JPH0743254Y2 - 排水管詰まり検出システム - Google Patents

排水管詰まり検出システム

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JPH0743254Y2
JPH0743254Y2 JP8632492U JP8632492U JPH0743254Y2 JP H0743254 Y2 JPH0743254 Y2 JP H0743254Y2 JP 8632492 U JP8632492 U JP 8632492U JP 8632492 U JP8632492 U JP 8632492U JP H0743254 Y2 JPH0743254 Y2 JP H0743254Y2
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JP
Japan
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drainage
drainage pipe
detection system
float switch
monitoring
Prior art date
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Application number
JP8632492U
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JPH0646077U (ja
Inventor
茂利 飯塚
裕之 加登
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Kajima Corp
Original Assignee
Kajima Corp
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、詰まり位置を特定する
排水管詰まり検出システムに関する。
【0002】
【従来の技術】スキー場等の急斜面では、この斜面に沿
った排水管施工が必要となる。図3は急斜面における排
水管施工例を表す説明図である。急斜面には傾斜方向に
所定間隔で排水桝1が埋設され、この排水桝1同士は排
水管3により接続されている。降雪時急斜面は積雪で覆
われ、排水桝1は積雪下となる。従って、このような急
斜面における排水管3は、排水管詰まりの監視項目に入
れられないのが一般的であった。一方、排水管詰まりを
検知する従来の検出システムでは、監視対象となるそれ
ぞれの排水桝と監視盤とがペアケーブル(二線配線)で
結ばれ、詰まり検知信号は個々の排水桝から直接監視盤
へ送られるようになっていた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】降雪量の多い地域で
は、積雪下の排水桝を監視するのが困難であり、排水詰
まりを未然に防止できないため、一旦、長距離に渡る排
水管に詰まりが生じた際には、その詰まり箇所を特定す
るのが極めて困難であった。一方、排水管詰まりを検出
する従来の検出システムでは、監視対象となるそれぞれ
の排水桝が監視盤とペアケーブルで結ばれていたため、
監視盤に近づくにつれてペアケーブルの本数が多くな
り、これに伴って配線用配管の径も太くなり、配管スペ
ース、及び材料費が増大する問題があった。そして、こ
のことは、排水管が長距離で、監視点数が多くなる程顕
著なものとなった。本考案は上記状況に鑑みてなされた
もので、排水管が長距離となり又監視点数が多くなった
場合においても、少ない配線で排水桝の詰まりが検知で
きる排水管詰まり検出システムを提供し、検出システム
の経済性向上を図ることを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本考案に係る排水管詰まり検出システムは、フロート
スイッチを排水管のそれぞれの排水桝に取り付け、単位
長さ当たりの抵抗値が一定となる二線の制御線を排水管
に沿って配線し、電流計を制御線に取り付け、それぞれ
の排水桝に取り付けられたフロートスイッチを排水桝の
位置で制御線の二線に亘って接続し、一定の直流電圧を
制御線に印加することを特徴としたものである。また、
排水管詰まり検出システムは、フロートスイッチとフロ
ートスイッチに連動して固有周波数の電圧信号を発生す
る発振器とを排水管のそれぞれの排水桝に取り付け、二
線の監視用配線を排水管に沿って配線し、周波数検出器
を監視用配線に取り付け、フロートスイッチが閉じた際
の電圧信号を監視用配線に送出することを特徴としたも
のであってもよい。
【0005】
【作用】電流を検知する排水管詰まり検出システムで
は、任意の排水桝が異常水位に達すると、そのフロート
スイッチが作動し、回路が閉じられ、このとき回路に流
れる電流が電流計によって検出され、排水桝までの距離
が算出され、異常水位となった排水桝が特定される。周
波数を検知する排水管詰まり検出システムでは、任意の
排水桝が異常水位に達してフロートスイッチが作動する
と、回路が閉じられ、固有の周波数を持つ電圧信号がこ
の回路に生じ、これが周波数検出器で検出されて、異常
水位に達した排水桝が特定される。
【0006】
【実施例】以下、本考案に係る排水管詰まり検出システ
ムの好適な実施例を図面を参照して詳細に説明する。図
1は電流検知方式による排水管詰まり検出システムの説
明図である。排水管11には排水桝13が適宜な間隔で
複数設けられ、それぞれの排水桝13にはフロートスイ
ッチ15が取り付けられている。フロートスイッチ15
は、排水桝13が異常水位となった場合に、接点が閉じ
るようになっている。一方、監視室等には監視盤17が
設けられ、監視盤17からは単位長さ当たりの抵抗値ρ
が一定な二線の制御線19が排水管11に沿って配線さ
れている。制御線19には直流電源21、電流計23が
組み込まれるとともに、それぞれの排水桝13の位置で
フロートスイッチ15が二線に亘って接続されている。
つまり、任意の排水桝13のフロートスイッチ15が閉
じた場合には、そのフロートスイッチ15と監視盤17
との間の制御線19は、閉回路となるのである。フロー
トスイッチ15、監視盤17、制御線19、電流計23
により、排水管詰まり検出システム25が構成されてい
る。
【0007】このように構成される排水管詰まり検出シ
ステム25において、任意の排水桝13が異常水位に達
すると、そのフロートスイッチ15が作動し、回路が閉
じられることとなる。回路には一定の直流電圧Eが印加
され、このとき回路に流れる電流が電流計23によって
検出される。例えば、排水桝Nが異常水位に達した場
合、制御線19の単位長さ当たりの抵抗をρ、排水桝N
−1、N間の距離をLN とすると、閉回路に流れる電流
は次式、
【数1】 I=V/2ρ(L1 +L2 +・・+LN ) で表される。この電流値を電流計23により測定するこ
とで、排水桝Nまでの距離が算出され、異常水位となっ
た排水桝Nが特定されることになる。また、この場合、
排水管11の詰まりの区間も特定できる。
【0008】このように、上述の排水管詰まり検出シス
テム25によれば、監視を行う排水桝13への配線が二
線の制御線19のみでよく、配線用配管のスペース、及
び材料費を最小限のものとすることができる。なお、上
述の排水管詰まり検出システム25では、導電性のある
異物による電極間の導通(誤動作)を防止する必要があ
ること、電極棒間の抵抗が未知であること等の理由か
ら、電極棒は用いず、フロートスイッチ15を使用する
ことが望ましい。
【0009】図2は周波数検知方式による他の実施例に
係る排水管詰まり検出システムの説明図である。それぞ
れの排水桝13には異なる周波数の電圧信号を発生する
発振器31が取り付けられ、発振器31は電源用配線3
3と接続されている。また、それぞれの排水桝13には
フロートスイッチ15が取り付けられ、フロートスイッ
チ15は発振器31のスイッチと連動するようになって
いる。フロートスイッチ15は監視盤35から配線され
た二線の監視用配線37に接続され、監視用配線37に
は周波数を検出するための周波数検出器(電圧計)39
が接続されている。発振器31、フロートスイッチ1
5、電源用配線33、監視盤35、監視用配線37、周
波数検出器39により周波数検知方式による他の排水管
詰まり検出システム41が構成されている。
【0010】このように構成される排水管詰まり検出シ
ステム41おいて、任意の排水桝13が異常水位に達す
ると、そのフロートスイッチ15が作動し、回路が閉じ
られ、固有の周波数を持つ電圧信号がこの回路に生じ
る。これを監視盤35側で検出することで、異常水位に
達した排水桝13が特定されることとなる。
【0011】この実施例に係る排水管詰まり検出システ
ム41よれば、前述の実施例に比べ二線の電源用配線3
3が増えるものの、監視盤35への配線本数はそのまま
を維持して増えることがなく(監視盤に近づくにつれて
ペアケーブルの本数が多くなることがない)、上述同様
配線用配管のスペース、材料費を最小限のものとするこ
とができ、しかも、抵抗誤差の影響を受けることがない
ため、排水桝の特定を高精度に行うことができる。
【0012】
【考案の効果】以上詳細に説明したように、本考案に係
る電流を検知する排水管詰まり検出システムによれば、
排水管が長距離となり、又監視点数が多くなった場合に
おいても、少ない配線で排水桝の詰まりを検知すること
ができ、配線配管の省スペース化、及び施工費用の低減
を図ることができる。また、周波数を検知する排水管詰
まり検出システムによれば、同じく配線配管の省スペー
ス化、施工費用の低減を図ることができるとともに、排
水桝の特定精度を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】電流検知方式による排水管詰まり検出システム
の説明図である。
【図2】周波数検知方式による排水管詰まり検出システ
ムの説明図である。
【図3】急斜面における排水管施工例を表す説明図であ
る。
【符号の説明】
11 排水管 13 排水桝 15 フロートスイッチ 19 制御線 23 電流計 25、41 排水管詰まり検出システム 31 発振器 37 監視用配線 39 周波数検出器

