JPH0746358Y2 - 液体噴出具の噴出部構造 - Google Patents

液体噴出具の噴出部構造

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JPH0746358Y2
JPH0746358Y2 JP5771590U JP5771590U JPH0746358Y2 JP H0746358 Y2 JPH0746358 Y2 JP H0746358Y2 JP 5771590 U JP5771590 U JP 5771590U JP 5771590 U JP5771590 U JP 5771590U JP H0746358 Y2 JPH0746358 Y2 JP H0746358Y2
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JP
Japan
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liquid
core
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inner hole
nozzle
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秀幸 宇佐美
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Pentel Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 液室から供給される液体の噴出口としてのノズル孔を有
するノズル本体の前記ノズル孔背部の内孔に、この内孔
の癖面と弾性的に当接する当接部を有する中子を挿入
し、前記当接部をして、前記内孔の壁面と前記中子との
間隙を液体通路ととするものの常時はこの液体通路を遮
断する弁部たらしめた液体噴出具の噴出部構造に関す
る。ここで、噴出される液体としては、例えば、洗髪
料、整髪料、香水、ファンデーションなどの化粧料と
か、塗料、絵の具などの着色液とかを挙げられる。
(従来の技術) 上述した種の液体噴出具の噴出部構造の一例は実公昭62
−44774号公報に開示されている。ノズル本体のノズル
孔を設ける部材(ノズル孔部材)を弾性のあるものと
し、このノズル孔部材に対し背側(ノズル孔にとって、
液体の供給を受ける側)から中子を当接させたもので、
液圧によりノズル孔部材と中子との弾性的な当接が解除
されて液体が噴出されるようになっている。
このような種の液体噴出具の噴出部構造は、非使用時、
内部を外界から密閉しておけるので、液体の変質を防止
できるし液体が不要に滴下してしまうのも防止できると
いった長所を有している。
(考案が解決しようとする課題) 本考案は、上述したような長所を更に確実に発揮させる
一手段を提供せんとするものである。即ち、上述した長
所は、ノズル孔部材と中子との弁としての弾性的な当接
によりもたらされるものであるので、この長所を確実に
発揮させるには、当接力を、ある程度は強くしておくと
ともに一定のものとしておかなければならないが、ノズ
ル孔部材に対して中子がノズル孔の背側から表側に向か
う当接力を加えるようにすることは、この当接力がノズ
ル孔部材と中子の位置関係を相互に離し隔てる方向のも
のとして働くものとなるため、組み立て時、部材相互を
十分に固定しなければならないし、また、固定そのもの
を十分なものとできても、固定位置に僅かな差があれ
ば、そのまま当接力の強弱変化になり、各々の製品で当
接力が一定せずに液体噴出能のバラツキを有するものと
なってしまう。
(課題を解決するための手段) ノズル本体の内孔の壁面と弾性的に当接する当接部を中
子に設けるにあたって、この当接部を、内孔の壁面と周
状に当接する鍔部となるように中子に設ける。即ち、本
考案は、液室から供給される液体の噴出口としてのノズ
ル孔を有するノズル本体の前記ノズル孔背部の内孔に、
この内孔の壁面と弾性的に当接する当接部を有する中子
を挿入し、前記当接部をして、前記内孔の壁面と前記中
子との間隙を液体通路とするものの常時はこの液体通路
を遮断する弁部たらしめた液体噴出具の噴出部構造であ
って、前記当接部を、前記内孔の壁面と周状に当接する
鍔部として前記中子に設けてなる液体噴出具の噴出部構
造を要旨とする。
(実施例) 液体噴出具の一例を示す第1図において、筒体1はその
上部開口部に蓋体2を取り付けている。蓋体2は液室と
しての軟質の袋体3をその下部に取り付けている。袋体
