JPH0745243B2 - インキ供給方法及びインキ供給装置 - Google Patents
インキ供給方法及びインキ供給装置Info
- Publication number
- JPH0745243B2 JPH0745243B2 JP3222410A JP22241091A JPH0745243B2 JP H0745243 B2 JPH0745243 B2 JP H0745243B2 JP 3222410 A JP3222410 A JP 3222410A JP 22241091 A JP22241091 A JP 22241091A JP H0745243 B2 JPH0745243 B2 JP H0745243B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- ink supply
- ink
- pumps
- divided
- amount
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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Landscapes
- Inking, Control Or Cleaning Of Printing Machines (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】この発明は、印刷における刷版の
幅方向に分割した領域を設定し、各分割領域毎にインキ
の供給量を調節する方法及び装置に関し、特に各分割領
域のそれぞれに対応するインキ供給管路を設けこの管路
によるインキの供給量を調節する方法及び装置に関す
る。
幅方向に分割した領域を設定し、各分割領域毎にインキ
の供給量を調節する方法及び装置に関し、特に各分割領
域のそれぞれに対応するインキ供給管路を設けこの管路
によるインキの供給量を調節する方法及び装置に関す
る。
【０００２】
【従来の技術】前記したようなインキの供給量の調節に
関しては、例えば特公昭５０−２２８６号公報、特公昭
５０−１１２９３号公報及び特公昭５０−１６９６２号
公報に示されるものがある。特公昭５０−２２８６号公
報に示されるものは、ポンプの下流側に各分割領域に対
応させてインキの供給管路と帰還管路と分岐して設ける
とともに、これら２つの管路を相対的に開閉する調整部
材を設け、調整部材によって２つの管路の開放量を変え
て供給管路と帰還管路とにインキを相対的に配分するこ
とにより、各分割領域に対するインキの供給量を調節す
るものである。特公昭５０−１１２９３号公報に示され
るものは、各分割領域に対応させてインキの供給管路を
設けるとともに、この供給管路に独立して運転できるポ
ンプを設け、ポンプの運転量を変えてインキの吐出量を
変えることにより、各分割領域に対するインキの供給量
を調節するものである。特公昭５０−１６９６２号公報
に示されるものは、各分割領域に対応させてインキの供
給管路を設けるとともに、この供給管路に往復部材のス
トローク量を変更できる往復ポンプを設け、往復部材の
ストローク量を変えてインキの吐出量を変えることによ
り、各分割領域に対するインキの供給量を調節するもの
である。
関しては、例えば特公昭５０−２２８６号公報、特公昭
５０−１１２９３号公報及び特公昭５０−１６９６２号
公報に示されるものがある。特公昭５０−２２８６号公
報に示されるものは、ポンプの下流側に各分割領域に対
応させてインキの供給管路と帰還管路と分岐して設ける
とともに、これら２つの管路を相対的に開閉する調整部
材を設け、調整部材によって２つの管路の開放量を変え
て供給管路と帰還管路とにインキを相対的に配分するこ
とにより、各分割領域に対するインキの供給量を調節す
るものである。特公昭５０−１１２９３号公報に示され
るものは、各分割領域に対応させてインキの供給管路を
設けるとともに、この供給管路に独立して運転できるポ
ンプを設け、ポンプの運転量を変えてインキの吐出量を
変えることにより、各分割領域に対するインキの供給量
を調節するものである。特公昭５０−１６９６２号公報
に示されるものは、各分割領域に対応させてインキの供
給管路を設けるとともに、この供給管路に往復部材のス
トローク量を変更できる往復ポンプを設け、往復部材の
ストローク量を変えてインキの吐出量を変えることによ
り、各分割領域に対するインキの供給量を調節するもの
