JPH0742360B2 - フエノ−ル樹脂フオ−ム材とその製造方法 - Google Patents

フエノ−ル樹脂フオ−ム材とその製造方法

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JPH0742360B2 JP60270588A JP27058885A JPH0742360B2 JP H0742360 B2 JPH0742360 B2 JP H0742360B2 JP 60270588 A JP60270588 A JP 60270588A JP 27058885 A JP27058885 A JP 27058885A JP H0742360 B2 JPH0742360 B2 JP H0742360B2
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、フェノール樹脂フォーム材とその製造方法に
関する。
またこの発明は発明者、エム・エッチ・ラストール(M.
H.Rastall)、エヌ・エッチ・エヌジー(N.H.Ng)、イ
・ジェー・マクファーソン(E.J.MacPherson)と同譲受
人による「変性フェノールフォーム」という名称の1985
年6月25日発行の米国特許第4,525,492号(U.S.Patent
No.4,525,492)に記載の発明の改良法に関するものであ
って、前記特許の内容は、本明細書中にも引用されてい
る。
(従来技術) 前述の特許において、フェノールホルムアルデヒドフォ
ームを、ホルムアルデヒド対フェノールモル比の高いも
のを出発原料とするレゾール(樹脂)から製造してお
り、実質的にフェノールは含まれていない。ホルムアル
デヒド除去剤または共反応剤で処理することにより、始
めは高含有量の遊離ホルムアルデヒドを少なくしてい
る。
気泡構造の破壊を防ぐため、フォーミング反応をコント
ロールすることは、高い独立気泡率のフォームを取得す
る上で大切なことであり、そうしなければ、とくに、空
気の熱伝導率より低い熱伝導率を有する揮発性の発泡剤
を使用する場合、熱伝導率に悪影響が及びかねない。こ
こでガスマー(Gusmer)は1981年12月1日に発行され、
「独立気泡フェノール−アルデヒドフォームの製造方法
と、該方法による製造された、独立気泡フォーム」とい
う名称の米国特許第4,303,758号においては、1:2.0〜3.
0の比較的低いフェノール対ホルムアルデヒドのモル比
を用いて、低発熱反応熱のレゾールを得ている。
以上の如き先行技術に加え、従来より公知のフォーム
は、その独立気泡特性の維持に乏しく、それ故長期にわ
たる熱性能の維持が困難であるか、あるいは寸法の安定
性、吸水量、破砕性(脆さ)、破壊性、腐食性、圧縮強
度等のうちの1又は2以上の特性に欠陥があるかのいず
れかである事が分かっており、この結果、絶縁体として
の市場性に劣る不適な材料としているのである。
独立気泡フェノールについて、他の従来技術によると、
その提案している調整法は、反応速度のおそい不経済な
製造方法によるものである。
(発明が解決しようとする問題点) この発明の総体的な目的は従来技術による方法とそれか
ら取得される材料製品の欠点を回避することにある。
即ち、先行技的による独立気泡フェノールフォームのい
くつかの限界を克服するため、われわれは、低コストの
変性フェノール−ホルムアルデヒドレゾールを出発物質
として、独立気泡発泡体の製造方法を開発した。これに
よると高い独立気泡を有し、脆さの少ない、熱伝導率の
低い材料製品が得られる。
さらに別の目的は、ウレタンフォームに対抗できる性状
のものであり、且つ、経時熱伝導率は約0.16Kまたは以
下でありながら、ウレタンフォームのごとく毒性ガスを
放出することがないフォームを提供することである。
(問題点を解決するための手段) この発明では、ガスマー(Gusmer)の方法とは異なった
方法が用いられた。われわれはホルムアルデヒドとフェ
ノールのモル比を高目にすることから出発している。反
応は、ホルムアルデヒドスカベンジャー(除去剤)とし
て尿素とレゾルシノールとを室温から始めるフォーム化
テストにおいて4分ないし8分以内で70℃〜80℃の反応
温度になる様な割合で用いる事によりコントロールされ
る。
この発明のより詳細な他の特徴によれば、発泡にさき立
っての樹脂のpH調整、発泡剤の選択、界面活性剤の選択
と含有量、粘度調整、その他の変動要因のコントロール
により一層良好な改良が達成される。
以下本発明を詳述すると、本発明は、以下の各工程を有
するフェノール樹脂フォーム材の製造方法を提供するも
のである。すなわち、 1) フェノール対ホルムアルデヒドモル比を1:3ない
し1:4.5とし、実質的には遊離フェノールを含まない
が、残存ホルムアルデヒドを有する塩基触媒系フェノー
ル−ホルムアルデヒドレゾールを製造すること、 2) 上記レゾールを中和、濃縮、酸性化すること、 3) 実質的に尿素とレゾルシノールとから成る共反応
剤と反応させ、この際の配合量を、尿素とレゾルシノー
ル全量対上記レゾール中の遊離ホルムアルデヒドのモル
比を約1:1とし、尿素とホルムアルデヒド配合比が室温
から開始される発泡成形テストにおいて、4分から8分
以内に70℃〜75℃の反応温度に達する様に選定し、か
つ、尿素とレゾルシノールを別々にレゾールと反応させ
る。その際、まず尿素を先に添加して反応させるように
条件づけること、 4)a. 上記3)の工程で得られる生成物を、気泡安定
剤として十分な量と見られる界面活性剤と、 b. フォームを形成するに十分な量の発泡剤と結合する
こと、 5) 上記4)工程の混合物にそのpHを4より低く減す
るだけの酸性材料を含む触媒を添加してフォーム形成を
開始すること、 6) 上記工程5)の混合物を硬化させること。
