JPH0742510Y2 - プーリー型非鉄金属回収装置 - Google Patents
プーリー型非鉄金属回収装置Info
- Publication number
- JPH0742510Y2 JPH0742510Y2 JP1653290U JP1653290U JPH0742510Y2 JP H0742510 Y2 JPH0742510 Y2 JP H0742510Y2 JP 1653290 U JP1653290 U JP 1653290U JP 1653290 U JP1653290 U JP 1653290U JP H0742510 Y2 JPH0742510 Y2 JP H0742510Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- ferrous metal
- sorted
- conveyor
- magnet
- pulley
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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Description
【考案の詳細な説明】 利用産業分野 この考案は、廃棄物中のアルミニウム等の非鉄金属を非
金属と分離して回収する装置に係り、広幅極と狭幅極と
からなる断面円弧状の永久磁石を、広幅極の両隣の異磁
極が狭幅極となるように周配置して形成したマグネット
ロールをプーリーとして用い、搬送ベルトコンベア上の
廃棄物上方に該マグプーリーを斜め交差配置する簡単な
構成で非鉄金属の分離回収効率を高めたプーリー型非鉄
金属回収装置に関する。
金属と分離して回収する装置に係り、広幅極と狭幅極と
からなる断面円弧状の永久磁石を、広幅極の両隣の異磁
極が狭幅極となるように周配置して形成したマグネット
ロールをプーリーとして用い、搬送ベルトコンベア上の
廃棄物上方に該マグプーリーを斜め交差配置する簡単な
構成で非鉄金属の分離回収効率を高めたプーリー型非鉄
金属回収装置に関する。
従来の技術 不燃ごみ等の廃棄物中に含まれる主としてアルミニウム
等の非鉄金属を回収する所謂アルミ選別機には、リニヤ
誘導モーターを利用したものがあり、これは複数の片側
式リニヤ誘導モーターを階段状に配置し、全体を振動器
で上下動させながら上方からごみを落としていく際に、
例えばアルミ缶はリニアモーターのステーターに落下
し、発生した渦電流と作用する磁束とによる推力で所要
方向に飛ばされ分離される構成からなる。
等の非鉄金属を回収する所謂アルミ選別機には、リニヤ
誘導モーターを利用したものがあり、これは複数の片側
式リニヤ誘導モーターを階段状に配置し、全体を振動器
で上下動させながら上方からごみを落としていく際に、
例えばアルミ缶はリニアモーターのステーターに落下
し、発生した渦電流と作用する磁束とによる推力で所要
方向に飛ばされ分離される構成からなる。
このリニヤ誘導モーターを用いるものは、大電力を要
し、装置全体が大型で高価であり、かつ振動機を併用す
るため騒音が大きいという問題がある。
し、装置全体が大型で高価であり、かつ振動機を併用す
るため騒音が大きいという問題がある。
また、外周面に多数の異なる磁極を励磁する直流電機子
を、ドラム内あるいは所要形状のスロープ内で回転さ
せ、アルミ缶等の非鉄金属に推力を与えて所要距離だけ
飛ばして分離する構成（特開昭51-44371号、実開昭54-1
20775号）が提案されているが、やはり大電力を要し、
分離効率が十分でない。
を、ドラム内あるいは所要形状のスロープ内で回転さ
せ、アルミ缶等の非鉄金属に推力を与えて所要距離だけ
飛ばして分離する構成（特開昭51-44371号、実開昭54-1
20775号）が提案されているが、やはり大電力を要し、
分離効率が十分でない。
永久磁石を用いたものに、Ｎ極とＳ極を交互にかつ磁石
を斜めに配置した板を傾斜させて、その上を滑り落ちる
ごみから非鉄金属を分離する構成（例えば、実開昭53-1
13472号等）ものがあるが、非鉄金属が跳びはねるだけ
で分離が不完全となり、また、事前にごみの中の鉄分を
除去するが、少量の残存鉄分が累積するため、処理品の
流れが阻害され、連続して効率のよい選別が困難であ
る。
を斜めに配置した板を傾斜させて、その上を滑り落ちる
ごみから非鉄金属を分離する構成（例えば、実開昭53-1
13472号等）ものがあるが、非鉄金属が跳びはねるだけ
