JPH0743062B2 - ロータリジョイント - Google Patents

ロータリジョイント

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JPH0743062B2
JPH0743062B2 JP32110391A JP32110391A JPH0743062B2 JP H0743062 B2 JPH0743062 B2 JP H0743062B2 JP 32110391 A JP32110391 A JP 32110391A JP 32110391 A JP32110391 A JP 32110391A JP H0743062 B2 JPH0743062 B2 JP H0743062B2
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insert
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rotary
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勉 柴山
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、マシニングセンタ等に
おいて用いられるロータリジョイントに関する。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種のロータリジョイントで
は、軸心方向に流路を有し固定側となるケーシングと、
軸心方向に流路を有し前記ケーシング内に回転自在に軸
支され回転側となる回転管軸と、前記ケーシングの流路
に形成されたシール穴に対しその軸心方向に摺動自在に
装着され流体圧によって前記回転管軸の内方端面に設け
たインサートシールとで回転自在にシール連結されるフ
ローティングシートと、前記ケーシング内に設けられ流
体圧によって前記ケーシングの流路を開くチェック弁
と、前記ケーシングとフローティングシートとの間に装
着されフローティングシートをそのシール面がインサー
トシールのシール面から離れる方向に摺動付勢させるシ
ール解除用スプリングとを備えたものが知られている。
このロータリジョイントは、まず、供給された液圧によ
ってフローティングシートを回転管軸に設けたインサー
トシールに密着させた後にチェック弁の作動により回転
側へ切削油や水溶液等を供給するようにしていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】近時、機械加工の際、
刃物側へエアを送って加工する方法も要求されている。
しかしながら、この従来のロータリジョイントは、固定
側のフローティングシートに回転側のインサートシール
が摺動状態で回転するように形成され、この場合、シー
ル面は供給するオイル等を潤滑剤としているのでシール
面の発熱や摩耗を防止しているのであるが、ここにオイ
ルを送る代わりにエアを送ると、シール部の潤滑がない
ため、シールの焼きつきを起すという問題があった。ま
た、ケーシングに設けたドレン口からエアを供給した場
合、フローティングシートはシール解除用スプリングの
作用で上流側へ摺動してインサートシールから離脱する
ことによりシール面の発熱と摩耗を防止できるが、軸受
部にエアが逃げるため、軸受部のグリースを吹き飛ばし
て軸受の焼きつきを起したり、エアが逃げる事により刃
物側へのエアの供給量が不足するという問題があった。
【0004】本発明はかかる従来の問題点を解決するた
めになされたものであって、その目的とするところは、
流路のシール部材や軸受部を発熱させることなくオイル
やエアを任意に供給できるようにしたロータリジョイン
トを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
の手段として本発明のロータリジョイントでは、軸心方
向に流路を有し固定側となるケーシングと、軸心方向に
流路を有し前記ケーシング内に回転自在に軸支され回転
側となる回転管軸と、前記ケーシングの流路に形成され
たシール穴に対しその軸心方向に摺動自在に装着され流
体圧によって前記回転管軸の内方端面に設けた第1イン
サートシールとで回転自在にシール連結される第1フロ
ーティングシートと、前記シール穴内に設けられ流体圧
によって前記ケーシングの流路を開くチェック弁と、前
記ケーシングと第1フローティングシートとの間に装着
され第1フローティングシートをそのシール面が第1イ
ンサートシールのシール面から離れる方向に摺動付勢さ
せる第1シール解除用スプリングと、を備えたロータリ
ジョイントにおいて、外部のエア源との接続口を有し前
記第1フローティングシートと第1インサートシールの
シール面が離れた状態で両シール面の間に形成される隙
