JPH074419A - 高温自己締着ネジ部品及びその製造方法 - Google Patents

高温自己締着ネジ部品及びその製造方法

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JPH074419A
JPH074419A JP5226325A JP22632593A JPH074419A JP H074419 A JPH074419 A JP H074419A JP 5226325 A JP5226325 A JP 5226325A JP 22632593 A JP22632593 A JP 22632593A JP H074419 A JPH074419 A JP H074419A
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 従来の当て材型ネジ部品より著しく高温に耐
え得、且つ高温に於いて自己締着能力を維持し得るネジ
部品及びその製造方法を提供する。 【構成】 高温耐熱樹脂から成る締着当て材をベルト1
3によって搬送されるネジ部品1に付与する。ここで、
高温樹脂粒子の微粉末を加熱コイル15によって予め加
熱した搬送ネジ部品1の一面乃至両面又は全周囲に、ノ
ズル16で吹き付けて締着当て材を付与形成し、許容し
得る自己締着性能に対するパラメタを記述するある種の
仕様に合致する、標準的寸法の自己締着ネジ部品を提供
する。改良は適切な接着特性を有する高温耐熱樹脂の使
用を伴う。高温樹脂粒子は付与前に、接着剤と混合され
ても良いし、接着プライマーを予めネジ部品に付与して
も良い。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、熱可塑性樹脂を用いて
自己締着(self−locking)効果を生じるネ
ジ部品の製造に於ける改良に関する。より詳細には、本
発明は、高温耐熱樹脂粉末(特に、ポリ(C−C
ルキル・イソフタールアミド))を、好ましくは吹き付
けにより、加熱されたネジ部品のネジ部に付与し、前記
粉末の溶融により締着(locking)当て材(pa
tch)を生ぜしめることに関する。かかる当て材(p
atch)は、これまで可能であったよりずっと高い温
度で、それ等の自己締着能力を保持する。場合によって
は、樹脂のネジ部品に対する接着を高めるため、接着剤
を予めネジ部品に付与したり、前記高温耐熱樹脂と混合
してもよい。
【0002】
【従来の技術】熱可塑性樹脂の当て材(patch)を
ネジ部品の一方面に用いる自己締着ネジ部品の製造は、
当該技術分野に於いて知られ、商業的成功を果たしてい
る。この場合、当て材はネジ部品の加熱と該部品のネジ
部に粉末化された樹脂を吹き付けることによって付与さ
れる。例えば、米国再発行特許28,812号(原米国
特許第3,579,684号)は、次の工程から成る自
己締着ネジ部品の製造方法を記載している: 1.薄い熱柔軟化性質を有する実質的に連続する液体プ
ライマー膜を吹き付け又は接合により、ボルトのような
ネジ部品の外面ネジ部の選ばれた領域に付与する。 2.プライマー膜を乾燥させる。 3.高周波誘導によりプライムド・ボルトを、ボルトが
十分かなりな熱を保持できる温度にまで加熱し、粉末化
された熱可塑性樹脂を柔軟化し、溶融する。 4.ナイロン11のような微細粉末化熱可塑性樹脂を空
気流に流入させ、それを直接加熱ボルトのネジ部面に吹
き付け、ネジの部分を覆う樹脂の離心的締着当て材を形
成する。
【0003】このようにして用意されたボルトをナット
に噛み合うように係合せしめると、ネジ側面(当接面)
に接着する熱可塑性材は離脱に要するトルクを著しく増
大させ、ボルトを自己締着性にする。この種の当て材
は、雄ネジの外面ネジ山上並びに、米国特許第3,89
4,509号(デュッフィー)に教唆されているよう
に、雌ネジの内面ネジ部に形成される。
【0004】公知例は、かかるネジ部品形成の容易化を
高めるため、種々の方法を記載している。例えば、米国
再発行特許第28.812号では、ネジ山頭頂部よりネ
ジ側面により厚い熱可塑性層が形成されるように、樹脂