本発明は、また、以下の反応生成物を含むフェノール樹
脂フォーム材を提供する。
1) フェノール対ホルムアルデヒドのモル比が1:3な
いし1:4.5の塩基触媒によるフェノール−ホルムアルデ
ヒドレゾールの水溶液であって、該溶液は実質上、遊離
フェノールは含まないが、残存ホルムアルデヒドを含む
ようにし、且つ該溶液のpHが二酸化炭素を用いて約6か
ら8に調整されており、生ずる沈殿物は除去されている
とともに、30℃での粘度が約15,000センチポイズより大
の粘度となるごとく濃縮され、pHは酸添加により約3な
いし4に調整された水溶液、 2) 尿素とレゾルシノール 上記両物質量を、その合計モル量対前記レゾール中に含
有される残存ホルムアルデヒドモル量の比を約1:1と
し、尿素対レゾルシノールの配合重量比を約2:1から3:1
とするよう選定する。
1つの特徴において、フェノール対ホルムアルデヒドの
モル比を1:3.1より大、および、または1:4.3より小さく
することもできる。
この発明の好ましい実施態様においてフォームを製造す
る工程はつぎのごとくである。
1.レゾール樹脂の製造 2.中和 3.過 4.濃縮 5.酸添加によるpH調整 6.樹脂に対し、尿素、続いてレゾルシノールを添加 7.界面活性剤と発泡剤添加 8.酸触媒の添加とフォーム形成 9.硬化 樹脂のタイプと製造 フォームはレゾールから製造するが、このレゾールとフ
ェノール対ホルムアルデヒドの初モル比を1:3ないし1:
4.5、好ましくは1:3から1:4として製造されたものであ
る。特殊な用途のレゾールは、塩基触媒として水酸化カ
ルシウムを用い、フェノール対ホルムアルデヒドの初モ
ル比を1:3.7にしてレゾールを得る。この種のレゾール
はすでに上記米国特許出願第385,260号ならびに、同譲
受人による1980年8月19日付第30,375号に関しての再発
行米国特許に記載されており、本明細書中でも述られて
いる。
(作 用) このような高モル比は、実際の用途から、遊離フェノー
ルを含まず、かつ、高初期含有量による残存ホルムアル
デヒドを減ずるため、ホルムアルデヒドの共反応剤つま
りスカベンジャーを用いて処理することのできる樹脂を
対象とするからである。とくに窒素含有共反応剤を用い
るのが好ましいが、その理由としてこの反応剤であれ
ば、フォームの耐燃性を高め得るからである。
(実施例) 実施例1 好ましいレゾール樹脂の製造 フェノール対ホルムアレデヒドの供給モル比1:3.7のP/F
(フェノール−ホルムアルデヒド)レゾール樹脂は、44
%のホルマリン水溶液2,235ガロン(約8.46×103
と、米国薬局法(USP)98%フェノール912ガロン(約3.
45×103)と反応させて製造された。撹拌器を用い、
約1時間35分かけて水酸化カルシウム(99%純度のも
の)、880ポンド(約399kg)の触媒を用いて反応させ
た。
この時点での温度は約86゜F(30℃)であり、約25分間
この温度で保持したのち、さらに約28分かけて、110゜
F(43℃)に昇温する。ついで20分かけて125゜F(52
℃)に昇温させ、この温度で約40分間保持する。さらに
50分かけて温度を150゜F(66℃)にまで上げ、遊離の
ホルムアルデヒド含有量が8.2%に減少するまで約55分
間、この温度で保持する。つぎに混合物を80゜F(27
℃)にまで冷却し、最終的にpHを8.7とする。このタイ
プの樹脂の代表的な特性を第1表に示す。
第1表 樹脂の代表的特性 発泡炉固形%(150℃で2時間) 46.0 min 灰分%(1500゜F(820℃)) 1.7 min pH 8.7 遊離フォルムアルデヒド% 8.2〜8.8 希釈性 ∞ 粘度(at30℃) 20 cps 比重(25℃) 1.19 代表的成分分析値* % フェノール 0.34 o−メチロールフェノール 0.51 p−メチロールフェノール 0.55 全モノメチロールフェノール 1.56 全ジメチロールフェノール 2.19 全トリメチロールフェノール 22.48 全ジフェニル 14.36 重質分 2.4 平均分子量は230である事がわかった。
*2.4ジメチロール−フェノールを内部標準試料とし
て、BSTFAを用いてシリル化したのち樹脂サンプルをガ
スクロマトグラフにかけて得た測定値。
中和操作 樹脂の保存安定性は、濃縮して、独立気泡フォーム生成
に必要な特性の樹脂が得られるように選定された中和用
の酸を使用してpHを6〜8、好ましくは5.5から6.5の範
囲にまで下げることによって改善される。
以下の種類の酸がレゾールの中和剤として評価された。
1.二酸化炭素ガス 2.りん酸 3.硫酸 4.酢酸 5.乳酸 6.クエン酸 7.蓚酸 8.サルファミン酸 これらの酸の中、次の3つの理由から二酸化炭素が好適
である。
1.炭酸カルシウム沈殿物が不溶性であるため(この場合
水酸化カルシウムが塩基触媒として使用される)過除
去操作が容易である。
2.炭酸塩で中和されたレゾールは、フォーム形成中、さ
らに触媒作用を受けた時、好ましい反応性を呈する。
3.発泡成形中、炭酸塩で中和されたレゾールの粘度増加
率が、発泡剤ロスを低く抑えるのに役立つ。
上記種々の酸類で中和処理された場合のレゾールの反応
性の程度は次の例により判定した。
実施例2 まず実施例1のレゾールを70%の炉内固形分にまで濃縮
し、レゾルシノールと尿素のごときホルムアルデヒド共
反応剤を用いて処理した。使用された共反応剤量は遊離
ホルムアルデヒド対(レゾルシノール+尿素)モル比を
1:1とするに十分な量とする。
この共反応剤が樹脂中のホルムアルデヒドレベルを低減
させ終ったなら、フェノールスルホン酸65%水溶液の既
知重量を添加したのち、混合物を強く撹拌する。粘度の
時間に対する増大率をブルックフィールド(Brookfiel
