JPH074155A - 縦型ブラインド - Google Patents
縦型ブラインドInfo
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- JPH074155A JPH074155A JP13368893A JP13368893A JPH074155A JP H074155 A JPH074155 A JP H074155A JP 13368893 A JP13368893 A JP 13368893A JP 13368893 A JP13368893 A JP 13368893A JP H074155 A JPH074155 A JP H074155A
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- Japan
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- hanger rail
- tilt
- runners
- belt
- rail
- Prior art date
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Abstract
(57)【要約】
【目的】ハンガーレールを容易に湾曲形成可能とすると
ともに、小さな曲率半径で湾曲させてもランナーを円滑
に移動させ得る縦型ブラインドを提供することを目的と
する。 【構成】ハンガーレール1内に多数のランナー2が移動
可能に支持され、ランナー2からそれぞれスラット3が
回動可能に吊下支持され、ハンガーレール1内にはスラ
ット3がハンガーレール1に沿って移動操作されるとと
もに、スラット3を角度調節操作するための駆動ベルト
4,20が設けられて縦型ブラインドが構成される。ハ
ンガーレール1内には可撓性を有する合成樹脂で成形さ
れたガイドレール7a,7bが挿通され、ガイドレール
7a,7bで駆動ベルト4,20が案内される。
ともに、小さな曲率半径で湾曲させてもランナーを円滑
に移動させ得る縦型ブラインドを提供することを目的と
する。 【構成】ハンガーレール1内に多数のランナー2が移動
可能に支持され、ランナー2からそれぞれスラット3が
回動可能に吊下支持され、ハンガーレール1内にはスラ
ット3がハンガーレール1に沿って移動操作されるとと
もに、スラット3を角度調節操作するための駆動ベルト
4,20が設けられて縦型ブラインドが構成される。ハ
ンガーレール1内には可撓性を有する合成樹脂で成形さ
れたガイドレール7a,7bが挿通され、ガイドレール
7a,7bで駆動ベルト4,20が案内される。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は複数のスラットがハン
ガーレールに沿って移動可能に支持され、かつ角度調節
可能に支持された縦型ブラインドに関するものである。
ガーレールに沿って移動可能に支持され、かつ角度調節
可能に支持された縦型ブラインドに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、縦型ブラインドの一種類として、
次に示すようなものがある。すなわち、特公昭61−5
1116号公報に記載された縦型ブラインドでは、多数
のランナー(滑動部材)がハンガーレール(カーテンレ
ール)に沿って移動可能に支持され、各ランナーからス
ラット(ルーバー)が吊下支持される。前記ハンガーレ
ールは、例えばアルミニウム等の金属の押し出し型材で
形成される。
次に示すようなものがある。すなわち、特公昭61−5
1116号公報に記載された縦型ブラインドでは、多数
のランナー(滑動部材)がハンガーレール(カーテンレ
ール)に沿って移動可能に支持され、各ランナーからス
ラット(ルーバー)が吊下支持される。前記ハンガーレ
ールは、例えばアルミニウム等の金属の押し出し型材で
形成される。
【0003】前記ランナーにはチルトシャフト(揺動
軸)が回転可能に支持されている。前記チルトシャフト
には歯車が摩擦結合により取着されている。また、各ラ
ンナーはビーズチェーンで連結され、最後尾のランナー
は同ビーズチェーンを介してハンガーレールの一端に連
結されている。
軸)が回転可能に支持されている。前記チルトシャフト
には歯車が摩擦結合により取着されている。また、各ラ
ンナーはビーズチェーンで連結され、最後尾のランナー
は同ビーズチェーンを介してハンガーレールの一端に連
結されている。
【0004】前記ハンガーレール内には無端状の駆動ベ
ルトが配設され、その駆動ベルトに前記各ランナーの歯
車が噛み合わされている。そして、駆動ベルトがハンガ
ーレール内を移動すると歯車が回転されて、チルトシャ
フトが回転され、スラットが回動される。また、チルト
シャフトが回転されてスラットがほぼハンガーレールに