が付与される。又、米国特許第3,787,222号に
は、雄雌部材が寸法許容量の外側限界にあるとき、樹脂
の滑らかな連続する被覆が形成されるように必要な温度
より僅かに低い温度に適用温度を減少する結果、ネジ山
頭頂部上に連続する堤頂部か帯部を形成するように樹脂
を付与して、かかるネジ部品の保持力を増大する方法が
記載されている。そして、米国特許第3,452,71
4号及び第3,530,827号等に記載されているよ
うに、熱可塑性樹脂被覆を雄ネジ部品の外面ネジ部に付
与するため、いくつかの異なる形式の加熱及び吹き付け
装置が提案されている。又、米国特許第3,894,5
09号に例示されているように、かかる当て材を雌ネジ
部品の内面ネジ部に付与する方法も知られている。
【0005】自己締着ネジ部品に対する被覆の構成とし
ての接着剤の使用も又、示唆されている。例えば、米国
特許第4,282,913号(トリマー);第33,1
79,143号(シュルツ);第4,632,944号
(ソンプソン);及び第4,927,307号(フィッ
ツジェラルド)参照。然るに、これ等の公知例の何れに
も、高温耐熱当て材の接着を促進させるため、どんな接
着剤の使用も教唆乃至示唆もなされていない。
【0006】最後に、軽量ネジ部品は、補強のため高弾
性率繊維を含有するある種の熱可塑性樹脂から全体とし
て作られ得ることが示唆されている。米国特許第4、8
63,330号(オレツ)参照。示唆された樹脂のなか
には、TORLON(登録商標)及びXYDAR(登録
商標)がある。オレツ第5欄、62−68参照。TOR
LON(登録商標)はポリアミド/ポリイミド高分子混
合物であり、XYDAR(登録商標)は芳香族ポリエス
テル高分子である。然るに、オレツは、ネジ部品本体自
体及びネジ部がグラファイトのような高弾性率繊維で補
強されたこれ等の熱可塑性樹脂から作られても良いと教
唆している。オレツは、かかるネジ部品の強度を高める
ため複合体包含構造を教唆している。然るに、これ等の
樹脂の当て材が金属性のネジ部品に付与されてもよいと
の示唆は全く無く、又金属ネジ部品に付与されると、高
温において高められた締着挙動を示すとの示唆も全く無
い。実際、オレツはTORLON(登録商標)又はXY
DAR(登録商標)から作られた請求のネジ部品が自己
締着性であるとも示唆していない。
【0007】従来製品及び当て材型ネジ部品を製造する
従来方法の何れも、高温における自己締着特性を保持す
べき問題を解決していない。従来の粉末化当て材材料
は、所望の自己締着能力を得るためにネジ部品のネジ部
に付与されるナイロン11及び同様の熱可塑性樹脂を含
んでいる。かかる熱可塑性樹脂275°Fから400°
Fまでの温度に対してのみ、それ等の自己締着特性を保
持する。これ以上の温度では、従来の粉末化熱可塑性樹
脂を用いる自己締着ネジ部品は、締着能力を失い、高温
に曝された後、軍仕様MIL−F−18240Eのよう
な資格仕様の下で要求される試験手続きをもはや通過出
来ない。上記軍仕様は250°Fの温度要求を特定する
が、その試験手続きは又、より高い温度に曝された締着
ネジ部品の性能をも評価する基準として通常用いられ
る。熱可塑性当て材の従来技術の使用者は、金属表面に
対する満足すべき接着を、特にメッキ面を高温...即
ち、400°F以上の温度に曝された後の満足すべき性
能と組み合わせる当て材を作ることが出来なかった。例
えば、オハイオ州シンシナティのLong−LockF
astener Corporation製であって商
品名“Poly−Lok”で販売されているポリエステ
ル当て材は、広告通り、400°Fまで効力を維持出来
るに過ぎない。他の従来の樹脂当て材は、275°Fか
ら300°F以上の温度に曝されるとそれ等の締着能力
を失う。
【0008】高温に於いて自己締着特性を保持する問題
を解決する従来の努力は、主に機械的手段に向けられ
た。例えば、米国特許第3,227,199号は、雄ネ
ジ部品のネジ部の一部がピッチにおいてネジ部の残部と
異にするネジ部品を開示している。かかる雄ネジ部品と
ナットのような雌ネジ部品との係合は、妨害作用...