d)粘度計を用い測定した。その結果を第2表に示す。
中和剤としてのCO2の有利性をさらに次例で示す。
実施例3 レゾルシノール、尿素ならびに約8重量%のプルロニッ
ク(PLURONIC)F−127(商標名)とを含有する変性レ
ゾール、83.9gを所望密度を得るに十分な量のフレオン
(FREON)113(商標名)と混合した。安定エマルジョン
が取得されたのち、重量損のないことを確かめ、エチレ
ングリコール中、ウィトコ(WITCO)M−100(商標名)
の67%配合物から成る触媒の適当量を加え、80℃に予熱
した12″×12″×2″(30cm×30cm×5cm)鋼製鋳型内
に注入するに先き立ち、急速にこの混合物を撹拌した。
次に型を封止し、15−30分、80℃−90℃の下で発泡炉内
に装入した。形成されたフォームを裁断し、50℃で24時
間乾燥させ、50パーセント相対湿度条件下の湿気箱中に
24時間置いた。P/Fモル比1:3.7モル比でカルシウムで触
媒化され、各種の酸で中和された変性レゾールを用い
て、この手順により製造したフォームの測定結果を第3
表に示す。第3表から分かるごとく、これらの系に関す
る独立気泡の百分率、初期K、破砕性(%)で示される
全体的な最良特性は、レゾールの中和剤としてCO2を用
いることにより得られた。これに対し蓚酸は高い初期K
値と、高い破砕性を示した。したがってCO2がレゾール
樹脂に対する中和剤として好適なことが分かる。
使用樹脂 実施例2,3によるP/Fは1:3.7、カルシウム触媒による。
尿素とレゾルシノールで編成された樹脂。
過工程 過と共中和を行なう前記工程例を実施例4で説明す
る。
実施例4 実施例1で得たレゾールを二酸化炭素を用い、pH6.5ま
で中和した。生成した炭酸カルシウムの沈殿物を別し
て樹脂中のカルシウム濃度を0.1〜0.2%にまで低減させ
た。
濃縮工程 フェノールレゾールから独立気泡フォームを製造する場
合、樹脂から実施可能なかぎり多くの揮発性物質を取り
除いた方がよい。その濃縮工程を実施例5で説明する。
実施例5 実施例4で取得した樹脂は、水銀柱28″(711mm)真空
下、96℃の炉壁温度操作条件で薄層エバポレータに別
レゾールを通過させることにより、炉内固形分約82%−
84%まで濃縮する。エバポレータ中の材料の滞留時間見
込値は、排出後冷却にかける前20秒であった。この結果
得られるレゾールの物性値は以下の通り。
30℃の粘度(78%炉固形分に調整) 22,000 cps pH 7.2 希釈率 % 1,100 遊離ホルムアルデヒド % 13.5 カルシウム含量 % 0.2 自由水分*(カールフィッシャー法) % 1.89 屈折率 1.58 平均分子量数 240 * 炉内有機固形分84.6%条件で測定 酸添加によるpH調整 レゾール濃縮液のpHは3から6の範囲内、好ましくはク
エン酸のごとき適当な酸を用い3から4の間に調整し
た。これは、ある種の共反応剤を用い今後変性操作をつ
づけるための酸条件を確立するためである。
共反応剤で変性したレゾールの製造 以下の実施例、6,7,8において、尿素で変性したレゾー
ルの製造法を実施例6で説明することとする。この尿素
は実施例7のレゾルシノールで変性されたレゾールと配
合が可能である。
これとは別に、尿素とレゾルシノールの両方で実施例8
で示すごとく単一操作でレゾールを変性することもでき
る。これら実施例ではまた、pHの事前調整をも説明して
いる。
6,7,8の各実施例で、尿素又はレゾルシノールまたは尿
素とレゾルシノールを実質的に共反応剤対残存ホルムア
ルデヒドのモル比を1:1とするようにレゾール濃縮液に
加える。
実施例6 尿素増量のレゾールの製造法 レゾール濃縮液のpHを20%、クエン酸溶液を使って3.6
に調節する。ついでレゾール中の自由水用を脱イオン水
を使って、1:1のモル比のもとで、遊離フォルムアルデ
ヒド分全部と十分反応する量の粉末尿素を加えるに先き
立ち、調整する。つぎに混合物を不溶解尿素がみとめら
れぬ程度まで27℃から30℃の条件下で反応させる。必要
とする界面活性剤もこの時点で添加して差し支えない。
この場合の最終、尿素増量のレゾールは典型的には自由
水含有量に応じてpH5.5〜6.0値と、30℃の下で40,000cp
sないし100,000cpsの粘度位を有している。
実施例7 レゾルシノール増量レゾールの製造 この製造方法においては、レゾール濃縮液をモル比1:1
のもとにホルムアルデヒドと反応する十分なレゾルシノ
ールで処理するに先き立ち、pHを低めるにクエン酸で、
そして水分を調整する為に脱イオン水で処理する。さら
に、全部のレゾルシノールが反応し切るまで、混合物を
30℃以下に保持する。最終pH値は5.5と5.7の間にあり、
30℃における粘度は60,000cpsないし100,000cpsであ
る。
実施例6と7での生成は、たとえば、レゾルシノール増
量レゾール1部に対し、尿素増量レゾール3部〜4部の
如き適当な比率で配合して予備混体を得ることができる
が、更には尿素レゾルシノール増量レゾールは、実施例
8のごとく1回工程で直接製造することも可能である。
実施例8 尿素−レゾルシノール変性レゾールの製造 前記実施例6と7で示すごとく、レゾールはクエン酸処
理をしてpHを3.6に調整し、また脱イオン水を加えて希
望する固形分含量を保たせる。ついで遊離ホルムアルデ
ヒド1モル当り、尿素が0.82モル比となるように粉末尿
素を加える。
尿素をすべて溶解させ遊離のホルムアルデヒドが1.29%
となるまで、混合物を27℃−30℃のもとで撹拌する。そ
のあと、レゾルシノールの0.18モルを添加し、非溶解物
質が残留せず、かつ残存ホルムアルデヒドが0.31%に減
少するまで、撹拌をつづける。便宜上、希望する界面活
