JPH0745394A - 調光用点灯装置 - Google Patents

調光用点灯装置

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JPH0745394A
JPH0745394A JP18539793A JP18539793A JPH0745394A JP H0745394 A JPH0745394 A JP H0745394A JP 18539793 A JP18539793 A JP 18539793A JP 18539793 A JP18539793 A JP 18539793A JP H0745394 A JPH0745394 A JP H0745394A
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Hiroshi Mitsuyasu
啓 光安
Yoshifumi Kuroki
芳文 黒木
Akio Okude
章雄 奥出
Katsuyuki Kiyozumi
克行 清積
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Abstract

(57)【要約】 【目的】外部からの調光制御信号により光出力を可変と
された調光用点灯装置において、連続調光用の点灯装置
と段調光用の点灯装置の兼用を可能とする。 【構成】広範囲にわたって連続的に調光が可能な放電灯
点灯装置において、調光信号入力が連続調光制御信号V
dである場合には連続調光用の点灯装置となり、調光信
号入力が前記連続調光信号以外の信号Vsである場合に
は段調光用の点灯装置となるように構成した。 【効果】連続調光用の点灯装置と、段調光用の点灯装
置、及び調光機能無しの点灯装置を1台の装置で共用で
き、かつ簡単な構成であるため、点灯装置のコスト低減
も実現できるという効果がある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、放電灯などの光源を高
周波で点灯させ、且つ広範囲にわたって連続的に調光を
行うことができる調光用点灯装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図13は従来の調光用点灯装置(特願平
1−75572号)の回路図である。この装置は、例え
ば、蛍光灯のような放電灯11と、放電灯11にインピ
ーダンス要素Z1 を介して高周波電流を供給する高周波
電源12と、低レベルでの点灯安定化を図るための直流
電力重畳手段14とを備えている。直流電力重畳手段1
4は、放電灯11にインピーダンス要素Z2 を介して直
流電流を供給する直流電源15を有しており、高周波成
分に直流成分を重畳させ、放電灯11を安定して点灯さ
せるものである。放電灯11の調光は、調光制御部13
により高周波電源12よりの出力電力を制御することに
より行っている。このような構成によると、広範囲での
連続的な調光が可能となった。
【0003】さて、このように広範囲にわたって連続的
な調光が可能な点灯装置に対して、調光器等の外部から
出力を制御し得る調光信号を入力することにより調光点
灯させる場合の回路構成の一例を図14に示す。また、
調光信号変換部16の回路構成の一例を図15に示す。
この回路は、既に特願平5−9964号に示されている
ものであり、2灯の蛍光灯を低光束まで調光点灯し得る
放電灯点灯装置を実現している。この例で用いられてい
る調光器は、周波数が一定で、デューティ可変の矩形波
信号(調光制御信号)を出力するものであり、図15の
調光信号変換部において、この調光制御信号を直流電圧
に変換する。調光制御信号のデューティを連続的に変化
させることにより、調光信号変換部16の出力である直
流電圧が連続的に変化し、この直流電圧の値に応じて放
電灯11を連続的に調光することができるように構成さ
れている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな連続的に調光が可能な放電灯点灯装置を、段調光用
点灯装置として利用する際には、上述の調光器から出力
されるような周波数が一定で、デューティ可変の矩形波
