、光が漏れるのを防ぎ、レ
ーザエネルギの伝達をより能率的にする。
【0054】図13は、本発明のレーザ伝達装置のファ
イバチップの別の好ましい実施態様の断面図である。こ
の実施態様において、ボールチップファイバ130 の斜め
切断端部表面は、くぼみを有する反射鏡面インサート13
2 と密接に接触して、光が漏れるのと、結果として生じ
る過熱を防ぐ。このアッセンブリは、ブッシュ接合部13
6 により、密封透明シェル134 内に包まれている。この
シェルは、石英、シリカ、パイレックスまたは適切な波
長でのレーザ光に対して透明であり、十分に耐熱性であ
るいかなる適切な材料から作ってもよい。室138 を空に
して、所定の角度でビームを反射または屈折させる空気
また他の適切な液体または気体で満たすこともできる。
ブッシュを、透明シェルの上を覆って締めつける一片の
材料139から構成してアッセンブリをしっかり締める。
このブッシュ接合部は、特に昇温下で洗浄または冷却シ
ステムに関して使用したときに、操作中に機械的結合性
(mechanical integrity)を増大させる。
イバチップの別の好ましい実施態様の断面図である。こ
の実施態様において、ボールチップファイバ130 の斜め
切断端部表面は、くぼみを有する反射鏡面インサート13
2 と密接に接触して、光が漏れるのと、結果として生じ
る過熱を防ぐ。このアッセンブリは、ブッシュ接合部13
6 により、密封透明シェル134 内に包まれている。この
シェルは、石英、シリカ、パイレックスまたは適切な波
長でのレーザ光に対して透明であり、十分に耐熱性であ
るいかなる適切な材料から作ってもよい。室138 を空に
して、所定の角度でビームを反射または屈折させる空気
また他の適切な液体または気体で満たすこともできる。
ブッシュを、透明シェルの上を覆って締めつける一片の
材料139から構成してアッセンブリをしっかり締める。
このブッシュ接合部は、特に昇温下で洗浄または冷却シ
ステムに関して使用したときに、操作中に機械的結合性
(mechanical integrity)を増大させる。
【0055】図14は、本発明のレーザ伝達装置のファ
イバチップの別の好ましい実施態様の断面図である。こ
の実施態様において、ボールチップファイバ140 の斜め
切断端部表面は、密封透明シェル142 内に囲まれてい
る。この斜め切断ファイバチップ表面を、反射または干
渉フイルム144 により被覆してもよい。
イバチップの別の好ましい実施態様の断面図である。こ
の実施態様において、ボールチップファイバ140 の斜め
切断端部表面は、密封透明シェル142 内に囲まれてい
る。この斜め切断ファイバチップ表面を、反射または干
渉フイルム144 により被覆してもよい。
【0056】図15は、本発明のレーザ伝達装置のファ
イバチップの別の好ましい実施態様の断面図である。図
5および11に示した実施態様と類似したこの実施態様
は、同軸冷却チャンネル152 内に配されたファイバ150
を示す。この実施態様は、CO2または生理食塩水のよ
うな冷却液または洗浄液の供給源があるときに用いる。
操作においては、装置を用いるときに、装置の同軸部分
を通じて冷却液または洗浄液をポンプを吸い上げる。図
6の矢印により流動を示す。この操作により、ファイバ
チップの近くを低温に保持する。この実施態様は、ファ
イバチップ検温および保護システムを用いたレーザ源と
接合して使用する。
イバチップの別の好ましい実施態様の断面図である。図
5および11に示した実施態様と類似したこの実施態様
は、同軸冷却チャンネル152 内に配されたファイバ150
を示す。この実施態様は、CO2または生理食塩水のよ
うな冷却液または洗浄液の供給源があるときに用いる。
操作においては、装置を用いるときに、装置の同軸部分
を通じて冷却液または洗浄液をポンプを吸い上げる。図
6の矢印により流動を示す。この操作により、ファイバ
チップの近くを低温に保持する。この実施態様は、ファ
イバチップ検温および保護システムを用いたレーザ源と
接合して使用する。
【0057】図16は、本発明のレーザ伝達装置のファ
