JPH0743007A - 空気調和装置 - Google Patents

空気調和装置

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JPH0743007A
JPH0743007A JP5186161A JP18616193A JPH0743007A JP H0743007 A JPH0743007 A JP H0743007A JP 5186161 A JP5186161 A JP 5186161A JP 18616193 A JP18616193 A JP 18616193A JP H0743007 A JPH0743007 A JP H0743007A
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JP
Japan
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pressure
predetermined
inverter
temperature
heat exchanger
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JP5186161A
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Inventor
Sadayasu Nakano
定康 中野
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Sanyo Electric Co Ltd
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Sanyo Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 空気調和装置の運転を安定すると共に運転効
率を向上する。 【構成】圧縮機1の冷煤吐出側に設けられた圧力センサ
23と、室内熱交換器10の入口側及び出口側にそれぞ
れ設けられた温度センサ21、22と、制御装置24
と、送風機6を駆動するモータに電力を供給するインバ
ータ25とを備え、各温度センサ21、22が検出した
温度の差に基づいて膨張弁11の開度を制御すると共
に、膨張弁の開度が所定開度以上のとき各温度センサが
検出した温度の差が所定温度以下で圧力センサ23の検
出圧力が第1の所定圧力以下の場合には送風機6の回転
数を減少させ、圧力センサ23の検出圧力が第1の所定
圧力より高い場合には送風機6の回転数を増加させ、か
つ、膨張弁の開度が所定開度より小さく圧力センサ23
の検出圧力が第1の所定圧力より高い第2の所定圧力以
下の場合には送風機6の回転数を減少させ、圧力センサ
23の検出圧力が第2の所定圧力より高い場合には送風
機6の回転数を増加させ、空気調和装置の運転を安定
し、運転効率(COP)の向上を図る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は室外熱交換器の送風機
の回転数を制御して室外熱交換器の能力を調節するエン
ジン駆動式空気調和装置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば特開平3−55474号公報に
は、エンジンと、このエンジンに駆動される圧縮機、複
数個の室外熱交換器、膨張弁、複数の室内熱交換器を配
管接続し、かつ、各室外熱交換器に外気を送る室外送風
機を備えた冷暖房装置が開示されており、この冷暖房装
置においては冷房運転時複数の室内熱交換器のうち例え
ば1台を残して他の室内熱交換器が運転を停止し、負荷
が少なくなると、それに応じて1台の室外熱交換器を残
して他の室外熱交換器の凝縮器としての作用を停止し、
併せて送風機を最低風速にする。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の技術におい
て、例えば室外送風機が最低風速になって凝縮機として
作用している室外熱交換器の凝縮量を調節したとき、圧
縮機の吐出圧力が上昇し、吐出圧力が高かった場合に
は、吐出圧力が高圧になり、例えば高圧カットが働き、
冷暖房装置が運転を停止するという問題が発生する。
【0004】また、上記高圧カットを回避するために、
例えば圧縮機の吸込側及び吐出側に圧力センサを設け、
吸込側及び吐出側がそれぞれ設定圧力になるように室外
