JPH0741753Y2 - ジャッキ - Google Patents

ジャッキ

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JPH0741753Y2
JPH0741753Y2 JP13961689U JP13961689U JPH0741753Y2 JP H0741753 Y2 JPH0741753 Y2 JP H0741753Y2 JP 13961689 U JP13961689 U JP 13961689U JP 13961689 U JP13961689 U JP 13961689U JP H0741753 Y2 JPH0741753 Y2 JP H0741753Y2
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JP
Japan
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spheres
layer
sphere
jack
screw
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JP13961689U
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JPH0380091U (ja
Inventor
幸夫 茂木
易夫 葛生
伸一 川島
Original Assignee
日立精機株式会社
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本考案は物体の下部に当てて、高さの調節をしながら物
体を持ち上げるジャッキに関し、特にワークの段取り調
整時の芯だし作業のように、微細な高さ調節に好適のジ
ャッキに係る。
「従来の技術」 物体の下部に当てて、高さ調節をして物体を持ち上げる
ジャッキには、物体の大小、軽重、調節すべき量の大小
などによって、種々の形態のものが知られている。
第6図および第7図に、一般的に知られている代表的形
態のものを示す。
第6図のものは、本体101に螺入されているねじ102をス
パナ103で回転させることによって、物体Mを持ち上げ
高さを調節するジャッキを示している。
第7図のものは、本体105に調節ねじ106を横から螺入さ
せ、この調節ねじ106の先端に両側面部を本体105に規制
され一方の方向にのみ移動自在な一対のテーパ部材107
を配設し、下のテーパ部材107aを平行移動させることに
より、上のテーパ部材107bを上下させて物体Mを持ち上
げるジャッキを示している。
これらは、何れも基本的には楔の原理を利用したもので
ある。
「考案が解決しようとする課題」 しかしながら、このような従来のジャッキでは以下のよ
うな問題点を生じた。例えば、第6図のような型式のも
のでは、本体101に対してねじ102を回転させる構造のた
め、このねじ102をまわすのに、本体101側と物体Mの間
にスパナ等回転用工具を挿入するための間隙が必要であ
る。又、高さ調整を行なう回転工具を係合させる係合部
もねじ102に必要とする。そして、ねじ102を回転させる
際に、回転工具を回転させるためのスペースも必要と
し、狭い場所で作業を行なうのは困難である。そのう
え、物体M、特に機械の下方向の狭い場所でかがむなど
無理な姿勢で作業を行なわねばならず、ねじ102を回転
させる方向や範囲に制約をうけるという問題点があっ
た。又、ねじ102を回転させて高さ調整を行なう際、物
体Mとねじ102の上面とが相対的に回転することにな
り、物体Mが軽いと、その間の摩擦により物体Mがつれ
回りするなどの問題点もある。もっとも、ねじ102の先
端に自由回転部材を設けたものも使用されているが、ジ
ャッキ全体が大きくなり、狭隘な場所での使用が難し
く、極微細な高さの調節がしにくく、またジャッキ自体
を小型に形成し難いという問題点があった。
また、第7図のような型式のものでは、微細な調整を行
なうにはテーパ部材の角度を小さくしなければならず、
高さ調整範囲に比べて長手方向寸法が大きくなり、小型
に形成することは困難であった。又、各部の接触面積も
大きく、摩擦力も大きくなり正確な高さ調整を行なうの
が困難であった。そのうえ、各部間には相対的移動を生
じ、物体Mが摩擦により移動しやすいなどという問題点
もあり、微細な高さ調整に好適な小型のジャッキとは言
いがたかった。
本考案は、このような従来の技術における問題点に着目
してなされたもので、小型に構成できて設置場所の制約
を受けにくく、極く微細な高さ調節ができ、しかも物体
Mを基面に近接して設けることができ高さ調節操作も横
