JPH0742178B2 - 供試体の製造方法 - Google Patents
供試体の製造方法Info
- Publication number
- JPH0742178B2 JPH0742178B2 JP24402891A JP24402891A JPH0742178B2 JP H0742178 B2 JPH0742178 B2 JP H0742178B2 JP 24402891 A JP24402891 A JP 24402891A JP 24402891 A JP24402891 A JP 24402891A JP H0742178 B2 JPH0742178 B2 JP H0742178B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- strength
- specimen
- mold
- test piece
- fresh concrete
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B28—WORKING CEMENT, CLAY, OR STONE
- B28B—SHAPING CLAY OR OTHER CERAMIC COMPOSITIONS; SHAPING SLAG; SHAPING MIXTURES CONTAINING CEMENTITIOUS MATERIAL, e.g. PLASTER
- B28B11/00—Apparatus or processes for treating or working the shaped or preshaped articles
- B28B11/24—Apparatus or processes for treating or working the shaped or preshaped articles for curing, setting or hardening
- B28B11/245—Curing concrete articles
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Structural Engineering (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Ceramic Engineering (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Curing Cements, Concrete, And Artificial Stone (AREA)
- Forms Removed On Construction Sites Or Auxiliary Members Thereof (AREA)
- Sampling And Sample Adjustment (AREA)
- Devices For Post-Treatments, Processing, Supply, Discharge, And Other Processes (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は現場においてフレッシュ
コンクリートを打設する際に、該フレッシュコンクリー
トを練り混ぜた後、ただちにそのフレッシュコンクリー
トの圧縮強度を測定可能とする供試体の製造方法に関す
るものである。
コンクリートを打設する際に、該フレッシュコンクリー
トを練り混ぜた後、ただちにそのフレッシュコンクリー
トの圧縮強度を測定可能とする供試体の製造方法に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、コンクリート構造物等における
コンクリートの圧縮強度を測定するには、フレッシュコ
ンクリートを打設する際に、その打設するフレッシュコ
ンクリートで製作した供試体により測定している。この
圧縮強度は、通常材令28日の供試体の圧縮強度を基準
としているが、これは28日という長時間の養生時間を
要するため、近年は材令7日の圧縮強度を測定すること
も試みられている。しかし、生コン業者からフレッシュ
コンクリートを現場で渡される際には、それが通常の標
準圧縮強度を発現するコンクリートであるかどうかをそ
の場ですぐに知る必要がある。そのため、最近は一つの
目安として急結剤を混和したフレッシュコンクリートを
80°Cの高温で1時間養生して供試体を製造し、その
圧縮強度を求める、いわゆる池田法と呼ばれる測定方法
が用いられている。
コンクリートの圧縮強度を測定するには、フレッシュコ
ンクリートを打設する際に、その打設するフレッシュコ
ンクリートで製作した供試体により測定している。この
圧縮強度は、通常材令28日の供試体の圧縮強度を基準
としているが、これは28日という長時間の養生時間を
要するため、近年は材令7日の圧縮強度を測定すること
も試みられている。しかし、生コン業者からフレッシュ
コンクリートを現場で渡される際には、それが通常の標
準圧縮強度を発現するコンクリートであるかどうかをそ
の場ですぐに知る必要がある。そのため、最近は一つの
目安として急結剤を混和したフレッシュコンクリートを
80°Cの高温で1時間養生して供試体を製造し、その
圧縮強度を求める、いわゆる池田法と呼ばれる測定方法
が用いられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、この池田法と
呼ばれる1時間強度の測定方法は、セメントと急結剤と
の混和状態によって供試体の圧縮強度が大きく左右され
るため正確な強度を得ることが困難であると共に、外部
加熱式であるため供試体を小さくしなければならず、さ
らにウエットスクリーニングで粗骨材を除去しなければ
ならないため供試体に悪影響を及ぼす等の問題があっ
た。
呼ばれる1時間強度の測定方法は、セメントと急結剤と
の混和状態によって供試体の圧縮強度が大きく左右され
るため正確な強度を得ることが困難であると共に、外部
加熱式であるため供試体を小さくしなければならず、さ