である。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】ところで、例えば新聞
１頁を印刷するのに必要なインキの量は一般に１ｍＮ以
下であり、このように微量のインキを更に前記のように
印刷における刷版の幅方向に分割した各分割領域毎に供
給量を調節して供給し、印刷面全体の濃度を均一にする
には、極めて精確なインキの供給量の調節が必要であ
る。従ってこれを人手によって行うときは、作業者に高
い熟練度が求められ、その人員確保が困難であった。ま
たこれを自動的に行うときは、調節のための機構に高い
精度と制御機能が求められ、構成が複雑化して製造コス
トが高くなるとともに、保守管理上のランニングコスト
も高くなりがちだった。他方前記従来公知の技術では、
機構的にはインキの供給量を連続的に変化させることが
できるが、実際の調節においては、人手による場合は別
として、自動的に行う場合には調節用駆動手段によって
段階的に行われており、それで十分間に合うものであっ
た。
１頁を印刷するのに必要なインキの量は一般に１ｍＮ以
下であり、このように微量のインキを更に前記のように
印刷における刷版の幅方向に分割した各分割領域毎に供
給量を調節して供給し、印刷面全体の濃度を均一にする
には、極めて精確なインキの供給量の調節が必要であ
る。従ってこれを人手によって行うときは、作業者に高
い熟練度が求められ、その人員確保が困難であった。ま
たこれを自動的に行うときは、調節のための機構に高い
精度と制御機能が求められ、構成が複雑化して製造コス
トが高くなるとともに、保守管理上のランニングコスト
も高くなりがちだった。他方前記従来公知の技術では、
機構的にはインキの供給量を連続的に変化させることが
できるが、実際の調節においては、人手による場合は別
として、自動的に行う場合には調節用駆動手段によって
段階的に行われており、それで十分間に合うものであっ
た。
【０００４】この発明は前記に照らしてなされたもの
で、印刷における刷版の幅方向に分割した各分割領域へ
のインキの供給量を調節するにあたり、人手で行っても
自動的に行っても、あらかじめ適宜に定めた幅で段階的
に調節が可能であり、かつ熟練を必要とせず、更に構成
が簡単で高い精度や制御機能が必要でなく製造コストや
保守管理上のランニングコストが比較的低い、インキ供
給方法及びインキ供給装置を提供することを目的とする
ものである。
で、印刷における刷版の幅方向に分割した各分割領域へ
のインキの供給量を調節するにあたり、人手で行っても
自動的に行っても、あらかじめ適宜に定めた幅で段階的
に調節が可能であり、かつ熟練を必要とせず、更に構成
が簡単で高い精度や制御機能が必要でなく製造コストや
保守管理上のランニングコストが比較的低い、インキ供
給方法及びインキ供給装置を提供することを目的とする
ものである。
【０００５】
【課題を解決するための手段】この発明は、前記目的を
達成するために、印刷における刷版の幅方向に分割した
領域を設定し、各分割領域毎にインキの供給量を調節し
て印刷する印刷機において、一つの分割領域に対応する
複数のポンプのそれぞれを選択的に駆動又は停止して、
各分割領域に対するインキの供給量を段階的に調節する
方法、及び印刷における刷版の幅方向に分割した領域を
設定し、各分割領域毎にインキの供給量を調節して印刷
する印刷機において、個別に駆動できる複数のポンプを
一組として前記分割領域の各個に対応させて設けるとと
もに、各組のポンプのそれぞれを選択的に駆動又は停止
する制御手段を設けた構成を提供するものである。
達成するために、印刷における刷版の幅方向に分割した
領域を設定し、各分割領域毎にインキの供給量を調節し
て印刷する印刷機において、一つの分割領域に対応する
複数のポンプのそれぞれを選択的に駆動又は停止して、
各分割領域に対するインキの供給量を段階的に調節する
方法、及び印刷における刷版の幅方向に分割した領域を
設定し、各分割領域毎にインキの供給量を調節して印刷
する印刷機において、個別に駆動できる複数のポンプを
一組として前記分割領域の各個に対応させて設けるとと
もに、各組のポンプのそれぞれを選択的に駆動又は停止
する制御手段を設けた構成を提供するものである。
【０００６】
【作 用】前記手段によれば、複数のポンプの全てを
一斉に停止するときは、インキの供給量が零となる。複
数のポンプを個別に一つずつ駆動するときは、インキの
