JPH0745206Y2 - 結石破砕治療システム - Google Patents

結石破砕治療システム

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JPH0745206Y2
JPH0745206Y2 JP1989153091U JP15309189U JPH0745206Y2 JP H0745206 Y2 JPH0745206 Y2 JP H0745206Y2 JP 1989153091 U JP1989153091 U JP 1989153091U JP 15309189 U JP15309189 U JP 15309189U JP H0745206 Y2 JPH0745206 Y2 JP H0745206Y2
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JP
Japan
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bed
calculus
shock wave
ray
energy
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JP1989153091U
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JPH0391313U (ja
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直彦 高山
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Shimadzu Corp
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Shimadzu Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
この考案は、結石破砕治療を行なうシステムに関する。
【従来の技術】
結石破砕治療は、衝撃波、超音波などの音響(振動)エ
ネルギーを生体外で発生し、これを生体内に生じた結石
を破砕するエネルギーとしてその結石に集束することに
よりその結石を破砕するものである。体外で発生した破
砕エネルギーにより生体内の結石を破砕するためには、
破砕エネルギーを有効に結石に集束する必要がある。そ
のために、X線透視装置や超音波断層撮影装置などの生
体の断層像を撮影する装置を用いて結石の位置を正確に
求め、その位置に破砕エネルギーの焦点を合致させるよ
うにしている。 すなわち、通常、X線透視装置を用いて結石の透視像を
得、これを観察してどの程度のエネルギーを何回程度照
射するかなどの治療計画を立てるとともに、結石位置を
求める。このX線透視装置は、結石破砕エネルギー発生
装置、あるいはその結石破砕治療時に患者が横たわる寝
台などとは別個のものであるから、実際に結石破砕治療
を行う際には、X線透視装置で求めた結石位置を参考に
して一応の患者及びエネルギー焦点の設定を行い、その
後の精細な位置設定は寝台または結石破砕エネルギー発
生装置に固定されてこれらとの機械的位置関係が明確な
超音波断層撮影装置を用いて行っている。
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、従来では結石位置の探査は2度にわたっ
て重複して行われ、少なくとも一方は無駄とも思える。
また、せっかくX線透視装置によって精細なX線透視像
を得ても、そこから得られる結石位置に関する正確な情
報が単におおまかな位置決めに使われるだけで、十分に
活用されていないという問題がある。 この考案は、X線透視によって得た結石位置に関する情
報をそのまま結石破砕治療に際して有効に活用して位置
決めに利用することができるようにする、結石破砕治療
システムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、この考案による結石破砕治療
システムにおいては、X線に対する標識体が設けられて
いる天板を有する寝台と、上記寝台に対して移動可能
な、結石破砕エネルギーを発生して所定位置に集束させ
るエネルギー発生装置と、上記寝台に対して移動可能な
X線透視装置とが備えられていることが特徴となってい
る。
【作用】
寝台の天板にはX線に対する標識体が設けられており、
そのため、その天板に結石破砕治療を行なう患者を横た
えて、X線透視装置でX線透視像を得ると、患者身体中
の結石の像とともに上記の標識体の像がそのX線透視像
の中に写ることになる。 そこで、このX線透視像を観察することにより、標識体
に対する位置関係として、結石の位置を捉えることがで
きる。一方、標識体は寝台の天板に設けられているもの
であって、その寝台天板に対する位置はあらかじめ知る
ことができるものである。 したがって、X線透視装置を自由に移動させて寝台天板
に対する位置関係として結石の位置を捉えることができ
るとともに、エネルギー発生装置を自由に動かして、エ
ネルギー発生装置からの結石破砕エネルギーの集束位置
を、正確にその患者の結石位置にセットすることができ
る。
【実施例】
つぎにこの考案の一実施例について図面を参照しながら
説明する。第1図はこの発明の一実施例にかかる結石破
砕治療システムの全体を示すもので、この図に示すよう
に、結石破砕治療を受ける患者が横たえられる治療用寝
台1と、結石破砕エネルギー発生のための衝撃波発生装
置3と、X線透視装置6とから構成されている。治療用
寝台1には、第1図に示すように切欠部2が設けられて
いる。この切欠部2は、この寝台1に患者が横たわった
ときにその腹部に相当する位置に設けられている。寝台
1の切欠部2の周囲には、第2図に示すようにX線に対
する標識体11が埋め込まれている。この標識体11はX線
に対して非透過な金属のワイヤなどからなる。そしてこ
の切欠部2の中に衝撃波発生装置3が入り込むようにさ
れている。衝撃波発生装置3は、リンク機構41によって
保持された超音波断層プローブ4を一体に有しており、
移動台5上に搭載されている。 この移動台5を移動させて衝撃波発生装置3を寝台1か
ら遠ざけると、切欠部2が残るが、この切欠部2は図示
しない寝台天板を嵌合させることによって閉じることが
できるようにされており、このように閉じられたとき、
通常の治療用寝台となる。そこで、この状態では手術台
として使用可能である。 第1図のように開いた状態の切欠部2に衝撃波発生装置
3を入り込ませて、結石破砕治療を行う。このとき、寝
台1上に横たわった患者の腹部下に衝撃波発生装置3が
位置することになり、衝撃波は下方から上方に向けて照
射される。この衝撃波発生装置3には、患者の体内断層
像を得るための超音波断層プローブ4がリンク機構41を
