JPH0746800B2 - デ−タ再送方式 - Google Patents

デ−タ再送方式

Info

Publication number
JPH0746800B2
JPH0746800B2 JP61053991A JP5399186A JPH0746800B2 JP H0746800 B2 JPH0746800 B2 JP H0746800B2 JP 61053991 A JP61053991 A JP 61053991A JP 5399186 A JP5399186 A JP 5399186A JP H0746800 B2 JPH0746800 B2 JP H0746800B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
data
retransmission
communication
frame
communication frame
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP61053991A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS62210746A (ja
Inventor
勤 中村
信之 藤倉
浩介 新内
正義 萩原
良一 佐々木
郭之 八木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP61053991A priority Critical patent/JPH0746800B2/ja
Publication of JPS62210746A publication Critical patent/JPS62210746A/ja
Publication of JPH0746800B2 publication Critical patent/JPH0746800B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Detection And Prevention Of Errors In Transmission (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はデータ再送方式に関し、特に通信衛生を介して
データ伝送を行う際に、伝送エラーが生じた場合にエラ
ー回復を行うデータ再送方式に関するものである。
〔従来の技術〕
従来、通信衛星の如く、片道の伝搬遅延時間が250msec
もあるような大きな回線を使用する場合のデータ再送方
式については、プロシーディング オブ インターナシ
ョナル シンポジゥム オン サテライト アンド コ
ンピュータ コミュニケーションズ 1983年 第201〜2
13頁(Proceeding of International Symposium on Sat
ellite and Computer Communications,April,1983,pp20
1−213)において論じられている。
〔発明が解決しようとする問題点〕
衛星通信の如く、片道の伝搬遅延時間が250msecもある
ような大きな回線を使用する場合、1つ前に転送したデ
ータブロックの受信確認応答が到来するまで、次のブロ
ックが送信できないような手順では、伝送効率が著しく
低下することになる。このため、衛星通信では連続転送
が可能な方法が適しており、ISO(国際標準化機構)で
規定されたHDLが使用されている。
上記HDLCでは、伝送データブロックに制御用のヘッダが
付加された、伝送フレームに誤りが生じて、相手側に正
しく届かなかった場合の再送方式として、REJ(Rejec
t)方式と、SREJ(Selective Reject)方式とが規定さ
れている。
上記REJ方式では、第4図に示す如く、誤りが検出され
たフレーム(No.5フレーム)と、それに続く一連の送信
済みフレーム(No.6〜15フレーム)も再送(二重線で示
されている)される。しかしながら、前述の如く、衛星
回線は伝搬遅延時間が大きく、高速伝送になればなるほ
ど、無駄に伝送されるフレームの数が多くなる。
すなわち、第5図に示す如く、衛星回線を通ることによ
り、片道では250msec+α、往復では500msec+2αの伝
搬遅延時間がかかるため、衛星回線の速度が1.544Mb/se
cの場合、誤りフレームが生じると、長さ125バイトのフ
レームであれば、約750フレームが無駄に転送されるこ
とになる。
その反面、REJ方式には、送信側,受信側ともに少量の
バッファで済むという利点はある。
一方、SREJ方式では、第6図に示す如く、誤りフレーム
だけが再送されるため、無駄に転送されるフレームはな
くなるが、規定により、同時に2個以上のSREJは送出で
きないので、送信側,受信側ともに、大容量のバッファ
が必要となる。なお、現時点では、REJ方式のみが実施
されており、SREJ方式は、規定だけはされているが、実
施はされていない。
また、衛星回路を用いる通信方式においては、上記伝搬
遅延時間に加えて、周波数が10GHzを越えた搬送波で
は、雨や雪等の影響により、ビット誤り率が増加する傾
向がある。このため、伝送エラーが多発し、上記REJ方
式やSPEJ方式を用いた場合は、極端な伝送効率の劣化
