JPH0743278B2 - 回転機械の診断装置 - Google Patents

回転機械の診断装置

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JPH0743278B2
JPH0743278B2 JP2474488A JP2474488A JPH0743278B2 JP H0743278 B2 JPH0743278 B2 JP H0743278B2 JP 2474488 A JP2474488 A JP 2474488A JP 2474488 A JP2474488 A JP 2474488A JP H0743278 B2 JPH0743278 B2 JP H0743278B2
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JP
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wear
vibration
diagnostic
sensor
shaft
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JP2474488A
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久盛 東藤
秀夫 柴田
栄一 中川
進吾 山内
信久 野口
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石川島播磨重工業株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、公共性の高いLNGプラント、火力発電所、そ
の他の設備に設置されるポンプ、送風機等の回転機械の
診断装置に関するものである。
[従来の技術] LNGプラント等の大型プラント又は設備の中に占める回
転機械の比率は非常に高く、その役割も重要である。こ
れら回転機械に異常又は故障が生じた場合、経済的損失
を生じることは当然のことながら、事故が拡大すると大
きな社会的問題に発展する。
例えば、LNGプラントは都市ガス、発電設備等の供給源
として使用されているため、タンクからLNGを圧送するL
NGポンプが故障するとユーザー側に大きな損失を与える
と共に一般需要者にも被害を及ぼすことになる。そこ
で、斯かる問題を解決するために、ポンプケーシングの
代表的な部分に振動センサーを取付けて一定時間間隔で
振動計測を行い、計測した振動データについてフーリエ
解析を行って周波数軸上のデータに移し、処理して診断
指標を求め、診断指標からポンプの異常診断や劣化の予
知を行っている。
LNGポンプの異常診断や劣化の予知を行う場合の従来の
装置は第4図に示され、図中1は加速度検出器或いは変
位検出器等の振動センサー、2は振動センサー1で得ら
れたデータを基に所定の演算制御を行う演算制御装置、
3は演算制御装置2に内蔵され求められた診断指標から
異常の有無を診断する異常診断部、4は診断結果をタイ
プアウト又はCRTに画像表示する診断表示部、5は同じ
く警報表示部、6は警報装置である。
上述の振動センサー1が取付けられるLNGポンプは第5
図に示され、図中7はケーシング、8はケーシング7に
上下軸受9,9′及びブッシュ10,10′を介して回転自在に
支持された垂直軸、11は垂直軸8及びインペラー12を駆
動する駆動装置、13は吸入用のインデューサ、14はLNG
であり、振動センサー1はケーシング7外周の下部軸受
9′に近い位置に取付けられている。
LNGポンプの運転中に振動センサー1により加速度或い
は変位として、振動を検出し、このデータの周波数分析
を行い、第6図に示すように振動スペクトル分布を求め
る。
一般にポンプ等の回転機械の振動は、軸系(垂直軸8及
びインペラー12)、軸受系(軸受9,9′)、内部流体系
(LNG8)が起振源になって発生しており、軸系、軸受
系、内部流体系が発生する周波数は主として0HZ〜500H
Z、500HZ〜10KHZ、10KHZ〜20KHZの周波数帯域に分布す
る。そこで、第6図に示す振動スペクトル分布を上述の
周波数帯域に区分して軸系による周波数帯域A、軸受系
による周波数帯域B、内部流体系による周波数帯域Cに
分け、計測したある時点の各周波数帯域A、B、Cによ
る振動レベルの平均値s,b,cを求め、この振動レベルを
第7図(イ)(ロ)(ハ)に示すように、時系列に診断
指標として表示する。第7図(イ)は軸系、第7図
(ロ)は軸受系、第7図(ハ)は内部流体系の診断指標
を示している。
而して、第7図(イ)(ロ)(ハ)の診断指標は、軸
系、軸受系、内部流体系の劣化の状態を経時的に示すか
ら、LNGポンプの正常運転時に計測したデータを基とし
て、注意の診断レベル、L、異常の診断レベルL
定めておき、LNGポンプの実際の運転において、上述の
手順で求められた診断指標と注意の診断レベルL、異
常の診断レベルLと比較してLNGポンプに異常が発生
したか否かを診断する。各診断指標の算出、診断は演算
制御装置2で行われ、その結果は診断表示部4に表示さ
れ、異常のある場合は警報表示部5に表示されると共に
警報装置6が働く。
[発明が解決しようとする課題] LNGポンプはタンクに蓄えられたLNG(−165℃)中で作
動し、LNG自身が潤滑剤となっているため、軸受9,9′、
ブッシュ10,10′の潤滑状態は必ずしも良くなく、損傷
する場合がある。この場合、軸受9,9′の異常は上述の
ように振動として現れ、ブッシュ10,10′の異常は摩耗
量として現れる。
而して、上述の従来手段では、軸受9,9′の異常は診断
できるが、ブッシュ10,10′の診断はできない。ところ
がインデューサ13外径とケーシング7の流体吸入部のす
まきXは微小であるため、ブッシュ10′が摩耗すると、
軸受9,9′が正常であってもインデューサ13がケーシン
グ7の流体吸入内周にぶっかり、トラブルの原因となる
ので、ブッシュ10,10′の摩耗状況の判断も行えるよう
にすることが望ましい。
本発明は上述の実情に鑑み、ブッシュ10,10′の診断を
も行えるようにすることを目的としてなしたものであ
る。
[課題を解決するための手段] 本発明は、回転体の振動を検出する振動センサーと、回
転体の軸部ブッシュの摩耗を検出する摩耗センサーと、
前記振動センサーで得たデータを分析して軸系、軸受
系、内部流体系の診断指標を求めると共に前記摩耗セン
サーで得たデータからブッシュの摩耗を推定し、該摩耗
の推定値及び前記診断指標をもとに異常診断を行う演算
制御装置を設けた構成を備えている。
[作用] 振動センサーで検出したデータを分析、処理して得られ
た回転体軸系、軸受系、内部流体系の診断指標及び摩耗
センサーにより検出したデータから推定したブッシュの
摩耗量から設備の異常診断が行われるため、異常診断の
精度が向上し、設備の信頼性が向上する。
