JPH0746804Y2 - クリップ - Google Patents

クリップ

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JPH0746804Y2
JPH0746804Y2 JP17860087U JP17860087U JPH0746804Y2 JP H0746804 Y2 JPH0746804 Y2 JP H0746804Y2 JP 17860087 U JP17860087 U JP 17860087U JP 17860087 U JP17860087 U JP 17860087U JP H0746804 Y2 JPH0746804 Y2 JP H0746804Y2
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JP
Japan
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stopper
sandwiching
bodies
clip
holding
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JP17860087U
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English (en)
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JPH0182304U (ja
Inventor
勲 北川
Original Assignee
勲 北川
北川 忠雄
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は洗濯物の挟持、或いは紙その他の事務用品の挟
持等各種の用途に供することのできるクリップに関する
ものである。
〔従来技術とその問題点〕
洗濯物、或いは重ね合わされた事務用品のような各種物
品の縁部を適宜の挟持力を有する挟持体によって挟持さ
せ、これによって挟持されたものが分散或いは所定位置
から移動をすることを防止できるよう構成したクリップ
は各種のものが知られている。
これらのクリップは用途に応じて金属、木、合成樹脂等
の素材を使い分けて構成しているが、いずれの場合にも
その構成は別々に形成された二つの挟持体の適宜個所を
枢軸を介して組み合わされた二つの挟持体の間にスプリ
ング等の弾撥体を介在させることによって挟持効果を発
揮できるように構成している。
このために、どのような素材を用いた場合であってもク
リップを製造する場合には、前記する二つの挟持体を組
み合わせるための作業や、組み合わされた二つの挟持体
の内部にスプリング等の弾撥材を取り付ける作業が必要
となってしまい、構成材料のコストが低廉であるにもか
かわらず製造コストの引き下げを阻害しているという欠
点があった。
また、このような従来製品の場合には、組み立て作業者
の熟練の程度如何によって製造されたクリップの性能或
いは仕上げの精度が著しく異なってしまい、均一な外
観、均一な効果を発揮できる製品が得難いという欠点が
指摘されていた。
更にまた、従来構造のクリップでは、物品に対する挟持
力は二つの挟持体の間に介在させるスプリング等の弾撥
材の強度に大きく影響され、スプリングの力が弱いと期
待する挟持効果が発揮出来ず、また、スプリングの力が
強すぎると挟持操作を行う際に、クリップ体の先端部を
開放させるのに大きな力を必要とする等の欠点が指摘さ
れていた。
〔考案の目的〕
本考案は上記の事情に鑑みこれに対応しようとするもの
であり、製造手段が簡単であり、しかも組み立て工程を
全く必要としない画期的なクリップを提供せんとするも
のである。
また、本考案の他の目的はクリップのための用法が簡単
であり、しかも簡単な操作によって極めて強力な挟持効
果を発揮できるクリップを提供しようとするものであ
る。
〔考案の要点〕
本考案は、適宜の硬度を有する合成樹脂によって構成す
るものであり、対向する二つの挟持体の基端部近くの内
側を比較的肉薄の連結扞を介して連結することによって
側面形状がほぼH字状を呈するよう一体的に形成すると
ともに、対向する二つの挟持体のうち一方の挟持体の上
端部に、基端部の側面形状がL字状を呈するように形成
したストッパーの前記基端部近くを起伏自在に連結して
構成し、前記ストッパーが倒伏すると、L字状の基端部
の両側端が二つの挟持体の上端部の間に挿入されて挟持
体を押し広げ、これに連動して反対側に位置する挟持体
の先端部が互いに接近して挟持効果を発揮できるように
構成してなるクリップの構造を考案の要点としている。
〔実施例〕
以下に本考案の実施例を図面を参照して説明する。
本考案は適宜の硬度を有する合成樹脂を用いて形成する
ものであり、対向する二つの挟持体1,1と、この挟持体
1,1を連結する連結体2及び一方の挟持体1の先端部に
起伏自在に連結したストッパー3によって構成してい
る。
挟持体1,1は用途に応じて適宜その幅及び長さを選定し
て形成するものであり、先端部には内側に向かって少許
の高さだけ挟持用の爪11,11を突設させている。
連結体2は、二つの挟持体1,1の上端部から少しだけ下
がった位置で、両者の内側に差し渡して一体化させるも
のであり、その全体形状が縦長のH字状を呈するように
形成している。
なお、連結体2は合成樹脂素材を肉薄に形成することに
よって適宜の撓性を持たせている。
また、連結体2の形状は第1図及び第2図に例示するよ
うに比較的直線的なものとして形成する場合のほか、第
3図に例示するように下向きの弧(逆U字状)を描くよ
うに折曲形成させることもできる。
連結体2の形状を弧状に形成した場合には、連結体2に
よって一体化された二つの挟持体1,1の先端部分が互い
に内側に向かう力を持つように形成することが可能であ
り、それ自体既に多少のクリップ効果を発揮させること
ができるように構成することができる。
一方の挟持体1の上端部に連結するストッパー3は、第
2図に例示するように、適宜長さの棒状体の基端部を側
面ほぼL字状に形成して構成するものであり、L字状体
を構成する基端部の一方の側の先端に形成した嵌合突起
31をストッパー3が連結されている挟持体1の上端内側
に形成した嵌合用の凹窪部12に嵌合できるよう形成し、
これと反対側の端部に円弧状に形成した押圧部32が他方
の挟持体1の内側部に当接できるようにしている。
33はストッパー3を挟持体1の上端に連結するための連
結帯であり、肉薄に形成することによって可撓性を持た
せ、且つストッパー3の起伏操作を容易に行えるように
している。
なお、連結帯は第1図及び第2図に例示するように一本
の帯状体33によって連結する場合のほか第8図に例示す
るように嵌合突起31に近接する部位を連結する連結帯34
をもう一本追加した連結態様とすることもできる。
第3図例示のように挟持体1とストッパー3とを二本の
連結帯33及び34によって連結した場合には、ストッパー
3の起立操作を行う際に嵌合突起31が嵌合用の凹窪部12
に容易に案内されるというメリットを有する。
図中4はストッパー3の上端部に鉤状に形成した係止フ
ックであり、大きさに応じて物干し竿に直接に係止した
り、或いは洗濯紐に係止することができるように形成し
ている。
〔考案の効果〕
上記のように構成した本考案の効果を述べれば以下の通
りである。
(1) 対向する二つの挟持体1,1は連結体2によって
一体的に構成されており、しかも一方の挟持体1の上端
部には基端部をL字状に形成したストッパー3を起伏自
在に連結させたので、使用に際しては第1図に実線で示
した倒伏状態のストッパー3を第1図に矢印aで示す方
向に起立させるとストッパー3の基端部に形成したL字
状部の両端部が梃子の作用を奏しながら二つの挟持体1,
1の基端部(上端部)をそれぞれ外側方向に押し広げる
ように作用する、挟持体1,1の基端部が押し広げられる
と反対側に位置する挟持体1,1の先端部は強制的に近接
させられるので、簡単に挟持効果を発揮させることがで
きる。
(2) 従来のクリップは、二つの挟持体を適宜位置で
連結するとともに、この連結された二つの挟持体はその
内部に介在させたスプリング等が押し広げる力によって
挟持力を発揮できるように構成していたためにクリップ
全体の挟持力は前記したスプリングの力に依存すること
となってしまい、挟持すべき物品が例えば薄い紙葉等の
場合には挟持効果を発揮できない場合が生じたりするこ
とがあったが、本考案は上気した構成が示す通り、スプ
リング等を全く使用せず、ストッパー3が奏する梃子作
用によって二つの挟持体1,1を強制的に押し広げ、これ
に伴って反対側である挟持先端部が強固な挟持力を発揮
するように構成したので従来のクリップが有していた挟
持不能等の問題を発生させることがないばかりか、挟持
状態における挟持先端部はストッパー3により常に強制
的に作用させらているために挟持力の低下等の問題も生
ずる心配がない等多くの特徴を有している。
(3) クリップ全体が一つの構成体として一体的に構
成されているので、合成樹脂のインジェクションによる
ワンショット加工で完成品を得ることが可能であり、従
来品のような複数の構成部品を組み立てる作業を完全に
省略することができ、製造コストの低廉化に著しく寄与
することができた。
(4) 製造手段が簡単であり、大量生産によって廉価
に製造することができることは勿論のこと、常に均質な
製品を得ることができる利点がある。
【図面の簡単な説明】
図は本考案の実施例を示すものであり第1図は挟持先端
部を開放した状態で示す側面図、第2図は同上図に示す
ストッパーを挟持状態に起立動作させた状態を示す側面
図、第3図は連結体の形状及び連結帯の形状を変更した
例を示す側面図である。 1……挟持体、11……突条、12……凹窪部、2……連結
体、3……ストッパー、31……嵌合突起、32……押圧
部、33,34……連結帯、4……係止フック