即ち、二つのネジ部品の係合表面間の摩擦を増大するこ
とにより雌ネジ部品の雄ネジ部品からの離脱を遅延す
る。同上特許に説明されているように、問題に対する他
の解決手段は、単一の雌ネジ部品の内側に同じビッチの
二組のネジを設け、妨害作用を生じるためこれ等を相対
的に微小距離だけ軸方向に移動し、或いは雌ネジ部品に
より密接に係合するため雄ネジ部品のネジ山の一部を半
径方向に拡張する。しかしながら、これ等の解決手段の
何れも、均一な寸法の標準ネジ部品よりかなり高価で且
つより製作し難い非標準寸法のネジ部品の製造に依存し
ている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明の目的
は、自己締着(self−locking)能力を提供
するため熱可塑性当て材(patch)を用い、且つ従
来の当て材型ネジ部品より著しく高温に耐え得、且つネ
ジ部品の自己締着能力を維持し、許容し得る自己締着性
能に対するパラメタを記述するある種の仕様に合致す
る、標準的寸法の自己締着ネジ部品を提供することにあ
る。
【0010】
【課題を解決するための手段とその作用】以上の目的を
達成するため、本発明は、高温耐熱樹脂から成る締着
(locking)当て材(patch)をネジ部品に
付与するに、高温樹脂粒子の微粉末を予め加熱したネジ
部品の一面乃至両面又は全周囲に吹き付ける。場合によ
っては、高温樹脂粒子は付与前に、接着剤と混合されて
も良いし、接着プライマーを予めネジ部品に付与しても
良い。付与は、例えば、米国特許第3,787,222
号及び米国再発行特許第28,812号に開示されたよ
うな当業技術者に知られているいくつかの吹き付け手段
及び装置のいずれによっても達成できる。結果は、最良
の従来技術材料に対する250°Fから400°Fの温
度制限と比較して、1時間以上何度も400°F以上の
温度に曝して該温度に耐え、その自己締着能力を維持で
きる樹脂締着当て材を有するネジ部品であることが分か
った。
【0011】種々の高温樹脂材料が、本発明の所望の結
果を得るのに用いられ得る。かかる樹脂材料は、これ等
に限らないが、ヘキサメチル イソフタールアミド;ヘ
プタメチル イソフタールアミド;オクタメチル イソ
フタールアミド及びその混合物のようなモノマーから生
成された半結晶ポリフタールアミドを含むことが分かっ
た。以上の樹脂材料は接着剤を用いずとも、満足すべき
高温耐熱当て材を形成することが分かった。以上の群の
中で商業的に入手可能な樹脂は、ジョージア州アトラン
タのAmoco Performance Produ
cts,Inc.から得られるAMODEL(登録商
標)を含む。
【0012】高温樹脂は、微小粉末として、好ましくは
粉末粒子の約100%が149μm以下の大きさ領域に
あり重量比で粒子の大半が105μm以下である粒子を
以て、付与される。
【0013】
【作用】かくして、高温耐熱樹脂粉末との使用に適した
公知技術の当て材付与方法の特定改良であって、ネジ部
品のネジ部に有効に接着し、満足すべき高温締着挙動を
示す締着当て材を製造する技術が開発された。結果は、
最良の従来技術材料に対する250°Fから400°F
の温度制限と比較して、1時間以上何度も400°F以
上の温度に曝して該温度に耐え、その自己締着能力を維
持できる樹脂締着当て材を有するネジ部品である。改良
は適切な接着特性を有する高温耐熱樹脂の使用を伴う。
適切な高渦耐熱接着剤も又、使用され得る。接着剤は、
高温耐熱樹脂当て材のネジ部への接着を改善する場合が
ある。
【0014】
【実施例】本発明に従って作られた締着型(locki
ng−type)ネジ部品1が、図1に於いて、頭部1
及びシャンク2を有するボルトととして示されている
が、本発明はナットのような他の形式のネジ部品に対し
ても用いられる。
【0015】図1及び図2は、高温耐熱樹脂(high
temperature resistant re
sin)の当て材(patch)3が本発明に従って付
与形成されたネジ部シャンク2を有するボルトを示す。
プライマー4の薄い被膜は任意であり、この実施例では
必要ない。図2の断面に於いて、当て剤3は一般にその
中心10に於いて最も厚く、両端11に向かって徐々に
薄くなり、吹き付けノズル16(図5)に対向しないボ
ルトのシャンク12の両端6,7(図1)は当て剤3で
覆われていない。米国特許第3,787,222号及び
第3,554,258号にあるように、雄及び雌ネジ部
品が寸法上の許容の外部限界近くにあるとき、当業技術
者に知られた方法が、定着力を改善するためネジの谷
部、頭頂部及び螺旋型当接表面に於ける当て材3の厚さ
