JPH0743912U - 食用焼のり - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 適宜大きさの方形に截断した食用焼のりに種
々のメッセ−ジを表す文字、図形を型抜いて、この焼の
りをご飯の上に敷いたり、おにぎりに巻いたりして、メ
ッセ−ジを添えたのり弁当若しくはのり巻おにぎりを提
供する。 【構成】 食用焼のりは、適宜大きさの方形に截断した
焼のりに、種々の文字、図形を型抜いてなるものであ
る。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は、のり弁当及びのり巻きおにぎりに使用する食用焼のり、特に、メッ セ−ジを表す図形若しくは文字を型抜いた食用焼のりに関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

食用の焼のりは、アサクサノリなどを漉いてかわかした薄板状の乾海苔を火に あぶって食用とし、この焼のりは、適宜の大きさの方形に裁断されて提供されて いることは良く知られている。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

従来食用の焼のりは、おにぎりを包んだり、ご飯の上に敷きつめたいわゆるの り弁当として良く利用される。これらののり巻きおにぎり或はのり弁当は、折角 心をこめて作ったとしても、作った人の気持ちが伝えられないし、特に、のり弁 当は弁当の蓋を開いたとき、一面を黒く覆う焼のりが見られるだけで、シンプル ではあるが、これを食する人に何の感動も与えられないものであった。

【０００４】 最近では家族の会話が乏しくなっていると云われているが、メッセ−ジのある 弁当を提供できるとすれば、作る人にとっても、これを食する人にとってもこれ 程楽しい食事はないし、また、メッセ−ジが施されたおにぎりが提供できれば、 例えば、子供の遠足でおにぎりを取り出したときなど、いろいろな図柄の絵やメ ッセ−ジを伝える文字を見つけて楽しくなり、おにぎりも一層美味くなり、それ によって、楽しい思い出の残る遠足になる。しかしながら、のり弁当やのり巻お にぎりにメッセ−ジを施すとすれば、例えばケチャップとかマヨネ−ズとかの粘 状のもので、焼のりの上にペインティングすることが考えられるが、このような 手段では時間の経過においてペインティングされた文字や図型を崩さないように 維持することは困難である等の問題点がある。

【０００５】 本考案は上記の点に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、いろい ろな図柄の図形或はメッセ−ジを伝えるキャッチフレ−ズ的な文字が、のり弁当 或はのり巻きおにぎりに鮮明に設けられ、しかも時間の経過によっても崩れるこ となく確実に維持できるように設けことのできる食用焼のりを提供せんとするこ とにある。

【０００６】

【課題を解決するための手段】

上記目的を達成するために、本考案の食用焼のりは、板状になる焼のりに種々 の文字、図型を型抜きせしめてなるものである。

【０００７】 おにぎりに使用する大きさに裁断した前記焼のりは、おにぎりに巻いたとき、 おにぎりの一方の面にのみ若しくは両側の面に現れるように、前記焼のりの一方 側若しくは両側に動物の絵型、愛を伝える絵型、祝賀の寿詞を伝える文字等の図 型、字型を型抜きせしめるのが好ましく、また、前記焼のりに両側の面に設けた 図型及び文字は、同じ模様を対照させて設け或は異なる模様が非対称になる等種 々に設けるのが好ましい。

【０００８】

【作用】

前記焼のりに型抜きされた文字、図型は、おにぎりを包んだり、弁当に敷いた とき、お米の白色と、焼のりの黒色とか鮮明なコントラストとなって、型抜きさ れた文字や図型がクッキリと明確鮮明に設けられ、これらの型抜きされた文字や 図型は時間的経過においても型崩れすることなく確実に維持され、特に、弁当に 敷きつめた場合、弁当の蓋を開いたとき、焼のりに型抜きされたメッセ−ジが型 崩れせずに白いお米によって明確鮮明に読まれる。また、のり巻おにぎりも同様 に、包からおにぎりを取り出したとき、焼乗りに型抜きされたメッセ−ジが型崩 れすることなく明確鮮明に読むことができる。

【０００９】

【実施例】

実施例について図面を参照して説明すると、図１に示すように、薄板状になる 焼のり１は、適宜大きさ寸法に截断され、種々の図型若しくは文字が型抜き２さ れる。この焼のり１を用いて、図２に示す弁当３に敷きつめたり或はおにぎり４ を包んだとき、お米の白色と焼のりの黒色とのコントラストによって、焼のり１ に型抜きされた図形若しくは文字が明確鮮明に表示することができ、これらの型 抜き２は長時間の経過においても所定の図形若しくは文字が崩れることなく確実 に維持することができる。

【００１０】 前記焼のり１は、キャッチフレ−ズ的なメッセ−ジとして、子供の学校で試験 がある日には、焼のり１の全体面に、例えば、「ゆとり」の文字５を型抜き２し 、この焼のり１で、図２のようなお弁当３を作れば、これを食する時に、試験に 臨む子供の緊張をほぐして良い試験結果につなげる。また、おにぎり４を包む焼 のり１には、図３に示すように、焼のり１の一方側若しくは両側に、例えば、「 合格」の文字６を型抜き２することにより、焼のり１をおにぎり４に包んだとき に、図４に示すように、表面及び裏面に「合格」の文字６が表示されたのり巻き おにぎり４を提供され、試験に臨む子供に激励のメッセ−ジを伝えることができ る。前記おにぎり４を包む焼のり１は、同じ文字を両側に対称に設けることに限 定せず、異なる文字を設けても良いし、または、文字と図型の組み合わせにより 設けてもよいことは当然である。

【００１１】

【考案の効果】

本考案は、上記のような構成になるので、文字、図型を型抜きした焼のりによ り、おにぎりを包んだり、弁当に敷いたとき、お米の白色と、焼のりの黒色とか 鮮明なコントラストとなって、型抜きされた文字や図型がクッキリと明確鮮明に 設けられ、これらの型抜きされた文字や図型は時間的経過においても型崩れする こともなく確実に維持される。そして、図型や文字によるキャッチフレ−ズ的な メッセ−ジによって、これを食する者に激励したり、楽しみを与えたりするお弁 当やおにぎりを提供することができる。特に、お弁当やおにぎりを持参するもの の日程に合わせて、例えば、遠足の日とか、学校で試験がある日とか、野球の応 援に行く時とかによって、ゆとり、合格、勝利、優勝とかのメッセ−ジを伝える 種々の文字または図形を設けたお弁当、のり巻きおにぎりを提供することができ る等の利点がある。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の文字、図形を型抜いて示す焼のりの平
面図である。

【図２】本考案の文字若しくは図形を型抜いた焼のりを
敷きつめて示すお弁当の斜視図である。

【図３】本考案のおにぎりに使用する場合焼のりの平面
図である。

【図４】本考案の文字若しくは図形を型抜いた焼のりで
包んだのり巻きおにぎりの斜視図である。

【符号の説明】

１ 焼のり ２ 型抜き ３ 弁当 ４ おにぎり ５ 文字 ６ 文字

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 板状になる焼のりに種々の文字、図型を
   型抜いてなることを特徴とする食用焼きのり。