らにウエットスクリーニングで粗骨材を除去しなければ
ならないため供試体に悪影響を及ぼす等の問題があっ
た。
【0004】本発明は上記のような問題に鑑みてなされ
たものであり、その目的は、急結剤やウエットスクリー
ニング等を必要とせずに、生コン業者からフレッシュコ
ンクリートが渡される際に、その場でただちにコンクリ
ートの圧縮強度が測定できる供試体の製造方法を提供す
ることである。
たものであり、その目的は、急結剤やウエットスクリー
ニング等を必要とせずに、生コン業者からフレッシュコ
ンクリートが渡される際に、その場でただちにコンクリ
ートの圧縮強度が測定できる供試体の製造方法を提供す
ることである。
【0005】
【課題を解決するための手段】以上の課題を達成するた
めの本発明の供試体の製造方法は、フレッシュコンクリ
ートを充填した型枠を圧力容器内に収容してマイクロ波
を照射せしめて高温、高圧状態で所定時間養生した後、
前記型枠を前記圧力容器から取り出すと共に脱型して供
試体を形成し、前記型枠はマイクロ波の透過可能材料で
形成することを特徴とする構成にすることである。
めの本発明の供試体の製造方法は、フレッシュコンクリ
ートを充填した型枠を圧力容器内に収容してマイクロ波
を照射せしめて高温、高圧状態で所定時間養生した後、
前記型枠を前記圧力容器から取り出すと共に脱型して供
試体を形成し、前記型枠はマイクロ波の透過可能材料で
形成することを特徴とする構成にすることである。
【0006】
【作用】而して、型枠内に充填されたフレッシュコンク
リートはマイクロ波により高圧状態で加熱されると、そ
の内部から加熱されて短時間で供試体が形成できるの
で、いわゆる池田法と呼ばれる1時間強度の測定方法よ
りもさらに短時間でコンクリートの圧縮強度を測定する
ことができる。
リートはマイクロ波により高圧状態で加熱されると、そ
の内部から加熱されて短時間で供試体が形成できるの
で、いわゆる池田法と呼ばれる1時間強度の測定方法よ
りもさらに短時間でコンクリートの圧縮強度を測定する
ことができる。
【0007】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説
明する。図1は本発明の供試体の製造方法を示した工程
図、図2は同フローチャート図、図3は作業時間と圧力
との関係を示した工程時間図、図4は本発明の強度と7
日強度との関係を示した強度測定図、図5は本発明の強
度と28日強度との関係を示した強度測定図である。
明する。図1は本発明の供試体の製造方法を示した工程
図、図2は同フローチャート図、図3は作業時間と圧力
との関係を示した工程時間図、図4は本発明の強度と7
日強度との関係を示した強度測定図、図5は本発明の強
度と28日強度との関係を示した強度測定図である。
【0008】本実施例は先ず初めに、直径150mm、
高さ70mmのモルタル製型枠1内にフレッシュコンク
リート2を2層に分けて充填し、これを各層ごとに突き
棒3で11回突いて締め固める。この型枠1は前記モル
タル製に限らずマイクロ波の透過可能なポリフェニレン
サルファイドのような耐熱合成樹脂、半磁器タイルのよ
うなセラミックス等も勿論用いることができる。
高さ70mmのモルタル製型枠1内にフレッシュコンク
リート2を2層に分けて充填し、これを各層ごとに突き
棒3で11回突いて締め固める。この型枠1は前記モル
タル製に限らずマイクロ波の透過可能なポリフェニレン
サルファイドのような耐熱合成樹脂、半磁器タイルのよ
うなセラミックス等も勿論用いることができる。
【0009】次に、この型枠1をセラミックス製の蓋体
1aで密閉すると共に、該型枠1を容量2.8のポリフ
ェニレンサルファイド製の圧力容器4内に入れ、該圧力
容器4を密閉して電子レンジ5内に入れる。この型枠1
内にフレッシュコンクリート2を充填してから電子レン
ジ5内へのセットは5分間で行う。
1aで密閉すると共に、該型枠1を容量2.8のポリフ
ェニレンサルファイド製の圧力容器4内に入れ、該圧力
容器4を密閉して電子レンジ5内に入れる。この型枠1
内にフレッシュコンクリート2を充填してから電子レン
ジ5内へのセットは5分間で行う。
【0010】そして、電子レンジ5のスイッチを入れて
マイクロ波をフレッシュコンクリート2に照射して12
0°Cで30分間促進養生を行うと、圧力容器4内の圧
力は毎分0.09Kgf/cm2 上昇してスイッチON
から10分後には1.9Kgf/cm2 となり、この高
温、高圧状態でフレッシュコンクリート2の内部から加
熱養生が行われる。
マイクロ波をフレッシュコンクリート2に照射して12
0°Cで30分間促進養生を行うと、圧力容器4内の圧
力は毎分0.09Kgf/cm2 上昇してスイッチON
から10分後には1.9Kgf/cm2 となり、この高
温、高圧状態でフレッシュコンクリート2の内部から加
熱養生が行われる。
【0011】このようにフレッシュコンクリート2を高
温、高圧状態で30分間養生した後に、電子レンジ5の
スイッチを切って圧力容器4を電子レンジ5の中から取
り出すと共に、圧力容器4の減圧をして型枠1を取り出
し、脱型して供試体6を形成する。この減圧及び脱型作
業は2分間で行う。
温、高圧状態で30分間養生した後に、電子レンジ5の
スイッチを切って圧力容器4を電子レンジ5の中から取
り出すと共に、圧力容器4の減圧をして型枠1を取り出
し、脱型して供試体6を形成する。この減圧及び脱型作
業は2分間で行う。
【0012】そして、この供試体6の載荷面の断面寸法
を測定して3分間で圧縮試験を行うことにより、図3に
示す如く供試体6の作製から圧縮試験の完了までを全て
40分間で行うことができる。図4及び図5は、本発明
で形成した供試体6と材令7日強度と材令28日強度と
の関係を示したものであり、これにより本発明の供試体
6は材令7日強度と材令28日強度と略同一の強度が得
られることを確認することができた。
を測定して3分間で圧縮試験を行うことにより、図3に
示す如く供試体6の作製から圧縮試験の完了までを全て