イバチップの別の好ましい実施態様の断面図である。図
9に示したように、斜めに切断した研磨ファイバ表面16
2 を有するボールチップファイバ160 を得る。表面は、
必要に応じて干渉フイルムで被覆してもよい。ファイバ
チップの端部キャップ部分166 により、空気または他の
気体または液体のポケット164 を設ける。端部キャップ
の内面168 は、高反射表面または鏡面としてもよい。従
って、レーザビームの大部分を、ファイバ自身の斜め切
断端部表面で反射する一方で、端部キャップの内面に入
射する漂遊ビームはまた、反射ビームの残りとともに、
装置の側窓169 の外に反射して出る。
イバチップの別の好ましい実施態様の断面図である。図
9に示したように、斜めに切断した研磨ファイバ表面16
2 を有するボールチップファイバ160 を得る。表面は、
必要に応じて干渉フイルムで被覆してもよい。ファイバ
チップの端部キャップ部分166 により、空気または他の
気体または液体のポケット164 を設ける。端部キャップ
の内面168 は、高反射表面または鏡面としてもよい。従
って、レーザビームの大部分を、ファイバ自身の斜め切
断端部表面で反射する一方で、端部キャップの内面に入
射する漂遊ビームはまた、反射ビームの残りとともに、
装置の側窓169 の外に反射して出る。
【0058】図17a−cは、本発明の反射ビームの様
式を示している。図17aにおいて、レーザビーム路17
0aは、入射ビームに対して、約90度の角度をなしてい
る。図示したように、斜め切断ファイバ172aは、ファイ
バの中心軸に垂直な方向に対して約45度の角度を有す
る。図17bにおいて、レーザビーム通路170bは、入射
ビームに対して、90度よりいくぶん大きな角度を向いて
いる。図示したように、斜め切断ファイバ172bは、ファ
イバの中心軸に垂直な方向に対して45度よりいくぶん大
きな角度を有する。図17cにおいて、レーザビーム通
路170cは、入射ビームに対して、90度よりいくぶん小さ
な角度を向いている。図示したように、斜め切断ファイ
バ172cは、ファイバの中心軸に垂直な方向に対して45度
よりいくぶん小さな角度を有する。
式を示している。図17aにおいて、レーザビーム路17
0aは、入射ビームに対して、約90度の角度をなしてい
る。図示したように、斜め切断ファイバ172aは、ファイ
バの中心軸に垂直な方向に対して約45度の角度を有す
る。図17bにおいて、レーザビーム通路170bは、入射
ビームに対して、90度よりいくぶん大きな角度を向いて
いる。図示したように、斜め切断ファイバ172bは、ファ
イバの中心軸に垂直な方向に対して45度よりいくぶん大
きな角度を有する。図17cにおいて、レーザビーム通
路170cは、入射ビームに対して、90度よりいくぶん小さ
な角度を向いている。図示したように、斜め切断ファイ
バ172cは、ファイバの中心軸に垂直な方向に対して45度
よりいくぶん小さな角度を有する。
【0059】図18a−bは、反射ビームの様式の差を
示している。図18aにおいて、180aは、平らな平面反
射表面182aを有する本発明の実施態様を示している。図
18bにおいて、180bは凹面反射表面182bを有する実施
態様を示している。断面図を示すが、184aおよび184bに
近いファイバから輻射されるビーム様式は大部分は管状
であり、チップが液体に浸漬された時のみにわずかに発
散する。平らな反射表面を有する実施態様において、反
射ビームはごくわずかに発散しているが、発光チップの
近くの区域ではその長さに亘り細い形状と全く一定の強
度を保持している。しかしながら、凹面反射表面を有す
る実施態様は、円錐形状であり、曲がった反射表面の焦
点に対応する地点186 まで細くなるかまたは集中し、そ
の後広がる反射ビームを生成する。186 に近いビーム様
式の断面区域は非常に小さく、ビームはこの焦点の近く
が最も熱い。従って、レーザビームが装置の焦点近くで
組織に入射するように図5のメスを位置させる場合に切
断、組織アブレーションまたは蒸発が可能である。この
