JPH04252928A - ポンプの故障診断装置 - Google Patents

ポンプの故障診断装置

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JPH04252928A
JPH04252928A JP2418238A JP41823890A JPH04252928A JP H04252928 A JPH04252928 A JP H04252928A JP 2418238 A JP2418238 A JP 2418238A JP 41823890 A JP41823890 A JP 41823890A JP H04252928 A JPH04252928 A JP H04252928A
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市川 清
Akio Nakayama
明夫 中山
Atsushi Aoki
淳 青木
Takuji Nakazato
中里 卓治
Nobu Togo
東郷 展
Saburo Kumada
熊田 三郎
Takafumi Ikeda
尚文 池田
Ken Ogata
憲 小潟
Tetsuo Goto
哲郎 後藤
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F04POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
    • F04DNON-POSITIVE-DISPLACEMENT PUMPS
    • F04D15/00Control, e.g. regulation, of pumps, pumping installations or systems
    • F04D15/0088Testing machines

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Testing Of Devices, Machine Parts, Or Other Structures Thereof (AREA)
  • Control Of Non-Positive-Displacement Pumps (AREA)
  • Control Of Positive-Displacement Air Blowers (AREA)
  • Control Of Positive-Displacement Pumps (AREA)
  • Feedback Control In General (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ポンプ、好適には縦型
ポンプの羽根車破損の有無と羽根車故障の程度を診断す
るポンプの故障診断装置に関連し、とりわけ、ポンプの
吐出曲胴部付近で採取可能な水圧値と振動加速度値の周
波数領域での変動をベースラインに対する相対的な卓越
度として各別に算出し、これらの卓越度のうちの所定の
特性周波数成分のものを意味するファジー量に基づいて
、羽根車破損の有無を診断し、一方これとは別に蓄積済
みの、ポンプ口径、羽根車周速度、累積運転時間を意味
するファジー量に基づいて、羽根車故障の程度を診断し
、上記2つの診断結果を意味するファジー量に基づいて
、羽根車破損の有無と羽根車故障の程度を総合的に診断
するようにしたポンプの故障診断装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来この種の故障診断装置に関しては、
ポンプの羽根車室や軸受装置等、故障多発箇所近傍での
機械的振動を加速度センサやストレンゲージで検出して
、そこでの振動波形に基づいて故障診断を行うもの(「
立て軸ポンプの異常予知システム」渡辺、末木:ターボ
機械第11巻第4号(1983−4)第232頁)、或
は故障多発箇所近傍での音響(空気振動)をアコーステ
ィックセンサで検出して、そこでの確定的な物理量とし
ての音響波形に基づいて故障診断を行うもの(「騒音に
よるポンプの異常診断」丸田:エバラ時報No.133