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】対向する二つの挟持体の内側基端部近くを
    比較的肉薄の連結扞を介して連結することにより側面形
    状がほぼH字状を呈するよう一体的に形成するととも
    に、対向する二つの挟持体のうち一方の挟持体の上端に
    は、基端部をL字状に形成した棒状体からなるストッパ
    ーの基端部を連結帯を介して起伏自在に連結し、前記ス
    トッパーの基端部の一方側には、それを倒伏させた時に
    ストッパーを連続させた挟持体の内側上端部に当接する
    嵌合突起を形成し、ストッパーの他方の端部にはもう一
    方の挟持体の内側上端部に当接して二つの挟持体の間隔
    を押し広げるための押圧部を形成してなるクリップ。
  2. 【請求項2】ストッパーは、一本若しくは二本の連結帯
    によって一方の挟持体の上端部に一体的に連結するもの
    である実用新案登録請求の範囲第1項記載のクリップ。
JP17860087U 1987-11-24 1987-11-24 クリップ Expired - Lifetime JPH0746804Y2 (ja)

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JP17860087U JPH0746804Y2 (ja) 1987-11-24 1987-11-24 クリップ

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JP17860087U JPH0746804Y2 (ja) 1987-11-24 1987-11-24 クリップ

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JPH0182304U JPH0182304U (ja) 1989-06-01
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