[実 施 例] 以下、本発明の実施例を添付図面を参照しつつ説明す
る。
第1図〜第3図は本発明の一実施例で、摩耗センサー15
は、LNGポンプのケーシング7流体吸入部に設けたブッ
シュ10′の近傍に配設されている。摩耗センサー15とし
ては自己損耗式のもの或いはロードセル式のものが使用
される。第1図及び第2図中第4図及び第5図に示す符
号と同一のものには同一の符号が付してある。
上述の装置における軸系、軸受系、内部流体系による異
常の診断は、従来装置の場合と全く同様、演算制御装置
2において、振動センサー1で検出した振動のデータか
ら診断指標を用いて行われる。
一方、摩耗センサー15では、ブッシュ10′の摩耗量は自
己損耗式の場合は損耗量の増加、ロードセル式の場合は
荷重の増加として検出される。
垂直軸8の振動は軸受9′を基準とした軸振れとなって
現れるが、軸振れは一次、二次三次等のモードで振動
し、各段のブッシュ10,10′に対し、ある種の摩耗量の
パターンが形成される。このため、予めLNGポンプの定
検前の運転により得ておいたブッシュ10,10′の摩耗パ
ターンを演算制御装置2にメモリーしておき、診断に際
しては摩耗センサー15により検出したデータからブッシ
ュ10,10′の摩耗量を推定し、診断が行われる。その結
果は診断表示部4に表示され、異常のある場合は、警報
表示部5に表示されると共に警報装置6が作動する。
ブッシュ10,10′の摩耗量のパターンが一次モーの場合
は、軸振れは第3図のグラフに示すようにブッシュ10′
の部分でδと最も大きくなる。従って、ブッシュ10′
摩耗量を計測することにより他のブッシュの摩耗量が分
る。第3図のδ、δ、δは上段の各ブッシュ部分
における軸振れである。
上述のように、軸系、軸受系、内部流体系の診断に加え
ブッシュの摩耗量を推定できるようにしたため、異常診
断の精度が向上して設備の信頼性がより一層向上する。
なお、本発明の実施例においては、軸系、軸受系、内部
流体系の診断指標を求める場合、振動スペクトルを所定
の周波数ごとに区切り、各周波数帯域の振動スペクトル
を平均するようにしているが、同日付提出の設備診断方
法のように、設定された回転体基本回転数によるスペク
トルパターン及びその整数倍成分に対して所定範囲のガ
ウス分布を掛け合わせたものを所定範囲にわたり積分
し、その結果を平均化したものを診断指標とすることも
できること、診断指標は予め測定した正常な場合の診断
指標と今回の計測した診断指標の比或いは差を用いても
良いこと、その他、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で
種々変更を加え得ること等は勿論である。
[発明の効果] 本発明の回転機械の診断装置によれば、軸系、軸受系、
内部流体系による異常の外にブッシュ摩耗による異常を
も診断し得るので、診断の精度が良好となり、設備の信
頼性が向上するという優れた効果を奏し得る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の回転機械の診断装置の一実施例の説明
図、第2図はLNGポンプの摩耗センサー取付近傍の説明
図、第3図はLNGポンプの軸振れの説明図、第4図は従
来の回転機械の診断装置の説明図、第5図はLNGポンプ
の説明図、第6図は周波数と振動スペクトルとの関係を
表わすグラフ、第7図(イ)(ロ)(ハ)は従来方法に
おける診断指標を時系列に表示したグラフである。 図中1は振動センサー、2は演算制御装置、15は摩耗セ
ンサーを示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山内 進吾 東京都江東区豊洲3丁目1番15号 石川島 播磨重工業株式会社技術研究所内 (72)発明者 野口 信久 東京都江東区豊洲3丁目2番16号 石川島 播磨重工業株式会社豊洲総合事務所内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】回転体の振動を検出する振動センサーと、
    回転体の軸部ブッシュの摩耗を検出する摩耗センサー
    と、前記振動センサーで得たデータを分析して軸系、軸
    受系、内部流体系の診断指標を求めると共に前記摩耗セ
    ンサーで得たデータからブッシュの摩耗を推定し、該摩
    耗の推定値及び前記診断指標をもとに異常診断を行う演
    算制御装置を設けたことを特徴とする回転機械の診断装
    置。
JP2474488A 1988-02-04 1988-02-04 回転機械の診断装置 Expired - Lifetime JPH0743278B2 (ja)

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JP2474488A JPH0743278B2 (ja) 1988-02-04 1988-02-04 回転機械の診断装置

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JPH01199126A JPH01199126A (ja) 1989-08-10
JPH0743278B2 true JPH0743278B2 (ja) 1995-05-15

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JP2474488A Expired - Lifetime JPH0743278B2 (ja) 1988-02-04 1988-02-04 回転機械の診断装置

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2010114737A3 (en) * 2009-04-02 2011-02-24 Honeywell International Inc. System and method for determining health indicators for impellers
US8963733B2 (en) 2012-02-13 2015-02-24 Honeywell International Inc. System and method for blind fault detection for rotating machinery
US9310790B2 (en) 2011-05-23 2016-04-12 Honeywell International Inc. Large-scale comprehensive real-time monitoring framework for industrial facilities

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JPH01199126A (ja) 1989-08-10

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