実施態様は、入射ビームが広くて強くないように、メス
が凝固させる組織から離れて位置する場合に組織を凝固
させるのに効果的である。
示している。図18aにおいて、180aは、平らな平面反
射表面182aを有する本発明の実施態様を示している。図
18bにおいて、180bは凹面反射表面182bを有する実施
態様を示している。断面図を示すが、184aおよび184bに
近いファイバから輻射されるビーム様式は大部分は管状
であり、チップが液体に浸漬された時のみにわずかに発
散する。平らな反射表面を有する実施態様において、反
射ビームはごくわずかに発散しているが、発光チップの
近くの区域ではその長さに亘り細い形状と全く一定の強
度を保持している。しかしながら、凹面反射表面を有す
る実施態様は、円錐形状であり、曲がった反射表面の焦
点に対応する地点186 まで細くなるかまたは集中し、そ
の後広がる反射ビームを生成する。186 に近いビーム様
式の断面区域は非常に小さく、ビームはこの焦点の近く
が最も熱い。従って、レーザビームが装置の焦点近くで
組織に入射するように図5のメスを位置させる場合に切
断、組織アブレーションまたは蒸発が可能である。この
実施態様は、入射ビームが広くて強くないように、メス
が凝固させる組織から離れて位置する場合に組織を凝固
させるのに効果的である。
【0060】図19および20は、図2および3の参照
番号28および30により示した位置決め装置と類似の位置
決め装置を示す。図19に関して、装置の2つの部品19
0 および192 は、ファイバが2つの部品の中心を一直線
に通じて通過するようにともにねじって取り付けられて
いる。部品190 に部品192 が捩じ込まれるときに、部品
190 内の部品192 のチップが点194 でファイバの周りに
圧縮される。圧縮が増大するにつれて、装置はファイバ
に固定される。従って、この位置決め装置により、ファ
イバの外部内視鏡への挿入深さを正確に測定することが
できる。位置決め装置がチャンネル部に対して静止し、
外科医により操作できるまで、ファイバを内視鏡の適切
なチャンネルに挿入する。記載した固着手段は、一実施
態様であり、他の固着手段も当業者には公知である。
番号28および30により示した位置決め装置と類似の位置
決め装置を示す。図19に関して、装置の2つの部品19
0 および192 は、ファイバが2つの部品の中心を一直線
に通じて通過するようにともにねじって取り付けられて
いる。部品190 に部品192 が捩じ込まれるときに、部品
190 内の部品192 のチップが点194 でファイバの周りに
圧縮される。圧縮が増大するにつれて、装置はファイバ
に固定される。従って、この位置決め装置により、ファ
イバの外部内視鏡への挿入深さを正確に測定することが
できる。位置決め装置がチャンネル部に対して静止し、
外科医により操作できるまで、ファイバを内視鏡の適切
なチャンネルに挿入する。記載した固着手段は、一実施
態様であり、他の固着手段も当業者には公知である。
【0061】図20は、発光チップを有するファイバお
よびカニューラを有する回転可能接合部を示す。装置の
2つの主要部品、内面部品202 およびスリーブ部品203
を通じて通過する光学ファイバ200 を示す。剛性カニュ
ーラ部材204 はスリーブ203に取り付けられている。内
側部材202 は、ファイバ上に固定され、スリーブ203は
ファイバの周りを回転する。地点206 には、スリーブ20
3 の中側の周辺で平らに間隔が開いた小さなぎざぎざま
たはスロットがある。内側部材202 の外面に位置した小
さな端部要素または鍵要素208 が部品203 のにスロット
に噛み合い、従って、2つの部品202 および203 をとも
に固定する。カニューラ部材に結合したスリーブ203 を
ファイバの周りに回転させるときに、部品203 中の規則
的な間隔の開いたスロットを、小さな端部により選択的
に噛み合わせる。従って、スリーブ203 内の規則的に離
間された一連の6つのスロットは、装置の回転の6つの
割送り位置(indexed position)となる。異なる数のス