(1986−1.4)第9頁)が知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする問題点】しかしながら、かか
る従来装置では、故障多発箇所近傍での機械的振動や音
響の検出が不可欠であるが、これらの物理現象は、空間
的には、伝播し難いもので、例えば、機械的振動や音響
を吐出曲胴部経由で吐出菅中に伝播させて、適所でそれ
らを検出するのは、一般に過度の減衰故困難であるばか
りか、ポンプ設置箇所の床や建屋自体に係る振動特性か
らの影響故に正確な情報伝達を期し難いところであるか
ら、結局、センサ類を故障多発箇所近傍に配設しなけれ
ばならず、センサ類の配設箇所に選択の自由度をほとん
ど確保できないという問題点があった。そしてかかる問
題点は、とりわけ縦型ポンプを故障診断の対象とする場
合に、深刻なものであった。
【0004】因みに、縦型ポンプでは、ポンプ駆動用モ
ータや制御監視装置等が載置されていて、その周辺に保
守点検用の作業空間が確保されている架台から、離遠し
て、遥彼方の下方に故障多発箇所である羽根車室や水中
軸受けが配置される構造であり、しかもその箇所には、
一般的に接近困難で作業空間がほとんど確保できないの
で、そこへのセンサ類の配設は、信号線布設の観点から
も、保守点検作業の観点からも、極めて不利である。
【0005】
【問題点を解決するための手段】そこで本発明は、上記
従来装置におけるセンサ類設置箇所の選択の自由度の問
題点に鑑み、物理的計量値としては、ポンプの吐出曲胴
部付近で採取可能な水圧値と振動加速度値のみを用いて
、ファジー推論で羽根車破損の有無を診断し、これとは
別に運転履歴データとして蓄積済みポンプ口径、羽根車
周速等と羽根車故障程度との相関関係を利用して、ファ
ジー推論で羽根車故障程度を診断し、これら2つの診断
結果から同様にファジー推論で総合的な診断を行うもの
で、即ち、ポンプの吐出曲胴部内の水圧値と振動加速度
値の周波数領域での変動に関して、統計量で把握される
最小値を表わす指標であるベースラインとの相対値であ
る卓越度として各別に算出し、これらの卓越度のうちの
所定の特性周波数成分のものを意味するファジー量に基
づいて、羽根車破損の有無を診断し、これとは別に、ポ
ンプ口径等を意味するファジー量に基づいて、羽根車故
障の程度を診断し、上記2つの診断結果を意味するファ
ジー量に基づいて、羽根車破損の有無と羽根車故障の程
度を総合的に診断することにより、吐出曲胴部内での圧
力変動や表面振動の伝播性を利用して該曲胴部沿いの適
所に圧力センサと振動加速度センサを配設し、例えば縦
型ポンプの場合には、架台直下に近接配管される吐出曲
胴部上に圧力センサと振動加速度センサを配設し、これ
により、センサ類の配設箇所に格段の選択の自由度を確
保できる優れたポンプの故障診断装置を提供せんとする
ものである。
【0006】
【作用】本発明の構成は、第1図に示されるようにポン
プの吐出曲胴部内の水圧を水圧計測手段15が計測して
圧力信号Spを出力し、図4に示されるように、この圧
力信号Spで表わされる圧力データ(水圧値)を取り込
んで、水圧値ベースライン算出手段Aが、かかる水圧値
の周波数領域での変動に関する水圧値ベースラインを算
出し、その水圧値ベースラインに対する相対値としての
水圧値の周波数領域での変動に関する水圧値卓越度を水
圧値卓越度算出手段Bで算出するが、この場合羽根車の
回転周波数をNとし、翼枚数をZとして、ZN及び2Z
Nで規定される各特性周波数成分に関して上記水圧値卓
越度を算出し、同様にして、図1に示されるように、ポ
ンプの吐出曲胴部付近の振動加速度を振動加速度計測手
段18が計測して振動加速度信号Saを出力し、図4に
示されるように、この振動加速度信号Saで表わされる
振動データ(振動加速度値)を取り込んで、振動加速度
値ベースライン算出手段Cが、かかる振動加速度値の周
波数領域での変動に関する振動加速度値ベースラインを
算出し、その振動加速度値ベースラインに対する相対値
としての振動加速度値の周波数領域での変動に関する振
