JPH0744014U - 多量旅客輸送乗物用の凸凹形状付握り棒 - Google Patents
多量旅客輸送乗物用の凸凹形状付握り棒Info
- Publication number
- JPH0744014U JPH0744014U JP6350091U JP6350091U JPH0744014U JP H0744014 U JPH0744014 U JP H0744014U JP 6350091 U JP6350091 U JP 6350091U JP 6350091 U JP6350091 U JP 6350091U JP H0744014 U JPH0744014 U JP H0744014U
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- present
- bar
- shape
- train
- grip bar
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Passenger Equipment (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目 的】 電車,バス等の背丈位の位置に水平に設置
されている従来の丸棒を乗客が握った時、従来よりはる
かに滑りにくく、離れにくくする事を目的とします。本
考案は、丸棒の上面又は側面に凸起形状を連続的にもう
け、手の4本の指に凸起形状がひっかかり、手が滑りに
くく離れにくいようにし、その性能を向上させた。又安
全の目的としては、人が社会生活上一番大切な、安全確
保に本考案は貢献する。 【構 成】 本考案の握り棒は、金属等のパイプの表面
の円周上に、凸起形状が等間隔で連続的に並んだ部分を
有する2ミリ前後の厚さの被膜状の塩化ビニール等の材
質を、熱処理又は接着剤で巻き付けた構成の凸凹形状付
き握り棒である。又は握り棒全体を同一材質にしたも
の。そして本考案を電車,バス等に設置する時は、凸凹
形状を上面又は側面にして、車内の設置する枠に取り付
ける方法。
されている従来の丸棒を乗客が握った時、従来よりはる
かに滑りにくく、離れにくくする事を目的とします。本
考案は、丸棒の上面又は側面に凸起形状を連続的にもう
け、手の4本の指に凸起形状がひっかかり、手が滑りに
くく離れにくいようにし、その性能を向上させた。又安
全の目的としては、人が社会生活上一番大切な、安全確
保に本考案は貢献する。 【構 成】 本考案の握り棒は、金属等のパイプの表面
の円周上に、凸起形状が等間隔で連続的に並んだ部分を
有する2ミリ前後の厚さの被膜状の塩化ビニール等の材
質を、熱処理又は接着剤で巻き付けた構成の凸凹形状付
き握り棒である。又は握り棒全体を同一材質にしたも
の。そして本考案を電車,バス等に設置する時は、凸凹
形状を上面又は側面にして、車内の設置する枠に取り付
ける方法。
Description
【0001】
従来、電車等の満員で寿司詰め状態の時の事故防止、安全対策として握り棒が 車内の人の背丈位の位置に水平に設置されている。しかしまだその握り棒が急な ゆれや、人のうねりの急な圧迫には滑りやすく、安全対策上不十分なので本考案 はその点を改良し、滑りやすさを無くすため、握り棒の上部や側部に凸凹部を、 連続的に形状し、手の4本の指が凸凹部にしっかりと引く掛かるようにし、従来 の握り棒よりはるかに安全上優れた、安心出来る凸凹形状付握り棒である。
【0002】