間と連通するエア室と、前記回転管軸の外周面であって
該回転管軸の軸受部とエア室との間に密着固定された第
2インサートシールと、前記ケーシングにシール状態で
軸心方向に摺動自在に装着され前記第2インサートシー
ルとで回転自在にシール連結されると共にエア室に臨む
受圧部を有する第2フローティングシートと、前記ケー
シングと第2フローティングシートとの間に装着され第
2フローティングシートをそのシール面が第2インサー
トシール面から離れる方向に摺動付勢させる第2シール
解除用スプリングと、を設けた構成とした。
【0006】
【作用】本発明のロータリジョイントでは、まず、ケー
シングの流路から切削油を供給すると、第1フローティ
ングシートが第1シール解除用スプリングの反発力に抗
して下流側へ押圧摺動され、第1フローティングシート
のシール面が第1インサートシールのシール面に圧接し
て第1フローティングシートの連通穴と回転管軸の流路
とが回転自在にシール連結される。また、チェック弁が
流路を開くことにより、切削油を回転側へ供給するよう
になる。この場合、各シール面は、供給する切削油が潤
滑剤となって発熱や摩耗を防止する。また、第2フロー
ティングシートは、エア圧がないため、第2シール解除
用スプリングの作用で、そのシール面が第2インサート
シールから離脱した状態となっている。
【0007】次に、接続口からエアを供給すると、受圧
部がエア室でエア圧を受けることにより、第2フローテ
ィングシートが第2シール解除用スプリングの反発力に
抗して下流側へ押圧摺動され、第2フローティングシー
トのシール面が第2インサートシールのシール面に圧接
する。このため、ケーシングと回転管軸との間が、該回
転管軸の軸受部の上流側で遮断される。そして、第1フ
ローティングシートは、切削油の圧力がないことから、
第1シール解除用スプリングの作用で、そのシール面が
第1インサートシールのシール面と離れてその間に隙間
を形成しているため、エア室に供給されたエアは、この
隙間から回転側へ供給されることになる。また、軸受部
は、エア室と遮断されているため、エアが軸受部を介し
て逃げる事がない。
【0008】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳細
に説明する。尚、この実施例では、マシニングセンタの
給油用ロータリジョイントとして用いられる場合を例に
とる。まず、実施例の構成を説明する。この実施例のマ
シニングセンタにおける給油用ロータリジョイントA
は、図1に示すように、ケーシング1と、回転管軸2
と、第1回転シール部材3と、チェック弁4と、第2回
転シール部材5とを主な構成として備えている。前記ケ
ーシング1は、オイルポンプ6からの給油配管60をそ
のまま接続するための固定側部材を構成するもので、そ
の内部に流路10を備えた略円筒状に形成され、該流路
10の下流側開口部は、回転管軸2を軸支するために大
径の軸受穴11に形成され、上流側には給油配管60を
接続するための給油ジョイント12が一体に形成され、
該給油ジョイント12の外方開口部を給油口13となし
ている。
【0009】また、流路10の上流側は、第1フローテ
ィングシート3bを装着するためのシール穴14に形成
されている。そして該シール穴14より下流側であって
後述する回転管軸2の軸受部となるボールベアリング2
1より上流側の流路10を隔壁材15aで仕切ることに
よりこのシール穴14に続きエア室15が形成されてい
る。このエア室15には、外部のエア源6aとエア配管
61で接続される接続口16が開設されている。また、
図示しないが、該エア配管61には、三方コック等を介
してドレン用配管が設けられ、使用状態に応じて切換使
用されるように形成されている。また、ケーシング1に
は、前記隔壁材15aとボールベアリング21との間
に、排気口17が開設されている。
【0010】前記回転管軸2は、モータ主軸7側に接続
するための回転側部材を構成するものであって、内部に
流路20を備えた略円筒状に形成され、その一端部を前
記ケーシング1における軸受穴11に対してボールベア
リング21,21によって回転自在な状態に軸支されて
おり、また、回転管軸2の他端部には、モータ主軸7に
接続するためのフランジ部22を備えている。
【0011】前記第1回転シール部材3は、固定側部材
であるケーシング1の流路10と、回転側部材である回
転管軸2の流路20とを回転自在にシール連結させ切削
油を回転側へ送るための部材であって、この実施例で
は、エア室15内に配置した第1インサートシール3a
と、前記第1フローティングシート3bによって構成さ
れている。第1インサートシール3aはセラミックスに
よって環状に形成され、前記回転管軸2の内方端面に嵌
着されている。
【0012】第1フローティングシート3bは、その内
部に連通穴30を有する円筒状に形成され、その中途部