方向から簡単に行なうことのできるジャッキを提供する
ことを目的としている。
「課題を解決するための手段」 かかる目的を達成するための本考案の要旨とするところ
は、 (1)基体と、 この基体の所定面内で1方向に動作方向が規制されると
ともに所定間隔をもって配列された少なくとも2個以上
の同径の第1の球体と、 これらの第1の球体の上部に球体間に跨って設けられ、
これら第1の球体の配列間隔より大きく且つ同径を有
し、前記基体によって動作方向が前記第1の球体の配列
方向および配列方向に対し直角な方向に規制される少な
くとも2個以上の第2の球体と、 この第2の球体に接触して設けられ、第2の球体の動き
に伴い移動自在な移動部材と、 前記基体の側部に設けられ、一端を前記第1球体間に突
出して前記第1の球体の間隔を変える間隔調整手段とか
らなり、 前記第1の球体の配列間隔を変えることにより移動部材
の移動位置を調整可能としたことを特徴とするジャッ
キ。
(2)第2の球体の群が、複数の層をなして構成される
1項記載のジャッキに存する。
「作用」 第1層の球体が1自由度を有して配列された状態とは、
例えば内外輪によって規制されているボールベアリング
の軸受球のように平面上にすきまを有して配列され配列
方向にのみ移動可能な状態である。
この第1層の球体の上に、2点で接触するように第2層
の球体が配設されている。
第2層の球体は、前記第1層の球体の配列方向と同一の
方向の自由度を有するとともに、これと直交する上方へ
の自由度を有する。もっとも、第2層は第1層の2個の
球体に支持、拘束された状態で配設されているから、厳
密な意味での自由度とは言い難いが、本願で自由度と称
するのは第1層の球体の移動に伴って、前記内外輪に相
当する部材で構成する円環状空間を、この円環に沿って
移動可能に成されているという意味である。
第3層以上の各層も第2層のように、1段下の層の各2
個の球体に支持された状態で積層されている。
上記のように積層された球体の第1層の各球間隔を、間
隔調節手段によって変えると、例えば、前記各球間隔を
狭めた場合、第1層の2個の球体の間に支持されている
第2層の球体は、前記第1層の球体との接触点間隔が狭
められ、上方に移動する。結果的に第2層の球体心と第
1層の各球体心とを結ぶ交叉角が小さくなるので、第2
層の球体は上方へ持ち上げられる。第3層以上もの同様
にして上昇する。
第2層の上昇量をΔhとすれば、N層のジャッキの最上
層の上昇量はNΔhである。
逆に、第1層の球間間隔を大きくすると、ジャッキは下
降する。
「実施例」 以下、図面に基づき本考案の各種実施例を説明する。
第1図〜第3図は本考案の第1実施例を示している。
ジャッキ10は、本体11の円筒内壁11aに沿って第1層12
の球体13を複数個配列させ、この第1層12の各2個の球
体13に、それぞれ1個の第2層14の球体15を支持させる
ようにして配列し、各層12、14の球体13、15が前記円筒
内壁11aに沿うように案内する中心案内部16aを有する本
体カバー体16が上部を覆っている。そして、本体11の側
面から、第1層の球体13の間に介入し、各球体13の間隔
を調節する間隔調節手段としての先端を尖らせた止めね
じ17が螺設されている。
カバー体16の前記中心案内部16aの基部は水平の球受け
面16bに連なり、この球受け面16bの外周はさらに本体11
の円筒内壁11aと接触する円筒部16cに連なっている。
上記円筒部16cと本体11の円筒内壁11aとの嵌合は緊密に
して、しかも極めて円滑に作動できるよう、嵌合長さを
成るべく長く、接触面積は極力少なくなるように成され
ている。
また、本実施例では、前記止めねじ17が直接球体13に介
入するようにしたが、該部にコマを介在させ、前記止め
ねじ17によって押圧させるようにしてもよい。
さらに止めねじの変わりに球体13間に接して楕円カムを
設け、このカムを回動させることにより球体間の間隔を
調整することも可能である。
また、本実施例では、各層12、14の球体13、15を同一直
径としたが、第1層12と第2層14とを異なる直径の球体
で構成してもよい。この場合には、カバー体16の中心案
内部16aおよび本体11の円筒内壁11aの形状を球体の直径
に合せて形成しなければならない。
次に作用を説明する。
第1層12の球体13と第2層14の球体15との積層状態を第
3図に示す。
同図のように第1層12の球体13の各球間隔が当初g1であ
ったとし、このときの第1層12の下縁と第2層14の上縁
との間隔、すなわち高さをH1とする。
球体の間隔調節手段としての止めねじ17をねじ込むこと
により、止めねじ17の押し込み部分以外の第1層12の各
