JPH0745549Y2 - 画付窯用水蒸気吹込装置 - Google Patents
画付窯用水蒸気吹込装置Info
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- JPH0745549Y2 JPH0745549Y2 JP1058093U JP1058093U JPH0745549Y2 JP H0745549 Y2 JPH0745549 Y2 JP H0745549Y2 JP 1058093 U JP1058093 U JP 1058093U JP 1058093 U JP1058093 U JP 1058093U JP H0745549 Y2 JPH0745549 Y2 JP H0745549Y2
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- Japan
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- steam
- kiln
- outer cylinder
- drain
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、セラミック製の食器等
においては、低火度での溶融性を高めたり或いは色艶を
出したりすることを目的としてその加飾用絵具に鉛が含
有させられることから、食器の使用者の健康を守るため
に、画付焼成品からの鉛溶出量を可及的に抑制すること
が要請されている。
においては、低火度での溶融性を高めたり或いは色艶を
出したりすることを目的としてその加飾用絵具に鉛が含
有させられることから、食器の使用者の健康を守るため
に、画付焼成品からの鉛溶出量を可及的に抑制すること
が要請されている。
【0002】
【従来の技術】これに対し、画付窯内の所定の温度帯に
水蒸気を吹き込むことにより、画付焼成された食器の絵
具表面におけるガラスの安定性を高め、鉛の含有量を抑
制し、食器からの鉛の溶出量を減少させることが提案さ
れている。
水蒸気を吹き込むことにより、画付焼成された食器の絵
具表面におけるガラスの安定性を高め、鉛の含有量を抑
制し、食器からの鉛の溶出量を減少させることが提案さ
れている。
【0003】
【考案が解決すべき課題】しかしながら、従来の水蒸気
吹込装置では、蒸気発生装置により発生した水蒸気は、
配管および炉壁に設けられた吹込ノズルを介して画付窯
へ吹き込まれるのである一方、その吹込ノズルは比較的
大きな水蒸気の流通断面積を有する開放型であることか
ら、画付窯内への水蒸気の吹込量が不安定であるので、
確実に鉛の溶出量を減少させることを優先させるために
比較的多量の水蒸気が画付窯内へ吹き込まれるように設
定されていた。このため、画付窯内の焼成温度を維持す
るために多量の燃料を必要とするだけでなく、本来的に
白色となるべき白盛り装飾が黄変する欠点があった。ま
た、水蒸気を吹込ノズルへ導く管路内のドレンが画付窯
内へ吹き出されると、画付焼成品が急冷されて割れが発
生する欠点もあった。
吹込装置では、蒸気発生装置により発生した水蒸気は、
配管および炉壁に設けられた吹込ノズルを介して画付窯
へ吹き込まれるのである一方、その吹込ノズルは比較的
大きな水蒸気の流通断面積を有する開放型であることか
ら、画付窯内への水蒸気の吹込量が不安定であるので、
確実に鉛の溶出量を減少させることを優先させるために
比較的多量の水蒸気が画付窯内へ吹き込まれるように設
定されていた。このため、画付窯内の焼成温度を維持す
るために多量の燃料を必要とするだけでなく、本来的に
白色となるべき白盛り装飾が黄変する欠点があった。ま
た、水蒸気を吹込ノズルへ導く管路内のドレンが画付窯
内へ吹き出されると、画付焼成品が急冷されて割れが発
生する欠点もあった。
【0004】本考案は以上の事情を背景として為された
ものであり、その目的とするところは、吹込ノズルから
画付窯内へ吹き込まれる水蒸気の量を安定化することが
できる画付窯用水蒸気吹込装置を提供することにある。
ものであり、その目的とするところは、吹込ノズルから
画付窯内へ吹き込まれる水蒸気の量を安定化することが
できる画付窯用水蒸気吹込装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めの本考案の要旨とするところは、画付焼成品の鉛溶出
量を抑制するために、画付窯内に水蒸気を吹き込むため
の水蒸気吹込装置であって、(a) 水蒸気を通過させるオ
リフィス穴を有し、前記画付窯内に差し入れられた吹込
ノズルと、(b) 水蒸気を発生する水蒸気発生装置と、
(c) その水蒸気発生装置と前記吹込ノズルとの間に設け
られ、その吹込ノズルへ供給される水蒸気の圧力を調整
する圧力調整装置と、(d) その圧力調整装置と前記吹込
ノズルとの間の管路内のドレンを排出するドレン排出弁
とを、含むことにある。
めの本考案の要旨とするところは、画付焼成品の鉛溶出
量を抑制するために、画付窯内に水蒸気を吹き込むため
の水蒸気吹込装置であって、(a) 水蒸気を通過させるオ