信号以外の調光制御信号を使用することができないた
め、段階的にデューティを切り替え可能な数種類の矩形
波信号を出力し得る調光器が必要であった。このため、
連続調光用点灯装置を段調光用点灯装置として使用する
場合にも調光器等が必要であり、段調光専用の点灯装置
に比べコストが高くなり、連続調光用と段調光用の共用
ができなかった。
【0005】本発明はこのような点に鑑みてなされたも
のであり、その目的とするところは、外部からの調光制
御信号により光出力を可変とされた調光用点灯装置にお
いて、連続調光用の点灯装置と段調光用点灯装置の兼用
を可能とすることにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の調光用点灯装置
にあっては、上記の課題を解決するために、広範囲にわ
たって連続的に調光が可能な放電灯点灯装置において、
調光信号入力が連続調光制御信号の場合には連続調光用
の点灯装置となり、調光信号入力が前記連続調光信号以
外の場合には段調光用の点灯装置となるように構成した
ことを特徴とするものである。
【0007】
【作用】本発明によれば、連続調光用の調光制御信号に
ついては従来通り調光器等の出力信号を使用し、段調光
用の調光制御信号については、例えば、交流電源をON
/OFFさせることにより、調光制御信号を使い分け
る。これにより、1台の点灯装置で調光制御信号の形態
をスイッチ等で切り替えるだけで、連続調光用の点灯装
置と段調光用の点灯装置の使い分けができ、且つ、段調
光用の点灯装置としても、コストの低い点灯装置を提供
することができるものである。本発明の更に詳しい構成
及び動作については、以下に述べる実施例の説明におい
て一層明らかとされる。
【0008】
【実施例】図1は本発明の一実施例の調光信号変換部の
具体的な回路構成を示している。この調光信号変換部を
備える調光用点灯装置を連続調光用として使用する場合
には、スイッチSWはa側を閉じる。入力された調光制
御信号はダイオードブリッジDB、フォトカプラPCを
介してコンパレータCP1 に入力され、基準電圧V 1
比較される。調光制御信号がHighレベルの場合、コ
ンパレータCP1 の出力もHighレベルであるからト
ランジスタQ1 がオンして、コンデンサC1の電荷が放
電され、出力電圧Voが下がる。逆に制御信号がLow
レベルの場合にはコンデンサC1 が充電され、出力電圧
Voは上がる。調光信号発生器から出力される調光制御
信号Vdは、通常1KHz程度の矩形波信号であるか
ら、コンデンサC1 の充放電動作も高速で繰り返され、
出力電圧Voは略直流電圧とみなすことができる。
【0009】このようにして、矩形波信号よりなる調光
制御信号は直流電圧に変換され、調光制御信号のデュー
ティが小さくなると、出力電圧Voが上がり、調光制御
信号のデューティが大きくなると、出力電圧Voは下が
る。調光制御信号のデューティが連続的に変化すれば、
出力電圧Voも連続的に変化するため、連続調光が可能
になる。
【0010】次に、この調光信号変換部を備える調光用
点灯装置を段調光用として使用する場合には、スイッチ
SWはb側を閉じる。段調光用の調光制御信号として
は、交流電源VsをスイッチS1 によりON又はOFF
する信号を使用する。交流電源Vsと直列的に接続され
た段調光用のスイッチS1 を開いた場合、フォトカプラ
PCの受光素子はOFFとなり、コンデンサC1 に得ら
れる出力電圧Voは電源電圧Vccと等しくなる。ま
た、段調光用のスイッチS1 をONした場合には、入力
された調光制御信号はダイオードブリッジDBで全波整
流され、フォトカプラPCの発光素子に通電される。フ
ォトカプラPCの発光素子は、交流電源Vsのゼロクロ
ス点の近傍では消灯し、ゼロクロス点の近傍以外では点
灯している。したがって、フォトカプラPCの受光素子
は交流電源Vsのゼロクロス点の近傍以外ではONとな
り、その期間には、コンデンサC1 の電荷を抵抗R5
介して放電させるので、出力電圧Voは電源電圧Vcc
よりも低くなる。したがって、コンデンサC1 に得られ
る出力電圧Voは2段階に変化するので、段調光用のス
