JPH0742477U - 飲料容器用冷却保冷装置 - Google Patents

飲料容器用冷却保冷装置

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JPH0742477U
JPH0742477U JP7083193U JP7083193U JPH0742477U JP H0742477 U JPH0742477 U JP H0742477U JP 7083193 U JP7083193 U JP 7083193U JP 7083193 U JP7083193 U JP 7083193U JP H0742477 U JPH0742477 U JP H0742477U
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良悦 山田
賢司 小林
隆 水本
一将 舛田
博司 中山
勝興 河西
泰治 三谷
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Nittetsu Hokkaido Control Systems Co Ltd
Sapporo Breweries Ltd
Sapporo Holdings Ltd Japan
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Nittetsu Hokkaido Control Systems Co Ltd
Sapporo Breweries Ltd
Sapporo Holdings Ltd Japan
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 電子冷却器を用いた冷却保冷装置において、
飲料容器のように熱容量が大きく、かつ断熱を施した飲
料容器に入れたものでも、実用的な時間内で適温に冷却
でき、かつ十分な時間適温に保冷できるコンパクトな装
置を実現する。 【構成】 飲料容器を収納するボックス1、および抽出
具24を装備したままの飲料容器を収納し抽出するため
のボックス2を、それぞれ少なくとも1個備え、各ボッ
クスの後面壁6に電子冷却器12を設けるとともに、そ
の前面に吸気ファン15を設け、かつ冷却器12の両側
面および上下面の一方または両方に冷気吹出し口16を
配備し、後面壁6のコーナー部に冷気反射部10を具備
せしめ、さらにボックス壁と飲料容器との間に、冷気が
循環する所定の間隙を設けたことを特徴とする。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、電子冷却器を用いた冷風強制循環方式により、ビール樽等の飲料容 器の周囲にまんべんなく冷気が流れるようにして、断熱性の高い容器に収容した 状態でビールや清涼飲料水等の飲料を冷却し保冷する装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
電子冷却器を用いた冷却装置や保冷装置が、近年実用化されている。この技術 は、異種の導体や半導体を接触させて電流を流したとき、ジュール熱以外に、接 触面で熱の吸収または発生が起こり、電流の向きを逆にすると熱の吸収は発生に 、発生は吸収に変わるというペルチエ効果を利用したものである。
【0003】 本発明者等も、このペルチエ効果を利用した電子冷却器による液体冷却保冷装 置を開発実用化し、すでに実開平5−29973号公報に開示している。該装置 は、電子冷却器を組み込んだ保冷ボックスに、ビールやジュース等の液体を収容 した容器を、一部を露出して、取り出し可能にかつ機密に収納し、液体収容容器 の露出部を断熱構造としたものである。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
従来の電子冷却器を用いた冷却器や保冷器は、冷媒を使用しないことから、小 型化でき、かつ冷媒の補充や交換といった保守が不要となり、省スペースおよび 省力化の効果をもたらしている。
【0005】 しかし、このような従来の装置は、冷却対象物の熱容量が大きい場合、あるい は熱伝導率が低い場合には、冷却速度が遅いという問題があり、その適用範囲が 小容量のものに限られていた。 一方、ビールや清涼飲料水を適温に冷却した後、長時間保冷するために、断熱 構造にした容器が使用されているが、このような断熱を施した容器に入れたまま で冷却する要求が高まっている。
【0006】 本考案は、電子冷却器を用いた冷却保冷装置において、冷却対象物がビールを 充填した樽の場合のように、熱容量が大きくかつ断熱を施した飲料容器に入れた ままであっても、実用的な時間内で適温まで冷却でき、かつ十分な時間保冷でき るコンパクトな装置の実現を目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するための本考案装置は、飲料容器を収納するボックス、およ び抽出具を装備したままの飲料容器を収納し抽出するためのボックスを、それぞ れ少なくとも1個備え、各ボックスの後面壁に電子冷却器を設けるとともに、該 冷却器の前面に吸気ファンを設け、かつ該冷却器の両側面および上下面の一方ま たは両方に冷気吹出し口を配備し、後面壁のコーナー部に冷気反射部を具備せし め、さらにボックス壁と飲料容器との間に、冷気が循環する所定の間隙を設けた ことを特徴とする飲料容器用冷却保冷装置である。 そして、その好ましい態様は、抽出具を装備したままの飲料容器を収納し抽出 するためのボックスの上面に、抽出具を埋入する凹部を設けるとともに、該上面 の少なくとも該凹部を含む部分を開閉可能にしたことを特徴とするものである。