動加速度卓越度を振動加速度卓越度算出手段Dで算出す
るが、上記定義済みのNで規定される特性周波数成分に
関して、上記振動加速度値卓越度を算出し、これら水圧
値卓越度ないし振動加速度値卓越度での各別の卓越度を
意味するファジー量に基づいて、羽根車破損診断手段E
か羽根車破損をファジー推論で診断し、一方これとは別
に蓄積済みの運転履歴データのうちのポンプ口径、羽根
車周速度及び累積運転時間を各別に意味するファジー量
に基づいて、羽根車故障程度診断手段Fが、羽根車の故
障程度を診断し、これら2つの診断結果、つまり羽根車
破損の有無に関する診断結果と羽根車故障の程度に関す
る診断結果とを意味する各別のファジー量に基づいて、
羽根車総合診断手段Gがファジー推論で総合的な診断を
行うように作用する。
【0007】
【実施例】図1〜図15に基づいて、本発明の一実施例
の構成と動作を以下に説明する。
【0008】図1は、本発明の故障診断装置を縦型ポン
プに適用した場合の構成を示す側面図であり、上部床1
の開口2を覆って懸架された架台3上には、モータ4が
載架されており、該モータ4の回転駆動軸5は、架台2
から上部床1の開口2を貫通して下方に伸延し、一方、
上部床1下方の下部床6の開口7を覆って取り付けられ
た支持部材8で、その上首部9aが支持されて、モータ
4の遥下方に位置するように縦型ポンプ9が立設されて
いるが、その上首部9aには、吐出曲胴部10が連結さ
れ、該曲胴部の他端は吐出管9に連結されており、該曲
胴部には、パッキング箱12を介してポンプの羽根車(
図示せず)の主軸上端部13が突出していて、その先端
のカプラ14を介してモータ4の回転駆動軸5に連結さ
れている。そして、吐出曲胴部10に穿設されたパイロ
ット孔内には、水圧計測手段としての圧力センサ15が
埋設されており、該センサから延びる圧力信号線16が
上部床1を貫通して、該床1上に設置された故障診断装
置本体17に接続されている。
【0009】パッキング箱12近傍には、振動加速度セ
ンサ18が貼着されており、該センサから延びる振動加
速度信号線19も圧力信号線16と並行して、故障診断
装置本体17に接続されている。
【0010】なお、縦型ポンプ9の長手方向中心軸沿い
に延びる主軸の下端部には、羽根車が備えられており、
その部分が羽根車室9b内に収容されていて、下端の吸
込みベル9Cに連通している。
【0011】動作に際しては、水圧計測手段としての圧
力センサ15は、ポンプ運転状態下での吐出曲胴部10
内部の水圧を計測して、その水圧値を表わす圧力信号S
Pを出力し、該信号Spは圧力信号線16経由で診断装
置本体17に導かれるが、そこには、マイクロプロセッ
サ(図示せず)が収納されていて、そのプロセッサで図
4A、図4Bのフローチャートで示されるプログラムを
実行することで、後に詳述する各ベースライン算出手段
、各卓越度算出手段及び各診断手段という各別の機能実
現手段が実現される。圧力センサ15から得られる圧力
信号Sp、つまり吐出曲胴部10内の水圧値に関しては
、通常的には、DC〜200HZの周波数領域を102
4個の周波数帯域に区分して、各帯域区分ごとの周波数
成分400HZ(2.5ms)のサンプリング周期で計
測するようにしているので、各帯域区分ごとについて言
うのならば、2.56sec(2.5ms×1024区
分=2.56sec)のサンプリング周期で計測され、
これが16サンプリング(41sec)に亘って繰り返
されることで、採取された16個の水圧値の平均値が算
出され、かくて水圧値の周波数領域での変動を表す周波
数スペクトラムが特定される。図2は、かかる周波数ス
ペクトラムのうち、ポンプが正常である場合、即ち、羽
根車破損なしの場合におけるものを例示しているが、図
中、注目されるべきは、特性周波数成分ZN、2ZN、
3ZNにてピークが認められる点である。ここにNは羽
根車回転周波数を、そしてZは羽根車の翼枚数を表して
おり、ZN成分及びそれの高調波成分にピークが存在す
るのは、ポンプによる流体吐出がZNごとに行われるこ
とから、ポンプの動作が正常である場合には、かかるZ