ロットを用いて、所望の選択性の度合いを増大または減
少させることもできる。カニューラ部材を異なる位置に
ねじこむときに、発光窓209 (カニューラ部材の発光チ
ップの部分)は発光の方位と向きを変更する。割送り回
転可能結合手段の構造の1つの可能性のみをここに記載
した。当業者にとっては、割送り回転可能手段の様々な
実施態様は容易に分かる。
よびカニューラを有する回転可能接合部を示す。装置の
2つの主要部品、内面部品202 およびスリーブ部品203
を通じて通過する光学ファイバ200 を示す。剛性カニュ
ーラ部材204 はスリーブ203に取り付けられている。内
側部材202 は、ファイバ上に固定され、スリーブ203は
ファイバの周りを回転する。地点206 には、スリーブ20
3 の中側の周辺で平らに間隔が開いた小さなぎざぎざま
たはスロットがある。内側部材202 の外面に位置した小
さな端部要素または鍵要素208 が部品203 のにスロット
に噛み合い、従って、2つの部品202 および203 をとも
に固定する。カニューラ部材に結合したスリーブ203 を
ファイバの周りに回転させるときに、部品203 中の規則
的な間隔の開いたスロットを、小さな端部により選択的
に噛み合わせる。従って、スリーブ203 内の規則的に離
間された一連の6つのスロットは、装置の回転の6つの
割送り位置(indexed position)となる。異なる数のス
ロットを用いて、所望の選択性の度合いを増大または減
少させることもできる。カニューラ部材を異なる位置に
ねじこむときに、発光窓209 (カニューラ部材の発光チ
ップの部分)は発光の方位と向きを変更する。割送り回
転可能結合手段の構造の1つの可能性のみをここに記載
した。当業者にとっては、割送り回転可能手段の様々な
実施態様は容易に分かる。
【図1】尿道を通じて挿入され、前立腺に隣接して位置
した切除用内視鏡の概略図
した切除用内視鏡の概略図
【図2】本発明の実施態様の概略図
【図3】本発明の実施態様の概略図
【図4】発光チップ中のインサート上に反射表面を有す
る本発明の実施態様の概略図
る本発明の実施態様の概略図
【図5】発光チップ中のインサート上に反射表面を有す
る本発明の実施態様の概略図
る本発明の実施態様の概略図
【図6】本発明の内部反射装置の実施態様の概略図
【図7】本発明の内部反射装置の実施態様の概略図
【図8】本発明の内部反射装置の実施態様の概略図
【図9】発光チップ中のインサート上に反射表面を有す
る本発明の実施態様の概略図
る本発明の実施態様の概略図
【図10】発光チップ中のインサート上に反射表面を有
する本発明の実施態様の概略図
する本発明の実施態様の概略図
【図11】発光チップ中のインサート上に反射表面を有
する本発明の実施態様の概略図
する本発明の実施態様の概略図
【図12】発光チップ中のインサート上に反射表面を有
する本発明の実施態様の概略図
する本発明の実施態様の概略図
【図13】本発明の発光チップの実施態様の概略図
【図14】本発明の発光チップの実施態様の概略図
【図15】本発明の発光チップの実施態様の概略図
【図16】本発明の発光チップの実施態様の概略図
【図17】反射エネルギがどのように、ファイバの中心
軸に関して、それぞれほぼ90度、90度よりいくぶん大き
い、および90度よりいくぶん小さい角度を向くかを示す
概略図
軸に関して、それぞれほぼ90度、90度よりいくぶん大き
い、および90度よりいくぶん小さい角度を向くかを示す
概略図
【図18】それぞれ、平らで平面の表面および凹面に曲
がった表面に入射する輻射エネルギの反射ビーム様式を
示す概略図
がった表面に入射する輻射エネルギの反射ビーム様式を
示す概略図
【図19】位置決め装置を示す概略図
【図20】カニューラ搭載発光チップに設けられた分割
回転性結合装置
回転性結合装置
10 切除用内視鏡 12 尿道 14 前立腺 16、18 開口部 20 膀胱 22、41、60、100 、120 、130 、140 、150 、160 、17
