JPH0746627B2 - イオン発生用放電体 - Google Patents
イオン発生用放電体Info
- Publication number
- JPH0746627B2 JPH0746627B2 JP61042459A JP4245986A JPH0746627B2 JP H0746627 B2 JPH0746627 B2 JP H0746627B2 JP 61042459 A JP61042459 A JP 61042459A JP 4245986 A JP4245986 A JP 4245986A JP H0746627 B2 JPH0746627 B2 JP H0746627B2
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- JP
- Japan
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- electrode
- discharge
- fine ceramic
- electrolytic formation
- ceramic body
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Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B01—PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
- B01J—CHEMICAL OR PHYSICAL PROCESSES, e.g. CATALYSIS OR COLLOID CHEMISTRY; THEIR RELEVANT APPARATUS
- B01J19/00—Chemical, physical or physico-chemical processes in general; Their relevant apparatus
- B01J19/08—Processes employing the direct application of electric or wave energy, or particle radiation; Apparatus therefor
- B01J19/087—Processes employing the direct application of electric or wave energy, or particle radiation; Apparatus therefor employing electric or magnetic energy
- B01J19/088—Processes employing the direct application of electric or wave energy, or particle radiation; Apparatus therefor employing electric or magnetic energy giving rise to electric discharges
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- Chemical & Material Sciences (AREA)
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- Organic Chemistry (AREA)
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- Electrostatic Separation (AREA)
- Oxygen, Ozone, And Oxides In General (AREA)
- Physical Or Chemical Processes And Apparatus (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はイオン発生用放電体の改良に関するものであ
る。
る。
従来のイオン発生用放電体はファインセラミック薄板の
両面に一体的に設けられた電解形成用電極からなるもの
であった。
両面に一体的に設けられた電解形成用電極からなるもの
であった。
上記の放電体の電解形成用電極間にファインセラミック
薄板を介して、高周波交流高電圧を印加してイオンを発
生させるが、その高周波高電圧は例えば7KHZ、7000Vを
印加すると初期放電時に放電体が異状に昇温して高温と
なり空気中のN2がNOXになり、このNOXの発生に加えて、
放電エネルギーがN2のNOX化に消費され、放電体の放電
力が低下するという問題があった。更には電解形成用電
極がメタルイオンの放射(スパッタリング)によって破
壊し、耐久性が低いという問題があった。
薄板を介して、高周波交流高電圧を印加してイオンを発
生させるが、その高周波高電圧は例えば7KHZ、7000Vを
印加すると初期放電時に放電体が異状に昇温して高温と
なり空気中のN2がNOXになり、このNOXの発生に加えて、
放電エネルギーがN2のNOX化に消費され、放電体の放電
力が低下するという問題があった。更には電解形成用電
極がメタルイオンの放射(スパッタリング)によって破
壊し、耐久性が低いという問題があった。
上記問題点のうち後者、即ち、耐久性については電解形
成用電極の被覆材の研究が進められているが、その成果
は得られていないというのが現状である。また、上記問
題点のうち前者、即ち、放電時のNOXの発生及び放電体
の放電力が低下するという問題に到っては未着手という
のが現状のようである。
成用電極の被覆材の研究が進められているが、その成果
は得られていないというのが現状である。また、上記問
題点のうち前者、即ち、放電時のNOXの発生及び放電体
の放電力が低下するという問題に到っては未着手という
のが現状のようである。
そこで本発明者は上記の問題点を解決すべく、放電時の
昇温を防止でき、NOXの発生の少ない、従って放電力の
低下しない且つ耐久性の優れたイオン発生用放電体を提