に変更を与えるように用いられること;及びかかる異な
る構成の高温樹脂当て材を有するネジ部品も又、本発明
の範囲内にあることは理解されよう。図3及び図4参
照。
【0016】本発明の自己締着(self−locki
ng)ネジ部品を作る一方法が図5及び図6に例示され
ている。図6に関して、一連のボルト1が二つの間隔を
おいた平行な無端ベルト13間に位置し、該ベルトによ
って搬送される。ここで、ボルトの頭部9はベルト13
に支持され、ボルトシャンク2はベルト13の下に垂れ
下がっている。ベルト13はボルト1を加熱コイル15
によって形成される高周波誘導加熱場内を通して搬送
し、加熱コイル15はボルト搬送方向に伸びており、高
温樹脂粉末を付与するためボルトシャンクを所望の温度
に上昇させるために、制御された加熱時間を提供する。
加熱されたボルトは加熱コイル15から離れ、複数のノ
ズル16(好ましくは、2から4個のノズル)を通過
し、後者を通して高温樹脂粉末がボルトシャンク2に吹
き付けられる。ノズル16は図5に示されている。吸引
ノズル18は、吹き付けノズルに対向して配置され、必
要な排気と過剰な樹脂粉末の排出を行う。
【0017】図7に示されているように、第2の加熱部
及び高温耐熱樹脂吹き付け部の後に、追加的吹き付け部
及び加熱部を直列に設けることができる。かかる追加的
加熱部は、一以上の追加ノズル16を含んでも良い追加
的吹き付け部によって分離された多数の間隔をおいた加
熱コイル15を含んでも良い。更に、高温樹脂粉末を最
終的に凝結硬化させる目的で、後部加熱部19も又、用
いられても良い。かかる後部加熱部19は、加熱コイル
15の延長である加熱器又は類似の加熱源を含んでも良
い。第2のノズル16群(及び、用いられるとき第2の
加熱部)を通過して、ボルトは冷却し、仕上げ製品とし
てベルト13から排出される。図5は、高温耐熱樹脂粉
末を付与するのに用いられるノズル16の一実施例の詳
細を示している。
【0018】ノズル16の向きを調整することによっ
て、他の形状の締着当て材を形成し得る。図3は図1に
示された形式のネジ部品のシャンク2の断面を示す。こ
こでは、均一な高温綿着当て材20がシャンク2の全周
囲を囲んで付与形成されている。
【0019】図4は、二つの締着当て材21及び22が
付与形成されている図1に示された形式のネジ部品のシ
ャンク2の断面を示す。
【0020】当て材を雌ネジ部品の内面ネジ部に付与す
るための適切な吹き付け装置も又、用いられても良い。
【0021】本発明の実施は、高温耐熱当て材を、以下
の試験プロトコル(protocol)を提供するよう
に修正されたMIL仕様MIL−F−18240Eに適
合するように付与することを含む: (1)ネジ部品の組立(assemble) (2)ネジ部品を3時間、450°Fの温度に曝す (3)ネジ部品を室温まで冷却する (4)ネジ部品を15回離脱(disengage)と
再組立(reassemble)を行い、必要なトルク
を記録する (5)再組立されたネジ部品を450°Fに加熱し、こ
の温度で1時間保持する (6)450°Fでネジ部品を取り外し(disass
emble)、その16番目の取り外しに要求されるト
ルクを測定する 測定された取り外しトルク(「除去トルク」(remo
val torque)とも呼ばれる)は、高温におけ
る16番目を含む全ての除去に対してMIL−F−18
240E基準に合致又はそれを超えるべきである。
【0022】或いは、本発明は、高温耐熱当て材を、以
下のように修正された試験プロトコルに関するIndu
strial Fastener Institute
のIFI−124基準に適合するように付与することに
よって実施される: (1)ネジ部品を160インチーポンドで硬化(Roc
kwwell 62)試験ブロック中に固定する (2)450°Fの温度に1時間曝す (3)450°Fの温度で取り外し、取り外しに対して
要求されるトルクを測定する 測定された取り外しトルク値(「除去トルク」(rem
oval torque)とも呼ばれる)はIFI−1
24基準に合致又はそれを超えるべきである。
【0023】以下に、本発明の二つの実施例を記載す
る。第一は如何なるプライマーも接着剤も必要としない
好ましい実施例である。第2の実施例に於いては、粉末
をネジ部品に付与する以前に、フェニール基高分子接着
剤を高温耐熱樹脂粉末と混合する。
【0024】A.ポリ(C−Cアルキル・イソフタ
ールアミド)を用いる実施例
【0025】本発明の好ましい実施例において、高温樹
脂は、粒子の100%が149μm以下で、又好ましく
