JPH0744054Y2 - 傾斜基板のアース接続構造 - Google Patents

傾斜基板のアース接続構造

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JPH0744054Y2
JPH0744054Y2 JP1989039186U JP3918689U JPH0744054Y2 JP H0744054 Y2 JPH0744054 Y2 JP H0744054Y2 JP 1989039186 U JP1989039186 U JP 1989039186U JP 3918689 U JP3918689 U JP 3918689U JP H0744054 Y2 JPH0744054 Y2 JP H0744054Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、電子部品実装基板を金属部材に取付ける際、
金属部材にアースを接続するアース接続構造の改良に関
するものである。
[従来の技術] 従来より、電子機器においては、電子部品実装基板を金
属部材に取付ける場合、金属部材にアースを設けること
が知られている。
このようなアースは、基板上のグランドパターンを金属
部材と電気的に導通するように接続され、耐雑音性を向
上することができる。
ところで、以上のようなアースを金属部材に接続する場
合、次にしめすようなアース接続構造が存在する。
第10図に示す従来例として、ケース2より爪3を切り起
こして、基板4側に形成された角孔5に挿入し、この部
分を半田付けして、角孔5から設けられているアースパ
ターン1(マイナスパターン)をケース2に接続するも
のがあった。
また、第11図に示す従来例は、ケース2よりL字型の足
6を切り起こして、この上面にタップ6aを切り、そこへ
ネジ7を介して基板4の孔8を取付けることで、孔8か
ら設けられているアースパターン1をケース2に接続し
ている。
さらに、第12図に示す従来例は、基板4のアースパター
ン1よりリード線9を引き出しておき、基板取付とは別
に、ネジ7でリード線9をケース2へ固定接続してい
る。
[考案が解決しようとする課題] しかしながら、上記にような従来技術には、次のような
課題があった。
すなわち、第10図に示す従来例においては、半田付けを
要するため、電気的接続に良いが、分解、再組立に作業
性が悪かった。
また、第11図に示す従来例は、ネジ7などの部材数が増
え、分解、再組立の作業工数が増大していた。また、基
板上にネジ頭分の配置スペースを必要とし、他の電子部
品の実装上の効率に影響を及ぼしていた。
さらに、第10図に示す従来例においては、リード線9と
いう部材が増えて、分解、再組立の作業工数が増えてい
た。しかも、リード線9は、製造上、取扱いが面倒であ
った。
また、これらの従来技術の欠点を補うために、上記の従
来例を適当に組み合わせて利用することも考えられてい
るが、問題点の抜本的な解決にはならなかった。
以上のように、従来技術においては、再分解、組立性に
著しい障害があり、また、部材数も多かった。
本考案の傾斜基板のアース接続構造は、上記のような従
来技術の持つ課題を解決するために提案されたものであ
り、その目的は、傾斜基板のアース接続構造は、部材数
の削減を図ると共に、再分解、組立性が向上する優れた
傾斜基板のアース接続構造を提供することである。
[課題を解決するための手段] 本考案の傾斜基板のアース接続構造は、 アース接続するための金属部材のアース接続面に対して
傾斜して配置されその一側辺において金属部材のアース
接続面と接触する傾斜基板と、 この傾斜基板の前記金属部材と対向する面に形成された
アースパターンと、 このアースパターンにおける前記傾斜基板の一側辺の近
傍に形成され、先端部が突出したアースパターンの突起
部と、 前記傾斜基板及び金属部材と一体化される別部材とを有
し、 これら傾斜基板、金属部材及び別部材が、前記傾斜基板
をその一側辺のアースパターンの突起部が金属部材のア
ース接続面に圧着された状態で、共締めによって一体化
されていることを特徴とする。
[作用] 以上のような構成を有する本考案の作用は次の通りであ
る。