Nごとの脈動に由来してZN周波数成分系列の存在が鮮
明に認められるのである。
【0012】これに対して、図3は、ポンプが異常であ
る場合、即ち、この例では、羽根車破損の場合における
周波数スペクトラムを例示しているが、図中、注目され
るべきは、特性周波数成分ZN、2ZN、3ZNのピー
クが消滅し、これにひきかえ特性周波数成分以外の背景
周波数成分が相対的に増大傾向を示し、結果的に特性周
波数成分が埋没してしまっている点と、特性周波数成分
(Z+1)Nに関して、正常な場合の図2中に認められ
るディップが図3中では消滅している点である。ここで
ZN系列の特性周波数成分以外の背景周波数成分が増大
傾向を示しているのは、正常な場合のZNごとの脈動以
外の運動、つまり故障の場合の運動の存在故であり、と
りわけ、そのことが、正常な場合のZN系列の高周波数
成分に関しては、ディップを呈する筈の特性周波数成分
(Z+1)Nの増大として顕著に認められるのである。
【0013】かくて上述のように、正常の場合と故障の
場合とで相違する周波数スペクトラムを呈する水圧値の
データ群は、信号線16上の圧力信号Spに乗せられて
(図1)、診断装置本体17のマイクロプロセッサへと
取り込み可能である。かかるマイクロプロセッサで実行
されるプログラムのフローチャートが図4A、図4Bに
示されており、該プロセッサは、スタートすると(図4
a)、先ず診断対象のポンプに個有の回転周波数N、翼
枚数Zを設定する(図4b)。次いで、該プロセッサは
水圧値のデータ群を取り込んで(図4c)から、水圧値
ベースラインの算出(図4d、e)を実行する。
【0014】即ち、水圧値の周波数領域での変動に関し
極小値を算出する(図4d)が、それは、例えば図2の
周波数スペクトラムに従えば、周波数の低い方から高い
方に向けて水圧値の周波数成分の増減勾配を逐次的に検
査してゆき、減少勾配から増大勾配に転じた点の水圧値
(y軸値)を極小値として算出するような演算であって
もよい。そしてかようにして算出された複数個の順序的
配置の極小値、例えば5個のそのような極小値に関して
移動平均値を逐次的に算出し(図4e)、これを逐次的
に更新して、周波数領域での水圧値の変動に関し、統計
量で把握される最小値を表わす指標として、水圧値ベー
スラインを確定する。かくて、上記図4d、図4eのス
テップにより、水圧値ベースライン算出手段Aが実現さ
れる。
【0015】続いて、マイクロプロセッサは、図2と図
3で言及された各特性周波数成分ZN、2ZNに関する
水圧値を抽出して(図4f)、各特性周波数成分につい
て水圧値卓越度の算出(図4g)を実行する。かくて、
図4f、図4gのステップにより、水圧値卓越度算出手
段Bが実現される。
【0016】因みに、図4d、eにて算出済みの水圧値
ベースラインに対する相対値としての各特性周波数成分
の水圧値を基準化するのであるが、この場合、該ベース
ラインと水圧値とを共にデシベル表示としておいて、両
者の差を算出することで両者の比率を特定し、これを水
圧値卓越度とすることができる。
【0017】図5は、かようにして算出される水圧値卓
越度Rと水圧値ベースラインBの関係を、図2中の微視
的部分の抽出拡大により模式的に示すのもで、水圧値の
周波数領域での変動を表わす周波数スペクトラム上に表
現されているが、いま例えば診断対象のポンプの機差、
あるいは該ポンプに個有の設置状況に応じて、水圧値自
体が区々に変化したとしても、その場合、水圧値ベース
ラインもそれに対応して変化するので、水圧値ベースラ
インに対する比率として基準化された水圧値卓越度は、
上述の機差や設置状況由来の影響から解放されるという
利点がある。
【0018】ところで、この間、振動加速度計測手段と
しての振動加速度センサ18も作動状態になっていて、
吐出曲胴部10付近での振動加速度を計測して、その振
動加速度値を表わす振動加速度信号Saを出力し、該信
号Saも振動加速度信号線19経由で診断装置本体17
内のマイクロプロセッサ(図示せず)に導かれる。
【0019】図6は、かかる振動加速度信号Saにより