外周面にはフランジ31を備えると共に、その一端外周
面が前記ケーシング1におけるシール穴14に対して軸
方向に摺動自在に装着され、かつ、シール穴14の内周
面には同内周面と第1フローティングシート3bの摺動
外周面との間をシールするオーリング16とバックアッ
プリング17を備えている。そして、前記第1インサー
トシール3aのシール面32と対向する第1フローティ
ングシート3bの下流側端面には、セラミックス素材よ
り成る環状のインサートシール33が嵌着されている。
【0013】また、前記シール穴14の下流側端面に
は、それぞれブッシュ34でそのねじ込み量を規制され
たトラスねじ35が等間隔のもとに合計4本螺合される
と共に、第1フローティングシート3bのフランジ31
に開設された摺動係合穴36をそれぞれ前記各ブッシュ
34に沿って摺動自在に装着させることによって、第1
フローティングシート3bの回転が阻止された取り付け
構造となっている。また、前記摺動係合穴36の下流側
には、同摺動係合穴36より大径のスプリング装着穴3
7が同軸状に形成され、該スプリング装着穴37の環状
底部37aとトラスねじ35の頭部裏面35aとの間に
第1シール解除用スプリング38が圧入され、この第1
シール解除用スプリング38の反発力によって、第1フ
ローティングシート3bをそのインサートシール33の
シール面33aが回転管軸2側の第1インサートシール
3aのシール面32から離れる方向に摺動してエア室1
5内で隙間Sを形成するように付勢されている。
【0014】前記チェック弁4は、前記第1フローティ
ングシート3bにおける連通穴30の流路を給油圧で自
動開閉させるための弁であり、第1フローティングシー
ト3bをバルブ本体40として連通穴30の上流側開口
縁部を内方へ突出させてバルブシート41を形成し、該
バルブシート41に隣接した連通穴30の内周面には環
状溝42が溝設されると共に、連通穴30の下流側から
バルブスプール43が摺動自在に挿入されている。そし
て、このバルブスプール43の下流側端面には同心円状
にスプリング受け穴44が開設され、かつ、連通穴30
の下流側内周面にはスプリング受け環45と、該スプリ
ング受け環45を係止する止め輪46を備えると共に、
前記スプリング受け穴44とスプリング受け環45との
間に、バルブスプール43を上流側へ摺動させることに
よってバルブシート41の弁口を閉じる方向に付勢する
チェック弁スプリング47を圧入係止させており、ま
た、前記バルブスプール43の側壁にはスプリング受け
穴44と環状溝42との間を連通させる連通孔48が開
設されている。そして、このチェック弁4のクラッキン
グ圧力は給油圧より低い値に設定されると共に、このク
ラッキング圧力よりは低い圧力で第1フローティングシ
ート3bが下流側へ摺動するように、前記第1シール解
除用スプリング38の反発力が設定されている。
【0015】前記第2回転シール部材5は、圧縮空気を
回転側へ送るための部材であって、この実施例では、第
2インサートシール5aと、第2フローティングシート
5bによって構成されている。前記第2インサートシー
ル5aは、前記第1インサートシール3aと同様にセラ
ミックスによって環状に形成され、前記回転管軸2の外
周面であって、上流側ボールベアリング21と隔壁材1
5aとの間で密着状態に固定されている。
【0016】前記第2フローティングシート5bは、中
心に前記回転管軸2に挿通する貫通穴50を有する円盤
状に形成されると共に、その一端側(上流側)に、前記
隔壁材15aの中心に開設された貫通穴18にオーリン
グ55でシールされた状態で摺動自在に装着され、この
装着部分が上流側に延設され前記隔壁材15aの下流側
から前記エア室15に臨む受圧部51が設けられてい
る。そして、前記第2インサートシール5aのシール面
52と対向する下流側端面には、カーボン素材より成る
環状のインサートシール53が嵌着されている。
【0017】また、前記隔壁材15aの下流側端面に
は、前記第1回転シール部材3と同様にトラスねじ35
が縲合され、このトラスねじ35に挿通したブッシュ3
4に、第2フローティングシート5bを摺動自在に装着
させることによって、回転が阻止された取り付け構造と
なっている。また、この第2フローティングシート5b
とトラスねじ35の頭部裏面35aとの間に第2シール
解除用スプリング55が圧入され、この第2シール解除
用スプリング55の反発力によって、第2フローティン
グシート5bをそのインサートシール53のシール面5
4が回転管軸2側の第2インサートシール5aのシール
面52から離れる方向に摺動するように付勢されてい
る。図中mは第2フローティングシート5bが離れたと
きに形成される隙間である。該取付部のその他の構成
は、前記第1回転シール部材3の取付部と同一構成であ