は重量比で大半が105μm以下であり、重量比で粒子
の10%以下が30μm以下の粒子分布を有するポリ
(C−Cアルキル・イソフタールアミド)である。
高温耐熱樹脂の好ましい構造は図8に示されている。
【0026】図8に示されている化合物に於いて、nは
6から8で、重量平均分子量(M)は約30,000
から60,000の範囲にあり、数量平均分子量
(M)は約8,000から12,000である。ポリ
(C、C及びCアルキル・イソフタールアミド)
のどのような組み合わせでも混合物でも用いることがで
きる。又、ポリ(C、C及びCアルキル・イソフ
タールアミド)樹脂は個々に用いることができる。以上
記載された実施例を実施するのに適切な高温耐熱樹脂
は、ジョージア州アトランタのAmoco Perfo
rmance Products,Inc.から入手で
きるAMODEL(登録商標)を含む。開示された樹脂
から形成された当て材に対する最高温度限界は、温度4
50°Fで行われた試験に基づき、400°Fを超える
ことが分かった。
【0027】最良の結果を得るために、ネジ部品は、本
発明の自己締着当て材の付与以前に、洗浄し、脱油すべ
きである。特に、油、グリース、ワックス及び熱処理ス
ケールが無いようにしておくべきである。カドミウム又
は亜鉛メッキが望まれるとき、メッキは自己締着当て材
の付与溶着後になされるべきである。
【0028】B.接着剤を予め混合された高温耐熱樹脂
粉末を用いる実施例
【0029】第2の実施例に於いて、先ず接着剤を高温
耐熱樹脂粒子と混合する。適切且つ任意の粉末化接着剤
は、ポリ(オキシル−1、4−フェニレンイソプロピリ
デン、4−フェニレンオキシ−2−ヒドロキシトリメチ
レンであり、重量平均分子量(M)が約60,000
から65,000で、数量平均分子量(M)が約2
5,000から30,000であり、その構造は図9に
示されている。
【0030】更に、使用される高温樹脂材料及び/又は
接着剤に応じて、多数の加熱及び吹き付け部を設け、ネ
ジ部品が先ず加熱され、次に接着剤が混入された高温耐
熱樹脂粉末で吹き付けられ、次に再加熱され、再び高温
耐熱樹脂のみ又は接着剤が混入された高温耐熱樹脂粉末
で吹き付けられるようにすることが望ましい場合もあ
る。一つ以上の追加コイル15及び吹き付けノズル16
を用い、かかる多数の加熱及び吹き付け操作が行われる
ようにすることができる。上述のように、後部加熱操作
のみ行うことが望ましい場合もある。
【0031】次の実施例は本発明の実施を例示するが、
本発明はそこに記載された特定条件に限定されるもので
はないことが理解されるべきである。本発明の範囲と内
容を限定することなく、半結晶ポリフタールアミド(特
に、ポリ(C−Cアルキル・イソフタールアミ
ド))を、ネジ部品のネジ部に付与されるべき高温耐熱
樹脂の一例として用いる。
【0032】例1−−接着剤不使用 ポリ(C−Cアルキル・イソフタールアミド)当て
材を、本発明方法に従って、5/16−18UNC−2
Ax2インチ非メッキ6角頭キャップ・スクリュウに付
与した。高温耐熱樹脂粉末に対して、90%が130μ
m以下で10%が30μm以下の粒子範囲を用いた。ス
クリュウは、高温耐熱樹脂粉末が付与される前に、約8
00°Fから850°Fに加熱された。比較目的のため
に、同一形状であって従来のナイロンでできた当て材を
同一サイズのスクリュウに付与した。従来のスクリュウ
(通常のナイロン当て材をもった)と本発明によって作
られたスクリュウの両方を、160インチ−ポンドで5
/16−18UNC−2B硬化(Rockwell 6
2)スチール試験ブロックに固定された。ここに記載さ
れた試験プロトコルに関して修正されたIFI−124
標準を次に適用した。450°Fの温度に1時間曝した
後、同温度でスクリュウを除去するに要した平均トルク
は:
【0033】
【表1】
【0034】従来の当て材で作られたスクリュウはIF
I−124仕様によって要求される8in−lbs(イ
ンチ−ポンド)の最低値を満足せず、有効な自己締着能
力を全く保持していなかった。本発明の当て材によって
作られたスクリュウは、対照的に、上記の仕様を容易に
満足した。
【0035】例2−−接着剤不使用 ナイロン当て材(従来技術)と本発明の好ましい実施例
で用いられたポリ(C−Cアルキル・イソフタール
アミド)で作られた当て材でそれぞれ装備された5/1
6−18UNC−2Ax2インチ非メッキ6角頭キャッ
プ・スクリュウを以て、比較試験を行った。噛み合わせ
ナットは5/16−18UNC−3BAQスチール試験
ナットであった。MIL−F−18240E 4.5.