リフィス穴を有し、前記画付窯内に差し入れられた吹込
ノズルと、(b) 水蒸気を発生する水蒸気発生装置と、
(c) その水蒸気発生装置と前記吹込ノズルとの間に設け
られ、その吹込ノズルへ供給される水蒸気の圧力を調整
する圧力調整装置と、(d) その圧力調整装置と前記吹込
ノズルとの間の管路内のドレンを排出するドレン排出弁
とを、含むことにある。
【0006】
【作用および考案の効果】このようにすれば、吹込ノズ
ルへ供給される水蒸気の圧力を調整する圧力調整装置が
水蒸気発生装置と前記吹込ノズルとの間に設けられてお
り、この圧力調整装置によって圧力が調節された水蒸気
が吹込ノズルのオリフィス穴を通して画付窯内へ吹き込
まれるので、吹込ノズルへ供給される水蒸気の圧力が安
定すると同時に、その吹込ノズルから吹き出される水蒸
気量も安定することから、画付焼成品の鉛の溶出量を抑
制できる範囲で水蒸気の吹出量を可及的に少なく設定で
きるので、画付窯の燃料効率が高められるとともに、白
盛り装飾の黄変が好適に防止される。
ルへ供給される水蒸気の圧力を調整する圧力調整装置が
水蒸気発生装置と前記吹込ノズルとの間に設けられてお
り、この圧力調整装置によって圧力が調節された水蒸気
が吹込ノズルのオリフィス穴を通して画付窯内へ吹き込
まれるので、吹込ノズルへ供給される水蒸気の圧力が安
定すると同時に、その吹込ノズルから吹き出される水蒸
気量も安定することから、画付焼成品の鉛の溶出量を抑
制できる範囲で水蒸気の吹出量を可及的に少なく設定で
きるので、画付窯の燃料効率が高められるとともに、白
盛り装飾の黄変が好適に防止される。
【0007】ここで、好適には、前記圧力調整装置と前
記吹込ノズルとの間の管路内のドレンを排出するドレン
排出弁が設けられる。このようにすれば、吹込ノズルか
らドレンが放出されることが好適に抑制されるので、そ
のドレンが付着して急冷することに起因する焼成品の割
れが好適に防止される。
記吹込ノズルとの間の管路内のドレンを排出するドレン
排出弁が設けられる。このようにすれば、吹込ノズルか
らドレンが放出されることが好適に抑制されるので、そ
のドレンが付着して急冷することに起因する焼成品の割
れが好適に防止される。
【0008】また、好適には、前記吹込ノズルは、先端
部の側面に水蒸気放出穴を有する外筒部材と、先端部に
前記オリフィス穴を有し、その外筒部材の基端から挿入
されてその外筒部材の内周面との間に密閉空間を形成す
る内筒部材と、その外筒部材の基端部に設けられ、その
外筒部材内に溜るドレンを排出するドレン穴とを備えて
構成される。このようにすれば、たとえ内筒部材のオリ
フィス穴からドレンが放出されたとしても、外筒部材に
よって捕捉されてその内側に貯留されるとともにドレン
穴を通して外部へ排出されるので、吹込ノズルからのド
レンの放出がさらに抑制されて、焼成品の割れが一層防
止される利点がある。
部の側面に水蒸気放出穴を有する外筒部材と、先端部に
前記オリフィス穴を有し、その外筒部材の基端から挿入
されてその外筒部材の内周面との間に密閉空間を形成す
る内筒部材と、その外筒部材の基端部に設けられ、その
外筒部材内に溜るドレンを排出するドレン穴とを備えて
構成される。このようにすれば、たとえ内筒部材のオリ
フィス穴からドレンが放出されたとしても、外筒部材に
よって捕捉されてその内側に貯留されるとともにドレン
穴を通して外部へ排出されるので、吹込ノズルからのド
レンの放出がさらに抑制されて、焼成品の割れが一層防
止される利点がある。
【0009】また、好適には、前記外筒部材に形成され
た水蒸気放出穴およびドレン穴は、その外筒部材の中心
線を挟んで反対側に位置させられており、前記内筒部材
に形成されたオリフィス穴は、その外筒部材の前記水蒸
気放出穴と同じ側に位置させられる。このようにすれ
ば、水蒸気放出穴を上向きに位置させて吹込ノズルを配
置すれば、画付窯内へのドレンの放出が一層抑制される
と同時に、ドレンが外筒部材のドレン穴から一層容易に
外部へ排出される。
た水蒸気放出穴およびドレン穴は、その外筒部材の中心
線を挟んで反対側に位置させられており、前記内筒部材
に形成されたオリフィス穴は、その外筒部材の前記水蒸
気放出穴と同じ側に位置させられる。このようにすれ
ば、水蒸気放出穴を上向きに位置させて吹込ノズルを配
置すれば、画付窯内へのドレンの放出が一層抑制される
と同時に、ドレンが外筒部材のドレン穴から一層容易に
外部へ排出される。
【0010】
【実施例】以下、本考案の一実施例の画付窯用水蒸気吹
込装置を図面に基づいて詳細に説明する。
込装置を図面に基づいて詳細に説明する。
【0011】図1には、ローラーハース型トンネルキル
ンである画付窯10の一断面と、その画付窯10内へ水
蒸気を吹き込むための水蒸気吹込装置12とが示されて
いる。画付窯10は、窯道具14によって多数の画付焼
成品16が積層状態で載置された台車18を搬送するた
めに、画付窯10の長手方向に並列させられた多数本の
セラミック製の搬送ローラ20が図示しない駆動装置に