現在使わわている、人の背丈位の位置に水平に設置されている握り棒はすべて 丸い棒状で電車等に設置されている。通勤ラッシュで寿司詰め状態になる一昔前 の電車には握り棒が無く、吊り革だけだった。それが設置された理由は、都心の 通勤ラッシュの寿司詰め状態は恒久的になり、電車等の急ブレーキ,人のうねり の急激な圧迫の時には非常に危険なので設置されたものである。しかし危険防止 の安全対策上絶対に必要な握り棒が現在はメッキが施され、ツルツルした丸い棒 のままで取り付けられている。
【0003】
電車等に取り付けられている従来の丸棒はツルツルしていて、引っ掛る箇所が なく握りにくく滑りやすい。本考案者が毎日通勤している時、ラッシユ状態の乗 客を観察した結果、乗客が頼りにしている輪の付いた吊り革は、一般常識とは違 って頼りにならず、むしろ逆の作用をする事が分った。人波のゆれを防ぐのでは なく、人波のゆれを増長させる用具であると判断される。あの吊り革は満員電車 を想定して考案されたものではなく、電車のゆれに100%呼応し(慣性の法則 )吊り革を握っている人が、握っていない人に影響を与えて、そのゆれを防いで いるのがなんと丸棒を握っている人達なのです。吊り革を握っている人達も時々 丸棒を握って二ヶ所で踏ん張ることもしばしばです。しかし、その最後の頼りに する握り棒がツルツルで滑りやすいのである。現在の電車,バス等は寿司詰め状 態の時はまだまだ安全対策が不十分で怪我や事故の危険性が高い状態である。こ の問題はなるべく早く解決しなければならない問題点と考えます。
【0004】
従来の電車等で背丈位の位置に水平に設置されている握り棒は、メッキが施さ れ、その握り棒に不満があろうとなかろうと乗客には選択する権利の無いまま、 その棒を握り、満員電車に乗っていなければならないのが現状です。本考案者は スポーツの重量挙を行い、200kg以上の重量を挙上する時、丸棒シャフトに はギザギザの深い溝が彫られていて、絶対に滑らないようになっています。本考 案者は生活上、頼りないツルツルした電車の丸棒と、とても頼りになる丸棒シャ フトとに毎日接していると、一般の人よりはるかに強い感覚で電車内の従来の握 り棒の頼りなさに不満を持ち、その結果この課題を解消すべく研究した結果、凸 起物を指と指との間にもうける案を考え、更にどのような形状がよいか実験した 結果、本考案の
【図1】〜
【図8】迄のような形状が考えだされた。 解決する手段の本考案の握り棒は、丸い金属等のパイプの表面である円周上に 凸起形状が等間隔で連続的に並んだ部分の有する2ミリ前後の被膜状の塩化ビニ ール等の材質を、熱処理又は接着剤で巻き付けた構成の凸凹形状付握り棒である 。そして通勤ラッシュ時の寿司詰め状態の時、電車,バス等の内部で本考案が必 要とされる場所に、その棒の凸起形状部分を上面にして本考案の握り棒を取り付 ける。このことにより、滑りやすい従来の握り棒を滑りにくくする手段により解 決した。
【0005】
本考案の使用の結果、最良の作用を与える理由は、本考案の握り棒を握った時 、手の4本の指の側部が凸凹部にフィットすると、握る力が約半分位の力で従来 と同じ作用をするのである。特に横ゆれには非常に強力に作用し、急ブレーキ、 人々の乗り降りを必死で行うための急激な圧迫時でもしっかりと握っていられる のである。実際に車両全体に本考案の握り棒が設置されていると、ラッシュの満 員時に、人波のゆれに参加している大勢の方々が本考案の握り棒を握る事により 、人波のゆれの大きさがかなり軽減され、急ブレーキ時でも怪我や、事故防止に 貢献する作用、そして満員電車に乗車したことによる疲労を少しでも小さくする 作用が生まれることが予想されるものである。