沿う方向まで回動されると、チルトシャフト及び歯車の
回転が停止されて各ランナーは駆動ベルトとともにハン
ガーレール内を移動する。
ルトが配設され、その駆動ベルトに前記各ランナーの歯
車が噛み合わされている。そして、駆動ベルトがハンガ
ーレール内を移動すると歯車が回転されて、チルトシャ
フトが回転され、スラットが回動される。また、チルト
シャフトが回転されてスラットがほぼハンガーレールに
沿う方向まで回動されると、チルトシャフト及び歯車の
回転が停止されて各ランナーは駆動ベルトとともにハン
ガーレール内を移動する。
【0005】このように構成された縦型ブラインドで
は、スラットの全開状態からクランクハンドルの操作に
より駆動ベルトを移動させると、各ランナーの歯車が回
転されて、各スラットがハンガーレールに沿う方向まで
回動される。次いで、各ランナーの歯車の回転が停止し
て、各ランナーは駆動ベルトの移動にともなってハンガ
ーレールに沿って引き出される。そして、ビーズチェー
ンにより最後尾のランナーから順次その移動が阻止さ
れ、駆動ベルトの移動にともなって歯車が空回りする状
態となる。
は、スラットの全開状態からクランクハンドルの操作に
より駆動ベルトを移動させると、各ランナーの歯車が回
転されて、各スラットがハンガーレールに沿う方向まで
回動される。次いで、各ランナーの歯車の回転が停止し
て、各ランナーは駆動ベルトの移動にともなってハンガ
ーレールに沿って引き出される。そして、ビーズチェー
ンにより最後尾のランナーから順次その移動が阻止さ
れ、駆動ベルトの移動にともなって歯車が空回りする状
態となる。
【0006】このようにして、先頭ランナーを最大移動
位置まで移動させた後、駆動ベルトを逆方向に移動させ
ると、各スラットが同位相で回動されて、所望角度まで
角度調節することが可能となる。
位置まで移動させた後、駆動ベルトを逆方向に移動させ
ると、各スラットが同位相で回動されて、所望角度まで
角度調節することが可能となる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記のような縦型ブラ
インドを湾曲した窓面に沿って設置する場合には、ハン
ガーレールを窓面に沿って湾曲させる必要がある。そし
て、ハンガーレールを湾曲させるためには、直線状に押
し出し成形された型材を別工程で湾曲させている。
インドを湾曲した窓面に沿って設置する場合には、ハン
ガーレールを窓面に沿って湾曲させる必要がある。そし
て、ハンガーレールを湾曲させるためには、直線状に押
し出し成形された型材を別工程で湾曲させている。
【0008】ところが、ハンガーレールの内面には駆動
ベルトを案内するためのガイドリブが設けられて同ハン
ガーレールの断面形状が複雑化するため、湾曲させるこ
とが困難である。そして、小さな曲率半径で湾曲する窓
面に沿うように、ハンガーレールの曲率半径を小さくす
ると、その湾曲部分において折り曲げ歪みが生じ易い。
ベルトを案内するためのガイドリブが設けられて同ハン
ガーレールの断面形状が複雑化するため、湾曲させるこ
とが困難である。そして、小さな曲率半径で湾曲する窓
面に沿うように、ハンガーレールの曲率半径を小さくす
ると、その湾曲部分において折り曲げ歪みが生じ易い。
【0009】そして、このような歪みにより、その湾曲
部分でハンガーレールとランナーとの間の摩擦が大きく
なってランナーの移動に支障を来したり、あるいはハン
ガーレールに案内される駆動ベルトと歯車の噛み合いに
支障が生じてランナーの移動やスラットの角度調節に支
障を来すことがある。
部分でハンガーレールとランナーとの間の摩擦が大きく
なってランナーの移動に支障を来したり、あるいはハン
ガーレールに案内される駆動ベルトと歯車の噛み合いに
支障が生じてランナーの移動やスラットの角度調節に支
障を来すことがある。
【0010】また、前記縦型ブラインドでは、スラット
を引き出す際にはハンガーレールの一端側から他端側に
向かって全てのスラットが移動し始め、最後尾のスラッ
トから順次その移動が停止される。このため、スラット
をハンガーレールの途中まで引き出した場合には、ハン
ガーレールの中間部に複数枚のスラットがかたまって吊
下支持される状態となる。
を引き出す際にはハンガーレールの一端側から他端側に
向かって全てのスラットが移動し始め、最後尾のスラッ
トから順次その移動が停止される。このため、スラット
をハンガーレールの途中まで引き出した場合には、ハン
ガーレールの中間部に複数枚のスラットがかたまって吊
下支持される状態となる。
【0011】従って、スラットをハンガーレールの途中
まで引き出した状態における美観が低下するという問題
点がある。この発明の第一の目的は、ハンガーレールを
容易に湾曲形成可能とするとともに、小さな曲率半径で
湾曲させてもランナーを円滑に移動させ得る縦型ブライ
ンドのハンガーレールを提供することにある。また、第