よって回転駆動されるようになっている。
ンである画付窯10の一断面と、その画付窯10内へ水
蒸気を吹き込むための水蒸気吹込装置12とが示されて
いる。画付窯10は、窯道具14によって多数の画付焼
成品16が積層状態で載置された台車18を搬送するた
めに、画付窯10の長手方向に並列させられた多数本の
セラミック製の搬送ローラ20が図示しない駆動装置に
よって回転駆動されるようになっている。
【0012】図2に示すように、上記画付窯10には、
図2に示すように、画付焼成品16を予熱する予熱帯2
2、バーナ24の火炎および燃焼ガスにより加熱される
焼成帯26、所定の速度で画付焼成品16を冷却する冷
却帯28がその長手方向に順次設けられており、図示し
ない排気ファンによって、画付窯10内では冷却帯28
から予熱帯22へ向かうガス流が形成されているため、
台車18により搬送される画付焼成品16は、画付窯1
0の入口から出口に到る間に840乃至850゜Cの最
高温度を所定時間維持する焼成ヒートカーブが形成され
るようになっている。
図2に示すように、画付焼成品16を予熱する予熱帯2
2、バーナ24の火炎および燃焼ガスにより加熱される
焼成帯26、所定の速度で画付焼成品16を冷却する冷
却帯28がその長手方向に順次設けられており、図示し
ない排気ファンによって、画付窯10内では冷却帯28
から予熱帯22へ向かうガス流が形成されているため、
台車18により搬送される画付焼成品16は、画付窯1
0の入口から出口に到る間に840乃至850゜Cの最
高温度を所定時間維持する焼成ヒートカーブが形成され
るようになっている。
【0013】そして、上記冷却帯28内であって磁器に
含まれるクオルツ(SiO2 )の変態点TH (573゜
C)付近よりも焼成帯側の領域には、水蒸気を吹き込む
ための複数本の吹込ノズル30が画付窯10の炉壁を貫
通した状態で差し込まれている。これにより、画付窯1
0内の冷却帯28から予熱帯22へ向かうガス流の存在
下で上流位置のノズル30から水蒸気が吹き込まれるこ
とにより、焼成帯26が水蒸気雰囲気とされる。なお、
上記吹込ノズル30は、図1において上下一対のみ示さ
れているが、必要に応じて画付窯10の長手方向におい
て複数対設けられる。
含まれるクオルツ(SiO2 )の変態点TH (573゜
C)付近よりも焼成帯側の領域には、水蒸気を吹き込む
ための複数本の吹込ノズル30が画付窯10の炉壁を貫
通した状態で差し込まれている。これにより、画付窯1
0内の冷却帯28から予熱帯22へ向かうガス流の存在
下で上流位置のノズル30から水蒸気が吹き込まれるこ
とにより、焼成帯26が水蒸気雰囲気とされる。なお、
上記吹込ノズル30は、図1において上下一対のみ示さ
れているが、必要に応じて画付窯10の長手方向におい
て複数対設けられる。
【0014】上記吹込ノズル30は、画付窯10内への
ドレンの放出を可及的に防止するために、その先端部が
基端部よりも僅かに高くなるように、たとえば3乃至5
度程度の所定の小さな角度でそれぞれ傾斜させられてい
る。また、上記上下一対の吹込ノズル30は、台車18
に積み上げられた画付焼成品16の高さをHとすると、
その上端からH/4、および下端からH/4に略位置す
るように炉壁に設けられている。
ドレンの放出を可及的に防止するために、その先端部が
基端部よりも僅かに高くなるように、たとえば3乃至5
度程度の所定の小さな角度でそれぞれ傾斜させられてい
る。また、上記上下一対の吹込ノズル30は、台車18
に積み上げられた画付焼成品16の高さをHとすると、
その上端からH/4、および下端からH/4に略位置す
るように炉壁に設けられている。
【0015】図3は、上記吹込ノズル30の構成を詳し
く示す図である。図において、吹込ノズル30は、先端
部が閉じられるとともにその先端部の外周面に10mm程
度の径の水蒸気放出穴32が形成され且つ基端部に接続
用ガスねじ34が形成された外筒部材36と、その外筒
部材36よりも短く且つ小径であって先端部が閉じられ
るとともに、外筒部材36の基端部から差し入れられた
状態で固定された内筒部材38と、それら内筒部材38
と外筒部材36とが略同心となるようにそれらの間に隙
間を形成する第1スペーサ40および管状の第2スペー
サ42から構成されている。上記外筒部材36、内筒部
材38、第1スペーサ40および管状の第2スペーサ4
2は、たとえばSUS310Sのような耐熱鋼から構成
されている。また、上記第1スペーサ40は内筒部材3
8と外筒部材36との間の空間における軸方向の連通を
阻害しないように、たとえば円周方向において3つに分
割されたものか、或いは連通用の切欠または穴を有する
環状の部材である。
く示す図である。図において、吹込ノズル30は、先端
部が閉じられるとともにその先端部の外周面に10mm程
度の径の水蒸気放出穴32が形成され且つ基端部に接続
用ガスねじ34が形成された外筒部材36と、その外筒
部材36よりも短く且つ小径であって先端部が閉じられ
るとともに、外筒部材36の基端部から差し入れられた