や、送信側,受信側で膨大なバッファ容量が必要になる
等の問題が生ずる。
本発明の目的は、従来のデータ再送方式における上述の
如き問題を解消し、例えば、衛星通信の如く、伝搬遅延
時間が大きく、雨や雪等の影響により、ビット誤り率が
変動する回線の通信においても、スループットまたは回
線効率の低下を防止し、送信バッファ数,受信バッファ
数および送受信処理オーバーヘッドを低減可能な、デー
タ再送方式を提供することにある。
〔問題点を解決するための手段〕
上記目的を達成するため、本発明のデータ再送方式は、
データリンク上に複数の論理リンクを形成し、送信局が
上記論理リンク対応の通信フレームによって受信局にデ
ータを送信するようにした通信ネットワークにおいて、 送信局から受信局へのデータ再送モードとして、指定の
通信フレームを個別に再送する第1の再送モードと、論
理リンクに関係なく、指定の通信フレーム以降の既送信
済みの複数の通信フレームを再送する第2の再送モード
と、特定の論理リンクについて、指定の通信フレーム以
降の既送信済みの複数の通信フレームを再送する第3の
再送モードとを有し、 受信局で通信フレーム受信エラーを検出した時、受信エ
ラー通信フレームの連続個数が所定値未満の場合は上記
第1の再送モード、受信エラー通信フレームの連続個数
が上記所定値以上の場合は上記第2の再送モード、上記
受信エラーが特に上記第2の再送モードによる再送通信
フレームで発生していた場合は上記第3の再送モードを
指定して、受信局から送信局に当該受信エラー通信フレ
ームに関するデータの再送要求を発行し、 上記データ再送要求を受信した送信局が、上記受信局か
ら指定された受信エラー通信フレーム以降の既送信済み
の通信フレームのうち、上記再送モードに応じて決まる
1つまたは複数の通信フレームを再送動作するようにし
たことに特徴がある。
〔作用〕
本発明においては、3つの再送モードを受信局からの否
定応答の形式によって指定し、送信局は、指定された再
送モードで既送信フレームが再送動作する。例えば、拡
張Selective Repeat ARQ(Automatic Repeat Request)
方式は「SREJ−通番」、Go−Back−N ARQ方式は「REJ−
通番」、論理リンク単位に適用するGo−Back−N ARQ方
式は「REJ−論理リンクフレーム番号」にて指定する。
この指定形式により、通常は拡張Selective Repeat ARQ
方式を指定し、受信エラーのあるフレームが規定値以上
連続して受信された場合にはGo−Back−N ARQ方式に切
替え、特にそのGo−Back−N ARQ方式による再送通信フ
レームで受信エラーが発生した場合には、Go−Back−N
ARQ方式をその再送通信フレームと対応する論理リンク
単位に適用するように指定する。なお、論理リンク単位
に再送される再送通信フレームが受信されるまでの間に
受信されたフレームのうち、当該論理リンクに属するフ
レームは廃棄され、その他は保持される。
このように、拡張Selective Repeat ARQ方式をGo−Back
−N ARQ方式に切替えることにより、Selective Repeat
ARQ方式のみを用いて再送処理を行う場合に比べ、送受
信処理オーバヘッドの増大を抑えることができる。さら
に、Go−Back−N ARQ方式を受信エラーが発生した再送
通信フレームと対応する論理リンクに限定して適用した
場合、論理リンク単位に再送されるフレーム数は、共用
する論理リンクの数に反比例して減少する。このため、
従来のGo−Back−N ARQ方式に比べて、スループットま
たは回線効率の低下を防止することができる。
なお、拡張Selective Repeat ARQ方式では、受信エラー
が発生した通信フレームのみの再送要求と、複数の再送
要求との同時送出を可能にしている。これにより、スル
ープットまたは回線効率の低下を防止するとともに、送
受信バッファ数を低減することができる。
〔実施例〕
以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳細に説明す
る。
第3図は本発明を適用するに好適な、衛星通信等の通信
ネットワークの基本構成図である。図において、6はホ
スト計算機、7,8,9は上記ホスト計算機6内のアプリケ
ーション・プログラム、14は通信制御処理装置、13は上
記ホスト計算機6と通信制御処理装置14とを接続するチ
ャネル、16は通信衛星、17は末端装置、15は上記通信制
御処理装置14と末端装置17との間のデータリンク、ま
た、18,19,20は上記末端装置17内のアプリケーション・
プログラムである。なお、10,11,12は前記アプリケーシ
ョン・プログラム7と18,同8と19および9と20の間に
設定される論理リンクを示している。
上記データリンク15は、論理リンク10,11,12により共用
される。データの再生・消滅は、ホスト計算機6および
末端装置17内のアプリケーション・プログラムによって
生起される。これらのデータは、論理リンク10,11,12に
より接続されるアプリケーション・プログラム間、すな
わち、前記7と18,同8と19,9と20の間で送受信され
る。
本実施例に示すデータ再送方式は、通常は、誤りフレー
ムだけの再送を行うとともに、同時に複数の再送要求が