表わされる振動加速度値の周波数スペクトラムのうちポ
ンプが正常である場合、即ち、羽根車破損なしの場合に
おけるものを例示しているが、図中、注目されるべきは
、特性周波数成分Nに際立ったピークか認められない点
である。
【0020】これに対して、図7は、ポンプが異常であ
る場合、即ち、羽根車破損の場合における周波数スペク
トラムを例示しているが、図中、注目されるべきは、特
性周波数成分Nにピークが認められる点である。
【0021】そこで、マイクロプロセッサは、振動加速
度値の周波数領域での変動に関しても、既述の水圧値の
場合と同様のベースライン算出処理を施した後、今度は
振動加速度値の特性周波数成分Nに関して、同様に卓越
度算出処理を施す。
【0022】即ち、マイクロプロセッサは、振動加速度
信号Saにより表わされる振動加速度値をデータとして
取り込んで(図4h)から、既述の水圧値ベースライン
算出手段Aを実現するためのステップ(図4d、e)と
同等のステップ(図4d’、e’)を実行することで、
振動加速度値ベースライン算出手段Cを実現し、さらに
既述の水圧値卓越度算出手段Bを実現するためのステッ
プ(図4f、g)と同等のステップ(図4f’、g’)
を実行することで、振動加速度値卓越度算出手段Dを実
現する。
【0023】以上の説明のように、この実施例では、水
圧値と振動加速度値に関し、ベースラインを算出してか
ら、それとの相対比としての卓越度を算出することで、
水圧値と振動加速度値の周波数領域での変動を統計量と
して把握しているが、これらの数値は、必ずしも統計量
として把握されなければならないものでもなく、予め正
常な運転状態下での安定的な正常値が判明している場合
には、水圧値と振動加速度値の各別の特性周波数成分に
関し、正常値を各別に設定記憶しておき、これらの正常
値に対する実測値(水圧値と振動加速度値の各別の特性
周波数成分の実測値)の比率として把握されるものであ
ってもよい。
【0024】かくて、この実施例では、マイクロプロセ
ッサは、水圧値に関し、特性周波数成分ZN、2ZNの
卓越度、即ち水圧値卓越度を算出して記憶し、振動加速
度値に関し、特性周波数成分Nの卓越度、即ち振動加速
度値卓越度を算出して記憶し、これら2種類の卓越度を
意味する各別のファジー量に基づいて、羽根車破損をフ
ァジー推論で診断する(図4Bi)。
【0025】マイクロプロセッサでのかかるステップの
実行により、羽根車破損診断手段Eが実現されるが、こ
こでの診断論理は、本願明細書末尾掲示の表1に整理さ
れているようなルールに従って、前件部が充足されれば
、後件部の診断結果に帰結するというものである。
【0026】
【表1】
【0027】例えば、同表中のNo.7の診断例では、
前件部において、特性周波数成分ZNの水圧値卓越度が
「小さい」で、特性周波数成分2ZNの水圧値卓越度が
「小さい」で、特性周波数成分Nの振動加速度値卓越度
が「大きい」であれば、後件部において、「羽根車破損
」の診断結果に帰結する。
【0028】この場合、前件部における水圧値卓越度に
関し、「大きい」、「小さい」という主観的表現の意味
を定義するメンバーシップ関数を示すグラフが図8であ
る。ここで、横軸は、卓越度(dB)のクリスプな値で
目盛られ、一方、縦軸は、横軸対応の卓越度を「大きい
」、「小さい」と表現することに対しての適合度で目盛
られており、両軸間の次元内でのファジー量(集合)と
して、水圧値卓越度の意味が定義される。
【0029】同様に、図9は、前件部における振動加速
度値に関し、「大きい」、「小さい」という主観的表現
の意味を定義するメンバーシップ関数を示しており、こ
こでも同様に横軸が卓越度で目盛られ、縦軸が適合度で
目盛られている。つまり、羽根車破損有無の診断に際し
ては、マイクロプロセッサは、図8及び図9に示される
ファジー量(集合)による表1の前件部(IF)の確定
に対応して、ファジー推論の演算を実行し、表1の後件
部(THEN)として、ファジー量(集合)で定義され
る羽根車破損有無の診断結果を算出する。かかる羽根車
破損有無の診断結果を定義するファジー量(集合)を示