状態で固定された内筒部材38と、それら内筒部材38
と外筒部材36とが略同心となるようにそれらの間に隙
間を形成する第1スペーサ40および管状の第2スペー
サ42から構成されている。上記外筒部材36、内筒部
材38、第1スペーサ40および管状の第2スペーサ4
2は、たとえばSUS310Sのような耐熱鋼から構成
されている。また、上記第1スペーサ40は内筒部材3
8と外筒部材36との間の空間における軸方向の連通を
阻害しないように、たとえば円周方向において3つに分
割されたものか、或いは連通用の切欠または穴を有する
環状の部材である。
【0016】上記内筒部材38の先端部の外周面におい
て、その中心線に対して水蒸気放出穴32と同じ側の位
置には、内圧を発生させるために水蒸気放出穴32より
も充分に小さい径、たとえば2.0mm程度のオリフィス
穴44が形成されている。また、上記外筒部材36の基
端部であってその中心線に対して水蒸気放出穴32と反
対側位置には、その傾斜により第1スペーサ40を通過
して基端部に滞留するドレンを排出するドレン穴46
と、このドレン穴46を大気に開放されたドレン管路4
8に接続するための接続部材50とが設けられている。
そして、上記のように構成された吹込ノズル30は、水
蒸気放出穴32が画付窯10内の上方に開口し且つドレ
ン穴46が画付窯10外の下方に開口するように画付窯
10に取り付けられる。
て、その中心線に対して水蒸気放出穴32と同じ側の位
置には、内圧を発生させるために水蒸気放出穴32より
も充分に小さい径、たとえば2.0mm程度のオリフィス
穴44が形成されている。また、上記外筒部材36の基
端部であってその中心線に対して水蒸気放出穴32と反
対側位置には、その傾斜により第1スペーサ40を通過
して基端部に滞留するドレンを排出するドレン穴46
と、このドレン穴46を大気に開放されたドレン管路4
8に接続するための接続部材50とが設けられている。
そして、上記のように構成された吹込ノズル30は、水
蒸気放出穴32が画付窯10内の上方に開口し且つドレ
ン穴46が画付窯10外の下方に開口するように画付窯
10に取り付けられる。
【0017】図1に戻って、水蒸気発生装置として機能
する蒸気発生装置52は、たとえば120゜C程度の温
度且つ4kgf/cm2 程度の圧力の水蒸気を発生するように
設定されている。その蒸気発生装置52から発生した水
蒸気は圧力調整弁54によってたとえば1kgf/cm2 程度
の設定圧力に減圧された後、分岐管路56、開閉弁5
8、および供給管路60を介して吹込ノズル30に供給
されるようになっている。その供給管路60には、垂直
方向に伸びる垂直管路62を介してドレン排出弁64が
接続されている。このドレン排出弁64は、気体状の水
蒸気は排出しないが、供給管路60内に滞留する液状の
ドレンのみを排出する機能を備えている。なお、66は
水蒸気の圧力を測定するための圧力計であり、水蒸気放
出中では、0.5乃至1kgf/cm2 程度の圧力を示してい
る。
する蒸気発生装置52は、たとえば120゜C程度の温
度且つ4kgf/cm2 程度の圧力の水蒸気を発生するように
設定されている。その蒸気発生装置52から発生した水
蒸気は圧力調整弁54によってたとえば1kgf/cm2 程度
の設定圧力に減圧された後、分岐管路56、開閉弁5
8、および供給管路60を介して吹込ノズル30に供給
されるようになっている。その供給管路60には、垂直
方向に伸びる垂直管路62を介してドレン排出弁64が
接続されている。このドレン排出弁64は、気体状の水
蒸気は排出しないが、供給管路60内に滞留する液状の
ドレンのみを排出する機能を備えている。なお、66は
水蒸気の圧力を測定するための圧力計であり、水蒸気放
出中では、0.5乃至1kgf/cm2 程度の圧力を示してい
る。
【0018】上記のように構成された水蒸気吹込装置1
2においては、吹込ノズル30へ供給される水蒸気の圧
力を調整する圧力調整弁54が蒸気発生装置52と吹込
ノズル30との間に設けられており、この圧力調整弁5
4によって圧力が調節された水蒸気が吹込ノズル30の
オリフィス穴44を通して画付窯10内へ吹き込まれる
ことから、オリフィス穴44と圧力調整弁54との間に
は蒸気発生装置52の出力圧よりも低い内圧が形成され
る。このため、蒸気発生装置52から出力された水蒸気
を開放型の吹込ノズルを介して画付窯10内に吹き込む
従来の水蒸気吹込装置に比較して、吹込ノズル30へ供
給される水蒸気の圧力が安定すると同時に、その吹込ノ
ズル30から吹き出される水蒸気量も安定することか
ら、画付焼成品16の鉛の溶出量を抑制できる範囲で水
蒸気の吹出量を可及的に少なく設定できるので、画付窯
10の燃料効率が高められるとともに、白盛り装飾の黄
変が好適に防止される。
2においては、吹込ノズル30へ供給される水蒸気の圧
力を調整する圧力調整弁54が蒸気発生装置52と吹込
ノズル30との間に設けられており、この圧力調整弁5
4によって圧力が調節された水蒸気が吹込ノズル30の
オリフィス穴44を通して画付窯10内へ吹き込まれる
