JPH0744349Y2 - キャップ巻締機のキャッピングヘッド - Google Patents

キャップ巻締機のキャッピングヘッド

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JPH0744349Y2
JPH0744349Y2 JP1989055702U JP5570289U JPH0744349Y2 JP H0744349 Y2 JPH0744349 Y2 JP H0744349Y2 JP 1989055702 U JP1989055702 U JP 1989055702U JP 5570289 U JP5570289 U JP 5570289U JP H0744349 Y2 JPH0744349 Y2 JP H0744349Y2
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JP
Japan
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cap
container
winding roller
opening
pressure block
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輝雄 清水
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Nippon Closures Co Ltd
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Nippon Closures Co Ltd
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は容器の口部を封冠するキャップ巻締機のキャッ
ピングヘッドに関するものである。
(従来の技術) 従来のキャップ巻締機のキャッピングヘッドについて第
4図及び第5図を基に説明すると、第4図はプラスチッ
ク又はガラスから成る容器2のねじ部を有する口部5に
被せられたキャップ4を巻締めするキャッピングヘッド
1の縦断面図を示し、口部5が矢印Cの如く上昇し、キ
ャップ4の上面がプレッシャーブロック7に当接してセ
ンター合せされる。その後口部5のねじに沿って巻締ロ
ーラを構成するねじ切りローラ9とスカート巻ローラ10
により、キャップ4が巻締めされる。
また容器2が矢印Cの如く上昇する際には、保護リング
11の開口部15を通るが、保護リング11は、偏芯して上昇
する容器2が前記ローラ9,10に衝突して同ローラが破損
するのを防止するためのもので、円板状をなしており、
開口部15はキャップ4よりも十分大きな径を有すると共
に、支柱14によりブラケット8に固定されている。また
ねじ切りローラ9は口部5のねじに沿って矢印D方向に
上下する。
第5図は口部5にねじ部を有し、首部にフランジ3を有
するプラスチック容器2aの口部5にキャップ4を巻締め
する場合を示す。この場合は容器2aが矢印C方向に上昇
して口部5がプレッシャーブロック7に接し、ねじ切り
ローラ9とスカート巻ローラ10によってキャップ4が巻
締めされるが、首部にフランジ3を有するプラスチック
容器2aのため、このフランジが保護リングに当って容器
の上昇が妨げられることにより、第4図に示す様な保護
リング11相当品がないのが通常である。
(考案が解決しようとする課題) 従来のキャッピングヘッド1で口部5にキャップ4を巻
締めする際には、容器2のセンタリング(芯合せ)を同
ヘッド1に対し±0.6mm以内にしないと、口部5がプレ
ッシャーブロック7の肩部7aに干渉して、キャップ4が
傷つけられたり、斜めにキャップ4が被せられたり、ね
じが切れたりする等の不具合を生じる。
容器2の精度は±2mmあるため、口部5の中心がプレッ
シャーブロック7の中心に合わずに芯ずれして、前記の
不具合を生じていた。従って従来の場合は、偏芯した容
器の芯合せは困難であった。また第5図の如きフランジ
3を有する容器2aの場合には、同フランジがぶつかるた
めローラ9,10と口部5の間に第4図で示すような保護リ
ング11を取付けることができず、ローラの保護が不十分
になる等の問題があった。
また従来も特公昭49−21629号公報及び特公昭55−16736