すのが図10であり、ここでは横軸に目盛られた確信度
(羽根車破損という診断結果の確からしさ)に対しての
適合度が縦軸に目盛られている。かくて両軸間の次元内
で「羽根車破損なし」と「羽根車破損」という診断結果
の意味が定義される。同図において、因みに、確信度の
1.0に着目してみると、「羽根車破損」という診断結
果の意味の適合度が1.0であるのに対して、「羽根車
破損なし」という診断結果の意味の適合度が0になって
おり、このことから、確信度の1.0を仮定すると、両
診断結果の意味は全く両立せずに2値を占めることが分
かる。
【0030】続いて、マイクロプロセッサは、別途蓄積
済みの運転履歴データベース依存で、ポンプ口径、羽根
車周速度及び累積運転時間区分を設定記憶し(図4Bj
)、これに基づいて羽根車故障程度をファジー推論で診
断する(図4Bk)。
【0031】マイクロプロセッサでのかかるステップの
実行により、羽根車故障程度診断手段Fが実現されるが
、ここでの診断論理は、本願明細書末尾掲示の表2に整
理されているようなルールに従って、前件部が充足され
れば、後件部の診断結果に帰結するというものである。
【0032】
【表2】
【0033】そして、同表は、ポンプ口径、羽根車周速
度及びライナ材質を各別のパラメータとする複数枚のう
ちの1枚であって、ポンプ口径が「中程度」に、羽根車
周速度が「やや大きい」に、ポンプケーシングのライナ
材質が「SC」(普通鋼)にそれぞれ選定された場合の
ものを例示しているが、例えば、同表中のNo.6の診
断例では、前件部において、残りの変化要素である累積
運転時間区分が「M」であれば、後件部において、「中
程度故障」の診断結果に帰結する。
【0034】この場合、累積運転時間区分の「ZE」、
「VS」「S」、「MS」、「M」、「MB」、「B」
、「VB」という主観的表現の意味を定義するメンバー
シップ関数が図11に示されている。ここで、横軸は、
ポンプの累積運転時間のクリスプ値で目盛られ、一方、
縦軸は、横軸対応の累積運転時間を上記列挙の8区分の
うちの各々で表現することに対しての適合度で目盛られ
ており、両軸間の次元内でのファジー量(集合)として
、累積運転時間区分の意味が定義される。
【0035】つまり、羽根車故障程度の診断に際しては
、マイクロプロセッサは、図11に示されるファジー量
(集合)による表2の前件部(IF)の確定に対応して
、ファジー推論の演算を実行し、表2の後件部(THE
N)として、ファジー量(集合)で定義される羽根車故
障程度の診断結果を算出する。
【0036】図12に、かかる羽根車故障程度の診断結
果を定義するファジー量(集合)が示されており、ここ
では、横軸に目盛られた確信度(羽根車故障程度という
診断結果の確からしさ)に対しての適合度が縦軸に目盛
られている。かくて両軸間の次元内でのファジー量(集
合)として、「故障なし」、「軽度故障」、「中度故障
」、「高度故障」、「破損」という5つの診断結果の意
味が定義される。
【0037】続いて、マイクロプロセッサは、羽根車破
損診断手段Eでの羽根車破損有無の診断結果と羽根車故
障程度診断手段Fでの羽根車故障程度の診断結果に基づ
いて、ファジー推論で総合的な診断を行う(図4Bl)
【0038】マイクロプロセッサでのかかるステップの
実行により、羽根車総合診断手段Gが実現されるが、こ
こでの診断論理は、本願明細書末尾掲示の表3に整理さ
れているようなルールに従って、前件部が充足されれば
、後件部の診断結果に帰結するというものである。
【0039】
【表3】
【0040】例えば、同表中のNo.9の診断例では、
前件部において、羽根車破損有無の診断結果が「羽根車
破損」で、羽根車故障程度の診断結果が「高度故障」で
あれば、後件部において、「羽根車破損」の診断結果に
帰結する。
【0041】この場合、前件部における羽根車破損有無
の診断結果は、既述の羽根車破損診断手段Eでの診断結
果(図10)由来のもので、これに関し、「羽根車破損
なし」、「羽根車破損」という主観的表現の意味を定義
するメンバーシップ関数を示すグラフが図13である。 ここで図13の横軸は、図10でファジー量(集合)と