るから、同一部分には同一の符号を付してその説明は省
略する。尚、前記第2シール解除用スプリング55は、
エア使用時のPV値を小さくして第2インサートシール
5aのシール面52と、第2フローティングシート5b
側のインサートシール53のシール面54とが適宜エア
漏れする状態で接触してバランスするように、その反発
力が設定されている。
【0018】次に本実施例の作用を切削油使用時、切削
油不使用時、エア使用時の各場合に分けて説明する。ま
ず、マシニングセンタのスピンドル7に対してドリルが
接続された状態においては、オイルポンプ6を作動させ
て給油用ロータリジョイントAの給油口13に油を供給
すると、この給油圧で、まず、第1フローティングシー
ト3b全体が、第1シール解除用スプリング38の反発
力に抗して下流側へ押圧摺動され、第1フローティング
シート3bにおけるインサートシール33のシール面3
3aが回転管軸2側の第1インサートシール3aのシー
ル面32に圧接して第1フローティングシート3bの連
通穴30と回転管軸2の流路20とが回転自在にシール
連結される。次いで、連通穴30内に備えたチェック弁
4が給油圧によってその流路を開かれる。即ち、チェッ
ク弁4におけるバルブスプール43の上流側先端面に給
油圧を受けることよって、該バルブスプール43がチェ
ック弁スプリング47の反発力に抗して連通穴30内を
下流側へ向けて摺動しバルブシート41の弁口を開くた
め、給油口13に供給された油は、ケーシング1の流路
10,第1フローティグシート3bの連通穴30に形成
されたバルブシート41の弁口及び環状溝42,バルブ
スプール43に形成された連通孔48及びスプリング受
け穴44,連通穴30,及び回転管軸2の流路20を経
由し、モータ主軸7の中空部,スピンドルの中空部,及
びドリルの中空部内を通ってドリルの先端開口部から切
削穴の内底部に放出され、切削部の冷却や切りくずの洗
浄が行われることになる。尚、このとき、第2回転シー
ル部材5では、エアの供給が行われないため、第2フロ
ーティングシート5bは、第2シール解除用スプリング
55の反発力により上流側に摺動しており、そのインサ
ートシール53のシール面54は、第2インサートシー
ル5aのシール面52から離れて隙間mを形成した状態
となっている。
【0019】次に、マシニングセンタのスピンドルに対
してフライスが接続された状態では、スピンドルの先端
開口部がフライスの接続によって閉塞された状態となる
ため、オイルポンプ6を停止させると、給油用ロータリ
ジョイントAの給油口13に対する給油圧が低下するた
め、まず、第1フローティングシート3bの連通穴30
内に備えたチェック弁4がその流路を閉じ、次いで、第
1シール解除用スプリング38の反発力で第1フローテ
ィングシート3b全体が上流側へ押圧摺動され、第1フ
ローティングシート3bにおけるインサートシール33
のシール面33aが回転管軸2側の第1インサートシー
ル3aのシール面32から離され隙間Sを形成した状態
となるため、油の供給がなくても第1回転シール部材3
部分の焼き付きが防止できるようになる。また、第2回
転シール部材5は、前記同様にシール面同士は離れて隙
間mを形成した状態となっている。
【0020】次に、油の供給を停止した状態で接続口1
6からエアを供給すると、第2フローティングシート5
bの受圧部51がエア室15でエア圧を受けることによ
り、第2フローティングシート5bが第2シール解除用
スプリング55の反発力に抗して下流側へ押圧摺動さ
れ、第2フローティングシート5bにおけるインサート
シール53のシール面54が回転管軸2側の第2インサ
ートシール5aのシール面52に適宜接触してボールベ
アリング21の上流側でケーシング1と回転管軸2との
間を遮断する。また、このとき、油圧がないことによ
り、第1フローティングシート3bにおけるインサート
シール33と第1インサートシール3aとの間には隙間
Sが形成されている。このため、エアは、空気室15か
ら隙間Sを経由し回転側に送られることになる。また、
ボールベアリング21は、その上流側が第2シール部材
5によって遮断されているため、エア圧を受けることが
ない。尚、第2インサートシール5aとインサートシー
ル52の摩擦による発熱と摩耗粉は、該シール面から適
宜漏らしたエアを排気口17から排出することによって
除去される。
【0021】以上説明してきたように、本実施例のマシ
ニングセンタにおける給油用ロータリジョイントAにあ
っては、切削油の使用、切削油の不使用、エアの使用の
3種類の加工方法に使用することができる。また、ロー
タリジョイントを人が何ら調整することなく上記3方法
が行えるので、機械を止めることなく効率的に作業をす
ることができる。また、エア圧によってボールベアリン
グの潤滑用グリースを吹き飛ばさないので、ボールベア