供給量は各ポンプの吐出量に相当する量となる。適宜の
組み合わせによる複数のポンプを一斉に駆動するとき
は、インキの供給量は駆動した各ポンプの吐出量の和に
相当する量となる。従ってポンプがｎ個のときは、各ポ
ンプの吐出量比を例えば２0 ：２1 ：２2 ：・・・２
n-1 と設定すると、インキの供給量を零から全てのポン
プの吐出量の和に相当する量まで、２n 個の段階をもっ
て変えられる。
一斉に停止するときは、インキの供給量が零となる。複
数のポンプを個別に一つずつ駆動するときは、インキの
供給量は各ポンプの吐出量に相当する量となる。適宜の
組み合わせによる複数のポンプを一斉に駆動するとき
は、インキの供給量は駆動した各ポンプの吐出量の和に
相当する量となる。従ってポンプがｎ個のときは、各ポ
ンプの吐出量比を例えば２0 ：２1 ：２2 ：・・・２
n-1 と設定すると、インキの供給量を零から全てのポン
プの吐出量の和に相当する量まで、２n 個の段階をもっ
て変えられる。
【０００７】
【実 施 例】次に、この発明をオフセット印刷機に実
施した実施例について、図面を参照して説明する。オフ
セット印刷機の版胴３１には刷版３２が装着され、イン
キ供給経路３３のインキ着けローラー３４，３４によっ
て、刷版３２の画線部にインキが供給される。インキ供
給経路３３のインキシリンダー３５には、その周面に対
向して近接する凹面を有するインキレール３６が設けら
れ、凹面には、インキシリンダー３５の周面に向けて開
放されたインキ吐出口３７が、版胴３１に装着された刷
版３２を版胴３１の軸線方向に、即ち印刷における刷版
３２をその幅方向に等分分割（図示では８分割）した各
分割領域Ｐ１乃至Ｐ８に対応するように、版胴３１の軸
線と平行に並設される。各インキ吐出口３７は、他方で
インキ管路２２を介して、それぞれ一組のポンプ群１１
乃至１８に連結される。各ポンプ群１１乃至１８は、図
示の実施例では３つのポンプ１乃至３で構成され、これ
らポンプ１乃至３は、前記インキ管路２２及びインキ源
２０に連結されたインキ管路２１のそれぞれと、個別に
連結される。ポンプ１乃至３は、それぞれ図示しない駆
動手段によって個別に駆動又は停止することができ、ま
たその容量比は、１：２：４となっている。更に各ポン
プ群１１乃至１８は、これを構成する各ポンプの駆動手
段（図示せず）を選択的に駆動又は停止するとともに、
その駆動手段の駆動速度をオフセット印刷機の稼動速度
と所定の関係で変化させるための制御手段４と連結され
ている。制御手段４は、刷版３２の分割領域Ｐ１乃至Ｐ
８に対するインキの供給段階を設定入力する設定入力手
段５（図示では照灯式押ボタンスイッチ群）を有する。
尚、図中３８はブランケット胴、３９は湿し水装置、４
０はウェブ料紙である。また照灯中の押ボタンスイッチ
は×印で示し、駆動中のポンプはハッチングで示してい
る。
施した実施例について、図面を参照して説明する。オフ
セット印刷機の版胴３１には刷版３２が装着され、イン
キ供給経路３３のインキ着けローラー３４，３４によっ
て、刷版３２の画線部にインキが供給される。インキ供
給経路３３のインキシリンダー３５には、その周面に対
向して近接する凹面を有するインキレール３６が設けら
れ、凹面には、インキシリンダー３５の周面に向けて開
放されたインキ吐出口３７が、版胴３１に装着された刷
版３２を版胴３１の軸線方向に、即ち印刷における刷版
３２をその幅方向に等分分割（図示では８分割）した各
分割領域Ｐ１乃至Ｐ８に対応するように、版胴３１の軸
線と平行に並設される。各インキ吐出口３７は、他方で
インキ管路２２を介して、それぞれ一組のポンプ群１１
乃至１８に連結される。各ポンプ群１１乃至１８は、図
示の実施例では３つのポンプ１乃至３で構成され、これ
らポンプ１乃至３は、前記インキ管路２２及びインキ源
２０に連結されたインキ管路２１のそれぞれと、個別に
連結される。ポンプ１乃至３は、それぞれ図示しない駆
動手段によって個別に駆動又は停止することができ、ま
たその容量比は、１：２：４となっている。更に各ポン
プ群１１乃至１８は、これを構成する各ポンプの駆動手
段（図示せず）を選択的に駆動又は停止するとともに、
その駆動手段の駆動速度をオフセット印刷機の稼動速度
と所定の関係で変化させるための制御手段４と連結され
ている。制御手段４は、刷版３２の分割領域Ｐ１乃至Ｐ
８に対するインキの供給段階を設定入力する設定入力手
段５（図示では照灯式押ボタンスイッチ群）を有する。