2から4.5.4の手順を、ここに詳述する修正の上、
用いた:
【0035】
【表2】
【0036】本発明に従ってポリ(C−Cアルキル
・イソフタールアミド)より作られた当て材は、3時間
の熱吸収と室温への冷却後及び高温でナットを除去して
更に1時間の露出後の両方に於いて基準を満足した。従
来の当て材はこの追加露出後に於いて最低除去トルク要
求を満たし得なかった。
【0037】更に、450°Fで3時間後に於ける従来
の当て材をもつスクリュウの第一の除去に対して要求さ
れるトルクは106,5in−lbs(インチ−ポン
ド)であった。従来のスクリュウに対する第一の除去ト
ルクはMIL−F−18240Eによって設定された最
大値を越え、本発明によって作られたスクリュウは、対
照的に、46in−lbsの第一の除去トルクを以て基
準の上記部分を満足した。
【0038】本発明を実施する他の方法があることは当
業技術者によって理解されよう。例えば、自己締着当て
材の付与以前に、従来の液体プライマーを予めネジ部品
に付与できる。かかる従来の液体プライマーには、ビス
・フェノールA(1から3のモノマー群を有する)のポ
リグリシジルエーテルのオリゴマー;レゾルシノル・ジ
グリシジルエーテル(RDGE);ペンシルバニア州エ
リーのThe Thermoclad Company
から入手できるDURALON EFI(登録商標)熱
可塑性接着剤のような商業的に入手可能な製品がある。
以上の例は、例示的なだけで、請求項を如何様にも限定
する意図はない。
【図面の簡単な説明】
【図1】雄ネジ部品(ボルト)の斜視図であり、そのネ
ジ・シャンクの一部に本発明方法に従って付与形成され
た高温耐熱樹脂から成る樹脂締着当て材(plasti
clocking patch)示している。
【図2】図1の線II−IIに沿って取られたネジ部品
の断面図であり、そのシャンクの一部一側面上でネジ部
品のネジに接着する締着当て材(locking pa
tch)を示す。
【図3】ネジ部品のシャンクの一部周囲を完全に取り囲
んで付与形成された高温耐熱樹脂締着パターンを示す断
面図である。
【図4】ネジ部品のシャンクの一部向かい側に、二つ別
々に円周上に対向するように付与形成された締着当て材
(locking patches)パターンを示す断
面図である。
【図5】高温耐熱樹脂粉末を付与し、高温耐熱樹脂当て
材を形成するのに用いられるノズルの一実施例の詳細を
例示する斜視図である。
【図6】多数のネジ部品のそれぞれに高温樹脂粉末を吹
き付け、ネジ部品のそれぞれに高温耐熱樹脂から成る締
着当て材(locking patches)を形成す
る一群のノズルと加熱手段を具備する本発明方法の一実
施例を実施する装置の斜視図である。
【図7】多数のネジ部品のそれぞれに高温樹脂粉末を吹
き付け、ネジ部品のそれぞれに高温耐熱樹脂から成る締
着当て材(locking patches)を形成す
る2段のノズル群及び加熱手段並びに後部加熱部を具備
する本発明方法の一実施例を実施する装置の斜視図であ
る。
【図8】好ましい高温耐熱樹脂の化学構造を示す。
【図9】本発明の一実施例で用いられても良い一粉末化
接着剤の化学構造を示す。
【符号の説明】
1 ネジ部品(ボルト) 2 ボルト・シャンク 3 高温耐熱樹脂当て材 4 プライマー 9 ボルト頭部 13 搬送ベルト 15 加熱コイル 16 吹き付けノズル 18 吸引ノズル 19 後部加熱部 20,21,22 高温耐熱樹脂当て材
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成5年8月2日
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】全図
【補正方法】変更
【補正内容】
【図2】
【図4】
【図8】
【図1】
【図3】
【図5】
【図6】
【図7】
【図9】
フロントページの続き (72)発明者 リチャード・デュッフィー アメリカ合衆国ミシガン州シェルビー・タ ウンシップ、 サンディー・クリーク4001 (72)発明者 マリオ・ポリッジ アメリカ合衆国ミシガン州ロチェスター、 オールド・パ ーチ・ロード287 (72)発明者 ユージン・ディー・セッサ アメリカ合衆国ミシガン州セント・クリー メンス、サウ ス・リバー・ロード27274

Claims (32)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自己締着当て材を有するネジ部品であっ
    て、(a)噛み合い締め具との均一な係合に適したネジ
    部を有する綿め具;及び(b)前記ネジ部の少なくとも
    一部に接着し、3時間以上何度も400°F以上の温度
    に曝した後MIL−F−18240Eで記述される最低
    除去トルク要求を満足させるに十分に、前記締め具の前
    記噛み合いからの離脱を遅延させる妨害作用を生じる溶
    着された高温耐熱樹脂粉末の当て剤を有することを特徴
    とするネジ部品。
  2. 【請求項2】 前記高温耐熱樹脂粉末がポリ(ヘキサメ
    チル イソフタールアミド)、ポリ(ヘプタメチル イ