リングの発熱を防止することができる。
【0022】以上、本発明の実施例を図面により詳述し
てきたが、具体的な構成はこの実施例に限定されるもの
ではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における設計
変更等があっても本発明に含まれる。例えば、実施例で
は、第1,第2のシール解除用スプリングを、第1フロ
ーティングシート3bや第2フローティングシート5b
に形成したスプリング装着用の環状底部37aとトラス
ねじの頭部裏面35aとの間に圧入させるようにした場
合を示したが、これには限定されず、要は第1,第2フ
ローティングシート3b,5bをそのシール面が第1,
第2インサートシール3a,5aのシール面から離れる
方向に摺動付勢させ得る状態に備えればよい。
【0023】また、実施例では、チェック弁4は、第1
フローティングシート3bをバルブ本体として連通穴3
0内にバルブスプール43を摺動自在に挿入して形成す
るとしたが、これに限らず、連通穴30の挿入部分自体
をバルブスプールとしてもよい。この場合は、バルブス
プールが大きく形成され圧力損失を小さくすることがで
きるという利点がある。
【0024】
【発明の効果】以上説明してきたように本発明のロータ
リジョイントにあっては、切削油の使用、切削油の不使
用、エアの使用の3種類の加工方法に使用することがで
きて大変経済的である。また、ロータリジョイントは、
内部で3種類の方法に適合するように自動調整されるた
め、機械を止めることなく使用でき効率的に作業をする
ことができる等の効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明実施例のロータリジョイントのエア使用
時を示す断面図である。
【図2】同上の切削油使用時の要部を示す説明図であ
る。
【図3】同上の切削油とエアの不使用時の要部を示す説
明図である。
【符号の説明】
A ロータリジョイント S 隙間 1 ケーシング 2 回転管軸 3 第1回転シール部材 3a 第1インサートシール 3b 第1フローティングシート 4 チェック弁 5 第2回転シール部材 5a 第2インサートシール 5b 第2フローティングシート 6a エア源 10 ケーシングの流路 14 シール穴 15 エア室 16 接続口 20 回転管軸内の流路 21 ボールベアリング(軸支) 32 第1インサートシールのシール面 33 第1フローティングシートのインサートシール 33a インサートシール33のシール面 38 第1シール解除用スプリング 41 バルブシート(チェック弁) 43 バルブスプール(チェック弁) 51 受圧部 52 第2インサートシールのシール面 53 第2フローティングシートのインサートシール 54 インサートシール53のシール面 55 第2シール解除用スプリング

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 軸心方向に流路を有し固定側となるケー
    シングと、軸心方向に流路を有し前記ケーシング内に回
    転自在に軸支され回転側となる回転管軸と、前記ケーシ
    ングの流路に形成されたシール穴に対しその軸心方向に
    摺動自在に装着され流体圧によって前記回転管軸の内方
    端面に設けた第1インサートシールとで回転自在にシー
    ル連結される第1フローティングシートと、前記シール
    穴内に設けられ流体圧によって前記ケーシングの流路を
    開くチェック弁と、前記ケーシングと第1フローティン
    グシートとの間に装着され第1フローティングシートを
    そのシール面が第1インサートシールのシール面から離
    れる方向に摺動付勢させる第1シール解除用スプリング
    と、を備えたロータリジョイントにおいて、 外部のエア源との接続口を有し前記第1フローティング
    シートと第1インサートシールのシール面が離れた状態
    で両シール面の間に形成される隙間と連通するエア室
    と、前記回転管軸の外周面であって該回転管軸の軸受部
    とエア室との間に密着固定された第2インサートシール
    と、前記ケーシングにシール状態で軸心方向に摺動自在
    に装着され前記第2インサートシールとで回転自在にシ
    ール連結されると共にエア室に臨む受圧部を有する第2
    フローティングシートと、前記ケーシングと第2フロー
    ティングシートとの間に装着され第2フローティングシ
    ートをそのシール面が第2インサートシール面から離れ
    る方向に摺動付勢させる第2シール解除用スプリング
    と、を設けたことを特徴とするロータリジョイント。
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