JPH0746797Y2 - 圧縮空気製造装置 - Google Patents

圧縮空気製造装置

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JPH0746797Y2
JPH0746797Y2 JP40445190U JP40445190U JPH0746797Y2 JP H0746797 Y2 JPH0746797 Y2 JP H0746797Y2 JP 40445190 U JP40445190 U JP 40445190U JP 40445190 U JP40445190 U JP 40445190U JP H0746797 Y2 JPH0746797 Y2 JP H0746797Y2
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JP
Japan
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pressure
air
control valve
intake air
guide vane
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JP40445190U
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洋一 中尾
和三 長谷川
清行 茂木
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石川島播磨重工業株式会社
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  • Control Of Positive-Displacement Air Blowers (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、空気温度が低温の時に
吐出空気の消費量が減少するような場合、ターボ圧縮機
から吐出される圧縮空気の減量効率が低下したり、減量
範囲が狭くなったりしないようにした、圧縮空気製造装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】工場等で使用する圧縮空気を製造するた
めの圧縮空気製造装置としては、従来例えば図3に示す
ものがある。
【0003】図3中、1はターボ圧縮機、2は吸入フィ
ルタ、3は吸入フィルタ2出側とターボ圧縮機1入側を
接続する空気吸入管、4は空気吸入管3の中途部に接続
され且つ吸入された空気(吸入空気)に旋回流を与える
ことなく抵抗を与える制御弁(例えば、バタフライ弁、
玉形弁等)、5はターボ圧縮機1出側に接続された空気
吐出管、6は空気吐出管5に接続された圧力検出器、7
は圧力検出器6で検出した空気圧力に対応して制御弁4
の開度を制御する圧力指示制御器、8は空気吐出管5に
接続された流量検出器、9は空気吐出管5に接続された
バイパス管、10はバイパス管9の中途部に接続された
流量制御弁、11は流量検出器8で検出した空気流量に
対応して流量制御弁10の開度を制御する流量指示制御
器である。
【0004】上記圧縮空気製造装置では、ターボ圧縮機
1から吐出される圧縮空気の圧力は予め圧力指示制御器
7に設定され、空気吐出管5から消費地へ送られる圧縮
空気の流量は予め流量指示制御器11に設定されてい
る。
【0005】而して、吸入フィルタ2から空気吸入管3
に導入された空気は、制御弁4を通ってターボ圧縮機1
へ吸入され、所定の圧力に圧縮されて空気吐出管5へ吐
出され、消費地へ送られる。
【0006】消費地での圧縮空気の消費量が少い場合、
圧力検出器6で検出された空気圧力が上昇するため、こ
の空気圧力に基づき、圧力指示制御器7から制御弁4へ
指令が与えられ、吐出管5内の空気圧力が所定の圧力に
なるよう制御弁4が絞られる。
【0007】又、消費地での圧縮空気の使用量が少い場
合、流量検出器8により検出された吐出管5内の空気流
量に基づき流量制御弁10が開き、余分の圧縮空気は排
気される。
【0008】消費地での圧縮空気の消費量が多いと、空
気吐出管5内の空気圧力が低下するため、圧力検出器6
で検出された空気圧力に基いて制御弁4が開き、同様に
流量制御弁10は絞られる。
【0009】圧縮空気製造装置の他の例としては、図4
に示すものがある。
【0010】図4の装置は、図3の装置と略同様の装置
となっているが、図3の装置と異なる点は、図3の装置
では空気吸入管3を流れる空気の流量を吸入空気に旋回
流を与えることなく抵抗を与える制御弁4により制御し
ているのに対し、図4の装置では、空気吸入管3を流れ
る空気の流量を、空気に旋回流を与えると共に抵抗を与
えるインレットガイドベーン式制御弁12により制御し