尚、図中３８はブランケット胴、３９は湿し水装置、４
０はウェブ料紙である。また照灯中の押ボタンスイッチ
は×印で示し、駆動中のポンプはハッチングで示してい
る。
【０００８】前記によれば、まず刷版３２の各分割領域
Ｐ１乃至Ｐ８の画線比率を適宜公知の手段で測定した結
果に基づき、各分割領域Ｐ１乃至Ｐ８のそれぞれに対す
るインキの供給量を求め、供給量に適合するインキの供
給段階を、設定入力手段５により制御手段４に入力す
る。
Ｐ１乃至Ｐ８の画線比率を適宜公知の手段で測定した結
果に基づき、各分割領域Ｐ１乃至Ｐ８のそれぞれに対す
るインキの供給量を求め、供給量に適合するインキの供
給段階を、設定入力手段５により制御手段４に入力す
る。
【０００９】この状態でオフセット印刷機を稼働させる
と、各ポンプ群１１乃至１８では、制御手段４に入力さ
れたインキの供給段階に対応してポンプ１乃至３が選択
的に起動され又は停止状態を保ち、かつ起動されたポン
プはオフセット印刷機の稼働速度と所定の関係の速度で
駆動され、これによって各ポンプ群１１乃至１８からこ
れらのそれぞれに対応する刷版３２の各分割領域Ｐ１乃
至Ｐ８に向けて、それぞれ各ポンプ群１１乃至１８で駆
動されるポンプの吐出量の和に相当する量のインキが、
インキ管路２２、インキ吐出口３７、インキシリンダー
３５からインキ着けローラー３４，３４に至るインキ供
給経路を介して供給される。刷版３２に供給されたイン
キは、湿し水装置３９から供給された湿し水の作用によ
って刷版３２の画線部にのみ転移し、ブランケット胴３
８の周面に装着されたブランケット面を介してウェブ料
紙４０に印刷される。図１は、設定入力手段５によっ
て、分割領域Ｐ１にはインキの供給段階（８）、分割領
域Ｐ２にはインキの供給段階（７）、分割領域Ｐ３には
インキの供給段階（６）、分割領域Ｐ４にはインキの供
給段階（５）、分割領域Ｐ５にはインキの供給段階
（４）、分割領域Ｐ６にはインキの供給段階（３）、分
割領域Ｐ７にはインキの供給段階（２）、分割領域Ｐ８
にはインキの供給段階（１）を設定入力した状態を示し
ている。
と、各ポンプ群１１乃至１８では、制御手段４に入力さ
れたインキの供給段階に対応してポンプ１乃至３が選択
的に起動され又は停止状態を保ち、かつ起動されたポン
プはオフセット印刷機の稼働速度と所定の関係の速度で
駆動され、これによって各ポンプ群１１乃至１８からこ
れらのそれぞれに対応する刷版３２の各分割領域Ｐ１乃
至Ｐ８に向けて、それぞれ各ポンプ群１１乃至１８で駆
動されるポンプの吐出量の和に相当する量のインキが、
インキ管路２２、インキ吐出口３７、インキシリンダー
３５からインキ着けローラー３４，３４に至るインキ供
給経路を介して供給される。刷版３２に供給されたイン
キは、湿し水装置３９から供給された湿し水の作用によ
って刷版３２の画線部にのみ転移し、ブランケット胴３
８の周面に装着されたブランケット面を介してウェブ料
紙４０に印刷される。図１は、設定入力手段５によっ
て、分割領域Ｐ１にはインキの供給段階（８）、分割領
域Ｐ２にはインキの供給段階（７）、分割領域Ｐ３には
インキの供給段階（６）、分割領域Ｐ４にはインキの供
給段階（５）、分割領域Ｐ５にはインキの供給段階
（４）、分割領域Ｐ６にはインキの供給段階（３）、分
割領域Ｐ７にはインキの供給段階（２）、分割領域Ｐ８
にはインキの供給段階（１）を設定入力した状態を示し
ている。
【００１０】この実施例ではポンプ１乃至３の容量比が
前記の通り１：２：４であるので、インキの供給段階と
インキの供給量の比率及び各供給段階における駆動され
るポンプは表１に示すようになる。（駆動されるポンプ
を○印で示す）
前記の通り１：２：４であるので、インキの供給段階と
インキの供給量の比率及び各供給段階における駆動され
るポンプは表１に示すようになる。（駆動されるポンプ
を○印で示す）
【００１１】
【表１】
【００１２】従って図１の実施例では、ポンプ群１１で
はポンプ１，２，３が、ポンプ群１２ではポンプ２，３
が、ポンプ群１３ではポンプ１，３が、ポンプ群１４で
はポンプ３が、ポンプ群１５ではポンプ１，２が、ポン
プ群１６ではポンプ２が、ポンプ群１７ではポンプ１が
駆動され、ポンプ群１８ではポンプ１，２，３のいずれ
もが停止したままとなる。
はポンプ１，２，３が、ポンプ群１２ではポンプ２，３
が、ポンプ群１３ではポンプ１，３が、ポンプ群１４で