性剤を変性レゾール製造中に添加するのが通例である。
この実施例で用いる尿素対レゾルシノールの実際の重量
比は2.48:1である。
この物質の典型的な特徴は、水分量にもよるがpHで5.5
〜5.7であること、30℃での粘度が40,000から100,000cp
sを示すことである。実施例6,7,8の方法で製造した変性
レゾールは、独立気泡フェノール樹脂フォームに利用で
きる。
精選された樹脂は、使用温度下で寸法安定法を有する製
品を供給するに十分な硬化度を得るに十分な反応性を持
ち合せていなければならない。
樹脂の反応性は酸の触媒レベルを変えることにより変動
させ得るものであるが、のぞましいことは酸レベルが腐
食を実行可能な限り低くするため最小におさえられるこ
とである。
すでに指摘したごとく、フェノール樹脂の固有反応性は
部分的には、初期のレゾールのpHを調整するに用いられ
る中和用酸により左右される。その他の要因としては、
レゾール中の化学成分、これらの成分の分布状態、自由
水分含有量、その他の揮発物質、たとえば遊離ホルムア
ルデヒドと遊離フェノールの含有量が挙げられる。
われわれの見出したことは、当明細書による変性レゾー
ルは尿素対レゾルシノールのモル比を変動することによ
り、広い範囲で反応性を変え得ることであった。
一般に、レゾルシノールを添加するとレゾールの反応性
が高まり、一方尿素は反応性を適度にし、パンク抵抗を
いくらか改良する。使用時、最終製品の寸法安定性を保
証するに足る硬化度を得るためには、樹脂の反応性が常
温で発泡成形テストを開始した場合に、4分ないし8分
以内、好ましくは6分間内で、70℃〜75℃の反応温度に
なる様でなければならないことも分かった。
このフォーム製造方法は、比較的低温で泡を予備硬化せ
しめ、そのあと温度を高めて熱処理する別の方法より優
れている。前者の方法では総合的に経済効果がすぐれ、
一層生産速度を高めることができる。
樹脂の反応性は以下のようにして判定した。すなわち、
尿素とレゾルシノールで変性され、4.5%の自由水、7.7
%のPLURONLE F−127界面活性剤を含むP/Fレゾール混合
物の83.9%を、F−113の6.7gを含有する安定エマルジ
ョンが得られるまでフレオン(FLEON)−113と混合し
た。このエマルジョンに、エチレングリコール中M−10
0酸67%溶液9.4gを加え、材料を均一になるまで撹拌す
る。この反応混合物をひきつづき断熱容器に移しかえ、
サーモカップルを用いて温度の変動率を測定し、これを
xyプロッター上に記録する。
代表例としては、この条件下で約20℃の室温から出発し
て反応を進め、4分ないし8分で最高温度70℃〜75℃に
達した。この方法は尿素対レゾルシノール比、フレオン
レベル、酸レベル変動に対し、反応度がどのように変る
かを決めるのに使用する。このプロット状況を第1図と
第2図に示した。ここで気付くことは、ある時定条件の
もとでは、尿素対レゾルシノールのモル比を約2:1から
3:1とすると最適なことである。
希望する配合処方がきまると、樹脂のバッチ間の微変動
で生ずる70℃と75℃での規準値からの反応度の僅かなち
がいは、狭い範囲幅で酸レベルを変えることにより調整
することができる。第1,2図での処方を示すと次の通
り。
共反応剤の反応性は上記のごとくであるが、ここで重要
と思われることは、独立気泡フォーム製造にあたり、フ
ォーミング中での発熱反応速度をよく理解しコントロー
ルすることである。
上記した組成のレゾールを用いて発熱性検討のためのフ
ォームを生成した。この数値プロットを第1,2図に示
す。
第2図で分かるごとく、レゾルシノールの割合いを増し
て行くと、初期反応段階では熱の蓄積の早まるのが見ら
れる。しかし、さらにレゾルシノールの割合いが増す
と、ピーク温度が高くなりすぎ、水蒸気により圧が高く
なり過ぎて、気泡の破壊を生ずる。
第1図で示す時間対温度関係を比較してみると、尿素/
レゾルシノール変性によるレゾールフォームについて好
ましい温度上昇が見られる。この実施例では、初期反応
段階での比較的急激な発熱の他に、尿素増量によるレゾ
ールに比較して粘度の増加が伴っている。第5表はこの
種々組のフォームの特性比較を示す。
上記残留硬化は、あらかじめ状態調節したサンプルにつ
き、示差走査熱量分析により決めた。
この方法では、サンプルをシールした鍋内に導入し、揮
発損失を防ぐとともに、これをあらかじめプログラム化
した10℃/分の割合で昇温させる。この種条件のもとで
は、さらに材料が硬化すると、発熱ピークが発見する。
このカーブの下部面積はフォームの残留硬化の目安とし
て用いられる。P/F/UおよびP/F/U/R変性レゾールについ
ての標性化した硬化モード、つまりサーモグラムを第3
図と第4図に示した。
界面活性剤と発泡剤の添加 実施例6と8とで示すごとく、通常便宜上レゾールの製
造中に界面活性剤を添加する。界面活性剤を添加するこ
とは市場性のあるフェノール樹脂フォーム取得に欠かせ
ない操作である。また、界面活性剤の種類、濃度がすぐ
れた独立気泡フォームの製造に大切な因子であることが
分った。
先行技術によれば、使用に適する種々の界面活性剤の使
用が記載されており、非イオン、陽イオン、さらには陰
イオンタイプの活性剤までが、すぐれた熱特性を与える
十分な発泡剤を含む(空気連行物質に比し)独立気泡フ
ォームを得る目的で提唱されている。樹脂並びに界面活
性剤の特性は注意深く選定されなくてはならない。
更に、活性剤含有量は重要であり、これにより、反応剤
の粘度を調整し、早すぎる排水、初期フォーム成形段階
での気泡窓の薄化を防止する。この現象は公知のことで
あり、ギブス(Gibbs)とマランゴニ(Maramgoni)効果
として各種テストに引用されている。
