JPH0745141Y2 - 砂糖黍収穫機 - Google Patents
砂糖黍収穫機Info
- Publication number
- JPH0745141Y2 JPH0745141Y2 JP1992079086U JP7908692U JPH0745141Y2 JP H0745141 Y2 JPH0745141 Y2 JP H0745141Y2 JP 1992079086 U JP1992079086 U JP 1992079086U JP 7908692 U JP7908692 U JP 7908692U JP H0745141 Y2 JPH0745141 Y2 JP H0745141Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- sugar cane
- cutting
- receiving roll
- vehicle body
- blade
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Harvesting Machines For Specific Crops (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、刈り取った砂糖黍を
寸断しながら回収する方式の収穫機に関する。
寸断しながら回収する方式の収穫機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の収穫機に於ける刈り取った砂糖黍
の寸断装置は、図3に示すように、刈り取った砂糖黍の
搬送路の上下に平行するローター1、2を回転自在に軸
承する。上側のローター1は、反時計方向に、下側のロ
ーター2は、時計方向に等速駆動される。
の寸断装置は、図3に示すように、刈り取った砂糖黍の
搬送路の上下に平行するローター1、2を回転自在に軸
承する。上側のローター1は、反時計方向に、下側のロ
ーター2は、時計方向に等速駆動される。
【0003】また、上下ローター1、2の外周面等間隔
位置の軸線上には、切断刃3が取付けてある。
位置の軸線上には、切断刃3が取付けてある。
【0004】上記ローター1、2に対する切断刃3の取
付けは、ローター1、2の外周面から突出する突出板4
に切断刃3の元部片面を、次に切断刃3に押え板7を重
ね合わせると共に、押え板7と切断刃4との一致する透
孔5に挿通したボルト6を突出板4のネジ孔8にねじ込
んで行なう。
付けは、ローター1、2の外周面から突出する突出板4
に切断刃3の元部片面を、次に切断刃3に押え板7を重
ね合わせると共に、押え板7と切断刃4との一致する透
孔5に挿通したボルト6を突出板4のネジ孔8にねじ込
んで行なう。
【0005】なお、下側ローター2の突出板4と切断刃
3との間には、複数枚の重ね合わせた薄い敷板9が介在
され、敷板9の枚数の増減や板厚の相違する敷板9の選
出により上側ローター1の下死点と下側ローター2の上
死点に到達した両切断刃3の刃先の傾斜面の重なり具合
いを調整するようになっている。
3との間には、複数枚の重ね合わせた薄い敷板9が介在
され、敷板9の枚数の増減や板厚の相違する敷板9の選
出により上側ローター1の下死点と下側ローター2の上
死点に到達した両切断刃3の刃先の傾斜面の重なり具合
いを調整するようになっている。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】上記のような寸断装置
によると、敷板の枚数の増減や板厚の相違する敷板の選
出により両切断刃のオーバーラップする刃先の重なり具
合いを調整するので、切断刃の取付けに著しく手数がか
かると共に、切断刃の交換にともなう収穫機の運転停止
時間が長くなって稼働率が低下する。
によると、敷板の枚数の増減や板厚の相違する敷板の選
出により両切断刃のオーバーラップする刃先の重なり具
合いを調整するので、切断刃の取付けに著しく手数がか
かると共に、切断刃の交換にともなう収穫機の運転停止
時間が長くなって稼働率が低下する。
【0007】また、寸断装置に向け搬送する砂糖黍に付
着した小石や多数本並列状に搬送する砂糖黍により挾み
込んだ小石は、下死点に向う上側の切断刃と上死点に向
う下側の切断刃とでくわえ込むので、切断刃が欠損す