ことから、オリフィス穴44と圧力調整弁54との間に
は蒸気発生装置52の出力圧よりも低い内圧が形成され
る。このため、蒸気発生装置52から出力された水蒸気
を開放型の吹込ノズルを介して画付窯10内に吹き込む
従来の水蒸気吹込装置に比較して、吹込ノズル30へ供
給される水蒸気の圧力が安定すると同時に、その吹込ノ
ズル30から吹き出される水蒸気量も安定することか
ら、画付焼成品16の鉛の溶出量を抑制できる範囲で水
蒸気の吹出量を可及的に少なく設定できるので、画付窯
10の燃料効率が高められるとともに、白盛り装飾の黄
変が好適に防止される。
【0019】また、本実施例によれば、圧力調整弁54
と吹込ノズル30との間の分岐管路56や供給管路60
内のドレンがドレン排出弁64によって排出されること
から、吹込ノズル30からドレンが画付窯10内へ放出
されることが抑制されるので、そのドレンが付着して急
冷することに起因する画付焼成品16の割れが好適に防
止される。
と吹込ノズル30との間の分岐管路56や供給管路60
内のドレンがドレン排出弁64によって排出されること
から、吹込ノズル30からドレンが画付窯10内へ放出
されることが抑制されるので、そのドレンが付着して急
冷することに起因する画付焼成品16の割れが好適に防
止される。
【0020】また、本実施例によれば、吹込ノズル30
は、先端部の側面に水蒸気放出穴32を有する外筒部材
36と、その外筒部材36の内側に挿入されてその外筒
部材36の内周面との間に空間を形成する内筒部材38
とから二重構造に構成されており、たとえ内筒部材38
のオリフィス穴44からドレンが放出されたとしても、
外筒部材36によって捕捉されてその内側に貯留される
とともにドレン穴46およびドレン管路48を通して外
部へ排出されるので、吹込ノズル30からのドレンの放
出がさらに抑制されて、画付焼成品16の割れが一層防
止される利点がある。
は、先端部の側面に水蒸気放出穴32を有する外筒部材
36と、その外筒部材36の内側に挿入されてその外筒
部材36の内周面との間に空間を形成する内筒部材38
とから二重構造に構成されており、たとえ内筒部材38
のオリフィス穴44からドレンが放出されたとしても、
外筒部材36によって捕捉されてその内側に貯留される
とともにドレン穴46およびドレン管路48を通して外
部へ排出されるので、吹込ノズル30からのドレンの放
出がさらに抑制されて、画付焼成品16の割れが一層防
止される利点がある。
【0021】また、本実施例によれば、好適には、外筒
部材36に形成された水蒸気放出穴32およびドレン穴
46は、その外筒部材36の中心線を挟んで反対側に位
置させられており、内筒部材38に形成されたオリフィ
ス穴44は、その外筒部材36の水蒸気放出穴32と同
じ側に位置させられる。このようにすれば、水蒸気放出
穴32を上向きに位置させて吹込ノズル30を配置すれ
ば、画付窯10内へのドレンの放出が一層抑制されると
同時に、ドレンが外筒部材36のドレン穴46から一層
容易に外部へ排出される利点がある。
部材36に形成された水蒸気放出穴32およびドレン穴
46は、その外筒部材36の中心線を挟んで反対側に位
置させられており、内筒部材38に形成されたオリフィ
ス穴44は、その外筒部材36の水蒸気放出穴32と同
じ側に位置させられる。このようにすれば、水蒸気放出
穴32を上向きに位置させて吹込ノズル30を配置すれ
ば、画付窯10内へのドレンの放出が一層抑制されると
同時に、ドレンが外筒部材36のドレン穴46から一層
容易に外部へ排出される利点がある。
【0022】また、本実施例によれば、吹込ノズル30
が、画付窯10の冷却帯28内であって磁器に含まれる
クオルツの変態点付近よりも焼成帯26側に設けられて
いることから、クオルツの変態点付近での徐冷が確実に
行われるので、画付焼成品の冷め割れが防止されるのに
加えて、焼成帯26内に吹込ノズル30が設けられる場
合に比較してヒートカーブに影響を与えることがなく、
また、冷却帯内であってクオルツの変態点付近よりも出
口側に吹込ノズル30が設けられる場合に比較して、出
口排気ファンに吸引されないので、水蒸気の吹込効率が
得られる利点がある。
が、画付窯10の冷却帯28内であって磁器に含まれる
クオルツの変態点付近よりも焼成帯26側に設けられて
いることから、クオルツの変態点付近での徐冷が確実に
行われるので、画付焼成品の冷め割れが防止されるのに
加えて、焼成帯26内に吹込ノズル30が設けられる場
合に比較してヒートカーブに影響を与えることがなく、
また、冷却帯内であってクオルツの変態点付近よりも出
口側に吹込ノズル30が設けられる場合に比較して、出
口排気ファンに吸引されないので、水蒸気の吹込効率が
得られる利点がある。
【0023】次に、本考案の他の実施例を説明する。な
お、以下の説明において前述の実施例と共通する部分に
は、同一の符号を付して説明を省略する。
お、以下の説明において前述の実施例と共通する部分に
は、同一の符号を付して説明を省略する。