して表現されている「羽根車破損なし」、「羽根車破損
」を該図10の横軸の確信度を特定して該図10の縦軸
にて非ファジー化して読んだ適合度のクリスプ値で目盛
られており、一方図13の縦軸は、同図横軸対応のクリ
スプ値を「羽根車破損なし」、「羽根車破損」と表現す
ることに対しての適合度で目盛られている。かくて図1
3の両軸間の次元内でのファジー量(集合)として、羽
根車破損有無の意味が定義される。
【0042】一方、図14は、前件部における羽根車故
障程度の診断結果のファジー量(集合)を示すもので、
この場合、羽根車故障程度診断手段Fでの診断結果を示
す図12のファジー量(集合)と同じである。
【0043】つまり、羽根車破損有無と、羽根車故障程
度の総合的な診断に際しては、マイクロプロセッサは、
図13及び図14に示されるファジー量(集合)による
表3の前件部(IF)の確定に対応して、ファジー推論
の演算を実行し、表3の後件部(THEN)として、フ
ァジー量(集合)で定義される総合的な診断結果を算出
する。かかる総合的な診断結果を定義するファジー量(
集合)を示すのが図15であり、ここでは、横軸に目盛
られた確信度に対しての適合度が縦軸に目盛られている
。かくて両軸間の次元内で「故障なし」、「軽度故障」
、「中度故障」、「高度故障」、「羽根車破損」という
5段階の診断結果の意味が定義される。
【0044】続いて、図4Bに戻って、マイクロプロセ
ッサは、かかる総合的な診断結果を通常的な表示装置で
表示して(図4Bm)、一旦、演算処理を終了する(図
4Bn)。
【0045】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、ホン
プ吐出曲胴部に水圧計測手段15と振動加速度計測手段
18を設けて、そこでの水圧と振動加速度を計測し、計
測された水圧値と振動加速度値に基づいて、各別のベー
スライン算出手段A、Cにて、水圧値と振動加速度値の
ベースラインを各別に算出し、次いで各別の卓越度算出
手段B、Dにて各特性周波数成分ZN、2ZNについて
の水圧値卓越度と特性周波数成分Nについての振動加速
度値卓越度を算出し、かかる卓越度を意味するファジー
量に基づいて、羽根車破損診断手段Eにて羽根車破損の
有無を診断し、一方これとは別に蓄積済のデータとして
のポンプ口径、羽根車周速度、累積運転時間を意味する
ファジー量に基づいて、羽根車故障程度診断手段Fにて
羽根車故障の程度を診断し、これら2つの診断結果を意
味するファジー量に基づいて、羽根車総合診断手段Gに
て羽根車破損の有無と羽根車故障の程度を総合的に診断
する構成としたことにより、ポンプからの物理的な計測
量を吐出曲胴部付近で採取可能な曲胴部の水圧値と曲胴
部の振動加速度値に限定することができるので、センサ
類の配設箇所に格段の選択の自由を確保できるという優
れた効果が奏される。
【0046】しかも、この発明によれば、物理的な計測
量を吐出曲胴部の水圧値と吐出曲胴部の振動加速度値に
限定したにも拘らず、別途蓄積済の運用履歴データベー
ス中のポンプ口径、羽根車周速度、累積運転時間を意味
する各別のファジー量依存のファジー推論で羽根車故障
の程度を診断することで、限定された物理的な計測量依
存では、実現困難な故障程度の診断を可能にし、併わせ
て、限定された物理的な計測量を意味する各別のファジ
ー量依存のファジー推論で羽根車破損の有無を診断する
ことで、物理的な計測量なしでは、確保困難な診断確度
を補完するので、総じて、物理的な計測量を曲胴部の水
圧値と曲胴部の振動加速度値に限定したにも拘らず、十
分な診断確度を維持できるという付随的な効果も奏され
る。
【図面の簡単な説明】
図1〜図15は、この発明の一実施例のポンプの故障診
断装置に関するものである。
【図1】この発明の故障診断装置を縦型ポンプに適用し
た場合の構成を示す側面図である。
【図2】正常な場合の水圧値の周波数スペクトラムを示
す特性図である。
【図3】故障の場合の水圧値の周波数スペクトラムを示
す特性図である。
【図4A〜図4B】診断装置本体内のマイクロプロセッ