で分離が不完全となり、また、事前にごみの中の鉄分を
除去するが、少量の残存鉄分が累積するため、処理品の
流れが阻害され、連続して効率のよい選別が困難であ
る。
また、前記の傾斜磁極板をドラム状あるいはエンドレス
ベルトとなして、傾斜板やベルトコンベアの裏面側に対
向させて、ごみとは逆方向に回転させて非鉄金属に推力
を与えて分離する構成（特開昭52-69061号等）が提案さ
れているが、残存鉄分が累積するため処理品の流れが阻
害され、連続して効率のよい選別が困難である。
ベルトとなして、傾斜板やベルトコンベアの裏面側に対
向させて、ごみとは逆方向に回転させて非鉄金属に推力
を与えて分離する構成（特開昭52-69061号等）が提案さ
れているが、残存鉄分が累積するため処理品の流れが阻
害され、連続して効率のよい選別が困難である。
小ブロック状の永久磁石を外周面に着設した回転ドラム
を、ベルトコンベアの終端内に配置し、かつベルトを挟
み回転ドラムの上方にダイポール磁石列を配列対向させ
た構成（特開昭64-70156号）が提案され、複数非鉄金属
の混合物の選別には適しているが、ごみの中からアルミ
缶等の非鉄金属を効率よく回収するには、上記の構成と
同様に残存鉄分の累積による影響を解決する必要があ
る。
を、ベルトコンベアの終端内に配置し、かつベルトを挟
み回転ドラムの上方にダイポール磁石列を配列対向させ
た構成（特開昭64-70156号）が提案され、複数非鉄金属
の混合物の選別には適しているが、ごみの中からアルミ
缶等の非鉄金属を効率よく回収するには、上記の構成と
同様に残存鉄分の累積による影響を解決する必要があ
る。
この考案は、上述した所謂アルミ選別機の現状に鑑み、
電力の消費の少ない永久磁石を用いた非鉄金属回収装置
の提供を目的とし、簡単な構成で、連続して効率のよい
選別が可能な非鉄金属回収装置の提供を目的としてい
る。
電力の消費の少ない永久磁石を用いた非鉄金属回収装置
の提供を目的とし、簡単な構成で、連続して効率のよい
選別が可能な非鉄金属回収装置の提供を目的としてい
る。
考案の概要 この考案は、 被選別品を搬送する主コンベアの上方に、コンベア上面
の全幅にわたってコンベア幅方向に対して所要傾斜角度
で交差して被選別品に対向するマグネットプーリーを配
設し、 該マグネットプーリーにて被選別品の移動方向と逆方向
に残存鉄分を磁気吸着後に搬出するベルトコンベアを構
成し、 前記マグネットプーリーを広幅極と狭幅極とからなる断
面円弧状の永久磁石を、広幅極の両隣の異磁極が狭幅極
となるように周配置して形成し、被選別品中の非鉄金属
に推力を与えて進行方向に対して所要傾斜角度方向の主
コンベア外に放出可能となしたことを特徴とするプーリ
ー型非鉄金属回収装置である。
の全幅にわたってコンベア幅方向に対して所要傾斜角度
で交差して被選別品に対向するマグネットプーリーを配
設し、 該マグネットプーリーにて被選別品の移動方向と逆方向
に残存鉄分を磁気吸着後に搬出するベルトコンベアを構
成し、 前記マグネットプーリーを広幅極と狭幅極とからなる断
面円弧状の永久磁石を、広幅極の両隣の異磁極が狭幅極
となるように周配置して形成し、被選別品中の非鉄金属
に推力を与えて進行方向に対して所要傾斜角度方向の主
コンベア外に放出可能となしたことを特徴とするプーリ
ー型非鉄金属回収装置である。
考案の図面に基づく開示 第１図a,bはこの考案による非鉄金属回収装置の構成を
示す上面説明図と側面説明図である。第２図a,bはこの
考案によるマグネットプーリーの構成を示す側面説明図
と上面説明図である。
示す上面説明図と側面説明図である。第２図a,bはこの
考案によるマグネットプーリーの構成を示す側面説明図
と上面説明図である。
構成 被選別品たる非鉄金属を含んだ種々の廃棄物を搬送する
メインコンベア（１）は、いずれの構成からなるコンベ
アでもよく、ここではベルトコンベアを用いて図の右か
ら左側は搬送する構成からなる。
メインコンベア（１）は、いずれの構成からなるコンベ
アでもよく、ここではベルトコンベアを用いて図の右か
ら左側は搬送する構成からなる。
メインコンベア（１）の所要位置の上方に、コンベア上
面の全幅にわたって、コンベア幅方向に対して所要傾斜
角度（θ）で交差して被選別品に対向するマグネットプ
ーリー（２）を配設してある。上記傾斜角度（θ）は任
意であるが、メインコンベア（１）幅方向の全被選別品
に対向する範囲であればよい。