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フロートスイッチを排水管のそれぞれの
    排水桝に取り付け、単位長さ当たりの抵抗値が一定とな
    る二線の制御線を前記排水管に沿って配線し、電流計を
    該制御線に取り付け、前記それぞれの排水桝に取り付け
    られたフロートスイッチを該排水桝の位置で前記制御線
    の二線に亘って接続し、一定の直流電圧を前記制御線に
    印加することを特徴とした排水管詰まり検出システム。
  2. 【請求項2】 フロートスイッチと該フロートスイッチ
    に連動して固有周波数の電圧信号を発生する発振器とを
    排水管のそれぞれの排水桝に取り付け、二線の監視用配
    線を前記排水管に沿って配線し、周波数検出器を該監視
    用配線に取り付け、前記フロートスイッチが閉じた際の
    前記電圧信号を該監視用配線に送出することを特徴とし
    た排水管詰まり検出システム。
JP8632492U 1992-11-20 1992-11-20 排水管詰まり検出システム Expired - Lifetime JPH0743254Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8632492U JPH0743254Y2 (ja) 1992-11-20 1992-11-20 排水管詰まり検出システム

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JP8632492U JPH0743254Y2 (ja) 1992-11-20 1992-11-20 排水管詰まり検出システム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0646077U JPH0646077U (ja) 1994-06-24
JPH0743254Y2 true JPH0743254Y2 (ja) 1995-10-09

Family

ID=13883665

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JP8632492U Expired - Lifetime JPH0743254Y2 (ja) 1992-11-20 1992-11-20 排水管詰まり検出システム

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