JPH0743046Y2 - 撒物揚搬ベルトコンベヤ装置の撒物漏出防止装置 - Google Patents
撒物揚搬ベルトコンベヤ装置の撒物漏出防止装置Info
- Publication number
- JPH0743046Y2 JPH0743046Y2 JP1990078692U JP7869290U JPH0743046Y2 JP H0743046 Y2 JPH0743046 Y2 JP H0743046Y2 JP 1990078692 U JP1990078692 U JP 1990078692U JP 7869290 U JP7869290 U JP 7869290U JP H0743046 Y2 JPH0743046 Y2 JP H0743046Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- gap
- belt
- conveyor belt
- skirt
- plate
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- Framework For Endless Conveyors (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は、粉粒体のような撒物を高所へ揚搬するベルト
コンベヤ装置である。
コンベヤ装置である。
従来の技術 従来、撒物揚搬ベルトコンベヤ装置の撒物漏出防止装置
は、第２図に示すようなものが、実開平1-140323号公報
に開示されている。
は、第２図に示すようなものが、実開平1-140323号公報
に開示されている。
すなわち、第２図は断面方形の密閉型ケーシング内を無
端懸回するベルトコンベヤ装置の要部断面を示したもの
であって、断面方形の密閉型ケーシングＡの上板内面に
は、コンベヤベルトＢの搬送面に等間隔で横設された多
数の搬送板Ｐの搬送通路を形成する断面コ字状のトラフ
Ｔが取付けられ、該トラフＴのスカート板Ｔ′の自由端
は、ベルトＢの両側端部の搬送面側に接近し僅かな隙間
を有して位置している。
端懸回するベルトコンベヤ装置の要部断面を示したもの
であって、断面方形の密閉型ケーシングＡの上板内面に
は、コンベヤベルトＢの搬送面に等間隔で横設された多
数の搬送板Ｐの搬送通路を形成する断面コ字状のトラフ
Ｔが取付けられ、該トラフＴのスカート板Ｔ′の自由端
は、ベルトＢの両側端部の搬送面側に接近し僅かな隙間
を有して位置している。
そして、ベルトＢの両側端部搬送面には断面Ｌ形の撒物
流出防止起立片Ｄが、トラフのスカート板Ｔ′の外側面
と僅かな隙間を有して取付けられ、該起立片の頂部はス
カート板Ｔ′の外側面に突設したカバー板Ｃによって僅
かな隙間を有して覆われている。
流出防止起立片Ｄが、トラフのスカート板Ｔ′の外側面
と僅かな隙間を有して取付けられ、該起立片の頂部はス
カート板Ｔ′の外側面に突設したカバー板Ｃによって僅
かな隙間を有して覆われている。
なお、ベルトＢの両側端部下面に突設した突条Ｇは、該
ベルトＢを支承案内する溝付きプーリの凹溝内に嵌入案
内される台形のガイドレールである。
ベルトＢを支承案内する溝付きプーリの凹溝内に嵌入案
内される台形のガイドレールである。
考案が解決しようとする課題 上述した従来例では、流出防止起立片Ｄとトラフスカー
ト板の外側面とで形成される隙間が直線状であるため
に、流出防止起立片Ｄの頂部とカバー板との隙間が大に
なると、スカート板自由端とベルト搬送面との間から流
出した撒物は、前記直線状隙間から容易に流出防止起立
片Ｄの頂部を越えて溢流し、該起立片の外側に漏出する
おそれが生ずるので、カバー板Ｃの高さをボルトＳによ
ってスカート板Ｔ′とともに上下調節し、流出防止起立
片Ｄの頂部とカバー板Ｃとの隙間を接触しない程度の最
小限にしなればならないという面倒な点があった。
ト板の外側面とで形成される隙間が直線状であるため
に、流出防止起立片Ｄの頂部とカバー板との隙間が大に
なると、スカート板自由端とベルト搬送面との間から流
出した撒物は、前記直線状隙間から容易に流出防止起立
片Ｄの頂部を越えて溢流し、該起立片の外側に漏出する
おそれが生ずるので、カバー板Ｃの高さをボルトＳによ
ってスカート板Ｔ′とともに上下調節し、流出防止起立
片Ｄの頂部とカバー板Ｃとの隙間を接触しない程度の最
小限にしなればならないという面倒な点があった。
課題を解決するための手段 そこで、本考案では、トラフのスカート板外側面にシー
ル凹溝を突設し、該シール凹溝をベルトに取付けた流出
防止起立片を挾挿被冠することにより、該シール凹溝と
流出防止起立片との間に門状のシール隙間を形成するこ
とにより、撒物の漏出通路を反転屈曲させて流出抵抗を
増大させ、従来技術の課題を解決したものである。
ル凹溝を突設し、該シール凹溝をベルトに取付けた流出
防止起立片を挾挿被冠することにより、該シール凹溝と
流出防止起立片との間に門状のシール隙間を形成するこ
とにより、撒物の漏出通路を反転屈曲させて流出抵抗を
増大させ、従来技術の課題を解決したものである。
作用 トラフスカート板の自由端とベルト搬送面との隙間から
流出した撒物は、シール凹溝と流出防止起立片とで形成