供しようとしていろいろ考察と研究を重ね、ここに本発
明を完成した。
昇温を防止でき、NOXの発生の少ない、従って放電力の
低下しない且つ耐久性の優れたイオン発生用放電体を提
供しようとしていろいろ考察と研究を重ね、ここに本発
明を完成した。
即ち本発明は以下に示す2つである。
ファインセラミック体の片面に一体的に設けられた電
解形成用電極と、ファインセラミック体の残る片面
に一体的に設けられたチタン酸バリウム層と該チタン
酸バリウム層に一体的に設けられた電解形成用電極
とからなるイオン発生用放電体。
解形成用電極と、ファインセラミック体の残る片面
に一体的に設けられたチタン酸バリウム層と該チタン
酸バリウム層に一体的に設けられた電解形成用電極
とからなるイオン発生用放電体。
ファインセラミック体の片面に一体的に設けられた電
解形成用電極と該電解形成用電極を被覆したガラス
質の電解形成用電極保護層と、ファインセラミック体
の残る片面に一体的に設けられたチタン酸バリウム層
と該チタン酸バリウム層に一体的に設けられた電解
形成用電極と該電解形成用電極を被覆したガラス質
の電解形成用電極保護層とからなるイオン発生用放電
体。
解形成用電極と該電解形成用電極を被覆したガラス
質の電解形成用電極保護層と、ファインセラミック体
の残る片面に一体的に設けられたチタン酸バリウム層
と該チタン酸バリウム層に一体的に設けられた電解
形成用電極と該電解形成用電極を被覆したガラス質
の電解形成用電極保護層とからなるイオン発生用放電
体。
実施例1 ファインセラミック体(純度96%Al2O3,たて5cm,よこ
2.5cm,厚さ0.5mm)の片面にチタン酸バリウム層(厚
さ0.1mm)を(スクリーン手法によって)一体的に設
け、該チタン酸バリウム層に(スクリーン手法によっ
て)面状の電解形成用電極(タングステン)を一体的
に設け、ファインセラミック体の残る片面に直接(ス
クリーン手法によって)13本の平行細線状の電解形成用
電極(タングステン)を設け、前記電極,の一部
にAg・Pdの合金製のリード線接続部,を(スクリー
ン手法によって)設けてイオン発生用放電体を得た。こ
の放電体の電解形成用電極,に7KHZ、7000Vの高周
波交流高電圧を印加して、NOXの発生の少ないイオンを
発生させることができた。
2.5cm,厚さ0.5mm)の片面にチタン酸バリウム層(厚
さ0.1mm)を(スクリーン手法によって)一体的に設
け、該チタン酸バリウム層に(スクリーン手法によっ
て)面状の電解形成用電極(タングステン)を一体的
に設け、ファインセラミック体の残る片面に直接(ス
クリーン手法によって)13本の平行細線状の電解形成用
電極(タングステン)を設け、前記電極,の一部
にAg・Pdの合金製のリード線接続部,を(スクリー
ン手法によって)設けてイオン発生用放電体を得た。こ
の放電体の電解形成用電極,に7KHZ、7000Vの高周
波交流高電圧を印加して、NOXの発生の少ないイオンを
発生させることができた。
実施例2 実施例1で得た放電体の電極,に、SiO2を真空蒸着
し、ガラス質の電解形成用電極保護層(厚さ0.1mm)
,を設けて耐久性の高いイオン発生用放電体を得
た。
し、ガラス質の電解形成用電極保護層(厚さ0.1mm)
,を設けて耐久性の高いイオン発生用放電体を得
た。
上記の放電体の電解形成用電極,に7KHZ、7000Vの
高周波交流高電圧を印加して、NOXの発生の少ないイオ
ンを発生させることができた。
高周波交流高電圧を印加して、NOXの発生の少ないイオ
ンを発生させることができた。
なお、上記実施例以外に、本願発明に関して補足説明を
しておくと、以下のとおりである。
しておくと、以下のとおりである。
ファインセラミック体は0.3mm厚以上が好ましい。0.3
mm以下ではこわれやすい。ファインセラミック体の形
状は長方形板の他に正方形板でもよいし、円筒でもよ
い。円筒の時は円筒の外側にチタン酸バリウム層を設
け、内側に平行細線状の電解形成用電極を設ける。
mm以下ではこわれやすい。ファインセラミック体の形
状は長方形板の他に正方形板でもよいし、円筒でもよ
い。円筒の時は円筒の外側にチタン酸バリウム層を設
け、内側に平行細線状の電解形成用電極を設ける。
ガラス質の電解形成用電極保護層,には石英ガラ
ス,普通ガラス,パイレックス,ガラスセラミック等が
使用できる。
ス,普通ガラス,パイレックス,ガラスセラミック等が
使用できる。
ファインセラミック体の片面にチタン酸バリウム層
が設けてあると、高圧電源に共振回路を付加、組み込ん
で、高周波交流高電圧を印加する時には異種セラミック
による共振作用を引き出すことができる。
が設けてあると、高圧電源に共振回路を付加、組み込ん
で、高周波交流高電圧を印加する時には異種セラミック
による共振作用を引き出すことができる。
イオン発生用放電体の使用による、イオン発生量の増減
はイオン発生放電体をO3発生器に使いO3の発生量の増減
を見ることによって確認した。
はイオン発生放電体をO3発生器に使いO3の発生量の増減
を見ることによって確認した。
前記実施例2で得たイオン発生用放電体をO3発生器に使
用し、その電極,に7KHZ、7000Vを印加して、3カ
月間連続試験使用したがO3発生量は使用初期のO3発生量
と変わらず、NOXの発生量も少なく、電極破壊も起きな
かった。
用し、その電極,に7KHZ、7000Vを印加して、3カ
月間連続試験使用したがO3発生量は使用初期のO3発生量
と変わらず、NOXの発生量も少なく、電極破壊も起きな
かった。
本発明は以上説明したとおりの構成からなるイオン発生
用放電体であり、ファインセラミック薄板の片面に一
体的に設けられたチタン酸バリウム層が初期放電時に
蓄熱効果を発揮して放電体の昇温を防止し、初期放電時
を経過して放電状態が安定化した段階に入れば、チタン
酸バリウム層自体の温度はその時点から上昇すること
はないので、放電時のNOXの発生は防止され、N2のNOX化
に放電エネルギーが消費されることもなく、放電体の放
電力が低下せず放電効率がよくなった。