の送風機の回転数を制御するようにした空気調和装置が
提供されている。この空気調和装置において、吸込圧力
が第1の所定値より低い場合は、室外送風機の回転数を
低下させて第1の所定値以上になるようにする。また、
吐出圧力が第1の圧力よりも高い第2の所定圧力と第3
の所定値との間になるように室外送風機の回転数を制御
している。この回転数の制御方法では、圧縮機及び室外
熱交換器などを備えた室外ユニットが例えば地上に設置
され、室内熱交換器を備えた室内ユニットが例えば10
階建のビルに設けられ、冷媒配管が最長で室内ユニット
と室外ユニットとの公定差も最大になる状況を想定して
上記第1の所定値を例えば3Kg/cm2に設定し、上
記第2の所定値を例えば15Kg/cm2に設定し、上
記第3の所定値を例えば25Kg/cm2に設定してい
る。
【0005】上記のように各所定値を設定した場合、設
置状態や運転状況即ち、室外ユニットと室内ユニットと
の高低差が少ない場合あるいは負荷が少ない場合には必
要以上の吐出圧力になり、この結果、圧縮機の動力が余
分に必要になり、運転効率が低下するという問題が発生
する。本発明は、圧縮機の運転を安定すると共に、設置
状況あるいは運転状況が変わった場合にも運転効率を向
上する空気調和装置を提供するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するために、圧縮機2、室外熱交換器、膨張弁、室内熱
交換器を順次配管接続した冷媒回路と、室外圧縮機に外
気を送る送風機とを有した空気調和装置において、圧縮
機の冷煤吐出側に設けられた圧力センサと、室内熱交換
器の入口側に設けられた入口温度センサと、室内熱交換
器の出口側に設けられた出口温度センサと、送風機を駆
動するモータに電力を供給するインバータと、入口温度
センサと出口温度センサとが検出した温度の差に基づい
て膨張弁の開度を制御すると共に、膨張弁の開度が所定
開度以上のとき出口温度センサと入口温度センサとが検
出した温度の差が所定温度以下で圧力センサの検出圧力
が第1の所定圧力以下の場合にはインバータへ出力され
る周波数信号の周波数を減少させ、前記開度が所定開度
以上のとき前記温度の差が所定温度以下で圧力センサの
検出圧力が第1の所定圧力より高い場合にはインバータ
へ出力される周波数信号を増加させ、かつ、膨張弁の開
度が所定開度より小さく圧力センサの検出圧力が第1の
所定圧力より低い第2の所定圧力以下の場合にはインバ
ータへ出力される周波数信号の周波数を減少させ、前記
開度が所定開度より小さく圧力センサの検出圧力が第2
の所定圧力より高い場合にはインバータへ出力される周
波数信号を増加させる制御装置とを備えた空気調和装置
を提供し、空気調和装置の運転を安定化、及び運転効率
(COP)を向上を図るものである。
【0007】また、圧縮機の冷煤吐出側に設けられた圧
力センサと、室内熱交換器の入口側に設けられた入口温
度センサと、室内熱交換器の出口側に設けられた出口温
度センサと、送風機を駆動するモータに電力を供給する
インバータと、入口温度センサと出口温度センサとが検
出した温度の差に基づいて膨張弁の開度を制御すると共
に、膨張弁の開度が所定開度以上のとき出口温度センサ
と入口温度センサとが検出した温度の差が所定温度以下
で圧力センサの検出圧力が所定圧力以下の場合にはイン
バータへ出力される周波数信号の周波数を減少させ、前
記開度が所定開度以上のとき温度の差が所定温度以下で
圧力センサの検出圧力が所定圧力より高い場合にはイン
バータへ出力される周波数信号を増加させ、かつ、前記
開度が所定開度以上のとき前記温度の差が所定温度より
高いときには信号を出力する制御装置と、この制御装置
からの信号を入力して動作する報知器とを備えた空気調
和装置を提供し、保守点検作業などの簡略化を図り、空
気調和機の故障による長期間の運転停止を回避するもの
である。
【0008】
【作用】電動膨張弁11の開度が大きく、冷媒循環量が
不足しているときで、室内熱交換器10の入口側と出口
側との温度差が小さいときには圧縮機1の吐出圧力を第
1の所定圧力と比較し、吐出圧力が第1の所定圧力以下
の場合には室外熱交換器の送風機6の回転数を下げるの
で、高圧配管の圧力は上昇して冷媒循環量は増加し、空
気調和装置の運転を安定することができるのはもちろ
ん、高圧配管の圧力を上昇させることによって冷媒の流
速を確保することができる。