われわれの見出したことは、プルロニック(PLURONIC)
(バスフ、ワイアンドットの商標名)タイプの非イオン
活性剤がとくに本発明の系に適しているということであ
った。ときに利用価値のあるのは、比較的高分子量のF
−127,F−108とF−98の酸化ポリエチレン−ポリプロピ
レンであり、このものは分散しにくいとはいえ、フレオ
ンと混合してきわめて安定なエマルジョンを形成しやす
く、しかもフレオンにはまったく溶解しない。酸化ポリ
エチレンもしくは酸化ポリプロピレンも使用して差し支
えない。
界面活性剤濃度は全組成重量に対し2%から10%の割合
いで変えることができる。変性レゾールについての好ま
しい配合条件は6%から8%の間である。
実施例9 フォーム特性に及ぼす界面活性剤含有量の影響を第6表
に示す。この例で好適な界面活性剤、プルロニックF−
127、すなわち、酸化ポリエチレン−ポリプロピレン
は、多種の界面活性剤をテストした結果、採用したもの
である。プルロニックF−127は、粘度調整、破砕性、
独立気泡率、初期熱特性能、熱性能維持安定性等の面
で、すぐれた効果を有し得ることを示した。
第6表から分かるごとく、界面活性剤のレベルが高まる
につれ、レゾール配合物の粘度も、初期K値、破砕性、
独立気泡含分の驚く程の変化とともに増大した。したが
って好ましい粘度は30℃で30,000cpsを越える粘度と見
られる。
まずフォーミング(発泡操作)に先き打ち、発泡剤を加
える。
よく知られたフレオン(FREON)発泡剤であれば何で
も、フェノールレゾールの発泡用として使用できる。し
かしわれわれののぞむのは、泡とは逆向きに、ボード、
フォーミングコンベアー上に液体混合物を導入すること
にあるため、47.6℃で通常沸騰するフレオン−113を選
定した。ここで分かったことは、樹脂並びに界面活性剤
の特性を慎重に選定することにより、フレオンを混入せ
しめて容易に安定エマルジョンを取得できるということ
である。この安定エマルジョンと言うのは、発泡操作
中、フレオンのロスが最低であるものを意味する。フレ
オンの比率は5%から15%と広い範囲で採用し得る。
ここで述べる変性レゾールに対しては、発泡剤を7%用
いて、初期の熱伝導特性0.10から0.110K、密度2.5から
3.0pcf(0.04から0.048g/cc)の独立気泡フォームを作
るようにした。
発泡操作 つぎの段階は触媒を使って行うフォーム形成開始操作で
ある。
フェノール樹脂フォームを製造する場合、発泡硬化反応
を開始するのに酸触媒を用いる。一般にレゾールのpHを
1から4の間に、好ましくは2から3の値に下け得る酸
であれば何でも適格となりうる。これに対して実際には
請求にかかわらず、一般の酸がすべて用いられるとは限
らない。たとえば塩酸はきわめて微細な気泡フォームを
与えるものとして知られているが、このものはホルムア
ルデヒドと反応して、発癌物質であるビスークロロメチ
ルエーテルを形成する恐れがある。硫酸は周知のごとく
強酸であって、レゾール内では分散しにくく、局部ゲル
を避ける上で希釈を必要とする。この種の理由から有機
質スルホン酸が歓迎されている。
われわれは、M−100、つまりジム・ワルター社とウイ
テュコケミカル社(Jim Walters Corp and Witco Chemi
cals)の商標名であるウルトラT.X(Ultra TX)、即ち
われわれの変性レゾールの硬化に触媒作用を果す、グリ
コールに希釈され、トルエンとキシレンのスルフォン酸
混合物である、上記製品を好んで使用している。
硬化操作 フェノール樹脂フォーム製造中、架橋反応時に生ずる縮
合反応の結果、揮発性物質の生成が見られる。主として
水分とホルムアルデヒドとから成るこの種揮発物質は、
寸法安定性のある製品を得る上で、乾燥ならびに、あと
硬化工程中に除去されなくてはならない。この状態調節
を行う温度はこの種揮発物質の急激な放出により独自気
泡成分に何等実質的な劣化を生ぜぬよう、慎重に定め
る。水分が周囲湿度に適う限度にまで低減されたら、乾
燥操作を終了する。
この乾燥操作の終了時点では、熱特性は使用中出くわす
最高温度条件下でも、さらに劣化を来すようなことがあ
ってはならない。フェノール樹脂系絶縁製品、たとえば
屋根絶縁材にとっての使用上限温度は約80℃−90℃であ
る。材料製品を120℃まで加熱できることは、代表的な
使用環境で熱特性が十分維持されることを意味する。
第7表は、50℃で24時間、製品を処理した結果到達され
た熱安定性能を示したものである。
ここで注意すべきは、継続して一層高温度で、さらにあ
る期間これを処理しても、独立気泡含分に目立った低減
が見られぬことである。もしこの反対に、この製品をた
とえば100℃の温度にさらし、50℃での予備処理を一切
ないものとすると、かなり広範な気泡の崩壊を生じたで
あろう。
この発明に基づいて取得したフォームの特性と、一歩進
めたこの特性改良 多種テストを採用して有望な断熱材商品としてのこの種
独立気泡フォームの性能、従って適合性を判定すること
とした。最も関係のある特性を挙げると以下のようであ
る。
1.圧縮強度 2.初期熱特性(K値) 3.経時熱特性(50℃、相対湿度20パーセント) 4.密度 5.吸湿量 6.引火性 7.熱安定性、寸法安定性 8.破砕性(脆さ) 9.腐食性 熱性質の変動(Kドリフト)、吸湿量、熱安定性、なら
びに脆さの特性は、従来のフェノール樹脂フォームでは
欠陥のあった主要なものであった。
以下の実施例で、この発明の好ましい特徴による諸特性
の改良を示すことができるであろう。
初期熱特性 連続気泡フェノール樹脂フォームは、典型的には、ASTM
C−411に準じてテストした場合、0.21から0.25BTUイン
チ/平方フィート・時・゜F(3.74から4.45KCal/m.h.