すなわち、傾斜基板をアース接続するための部材の接続
面に対して、傾斜して配置させ、接続面に当接する一側
辺の近傍に位置するアースパターンの突起部を部材に接
続する。すると、基板を金属ケースに傾斜配置すること
により、両者間の適切な接触面積を確保できるため、基
板と金属ケースとを圧着させるだけで確実にアースを取
ることができる。また、基板が傾斜した状態で、アース
パターンが突起部において金属部材と接触するので、ア
ースパターンの不要な部分が金属部材と接触することを
簡単に防止することができる。
このようにアース接続する本考案によれば、電気的接続
工程を省いて、部材に基板を取付ける単なる部品組立工
程だけで十分なアース接続を得ることができ、しかも、
アースの接続が、傾斜基板を装着させるだけで可能であ
るため、メンテナンスなどによる再分解、組立時に、半
田付けやリード取りといった面倒な工程を必要とせず、
作業性が極めて向上する。
[実施例] 以上説明したような本考案の傾斜基板のアース接続構造
の一実施例を図面に基づいて具体的に説明する。
第1図は本考案を用いたピアノキースイッチの組立斜視
図、第2図はその断面図、第3図は本実施例の斜視図、
第4図(A)〜(C)は本実施例要部の正面図、平面
図、側面図であり、第5図は本実施例の要部拡大側面図
である。
第1図、第2図に示すように、ボタン11は、ボタンホル
ダ12のフック掛孔13にフック14を介して若干量の上下動
が可能に係止されている。また、ボタンホルダ12の下方
には、基板15、傾斜したスペーサ16、金属製のケース17
が積層して組立てられ、ネジ18によって締付け固定する
ようになっている。なお、前記ボタンホルダ12は基板15
及び金属部材であるケース17と一体的に組み立てられる
が、両者とは別の部材である。すなわち、ボタンホルダ
12は、請求項でいうところの傾斜基板及び金属部材と一
体化される別部材である。
一方、基板15の上にはプッシュスイッチ19が配設されて
おり、このプッシュスイッチ19は、ボタンホルダ12に形
成された開口部12aを貫通して、ボタン11の下面に形成
されたスイッチ押圧部11aに当接している。そして、ボ
タン11の上方より外力が加わるとスイッチ押圧部11aが
プッシュスイッチ19を作動させる。
本実施例は、第2図に示すAの部分に着目して、第3図
に示すように、ケース17と接する基板15の裏面の端部に
アースパターン20を配置している。
このアースパターン20は、第4図(A)〜(C)に示す
ように、突起状のパターン突起部21を形成しており、こ
のパターン突起部21は、その頂点が基板15の端面に達し
ており、一定の間隔をもって配置されている。この間隔
(図中A)は2.5m/mであり、また、パターン突起部21の
各突起寸法(図中B)は0.5m/m、その突起巾寸法(図中
C)は0.7m/m程度に設定されている。
また、パターン突起部21の先端は、基板15の裏面に形成
される半田レジスト22によって覆われないよう設定され
ている。
以上のような構成を有する本実施例の作用は以下の通り
である。
すなわち、第5図に示すように、基板15が、傾斜してケ
ース17に配置され、パターン突起部21がケース17に当接
して、電気的にアースを取ることができる。
この時、パターン突起部21は、その先端がネジ18の締付
によって、十分な圧力が得られ、ケース17に対して確実
に接触することができる。
しかも、パターン突起部21は、基板15の端部より突出し
ていないため、作業者の怪我や引っ掛け事故の心配がな
く、作業時の安全性が高まる。
なお、本考案の傾斜基板のアース接続構造は、以上のよ
うな実施例に限定されるものではなく、次に示すような
他の実施例を示すこともできる。
例えば、第6図(A)に示すように、パターン突起部23
の先端部を図中D分だけ基板15端部より内側へ移動させ
たものがある。このような実施例によれば、パターン突
起部23が、基板15の端部より奥に引っ込んでいるため、
前述したような作業時の安全性が一層高まる。また、こ
の実施例の場合、第6図(B)に示すように、基板15と
ケース17のなす傾斜角度は、前記実施例に比べると、か
なり鋭角に設定されて、パターン突起部23の点接触は可