イッチS1 の開閉で段調光が可能になる。
【0011】以上の説明から明らかなように、調光制御
信号としてデューティ可変の矩形波信号Vdが入力され
た場合には連続調光用、交流電源Vsが入力された場合
には段調光用の点灯装置をして使用することができる。
なお、出力電圧Voに応じて調光出力を可変とされる放
電灯点灯装置については、連続調光が可能なものであれ
ば任意の回路方式を使用できることは言うまでもない。
【0012】上述の実施例では、2段階の段調光を行う
例を示したが、段調光用の調光制御信号として使用され
る交流電源Vsの電圧を例えば100/200Vの切替
が可能なものにしておく。交流電源Vsの電圧が100
Vのときと、200Vのときでは、フォトカプラPCの
受光素子のONされている期間が異なるので、コンデン
サC1 に得られる出力電圧Voが異なることになり、交
流電源Vsの開閉との組合せにより3段階の段調光が可
能になる。このように、段調光用として使用する際に、
調光制御信号としての交流電源を数種類切替えることに
より複数段の段調光が可能になる。
【0013】以上の説明では、連続調光用点灯装置に段
調光機能を持たせる場合について検討したが、調光用点
灯装置と調光機能無しの調光用点灯装置の共用を図るた
めに、全ての調光用点灯装置に調光信号入力および調光
制御回路を設けていたのでは、調光機能無しで使用する
場合のコストが高くなる。そこで、図2に示すように、
調光機能無しの点灯装置に調光機能が必要な場合にのみ
調光制御回路9を付加するように構成すれば、調光機能
無しのときのコストが低くて済む。この回路例では、放
電灯点灯装置7はランプ電流安定化回路8の出力に応じ
て、ランプ6の出力を広範囲にわたって制御できるもの
であればどのようなものであってもよい。
【0014】図2のランプ電流安定化回路8の具体的な
回路例を図3に示す。まず、ランプ電流をカレント・ト
ランスCTにより検出し、その検出値と基準電圧V1
コンパレータCPoにより比較する。ランプ電流の検出
値が基準電圧V1 よりも低い場合には、ランプ出力が増
加するように、逆の場合はランプ出力が下がるように、
放電灯点灯装置を制御してランプ電流を安定させる。こ
の基準電圧V1 は、電源電圧Vccを抵抗R8 ,R9
分圧することにより得られるが、この基準電圧V1 に端
子Txを設けておき、外部から基準電圧V1 を制御でき
るようにする。調光機能を持たせる場合には、この端子
に例えば図1で説明したような調光信号変換回路の出力
電圧Voを入力する。これにより、基準電圧V1 が調光
制御信号に応じて変わるため、ランプの調光点灯が可能
になる。
【0015】ところで、調光制御信号のデューティを直
流電圧に変換して調光制御を行う場合には、直流電圧の
低い部分で制御を行おうとしたときに、ノイズの影響を
受けやすい。図4は、調光制御信号のデューティと、変
換された直流電圧の関係を示している。図中、Vmは直
流電圧の上限、Vaは入力オフセット電圧である。図4
に示すように、変換された直流電圧がオペアンプやコン
パレータ等の入力オフセット電圧Vaを下回ると、制御
できなくなるため、直流電圧のダイナミック・レンジが
狭くなる、等の理由により精度の高い調光制御ができな
いという問題がある。
【0016】そこで、図5に示すように、調光出力を制
御する第1の調光信号の変化量の少ない範囲において、
第1の調光信号と相反する変化量の大きな第2の調光信
号を出力する第2の調光信号変換部3を設けることが好
ましい。図中、1は調光信号発生器であり、調光制御信
号としてデューティ可変の矩形波信号を発生する発振器
である。2は第1の調光信号変換部であり、調光制御信
号のデューティ幅に応じた直流電圧に変換する。3は第
2の調光信号変換部であり、第1の調光信号変換部2に
おける調光信号の変化量の少ない部分における調光信号
のデューティを変換する。4は第1及び第2の調光信号
変換部2,3の出力信号を受けて、点灯装置5の出力を
制御する点灯制御部である。5は照明負荷6の出力を変
えることのできる出力可変の点灯装置である。
【0017】図6は調光制御信号のデューティを直流電