介して一体に取り付けられている。 この衝撃波発生装置3による結石破砕治療を行う前に、
X線透視装置6で結石を観察する。この実施例では、X
線透視装置6として、C型アーム61の両端にX線管装置
62とX線イメージインテンシファイア及びTVカメラ63と
を取り付けたもので、これらが一体に移動可能になって
いるものを用いている。このとき、衝撃波発生装置3は
寝台1から退避させ、代わりにX線透視装置6を近づけ
て、あるいは、寝台1を回転させて衝撃波発生装置3か
ら離してX線透視装置6側に近づけ、寝台1上に横たわ
る患者の結石がX線透視像に写るように、X線透視装置
6の位置を定める。すると、X線透視像には結石のみな
らず切欠部2の周囲の標識体11の像も写ることになる。
結石に衝撃波を照射するため結石がこの切欠部2に位置
するように寝台1上で患者の位置を決めているからであ
る。 そこで、このX線透視像により、標識体11の画像を基準
として寝台1と結石との位置関係を正確に把握できるこ
とになる。そのまま患者を寝台1上で動かさないように
してX線透視装置6を退避させ、代わりに切欠部2に衝
撃波発生装置3を位置させる。このとき、上記のように
結石の位置は寝台1に対してどこであるかが正確に分か
っているため、そこに衝撃波集束点が位置するように衝
撃波発生装置3の位置を調整することが容易にできる。 このような位置決め調整が終了したとき衝撃波発生装置
3を駆動して衝撃波を患者身体に下方から上方向に入射
すれば、その衝撃波は正確に結石に集束することにな
る。 なお、上記では衝撃波発生装置3により衝撃波を患者身
体に対して下方から上方向に入射するようにしている
が、患者の上方に衝撃波発生装置を配置して上方から下
方に入射する場合には寝台1の切欠部2は不要である。
このときは第3図のように治療用寝台1の、たいていの
場合に結石が位置するであろう位置の近辺にリング形の
X線非透過金属でなる標識体12を埋め込む。この位置
は、上方に配置される衝撃波発生装置の衝撃波放射中心
軸に一致するか近い位置となっている。この場合も、X
線透視像に写った標識体12により寝台1に対する結石の
位置を正確に求めることができるため、X線透視後、寝
台1に対して患者を動かさないようにすれば、衝撃波発
生装置の衝撃波焦点の結石に対する正確な位置決めがで
きる。 また、治療用寝台1に埋め込むだけでなく、第4図のよ
うに標識体13を支柱14、アーム15などで保持することも
できる。この第4図では、支柱14は寝台1に対して回転
自在に保持されており、この支柱14に対してアーム15が
揺動自在に保持され、アーム15の先端に標識体13が回転
自在に取り付けられている。この標識体13は、棒状のX
線非透過金属で構成されており、それが指し示す方向に
衝撃波焦点が位置するようにセットしておけば、X線透
視したときに結石と衝撃波焦点との位置関係を把握する
ことができるので、衝撃波焦点の移動調整が容易であ
る。 さらに、上記では標識体11、12、13はいずれもX線に対
して非透過な材質で構成しているが、たとえばアクリル
樹脂のようなX線に対して半透過な材質で構成すること
もできる。このように半透過な材質を用いれば、X線透
視の際、標識体で患者の画像が隠れてしまうことがない
ので診断及び結石位置探査に有効である。 上記では結石破砕エネルギー発生装置として衝撃波発生
装置を用いているが、超音波パルス発生装置、その他の
音響(振動)エネルギー発生装置を用いることが可能で
ある。
【考案の効果】
この考案の結石破砕治療システムによれば、寝台に対し
て位置関係の明確なX線標識体によりX線透視像上で結
石と寝台との位置関係の正確な把握を可能とし、X線透
視像を用いて結石破砕エネルギー焦点の結石位置への設
定を正確に行うことができる。結石破砕エネルギー焦点
の設定のために結石位置を2回求めるという2度手間を
解消することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施例の全体の概略的斜視図、第
2図は第1図の治療用寝台のみを示す斜視図、第3図及
び第4図はそれぞれ他の実施例にかかる、治療用寝台の
みを示す斜視図である。 1……治療用寝台、2……切欠部、3……衝撃波発生装
置、4……超音波断層プローブ、41……リンク機構、5
……移動台、6……X線透視装置、61……C型アーム、
62……X線管装置、63……X線イメージインテンシファ
イア及びTVカメラ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】X線に対する標識体が設けられている天板
    を有する寝台と、上記寝台に対して移動可能な、結石破
    砕エネルギーを発生して所定位置に集束させるエネルギ
    ー発生装置と、上記寝台に対して移動可能なX線透視装
    置とを備えることを特徴とする結石破砕治療システム。
JP1989153091U 1989-12-30 1989-12-30 結石破砕治療システム Expired - Lifetime JPH0745206Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1989153091U JPH0745206Y2 (ja) 1989-12-30 1989-12-30 結石破砕治療システム

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JP1989153091U JPH0745206Y2 (ja) 1989-12-30 1989-12-30 結石破砕治療システム

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Publication Number Publication Date
JPH0391313U JPH0391313U (ja) 1991-09-18
JPH0745206Y2 true JPH0745206Y2 (ja) 1995-10-18

Family

ID=31699318

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58163339A (ja) * 1982-03-20 1983-09-28 富士写真フイルム株式会社 X線画像のサブトラクシヨン処理方法
JPS597250A (ja) * 1982-07-05 1984-01-14 Fuji Photo Film Co Ltd 放射線画像のサブトラクシヨン処理方法
DE3919083C1 (ja) * 1989-06-10 1990-06-21 Dornier Medizintechnik Gmbh, 8000 Muenchen, De

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