【0008】
【作用】
以下、本考案を図1〜3に示す実施例により説明する。 図1は本考案の好しい態様の一例を示す斜視図、図2はボックス1に飲料容器 22を入れた状態の横断面図、図3はボックス1およびボックス2にそれぞれ飲 料容器22および23を入れた状態の縦断面図(図2のA−A矢視図)である。 本考案装置において、ボックス1および2内には、飲料容器22および23とし て、ビールを充填したビール樽や、清涼飲料水等を充填した容器等を収納する。 図1の例では、本考案装置は、飲料容器を収納する保冷ボックス1、および抽 出具を装備したままの飲料容器を収納し抽出するためのボックスを備え、両ボッ クス1,2の後面壁6に電子冷却器12を設け、電子冷却器12の前面に吸気フ ァン15を設け、電子冷却器12の両側面に冷気吹出し口16を配備し、後面壁 6のコーナー部に冷気反射部10を具備せしめている。そして本考案装置は、図 2および図3の断面図に示すように、両ボックス1,2の壁面と飲料容器22, 23との間に、冷気が循環する所定の間隙を設けている。なお、飲料容器22, 23と底面壁8の間の間隙は、飲料容器22,23の底面に設けた複数の凸部9 により形成される。また、飲料容器22,23に凸部がない場合は、図1に示す ように、両ボックス1,2の底面壁8に凸部9を設ければよい。
【0009】 本考案装置において、ボックス1およびボックス2は、図1および図3のよう に上下に配置するほか、横に並べて配置してもよく、さらに、縦および横にそれ ぞれ複数個、たとえば上段に2個、下段に2個並べることもできる。また、電子 冷却器12の冷気吹出し口16は、図1〜3のように吸熱フィン17の両側面に 配備するほか、吸熱フィンの上下面に、あるいは両側面および上下面に配備する こともできる。
【0010】 そして、冷気吹出し口16の位置に応じて、吹出された冷気を前方へと方向転 換させるために、後面壁6のコーナー部に冷気反射部10を設ける。図1および 図2の例では、冷気吹出し口16が吸熱フィン17の両側面にあるので、後面壁 6と側面壁7の境界に冷気反射部10を設けているが、吸熱フィン17の上下面 に冷気吹き出し口16がある場合は、後面壁6と上面壁5の境界および後面壁6 と底面壁8の境界に冷気反射部を設ける。
【0011】 このような本考案装置により、飲料容器22,23をボックス1およびボック ス2に入れて、それぞれ冷却および保冷を行うことができる。ボックス1を保冷 専用としたとき、飲料容器22をまずボックス2に入れて適温まで冷却した後、 抽出具24を装備し、ボックス1に移して適温に保冷しつつ、飲料を所要量抽出 することができる。そしてその間、ボックス2では、飲料容器23を適温まで冷 却する。
【0012】 なお、図1〜3の実施例では、飲料容器22,23の出し入れのため、両ボッ クス1,2の前面壁3,4およびボックス1の上面壁5が開閉可能になっている が、本考案装置はこの例に限らず、両ボックス1,2とも、いずれか1面が開閉 可能になっていればよい。図中の11は開閉用の蝶番である。
【0013】 電子冷却器12は、図2に示すように電子冷却素子18のボックス側に吸熱フ ィン17、外側にスペーサー19を介して放熱フィン20と放熱ファン21をそ れぞれ設けた構造になっており、電子冷却素子18に直流電流を流して作動する と吸熱フィン17がボックス内を冷却する。本考案では、この吸熱フィン17の 前面に吸気ファン15を設け、両側面または上下面に冷気吹出し口16を設け、 かつボックスの後面壁のコーナー部に冷気反射部10を設けているので、ボック ス内の空気が図2の点線で示すように飲料容器22の周囲を巡って強制的に循環 し、冷却能力および保冷能力が優れている。
【0014】 本考案装置の対象とする飲料容器は、充填されたビール等の飲料が適温に保持 されるように断熱構造になっており、かつ熱容量の大きいものであるが、上記の ような構成にしたことにより、電子冷却器12からの冷気が強制的に循環されて 、飲料容器の周囲にまんべんなく流れ、効果的に冷却および保冷を行うことがで きる。なお各ボックスの壁は、内側に塩化ビニール等の平滑柔軟な材料、中間に 断熱性の優れた発泡材料、外側に強度と美観性のあるプラスチックやアルミニウ ムを用いた多層構造とするのがよい。
【0015】 つぎに本考案の好ましい態様は、図2および図3に示すように、ボックス1に 収納した飲料容器22に、抽出具24をセットして、適宜所要量の飲料を抽出で きるようにしたものである。このため、図1のようにボックス1の上面壁5に、 抽出具24を埋入する凹部13を設けるとともに、上面壁5が開閉可能になって いる。開閉は、この例のように上面壁5全体である必要はなく、少なくとも凹部 13を含む部分であればよい。