【0024】前記吹込ノズル30に替えて、図4に示す
吹込ノズル70が用いられてもよい。この吹込ノズル7
0は、先端部が開放され且つ基端部にガスねじ34が形
成された耐熱鋼製の筒状部材72と、オリフィス穴44
を備えてこの筒状部材72の長手方向の中間位置の内周
面において固定された円板状部材74とから構成されて
いる。本実施例の吹込ノズル70であっても、オリフィ
ス穴44と圧力調整弁54との間には蒸気発生装置52
の出力圧よりも低い内圧が形成されるので、蒸気発生装
置52から出力された水蒸気を開放型の吹込ノズルを介
して画付窯10内に吹き込む従来の水蒸気吹込装置に比
較して、吹込ノズル30へ供給される水蒸気の圧力が安
定すると同時に、その吹込ノズル30から吹き出される
水蒸気量も安定することから、画付焼成品16の鉛の溶
出量を抑制できる範囲で水蒸気の吹出量を可及的に少な
く設定できるので、画付窯10の燃料効率が高められる
とともに、白盛り装飾の黄変が好適に防止される。
吹込ノズル70が用いられてもよい。この吹込ノズル7
0は、先端部が開放され且つ基端部にガスねじ34が形
成された耐熱鋼製の筒状部材72と、オリフィス穴44
を備えてこの筒状部材72の長手方向の中間位置の内周
面において固定された円板状部材74とから構成されて
いる。本実施例の吹込ノズル70であっても、オリフィ
ス穴44と圧力調整弁54との間には蒸気発生装置52
の出力圧よりも低い内圧が形成されるので、蒸気発生装
置52から出力された水蒸気を開放型の吹込ノズルを介
して画付窯10内に吹き込む従来の水蒸気吹込装置に比
較して、吹込ノズル30へ供給される水蒸気の圧力が安
定すると同時に、その吹込ノズル30から吹き出される
水蒸気量も安定することから、画付焼成品16の鉛の溶
出量を抑制できる範囲で水蒸気の吹出量を可及的に少な
く設定できるので、画付窯10の燃料効率が高められる
とともに、白盛り装飾の黄変が好適に防止される。
【0025】図5は、マッフル型トンネルキルンである
画付窯80の出口側に設けられる水蒸気吹込装置82を
示している。図において、画付窯80の出口側には、接
続フランジ84および85、開閉弁86および87をそ
れぞれ有して、上側水平管88および下側水平管90に
より相互に接続された一対の垂直管92および94が設
けられており、その一対の垂直管92および94には、
供給管路96を介して水蒸気が供給されるとともに、垂
直管92および94内のドレンが排出管98およびドレ
ン排出弁64を介して排出されるようになっている。上
記一対の垂直管92および94は、画付窯80の長手方
向に所定の間隔を隔てて位置させられており、接続フラ
ンジ84および85の一方と、位置固定の支持案内装置
100によって支持され且つ画付窯80の長手方向に案
内される可動管路102の接続フランジ104とが相互
に接続されるようになっている。
画付窯80の出口側に設けられる水蒸気吹込装置82を
示している。図において、画付窯80の出口側には、接
続フランジ84および85、開閉弁86および87をそ
れぞれ有して、上側水平管88および下側水平管90に
より相互に接続された一対の垂直管92および94が設
けられており、その一対の垂直管92および94には、
供給管路96を介して水蒸気が供給されるとともに、垂
直管92および94内のドレンが排出管98およびドレ
ン排出弁64を介して排出されるようになっている。上
記一対の垂直管92および94は、画付窯80の長手方
向に所定の間隔を隔てて位置させられており、接続フラ
ンジ84および85の一方と、位置固定の支持案内装置
100によって支持され且つ画付窯80の長手方向に案
内される可動管路102の接続フランジ104とが相互
に接続されるようになっている。
【0026】上記可動管路102は、画付窯80の開口
106から差し込まれる案内棒106および差込管10
8から構成されている。案内棒106は、基端部が差込
管108と接続されており、支持案内装置100のガイ
ド穴に嵌め通されてその長手方向に案内される。また、
差込管108は、先端部において吹込ノズル110を垂
直に備えるとともに、基端部において前記接続フランジ
104を備えている。したがって、焼成温度が850度
程度であるときには、上記接続フランジ104が接続フ
ランジ84と接続されることにより、吹込ノズル110
による水蒸気の吹き込み位置が図2のAに示す場合と同
様の出口側に位置させられるが、焼成温度が760度程
度である金窯であるときには、図5に示すように接続フ
ランジ104が接続フランジ85と接続されることによ
り、吹込ノズル110による水蒸気の吹き込み位置が図
2のBに示すように、焼成帯26側に変更され、クオル
ツの変態点付近の徐冷が確実に行われるようになってい
る。
106から差し込まれる案内棒106および差込管10
8から構成されている。案内棒106は、基端部が差込
管108と接続されており、支持案内装置100のガイ
ド穴に嵌め通されてその長手方向に案内される。また、
差込管108は、先端部において吹込ノズル110を垂