3は、例えば、即席ラーメンの液体調味料入れのような
ものを考えると理解し易いが、加圧されたり内部の液体
に吸引力を受けたりすれば容易に変形してしまう。ま
た、蓋体2は、その上部の凹陥部2aの底部から突出する
よう外側ピストン部材4を取り付けている。この外側ピ
ストン部材4は、袋体3の内部と連通する内孔4aを有
し、この内孔4aにはボール弁5を配している。また、蓋
体2は、その上端に飛出防止部材6を取り付けており、
シリンダー部材7が、この飛出防止部材6によって飛出
防止されながら、蓋体2の凹陥部2a底部との間に張架し
た弾撥部材8によって図面上方に付勢されている。シリ
ダンー部材7は、外側ピストン部材4との間で液密摺動
するものであるが、更に、外側ピストン部材4をシリン
ダーとして摺動する内側ピストン部材9をその中央部
に、また、押圧部材10をその頭部に、それぞれ取付けて
いる。内側ピストン部材9の底部は弾性的に変形する傘
状部9aとなっており、また、液体通路の一部を確保する
溝部9bを有している。押圧部材10も液体通路の一部を形
成しており、この液体通路の先端部が液体の噴出部Aに
至っている。
この液体噴出具における液体の移送は、基本的に以下の
ようにしてなされる。
押圧部材10を弾撥部材8の弾撥力に抗して下方に押圧す
ると、外側ピストン部材4に対してシリンダー部材7と
内側ピストン部材9も一体に下方変位する。このとき、
ボール弁5は閉じており、外側ピストン部材4の内孔4a
は圧縮力を受ける。この圧縮力は、内側ピストン部材9
の傘状部9aが縮径変形して傘状部9aの上部空間と連通状
態となることで解消される。また、このとき、外側ピス
トン部材4の内孔4a部分とシリンダー部材7の内孔7a部
分の全体としての体積も減少する。この減少分のものが
噴出部Aへと供給される。逆に、押圧部材10への押圧力
を解除すると、ボール弁5の開放により噴出部Aへと供
給された分の液体を袋体3から蓋体2の連通孔2bを介し
て補給される。尚、参照符号11は、異形断面(図示のも
のは「十」字形のものを意識してある)の棒状部材であ
り、袋体3の下部に液体がまだ多量に存在するにも拘ら
ず、袋体3上部において密閉状となるように袋体3が収
縮してしまうことを防止するためのものである。勿論、
蓋体2の連通孔2bの連通性を阻害するものではない。ま
た、参照符号12は空気連通孔である。
第2図に噴出部Aを拡大して示す。押圧部材10の先端開
口部10aは比較的大径になっており、この先端開口部10a
にノズル孔部材13が挿入されている。参照符号13aがノ
ズル孔を示す。このノズル孔部材13の内孔13bに挿入さ
れているのが中子14であって、前後(図面右左)にそれ
ぞれスリット14a,14bを、また、周部に二個の鍔部14c,1
4dを有している(第3図参照)。
スリット14a,14bは液体通路の一部となるものである。
また、後部側の鍔部14dは切欠を有しており、これも液
体通路を阻害しない。この鍔部14dは中子14の方向の安
定性を高めるためのものである。
即ち、鍔部14cが中子14の当接部であり、この鍔部14cが
ノズル孔部材13の内孔13bの壁面と周状に当接してい
る。常時は液体通路を遮断しているが、液室である袋体
3から液体が供給されてくると、その液圧で収縮し、液
体をノズル孔13aへと送り、ノズル孔13aから液体が噴出
される。
第4図は、中子14の他の一例を示す。鍔部14cの形状を
傘状にして収縮容易性を高めており、また、スリット14
aの形状を変えている。中子の材質は適宜であるが、成
形性を考慮して比較的硬質の合成樹脂、例えば、ポリエ
チレン、ポリプロピレン、ABS樹脂などを選択する場合
には好適である。
また、第5図に他の一例を示す。本例のものにおいて
は、押圧部材10の先端開口部10aを2段に径の異なるも
のとし、それぞれのところでノズル孔部材13と中子14と
を挿入している。本例においては押圧部材10の先端開口
部10aが「ノズル孔背部の内孔」となっている。ここ
で、中子14としては、第4図に示したものとしてある。
中子14は供給されてくる液体に対しなるべく抵抗しない
方が好ましい。それゆえ、第3図や第4図に示すものは
液体の移動方向に対してなだらかになるような形状の鍔
部14cを図示したが、反面、方向によっては挿入し難い
ものとなることがあある。本例のものは第2図のものと
比べて中子14の挿入方向が逆になっている。
また、第6図に更に他の一例を示す。本例のものは鍔部
14cに相当するものとしてO−リングを使用している。