る。このため、定尺に茎が切断されないと共に、茎に切
断されない葉が残る問題があった。
着した小石や多数本並列状に搬送する砂糖黍により挾み
込んだ小石は、下死点に向う上側の切断刃と上死点に向
う下側の切断刃とでくわえ込むので、切断刃が欠損す
る。このため、定尺に茎が切断されないと共に、茎に切
断されない葉が残る問題があった。
【0008】さらに、上側の切断刃は、茎の上周面に、
下側の切断刃は茎の下周面に食い込み、食い込みが徐々
に深くなりながら両切断刃の刃先がオーバーラップする
ことにより茎を切断するので、食い込んだ刃先により茎
を圧搾する。このため、汁が流出し、加工時の歩留りが
悪い。
下側の切断刃は茎の下周面に食い込み、食い込みが徐々
に深くなりながら両切断刃の刃先がオーバーラップする
ことにより茎を切断するので、食い込んだ刃先により茎
を圧搾する。このため、汁が流出し、加工時の歩留りが
悪い。
【0009】そこで、この考案の課題は、小石のくわえ
込みによる切断刃の欠損をできるだけなくすると共に、
切断刃の取付け作業が容易になるようにした砂糖黍収穫
機を提供することである。
込みによる切断刃の欠損をできるだけなくすると共に、
切断刃の取付け作業が容易になるようにした砂糖黍収穫
機を提供することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、この考案は、走行車体の前端側に配置してある刈
取装置により砂糖黍を刈り取ると共に、刈り取った砂糖
黍を前後向き姿勢で上記車体内の搬送装置により後方に
向け搬送しながら、上記搬送装置の途中に設けてある切
断装置により砂糖黍を寸断する砂糖黍収穫機において、
上記の切断装置を、下側受けロールと、外周面複数の等
間隔位置から突出する切断刃付の上側回転軸とで構成す
ると共に、上記回転軸の回転速度に対して上記の受けロ
ールを高速回転させたものである。
めに、この考案は、走行車体の前端側に配置してある刈
取装置により砂糖黍を刈り取ると共に、刈り取った砂糖
黍を前後向き姿勢で上記車体内の搬送装置により後方に
向け搬送しながら、上記搬送装置の途中に設けてある切
断装置により砂糖黍を寸断する砂糖黍収穫機において、
上記の切断装置を、下側受けロールと、外周面複数の等
間隔位置から突出する切断刃付の上側回転軸とで構成す
ると共に、上記回転軸の回転速度に対して上記の受けロ
ールを高速回転させたものである。
【0011】
【作用】刈り取った砂糖黍を搬送装置により車体内の後
方に向け搬送すると共に、搬送途中の受けロール上を通
過する砂糖黍を回転軸の切断刃によって順次寸断する。
方に向け搬送すると共に、搬送途中の受けロール上を通
過する砂糖黍を回転軸の切断刃によって順次寸断する。
【0012】また、受けロールに向け搬送する砂糖黍間
に小石を挟み込んでいる場合、受けロールに小石が接触
すると、受けロールの高速回転により小石を飛ばす。
に小石を挟み込んでいる場合、受けロールに小石が接触
すると、受けロールの高速回転により小石を飛ばす。
【0013】
【実施例】以下、この考案に係る砂糖黍収穫機の実施例
を添付図面に基づいて説明する。
を添付図面に基づいて説明する。
【0014】図1に示すように、11は自走式の走行車
体である。
体である。
【0015】上記の車体11は、両側の前後に前輪12
とドライブ機能付の後輪13とが設けられており、車体
11の前端運転室14で操作しながら走行させるように
なっている。
とドライブ機能付の後輪13とが設けられており、車体
11の前端運転室14で操作しながら走行させるように
なっている。
【0016】また、前輪12間の後方には、砂糖黍の刈
取装置15が設けられている。上記の刈取装置15は、
図示の場合、対向する周縁がオーバーラップするよう左
右に回転刈取刃16を配置し、互に油圧モーターなどに
より刈取刃16を回転させながら車体11の走行により
砂糖黍の茎を切断するようになっている。
取装置15が設けられている。上記の刈取装置15は、
図示の場合、対向する周縁がオーバーラップするよう左
右に回転刈取刃16を配置し、互に油圧モーターなどに
より刈取刃16を回転させながら車体11の走行により
砂糖黍の茎を切断するようになっている。
【0017】なお、刈り取る直前の砂糖黍は、車体11