直に備えるとともに、基端部において前記接続フランジ
104を備えている。したがって、焼成温度が850度
程度であるときには、上記接続フランジ104が接続フ
ランジ84と接続されることにより、吹込ノズル110
による水蒸気の吹き込み位置が図2のAに示す場合と同
様の出口側に位置させられるが、焼成温度が760度程
度である金窯であるときには、図5に示すように接続フ
ランジ104が接続フランジ85と接続されることによ
り、吹込ノズル110による水蒸気の吹き込み位置が図
2のBに示すように、焼成帯26側に変更され、クオル
ツの変態点付近の徐冷が確実に行われるようになってい
る。
【0027】図6は、上記吹込ノズル110の構成を示
している。吹込ノズル110は、先端部が閉じられると
ともに、基端部にガスねじ34が形成された筒状部材1
12から構成されており、5個のオリフィス穴114、
116、118、120、122が下から順に設けられ
ている。それらのオリフィス穴114、116、11
8、120、122の径は、たとえば1.5mm、1.7
5mm、2.0mm、2.25mm、2.5mmとなるように順
次大きくなるように形成されており、水蒸気の噴出量が
略均一となるようにされている。本実施例の吹込ノズル
110であっても、オリフィス穴114、116、11
8、120、122と圧力調整弁54との間には蒸気発
生装置52の出力圧よりも低い内圧が形成されるので、
蒸気発生装置52から出力された水蒸気を開放型の吹込
ノズルを介して画付窯10内に吹き込む従来の水蒸気吹
込装置に比較して、吹込ノズル30へ供給される水蒸気
の圧力が安定すると同時に、その吹込ノズル30から吹
き出される水蒸気量も安定することから、画付焼成品1
6の鉛の溶出量を抑制できる範囲で水蒸気の吹出量を可
及的に少なく設定できるので、画付窯10の燃料効率が
高められるとともに、白盛り装飾の黄変が好適に防止さ
れる。
している。吹込ノズル110は、先端部が閉じられると
ともに、基端部にガスねじ34が形成された筒状部材1
12から構成されており、5個のオリフィス穴114、
116、118、120、122が下から順に設けられ
ている。それらのオリフィス穴114、116、11
8、120、122の径は、たとえば1.5mm、1.7
5mm、2.0mm、2.25mm、2.5mmとなるように順
次大きくなるように形成されており、水蒸気の噴出量が
略均一となるようにされている。本実施例の吹込ノズル
110であっても、オリフィス穴114、116、11
8、120、122と圧力調整弁54との間には蒸気発
生装置52の出力圧よりも低い内圧が形成されるので、
蒸気発生装置52から出力された水蒸気を開放型の吹込
ノズルを介して画付窯10内に吹き込む従来の水蒸気吹
込装置に比較して、吹込ノズル30へ供給される水蒸気
の圧力が安定すると同時に、その吹込ノズル30から吹
き出される水蒸気量も安定することから、画付焼成品1
6の鉛の溶出量を抑制できる範囲で水蒸気の吹出量を可
及的に少なく設定できるので、画付窯10の燃料効率が
高められるとともに、白盛り装飾の黄変が好適に防止さ
れる。
【0028】以上、本考案の一実施例を図面に基づいて
説明したが、本考案はその他の態様においても適用され
る。
説明したが、本考案はその他の態様においても適用され
る。
【0029】たとえば、前述の実施例のノズル30は、
画付窯10の冷却帯内であってクオルツの変態点付近よ
りも焼成帯側に設けられていたが、冷却帯内のクオルツ
の変態点付近よりも出口側に設けられていてもよいし、
焼成帯内に設けられていてもよい。要するに、焼成帯を
水蒸気雰囲気とすることができる位置であればよいので
ある。
画付窯10の冷却帯内であってクオルツの変態点付近よ
りも焼成帯側に設けられていたが、冷却帯内のクオルツ
の変態点付近よりも出口側に設けられていてもよいし、
焼成帯内に設けられていてもよい。要するに、焼成帯を
水蒸気雰囲気とすることができる位置であればよいので
ある。
【0030】また、前述の図5の実施例では、複数のオ
リフィル穴が備えられた吹込ノズル110が差込管10
8の先端部に垂直に備えられていたが、それに替えて、
たとえば図3に示す吹込ノズル30が設けられてもよ
い。この場合には、吹込ノズル30の外筒部材36に複
数個の水蒸気放出穴32が設けられる。
リフィル穴が備えられた吹込ノズル110が差込管10
8の先端部に垂直に備えられていたが、それに替えて、
たとえば図3に示す吹込ノズル30が設けられてもよ
い。この場合には、吹込ノズル30の外筒部材36に複
数個の水蒸気放出穴32が設けられる。
【0031】なお、上述したのはあくまでも本考案の一
実施例であり、本考案はその主旨を逸脱しない範囲にお
いて種々の変更が加えられ得るものである。
実施例であり、本考案はその主旨を逸脱しない範囲にお
いて種々の変更が加えられ得るものである。
【図1】本考案の一実施例のローラハースキルン型画付
窯用水蒸気吹込装置の構成を説明する図である。
窯用水蒸気吹込装置の構成を説明する図である。