【0009】また、冷媒循環量が不足しているときで、
吐出圧力が第1の所定圧力より高く冷媒の流速が確保さ
れているときには、制御装置24は周波数が増加した周
波数信号を出力し、送風機6の回転数を上げるので、高
圧配管の圧力は低下して冷媒の吐出圧力を低くした状態
で圧縮機1を運転することができ、この結果、圧縮機1
を駆動するためのモータあるいはエンジンなどの動力は
小さくて済み、運転効率(COP)を向上する。
【0010】さらに、冷媒循環量が十分あるときで、圧
縮機1の吐出圧力が第1の所定圧力より低く設定された
第2の所定圧力以下の場合には室外熱交換器の送風機6
の回転数を下げるので、高圧配管の圧力は上昇して冷媒
循環量は増加し、空気調和装置の運転を安定することが
できるのはもちろん、高圧配管の圧力を上昇させること
によって冷媒の流速を確保することができ、この結果、
圧縮機1から冷媒と共に吐出された圧縮機オイルの戻り
不足を確実に回避する。
【0011】また、冷媒循環量が十分あるときで、吐出
圧力が第2の所定圧力より高く冷媒の流速が確保されて
いるときには、制御装置24は周波数が増加した周波数
信号を出力し、送風機6の回転数を上げるので、高圧配
管の圧力は低下して冷媒の吐出圧力を低くした状態で圧
縮機1を運転することができ、この結果、圧縮機1を駆
動するためのモータあるいはエンジンなどの動力は小さ
くて済み、運転効率(COP)は向上する。
【0012】また、電動膨張弁11の開度が大きく、冷
媒循環量が不足しているときで、室内熱交換器10の入
口側と出口側との温度差が所定の温度より大きい場合に
は、制御装置24は警報信号を報知器26に出力し、報
知器26の発光素子あるいはブザーは動作し、例えば空
気調和装置の管理者に冷媒循環量が著しく不足している
ことを報知することができ、この結果、保守点検作業な
どを速やかに行うことが可能になる。
【0013】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳細
に説明する。図1は圧縮機の駆動源としてエンジンを用
いた本発明の空気調和装置の回路構成図であり、Aは室
内ユニット、Bは室外ユニットである。1は例えばエン
ジン(図示せず)にて駆動される圧縮機、2はこの圧縮
機1の吸入側の冷媒管1aに設けられたアキュ−ムレ−
タ、3は冷媒の流路を冷房と暖房に応じて切換える四方
弁、4、5は暖房運転時に蒸発器として働き、冷房運転
時に凝縮器として働く室外熱交換器、6は室外熱交換機
4、5に外気を送るための送風機、7aは送風ファン、
7bはファンモータ、8は暖房運転時に減圧装置として
働く電動膨張弁、10は暖房運転時に凝縮器として働
き、冷房運転時に蒸発器として働く室内熱交換器であ
る。そして、室内熱交換器10は室内ユニットAに設け
られている。
【0014】また、11は室内ユニットAの室内熱交換
器10付近の管路13(冷房運転時の冷媒入口側の管
路)に取り付けられている電動膨張弁で、この電動膨張
弁11は冷房運転時には減圧装置として働くと共に、所
定ステップ、例えば500ステップで全開になるように
制御されるものである。そして、圧縮機1、四方弁3、
室外熱交換器4、5、電動膨張弁8、電動弁11、室内
熱交換器10等が順次冷媒配管15で接続されて冷媒循
環回路16が構成されている。さらに、17は逆止弁、
18はレシ−バタンクである。図1において、実線矢印
は冷房サイクルの冷媒の流れを示し、破線矢印は暖房サ
イクルの冷媒の流れを示す。
【0015】21及び22はそれぞれ室内熱交換器10
の冷房運転時の冷媒流入側(以下入口側という)及び冷
媒流出側(以下出口側という)に設けられ、冷媒の温度
を検出する入口側の温度センサ及び出口側の温度センサ
のである。また、23は圧縮機2の冷媒出口側に設けら
れて圧縮機1の冷媒吐出圧力を検出する圧力センサであ
る。24は電動膨張弁11の開度及びファンモータ7b
に供給される電力の周波数を制御する制御装置、25は
制御装置24からの周波数信号に基づいて所定の周波数
の電力をファンモータ7bに供給するインバータであ
る。制御装置24は温度センサ21、22から温度信号
を入力し、室内熱交換器10の入口温度と出口温度との
差を算出し、温度差の設定値(例えば1℃)と比較して
電動膨張弁11に開閉信号を出力して開度を制御する。
【0016】さらに、制御装置24は圧力センサ23か
ら信号を入力して圧縮機1の吐出圧力に応じて周波数信