された門状隙間に流入するが、該門状隙間は流動抵抗の
大きいラビリンス効果を生ずる反転屈曲通路を形成して
いるので、シール凹溝と流出防止起立片との隙間を最小
限に調節しなくても、流出防止起立片の外側に撒物が漏
出することはなく、該門状隙間からの漏出は大幅に抑止
される。
流出した撒物は、シール凹溝と流出防止起立片とで形成
された門状隙間に流入するが、該門状隙間は流動抵抗の
大きいラビリンス効果を生ずる反転屈曲通路を形成して
いるので、シール凹溝と流出防止起立片との隙間を最小
限に調節しなくても、流出防止起立片の外側に撒物が漏
出することはなく、該門状隙間からの漏出は大幅に抑止
される。
実施例 第１図は本考案の実施例における水平搬送経路の断面図
であって、 断面方形の密閉型ケーシング１内の上板内面に一対のス
カート板2a,2bを離間対設してトラフを形成し、前記ケ
ーシング内を無端懸回して運行するコンベヤベルト３の
搬送面には多数の搬送板４が等間隔で横設され、前記ト
ラフは該搬送板４の通路を形成するものである。
であって、 断面方形の密閉型ケーシング１内の上板内面に一対のス
カート板2a,2bを離間対設してトラフを形成し、前記ケ
ーシング内を無端懸回して運行するコンベヤベルト３の
搬送面には多数の搬送板４が等間隔で横設され、前記ト
ラフは該搬送板４の通路を形成するものである。
そして、被搬送物である撒物は、ケーシングに開口した
供給口から投入されコンベヤベルト３上に積載されて運
搬され、上り傾斜および垂直上昇経路等においては、搬
送板によって揚搬されてケーシングに開口した排出口か
ら放下されるものであって、前記スカート板2a,2bの自
由端は、ベルト３の搬送面との間に隙間δ1が形成され
ているので、ベルト３上に積載された撒物が水平搬送中
に該隙間δ1から流出するが、ベルト３の搬送面両側端
部には流出防止起立片5a,5bが取付けられ、前記隙間δ1
から漏出する撒物を堰き止めている。
供給口から投入されコンベヤベルト３上に積載されて運
搬され、上り傾斜および垂直上昇経路等においては、搬
送板によって揚搬されてケーシングに開口した排出口か
ら放下されるものであって、前記スカート板2a,2bの自
由端は、ベルト３の搬送面との間に隙間δ1が形成され
ているので、ベルト３上に積載された撒物が水平搬送中
に該隙間δ1から流出するが、ベルト３の搬送面両側端
部には流出防止起立片5a,5bが取付けられ、前記隙間δ1
から漏出する撒物を堰き止めている。
そして、該起立片5a,5bはスカート板2a,2bの外側面に形
成したシール凹溝6a,6b内に挿入され、起立片5a,5bとシ
ール凹溝6a,6bとの間には門状隙間δ2が形成されてい
る。
成したシール凹溝6a,6b内に挿入され、起立片5a,5bとシ
ール凹溝6a,6bとの間には門状隙間δ2が形成されてい
る。
したがって、流出防止起立片5a,5bに堰き止められた前
記流出撒物は、門状隙間δ2に流入することになるが、
該門状隙間δ2は屈曲した反転流路を形成するので、流
出抵抗が増大するため、門状隙間δ2内に流入した前記
撒物は門状隙間δ2内に滞留し易くなり、該門状隙間δ2
からの漏出は抑止されることになる。
記流出撒物は、門状隙間δ2に流入することになるが、
該門状隙間δ2は屈曲した反転流路を形成するので、流
出抵抗が増大するため、門状隙間δ2内に流入した前記
撒物は門状隙間δ2内に滞留し易くなり、該門状隙間δ2
からの漏出は抑止されることになる。
なお、ベルト３の両側端部はケーシング１の両側板内面
に固設したベルト支承レール７によって垂れることなく
支持されて、該支承レール７上を摺動する。
に固設したベルト支承レール７によって垂れることなく
支持されて、該支承レール７上を摺動する。
考案の効果 本考案は、スカート板の自由端とベルト搬送面との間の
隙間から流出したベルト上の撒物が流出防止起立片によ
って堰き止められるとともに、該起立片をスカート板外
側面に形成したシール凹溝内に挿入することによって、
起立片とシール凹溝との間に屈曲した反転流路となる門
状隙間が形成され、該門状隙間は前記堰き止められた流
出撒物の漏出に対してラビリンス効果を有するので、シ
ール凹溝の高さを調節して流出防止起立片との隙間を最
小限にするという面倒な操作を行わなくても、スカート
板の自由端とベルト搬送面との隙間から流出した撒物
は、門状隙間からベルト両側端へ漏出することを抑止さ
れるものである。
隙間から流出したベルト上の撒物が流出防止起立片によ
って堰き止められるとともに、該起立片をスカート板外
側面に形成したシール凹溝内に挿入することによって、
起立片とシール凹溝との間に屈曲した反転流路となる門
状隙間が形成され、該門状隙間は前記堰き止められた流
出撒物の漏出に対してラビリンス効果を有するので、シ
ール凹溝の高さを調節して流出防止起立片との隙間を最
小限にするという面倒な操作を行わなくても、スカート
板の自由端とベルト搬送面との隙間から流出した撒物
は、門状隙間からベルト両側端へ漏出することを抑止さ
れるものである。
さらに、門状隙間はシール凹溝に挿入されている流出防
止起立片がベルトの巾方向に蛇行によってシール凹溝内
で左右いづれかの側に片寄った際に、門状隙間の一方の