圧に変換するための第1及び第2の調光信号変換部2,
3の具体化な回路例である。調光信号発生器1で生成さ
れたデューティ可変の調光制御信号はフォトカプラPC
に入力されて、定電流源I1からの出力をそのデューテ
ィ幅に応じて引き抜いて抵抗R1 の両端に矩形波電圧を
作る。この矩形波電圧は、第1の調光信号変換部2のコ
ンパレータCP1 の正入力端子に入力されると共に、第
2の調光信号変換部3のコンパレータCP2 の負入力端
子にも入力されている。コンパレータCP1 の負入力端
子には、電源電圧を抵抗R12,R13で分圧した基準電圧
1 が入力されており、コンパレータCP2 の正入力端
子には、電源電圧を抵抗R15,R16で分圧した基準電圧
1 が入力されている。抵抗R1 に得られる電圧がコン
パレータCP1 ,CP2 の基準電圧V1 を横切ると、コ
ンパレータCP1 ,CP2 の出力が反転する。そして、
コンパレータCP1 ,CP2 の出力がHighレベルの
ときに、コンデンサC1 ,C2 へ定電流源I1 ,I2
ら充電電流が流し込まれる。また、コンパレータC
1 ,CP2 の出力がLowレベルのときには、抵抗R
14,R21を介してコンデンサC1 ,C2 の電荷を引き抜
く。これにより、調光信号発生器1からの調光制御信号
のオン・デューティに応じた電圧Vc1 ,Vc2 をコン
デンサC1 ,C2に発生させる。
【0018】第1及び第2の調光信号変換部2,3にお
けるコンデンサC1 ,C2 に発生する電圧Vc1 ,Vc
2 の電圧波形を図7に示す。コンパレータCP1 の出力
がHighレベルのとき、電流源I2 からの電流によ
り、コンデンサC1 の電圧Vc 1 が一定の傾きで上昇す
る。コンパレータCP1 の出力がLowレベルのとき、
コンデンサC1 は抵抗R14を介して放電され、その電圧
Vc1 はコンデンサC1と抵抗R14の時定数で決まる所
定の曲線で下降する。以上の動作の繰り返しによって、
コンデンサC1 の電圧Vc1 として、リップルを有する
直流電圧が発生する。このとき、調光信号のオン・デュ
ーティの長さT1 ,T2 によってコンデンサC1 から抵
抗R14を介して放電される電荷の量が変化するために、
オン・デューティの長さT1 ,T2 に応じた電圧Vc1
を得ることができる。また、第2の調光信号変換部3に
おいては、コンパレータCP2 の動作がコンパレータC
1とは全く逆となるために、調光信号発生器1により
発生されたデューティ可変の調光制御信号がHighレ
ベルのときにコンデンサC2 が放電され、Lowレベル
のときにコンデンサC2 が充電される。そのとき、定電
流源I3 によるコンデンサC2 への充電電流と、抵抗R
21によるコンデンサC2 からの放電電流を適切に設定す
ることにより、低光束域での変化量が大きくなるように
しておく。
【0019】このようにすれば、コンデンサC1 ,C2
に得られる電圧Vc1 ,Vc2 は、実効値でみると、調
光制御信号のデューティに応じて、図8のような曲線を
描く。それぞれの曲線は、コンデンサC1 ,C2 に流入
する充電電流の大きさと、抵抗R14,R21による放電電
流の大きさに応じて任意に変化させることができる。コ
ンデンサC1 ,C2 に得られる電圧Vc1 ,Vc2 の上
限は、それぞれ抵抗R 17,R18の分圧又は抵抗R19,R
20の分圧により基準電圧Vh1 ,Vh2 を決めておけ
ば、コンデンサC1 の電位はVh1 +Vbe1 で制限さ
れ、コンデンサC 2 の電位はVh2 +Vbe2 で制限さ
れる。ここで、Vbe1 ,Vbe2 はトランジスタTr
1 ,Tr2 のベース・エミッタ間の順方向電圧降下であ
る。
【0020】一般に、ランプが明るいときには、視覚的
に光束の変化が分かりにくいため、第1の調光信号変換
部2の出力Vc1 を急激に変化させる。しかし、低光束
になると、全光束が少ないから、少しの変化でも全光束
に対する変化量が大きく、視覚的に大きく変化したよう
に感じるので、第1の調光信号変換部2の出力Vc1
緩やかに変化させる。すると、例えば、調光制御信号の
デューティが100%から90%へ変化したことを第1