    ソフタールアミド)、ポリ(オクタメチルイソフタール
    アミド)及びその混合物から成る群から選ばれたことを
    特徴とする請求項1に記載するネジ部品。
  3. 【請求項3】 前記高温耐熱樹脂粉末の重量平均分子量
    (M)は30,000と60,000との間にあるこ
    とを特徴とする請求項2に記載するネジ部品。
  4. 【請求項4】 前記高温耐熱樹脂粉末の数量平均分子量
    (M)は8,000と12,000の間にあることを
    特徴とする請求項3に記載するネジ部品。
  5. 【請求項5】 前記高温耐熱樹脂粉末は、粒子の約10
    0%が149μm以下であり、また重量比で大半が10
    5μm以下であるように寸法付けられた粒子を含むこと
    を特徴とする請求項2に記載するネジ部品。
  6. 【請求項6】 前記前記高温耐熱樹脂粉末は、重量比で
    粒子の約10%以下が約30μm以下であるように寸法
    付けられた粒子を含むことを特徴とする請求項2に記載
    するネジ部品。
  7. 【請求項7】 前記前記高温耐熱樹脂粉末の重量平均分
    子量(M)が約30,000と約60,000との間
    にあり、前記高温耐熱粉の数量平均分子量(M)が約
    8,000と12,000との間にあり、前記高温耐熱
    樹脂粉末は、粒子の約100%が149μm以下であ
    り、重量比でその大半が105μm以下であり、重量比
    で粒子の10%以下が約30μm以下であるように寸法
    付けられた粒子を含むことを特徴とする請求項2に記載
    するネジ部品。
  8. 【請求項8】 自己締着当て材を有するネジ部品であっ
    て、(a)噛み合い締め具との均一な係合に適したネジ
    部を有する締め具;及び(b)前記ネジ部の少なくとも
    一部に接着し、1時間以上何度も400°F以上の温度
    に曝した後IFI−124で記述される最低除去トルク
    要求を満足させるに十分に、前記締め具の前記噛み合い
    からの離脱を遅延させる妨害作用を生じる溶着された高
    温耐熱樹脂粉末の当て剤を有することを特徴とするネジ
    部品。
  9. 【請求項9】 前記高温耐熱樹脂粉末は、ポリ(ヘキサ
    メチル イソフタールアミド)、ポリ(ヘプタメチル
    イソフタールアミド)、ポリ(オクタメチルイソフター
    ルアミド)及びその混合物から成る群から選ばれたこと
    を特徴とする請求項8に記載するネジ部品。
  10. 【請求項10】 前記高温耐熱樹脂粉末の重量平均分子
    量(M)が約30,000と約60,000との間に
    あることを特徴とする請求項9に記載するネジ部品。
  11. 【請求項11】 前記高温耐熱樹脂粉末の数量平均分子
    量(M)が約8,000と約12,000との間にあ
    ることを特徴とする請求項10に記載するネジ部品。
  12. 【請求項12】 前記高温耐熱樹脂粉末は、粒子の約1
    00%が約149μmであり、重量比でその大半が10
    5μm以下であるように寸法付けられた粒子を含むこと
    を特徴とする請求項9に記載するネジ部品
  13. 【請求項13】 前記高温耐熱樹脂粉末は、重量比で粒
    子の約10%以下が約30μm以下であるように寸法付
    けられた粒子を含むことを特徴とする請求項9に記載す
    るネジ部品。
  14. 【請求項14】 前記前記高温耐熱樹脂粉末の重量平均
    分子量(M)が約30,000と約60,000との
    間にあり、前記高温耐熱粉の数量平均分子量(M)が
    約8,000と12,000との間にあり、前記高温耐
    熱樹脂粉末は、粒子の約100%が149μm以下であ
    り、重量比でその大半が105μm以下であり、重量比
    で粒子の10%以下が約30μm以下であるように寸法
    付けられた粒子を含むことを特徴とする請求項9に記載
    するネジ部品。
  15. 【請求項15】 自己締着当て材を有するネジ部品であ
    って、(a)噛み合い締め具との均一な係合に適したネ
    ジ部を有する締め具;及び(b)前記ネジ部の少なくと
    も一部に接着し、3時間以上何度も400°F以上の温
    度に曝した後MIL−F−18240Eで記述される最
    低除去トルク要求を満足させるに十分に、前記締め具の
    前記噛み合いからの離脱を遅延させる妨害作用を生じ
    る、接着剤と混合された溶着高温耐熱樹脂粉末の当て剤
    を有することを特徴とするネジ部品。
  16. 【請求項16】 前記高温耐熱樹脂粉末は、ポリ(ヘキ
    サメチル イソフタールアミド)、ポリ(ヘプタメチル
    イソフタールアミド)、ポリ(オクタメチル イソフ
    タールアミド)及びその混合物から成る群から選ばれた
    ことを特徴とする請求項15に記載するネジ部品。
  17. 【請求項17】 前記接着剤はポリ(オキシル−1、4
    −フェニレンイソプロピリデン−1、4−フェニレンオ
    キシ−2−ヒドロキシトリメチレン)であり、また約