号公報において、保護リングの上面に、同保護リングの
開口部と同径の口径を有するリング部を一体に設けたキ
ャッピングヘッドが提案されているが、このリング部の
長さは短く、その上方のプレッシャーブロックとの間に
は大きく間隔が開いている。従ってリング部を設けてあ
っても、このリング部によりキャップがプレッシャーブ
ロックに当接するまで案内して芯ずれ防止を図ることは
不可能であった。
本考案は前記の課題を解決するために提案されたもので
ある。
(課題を解決するための手段) このため本考案は、巻締ローラと同巻締ローラの下方で
容器との間に、同巻締ローラを容器から保護するために
配置され、かつ容器が上昇するための開口部を有する保
護リングを設けると共に、上昇する容器口部に被せたキ
ャップに接するプレッシャーブロックを上部に有し、前
記巻締ローラによりキャップを巻締めするキャップ巻締
機のキャッピングヘッドにおいて、前記保護リングの開
口部の上面周囲に、キャップを被せた容器口部の外径よ
り僅かに大きい口径を有し、前記プレッシャーブロック
の近傍まで延設された円筒形状の案内筒を一体に形成す
ると共に、同案内筒の巻締ローラ部位置に同巻締ローラ
を避けるための切欠きを形成し、かつ前記保護リングの
開口部の下方周縁を大きく面取りしてなるもので、これ
を課題解決のための手段とするものである。
(作用) 口部にキャップを被せた容器を上昇させると、容器の口
部は保護リングの開口部の下方周縁の面取り部で或る程
度芯合せされ、更に容器が上昇すると、キャップを被せ
た口部の外径より僅かに大きい口径を有し、前記プレッ
シャーブロックの近傍まで延設された円筒形状の案内筒
にて芯合せされ、口部の頂面はプレッシャーブロックに
当接する。従ってキャップがプレッシャーブロックに当
接するまでの間のキャップの芯ずれを防止することがで
きる。その後口部のねじに沿って巻締ローラの1つであ
るねじ切りローラによりキャップにねじを形成すると共
に、キャップを容器の口部のねじに螺合させ、またスカ
ート巻ローラでキャップのスカート部下縁を口部のねじ
部の下部に密着させる。
(実施例) 以下本考案を図面の実施例について説明すると、第1図
〜第3図は本考案の実施例を示す。なお、図中1はキャ
ッピングヘッド、2,2aは容器、3はフランジ、4はキャ
ップ、5はねじを外周に形成した口部、7はプレッシャ
ーブロック、8はブラケット、9はねじ切りローラ、10
はスカート巻ローラ、14は支柱であり、これらは前記従
来と同じである。
第1図は容器2の口部5にキャップ4を被せた状態で、
容器2がキャッピングヘッド1に向けて上昇する前の状
態を示し、第2図はフランジ3を有する容器2aがキャッ
ピングヘッド1の下部に支柱14で取付けられた保護リン
グ11aの開口部15aより上昇して、プレッシャーブロック
7に口部5の頂面が当接した状態を示す。
保護リング11aの開口部15aの上面周囲には、キャップ4
を被せた容器口部5の外径より僅かに大きい口径を有
し、かつプレッシャーブロック7の近傍まで延長された
円筒形状の案内筒12が一体に設けられている。そして同
案内筒12の、巻締ローラを構成するねじ切りローラ9
(実施例では2個)とスカート巻ローラ10(実施例では
2個)が配設された部分には、同ローラ9,10を避けるた
めの切欠き6が形成されている。従ってこの切欠き6の
ため、案内筒12は4枚の羽根状に形成されている。また
開口部15aの下方周縁は大きく面取り16されており、こ
の面取り16部には、容器2aが上昇してプレッシャーブロ
ック7に口部5の頂面が当接した場合に、フランジ3と
の間に隙間Eが形成されるようになっている。
次に作用を説明する。先ず第1図の如く口部5にキャッ
プ4を被せた容器2を第2図の如く上昇させると、容器
2の口部5は保護リング11aの開口部15aの下方周縁の面
取り16部で或る程度芯合せされ、更に容器2が上昇する
と、キャップ4を被せた口部5の外径より僅かに大きい
口径を有する円筒形状の案内筒12にて芯合せされ、口部
5の頂面は第2図の場合と同じくプレッシャーブロック
7に当接する。その後容器2を回転させると共に、口部
5のねじに沿って下降しながらねじ切りローラ9が回転
すると、キャップ4にねじを形成させて口部5のねじに
螺合させる。またスカート巻ローラ10はキャップ4のス
カート部下縁を口部5のねじ部の下部に密着させること