号をインバータ25に出力する。また、26は制御装置
24からの信号を入力して動作する報知器であり、この
報知器は例えば複数の発光素子あるいはブザーを備えて
いる。27は室内ユニットAが設けられた室内の温度を
検出する室内温度センサである。28はエンジンの回転
数制御装置であり、室内温度センサ27から温度信号を
入力して設定温度範囲と比較し、エンジンの回転数を例
えば800rpmから2200rpmの範囲で連続的に
制御する。
【0017】上記のように構成された空気調和装置の冷
房運転時、四方弁3の切換えによって冷媒が図1の実線
矢印に示したように循環する。そして、室内ユニットA
の室内熱交換器10に冷媒が流れて冷房が行われる。前
記のように冷房運転が行われているとき、回転数制御装
置28は室内温度センサ27から温度信号を入力して各
検出温度の平均値と設定温度範囲(例えば5℃〜10
℃)とを比較する。そして、検出温度の平均値が設定温
度範囲より高い場合には回転数制御装置27はエンジン
の回転数を増加させ、検出温度の平均値が設定温度範囲
より低い場合には回転数制御装置28はエンジン1の回
転数を低下させる。
【0018】また、制御装置24は温度センサ21、2
2から温度信号を入力し、室内熱交換器10の入口温度
と出口温度との差を算出する。そして、算出した温度差
と設定値(例えば1℃)と比較し、温度差が設定値より
高いときには電動膨張弁11に開信号を出力し、電動膨
張弁11の開度は1ステップづつ増加する。この結果、
室内熱交換器10に流れる冷媒の量が量が増える。ま
た、温度差が設定値より低いときには制御装置24は電
動膨張弁11に閉信号を出力し、電動膨張弁11の開度
は1スッテプづつ減少する。
【0019】以下、上記のように室内の負荷に基づいて
エンジン1の回転数及び電動膨張弁11の開度が制御さ
れているときの送風機6の制御について、図2のフロ−
チャ−トに基づいて説明する。制御装置24は所定時間
(例えば10秒)ごとに電動膨張弁11から開度信号を
入力し、SP1にて開度が所定の開度、例えば全開のス
テップの4/5のステップである400ステップ以上か
否かを判断する。そして、開度が400ステップ以上で
あり、負荷に対して冷媒が少ない場合には、SP2にて
室内熱交換器10の入口温度と出口温度との差を算出
し、この差が所定温度(例えば10℃)以下の場合に
は、SP3に進む。SP3では圧力センサ23が検出し
た圧縮機1の吐出圧力と第1の所定圧力(例えば25K
g/cm2)とを比較し、吐出圧力が第1の所定圧力以
下の場合には、SP4にて制御装置24はインバータ2
5に出力する周波数信号の周波数を所定周波数(例えば
0.5Hz)減少する。この周波数信号を入力したイン
バータ25は周波数が減少した電力をファンモータ7b
に出力し、送風機6の回転数は減少する。
【0020】その後、所定時間経過すると制御装置24
は再び上記SP1から動作を開始する。そして、電動制
御弁11の開度が400ステップ以上で、室内熱交換器
10の入口温度と出口温度との差が所定温度以下であ
り、圧縮機1の吐出圧力が第1の所定圧力以下の場合に
は、制御装置24はインバータ25に出力する周波数信
号の周波数を所定周波数減少する。この周波数信号を入
力したインバータ25は周波数が減少した電力をファン
モータ7bに出力し、送風機6の回転数はさらに減少す
る。
【0021】以後、SP1〜SP4の制御が繰り返され
ると、送風機6の風量は減少する。このため、各室外熱
交換器4、5での熱交換量が減少し、凝縮温度及び圧力
が上昇して圧縮機1から電動膨張弁11に至る高圧側配
管の圧力が上昇する。この結果、冷媒流量は増加する。
さらに、図2のフローチャートに記載されていないが、
SP2にて吐出圧力が上記第1の所定圧力より低い第2
の所定圧力(例えば15Kg/cm2)より低い場合に
も上記SP1〜SP4の制御が行われる。この結果、送
風機6の回転数が減少して高圧側配管の圧力が上昇して
冷媒流速が上昇する。
【0022】以上のように高圧側配管の圧力が上昇し、
SP3にて圧縮機1の吐出圧力が第1の所定圧力より高
くなった場合には、SP5にて制御装置11はインバー
タ25に出力する周波数信号の周波数を増加する。この
周波数信号を入力したインバータ25は周波数が増加し
た電力をファンモータ7bに出力し、送風機6の回転数
は増加する。
【0023】その後、所定時間経過すると制御装置24
は再び上記SP1から動作を開始する。そして、電動制
御弁11の開度が400ステップ以上で、室内熱交換器
10の入口温度と出口温度との差が所定温度以下であ
り、圧縮機1の吐出圧力が第1の所定圧力より高い場合
には、SP5にて制御装置11はインバータ25に出力
する周波数信号の周波数を所定周波数増加する。この周
波数信号を入力したインバータ25は周波数が増加した
電力をファンモータ7bに出力し、送風機6の回転数は
さらに増加する。
【0024】以後、SP1、SP2、SP3及びSP5
の制御が繰り返されると、送風機6の風量が増加する。
このため、各室外熱交換器4、5での熱交換量が増加
し、凝縮温度及び圧力が低下して圧縮機1から電動膨張
弁11に至る高圧側配管の圧力が低下する。この結果、
圧力がさらに上昇して設定圧力(例えば27Kg/cm
2)になることによる冷媒循環の強制停止が発生するこ
と、即ち、高圧カットが働くことを回避でき、空気調和
装置の運転は継続する。また、冷媒流量は減少して圧縮
機1の運転能力は低下する。
【0025】さらに、SP2にて室内熱交換器10の入
口温度と出口温度との差が所定温度より高い場合には、
制御装置24は警報信号を報知器26に出力する。信号
を入力した報知器26の発光素子あるいはブザーは動作
し、例えば空気調和装置の管理者に冷媒不足の発生を報
知する。上記SP1にて電動膨張弁11の開度が400
ステップより少なく、負荷に対して冷媒が十分である場
合には、SP6へ進む。SP6では圧力センサ23が検
出した圧縮機1の吐出圧力と第2の所定圧力(冷媒量が
十分であるため、第1の所定圧力より低い例えば15K
g/cm2)とを比較する。そして、吐出圧力が第2の
所定圧力以下の場合にはSP6にて制御装置11はイン
バータ25に出力する周波数信号の周波数を減少する。
この周波数信号を入力したインバータ25は周波数が減
少した電力をファンモータ7bに出力し、送風機6の回
転数は減少する。
【0026】その後、所定時間経過すると制御装置24
は再び上記SP1から動作を開始する。そして、電動制
御弁11の開度が400ステップより少なく、圧縮機1
の吐出圧力が第2の所定圧力以下の場合には、制御装置
24はインバータ25に出力する周波数信号の周波数を
所定周波数減少する。この周波数信号を入力したインバ
ータ25は周波数が減少した電力をファンモータ7bに
出力し、送風機6の回転数はさらに減少する。
【0027】以後、SP1、SP6及びSP7の制御が
繰り返されると、送風機6の風量は減少する。このた
め、各室外熱交換器4、5での熱交換量が減少し、凝縮
温度及び圧力が上昇して圧縮機1から電動膨張弁11に
至る高圧側配管の圧力が上昇する。この結果、冷媒流量
は増加する。また、SP6にて圧縮機1の吐出圧力が第
2の所定圧力より高い場合にはSP8にて制御装置11
はインバータ25に出力する周波数信号の周波数を増加
する。この周波数信号を入力したインバータ25は周波
数が増加した電力をファンモータ7bに出力し、送風機
6の回転数は増加する。
【0028】その後、所定時間経過すると制御装置24
は再び上記SP1から動作を開始する。そして、電動制
御弁11の開度が400ステップより少なく、圧縮機1
の吐出圧力が第2の所定圧力より高い場合には、制御装
置24はインバータ25に出力する周波数信号の周波数
を所定周波数増加する。この周波数信号を入力したイン
バータ25は周波数が増加した電力をファンモータ7b
に出力し、送風機6の回転数はさらに増加する。
【0029】以後、SP1、SP6及びSP8の制御が
繰り返されると、送風機6の風量は増加する。このた
め、各室外熱交換器4、5での熱交換量が増加し、凝縮
温度及び圧力が低下して圧縮機1から電動膨張弁11に
至る高圧側配管の圧力が低下する。この結果、冷媒流量
は減少して圧縮機1の運転能力は低下する。その後、冷
媒流量の減少及び圧縮機1の運転能力の低下に伴い、電
動膨張弁11の開度が増加してSP1にて所定のステッ
プ以上になった判断されると、SP2〜SP5の制御に
切り換わる。
【0030】上記実施例によれば、まず、室内熱交換器
10の入口側に設けられた電動膨張弁11の開度を確認
し、この膨張弁の開度が大きく、冷媒循環量が不足して
いるときで、室内熱交換器10の入口側と出口側との温
度差が小さいときには圧縮機1の吐出圧力を第1の所定
圧力と比較し、吐出圧力が第1の所定圧力以下の場合に
は室外熱交換器の送風機6の回転数を下げるので、高圧
配管の圧力は上昇して冷媒循環量は増加し、空気調和装
置の運転を安定することができるのはもちろん、高圧配
管の圧力を上昇させることによって冷媒の流速を確保す
ることができる。
【0031】また、冷媒循環量が不足しているときで、
吐出圧力が第1の所定圧力より高く冷媒の流速が確保さ
れているときには、制御装置24は周波数が減少した周
波数信号を出力し、送風機6の回転数を上げるので、高
圧配管の圧力は低下して冷媒の吐出圧力を低くした状態
で圧縮機1を運転することができ、この結果、圧縮機1
を駆動するためのモータあるいはエンジンなどの動力は
小さくて済み、運転効率(COP)を向上することがで
きる。
【0032】さらに、電動膨張弁11の開度が所定の開
度より小さく、冷媒循環量が十分あるときで、圧縮機1
の吐出圧力が第1の所定圧力より低く設定された第2の
所定圧力以下の場合には室外熱交換器の送風機6の回転
数を下げるので、高圧配管の圧力は上昇して冷媒循環量
は増加し、空気調和装置の運転を安定することができる
のはもちろん、高圧配管の圧力を上昇させることによっ
て冷媒の流速を確保することができ、この結果、圧縮機
1から冷媒と共に吐出された圧縮機オイルの戻り不足を
確実に回避することができる。
【0033】また、冷媒循環量が十分あるときで、吐出
圧力が第2の所定圧力より高く冷媒の流速が確保されて
いるときには、制御装置24は周波数が減少した周波数
信号を出力し、送風機6の回転数を上げるので、高圧配
管の圧力は低下して冷媒の吐出圧力を低くした状態で圧
縮機1を運転することができ、この結果、圧縮機1を駆
動するためのモータあるいはエンジンなどの動力は小さ
くて済み、運転効率(COP)を向上することができ
る。
【0034】また、電動膨張弁11の開度が大きく、冷
媒循環量が不足しているときで、室内熱交換器10の入
口側と出口側との温度差が所定の温度より大きい場合に
は、制御装置24は警報信号を報知器26に出力し、報
知器26の発光素子あるいはブザーは動作し、例えば空
気調和装置の管理者に冷媒循環量が著しく不足している
ことを報知することができ、この結果、保守点検作業な
どを速やかに行うことができ、空気調和機の故障による
長期間の運転停止を回避することができる。
【0035】なお、本発明は、上記実施例に限定される
ものではなく、第1、第2の所定圧力は空気調和装置の
能力、設置条件などに応じて設定される。また、複数の
室内ユニットと複数の室外ユニットとを組み合わせた空
気調和装置においても上記実施例と同様に室外ユニット
に設けられた送風機の回転数を制御することによって同
様の作用効果を得ることができる。
【0036】
【発明の効果】本発明は以上のように構成された空気調
和装置であり、請求項1の発明によれば、圧縮機の吐出
側圧力を圧力センサによって検出し、室内熱交換器の入
口側と出口側との温度を温度センサによって検出し、制
御装置によって入口温度センサと出口温度センサとが検
出した温度の差に基づいて膨張弁の開度を制御すると共
に、膨張弁の開度が所定開度以上のとき出口温度センサ
と入口温度センサとが検出した温度の差が所定温度以下
で圧力センサの検出圧力が第1の所定圧力以下で冷媒循
環量が少ないとき、室外熱交換器の送風機の回転数を減
少させるので、高圧配管の圧力は上昇して冷媒循環量は
増加し、空気調和装置の運転を安定することができ、か
つ、高圧配管の圧力を上昇させることによって冷媒の流
速を確保することができるまた、冷媒循環量が少ないと
きにも圧力センサの検出圧力が第1の所定圧力より高い
場合には送風機の回転数を増加させるので、高圧配管の
圧力は低下して冷媒の吐出圧力を低くした状態で圧縮機
を運転することができ、この結果、圧縮機の駆動装置の
動力は小さくて済み、運転効率(COP)を向上するこ
とができる。
【0037】さらに、冷媒循環量が十分あるときで、圧
縮機の吐出圧力が第1の所定圧力より低く設定された第
2の所定圧力以下の場合には室外熱交換器の送風機の回
転数は低下するので、高圧配管の圧力は上昇して冷媒循
環量は増加し、空気調和装置の運転を安定することがで
きるのはもちろん、高圧配管の圧力を上昇させることに
よって冷媒の流速を確保することができ、この結果、圧
縮機から冷媒と共に吐出された圧縮機オイルの戻り不足
を確実に回避することができる。
【0038】また、冷媒循環量が十分あるときで、吐出
圧力が第2の所定圧力より高く冷媒の流速が確保されて
いるときには、制御装置は周波数が減少した周波数信号
を出力し、送風機の回転数は増加するので、高圧配管の
圧力は低下して冷媒の吐出圧力を低くした状態で圧縮機
を運転することができ、この結果、圧縮機を駆動するた
めのモータあるいはエンジンなどの動力は小さくて済
み、運転効率(COP)を向上することができる。
【0039】請求項2の発明によれば、冷媒循環量が不
足しているときで、室内熱交換器の入口側と出口側との
温度差が所定の温度より大きい場合には、制御装置は警
報信号を報知器に出力し、報知器が動作して例えば空気
調和装置の管理者に冷媒循環量が著しく不足しているこ
とを報知することができ、この結果、保守点検作業など
を速やかに行うことができ、空気調和機の故障による長
期間の運転停止を回避することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示す空気調和装置の回路構成
図である。
【図2】送風機の制御を説明するためのフロ−チャ−ト
である。
【符号の説明】
1 圧縮機 4 室外熱交換器 5 室外熱交換器 6 送風機 10 室内熱交換器 11 電動膨張弁 21 温度センサ 22 温度センサ 23 圧力センサ 24 制御装置 25 インバータ 26 報知器

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 圧縮機、室外熱交換器、膨張弁、室内熱
    交換器を順次配管接続した冷媒回路と、室外圧縮機に外
    気を送る送風機とを有した空気調和装置において、圧縮
    機の冷煤吐出側に設けられた圧力センサと、室内熱交換
    器の入口側に設けられた入口温度センサと、室内熱交換
    器の出口側に設けられた出口温度センサと、送風機を駆
    動するモータに電力を供給するインバータと、入口温度
    センサと出口温度センサとが検出した温度の差に基づい
    て膨張弁の開度を制御すると共に、膨張弁の開度が所定
    開度以上のとき出口温度センサと入口温度センサとが検
    出した温度の差が所定温度以下で圧力センサの検出圧力
    が第1の所定圧力以下の場合にはインバータへ出力され
    る周波数信号の周波数を減少させ、前記開度が所定開度
    以上のとき前記温度の差が所定温度以下で圧力センサの
    検出圧力が第1の所定圧力より高い場合にはインバータ
    へ出力される周波数信号を増加させ、かつ、膨張弁の開
    度が所定開度より小さく圧力センサの検出圧力が第1の
    所定圧力より低い第2の所定圧力以下の場合にはインバ
    ータへ出力される周波数信号の周波数を減少させ、前記
    開度が所定開度より小さく圧力センサの検出圧力が第2
    の所定圧力より高い場合にはインバータへ出力される周
    波数信号を増加させる制御装置とを備えたことを特徴と
    する空気調和装置。
  2. 【請求項2】 圧縮機、室外熱交換器、膨張弁、室内熱
    交換器を順次配管接続した冷媒回路と、室外圧縮機に外
    気を送る送風機とを有した空気調和装置において、圧縮
    機の冷煤吐出側に設けられた圧力センサと、室内熱交換
    器の入口側に設けられた入口温度センサと、室内熱交換
    器の出口側に設けられた出口温度センサと、送風機を駆
    動するモータに電力を供給するインバータと、入口温度
    センサと出口温度センサとが検出した温度の差に基づい
    て膨張弁の開度を制御すると共に、膨張弁の開度が所定
    開度以上のとき出口温度センサと入口温度センサとが検
    出した温度の差が所定温度以下で圧力センサの検出圧力
    が所定圧力以下の場合にはインバータへ出力される周波
    数信号の周波数を減少させ、前記開度が所定開度以上の
    とき温度の差が所定温度以下で圧力センサの検出圧力が
    所定圧力より高い場合にはインバータへ出力される周波
    数信号を増加させ、かつ、前記開度が所定開度以上のと
    き前記温度の差が所定温度より高いときには信号を出力
    する制御装置と、この制御装置からの信号を入力して動
    作する報知器とを備えたことを特徴とする空気調和装
    置。
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