の調光信号変換部2の出力Vc1 から検出するには、変
化量は△Vc1 しかない。また、この付近の電圧は調光
信号の直流レベルの変化幅を大きく確保する目的で、で
きるだけ低い電圧に設定しているため、ノイズの影響を
受けやすく、オフセット電圧も考慮に入れなければなら
ない等の理由から精度の良い検出を行うことは非常に難
しい。そこで、第1の調光信号変換部2の出力Vc1
反転させた信号として、第2の調光信号変換部3の出力
Vc2 を用いると、変化量が△Vc2 と大きいので、電
圧値自体も大きく、したがって、調光制御信号のデュー
ティが変化したことを精度良く検出することが可能にな
る。
【0021】なお、電圧Vc1 ,Vc2 の発生方法は矩
形波信号によって任意に電圧を決定できるものであれば
構わない。また、変化量の大きな信号は低光束時の検出
のみではなく、他の光検出等の制御に用いても良い。ま
た、この実施例では、第1及び第2の調光信号変換部
2,3を独立して構成しているが、第1の調光信号変換
部2の出力を再び変換して、低光束時の検出のための信
号を作成しても良い。
【0022】図9は別の実施例であり、前述の図6の回
路において、コンパレータCP1 ,CP2 の正入力端子
と負入力端子の配線を逆にしたものである。これにより
得られる調光曲線は図10のようになる。コンデンサC
1 に得られる電圧Vc1 は、前述の例と同じく、低光束
になるほど変化量が小さくなるため、きめ細かい光出力
の設定が可能である。ここで、コンデンサC1 の電圧V
1 の変化量ΔVc1に対して、コンデンサC2 の電圧
Vc2 の変化量ΔVc2 が大きいことから、精度良く調
光信号のデューティの変化を検出できる。また、ランプ
電流のフィードバックによって光出力を安定に保つ場合
にも、そのフィードバック量と調光信号との比較・検出
を精密に行うことができる。このことは、図6の回路に
おいても同様である。また、コンデンサC2 の電圧Vc
2 の最低電圧はノイズやオフセット電圧に関係の無いレ
ベルまで上げておけば精度の良い検出を行う上での問題
は無い。
【0023】以上のように、精密に調光信号のデューテ
ィを判別できるということは、1つの調光信号発生器か
らの調光制御信号により複数のランプを制御するとき
に、光出力のばらつきを無くしたり、異なる色温度のラ
ンプを調光して、その光の混色により全体の色温度を変
化させる調色技術においては、精密な調光が必要となる
ので、有効な技術となる。
【0024】次に、複数のランプを調光する場合の実施
例を挙げる。制御部の構成は、図6の実施例と同じであ
るが、それぞれの信号を別々の点灯制御部41,42を
介して点灯装置51,52に入力して2灯のランプ6
1,62を点灯させている。図11の回路により、図1
2のような調光曲線を作成し、ランプ61,62の点灯
制御部41,42に入力する。仮に、点灯制御部41に
制御信号Aで調光制御を行わせ、点灯制御部42には制
御信号Bで調光制御を行わせると、調光制御信号のデュ
ーティの小さい領域では、ランプ61が明るく点灯し、
ランプ62の光出力は小さいか又は0となる。逆に、調
光信号のデューティの大きな領域では、ランプ62が明
るく点灯し、ランプ61の光出力は小さいか又は0とな
る。また、制御信号Aでランプ61を点灯させる点灯制
御部41において、低光束時の検出用の信号、又は、光
出力補正用の信号として制御信号Bを利用すれば、精度
の良い調光を行うことが可能となる。同様に、制御信号
Bでランプ62を点灯させる点灯制御部42において、
低光束時の検出用の信号、又は、光出力補正用の信号と
して制御信号Aを利用すれば、当然同様の効果を得るこ
とができる。以上のような調光制御を行うことにより、
多灯間でのクロスフェード制御や、2つの色温度の異な
る負荷を同一器具内に収めて混色させ、色温度を変化さ
せることも可能である。また、各照明負荷としては、低
圧放電灯、高輝度放電灯、白熱灯、無電極放電灯、ハロ
ゲンランプ、面発光素子など、任意の照明負荷を用いる
ことができ、点灯装置についても、高周波点灯装置、銅
鉄型安定器など、任意の点灯装置を用いることができ
る。
【0025】