【0016】 そして図3に示すように、ボックス1には、抽出具24をセットした飲料容器 22を収納して主に保冷を行い、ボックス2には、抽出具をセットしない飲料容 器23を収納して主に冷却を行う。飲料を抽出するときは、抽出具24のレバー 26を引き、注ぎ口27からグラス等に注ぎ出す。なお、図3において、抽出具 24の前部25は、図1に示すように、上面壁5および前面壁3に設けた孔14 に挟入されているので、ボックス1内は気密が維持される。
【0017】 本考案の好ましい態様においては、ボックス1の上面壁5が開閉可能になって いるので、抽出ヘッド24をセットした飲料容器22の装入および取出しを迅速 容易に行うことができる。
【0018】 この態様においては、冷却保冷する飲料容器22,23および抽出ヘッド24 のサイズが一定であり、ボックス1およびボックス2の内側寸法を、冷気がその 周囲を回るように、特に冷気が到達し難い前面壁3,4に回るようにする。ボッ クスの内壁と飲料容器との間隙が広すぎると吸気ファン15の能力が不足し、狭 すぎると間隙の抵抗により、ボックスの前面側にまで冷気が回らず、冷却時間が 長くなる。適正は寸法は、電子冷却器12および吸気ファン15の能力にもよる が、飲料容器22,23との間隔を、後面側の吸気ファン15から約15mm、側 面側も約15mmとし、前面側は抽出具24による制約のため約5mmとするのがよ い。上面側は約15mmとするのがよく、凹部13が設けてあるので、抽出具24 があっても冷却効果が妨げられない。
【0019】
【実施例】
飲料容器としてビールを充填した容量5リットルのビール樽を、25℃の温度 から家庭用冷蔵庫で冷却したところ、中心部が5℃に達するのに約18時間要し たのに対し、図1の本考案装置により約14時間で冷却された。
【0020】 また5℃に冷却されたビール樽に、図2および図3に示すような抽出具を装備 して保冷したところ、家庭用冷蔵庫による場合は温度調整が不可能であるため、 ビールの最適温度5℃よりも低温に冷却されたのに対し、図1の本考案装置によ りボックス1に入れた場合は、温度調整機能を有しているため、最適温度5℃〜 10℃以内で長時間の保冷ができた。
【0021】
【考案の効果】
本考案の冷却保冷装置は、冷媒を使用せず電子冷却器を用いるので、小型化で き、かつ冷媒の補充や交換といった保守が不要となり、省スペースおよび省力化 の効果がある。冷却対象物がビールを充填した樽のように、熱容量が大きく、か つ断熱を施した容器に入れたままであっても、実用的な時間内で適温まで冷却で き、かつ十分な時間適温に保冷できるコンパクトな装置が実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案装置の実施例を示す斜視図である。
【図2】本考案装置の実施例を示す横断面図である。
【図3】本考案装置の実施例を示す縦断面図、図2のA
−A矢視図である。
【符号の説明】
1,2:ボックス 3,4:前面壁 5:上面壁 6:後面壁 7:側面壁 8:底面壁 9:凸部 10:冷気反射部 11:蝶番 12:電子冷却器 13:凹部 14:孔 15:吸気ファン 16:冷気吹出し口 17:吸熱フィン 18:電子冷却素子 19:スペーサー 20:放熱フィン 21:放熱ファン 22,23:飲料容器 24:抽出具 25:前部 26:レバー 27:注ぎ口
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 水本 隆 北海道室蘭市仲町12番地 ニッテツ北海道 制御システム株式会社内 (72)考案者 舛田 一将 北海道室蘭市仲町12番地 ニッテツ北海道 制御システム株式会社内 (72)考案者 中山 博司 埼玉県川口市並木元町1−1 サッポロビ ール株式会社プラント事業部内 (72)考案者 河西 勝興 埼玉県川口市並木元町1−1 サッポロビ ール株式会社プラント事業部内 (72)考案者 三谷 泰治 東京都中央区銀座7−10−1 サッポロビ ール株式会社ビール営業本部内

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 飲料容器を収納するボックス、および抽
    出具を装備したままの飲料容器を収納し抽出するための
    ボックスを、それぞれ少なくとも1個備え、各ボックス
    の後面壁に電子冷却器を設けるとともに、該冷却器の前
    面に吸気ファンを設け、かつ該冷却器の両側面および上
    下面の一方または両方に冷気吹出し口を配備し、後面壁
    のコーナー部に冷気反射部を具備せしめ、さらにボック
    ス壁と飲料容器との間に、冷気が循環する所定の間隙を
    設けたことを特徴とする飲料容器用冷却保冷装置。
  2. 【請求項2】 抽出具を装備したままの飲料容器を収納
    し抽出するためのボックスの上面に、抽出具を埋入する
    凹部を設けるとともに、該上面の少なくとも該凹部を含
    む部分を開閉可能にしたことを特徴とする請求項1記載
    の飲料容器用冷却保冷装置。
JP1993070831U 1993-12-28 1993-12-28 飲料容器用冷却保冷装置 Expired - Fee Related JP2591613Y2 (ja)

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