【0006】
以下本考案の実施可能な形状を図面にて説明する。 本考案の取付にあたっては、電車,バス等の車内は企業又は路線・車種によって 各々内部の造作や構造が違っていて、結果本考案の長さ,太さ,又凸起形状,又 凸起形状が連続している間隔等は導入先の考え方で変りますので、実施例は、あ く迄一つの例であって、数値等も省略した。取付方法は本考案の握り棒の凸起部 分の連続的に付いている部分を上面と側面にして、電車,バス等の車内の背丈位 の位置にある取付棒にビスでしっかりと固定する方法である。 本考案の添附
【図1】〜
【図8】は車内の取り付け場所によって長さが変るので 一定の長さの一部分を表わした図にした。 図1は、本考案の握り棒の一定の長さの一部分を表わした図で、電車の車内等 に取り付ける時の位置で凸部Aが一番山高の時の形状と、凹部Bの形状とが連続 的に付いている位置を上面にして、その握り棒を側面から見た側面図である。 図2は、
【図1】を上面から見た上面図で、左右の波形状は上面から見た時の 左右の側面のゆるやかな、ほんの少し波状になっている形状を表わしたものであ る。 図3は、
【図1】の符号(Xa).(Ya)線の断面図である。連続的な凸凹 形状の中の一番高い、凸起形状箇所の切断図である。Dは金属等の丸いパイプで 、Eはその表面上の円周に被膜された塩化ビニール、その他の膜状のものを表わ した図である。Cはパイプ内の空間である。 図4は、
【図3】と同一のものである。 (Xb).(Yb)線は
【図5】の形状を表わす線である。 (Xc).(Yc)線は
【図6】の形状を表わす線である。 (Xd).(Yd)線は
【図7】の形状を表わす線である。 図5は、
【図1】の符号(Xe).(Ye)の断面図である。連続的な凸凹形 状の中の一番低い、凹形状箇所の切断面である。Dは金属等の丸いパイプで、E はその表面上の円周に被膜された塩化ビニールその他の膜状のものを表わした図 である。 図6は、
【図4】の(Xb).(Yb)線の断面図である。B部分に手の指の 腹が接続する。Eは表面部分の材質を表し、Dは丸棒の材質を表わした図である 。 図7は、
【図4】の(Xc).(Yc)線の断面図である。 図8は、
【図4】の(Xd).(Yd)線の断面図である。握り棒の側面の切 断面である。 図9は、図2の上面図だけでは形状が表現しにくいので、
【図2】の握り棒の 一部分に光が前方からあたっているようすを写実的に表現した参考斜視図である 。
【0007】
以上に説明した本考案を電車,バス等に設置することにより、本考案の握り棒 を手で握った時、指と指との間に凸起形状が入り、手にフィットする事により、 従来の握る力より少ない力で済み、そして滑りにくく、離れにくい効果が働き、 これからも通勤ラッシュは当分続く事が予想され、寿司詰状態の時の急ブレーキ 、乗客の必死な乗り降りの強烈な圧迫等で、事故の可能性をはらんでいる現状の 解決に貢献し、安全さが増し、事故防止の効果をもつ、本考案の凸凹形状付握り 棒である。
【図1】本考案の実施する時の形状を表わした側面図で
ある。
ある。
【図2】本考案の実施する時の形状を表わした上面図で
ある。
ある。
【図3】本考案の実施する時の(図1)の(Xa).
(Ya)線の断面図である。
(Ya)線の断面図である。
【図4】本考案の(図3)と同じで(Xb).(Yb)
線,(Xc).(Yc)線,(Xd).(Yd)線を表
わした図である。
線,(Xc).(Yc)線,(Xd).(Yd)線を表
わした図である。
【図5】本考案の実施する時の(図1)の(Xe).