可能な、Selective Repeat ARQ方式に従うが、連続して
誤るフレーム数が規定値を越えた場合には、上記データ
リンクを共用する論理リンク単位に、誤りが生じたフレ
ーム以降の全フレームを再送するGo−Back−N ARQ方式
に切替えて、再送を行うことを特徴とするものである。
すなわち、本実施例においては、Selective Repeat ARQ
方式として前記SREJ方式を、 (1)SREJフレームは、Poll/Finalビット(以下、「P/
Fビット」という)が“1"の場合のみ、従来通り肯定確
認と再送要求を意味する。
(2)上記P/Fビットが“0"の場合は、受信シーケンス
番号に等しいフレームの再送要求だけを意味する。
というように拡張し、複数のSREJフレームの同時送出を
可能とする拡張SREJ方式を用いることにし、また、Go−
Back−N ARQ方式として、前述のREJ方式を用いることに
するものである。
以下、第3図における、データの流れを説明する。
データはホスト計算機6から端末装置17、または、その
逆方向に流れるが、処理的には同じであるため、ホスト
計算機6から端末装置17へのデータの流れのみについて
説明する。
アプリケーションプログラム7,8,9で発生したデータ
は、チャネル13を介して通信制御処理装置14に送られ
る。通信制御処理装置14では、論理リンク10,11,12から
のデータをFIFO順に、ハイレベルデータリンク制御手順
(HDLC)に従って、通信衛星16を介して端末装置17に送
信する。
端末装置17では、データを正常に受信すると、肯定応答
を通信制御処理装置14に返送するとともに、対応するア
プリケーションプログラム18,19または20に、受信デー
タを渡すことになる。受信したデータに誤りがある場合
は、再送要求を返送する。
第1図は本発明の一実施例である送受信手順を示すシー
ケンスチャートである。ここでは、前記拡張SREJからRE
Jへの切替え規準となる誤りフレーム(欠落フレーム)
数を4とする。
図において、7(1),8(4),……等は、アプリケー
ションプログラム7で発生する第1番目のデータ,アプ
リケーションプログラム8で発生する第4番目のデータ
等をそれぞれ意味している。
まず、通信制御処理装置14からデータ通番1のデータが
端末装置17に送信される。このデータは端末装置17に正
しく受信されるので、肯定応答のACK1が返送される。
次に、データ通番2のデータが送信され、同じように肯
定応答のACK2が返送される。以下、データ通番4のデー
タまで正しく送信される。
データ通番6のデータが端末装置17に受信されたとき、
データ通番5のデータが正しく受信されていないことが
判るので、端末装置17は再送要求のSPEJ5を通信制御処
理装置14に返送し、データ通番6のデータを保持する。
上記SREJ5が通信制御処理装置14に到着するまでに、デ
ータ通番7〜データ通番15のデータが送信され、データ
通番9とデータ通番15以外のデータは、端末装置17に正
しく受信され保持される。データ通番9とデータ通番15
のデータが正しく受信されていないことは、それぞれ、
データ通番10およびデータ通番16のデータが端末装置17
に受信されたときに判るので、端末装置17は再送要求の
SREJ9およびSREJ15を通信制御処理装置14に返送する。
SREJ9を送出するときには、SREJ5の再送要求によるエラ
ー回復が、また、SREJ15を送出するときには、SREJ9の
再送要求によるエラー回復が、それぞれ、完了しいない
が、本実施例においては、前述のP/Fビットを“0"とし
た場合は、受信シーケンス番号に等しいフレームの再送
要求だけを意味する拡張SREJ再送方式の採用により、複
数SREJフレームの同時送出を可能にしている。
次に、データ通番17〜データ通番19のデータが送信さ
れ、端末装置17に正しく受信される。データ通番24のデ
ータが端末装置17に受信されたときに、データ通番20〜
データ通番23のデータが正しく受信されていないことが
判る。
この連続して誤りの生じたフレーム数、すなわち、欠落
フレーム数は4であり、先に設定した、拡張SREJ方式か
らREJ方式への切替えの規定値も4であるため、従来の
単純なREJ方式では、直ちにREJ20を通信制御処理装置14
に返送し、データ通番24のデータを捨てることになる。
しかし、本実施例の方式においては、先のSREJ15の再送
要求に対するデータ通番15の再送データを、データ通番
24のデータを受信した時点で未だ受信していないため、
第1図に示す如く、データ通信15のデータを受信した
後、REJ20を通信制御処理装置14に返送することにな
る。
REJ20が通信制御処理装置14に到着するまでに送信さ
れ、端末装置17に受信されるすべてのデータは捨てられ
ることになる。そして、データ通番20のデータの再送か
ら、再送方式は論理リンク単位のREJ方式に切替わる。
第2図は上記データ通番20以降の、本実施例の送受信シ
ーケンスチャートであり、第7図は比較のために示す、
通常のデータリンク単位のREJ方式のシーケンスチャー
トである。
第7図の方式では、通信制御処理装置14からデータ通番
21であるアプリケーションプログラム9の7番目のデー