はポンプ３が、ポンプ群１５ではポンプ１，２が、ポン
プ群１６ではポンプ２が、ポンプ群１７ではポンプ１が
駆動され、ポンプ群１８ではポンプ１，２，３のいずれ
もが停止したままとなる。
【００１３】オフセット印刷機の稼働速度が上昇する
と、単位時間当りの印刷量が増加してインキの消費量も
増加するが、各ポンプは制御手段４によって駆動される
速度をオフセット印刷機の稼働速度の変化に伴って所定
の関係で変化するので、インキの供給量に過不足を生ず
ることがない。オフセット印刷機の稼働中にインキの供
給量を変更したいときは、設定入力手段５により、その
都度インキの供給段階を入力し直してすみやかに変更で
きる。即ち図１の実施例で分割領域Ｐ２のインキの供給
量を一段階だけ減らしたいときは、設定入力手段５にお
ける分割領域Ｐ２に係るインキの供給段階（６）に該当
する押ボタンスイッチ５ａを押す。すると分割領域Ｐ２
に係るインキの供給段階（７）に該当する押ボタンスイ
ッチ５ｂが消灯するとともに、前記押ボタンスイッチ５
ａが照灯（図示せず）してインキの供給段階が変更され
たことを表示し、かつポンプ群において、ポンプ１が新
たに駆動され、駆動されていたポンプ２が停止され、ポ
ンプ３は引き続き駆動される。
と、単位時間当りの印刷量が増加してインキの消費量も
増加するが、各ポンプは制御手段４によって駆動される
速度をオフセット印刷機の稼働速度の変化に伴って所定
の関係で変化するので、インキの供給量に過不足を生ず
ることがない。オフセット印刷機の稼働中にインキの供
給量を変更したいときは、設定入力手段５により、その
都度インキの供給段階を入力し直してすみやかに変更で
きる。即ち図１の実施例で分割領域Ｐ２のインキの供給
量を一段階だけ減らしたいときは、設定入力手段５にお
ける分割領域Ｐ２に係るインキの供給段階（６）に該当
する押ボタンスイッチ５ａを押す。すると分割領域Ｐ２
に係るインキの供給段階（７）に該当する押ボタンスイ
ッチ５ｂが消灯するとともに、前記押ボタンスイッチ５
ａが照灯（図示せず）してインキの供給段階が変更され
たことを表示し、かつポンプ群において、ポンプ１が新
たに駆動され、駆動されていたポンプ２が停止され、ポ
ンプ３は引き続き駆動される。
【００１４】この発明は、以上記載の実施例に限定され
るものではなく、例えばインキ管路２２は、各ポンプ毎
に独立して設けられて良く、かつ刷版の分割領域の数及
びそれに整合したポンプ群の数や、一組のポンプ群を構
成するポンプの数等は適宜に設定して良い。また前記実
施例はポンプ群のポンプの吐出量比を各ポンプの容量の
比に整合させたが、例えば、各ポンプの容量を同一にし
各ポンプの運転量を変えて設定し、その比に整合させる
等他の手段によって良い。一組のポンプ群を構成するポ
ンプの数を増加したときは、他のポンプに対する追加し
たポンプの吐出量の比を適宜に定めて、ポンプを１つ増
加する毎に、インキの供給段階をポンプ増加前の２倍ま
で増加できる。更にまた設定入力手段５の態様を適宜に
定めて良い。要は特許請求の範囲を逸脱しない改変を含
むものである。
るものではなく、例えばインキ管路２２は、各ポンプ毎
に独立して設けられて良く、かつ刷版の分割領域の数及
びそれに整合したポンプ群の数や、一組のポンプ群を構
成するポンプの数等は適宜に設定して良い。また前記実
施例はポンプ群のポンプの吐出量比を各ポンプの容量の
比に整合させたが、例えば、各ポンプの容量を同一にし
各ポンプの運転量を変えて設定し、その比に整合させる
等他の手段によって良い。一組のポンプ群を構成するポ
ンプの数を増加したときは、他のポンプに対する追加し
たポンプの吐出量の比を適宜に定めて、ポンプを１つ増
加する毎に、インキの供給段階をポンプ増加前の２倍ま
で増加できる。更にまた設定入力手段５の態様を適宜に
定めて良い。要は特許請求の範囲を逸脱しない改変を含
むものである。
【００１５】
【発明の効果】以上の通りなので、この発明の実施によ
り、インキの供給量の調整が熟練を要さなくなり誰にで
も容易にできるようになった。しかも各インキの供給段
階のインキの供給量は、駆動されるポンプの組み合わせ
によって定まるので安定しておりかつ再現性も良好であ
り、印刷面の濃度品質の安定化に効果があった。また複
数のポンプを個別に選択的に駆動または停止するだけの
機構なので、構成が簡単であり、製造コストを比較的低
くすることができ、かつ故障等が少なくなり保守管理上
のランニングコストも低くすることができた。