用放電体であり、ファインセラミック薄板の片面に一
体的に設けられたチタン酸バリウム層が初期放電時に
蓄熱効果を発揮して放電体の昇温を防止し、初期放電時
を経過して放電状態が安定化した段階に入れば、チタン
酸バリウム層自体の温度はその時点から上昇すること
はないので、放電時のNOXの発生は防止され、N2のNOX化
に放電エネルギーが消費されることもなく、放電体の放
電力が低下せず放電効率がよくなった。
更に、電解形成用電極,にガラス質の電解形成用電
極保護層,を設けた場合には、電解形成用電極,
はメタルイオンの放射(スパッタリング)によって破
壊することがないので放電体の耐久性は飛躍的に改善さ
れ、経済性が向上した。
極保護層,を設けた場合には、電解形成用電極,
はメタルイオンの放射(スパッタリング)によって破
壊することがないので放電体の耐久性は飛躍的に改善さ
れ、経済性が向上した。
なお、初期放電時に放電体の異状昇温がなくなったの
で、このイオン発生用放電体を使用した製品、例えばO3
発生器等は冷却する必要がなく、従来のように冷却用送
風機を必要とせず、使いやすいものとなった。
で、このイオン発生用放電体を使用した製品、例えばO3
発生器等は冷却する必要がなく、従来のように冷却用送
風機を必要とせず、使いやすいものとなった。
第1図は本発明係る実施例1のイオン発生用放電体の縦
断面図、第2図は同平面図、第3図は本発明に係る実施
例2のイオン発生用放電体の縦断面図である。 図中はファインセラミック体、,は電解形成用電
極、はチタン酸バリウム層、,はガラス質の電解
形成用電極保護層、,はリード線接続部を示す。
断面図、第2図は同平面図、第3図は本発明に係る実施
例2のイオン発生用放電体の縦断面図である。 図中はファインセラミック体、,は電解形成用電
極、はチタン酸バリウム層、,はガラス質の電解
形成用電極保護層、,はリード線接続部を示す。
Claims (6)
- 【請求項1】ファインセラミック体の片面に一体的に
設けられた電解形成用電極と、ファインセラミック体
の残る片面に一体的に設けられたチタン酸バリウム層
と該チタン酸バリウム層に一体的に設けられた電解
形成用電極とからなるイオン発生用放電体。 - 【請求項2】ファインセラミック体が四角形の薄板で
ある特許請求の範囲第1項に記載のイオン発生用放電
体。 - 【請求項3】ファインセラミック体が円筒である特許
請求の範囲第1項に記載のイオン発生用放電体。 - 【請求項4】ファインセラミック体の片面に一体的に
設けられた電解形成用電極と該電解形成用電極を被
覆したガラス質の電解形成用電極保護層と、ファイン
セラミック体の残る片面に一体的に設けられたチタン
酸バリウム層と該チタン酸バリウム層に一体的に設
けられた電解形成用電極と該電解形成用電極を被覆
したガラス質の電解形成用電極保護層とからなるイオ
ン発生用放電体。 - 【請求項5】ファインセラミック体が四角形の薄板で
ある特許請求の範囲第4項に記載のイオン発生用放電
体。 - 【請求項6】ファインセラミック体が円筒である特許
請求の範囲第4項に記載のイオン発生用放電体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP61042459A JPH0746627B2 (ja) | 1986-02-26 | 1986-02-26 | イオン発生用放電体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP61042459A JPH0746627B2 (ja) | 1986-02-26 | 1986-02-26 | イオン発生用放電体 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS62201638A JPS62201638A (ja) | 1987-09-05 |
JPH0746627B2 true JPH0746627B2 (ja) | 1995-05-17 |
Family
ID=12636655
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP61042459A Expired - Lifetime JPH0746627B2 (ja) | 1986-02-26 | 1986-02-26 | イオン発生用放電体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0746627B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS63190702A (ja) * | 1987-02-04 | 1988-08-08 | Koji Takamura | オゾン発生方法及び装置 |
JPH0730657Y2 (ja) * | 1989-10-31 | 1995-07-12 | 京セラ株式会社 | オゾン発生用放電体 |
JP4948007B2 (ja) * | 2006-03-22 | 2012-06-06 | 住友精密工業株式会社 | オゾン発生装置用放電セル |
JP5687369B1 (ja) * | 2014-01-29 | 2015-03-18 | 保雄 寺谷 | 空気清浄機 |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS601438U (ja) * | 1983-06-17 | 1985-01-08 | 日本特殊陶業株式会社 | 電界装置 |
JPS6132981A (ja) * | 1984-07-25 | 1986-02-15 | 日本特殊陶業株式会社 | コロナ放電器 |
-
1986
- 1986-02-26 JP JP61042459A patent/JPH0746627B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS62201638A (ja) | 1987-09-05 |
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