サで実行されるプログラムのフローチャートで、機能ブ
ロック図を兼ねるものである。
【図5】ベースラインと卓越度を周波数スペクトラム上
に模式的に表現した説明図である。
【図6】正常な場合の振動加速度値の周波数スペクトラ
ムを示す特性図である。
【図7】故障の場合の振動加速度値の周波数スペクトラ
ムを示す特性図である。
【図8】水圧値卓越度のメンバーシップ関数を示すグラ
フである。
【図9】振動加速度値卓越度のメンバーシップ関数を示
すグラフである。
【図10】羽根車破損有無の診断結果のメンバーシップ
関数を示すグラフである。
【図11】ポンプの累積運転時間区分のメンバーシップ
関数を示すグラフである。
【図12】羽根車故障程度の診断結果のメンバーシップ
関数を示すグラフである。
【図13】羽根車破損有無のメンバーシップ関数を示す
グラフである。
【図14】羽根車故障程度のメンバーシップ関数を示す
グラフである。
【図15】羽根車破損の有無と羽根車故障の程度の総合
的な診断結果のメンバーシップ関数を示すグラフである
【符号の説明】
4  モータ 5  駆動回転軸 9  縦型ポンプ 10  吐出曲胴部 15  圧力センサ(水圧計測手段) 17  診断装置本体 18  振動加速度センサ(振動加速度計測手段)A 
 水圧値ベースライン算出手段 B  水圧値卓越度算出手段 C  振動加速度値ベースライン算出手段D  振動加
速度値卓越度算出手段 E  羽根車破損診断手段 F  羽根車故障程度診断手段 G  羽根車総合診断手段

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ポンプの吐出曲胴部に設けられ、そこでの
    水圧を計測して、その水圧値を表わす圧力信号Spを出
    力する水圧計測手段15と、圧力信号Spにより表わさ
    れる水圧値に基づいて、該水圧値の周波数領域での変動
    に関し、統計量で把握される最小値を表わす水圧値ベー
    スラインを算出する水圧値ベースライン算出手段Aと、
    圧力信号Spにより表わされる水圧値に基づいて、該水
    圧値の周波数領域での変動に関し、水圧値ベースライン
    に対する相対値としての水圧値卓越度を算出する水圧値
    卓越度算出手段Bと、ポンプの吐出曲胴部に設けられ、
    そこでの振動加速度を計測して、その振動加速度値を表
    わす振動加速度信号Saを出力する振動加速度計測手段
    18と、振動加速度信号Saにより表わされる振動加速
    度値に基づいて、該加速度値の周波数領域での変動に関
    し、統計量で把握される最小値を表わす振動加速度値ベ
    ースラインを算出する振動加速度値ベースライン算出手
    段Cと、振動加速度信号Saにより表わされる振動加速
    度値に基づいて、該振動加速度値の周波数領域での変動
    に関し、振動加速度値ベースラインに対する相対値とし
    ての振動加速度値卓越度を算出する振動加速度値卓越度
    算出手段Dと、羽根車の回転周波数をNとし、翼枚数を
    Zとして、ZN及び2ZNで規定される各特性周波数成
    分の水圧値卓越度を意味するファジー量と、Nで規定さ
    れる特性周波数成分の振動加速度卓越度を意味するファ
    ジー量とに基づいて、羽根車破損をファジー推論で診断
    する羽根車破損診断手段Eと、ポンプ口径、羽根車周速
    度及び累積運転時間を各別に意味するファジー量に基づ
    いて、羽根車故障程度をファジー推論で診断する羽根車
    故障程度診断手段Fと、羽根車破損診断手段Eでの診断
    結果である羽根車破損を意味するファジー量と羽根車故
    障程度診断手段Fでの診断結果である羽根車故障程度を
    意味するファジー量とに基づいて、羽根車破損と羽根車
    故障程度とをファジー推論で総合的に診断する羽根車総
    合診断手段Gとを含んで成るポンプの故障診断装置。
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