面の全幅にわたって、コンベア幅方向に対して所要傾斜
角度（θ）で交差して被選別品に対向するマグネットプ
ーリー（２）を配設してある。上記傾斜角度（θ）は任
意であるが、メインコンベア（１）幅方向の全被選別品
に対向する範囲であればよい。
マグネットプーリー（２）には、コンベアベルトが装着
されてサブコンベア（３）を構成し、メインコンベア
（１）の進行方向とは反対方向に搬出する。
されてサブコンベア（３）を構成し、メインコンベア
（１）の進行方向とは反対方向に搬出する。
マグネットプーリー（２）は、第２図a,bに示す如く、
所要径の円筒材に、広幅と狭幅の２種類の断面円弧状の
永久磁石を、広幅極磁石（21）の両隣に狭幅極磁石
（22）の異磁極を配置、従って、断面円弧状の永久磁石
が、…広幅、狭幅、狭幅、広幅、狭幅、狭幅、……と周
方向に配列されて円筒状に形成してある。
所要径の円筒材に、広幅と狭幅の２種類の断面円弧状の
永久磁石を、広幅極磁石（21）の両隣に狭幅極磁石
（22）の異磁極を配置、従って、断面円弧状の永久磁石
が、…広幅、狭幅、狭幅、広幅、狭幅、狭幅、……と周
方向に配列されて円筒状に形成してある。
広幅極磁石（21）と狭幅極磁石（22）の寸法比率など
は、磁石特性、ロール直径、前記傾斜角度、廃棄物の種
類や量等に応じて適宜選択するが、ここでは、広幅極磁
石（21）とその両隣の異磁極の狭幅極磁石（22）の３個
の断面円弧状の永久磁石で、円筒の1/4円周分を形成す
る寸法比率からなる。
は、磁石特性、ロール直径、前記傾斜角度、廃棄物の種
類や量等に応じて適宜選択するが、ここでは、広幅極磁
石（21）とその両隣の異磁極の狭幅極磁石（22）の３個
の断面円弧状の永久磁石で、円筒の1/4円周分を形成す
る寸法比率からなる。
作用効果 事前にその中の鉄分を除去された被選別品は、切り出し
ホッパー等で適用供給されてメインコンベア（１）で搬
送されて来る。
ホッパー等で適用供給されてメインコンベア（１）で搬
送されて来る。
メインコンベア（１）上の被選別品は、図で時計回りに
回転するマグネットプーリー（２）の発生する磁束が被
選別品に含まれる非鉄金属に渦電流を発生させ、該磁束
との相互作用で推力が生じ、非鉄金属はマグネットプー
リー（２）の前方、すなわち非金属の進行方向に対して
所要傾斜角度（θ）方向に撥ね飛ばされ、例えばメイン
コンベア（１）側面に配置した回収箱（４）内に落下
し、非金属と分離回収される。
回転するマグネットプーリー（２）の発生する磁束が被
選別品に含まれる非鉄金属に渦電流を発生させ、該磁束
との相互作用で推力が生じ、非鉄金属はマグネットプー
リー（２）の前方、すなわち非金属の進行方向に対して
所要傾斜角度（θ）方向に撥ね飛ばされ、例えばメイン
コンベア（１）側面に配置した回収箱（４）内に落下
し、非金属と分離回収される。
被選別品内の残存鉄分は、マグネットプーリー（２）に
磁気吸引されてサブコンベア（３）のベルトに付着して
メインコンベア（１）外に搬出される。
磁気吸引されてサブコンベア（３）のベルトに付着して
メインコンベア（１）外に搬出される。
この考案では、マグネットプーリー（２）の永久磁石
を、広幅極の両隣の異磁極が狭幅極となるように周配置
することにより、強力磁束密度の範囲が広くなり、効率
のよい選別が可能になる。
を、広幅極の両隣の異磁極が狭幅極となるように周配置
することにより、強力磁束密度の範囲が広くなり、効率
のよい選別が可能になる。
マグネットプーリー（２）の永久磁石には、フェライト
磁石、アルニコ系磁石、希土類コバルト系磁石が使用で
きるが、特に、ＲとしてNdやPrを中心とする資源的に豊
富な軽希土類を用い、Ｂ、Feを主成分として30MGOe以上
の極めて高いエネルギー積を示す、Fe−Ｂ−Ｒ系永久磁
石を使用することにより、高性能化、小型化、軽量化す
ることができる。
磁石、アルニコ系磁石、希土類コバルト系磁石が使用で
きるが、特に、ＲとしてNdやPrを中心とする資源的に豊
富な軽希土類を用い、Ｂ、Feを主成分として30MGOe以上
の極めて高いエネルギー積を示す、Fe−Ｂ−Ｒ系永久磁
石を使用することにより、高性能化、小型化、軽量化す
ることができる。
考案の効果 この考案による非鉄金属回収装置は、 （１）永久磁石を用いていることから使用電力量が少な
いこと （２）被選別品中の残存鉄分が自動的に除去回収され、
被選別品の流れが阻害されず連続的に非鉄金属の回収が