【図2】図1の実施例の画付窯およびそのヒートカーブ
と吹込ノズルの位置を説明する図である。
と吹込ノズルの位置を説明する図である。
【図3】図1の吹込ノズルの構成を説明するために一部
を切り欠いた図である。
を切り欠いた図である。
【図4】本考案の他の実施例の図3に相当する図であ
る。
る。
【図5】本考案の他の実施例であって、マッフルキルン
型画付窯用水蒸気吹込装置の構成を説明する図である。
型画付窯用水蒸気吹込装置の構成を説明する図である。
【図6】図5の吹込ノズルの構成を説明するために一部
を切り欠いた図である。
を切り欠いた図である。
10:画付窯 12:水蒸気吹込装置 30、70、110:吹込ノズル 32:水蒸気放出穴 36:外筒部材 38:内筒部材 44、114、116、118、120、122:オリ
フィス穴 46:ドレン穴 52:蒸気発生装置(水蒸気発生装置) 54:圧力調整弁(圧力調整装置) 64:ドレン排出弁
フィス穴 46:ドレン穴 52:蒸気発生装置(水蒸気発生装置) 54:圧力調整弁(圧力調整装置) 64:ドレン排出弁
Claims (4)
- 【請求項1】 画付焼成品の鉛溶出量を抑制するため
に、画付窯内に水蒸気を吹き込むための水蒸気吹込装置
であって、 水蒸気を通過させるオリフィス穴を有し、前記画付窯内
に差し入れられた吹込ノズルと、 水蒸気を発生する水蒸気発生装置と、 該水蒸気発生装置と前記吹込ノズルとの間に設けられ、
該吹込ノズルへ供給される水蒸気の圧力を調整する圧力
調整装置とを、含むことを特徴とする画付窯用水蒸気吹
込装置。 - 【請求項2】 前記圧力調整装置と前記吹込ノズルとの
間の管路内のドレンを排出するドレン排出弁を有する請
求項1の画付窯用水蒸気吹込装置。 - 【請求項3】 前記吹込ノズルは、先端部の側面に水蒸
気放出穴を有する外筒部材と、先端部に前記オリフィス
穴を有し、該外筒部材の基端から挿入されて該外筒部材
の内周面との間に密閉空間を形成する内筒部材と、該外
筒部材の基端部に設けられ、該外筒部材内に溜るドレン
を排出するドレン穴とを含むものである請求項1の画付
窯用水蒸気吹込装置。 - 【請求項4】 前記外筒部材に形成された水蒸気放出穴
およびドレン穴は、該外筒部材の中心線を挟んで反対側
に位置させられており、前記内筒部材に形成されたオリ
フィス穴は、該外筒部材の前記水蒸気放出穴と同じ側に
位置させられている請求項3の画付窯用水蒸気吹込装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1058093U JPH0745549Y2 (ja) | 1993-02-17 | 1993-02-17 | 画付窯用水蒸気吹込装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1058093U JPH0745549Y2 (ja) | 1993-02-17 | 1993-02-17 | 画付窯用水蒸気吹込装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0665451U JPH0665451U (ja) | 1994-09-16 |
JPH0745549Y2 true JPH0745549Y2 (ja) | 1995-10-18 |
Family
ID=11754189
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1058093U Expired - Lifetime JPH0745549Y2 (ja) | 1993-02-17 | 1993-02-17 | 画付窯用水蒸気吹込装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0745549Y2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN112410708A (zh) * | 2019-08-21 | 2021-02-26 | 李秀芬 | 一种镀锌钢管内吹装置 |
CN112522657A (zh) * | 2020-09-09 | 2021-03-19 | 杜学金 | 一种可预热蒸汽内吹停车湿度控制装置 |
CN112522658A (zh) * | 2020-09-09 | 2021-03-19 | 杜学金 | 一种可升降蒸汽内吹初始湿度控制系统 |
-
1993
- 1993-02-17 JP JP1058093U patent/JPH0745549Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0665451U (ja) | 1994-09-16 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
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EXPY | Cancellation because of completion of term |