℃)のK値を有している。より低い値はきわめて気泡の
微細な材料製品でのみ達成できる。これらの数値はフォ
ーム構造中に空気の存在があるためである。
フォーム気泡中に発泡剤、ときに弗素化炭化水素、ペン
タン、シクロヘキサン等が同伴するといちじるしくこの
K値を低めることができる。達成実現K値は、気泡内の
発泡剤の種類と量に左右される他、材料の蒸気圧によっ
ても影響を受ける。
たとえば、トリクロロトリフルオロエタンフレオン(商
標名)113のごとき弗素化発泡剤を4重量%〜6重量%
含有の本発明によるフォームは、0.11から0.12のK値を
示す。とくに、下記記載の配合2を用いて取得したフォ
ームの初期K値は0.12(50℃、24時間乾燥により脱水後
の時点)で、5%から5.4%の発泡剤を保有している。
経時熱特性 これらの独立気泡材料のエージングという用語は、時間
とともにK値が上昇するとの意味である。このK値のド
リフトはウレタンフォームの場合よく知られた現象で、
この主要要因は2つあると見られる。初期反応段階にあ
っては窒素もしくは酸素の形態でフォーム中へガスが拡
散し、気泡構造内の圧力は均分化される。残留弗化炭素
系発泡剤にこれらのガスが同伴すると、K値の上昇をき
たす。
さらに考えられることとして、この気泡からガス状発泡
剤がある程度拡散して、K値がさらに漸増する。おそら
く両工程が起っている間、この拡散速度を著しく減ずる
ことができ、K値変動を最小にできることをわれわれは
見出した。これにより、その最終利用面でフォームの耐
用期間を通じてすぐれた絶縁性が発揮されるはずであ
る。
以下の表は、このK値の変動をよく示している。
実施例10 配合 1 重量% P/Fレゾール(79.8%O.S)実施例1 参照 60.89 尿素 13.17 レゾルシノール 2.55 o−クレゾール 2.50 フレオン11B/113 60/40比 6.70 67%M−100**(エチレングリコール内) 7.98 水分 1.35 クエン酸 H2O 0.10*プルロニックF−127 4.85 この配合により取得のフォームは、下記特性を示した。
密度 2.95pcf(0.046g/cc) 独立気泡率 87% 保有発泡剤 1.0% 初期K値 0.136BTUインチ/ 平方フィート・時・゜F 2.42KCal/m.h.℃) ±経時K値(8日間)、50℃ 0.18(3.20) 独立気泡率(50℃、10日後) 85% 保有発泡剤 <0.2% **…M−100は市場で入手し得るトルエン+キシレン
スルホン酸のことで、ジム・ワルター社(Jim Walter C
orporation)製のもの。
±50℃で保管。
実施例11 配合 2 重量% P/Fレゾール(80.2%O.S) 60.94 尿素 12.11 レゾルシノール 3.92 フレオン 113 6.67 67%M−100(エチレングリコール中) 9.44 水分 1.99 クエン酸H2O 0.1 プルロニックF−127 4.83 上記配合による生成フォームは以下の特性を示す。
密度 3.0pcf(0.048g/cc) 独立気泡率 93% 保有発泡剤 5.36% 初期K 0.12BTUインチ/平方フィート・時・゜F(2.1
36KCal/m.h.℃) 経時K値(50℃、8日後) 0.11(2.132KCal/m.h.℃) (50℃、100日後) 0.12(2.136KCal/m.h.