    8,000と約12,000との間にある数量平均分子
    量(M)を有することを特徴とする請求項15に記載
    するネジ部品。
  18. 【請求項18】 前記接着剤はポリ(オキシル−1、4
    −フェニレンイソプロピリデン−1、4−フェニレンオ
    キシ−2−ヒドロキシトリメチレン)であり、また約
    8,000と約12,000との間にある数量平均分子
    量(M)を有することを特徴とする請求項16に記載
    するネジ部品。
  19. 【請求項19】 自己締着当て材を有するネジ部品であ
    って、(a)噛み合い締め具との均一な係合に適したネ
    ジ部を有する締め具;及び(b)前記ネジ部の少なくと
    も一部に接着し、1時間以上何度も400°F以上の温
    度に曝した後IFI−124で記述される最低除去トル
    ク要求を満足させるに十分に、前記締め具の前記噛み合
    いからの離脱を遅延させる妨害作用を生じる、接着剤と
    混合された溶着高温耐熱樹脂粉末の当て剤を有すること
    を特徴とするネジ部品。
  20. 【請求項20】 前記高温耐熱樹脂粉末は、ポリ(ヘキ
    サメチル イソフタールアミド)、ポリ(ヘプタメチル
    イソフタールアミド)、ポリ(オクタメチル イソフ
    タールアミド)及びその混合物から成る群から選ばれた
    ことを特徴とする請求項19に記載するネジ部品。
  21. 【請求項21】 前記接着剤はポリ(オキシル−1、4
    −フェニレンイソプロピリデン−1、4−フェニレンオ
    キシ−2−ヒドロキシトリメチレン)であり、また約
    8,000と約12,000との間にある数量平均分子
    量(M)を有することを特徴とする請求項19に記載
    するネジ部品。
  22. 【請求項22】 前記接着剤はポリ(オキシル−1、4
    −フェニレンイソプロピリデン−1、4−フェニレンオ
    キシ−2−ヒドロキシトリメチレン)であり、また約
    8,000と約12,000との間にある数量平均分子
    量(M)を有することを特徴とする請求項20に記載
    するネジ部品。
  23. 【請求項23】 高温耐熱樹脂の締着当て材をネジ部品
    のネジ部に付与する方法であって、 (a)高温耐熱樹脂粉末を生成し; (b)前記ネジ部品を、前記高温耐熱樹脂粉末が前記ネ
    ジ部品のネジ部の表面に接着溶融するに十分な温度に加
    熱し、ここで前記接着溶融は伝導によるかなりの熱の前
    記ネジ部品から前記高温耐熱樹脂粉末への移動の結果で
    あって; (c)前記高温耐熱樹脂粉末を前記ネジ部品の前記ネジ
    部へ付与し、前記高温耐熱樹脂粉末が溶け、前記ネジ部
    品のネジ部上で固体高温耐熱樹脂の当て材に成るよう溶
    着し;そして (d)前記高温耐熱樹脂粉末の付与後、前記ネジ部品を
    再加熱する追加工程を一度以上繰り返し行うことを特徴
    とする方法。
  24. 【請求項24】 更に、変更されたMIL−F−182
    40E試験プロトコルに従って、そのように生成された
    ネジ部品の抽出見本を試験する工程から成ることを特徴
    とする請求項23に記載する方法。
  25. 【請求項25】 更に、変更されたIFI−124試験
    プロトコルに従って、そのように生成されたネジ部品の
    抽出見本を試験する工程から成ることを特徴とする請求
    項23に記載する方法。
  26. 【請求項26】 更に、前記ネジ部品を加熱する前に、
    脱油及び脱垢する工程から成ることを特徴とする請求項
    23に記載する方法。
  27. 【請求項27】 更に、最終方法工程としてカドミウム
    から成る表面被覆を付与することを特徴とする請求項2
    3に記載する方法。
  28. 【請求項28】 更に、最終方法工程として亜鉛から成
    る表面被覆を付与することを特徴とする請求項23に記
    載する方法。
  29. 【請求項29】 前記高温耐熱樹脂は、ポリ(ヘキサメ
    チル イソフタールアミド)、ポリ(ヘプタメチル イ
    ソフタールアミド)、ポリ(オクタメチルイソフタール
    アミド)及びその混合物から成る群から選ばれたことを
    特徴とする請求項23に記載する方法。
  30. 【請求項30】 更に、前記高温耐熱樹脂を前記ネジ部
    品に付与する前に、接着剤と混合することを特徴とする
    請求項23に記載する方法。
  31. 【請求項31】 前記接着剤はポリ(オキシル−1、4
    −フェニレンイソプロピリデン−1、4−フェニレンオ
    キシ−2−ヒドロキシトリメチレン)であることを特徴
    とする請求項30に記載する方法
  32. 【請求項32】 前記高温耐熱樹脂粉末を付与する直前
    に、前記ネジ部品を約800°Fと約850°Fとの間
    の温度に加熱することを特徴とする請求項23に記載す
    る方法。
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