JPH0744748B2 - マイクロホン - Google Patents

マイクロホン

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JPH0744748B2
JPH0744748B2 JP62053330A JP5333087A JPH0744748B2 JP H0744748 B2 JPH0744748 B2 JP H0744748B2 JP 62053330 A JP62053330 A JP 62053330A JP 5333087 A JP5333087 A JP 5333087A JP H0744748 B2 JPH0744748 B2 JP H0744748B2
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JP
Japan
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sound hole
adapter
microphone
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peak
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啓之 馬場
祐司 板橋
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Panasonic Holdings Corp
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は電話機等の通信機器分野又は拡声分野等におい
て使用するマイクロホンに関する。
従来の技術 従来、この種のマイクロホンとしては第4図に示す如く
受話側3、送話側2を一体とするハンドセット1として
構成しているのが一般的である。従ってハンドセットを
例にとり説明を行なう。
第5図は送話側2の部分拡大断面図を示す。同図におい
て、4はマイクロホンユニット(小型という点でエレク
トレットコンデンサマイクロホンが適する)、2aはマイ
クロホンユニット4の前面側に設けた音孔、2bは音孔2a
を有する音孔面を示す。
この種のマイクロホンの場合、静電気の影響を受けやす
いので音孔面2bとマイクロホンユニット4の距離lをで
きるだけ離し構成する。例えば空気の静電気に対する耐
圧は約1kv/mmであり、15〜20kv程度以上耐圧を確保する
ためには1.5〜2cm程度の距離が必要となってくる。従っ
て音孔2aの長さが必然的に長くなってしまい音響特性の
コントロールが難しいという欠点がある。
第6図は上記の如く構成した場合のマイクロホン特性例
を示す。同図において、高域のピークは音孔面2bの回折
効果と音孔2aによる音響的ハイカットフィルターの効果
による。一般的にハンドセット等の場合音孔面2bの大き
さは4〜5cm程度であり、この回折効果はこの2bの大き
さがλ/8程度となる周波数以上で影響を現わし、λ/2〜
λ程度で約+10dB程度の最大効果を示す。(λは音波の
波長) 例えば、音孔面2bを5cmとするとλ/8でf=c/λより
(cは音速) f=34100/5×8≒853(HZ) 同様に、λ/2で約3410(HZ)、λで約6820(HZ)とな
る。
又、音孔2aの影響も一般的にデザイン、成形条件等から
上記回折効果と同程度の周波数に現われる。このコント
ロールが難しいため、結果的には上記回折効果とハイカ
ットフィルターの影響が重なり合い第6図の様なピーク
レベルの高い周波数特性となってしまう。
発明が解決しようとする問題点 従って、上記従来例では周波数特性、音質のコントロー
ルが難しいという欠点がある。又、音孔2aが小さい孔の
場合ポップノイズ等に弱いという欠点もある。
本発明はこの様な従来の問題を解決するものであり、音
響特性のコントロールがしやすく、ポップノイズ等に強
いマイクロホンを提供することを目的とするものであ
る。
問題点を解決するための手段 本発明は上記目的を達するために円筒状もしくはテーパ
ー面を有する円錐状アダプタを頂点付近にマイクロホン
ユニットを取付け、前記アダプタを音孔面に取り付ける
様に構成したものである。
作用 本発明は上記の様な構成により次の様な効果を有する。
すなわち、円筒状もしくは円錐状のアダプタのくぼみ効
果により高域にピークをもたせ、このピーク周波数、レ
ベルをアダプタの形状等によりコントロールするととも
にマイクロホンユニット前面ノ音孔による音響的ハイカ
ットフィルターによる高域ピークと重なり合わない様構
成することができる。
実 施 例 第1図は本発明の一実施例を示す部分拡大断面図であ
る。同図において5はテーパー面5bを有する円錐状のア