℃) 保有発泡剤 5.2% この配合2により取得したフォームのKドリフトは、配
合1のものに比し、きわめて低率である。
実施例12 吸湿量 気泡材中への吸湿量は熱絶縁性効果を弱める。連続気泡
フォームでは、吸水は25%にも達するが、それはこのも
のの構造が容易に水蒸気を透過するからである。独立気
泡フェノール樹脂フォームでは、この構造中に親水物質
があると水蒸気吸収が起り得る。
フォームを製造するために材料を慎重に選択すれば、ど
のような特性湿度条件下でも、吸収蒸気量を大きく変え
ることができる。
この現象を達成するには、各種材料をフォーム配合に組
み込むこともできる。すなわちフォーム製造、硬化した
のち、フォームサンプルを粉状に破砕し、50℃のもとで
重量一定になるまで乾燥する。つぎにサンプルを80パー
セントの相対湿度、25℃のもとで湿度箱中に入れ、吸湿
量は24時間後の重量増%で測定される。酸とグリコール
を変えたいくつかの研究の結果を第8表で示した。ここ
でわれわれの気付いたことは、当初用いたエチレングリ
コール希釈剤の代りにジエチレンクリコールを用いる
と、フォームの防水性が改良されるということであっ
た。
実施例13 第2の一連のテスト中、界面活性剤を変えた場合、これ
が吸湿量に、どう影響するかを調べた。その結果を第9
表に示す。
破砕性(脆さ) 通常、変性されていないフェノール樹脂は、本来的に脆
性物質である。この特徴は気泡性製品に形成された場
合、そのものの耐摩耗性の低いことに表われている。従
来の材料の脆さの原因になっている別の要因として、典
型的な連続気泡フェノールレゾール、そしてある種の独
立気泡材料に見受ける大径セルサイズの存在がある。
われわれは、樹脂を選択することと、配合特性を選定す
ることにより、この性状をいちじるしく改良できること
を見出した。
とくに、大きい発見は界面活性剤のレベルで、その破砕
性に目立った影響を与え得るのが分かったことである。
(たとえば第6表参照) なお、他の材料であってもとくに熱特性に支障を来さ
ず、これを巧妙に配合条件に組みこみ、一層破砕性を高
め得ることにも気づいた。
たとえばその一例として、 (発明の効果) この発明によれば、ある種のフェノール・ホルムアルデ
ヒドフォーム材料、たとえば、最低85%の独立気泡を有
するフォーム材料を取得することができる。この場合12
0℃のもとで24時間加熱したのちの独立気泡数は少なく
とも85%、破砕率は5%から15%の間にあり、初期熱伝
導率0.12BTUインチ/平方フィート・時・゜F(2.136KC
al/m.h.℃)より低い初期熱伝導率、0.14BTUインチ/平
方フィート・時・゜F(2.492KCal/m.h.℃)より低い50
℃、20パーセント相対湿度で100日後の経時熱伝導率1.7
5pcf〜2.75pcf(0.028g/ccから0.044g/cc)の密度、そ
して80パーセント相対湿度25℃のもとで10%より低い吸
湿量のフェノール・ホルムアルデヒド配合材料が得られ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は尿素−レゾルシノール増量レゾールと、尿素の
みの増量レゾールとの硬化発熱状態を比較したグラフ、
第2図は尿素とレゾルシノールの各種配合比における硬
化発熱状態を示したグラフ、第3図は尿素/レゾルシノ
ールで増量したフェノール−ホルムアルデヒド樹脂につ
いての標準化硬化温度グラフを、第4図は第3図との比
較用として、尿素で増量したフェノール−ホルムアルデ
ヒド樹脂の標準化硬化温度グラフを示したものである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ポール ジエイ ムユニエール カナダ エヌ7エス 5エイチ2 オンタ リオ、サルニア、バークデイル クレツセ ント1253

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(1)フェノールとホルムアルデヒドとの
    モル比が1:3ないし1:4.5の間にある塩基触媒フェノール
    −ホルムアルデヒド レゾールの水溶液であって、該水
    溶液が実質上、遊離フェノールは含まないが残存ホルム
    アルデヒドを含有し、前記溶液のpHを二酸化炭素を用い
    て約6ないし8の間に調整し、かつ派生沈殿物を除去す
    ると共に、30℃における粘度が約15,000センチポイズ以
    上になるように濃縮し、そして酸を加えてpHを約3ない
    し4に調整した水溶液と、 (2)尿素量とレゾルシノール量とを、その両者と前記
    レゾール中に含有する残存ホルムアルデヒドとのモル比
    が約1:1で、かつ尿素とレゾルシノールの重量比が約2:1
    ないし3:1となるように選定した尿素とレゾルシノール
    との反応生成物からなることを特徴とするフェノール樹
    脂フォーム材。
  2. 【請求項2】モル比が1:3ないし1:4.5のフェノールとホ
    ルムアルデヒドから生成され、実質上、遊離フェノール
    は含まないが残存ホルムアルデヒドを含有するレゾール
    からなり、重量比が約2:1ないし3:1の尿素およびレゾル
    シノールと共反応し、かつレゾール中の残存ホルムアル
    デヒドと、尿素およびレゾルシノールとが約1:1のモル
    比で結合したフェノール樹脂フォーム材であって、少な
    くとも85%の初期独立気泡含有率と、120℃、24時間加
    熱後で85%の独立気泡含有率、約5ないし15%の間の破
    砕率、0.12BTU inch/ft2・h・゜F以下の初期熱伝導率
    と、50℃および相対湿度20%において100日間経過後で
    0.14BTU inch/ft2・h・゜F以下の経時熱伝導率、約1.