2 、200 ファイバ 24 ファイバコネクタ 26 発光チップ 28、30 位置決め装置 40 固定手段 42 中空ボディ部分 45、50、96、182 反射表面 47 肩 48、54間、99 冷却口 49 発光窓 52 可動性シャッタ 55 カニューラ 58 結合手段 62、92 中心軸 64 クラッド 66、72 反射コーティング 69 保護層 70 丸い表面 84 拡大部分 106 、114 、132 インサート 112 、122 凹所 134 、142 透明シェル 144 干渉フイルム 164 ポケット 170 レーザビーム通路 203 スリーブ
2 、200 ファイバ 24 ファイバコネクタ 26 発光チップ 28、30 位置決め装置 40 固定手段 42 中空ボディ部分 45、50、96、182 反射表面 47 肩 48、54間、99 冷却口 49 発光窓 52 可動性シャッタ 55 カニューラ 58 結合手段 62、92 中心軸 64 クラッド 66、72 反射コーティング 69 保護層 70 丸い表面 84 拡大部分 106 、114 、132 インサート 112 、122 凹所 134 、142 透明シェル 144 干渉フイルム 164 ポケット 170 レーザビーム通路 203 スリーブ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 コン ヒン ガイ アメリカ合衆国 カリフォルニア州 94116 サンフランシスコ サーティーフ ィフス アヴェニュー 2470 (72)発明者 キン ジェイ ジェイ ユ アメリカ合衆国 カリフォルニア州 94601 オークランド ギャリンド スト リート 3015 (72)発明者 ヘリック タム アメリカ合衆国 カリフォルニア州 94133 サンフランシスコ グリニッジ 924 (72)発明者 マリリン エム シュウ アメリカ合衆国 カリフォルニア州 94611 ピードモント ワイルドウッド アヴェニュー 358
Claims (29)
- 【請求項1】 輻射エネルギによって組織を切断、凝固
および蒸発せしめるアングル発光ファイバ光学レーザ伝
達装置であって、 該装置が、 受信端部、中心軸、および伝達端部を有するファイバ光
学導波管、並びに発光チップからなり、 該発光チップが、 該発光チップを前記導波管の前記伝達端部に隣接した部
分に結合させる結合手段、 末梢端部および基部端部を有する中心中空ボディ部分、
および高反射表面からなり、 前記結合手段が前記基部端部で前記発光チップの中心中
空ボディ部分を前記導波管に結合させ、部分的に切り取
られた前記中心中空ボディ部分が中心開口部を規定し、 前記高反射表面が操作位置において前記発光チップの前
記中心中空ボディ部分内に位置し、それにより前記輻射
エネルギが前記中心軸に対して操作角度で反射されて前
記中心開口部を通過することを特徴とするアングル発光
ファイバ光学レーザ伝達装置。 - 【請求項2】 輻射エネルギによって組織を切断、凝固
および蒸発せしめるアングル発光ファイバ光学レーザ伝
達装置であって、 該装置が、 受信端部、中心軸、および伝達端部を有するファイバ光
学導波管、 基部端部および末梢端部を有する剛性カニューラ部材、 前記導波管を前記カニューラ部材内に固着し、それによ
り前記カニューラ部材の末梢端部に隣接させて前記導波
管の伝達端部を保持する、前記カニューラ部材の前記基
部端部に隣接した導波管固着手段、および発光チップか
らなり、 前記導波管を、該導波管の伝達端部が前記カニューラ部
材の末梢端部に隣接するように、前記カニューラ部材内
に軸上に配し、 該発光チップが、 該発光チップを前記カニューラ部材の末梢端部に結合さ
せる結合手段、 基部端部および末梢端部を有する中心中空ボディ部分、
および高反射表面からなり、 前記結合手段が前記発光チップの前記中心中空ボディ部
分の前記基部端部を前記カニューラ部材の前記末梢端部
に結合し、部分的に切り取られた前記中心中空ボディ部
分が中心開口部を規定し、 前記高反射表面が操作位置において前記発光チップの前
記中心中空ボディ部分内に位置し、それにより前記輻射