【発明の効果】本発明によれば、連続調光用の点灯装置
と、段調光用の点灯装置、及び調光機能無しの点灯装置
を1台の装置で共用でき、かつ簡単な構成であるため、
点灯装置のコスト低減も実現できるという効果がある。
また、ランプ電流安定化回路により出力を制御可能な調
光機能無しの放電灯点灯装置において、外部から連続調
光又は段調光用の調光制御回路を接続するための調光制
御用端子をランプ電流安定化回路に設ければ、点灯装置
の構成を簡単化することができ、調光機能無しの点灯装
置を実現するときのコスト上昇を抑えることができると
いう効果がある。また、調光出力を制御する第1の調光
信号の変化量の少ない範囲において、第1の調光信号と
相反する変化量の大きな第2の調光信号を出力する手段
を備える調光用点灯装置にあっては、一方の調光信号の
変化が微妙で検出しにくい場合でも他方の調光信号によ
り変化量を精密に検出できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1の発明の一実施例の回路図である。
【図2】請求項3の発明の一実施例の回路図である。
【図3】請求項3の発明のランプ電流安定化回路の一例
を示す回路図である。
【図4】従来の調光用点灯装置の調光特性を示す特性図
である。
【図5】請求項4の発明の基本構成を示す回路図であ
る。
【図6】請求項4の発明の一実施例の回路図である。
【図7】請求項4の発明の一実施例の動作波形図であ
る。
【図8】請求項4の発明の一実施例の調光特性を示す特
性図である。
【図9】請求項4の発明の他の実施例の回路図である。
【図10】請求項4の発明の他の実施例の調光特性を示
す特性図である。
【図11】請求項4の発明の別の実施例の回路図であ
る。
【図12】請求項4の発明の別の実施例の調光特性を示
す特性図である。
【図13】従来例の回路図である。
【図14】他の従来例の回路図である。
【図15】従来の調光信号変換部の回路図である。
【符号の説明】
PC フォトカプラ CP1 コンパレータ C1 コンデンサ Vo 出力電圧 SW 切替スイッチ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 清積 克行 大阪府門真市大字門真1048番地 松下電工 株式会社内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 広範囲にわたって連続的に調光が可能
    な放電灯点灯装置において、調光信号入力が連続調光制
    御信号の場合には連続調光用の点灯装置となり、調光信
    号入力が前記連続調光信号以外の場合には段調光用の点
    灯装置となるように構成したことを特徴とする調光用点
    灯装置。
  2. 【請求項2】 前記段調光用の調光信号は数種類切替
    え可能な電源からなり、数段階の段調光制御を可能とし
    たことを特徴とする請求項1記載の調光用点灯装置。
  3. 【請求項3】 ランプ電流安定化回路により出力を制
    御可能な調光機能無しの放電灯点灯装置において、外部
    から連続調光又は段調光用の調光制御回路を接続するた
    めの調光制御用端子をランプ電流安定化回路に設けたこ
    とを特徴とする調光用点灯装置。
  4. 【請求項4】 調光出力を制御する第1の調光信号の
    変化量の少ない範囲において、第1の調光信号と相反す
    る変化量の大きな第2の調光信号を出力する手段を備え
    ることを特徴とする調光用点灯装置。
  5. 【請求項5】 照明負荷として、低圧放電灯、高輝度
    放電灯、白熱灯、無電極放電灯、ハロゲンランプ、面発
    光素子のいずれかを用いると共に、点灯装置として高周
    波点灯装置又は銅鉄型安定器を用いたことを特徴とする
    請求項4記載の調光用点灯装置。
JP18539793A 1993-07-27 1993-07-27 調光用点灯装置 Expired - Lifetime JP3448904B2 (ja)

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