の前端両側に油圧モーターなどで回転するよう設けてあ
る螺旋筒17により前方に押し倒され、刈り取り後前後
向きの姿勢で車体11内に送り込みローラ18により回
収するようになっている。
の前端両側に油圧モーターなどで回転するよう設けてあ
る螺旋筒17により前方に押し倒され、刈り取り後前後
向きの姿勢で車体11内に送り込みローラ18により回
収するようになっている。
【0018】さらに、車体11内に回収した砂糖黍は、
搬送装置19により車体11内の後方に向け搬送され
る。
搬送装置19により車体11内の後方に向け搬送され
る。
【0019】上記の搬送装置19は、図示の場合、上下
2本1組の駆動ローラ20、20を前後に所定の間隔を
存して配列し、上下のローラ20、20により挾み込ん
で搬送するようになっている。
2本1組の駆動ローラ20、20を前後に所定の間隔を
存して配列し、上下のローラ20、20により挾み込ん
で搬送するようになっている。
【0020】また、搬送装置19により搬送される砂糖
黍は、切断装置21により所定の寸法毎に寸断されるよ
うになっている。
黍は、切断装置21により所定の寸法毎に寸断されるよ
うになっている。
【0021】上記の切断装置21は、図2に示すよう
に、上下に回転自在に並設した回転軸22及び受けロー
ル23と、この回転軸22の外周複数の等間隔位置から
突出する翼板24と、この翼板24の片面に元部を重ね
合わせ切断刃25と、切断刃25に重ね合わせた押え板
29と、押え板29と切断刃25とに合致するよう設け
てある透孔26に挿通して翼板24のネジ孔28にねじ
込むボルト27とで構成したものである。
に、上下に回転自在に並設した回転軸22及び受けロー
ル23と、この回転軸22の外周複数の等間隔位置から
突出する翼板24と、この翼板24の片面に元部を重ね
合わせ切断刃25と、切断刃25に重ね合わせた押え板
29と、押え板29と切断刃25とに合致するよう設け
てある透孔26に挿通して翼板24のネジ孔28にねじ
込むボルト27とで構成したものである。
【0022】また、回転軸22の回転速度に対して受け
ロール23の回転速度は、高速回転するようにしてあ
る。
ロール23の回転速度は、高速回転するようにしてあ
る。
【0023】上記の回転速度差は、図示の場合、受けロ
ール23の外周に切断刃25の枚数に応じた刃受け凹所
30を設ける関係上、2:1の比率になるよう回転軸2
2と受けロール23との端に設けた歯数の相違する歯車
31、31を噛み合わせ、回転軸22或は受けロール2
3の片方を油圧モーターなどから適宜の伝達手段を介し
て駆動する。
ール23の外周に切断刃25の枚数に応じた刃受け凹所
30を設ける関係上、2:1の比率になるよう回転軸2
2と受けロール23との端に設けた歯数の相違する歯車
31、31を噛み合わせ、回転軸22或は受けロール2
3の片方を油圧モーターなどから適宜の伝達手段を介し
て駆動する。
【0024】上記のように構成すると、車体11の走行
にともない刈取装置15により砂糖黍Aが刈り取られる
と共に、搬送装置19によって車体11内の後方に向け
搬送され、そして切断装置21により寸断する。
にともない刈取装置15により砂糖黍Aが刈り取られる
と共に、搬送装置19によって車体11内の後方に向け
搬送され、そして切断装置21により寸断する。
【0025】寸断にともなう切断された葉や茎と共に搬
入され、かつ茎から分離した葉は、送風機34内をへて
大気に放出する。
入され、かつ茎から分離した葉は、送風機34内をへて
大気に放出する。
【0026】また、寸断した砂糖黍は、コンベヤ32か
ら車体11の後端に掛吊した袋33に排出される。
ら車体11の後端に掛吊した袋33に排出される。
【0027】さらに、切断装置21に向う砂糖黍により
小石を挾み込んで搬送した場合、高速回転の受けロール
23に小石が接触すると、受けロール23の高速回転に
より飛ばされる。
小石を挾み込んで搬送した場合、高速回転の受けロール
23に小石が接触すると、受けロール23の高速回転に
より飛ばされる。
【0028】なお、図示のように刃受け凹所30を受け
ロール23の回転方向に向け徐々に浅くしておくと、切
断刃25により刃受け凹所30に茎を押し込むことなく
切断し、圧搾による汁の流出が僅少になる。