により、キャップ4が口部5に巻締めされる。第2図の
場合にはフランジ3と、保護リング11aの開口部15aの面
取り16部との間にはEの隙間が確保される。またこの場
合のキャップ4の巻締め作用は、第1図の場合と同じで
ある。
(考案の効果) 以上詳細に説明した如く本考案は、保護リングの開口部
の上面周囲に、キャップを被せた容器口部の外径より僅
かに大きい口径を有し、前記プレッシャーブロックの近
傍まで延設された円筒形状の案内筒を一体に形成すると
共に、保護リングの開口部の下方周縁を大きく面取りし
てあるので、キャップがプレッシャーブロックに当接す
るまでの間のキャップの芯ずれを防止することができ、
また偏芯の大きな壜が供給されても、特別な芯合せ用工
具を使用する必要はなく、容器を上昇させるだけで、口
部が保護リング開口部の大きな面取り部に当って先ず或
る程度芯合せされ、更に容器が上昇した場合、開口部に
大きな面取り部を形成してあっても、開口部の上面周囲
に案内筒が設けてあるため、容器の口部は確実に芯合せ
され、キャップが傷つけられたり、斜めにキャップが被
せられたり、ねじが切られたりする等の不具合を解消す
ることができる。一方上面がプレッシャーブロックから
距離のある短い案内筒の場合は、例えば予め容器の上部
に飾り溝が切ってあるものの場合には、案内筒の巻締ロ
ーラ部位置に形成された切欠き角にぶつかって、容器の
上下移動が阻害される虞れがある。また案内筒でガイド
された後、プレッシャーブロックに当たるまでに距離が
あるため、キャップの浮き上がりや、倒れ(キャップの
倒れ、容器を含めての倒れ)が起き易く、それを防止す
るためには案内筒とキャップ間のクリアランスを小さく
する必要があるが、そうすることにより今度は逆に案内
筒にキャップを被せた容器が挿入しにくくなる。またフ
ランジを設けたプラスチック容器であっても、開口部の
下方周縁に大きな面取りを形成してあるので、フランジ
が面取り部に衝き当ることはなく、従ってこの場合にも
保護リングが使用できるため、巻締ローラに、上昇する
容器が衝突して同ローラが破損するのを防止することが
できる。なお、従来は±0.6mm程度の偏芯の精度をもっ
て容器を供給する必要があったが、本考案は案内筒を保
護リングに設けてあるため、±5mmの偏芯した容器でも
芯合せが確実にでき、正常な巻締めができることが確認
された。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例を示すキャップ巻締機と上昇す
る前の容器を示す保護リングのみ断面とした正面図、第
2図は第1図と異なる容器を用いた場合のキャップ巻締
機の1部断面正面図、第3図は第2図のA〜A断面図、
第4図は従来のキャップ巻締機の1部断面正面図、第5
図はフランジを有するプラスチック容器を巻締めする従
来のキャップ巻締機の正面図である。 図の主要部分の説明 1……キャッピングヘッド 2,2a……容器 3……フランジ 4……キャップ 5……口部 6……切欠き 7……プレッシャーブロック 9……ねじ切りローラ 10……スカート巻ローラ 11a……保護リング 12……案内筒 15a……開口部 16……面取り

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】巻締ローラと同巻締ローラの下方で容器と
    の間に、同巻締ローラを容器から保護するために配置さ
    れ、かつ容器が上昇するための開口部を有する保護リン
    グを設けると共に、上昇する容器口部に被せたキャップ
    に接するプレッシャーブロックを上部に有し、前記巻締
    ローラによりキャップを巻締めするキャップ巻締機のキ
    ャッピングヘッドにおいて、前記保護リングの開口部の
    上面周囲に、キャップを被せた容器口部の外径より僅か
    に大きい口径を有し、前記プレッシャーブロックの近傍
    まで延設された円筒形状の案内筒を一体に形成すると共
    に、同案内筒の巻締ローラ部位置に同巻締ローラを避け
    るための切欠きを形成し、かつ前記保護リングの開口部
    の下方周縁を大きく面取りしてなることを特徴とするキ
    ャップ巻締機のキャッピングヘッド。
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