(Ye)線の断面図である。
(Ye)線の断面図である。
【図6】(図4)の(Xb).(Yb)線の断面図であ
る。
る。
【図7】(図4)の(Xc).(Yc)線の断面図であ
る。
る。
【図8】(図4)の(Xd).(Yd)線の断面図であ
る。
る。
【図9】本考案の凸凹形状付握り棒の一部分の参考斜視
図である。
図である。
A 本考案の凸起形状の最上部を表わしている符号であ
る。 B 本考案の凹形状の最下部を表わしている符号であ
る。 C 本考案の丸棒パイプの内部の空間を表わしている符
号である。 D 本考案の丸棒パイプを表わしている符号である。 E 本考案の表面部の材質を表わしている符号である。
る。 B 本考案の凹形状の最下部を表わしている符号であ
る。 C 本考案の丸棒パイプの内部の空間を表わしている符
号である。 D 本考案の丸棒パイプを表わしている符号である。 E 本考案の表面部の材質を表わしている符号である。
Claims (3)
- 【請求項1】 電車,列車,バス,新交通システムその
他多量旅客輪送乗物の内部に、水平に背丈位の位置に設
置された複数の人が同時に握れる丸い棒に、関するもの
で、丸棒の円周の一部を凸と凹の形状にし、それが交互
に組み合わされた一定の間隔で連続的に、端から端まで
棒の長さいっぱいに形状されている変型の握り棒。そし
てそれを多量旅客輸送乗物に設置する時は、凸凹部分を
上面又は側面の位置にして、人が手で握った時に、指と
指の間に凸起形状が入るようにして取り付ける。 - 【請求項2】 本考案の構造に関するもので、棒の表面
部の材質と内部の材質が複数の材質にて構成されている
方法。その複数の材質を、熱処理又は接着剤、その他可
能な方法でお互いをしっかりと付着させる。 - 【請求項3】 本考案の凸凹形状付握り棒が、内部から
表面部迄一体の材質になっている構成方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6350091U JPH0744014U (ja) | 1991-05-13 | 1991-05-13 | 多量旅客輸送乗物用の凸凹形状付握り棒 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6350091U JPH0744014U (ja) | 1991-05-13 | 1991-05-13 | 多量旅客輸送乗物用の凸凹形状付握り棒 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0744014U true JPH0744014U (ja) | 1995-10-24 |
Family
ID=13231021
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6350091U Pending JPH0744014U (ja) | 1991-05-13 | 1991-05-13 | 多量旅客輸送乗物用の凸凹形状付握り棒 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0744014U (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009035184A (ja) * | 2007-08-02 | 2009-02-19 | Yanmar Co Ltd | トラクタのアシストグリップ |
JP2015030353A (ja) * | 2013-08-01 | 2015-02-16 | いすゞ自動車株式会社 | 荷物置き台 |
-
1991
- 1991-05-13 JP JP6350091U patent/JPH0744014U/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009035184A (ja) * | 2007-08-02 | 2009-02-19 | Yanmar Co Ltd | トラクタのアシストグリップ |
JP2015030353A (ja) * | 2013-08-01 | 2015-02-16 | いすゞ自動車株式会社 | 荷物置き台 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US5584096A (en) | Multiple hand grip system | |
US9403466B1 (en) | Vehicle entry/egress assistance device | |
US8708384B2 (en) | Carrying handle | |
JPH0744014U (ja) | 多量旅客輸送乗物用の凸凹形状付握り棒 | |
US4846306A (en) | Flexible, narrow rung rope ladder for emergency escape | |
US20030183449A1 (en) | Fall arresting hook for use on ladders | |
JP3150593U (ja) | 二股吊り革の構造 | |
KR20060013450A (ko) | 차량용 손잡이 | |
JPH04128928U (ja) | 多量旅客輸送乗物用の斜め握り吊り革 | |
JP3069757U (ja) | 階段用手摺 | |
CN212289600U (zh) | 一种车厢用的可挂物式扶手装置 | |
JP3055171U (ja) | 乗物用吊り具 | |
JP2005042345A (ja) | 安全手摺 | |
JP2576128Y2 (ja) | 車両用手掛け | |
KR20080004423U (ko) | 승객용 손잡이 | |
KR200415073Y1 (ko) | 차량용 손잡이 | |
JP3021385U (ja) | 自転車等乗物のハンドル | |
RU2794381C1 (ru) | Транспортная опора | |
JP2004156437A (ja) | 手すり及び手すり構造体 | |
US2502957A (en) | Safety device for bathtubs | |
AU2019100809A4 (en) | A device to assist opening jars | |
JP5466936B2 (ja) | とっさの使用に適した車両用吊り手 | |
JP3029794U (ja) | キャッチゴム付き交通安全コーン | |
WO1994018918A1 (en) | Spinal immobilization board | |
KR100558729B1 (ko) | 차량용 가드 파이프 |