エネルギが前記中心軸に対して操作角度で反射されて前
記中心開口部を通過することを特徴とするアングル発光
ファイバ光学レーザ伝達装置。 - 【請求項3】 輻射エネルギによって組織を切断、凝固
および蒸発せしめる、コンビネーション反射率を利用し
たアングル発光ファイバ光学レーザ伝達装置であって、 該装置が、 受信端部、中心軸、および伝達端部を有するファイバ光
学導波管、並びに発光チップからなり、 前記伝達端部が斜め切断端部表面を有し、前記端部表面
が前記ファイバ光学導波管の前記中心軸に対して操作角
度にあり、 前記発光チップが、 前記発光チップを前記導波管の前記伝達端部に隣接した
部分に結合せしめる結合手段、 末梢端部および基部端部を有する中心中空ボディ部分、
および高反射表面からなり、 前記結合手段が前記基部端部で前記発光チップの前記中
心中空ボディ部分を前記導波管に結合させ、部分的に切
り取られた前記中心中空ボディ部分が中心開口部を規定
し、 前記伝達端部が前記高反射表面と密接に接触し、前記伝
達端部および前記高反射表面の両者が操作位置において
前記発光チップの前記中心中空ボディ部分内に位置し、
それにより前記輻射エネルギが前記中心軸に対して操作
角度で反射されて前記中心開口部を通過することを特徴
とするコンビネーション反射率を利用したアングル発光
ファイバ光学レーザ伝達装置。 - 【請求項4】 前記反射表面には、前記ファイバ光学導
波管の前記斜め切断端部表面がくぼみ内に配されるよう
にくぼみが設けられ、それにより、常規の光の漏れを減
少することを特徴とする請求項3記載のアングル発光フ
ァイバ光学レーザ伝達装置。 - 【請求項5】 前記高反射表面が、前記中心中空ボディ
部分内で軸上に配されたインサート部材の第1の端部上
に配され、前記インサート部材の第2の端部が前記中心
中空ボディ部分の前記末梢端部に隣接することを特徴と
する請求項1から4いずれか1項記載のアングル発光フ
ァイバ光学レーザ伝達装置。 - 【請求項6】 前記中心中空ボディ部分が、前記中心中
空ボディ部分の前記末梢端部と前記中心開口部の間の中
間点に位置する内部周辺肩をさらに含み、前記インサー
ト部材が前記第1の端部と第2の端部の間の中間点に周
辺突起部を有し、該突起部が前記肩に対して偏っている
ことを特徴とする請求項5記載のアングル発光ファイバ
光学レーザ伝達装置。 - 【請求項7】 前記発光チップの前記中心中空ボディ部
分が、該発光チップのための冷却口として機能する前記
中心開口部よりいくぶん小さなサイズの複数の開口部を
さらに含むことを特徴とする請求項1から6いずれか1
項記載のアングル発光ファイバ光学レーザ伝達装置。 - 【請求項8】 前記中心中空ボディ部分の前記冷却口に
隣接した部分に可動に結合された流速制限手段を含むこ
とを特徴とする請求項7記載のアングル発光ファイバ光
学レーザ伝達装置。 - 【請求項9】 前記高反射表面が平面であることを特徴
とする請求項1から8いずれか1項記載のアングル発光
ファイバ光学レーザ伝達装置。 - 【請求項10】 前記高反射表面が凹面であることを特
徴とする請求項1から8いずれか1項記載のアングル発
光ファイバ光学レーザ伝達装置。 - 【請求項11】 輻射エネルギによって組織を切断、凝
固および蒸発せしめる、アングル発光ファイバ光学レー
ザ伝達装置であって、 該装置が、 受信端部、中心軸、および伝達端部を有するファイバ光
学導波管、並びに発光チップからなり、 該発光チップが、 前記伝達端部上の斜め切断端部面、および前記端部面に
付着された高反射表面からなり、前記端部面が前記導波
管の前記中心軸に対する操作角度にあり、それにより、
前記輻射エネルギが前記中心軸に対して操作角度で反射
されることを特徴とするアングル発光ファイバ光学レー
ザ伝達装置。 - 【請求項12】 前記高反射表面が誘電体からなること
を特徴とする請求項1から11いずれか1項記載のアン
グル発光ファイバ光学レーザ伝達装置。 - 【請求項13】 前記高反射表面が金属材料からなるこ
とを特徴とする請求項1から11いずれか1項記載のア