能となっている。
一方、第7図に示す他の実施例は、第6図に示した実施
例とは逆に、パターン突起部24の先端が基板15端面より
突出しているものである。この実施例の場合、第7図
(A)、(B)に示すように、基板15を成形する際、パ
ターン突起部24の先端近辺にV字状の切欠25を設ける。
そして、基板15をケース17に取付ける際に、第7図
(C)に示すように、切欠25で基板15を割ることによ
り、パターン突起部24の先端を基板15端面より前方に突
出させる。このような実施例をケース17に実装させた場
合、第8図に示すように、基板15とケース17のなす傾斜
角度は、かなり大きくなり、最大90度を多少オーバーし
ても、パターン突起部24の点接触は可能となる。
また、第9図に示すように、自動半田槽などで基板15に
部品を装着する過程において、半田26が付着するように
した場合、パターン突起部25は厚くなって、ケース17と
の接点においては、半田26の分だけ当りが強くなる。そ
の結果、半田26がケース17の表面形状に合わせて変形
し、電気的接触性は更に増大する。
なお、本考案においては、ケースとアースパターンとの
接続を確実なものにするため、パターン突起部を複数個
形成して夫々の箇所で当接させることが望ましい。ま
た、パターン突起部の間隔および各寸法の数値は、複数
の設置箇所で点接触できるならば、適宜変更可能であ
る。
[考案の効果] 以上述べたように、本考案の傾斜基板のアース接続構造
によれば、傾斜基板をアース接続するための部材の接続
面に対して傾斜して配置させる傾斜基板において、接続
面に当接する一側辺の近傍に突起部を形成するアースパ
ターンを備えるという簡単な構成によって、突起部を接
続部材に接触させて接続できるため、電気的接続工程が
不要となり、しかも、再度の分解、組立が非常に容易で
あり、メンテナンス性が向上する優れた傾斜基板のアー
ス接続構造を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案を用いたピアノキースイッチの組立斜視
図、第2図はその断面図、第3図は本実施例の斜視図、
第4図(A)〜(C)は本実施例要部の正面図、平面
図、側面図、斜視図、第5図は本実施例の要部拡大側面
図、第6図〜第9図は他の実施例を示すものであり、第
6図(A)及び(B)は側面断面図及び平面図、第7図
(A)は側面図、第7図(B)、(C)は平面図、第8
図、第9図は側面断面図、第10図〜第12図は従来例の組
立斜視図である。 1……アースパターン、2……ケース、3……爪、4…
…基板、5……角孔、6……足、7……ネジ、8……
孔、9……リード線、10……、11……ボタン、12……ボ
タンホルダ、13……フック掛孔、14……フック、15……
基板、16……スペーサ、17……ケース,18……ネジ、19
……プッシュスイッチ、20……アースパターン、21、2
3、24……パターン突起部、22……半田レジスト、25…
…切欠、26……半田。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】アース接続するための金属部材のアース接
    続面に対して傾斜して配置され、その一側辺において金
    属部材のアース接続面と接触する傾斜基板と、 この傾斜基板の前記金属部材と対向する面に形成された
    アースパターンと、 このアースパターンにおける前記傾斜基板の一側辺の近
    傍に形成され、先端部が突出したアースパターンの突起
    部と、 前記傾斜基板及び金属部材と一体化される別部材とを有
    し、 これら傾斜基板、金属部材及び別部材が、前記傾斜基板
    をその一側辺のアースパターンの突起部が金属部材のア
    ース接続面に圧着された状態で、共締めによって一体化
    されていることを特徴とする傾斜基板のアース接続構
    造。
JP1989039186U 1989-04-04 1989-04-04 傾斜基板のアース接続構造 Expired - Fee Related JPH0744054Y2 (ja)

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