タが、端末装置17に送信される。このデータは、端末装
置17に正しく受信されるので、肯定応答のACK21が返送
される。
次に、データ通番22のアプリケーションプログラム9の
8番目のデータが送信され、同じように肯定応答のACK2
2が通信制御処理装置14に返送される。以下、データ通
番24のアプリケーションプログラム8の8番目のデータ
まで、正しく送信される。
データ通番26のアプリケーションプログラム8の9番目
のデータが端末装置17に受信された時点で、データ通番
25のアプリケーションプログラム7の9番目のデータが
正しく受信されていないことが判るので、再送要求のRE
J25を通信制御処理装置14に返送し、受信したアプリケ
ーションプログラム8の9番目のデータを捨てる。
REJ25が通信制御処理装置14に到着するまでに、データ
通番27〜データ通番30のデータが送信され、端末装置17
に正しく受信されるが、データ通番25が正しく受信され
ていないため、それらをすべて捨てることになる。
REJ25が通信制御処理装置14に到着すると、規約に基づ
き、データ通番25からもう一度、すべて再送することに
なる。従って、この例では、データ通番26〜データ通番
30のデータが無駄に送信されたことになる。
これに対して、本実施例の方式では、第2図に示した如
く、REJ再送を論理リンク10,11,12で実施するため、無
駄に送信されるデータが少なくて済む(ここでは、デー
タ通番27のみ)。
すなわち、データ通番25のアプリケーションプログラム
7の9番目のデータが端末装置17に正しく受信されてい
ないことは、第7図と違って、データ通番27のアプリケ
ーションプログラム7の10番目のデータが端末装置17に
受信された時点に確認される。
これが確認されると、受信したアプリケーションプログ
ラム7の10番目のデータを捨てるとともに、REJ7
(9)、すなわち、アプリケーションプログラム7の9
番目のデータの再送要求を返送することになる。
この再送要求が通信制御処理装置14に到着するまでに、
データ通番28〜データ通番31のデータが送信され、端末
装置17に正しく受信される。この例では、これらのデー
タは、アプリケーションプログラム7のデータではない
ので、前述の第7図に示したものとは異なり、捨てるこ
となく、対応するアプリケーションプログラムに渡され
る。REJ7(9)が通信制御処理装置14に到着すると、ア
プリケーションプログラム7の9番目と10番目のデータ
だけが再送されることになる。
従って、この例では、アプリケーションプログラム7の
9番目と10番目のデータだけが無駄に送信されたことに
なる。
上述の如く、第2図に示したシーケンスにおいて、再送
するデータは、第3図のチャネルを共用する論理リンク
10,11,12毎に伝送されたデータであって、この例では、
アプリケーションプログラム7に属するデータを伝送す
る論理リンク10の誤りデータについて再送するので、他
の論理リンクで伝送されたデータを再送する必要がな
い。
上記説明においては、通信制御処理装置14から端末装置
17にデータが送信される場合を説明したが、前述の如
く、データの流れが逆向きの場合も同じ方法で対処する
ことができる。
また、上記実施例では、ホスト計算機6と端末装置17と
が交信する場合について述べているが、ホスト計算機相
互間で交信する場合にも同じように適用することができ
る。この場合には、データリンクは、ホスト計算機に接
続されている通信制御処理装置間に設定されることにな
る。
上述の如く、本実施例では、送信データに誤りが生じた
場合、通常時は、拡張SREJ方式により再送を行うため、
誤りフレームだけが再送されるとともに、同時に複数の
再送要求のSREJフレームを送出できるので、送受信バッ
ファ数を低減し、伝送効率をあげることができる。
また、送信フレームが連続して多数誤った場合には、拡
張SREJ方式ではその誤りフレーム1つ1つに対して、再
送要求のSREJフレームが送出されることになり、送受信
処理オーバーヘッドが増大することになるので、欠落フ
レーム数が規定値を越えた場合には、再送方式をREJ方
式に切替えて、誤りの生じたデータが属する論理リンク
レベルでの再送を行うことにより、上記送受信処理オー
バーヘッドを低減するとともに、衛星通信全体の回線効
率を向上させることができる。
また、上記実施例においては、再送方式のアルゴリズム
として拡張SREJ/REJ併用方式を例に取って説明したが、
本発明は、Selective Repeat ARQ/Go−Back−N ARQ併用
方式のすべてに適用することが可能なものである。
従来の再送方式と、本発明による拡張SREJ/REJ併用方式
との、受信バッファ数,送信バッファ数および伝送効率
に関して、 (1)誤りフレームは、1回の再送で訂正される。
(2)フレームは、送信局,受信局間で常時転送されて
いる。
という前提条件の下で比較した結果を、第8図に示し
た。「新方式」とは、本発明の実施例に示した方式を指
している。
第8図における各比較項目において、上段は1往復遅延
時間内に1フレームのエラーが生ずる場合の値、下段は
1往復遅延時間内に2フレームのエラーが生ずる場合の
値を示している。
ここで、1往復遅延時間とは、送信局からフレームを送