ロール23の回転方向に向け徐々に浅くしておくと、切
断刃25により刃受け凹所30に茎を押し込むことなく
切断し、圧搾による汁の流出が僅少になる。
【0029】
【効果】この考案は、以上のように構成してあるので、
並列する複数本の砂糖黍により小石を挾み込んで共に搬
送しても、受けロールに小石が接触すると受けロールに
より小石を飛ばす。
並列する複数本の砂糖黍により小石を挾み込んで共に搬
送しても、受けロールに小石が接触すると受けロールに
より小石を飛ばす。
【0030】このため、受けロールと切断刃とで小石を
かみ込んで、小石による切断刃の欠損を極力回避するこ
とできる。
かみ込んで、小石による切断刃の欠損を極力回避するこ
とできる。
【0031】また、回転軸にのみ切断刃を取付けるの
で、上下の回転軸にそれぞれ敷板を介し切断刃を取付け
るために発生した手間のかかる調整が不要になると共
に、切断刃の交換時間を著しく短縮する。
で、上下の回転軸にそれぞれ敷板を介し切断刃を取付け
るために発生した手間のかかる調整が不要になると共
に、切断刃の交換時間を著しく短縮する。
【図1】この考案に係る収穫機の側面図
【図2】同上の要部を示す縦断拡大側面図
【図3】従来品の側面図
11 走行車体 12 前輪 13 後輪 14 運転室 15 刈取装置 16 刈取刃 17 螺旋筒 18 ローラ 19 搬送装置 20 駆動ローラ 21 切断装置 22 回転軸 23 受けロール 24 翼板 25 切断刃
Claims (1)
- 【請求項1】 走行車体の前端側に配置してある刈取装
置により砂糖黍を刈り取ると共に、刈り取った砂糖黍を
前後向き姿勢で上記車体内の搬送装置により後方に向け
搬送しながら、上記搬送装置の途中に設けてある切断装
置により砂糖黍を寸断する砂糖黍収穫機において、上記
の切断装置を、下側受けロールと、外周面複数の等間隔
位置から突出する切断刃付の上側回転軸とで構成すると
共に、上記回転軸の回転速度に対して上記の受けロール
を高速回転させたことを特徴とする砂糖黍収穫機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992079086U JPH0745141Y2 (ja) | 1992-11-17 | 1992-11-17 | 砂糖黍収穫機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992079086U JPH0745141Y2 (ja) | 1992-11-17 | 1992-11-17 | 砂糖黍収穫機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0641422U JPH0641422U (ja) | 1994-06-03 |
JPH0745141Y2 true JPH0745141Y2 (ja) | 1995-10-18 |
Family
ID=13680078
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1992079086U Expired - Lifetime JPH0745141Y2 (ja) | 1992-11-17 | 1992-11-17 | 砂糖黍収穫機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0745141Y2 (ja) |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5779813A (en) * | 1980-11-04 | 1982-05-19 | Iseki Agricult Mach | Travelling harvester |
JPS5928413A (ja) * | 1982-08-06 | 1984-02-15 | 井関農機株式会社 | 甘蔗収穫機 |
-
1992
- 1992-11-17 JP JP1992079086U patent/JPH0745141Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0641422U (ja) | 1994-06-03 |
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