ングル発光ファイバ光学レーザ伝達装置。 - 【請求項14】 前記高反射表面が複数の材料層からな
り、該材料が異なる屈折率を有することを特徴とする請
求項1から11いずれか1項記載のアングル発光ファイ
バ光学レーザ伝達装置。 - 【請求項15】 前記ファイバ光学導波管の直径が、前
記装置の発光チップの近くの点で増大して、切断された
ボール形状の発光チップを形成することを特徴とする請
求項1から14いずれか1項記載のアングル発光ファイ
バ光学レーザ伝達装置。 - 【請求項16】 前記発光チップが前記中心中空ボディ
を覆って付着された保護層を含み、該保護層が前記輻射
エネルギを透過する材料からなることを特徴とする請求
項1から10または12から15いずれか1項記載のア
ングル発光ファイバ光学レーザ伝達装置。 - 【請求項17】 前記発光チップが前記高反射表面に亘
って付着された保護層を含み、該保護層が前記輻射エネ
ルギを透過する材料からなることを特徴とする請求項1
1から15いずれか1項記載のアングル発光ファイバ光
学レーザ伝達装置。 - 【請求項18】 前記ファイバの前記斜め切断端部表面
と前記保護層の間に挟まれた室を規定する空間があり、
該室が密封手段により密封されることを特徴とする請求
項16または17記載のアングル発光ファイバ光学レー
ザ伝達装置。 - 【請求項19】 前記室が液体で満たされることを特徴
とする請求項18記載のアングル発光ファイバ光学レー
ザ伝達装置。 - 【請求項20】 前記室が気体で満たされることを特徴
とする請求項18記載のアングル発光ファイバ光学レー
ザ伝達装置。 - 【請求項21】 前記室が排気されることを特徴とする
請求項18記載のアングル発光ファイバ光学レーザ伝達
装置。 - 【請求項22】 前記輻射エネルギが前記中心軸に対し
て90度の角度で前記高反射表面から反射するように、前
記高反射表面が前記中心軸に対して約45度の平面内にあ
ることを特徴とする請求項1から21いずれか1項記載
のアングル発光ファイバ光学レーザ伝達装置。 - 【請求項23】 前記輻射エネルギが前記中心軸に対し
て90度より大きな角度で前記高反射表面から反射するよ
うに、前記高反射表面が前記中心軸に対して45度より大
きな角度の平面内にあることを特徴とする請求項1から
21いずれか1項記載のアングル発光ファイバ光学レー
ザ伝達装置。 - 【請求項24】 前記輻射エネルギが前記中心軸に対し
て90度より小さな角度で前記高反射表面から反射するよ
うに、前記高反射表面が前記中心軸に対して45度より小
さな角度の平面内にあることを特徴とする請求項1から
21いずれか1項記載のアングル発光ファイバ光学レー
ザ伝達装置。 - 【請求項25】 前記導波管の前記受信端部が該導波管
を輻射エネルギの源に結合させる手段を含むことを特徴
とする請求項1から24いずれか1項記載のアングル発
光ファイバ光学レーザ伝達装置。 - 【請求項26】 位置決め装置を含み、該位置決め装置
が前記導波管の前記受信端部と前記発光チップとの中間
点で前記位置決め装置を前記導波管に結合させる固着手
段を有することを特徴とする請求項1から25いずれか
1項記載のアングル発光ファイバ光学レーザ伝達装置。 - 【請求項27】 前記位置決め装置が回転性部分を含
み、該回転性部分が前記位置決め装置の前記固着手段と
前記導波管の前記受信端部との間に配され、前記回転性
部分が前記導波管の中心軸の周りで回転可能であること
を特徴とする請求項1から26いずれか1項記載のアン
グル発光ファイバ光学レーザ伝達装置。 - 【請求項28】 前記回転性部分が、複数の所定の位置
に回転できるように目盛り付けされていることを特徴と
する請求項27記載のアングル発光ファイバ光学レーザ
伝達装置。 - 【請求項29】 前記ファイバが、前記ファイバ光学導
波管の伝達端部に冷却液を送出する細い同軸チャンネル
内に配されることを特徴とする請求項1から28いずれ
か1項記載のアングル発光ファイバ光学レーザ伝達装
置。
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