信してから、それに対する応答フレーム受信局から返送
されて来るまでの時間を意味している。また、RTDは、
上記1往復遅延時間内に送信されるフレームを保持でき
るバッファ数を示している。
第8図からも明らかな如く、通常のREJ方式は、受信局
バッファ数,送信局バッファ数は少なくて済むが、伝送
効率が極端に悪く、また、通常のSREJ方式は、伝装効率
はREJ方式と比較して格段に改善されるが、多くの受信
局および送信局バッファ数が必要である。特に、1往復
遅延時間内に2フレームのエラーが生じた場合には、必
要バッファ数が多くなる。
これに対して、本発明の実施例である拡張SREJ/REJ併用
方式は、伝送効率はSREJ方式と同じく、REJ方式に比較
して格段に改善されるとともに、受信局バッファ数,送
信局バッファ数は1往復遅延時間内に2フレームのエラ
ーが生じた場合、SREJ方式より少なくて済むことがわか
る。この傾向は、誤りフレーム数が増えれば増えるほ
ど、顕著になることは明らかである。
また、データリンクを共用する論理リンク単位でのREJ
方式に切替わった場合には、共用する論理リンクの数が
多く、各論理リンクのトラヒックが均一な場合ほど、効
果が顕著である。
〔発明の効果〕
以上述べた如く、本発明によれば、誤りが生じた場合の
再送を、通常はSelective Repeat ARQ方式で行うことに
より、伝送効率を上げるとともに、送受信バッファ数の
低減を図り、欠落フレーム数が設定値を越えた場合に
は、Go−Back−N ARQ方式に切替え、データリンクを共
用する論理リンク単位で再送処理を行うことにより、送
受信処理オーバーヘッドを低減することができる。これ
により、衛星通信を実用化する際における、伝搬遅延時
間によるスループットの低下を防止することができると
ともに、送受信バッファ数および送受信処理オーバーヘ
ッドの増大を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図は本発明の一実施例である送受信手
順を示すシーケンスチャート、第3図は本発明を適用す
るに好適な通信ネットワークの基本構成図、第4図およ
び第6図はそれぞれ従来のREJ方式およびSREJ方式のシ
ーケンスチャート、第5図はREJ方式の衛星通信への応
用を示す説明図、第7図は比較のために示す、通常のデ
ータリンク単位のREJ方式のシーケンスチャート、第8
図は本発明の効果を説明するための比較図である。 1:送信局、2:受信局、6:ホスト計算機、7〜9,18〜20:
アプリケーションプログラム、10〜12:論理リンク、13:
チャネル、14:通信制御処置装置、15:データリンク、1
6:通信衛星、17:端末装置。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 萩原 正義 神奈川県川崎市麻生区王禅寺1099番地 株 式会社日立製作所システム開発研究所内 (72)発明者 佐々木 良一 神奈川県川崎市麻生区王禅寺1099番地 株 式会社日立製作所システム開発研究所内 (72)発明者 八木 郭之 神奈川県川崎市麻生区王禅寺1099番地 株 式会社日立製作所システム開発研究所内 (56)参考文献 特開 昭56−35550(JP,A)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】データリンク上に複数の論理リンクを形成
    し、送信局が上記論理リンク対応の通信フレームによっ
    て受信局にデータを送信するようにした通信ネットワー
    クにおいて、 送信局から受信局へのデータ再送モードとして、指定の
    通信フレームを個別に再送する第1の再送モードと、論
    理リンクに関係なく、指定の通信フレーム以降の既送信
    済みの複数の通信フレームを再送する第2の再送モード
    と、特定の論理リンクについて、指定の通信フレーム以
    降の既送信済みの複数の通信フレームを再送する第3の
    再送モードとを有し、 受信局で通信フレーム受信エラーを検出した時、受信エ
    ラー通信フレームの連続個数が所定値未満の場合は上記
    第1の再送モード、受信エラー通信フレームの連続個数
    が上記所定値以上の場合は上記第2の再送モード、上記
    受信エラーが特に上記第2の再送モードによる再送通信
    フレームで発生していた場合は上記第3の再送モードを
    指定して、受信局から送信局に当該受信エラー通信フレ
    ームに関するデータの再送要求を発行し、 上記データ再送要求を受信した送信局が、上記受信局か
    ら指定された受信エラー通信フレーム以降の既送信済み
    の通信フレームのうち、上記再送モードに応じて決まる
    1つまたは複数の通信フレームを再送動作するようにし
    たことを特徴とするデータ再送方式。
JP61053991A 1986-03-12 1986-03-12 デ−タ再送方式 Expired - Fee Related JPH0746800B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP61053991A JPH0746800B2 (ja) 1986-03-12 1986-03-12 デ−タ再送方式