球間隔g1は第3図のようにg2となり、第1層12と第2層
14との各球体13、15の接触点がC1からC2に移動し、この
ことにより、前記高さはH2となり、H1との差ΔHだけ高
くなり、カバー体16がこの分だけ上昇する。
第3図によって知られるように、間隔が大きい範囲では
間隔の変化に対する高さの変化量は相対的に大きいが、
間隔が狭まってくると、間隔の変化に対する高さの変化
は小さくなり、止めねじ17のねじピッチ、先端球当接部
の角度との組合せにより、微小な高さ調整が可能であ
る。
止めねじ17を後退させることにより、各球間隔は開き、
前記高さは減少し、カバー体16は下降する。
次に第4図および第5図に基づき、本考案の第2実施例
を説明する。
本実施例のジャッキ20は球体23,25を直列に収容する立
直壁21aを有する本体21と、第1層22の球体23と、第2
層24の球体25とを有し、第2層24を抑えるように直方体
のカバー体26が設けられている。
また、間隔調節手段として、ねじ27とコマ部材28が設け
られている。
本実施例の作用は、第1層22が前記ねじ27とコマ部材28
とによって配列方向に移動させられる以外は、第1実施
例と同様である。
本実施例は、細長く、幅を小さく構成できるので、巾の
狭い場所での使用に適している。
本実施例では、ねじを本体21の長手方向の側面から第1
層22を操作するように構成したが、巾方向側面の中央部
に設けるようにしてもよい。
なお、本体21とカバー体26の摺動面が長い本実施例のジ
ャッキ20では、この摺動面の円滑性は一層重要であり、
このため、立直壁21aに小径のボールもしくはニードル
ローラなどを介在させるように構成してもよい。
以上の説明は、物体Mを上方へ持ち上げることを前提に
しているが、物体Mを横方向へずらすのに適用すること
も可能である。特に重量物の正確な位置決めを要する場
合などに有効である。
「考案の効果」 本考案に係るジャッキによれば、小型に構成することが
可能であり、側面からのねじ調整で極く微細な高さ調節
ができるため、設置場所の制約、調節操作の方向の制約
がない。また、操作時に物体やジャッキ側に調整方向以
外の作用力を受けることもないため、摩擦の影響が少な
く、高精度の調節をすることができる。又球体の直径を
小さくすれば、より微細な高さ調整が可能である。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第3図は本考案の第1実施例を示しており、第
1図はジャッキの縦断側面図、第2図は第1図のII−II
線断面図、第3図は球体の作用説明図、第4図および第
5図は第2実施例を示しており、第4図はジャッキの縦
断側面図、第5図は第4図のV−V線断面図、第6図お
よび第7図は従来のジャッキの構成図である。 10……ジャッキ(第1実施例) 11……本体、11a……円筒内壁 12……第1層、13……球体(第1層) 14……第2層、15……球体(第2層) 16……カバー体 17……止めねじ(間隔調節手段) 20……ジャッキ(第2実施例) 21……本体、21a……立直壁 22……第1層、23……球体(第1層) 24……第2層、25……球体(第2層) 26……カバー体 27……ねじ(間隔調節手段) 28……コマ部材(間隔調節手段)

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】基体と、 この基体の所定面内で1方向に動作方向が規制されると
    ともに所定間隔をもって配列された少なくとも2個以上
    の同径の第1の球体と、 これらの第1の球体の上部に球体間に跨って設けられ、
    これら第1の球体の配列間隔より大きく且つ同径を有
    し、前記基体によって動作方向が前記第1の球体の配列
    方向および配列方向に対し直角な方向に規制される少な
    くとも2個以上の第2の球体と、 この第2の球体に接触して設けられ、第2の球体の動き
    に伴い移動自在な移動部材と、 前記基体の側部に設けられ、一端を前記第1球体間に突
    出して前記第1の球体の間隔を変える間隔調整手段とか
    らなり、 前記第1の球体の配列間隔を変えることにより移動部材
    の移動位置を調整可能としたことを特徴とするジャッ
    キ。
  2. 【請求項2】第2の球体の群が、複数の層をなして構成
    される請求項1記載のジャッキ。
JP13961689U 1989-12-01 1989-12-01 ジャッキ Expired - Lifetime JPH0741753Y2 (ja)

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