得るようにしたことである。
【0011】図3及び図4に示す圧縮空気製造装置で
は、吸入される空気温度が夏期のように高い場合と冬期
のように低い場合では、ターボ圧縮機1の吐出側の空気
圧力の設定値が等しい場合であっても、ターボ圧縮機1
の軸馬力は異なったものとなる。なぜなら、冬期等にお
いては、ターボ圧縮機1で圧縮する空気の温度が異常に
低温になっている場合、空気の比重が増加して空気に与
えられるエネルギが増加する結果、吐出空気量が増加す
るからである。
【0012】そこで、上記圧縮空気製造装置では、必要
空気量まで吸入空気を絞って減量する必要があり、この
ため従来は、図3に示すように、制御弁4の開度を制御
したり、図4に示すようにインレットガイドベーン式制
御弁12の開度を制御して、ターボ圧縮機1に吸入され
る空気を減量するようにしていた。
【0013】図5、図6は上記従来装置におけるターボ
圧縮機1の軸馬力及びターボ圧縮機1から吐出された圧
縮空気の圧力(縦軸)と吸入空気量(横軸)との関係を
示すもので、図5は大気温度が30℃のとき、図6は大
気温度が−10℃のときであって、図5、図6において
線Aは図3に示すように吸入空気に旋回を与えることな
く抵抗を与える制御弁4を使用した場合、線Bは図4に
示すように吸入空気に旋回を与えると共に抵抗を与える
インレットガイドベーン式制御弁12を使用した場合を
示している。又図5、図6中、X1,X2は吸入空気温度に
対応したターボ圧縮機1の特性曲線、Y1,Y2は同サージ
ライン、P1,P2はターボ圧縮機1から吐出された圧縮空
気の圧力(一定)の線である。
【0014】
【考案が解決しようとする課題】夏期のように大気温度
が30℃のときは、圧力がP1(一定)になるよう制御す
る場合、図5に示すように線B、すなわち、インレット
ガイドベーン式制御弁12を使用した方が、線Aすなわ
ち、制御弁4を使用する場合よりも圧縮空気消費量の減
少等による吸入空気減量時の消費動力は少くてすむ。し
かるに冬期のように空気温度が低温になった−10℃の
ときは、圧力がP2(一定)になるよう制御する場合、図
6に線Aで示すように制御弁4を絞ってゆくことで吸入
空気量を定格空気量の70%まで減量できるのに対し図
6に線Bで示すように、インレットガイドベーン式制御
弁12を絞る場合には吸入空気量は定格空気量の85%
までしか減量できない。これは、インレットガイドベー
ン式制御弁12の絞りの角度が約70°以上になると、
すなわち、吸入空気量を定格空気量の85%よりも減量
しようとした場合には、ひねりが大きすぎて空気に旋回
をうまく与えることができなくなり、空気の流れが大き
く乱れ、軸馬力が低減しなくなるためである。
【0015】本考案はこのような従来の欠点を改善し、
吸入空気の減量範囲を広くし、減量効率を上昇させよう
とするものである。
【0016】
【課題を解決するための手段】本考案は、ターボ圧縮機
の入口側上流に設置され且つ吸入空気に旋回流を与える
ことなく抵抗を与える制御弁と、該制御弁に対し直列に
接続され且つ吸入空気に旋回流を与えると共に抵抗を与
えるインレットガイドベーン式制御弁と、前記ターボ圧
縮機から吐出される吐出空気の圧力を検出する圧力検出
器と、該圧力検出器で検出した吐出空気の圧力が予め設
定された圧力よりも低い場合には、前記吸入空気に旋回
流を与えることなく抵抗を与える制御弁を全開にしたま
まで前記インレットガイドベーン式制御弁の開度を前記
吐出空気の圧力に対応して制御し、前記圧力検出器で検
出した吐出空気の圧力が予め設定された圧力よりも高い
場合には、前記インレットガイドベーンを全開よりも開
度の小さい所定の開度に保持したままで、前記吸入空気
に旋回流を与えることなく抵抗を与える制御弁の開度を
前記吐出空気の圧力に対応して制御する圧力指示制御器
と、を設けたものである。
【0017】
【作用】検出された圧力が設定された圧力よりも低い場
合は、消費量が多くて吸入空気量も多いため、吸入空気
に旋回流を与えることなく抵抗を与える制御弁を全開に
したままで、インレットガイドベーン式制御弁により吸
入空気量の制御が行われ、検出された圧力が設定された
圧力よりも高い場合は、消費量が少くて吸入空気量も少
いため、インレットガイドベーン式制御弁の開度は全開
よりも小さい所定の開度に固定した状態で吸入空気に旋
回流を与えることなく抵抗を与える制御弁により制御が
行われる。このため、空気温度が低温の場合で且つ吸入
空気量を少くする必要がある場合にも定格空気量に対し
て大きく減量でき、従って吸入空気の減量範囲を大きく
でき、且つ減量効率が上昇する。
【0018】
【実施例】以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明
する。
【0019】図1は本考案の一実施例であり、本実施例