可能になること （３）構造が簡単で熱の発生が少なく、また騒音が少な
いこと （４）磁極幅の広、狭の組せで小型の金属片も回収可能
であること などの利点がある。
いこと （２）被選別品中の残存鉄分が自動的に除去回収され、
被選別品の流れが阻害されず連続的に非鉄金属の回収が
可能になること （３）構造が簡単で熱の発生が少なく、また騒音が少な
いこと （４）磁極幅の広、狭の組せで小型の金属片も回収可能
であること などの利点がある。
第１図a,bはこの考案による非鉄金属回収装置の構成を
示す上面説明図と側面説明図である。第２図a,bはこの
考案によるマグネットプーリーの構成を示す側面説明図
と上面説明図である。 １……メインコンベア、２……マグネットプーリー、21
……広幅極磁石、22……狭幅極磁石、３……サブコンベ
ア、４……回収箱。
示す上面説明図と側面説明図である。第２図a,bはこの
考案によるマグネットプーリーの構成を示す側面説明図
と上面説明図である。 １……メインコンベア、２……マグネットプーリー、21
……広幅極磁石、22……狭幅極磁石、３……サブコンベ
ア、４……回収箱。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭52−48870（ＪＰ，Ａ) 特開 昭52−74170（ＪＰ，Ａ) 特開 昭61−82851（ＪＰ，Ａ)
Claims (1)
- 【請求項１】被選別品を搬送する主コンベアの上方に、
コンベア上面の全幅にわたってコンベア幅方向に対して
所要傾斜角度で交差して被選別品に対向するマグネット
プーリーを配設し、 該マグネットプーリーにて被選別品の移動方向と逆方向
に残存鉄分を磁気吸着後に搬出するベルトコンベアを構
成し、 前記マグネットプーリーを広幅極と狭幅極とからなる断
面円弧状の永久磁石を、広幅極の両隣の異磁極が狭幅極
となるように周配置して形成し、被選別品中の非鉄金属
に推力を与えて進行方向に対して所要傾斜角度方向の主
コンベア外に放出可能となしたことを特徴とするプーリ
ー型非鉄金属回収装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1653290U JPH0742510Y2 (ja) | 1990-02-20 | 1990-02-20 | プーリー型非鉄金属回収装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1653290U JPH0742510Y2 (ja) | 1990-02-20 | 1990-02-20 | プーリー型非鉄金属回収装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH03105938U JPH03105938U (ja) | 1991-11-01 |
| JPH0742510Y2 true JPH0742510Y2 (ja) | 1995-10-04 |
Family
ID=31519794
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1653290U Expired - Lifetime JPH0742510Y2 (ja) | 1990-02-20 | 1990-02-20 | プーリー型非鉄金属回収装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0742510Y2 (ja) |
-
1990
- 1990-02-20 JP JP1653290U patent/JPH0742510Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH03105938U (ja) | 1991-11-01 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| S533 | Written request for registration of change of name |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R323533 |
|
| R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
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