隙間が拡開しても他方の隙間は前記拡開分だけ狭隘化す
るから、ベルトの巾方向蛇行によってシール作用が増減
することなく常に確実なシール作用を保持することがで
きるすぐれた効果を有するものである。
止起立片がベルトの巾方向に蛇行によってシール凹溝内
で左右いづれかの側に片寄った際に、門状隙間の一方の
隙間が拡開しても他方の隙間は前記拡開分だけ狭隘化す
るから、ベルトの巾方向蛇行によってシール作用が増減
することなく常に確実なシール作用を保持することがで
きるすぐれた効果を有するものである。
第１図は本考案の実施例を示す密閉型ケーシングの断面
図、第２図は従来例の要部部分断面図である。 １……密閉型ケーシング 2a,2b……スカート板 ３……コンベヤベルト ４……搬送板 5a,5b……流出防止起立片 6a,6b……シール凹溝
図、第２図は従来例の要部部分断面図である。 １……密閉型ケーシング 2a,2b……スカート板 ３……コンベヤベルト ４……搬送板 5a,5b……流出防止起立片 6a,6b……シール凹溝
Claims (1)
- 【請求項１】搬送面に多数の搬送板を等間隔で横設した
撒物揚搬コンベヤベルトを、断面方形の密閉型ケーシン
グ内の撒物排出端部と撒物供給端部とに夫々設けた駆動
プーリと従動プーリ間に無端懸回した撒物揚搬ベルトコ
ンベヤ装置において、 密閉型ケーシングの上板内面に一対のスカート板を離間
対設して前記搬送板の通路を形成する搬送トラフを形成
し、該スカート板の自由端部外側に、ベルト搬送面両側
部に突設した撒物流防止起立片を門状シール隙間で挾挿
被冠するシール凹溝を設けた撒物漏出防止装置。
Priority Applications (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1990078692U JPH0743046Y2 (ja) | 1990-07-26 | 1990-07-26 | 撒物揚搬ベルトコンベヤ装置の撒物漏出防止装置 |
| US07/736,257 US5115906A (en) | 1990-07-26 | 1991-07-26 | Conveyor elevator system |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1990078692U JPH0743046Y2 (ja) | 1990-07-26 | 1990-07-26 | 撒物揚搬ベルトコンベヤ装置の撒物漏出防止装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0437116U JPH0437116U (ja) | 1992-03-27 |
| JPH0743046Y2 true JPH0743046Y2 (ja) | 1995-10-04 |
Family
ID=31622184
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1990078692U Expired - Lifetime JPH0743046Y2 (ja) | 1990-07-26 | 1990-07-26 | 撒物揚搬ベルトコンベヤ装置の撒物漏出防止装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0743046Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| BE1027494B1 (nl) | 2019-08-12 | 2021-03-16 | Clean Conveyor Belt BVBA | Transportband met opstaande ribben |
| DE102021107722A1 (de) * | 2021-03-26 | 2022-09-29 | Temafa Maschinenfabrik Gmbh | Fördereinheit einer Textilmaschine zum Fördern vom Textilmaterial |
Family Cites Families (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5550008U (ja) * | 1978-09-25 | 1980-04-01 | ||
| JPS61145714A (ja) * | 1984-12-19 | 1986-07-03 | Sanyo Electric Co Ltd | 磁気ヘツドの製造方法 |
| JPH01140323U (ja) * | 1988-03-23 | 1989-09-26 |
-
1990
- 1990-07-26 JP JP1990078692U patent/JPH0743046Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0437116U (ja) | 1992-03-27 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
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