40分間で行うことができる。図4及び図5は、本発明
で形成した供試体6と材令7日強度と材令28日強度と
の関係を示したものであり、これにより本発明の供試体
6は材令7日強度と材令28日強度と略同一の強度が得
られることを確認することができた。
【0013】
【発明の効果】フレッシュコンクリートを充填した型枠
を圧力容器内に収容してマイクロ波を照射せしめて高
温、高圧状態で所定時間養生した後、前記型枠を前記圧
力容器から取り出すと共に脱型して供試体を形成したの
で、従来のように急結剤やウエットスクリーニング等を
必要とせずに、生コン業者からフレッシュコンクリート
が渡される際に、その場で直ちに供試体を製造してその
コンクリートの圧縮強度を測定することができる。
を圧力容器内に収容してマイクロ波を照射せしめて高
温、高圧状態で所定時間養生した後、前記型枠を前記圧
力容器から取り出すと共に脱型して供試体を形成したの
で、従来のように急結剤やウエットスクリーニング等を
必要とせずに、生コン業者からフレッシュコンクリート
が渡される際に、その場で直ちに供試体を製造してその
コンクリートの圧縮強度を測定することができる。
【図1】供試体の製造方法を示した工程図である。
【図2】供試体の製造方法を示したフローチャート図で
ある。
ある。
【図3】供試体の製作から強度測定までの作業時間と圧
力との関係を示した工程時間図である。
力との関係を示した工程時間図である。
【図4】本発明の供試体の強度と材令7日の供試体の強
度との関係を示した強度測定図である。
度との関係を示した強度測定図である。
【図5】本発明の供試体の強度と材令28日の供試体の
強度との関係を示した強度測定図である。
強度との関係を示した強度測定図である。
1 型枠 2 フレッシュコンクリート 4 圧力容器 6 供試体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G01N 1/28 (56)参考文献 コンクリート工業新聞 平成3年4月25 日
Claims (2)
- 【請求項1】 フレッシュコンクリートを充填した型枠
を圧力容器内に収容してマイクロ波を照射せしめて高
温、高圧状態で所定時間養生した後、前記型枠を前記圧
力容器から取り出すと共に脱型して供試体を形成したこ
とを特徴とする供試体の製造方法。 - 【請求項2】 型枠はマイクロ波の透過可能材で形成す
ることを特徴とする請求項1記載の供試体の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24402891A JPH0742178B2 (ja) | 1991-08-30 | 1991-08-30 | 供試体の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24402891A JPH0742178B2 (ja) | 1991-08-30 | 1991-08-30 | 供試体の製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06191966A JPH06191966A (ja) | 1994-07-12 |
JPH0742178B2 true JPH0742178B2 (ja) | 1995-05-10 |
Family
ID=17112639
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP24402891A Expired - Lifetime JPH0742178B2 (ja) | 1991-08-30 | 1991-08-30 | 供試体の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0742178B2 (ja) |
Families Citing this family (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100408631B1 (ko) * | 2000-12-11 | 2003-12-06 | 주식회사 안텍 | 콘크리트 시료 양생몰드 |
KR100440356B1 (ko) * | 2001-08-24 | 2004-07-15 | 정상진 | 콘크리트의 조기강도를 추정하기 위한 시험체 양생장치 및 이를 이용한 조기강도판정기법 |
JP6647799B2 (ja) * | 2015-04-20 | 2020-02-14 | 日本車輌製造株式会社 | フレッシュコンクリートの品質管理方法、及びコンクリート構造物製造方法 |
JP6539554B2 (ja) * | 2015-09-11 | 2019-07-03 | 日本車輌製造株式会社 | コンクリートの圧縮強度推定方法 |
CN105196409B (zh) * | 2015-09-21 | 2018-09-18 | 中国神华能源股份有限公司 | 辅助水泥试件凝固的加热装置及加热方法 |
CN109001005A (zh) * | 2018-07-19 | 2018-12-14 | 芜湖籁余新能源科技有限公司 | 一种适用于微波蒸压的混凝土试模 |
CN110082187A (zh) * | 2019-05-07 | 2019-08-02 | 南京瑞迪高新技术有限公司 | 一种辊射工艺pccp保护层砂浆室内检测试件的成型方法 |
-
1991
- 1991-08-30 JP JP24402891A patent/JPH0742178B2/ja not_active Expired - Lifetime
Non-Patent Citations (1)
Title |
---|
コンクリート工業新聞平成3年4月25日 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH06191966A (ja) | 1994-07-12 |
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