中子14が適宜複数の部品からなっていてもよいことを示
す一例である。また、本例のノズル孔部材13は押圧部材
10の外面に取り付けられている。適宜部材は適宜固定関
係にあってよいことを示す一例である。
以上の外にも種々なせる。例えば、上述した各例におい
ては押圧部材10とノズル孔部材13とでノズル本体とし
た。しかし、ノズル本体が押圧部材である必要はない。
また、2部材ではなく、一体品であったり、逆に、もっ
と多数の部材でノズル本体とすることもできる。配置も
同様であり、例えば、要旨を逸脱しない範囲であれば、
必ずしも中子をノズル孔部材と接触させなくてもよい。
また例えば、上述した各列においてはノズル孔部材13と
して、断面「コ」字形になったものを示した。しかし、
単なる板状のものであってもよい。また、同じく断面が
「コ」字形となるものであっても、左右向きを入れ替え
た(第2図などで「」状となる)ものとすることもで
きる。ノズル孔にとって背部(液体の供給を受ける側の
部分)にあたる内孔に中子を挿入すればよいことによ
る。更にまた例えば、上述した各例においては中子14と
して鍔部14dを有するものとした。しかし、中子の方向
の安定性を高める必要のない場合もあるし、図示はしな
いが、押圧部材10側に液体通路を阻害しないような適宜
リブを形成しておくことでも同様に中子の方向の安定性
を高めることができる。当接部たる鍔部14cを複数形成
することでも、ある程度は方向安定性が高まるであろ
う。その他、ノズル孔形状なども適宜であるし、噴出手
段として、外部から加圧するものの外にも、内部に加圧
気体を収容させたもの、あるいは、収容させることがで
きるようにしたものとすることもできるし、気体を混在
しつつ液体を噴出させるようにすることもできる。
(考案の効果) 中子の当接部としての鍔部には液圧が加わる。この圧力
のうち、鍔部を収縮させる方向の分力はノズル孔部材と
の位置関係を変化させるように働かない。また、ノズル
孔部材に対して中子がノズル孔の背側から表側に向かう
当接力を加えるものであっても加えないものであって
も、この力は弁の開閉力と無関係のものとなる。従っ
て、部材相互の固定に対して苦労することなく組み立て
られるし、また、各々の製品における当接力が安定する
ので、非使用時、内部を外界から密閉しておくことによ
る液体の変質防止や液体の不要滴下防止といった長所を
より確実に発揮させることができる。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の一例を示し、第1図は液体噴出具の一例
を示す一部切欠断面図、第2図は第1図のA部(噴出
部)の拡大図、第3図は、第2図の中子の斜視図、第4
図は中子の他の一例を示す斜視図、第5図は他の一例を
示す第2図相当図、第6図は更に他の一例を示す第2図
相当図。 A…噴出部、1…筒部、2…蓋体、2a…凹陥部、2b…連
通孔、3…袋体、4……外側ピストン部材、4a…内孔、
5…ボール弁、6…飛出防止部材、7…シリンダー部
材、7a…内孔、8…弾撥部材、9…内側ピストン部材、
9a…傘状部、9b…溝部、10…押圧部材、10a…先端開口
部、11…棒状部材、12…空気連通孔、13…ノズル孔部
材、13a…ノズル孔、13b…内孔、14…中子、14a,14b…
スリット、14c…鍔部(当接部)、14d…鍔部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】液室から供給される液体の噴出口としての
    ノズル孔を有するノズル本体の前記ノズル孔背部の内孔
    に、この内孔の壁面と弾性的に当接する当接部を有する
    中子を挿入し、前記当接部をして、前記内孔の壁面と前
    記中子との間隙を液体通路とするものの常時はこの液体
    通路を遮断する弁部たらしめた液体噴出具の噴出部構造
    であって、前記当接部を、前記内孔の壁面と周状に当接
    する鍔部として前記中子に設けてなる液体噴出具の噴出
    部構造。
JP5771590U 1990-05-31 1990-05-31 液体噴出具の噴出部構造 Expired - Lifetime JPH0746358Y2 (ja)

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JPH0417854U JPH0417854U (ja) 1992-02-14
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