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP61053991A JPH0746800B2 (ja) 1986-03-12 1986-03-12 デ−タ再送方式

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS62210746A JPS62210746A (ja) 1987-09-16
JPH0746800B2 true JPH0746800B2 (ja) 1995-05-17

Family

ID=12958083

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP61053991A Expired - Fee Related JPH0746800B2 (ja) 1986-03-12 1986-03-12 デ−タ再送方式

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0746800B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2001091357A1 (fr) * 2000-05-22 2001-11-29 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha Systeme de transmission de donnees
US9356737B2 (en) * 2014-03-26 2016-05-31 Keysight Technologies, Inc. Retry buffer and method of performing retry operation using retry buffer

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5635550A (en) * 1979-08-31 1981-04-08 Fujitsu Ltd Automatic retransmission request system

Also Published As

Publication number Publication date
JPS62210746A (ja) 1987-09-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0454364B1 (en) High speed transport protocol with two windows
US6567375B2 (en) Method and apparatus for packet size dependent link adaptation for wireless packet
Barakat et al. On TCP performance in a heterogeneous network: a survey
US4726027A (en) Data retransmitting method in communication network
US6831912B1 (en) Effective protocol for high-rate, long-latency, asymmetric, and bit-error prone data links
CA2220426C (en) Sliding-window data flow control using an adjustable window size
US6581176B1 (en) Method for transmitting control frames and user data frames in mobile radio communication system
Nanda et al. A retransmission scheme for circuit-mode data on wireless links
JP2004523939A (ja) パケット指向型ポイント・ツー・マルチポイント通信のための自動的な再送信及びエラー回復
EP1230757A1 (en) Link layer acknowledgement and retransmission for cellular telecommunications
CA2467811C (en) Enhanced data link layer selective reject mechanism in noisy wireless environment
JP2004520725A (ja) サテライトを介するインターネット
US7359326B1 (en) Method for splitting data and acknowledgements in a TCP session
Wong et al. Improving end-to-end performance of TCP using link-layer retransmissions over mobile internetworks
Peng et al. Cross‐layer enhancement of TCP split‐connections over satellites links
US7313121B2 (en) Acknowledging data transmissions in the presence of multiple shared-communications channels
US7672279B2 (en) Methods for dynamic radio resource management and link control
JPH0746800B2 (ja) デ−タ再送方式
Oueslati-Boulahia et al. TCP over satellite links: Problems and solutions
JP3802363B2 (ja) データを分配の際の遅延時間を低減する方法と装置
CN115051777B (zh) 一种基于tdma组网pmp通信的检错重发实现方法
JP3973536B2 (ja) 誤り制御方法、通信装置および通信システム
JP2000059347A (ja) 無線通信方法および装置
Peyravian An improved selective repeat protocol and its performance in high-speed environments
JPS62108632A (ja) デ−タ伝送方式

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees