JPH0742870Y2 - 自動車のインストルメントパネル - Google Patents

自動車のインストルメントパネル

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JPH0742870Y2
JPH0742870Y2 JP1988104707U JP10470788U JPH0742870Y2 JP H0742870 Y2 JPH0742870 Y2 JP H0742870Y2 JP 1988104707 U JP1988104707 U JP 1988104707U JP 10470788 U JP10470788 U JP 10470788U JP H0742870 Y2 JPH0742870 Y2 JP H0742870Y2
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JP
Japan
Prior art keywords
instrument panel
enclosure member
panel body
flat
grip
Prior art date
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Application number
JP1988104707U
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English (en)
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JPH0225340U (ja
Inventor
昌雄 小堀
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Suzuki Motor Co Ltd
Original Assignee
Suzuki Motor Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 a.産業上の利用分野 本考案は、自動車のインストルメントパネルに係り、と
くに物置棚を設けたインストルメントパネルに関する。
b.従来の技術 第6図に示すように、従来のインストルメントパネル51
は室内側に湾曲した形状に形成されており、運転席側の
前面には速度計,走行距離計等のメータ取付部52が配設
されていると共に、同乗者席側への前面には物置台53が
設けられている。物置台53は、インストルメントパネル
51の一部を断面L字状に凹ませることにより形成したも
のである。
c.考案が解決しようとする課題 しかしながら、上述した従来のインストルメントパネル
51にあっては、物置台53のスペースが狭く一部にしか設
けられていないので、タバコ,コイン等の小物を少しし
か載せることができず、室内に物を置く指向が高まって
いる状況においてユーザの要求に十分応えることができ
なかった。また、物置台53には囲いがなく奥行きが小さ
いので、物置台53に置いた小物が走行中の振動などによ
って落下しやすいという欠点があった。
一方、インストルメントパネル51の前面側に手でつかめ
る箇所があると、乗降りしたりあるいは子供を同乗させ
たときに便利である。しかし、グリップは通常、衝撃力
が加わる可能性のある高い位置に取付けられるため、グ
リップは衝撃を緩和せしめる構造をとる必要がある。
本考案はこのような実状に鑑みてなされたものであっ
て、その目的は、上述の如き欠点を解消し得る自動車の
インストルメントパネルを提供することにある。
d.課題を解決するための手段 上記従来技術の有する課題を解決するために、本考案に
おいては、インストルメントパネル本体にその前面部を
略水平に室内側へ突出させることによって平面部が形成
されている自動車のインストルメントパネルにおいて、
前記インストルメントパネル本体の平面部の室内側周縁
部に沿って断面略L字状の段差部を設ける一方、前記イ
ンストルメントパネル本体と別体の囲い部材をブロー成
形にて内部と連通する小孔を備えた中空状に形成し、該
囲い部材の上部に握り部を形成するとともに、前記囲い
部材の裏面側に凹みを設け、前記囲い部材の下部を前記
インストルメントパネル本体の段差部に取付けることに
より、前記インストルメントパネル本体の平面部および
前記囲い部材を物置棚として構成している。
e.実施例 以下、本考案を図示の実施例に基づいて詳細に説明す
る。
第1図〜第5図は本考案の実施例を示すもので、図にお
いて1は室内側の車体に組付けられるインストルメント
パネルであり、このインストルメントパネル1の本体2
は全体的に室内側へ向って湾曲した形状に形成されてい
る。そして運転席の前方に位置するインストルメントパ
ネル本体2の前面には、速度計,エンジン回転計などの
計器類を収納するメータクラスタ3が取付けられてい
る。また、インストルメントパネル本体2の前面ほぼ中
央部には、メータクラスタ3の取付部を除き全巾にわた
って物置棚4が設けられている。なお、同乗者席側の前
方下部に位置するインストルメントパネル1には、グロ
ーブボックス5が設けられている。
上記物置棚4は、インストルメントパネル本体2の前面
中央部を略水平に室内側へ向って突出させることによっ
て形成される平面部6と、この平面部6の室内側周縁部
6aに沿って取付けられる剛性を具備した囲い部材(イン
ストルメントパネルバー)7とから構成されている。イ
ンストルメントパネル本体2の平面部6の室内側周縁部
6aには、これに沿って断面略L字状の段差部16が設けら
れており、該段差部16に囲い部材7の下部が取付られる
ようになっている。
上記囲い部材7は、インストルメントパネル本体2と別
体であって、樹脂材をブロー成形法にて中空状に一体成
形してなり、メータクラスタ3を間に置いて左右に分割
形成されている。しかして、囲い部材7の内部には、第
3図および第4図に示す如く、中空部8が長手方向に沿
って形成されているとともに、一端部には第5図に示す
如く空気を吹込むための吹込孔が中空部8に連通して形
成されている。この吹込孔は、囲い部材7に衝撃力が加
わったときに空気の抜ける小孔9となる。
また、囲い部材7の取付面側の下端部には、複数のイン
サートボルト10の頭部が長手方向に間隔を置いて一体的
に埋設されており、段差部16にはインサートボルト10と
対応して複数の取付孔11が設けられている。そして囲い
部材7は、段差部16に取付られた状態で、平面部6に置
いた品物が物置棚4から落下しないように上下方向の長
さは大きく形成されており、握り部12となる上部の位置
が高くなるように設定されている。この握り部12は、ブ
ロー成形時に囲い部材7の上部を膨出させることにより
形成され、その下方に位置する囲い部材7の裏面側(車
体前方側)には凹み17が設けられており、これによって
握り易い形状に形成されている。
しかして、上記囲い部材7は、下端部を平面部6の周縁
部6aに位置する段差部16に添わせながら突出したインサ
ートボルト10のねじ部を取付孔11に差込み、インサート
ボルト10とナット13とを螺合させることによりインスト
ルメントパネル本体2の段差部16に取付けられている。
このように構成した自動車のインストルメントパネル1
によれば、平面部6と囲い部材7とによって広いスペー
スの物置棚4を設けているため、走行中に落下すること
なく比較的大きな荷物や多数の物を置くことが可能とな
る。また、インストルメントパネル1のほぼ全巾にわた
って取付けられた囲い部材7の上部は握り部12となって
いるため、アシストグリップの代用になり、どこでもつ
かむことが可能となる。さらに、囲い部材7の内部は中
空部8となっており、小孔9が形成されているため、囲
い部材7に外部から力が加わっても、中空部8中の空気
が小孔9より外部に抜け出るときに衝撃エネルギの一部
が消費されると共に、空気は徐々に抜け出ることから衝
撃力が緩和される。しかも、小孔9はブロー成形時の空
気吹込孔を利用しているため、特別な穴明け加工は不要
である。
以上、本考案の一実施例につき述べたが、本考案は既述
の実施例に限定されるものではなく、本考案の技術的思
想に基づいて各種の変形および変更が可能である。
例えば、既述の実施例における囲い部材7の形状は第3
図および第4図に示すものに限られず、取付けるインス
トルメントパネル1の形状に対応させて適宜選択するこ
とができることは言う迄もない。
f.考案の効果 上述の如く、本考案に係る自動車のインストルメントパ
ネルは、インストルメントパネル本体にその前面部を略
水平に室内側へ突出させることによって平面部が形成さ
れており、前記インストルメントパネル本体の平面部の
室内側周縁部に沿って断面略L字状の段差部を設ける一
方、前記インストルメントパネル本体と別体の囲い部材
をブロー成形にて内部と連通する小孔を備えた中空状に
形成し、該囲い部材の上部に握り部を形成するととも
に、前記囲い部材の裏面側に凹みを設け、前記囲い部材
の下部を前記インストルメントパネル本体の段差部に取
付けることにより、前記インストルメントパネル本体の
平面部および前記囲い部材を物置棚として構成している
ので、従来と比べて広いスペースの物置棚を設けること
ができる上、別体の囲い部材をインストルメントパネル
本体の平面部よりも高い位置まで形成でき、当該平面部
に置いた品物が走行中の振動によって落下することなく
比較的大きな荷物や多数の物をどこでも置くことがで
き、非常に便利である。
また、本考案のインストルメントパネルは、内部が中空
部となっており、かつ内部と連通する小孔を備えた囲い
部材がインストルメントパネル本体の段差部に取付けら
れているので、内部に衝撃緩和材を挿入しなくても外部
からの衝撃エネルギーを効率的に吸収することができ、
部品コストの低減化と軽量化が図れる。しかも、本考案
の囲い部材は、上下方向の長さを大きく形成することが
可能であり、握り部の位置が高く、裏面側に凹みが設け
られているので、握り部がアシストグリップの役目を果
たし、当該囲い部材を利用することによって乗降りなど
を楽に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第5図は本考案の一実施例を示すものであっ
て、第1図は自動車の全体斜視図、第2図はインストル
メントパネルの斜視図、第3図は物置棚の断面図、第4
図はインストルメントパネルの左側に取付けられる囲い
部材の斜視図、第5図は第4図におけるA−A線断面
図、第6図は従来のインストルメントパネルを示す斜視
図である。 1…インストルメントパネル、2…インストルメントパ
ネル本体、4…物置棚、6…平面部、6a…周縁部、7…
囲い部材、8…中空部、9…小孔、10…インサートボル
ト、11…取付孔、12…握り部、13…ナット、16…段差
部、17…凹み。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】インストルメントパネル本体にその前面部
    を略水平に室内側へ突出させることによって平面部が形
    成されている自動車のインストルメントパネルにおい
    て、前記インストルメントパネル本体の平面部の室内側
    周縁部に沿って断面略L字状の段差部を設ける一方、前
    記インストルメントパネル本体と別体の囲い部材をブロ
    ー成形にて内部と連通する小孔を備えた中空状に形成
    し、該囲い部材の上部に握り部を形成するとともに、前
    記囲い部材の裏面側に凹みを設け、前記囲い部材の下部
    を前記インストルメントパネル本体の段差部に取付ける
    ことにより、前記インストルメントパネル本体の平面部
    および前記囲い部材を物置棚として構成したことを特徴
    とする自動車のインストルメントパネル。
JP1988104707U 1988-08-08 1988-08-08 自動車のインストルメントパネル Expired - Lifetime JPH0742870Y2 (ja)

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JPH0225340U JPH0225340U (ja) 1990-02-20
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS58152642A (ja) * 1982-03-09 1983-09-10 Nissan Motor Co Ltd パツケ−ジトレ−構造

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JPH0225340U (ja) 1990-02-20

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