り、インキの供給量の調整が熟練を要さなくなり誰にで
も容易にできるようになった。しかも各インキの供給段
階のインキの供給量は、駆動されるポンプの組み合わせ
によって定まるので安定しておりかつ再現性も良好であ
り、印刷面の濃度品質の安定化に効果があった。また複
数のポンプを個別に選択的に駆動または停止するだけの
機構なので、構成が簡単であり、製造コストを比較的低
くすることができ、かつ故障等が少なくなり保守管理上
のランニングコストも低くすることができた。
【図１】この発明の概要を示す一部斜視図である。
１，２，３…ポンプ、４…制御手段、５…設定入力手
段、５ａ，５ｂ…押ボタンスイッチ、１１，１２，１
３，１４，１５，１６，１７，１８…ポンプ群、２０…
インキ源、２１，２２…インキ管路、３１…版胴、３２
…刷版、３３…インキ供給経路、３４…インキ着けロー
ラー、３５…インキシリンダー、３６…インキレール、
３７…インキ吐出口、３８…ブランケット胴、３９…湿
し水装置、４０…ウェブ料紙、Ｐ１，Ｐ２，Ｐ３，Ｐ
４，Ｐ５，Ｐ６，Ｐ７，Ｐ８…刷版の分割領域。
段、５ａ，５ｂ…押ボタンスイッチ、１１，１２，１
３，１４，１５，１６，１７，１８…ポンプ群、２０…
インキ源、２１，２２…インキ管路、３１…版胴、３２
…刷版、３３…インキ供給経路、３４…インキ着けロー
ラー、３５…インキシリンダー、３６…インキレール、
３７…インキ吐出口、３８…ブランケット胴、３９…湿
し水装置、４０…ウェブ料紙、Ｐ１，Ｐ２，Ｐ３，Ｐ
４，Ｐ５，Ｐ６，Ｐ７，Ｐ８…刷版の分割領域。
Claims (2)
- 【請求項１】 印刷における刷版の幅方向に分割した領
域を設定し、各分割領域毎にインキの供給量を調節して
印刷する印刷機において、 一つの分割領域に対応する複数のポンプのそれぞれを選
択的に駆動又は停止して、各分割領域に対するインキの
供給量を段階的に調節することを特徴とするインキ供給
方法。 - 【請求項２】 印刷における刷版の幅方向に分割した領
域を設定し、各分割領域毎にインキの供給量を調節して
印刷する印刷機において、 個別に駆動できる複数のポンプを一組として前記分割領
域の各個に対応させて設けるとともに、各組のポンプの
それぞれを選択的に駆動又は停止する制御手段を設けた
ことを特徴とするインキ供給装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3222410A JPH0745243B2 (ja) | 1991-08-08 | 1991-08-08 | インキ供給方法及びインキ供給装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3222410A JPH0745243B2 (ja) | 1991-08-08 | 1991-08-08 | インキ供給方法及びインキ供給装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0542666A JPH0542666A (ja) | 1993-02-23 |
| JPH0745243B2 true JPH0745243B2 (ja) | 1995-05-17 |
Family
ID=16781948
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3222410A Expired - Lifetime JPH0745243B2 (ja) | 1991-08-08 | 1991-08-08 | インキ供給方法及びインキ供給装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0745243B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| DE19860625A1 (de) * | 1998-12-29 | 2000-07-20 | Koenig & Bauer Ag | Pumpfarbwerk |
-
1991
- 1991-08-08 JP JP3222410A patent/JPH0745243B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0542666A (ja) | 1993-02-23 |
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