    75ないし2.75pcfの間の密度、そして20℃および相対湿
    度80%において10%以下の吸湿量を有することを特徴と
    するフェノール樹脂フォーム材。
  3. 【請求項3】(1)フェノールとホルムアルデヒドとの
    モル比が1:3ないし1:4.5の間にあり、実質上、遊離フェ
    ノールは含まないが、残存ホルムアルデヒドを含有する
    塩基触媒フェノール−ホルムアルデヒド レゾールを製
    造する工程と、 (2)前記レゾールを中和し、濃縮し、かつ酸化する工
    程と、 (3)工程(2)の生成レゾールに対し、本質的に尿素
    とレゾルシノールを含みその尿素とレゾルシノールの合
    計量と前記レゾール中の残存ホルムアルデヒドとのモル
    比が約1:1であり、尿素とレゾルシノールの比は、室温
    で開始する発泡形成テストにおいて、4〜8分以内に70
    ℃ないし75℃の反応温度に達するようにした量の共反応
    剤を反応させる工程であって、尿素とレゾルシノールを
    レゾールと別々に反応させる場合まず尿素を先に反応さ
    せる工程と、 (4)工程(3)の生成物を、(a)気泡安定剤として
    効果のある十分な量の界面活性剤、および(b)フォー
    ムを形成するに十分な量の発泡剤と結合させる工程と、 (5)工程(4)の混合物に、その混合物のpHを3ない
    し4に減ずる酸性材からなる触媒を加えてフォーム形成
    を開始する工程と、 (6)工程(5)の混合物を硬化させる工程と、 からなることを特徴とするフェノール樹脂フォーム材の
    製造方法。
  4. 【請求項4】70℃ないし75℃の反応温度に達する時間は
    約6分であることを特徴とする特許請求の範囲第3項記
    載のフェノール樹脂フォーム材の製造方法。
  5. 【請求項5】界面活性剤は2ないし10%の非イオン界面
    活性剤であることを特徴とする特許請求の範囲第3項記
    載のフェノール樹脂フォーム材の製造方法。
  6. 【請求項6】界面活性剤は4ないし10%の非イオン界面
    活性剤であることを特徴とする特許請求の範囲第3項記
    載のフェノール樹脂フォーム材の製造方法。
  7. 【請求項7】工程(3)の生成物の粘度は、30℃におい
    て30,000ないし100,000cpsの間であることを特徴とする
    特許請求の範囲第3項記載のフェノール樹脂フォーム材
    の製造方法。
  8. 【請求項8】発泡材は5ないし15%の弗素化炭化水素で
    あることを特徴とする特許請求の範囲第3項記載のフェ
    ノール樹脂フォーム材の製造方法。
  9. 【請求項9】(1)フェノールとホルムアルデヒドとの
    モル比が1:3ないし1:4.5の間にあり、実質上、遊離フェ
    ノールは含まないが、残存ホルムアルデヒドを含有する
    塩基触媒フェノール−ホルムアルデヒド レゾールを製
    造する工程と、 (2)工程(1)の生成物のpHを6ないし8の間に調整
    し、全ての派生沈殿物を除去し、濃縮および酸化させる
    工程と、 (3)工程(2)の生成レゾールに対し、本質的に尿素
    とレゾルシノールを含みその尿素とレゾルシノールが前
    記レゾール中の残存ホルムアルデヒドと1:1のモル比で
    結合する量であり、尿素とレゾルシノールの比は、4〜
    8分以内で70℃ないし75℃の反応温度に達するように選
    択されてなる共反応剤を反応させる工程と、 (4)工程(3)の生成物を、(a)気泡安定剤として
    効果のある十分な量の界面活性剤、および(b)フォー
    ムを形成するに十分な量の発泡剤と結合させる工程と、 (5)工程(4)の混合物に、その混合物のpHを3ない
    し4にする酸性材からなる触媒を加えてフォーム形成を
    開始する工程と、 (6)工程(5)の混合物を硬化させる工程と、 からなることを特徴とするフェノール樹脂フォーム材の
    製造方法。
  10. 【請求項10】フェノール−ホルムアルデヒド レゾー
    ルは、触媒として水酸化カルシウムを用いて製造するこ
    とを特徴とする特許請求の範囲第9項記載のフェノール
    樹脂フォーム材の製造方法。
  11. 【請求項11】中和工程は、二酸化炭素を用いて行われ
    ることを特徴とする特許請求の範囲第9項記載のフェノ
    ール樹脂フォーム材の製造方法。
  12. 【請求項12】(1)フェノールとホルムアルデヒドと
    のモル比が1:3ないし1:4.5の間にあり、実質上、遊離フ
    ェノールは含まないが、残存ホルムアルデヒドを含有
    し、二酸化炭素で調整された約6ないし8の間のpHを有
    し、派生沈殿物が全て除去され、約78%以上の炉内固形
    含有量を有し、濃縮後30℃において15,000センチポイズ
    以上の粘度を有する塩基触媒フェノール−ホルムアルデ
    ヒド レゾールを、尿素量とレゾルシノールが前記レゾ
    ール中に含有する残存ホルムアルデヒドと結合するモル
    比が約1:1で、かつ尿素対レゾルシノールの重量比が約
    2:1ないし3:1となるように選定した尿素およびレゾルシ
    ノールと反応させる工程と、 (2)工程(1)の生成物に、派生反応混合物が実質的
    に安定エマルジョンを形成するように選ばれた2ないし
    10重量%の非イオン界面活性剤と、弗素化炭化水素類か
    ら選択された5ないし15重量%の発泡剤を添加する工程
    と、 (3)工程(2)の混合物に、その混合物のpHを3ない
    し4に減ずる酸性触媒を加えてフォーム形成を開始する
    工程とからなり、 少なくとも85%の初期独立気泡含有率と、120℃で24時
    間加熱後で85%の独立気泡含有率、約5ないし15%の間
    の破砕率(friability)、0.12BTU inch/ft2・h・゜F
    以下の初期熱伝導率と、50℃および相対湿度20%におい
    て100日間経過後で0.14BTU inch/ft2・h・゜F以下の
    経時熱伝導率、約1.75ないし2.75pcfの間の密度、そし
    て20℃および相対湿度80%において10%以下の吸湿量を
    有することを特徴とするフェノール樹脂フォーム材の製
    造方法。
  13. 【請求項13】非イオン界面活性剤はポリエチレン酸化
    物、ポリプロピレン酸化物、およびポリエチレン−ポリ
    プロピレン酸化物を含むグループから選択された高分子
    量界面活性剤からなることを特徴とする特許請求の範囲
    第12項記載のフェノール樹脂フォーム材の製造方法。
  14. 【請求項14】レゾールを、レゾルシノールを添加する
    前に尿素と反応させることを特徴とする特許請求の範囲
    第12項記載のフェノール樹脂フォーム材の製造方法。
  15. 【請求項15】(a)レゾルシノールとレゾール中の遊
    離ホルムアルデヒドのモル比を約1:1にして、レゾール
    の一部をレゾルシノールと反応させる工程と、 (b)尿素と濃縮したレゾール中の遊離ホルムアルデヒ
    ドのモル比を1:1にして、レゾールの残部を尿素と反応
    させる工程と、 (c)工程(a)と(b)の生成物を混合する工程と を含んでいることを特徴とする特許請求の範囲第12項記
    載のフェノール樹脂フォーム材の製造方法。
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