では空気吸入管3に、図3の吸入空気に旋回流を与える
ことなく抵抗を与える制御弁4と、図4の吸入空気に旋
回流を与えると共に抵抗を与えるインレットガイドベー
ン式制御弁12を直列に接続し、圧力検出器6で検出し
た空気吐出管5内の空気圧力を基に、圧力指示制御器7
により制御弁4或いはインレットガイドベーン式制御弁
12を制御し得るようにしている。なお、図中、図3、
図4に示す符号と同一のものには同一の符号が付してあ
る。
【0020】本実施例では、消費地での空気の消費量が
多くて吸入空気量が多い場合、すなわち検出された空気
の圧力が設定値よりも低い場合には、圧力指示制御器7
でインレットガイドベーン式制御弁12の絞りを0°〜
60°まで制御し、インレットガイドベーン式制御弁1
2が60°まで絞られたらその時の信号をリミットスイ
ッチ等で検出し、インレットガイドベーン式制御弁12
の絞りを60°に保持し、消費地での消費量が減少して
さらに吸入空気を減量する時すなわち、検出された空気
の圧力が設定値よりも高い場合には、インレットガイド
ベーン式制御弁12の絞りは60°のままで圧力指示制
御器7で吸入空気に旋回を与えることなく抵抗を与える
制御弁4を絞るよう制御して吸入空気の量を減量する
(図2の曲線C)。
【0021】このように、吸入空気量が多い場合は、制
御弁4を全開にした状態でインレットガイドベーン式制
御弁12により吸入空気の流量を制御し、吸入空気量が
少い場合には、インレットガイドベーン式制御弁12の
開度を所定の開度に保持した状態で、吸入空気に旋回流
を与えることなく抵抗を与える制御弁4により吸入空気
の流量を制御することにより、吸入空気の流量が少くな
った場合にも、空気の流れが乱されることがなく、従っ
て冬期等の低温時においても、ターボ圧縮機の吸入空気
の減量範囲を広くでき、又減量効率も向上し、更にはタ
ーボ圧縮機1の軸馬力も減少する。
【0022】本実施例では上記のように制御するほか
に、圧力指示制御器7をスプリットレンジで使用し、圧
力指示制御器7の出力が100〜50%のときはインレ
ットガイドベーン式制御弁12を制御し、圧力指示制御
器7の出力が50〜0%のときは吸入流体に抵抗を与え
る制御弁4を制御するようにしてもよい。
【0023】
【考案の効果】本考案は冬期等の低温時に、ターボ圧縮
機の吸入空気の減量範囲を広くし、効率も上昇させて省
エネルギに寄与することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例の系統図である。
【図2】図1の装置の特性を示すグラフである。
【図3】従来装置の一例の系統図である。
【図4】従来装置の他の例の系統図である。
【図5】従来装置の一例の特性を示すグラフである。
【図6】従来装置の他の例の特性を示すグラフである。
【符号の説明】
1 ターボ圧縮機 4 吸入空気に旋回流を与えることなく抵抗を
与える制御弁 6 圧力検出器 7 圧力指示制御器 12 吸入空気に旋回流を与えると共に抵抗を与
えるインレットガイドベーン式制御弁

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ターボ圧縮機の入口側上流に設置され且つ
    吸入空気に旋回流を与えることなく抵抗を与える制御弁
    と、該制御弁に対し直列に接続され且つ吸入空気に旋回
    流を与えると共に抵抗を与えるインレットガイドベーン
    式制御弁と、前記ターボ圧縮機から吐出される吐出空気
    の圧力を検出する圧力検出器と、該圧力検出器で検出し
    た吐出空気の圧力が予め設定された圧力よりも低い場合
    には、前記吸入空気に旋回流を与えることなく抵抗を与
    える制御弁を全開にしたままで前記インレットガイドベ
    ーン式制御弁の開度を前記吐出空気の圧力に対応して制
    御し、前記圧力検出器で検出した吐出空気の圧力が予め
    設定された圧力よりも高い場合には、前記インレットガ
    イドベーンを全開よりも開度の小さい所定の開度に保持
    したままで、前記吸入空気に旋回流を与えることなく抵
    抗を与える制御弁の開度を前記吐出空気の圧力に対応し
    て制御する圧力指示制御器と、を設けたことを特徴とす
    る圧縮空気製造装置。
JP40445190U 1990-12-22 1990-12-22 圧縮空気製造装置 Expired - Lifetime JPH0746797Y2 (ja)

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JPH046597U JPH046597U (ja) 1992-01-21
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