ダプタであり、このアダプタ5の頂点付近にマイクロホ
ンユニット4が取付けられている。マイクロホンユニッ
ト4の前面にはアダプタ5に音孔5aを有し、音孔2cを有
するハンドセット1の音孔面2d側に接する様アダプタ5
の開口部5cが固定されている。つまり、マイクロホンユ
ニット4の前面には前記アダプタ5と音孔面2dの間に気
室6を有する。第2図は第1図におけるマイクロホンユ
ニット4を取付けたアダプタ5の斜視図である。
以上の如く構成した場合、音孔5aは従来同様音響的ハイ
カットフィルターの効果を有するとともに、円錐状のア
ダプタ5はくぼみ効果を有する。このくぼみ効果の影響
はアダプタ5の径の大きさと深さにより高域にピークと
して現われる。
例えば、円筒状の場合、半径R、深さlとするとKR=1
付近にピークを生ずる。(KR=2πR/λ)又、この時の
ピークレベルの高さ(Q)はd=R/lで決まり、この値
は小さい方が高くなる。
R=2cm,l=2cmとすると、ピーク周波数はf≒C/2πR
よりf=34100/2π×2≒2715(HZ),α=2/2=1とな
り約+10dB程度のピークレベルとなる。
以上の様に円筒状のくぼみ効果はこのくぼみの大きさに
相当した高域にピークを有する。
以上から、このくぼみ効果は回折効果の式と比べてわか
る様に同じ径を有する場合、くぼみ効果によるピークの
方が1/2倍程度の低い周波数とすることができることが
わかる。
以上の様な円筒状のアダプタ形状でもよいが、本発明の
実施例の如くテーパー面5bを有した場合、上記の様に決
った周波数にピークを生ずるのではなく、テーパー面5b
の形状により等価的にα,KRの値をある程度コントロー
ルも可能となる。従って、音孔5aのピーク周波数と重な
り合うことなく、くぼみ効果の影響をコントロールでき
るので周波数特性、音質のコントロールが容易となる。
第3図は本発明の実施例による周波数特性例であり、高
域に二つのピークが重り合っていないので広い範囲に高
度なピークをもたせることができる。又、マイクロホン
ユニット4の前面に気室6を有するため、音波が直接音
孔5aにあたらず、この気室6を介するのでポップノイズ
等に強い効果も有する。
尚、本発明の実施例ではテーパー面5bを有するアダプタ
5にて構成しているが、前述の如く単に円筒状のアダプ
タで構成しても、又、マイクロホンユニット4は別に頂
点付近に構成しなくても本発明の主旨と同一であること
はいうまでもない。又、本実施例ではハンドセットを例
にとって行なったがハンドマイクロホン等、他の構成に
おいても同様な効果を現わすものである。
発明の効果 本発明は上記実施例から明らかな様に円筒状もしくはテ
ーパー面を有する円錐状等のアダプタとこのアダプダの
頂点付近に音孔を備え、この音孔の終端にマイクロホン
ユニットを取付けているので、高域特性のコントロール
つまり音質のコントロールが容易であり、通信機器分
野、拡声分野に適した特性を得ることができるととも
に、かつ、ポップノイズ等の改善にも効果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例におけるマイクロホンの部分
拡大断面図、第2図は第1図におけるアダプタの斜視
図、第3図は同マイクロホンの周波数特性図、第4図は
従来例のハンドセット斜視図、第5図は第4図における
マイクロホンの部分拡大断面図、第6図は同マイクロホ
ンの周波数特性図である。 4……マイクロホンユニット、5……アダプタ。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】底部部の半径R、深さlとし円筒状もしく
    はテーパー面を有する円錐状のアダプタと、このアダプ
    タの頂点付近に形成された音孔面の直径rとする音孔
    と、この音孔の終端に配置されたマイクロホンユニット
    とを備え、前記アダプタによって生成される音響的ピー
    ク周波数(34100÷2πR)と前記音孔によって生成さ
    れるハイカットフィルターの音響的ピーク周波数(3410
    0÷8r)とが一致せず、前記半径Rと前記深さlによっ
    て音響的ピークレベルを制御することを特徴とするマイ
    クロホン。
JP62053330A 1987-03-09 1987-03-09 マイクロホン Expired - Fee Related JPH0744748B2 (ja)

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JP5360393B2 (ja) * 2009-05-29 2013-12-04 岩崎通信機株式会社 送話器
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