二の目的はこのようなハンガーレールを使用して美観に
優れた縦型ブラインドを提供することにある。
まで引き出した状態における美観が低下するという問題
点がある。この発明の第一の目的は、ハンガーレールを
容易に湾曲形成可能とするとともに、小さな曲率半径で
湾曲させてもランナーを円滑に移動させ得る縦型ブライ
ンドのハンガーレールを提供することにある。また、第
二の目的はこのようなハンガーレールを使用して美観に
優れた縦型ブラインドを提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】第一の目的を達成するた
めに、第一の発明ではハンガーレール内に多数のランナ
ーが移動可能に支持され、前記ランナーからそれぞれス
ラットが回動可能に吊下支持され、前記ハンガーレール
内には前記スラットが同ハンガーレールに沿って移動操
作されるとともに、前記スラットを角度調節操作するた
めの駆動ベルトが設けられて縦型ブラインドが構成され
る。そして、前記ハンガーレール内には可撓性を有する
合成樹脂で成形されたガイドレールが挿通され、前記ガ
イドレールで前記駆動ベルトが案内される。
めに、第一の発明ではハンガーレール内に多数のランナ
ーが移動可能に支持され、前記ランナーからそれぞれス
ラットが回動可能に吊下支持され、前記ハンガーレール
内には前記スラットが同ハンガーレールに沿って移動操
作されるとともに、前記スラットを角度調節操作するた
めの駆動ベルトが設けられて縦型ブラインドが構成され
る。そして、前記ハンガーレール内には可撓性を有する
合成樹脂で成形されたガイドレールが挿通され、前記ガ
イドレールで前記駆動ベルトが案内される。
【0013】第二の目的を達成するために、第二の発明
ではハンガーレール内に多数のランナーが移動可能に支
持され、前記ランナーからそれぞれスラットが回動可能
に吊下支持され、前記各ランナーは同ランナー間の間隔
を一定値以内に保持するスペーサで連結され、前記ハン
ガーレール内には可撓性を備えた合成樹脂で成形された
ガイドレールが挿通され、前記ハンガーレールの一端に
は無端状の操作紐を掛装するためのプーリーと、無端状
のチルトベルトを掛装するためのチルトスプロケットが
回転可能に支持され、前記ハンガーレールの他端には前
記チルトベルトを掛装するためのローラーが回転可能に
支持され、前記操作紐が前記ガイドレールに移動可能に
支持され、前記操作紐の一方が前記プーリーに掛装され
るとともに、他方がハンガーレール他端から同ハンガー
レール外へ垂下され、前記チルトベルトが前記ガイドレ
ールに移動可能に支持され、前記チルトベルトの一方が
前記チルトスプロケットに掛装されるとともに、他方が
前記ローラーに掛装され、前記チルトベルトが前記各ラ
ンナーのスラット吊下軸に噛み合わされて同チルトベル
トの移動に基づいて前記スラットが回動される構成と
し、前記操作紐は先頭ランナーにのみ連結され、前記プ
ーリーとチルトスプロケットとの間には同プーリーの回
転方向が変わったとき、一定角度に限り前記チルトスプ
ロケットをプーリーと一体に回転させるクラッチ機構が
設けられる。
ではハンガーレール内に多数のランナーが移動可能に支
持され、前記ランナーからそれぞれスラットが回動可能
に吊下支持され、前記各ランナーは同ランナー間の間隔
を一定値以内に保持するスペーサで連結され、前記ハン
ガーレール内には可撓性を備えた合成樹脂で成形された
ガイドレールが挿通され、前記ハンガーレールの一端に
は無端状の操作紐を掛装するためのプーリーと、無端状
のチルトベルトを掛装するためのチルトスプロケットが
回転可能に支持され、前記ハンガーレールの他端には前
記チルトベルトを掛装するためのローラーが回転可能に
支持され、前記操作紐が前記ガイドレールに移動可能に
支持され、前記操作紐の一方が前記プーリーに掛装され
るとともに、他方がハンガーレール他端から同ハンガー
レール外へ垂下され、前記チルトベルトが前記ガイドレ
ールに移動可能に支持され、前記チルトベルトの一方が
前記チルトスプロケットに掛装されるとともに、他方が
前記ローラーに掛装され、前記チルトベルトが前記各ラ
ンナーのスラット吊下軸に噛み合わされて同チルトベル
トの移動に基づいて前記スラットが回動される構成と
し、前記操作紐は先頭ランナーにのみ連結され、前記プ
ーリーとチルトスプロケットとの間には同プーリーの回
転方向が変わったとき、一定角度に限り前記チルトスプ
ロケットをプーリーと一体に回転させるクラッチ機構が
設けられる。
【0014】
【作用】第一の発明では、ハンガーレール内で駆動ベル
トを移動可能に支持するガイドレールはハンガーレール
とは別体に形成される。従って、ハンガーレール内には
駆動ベルトを支持するためのガイド部を設ける必要がな
いため、ハンガーレールを窓面に沿って湾曲させること
が容易となる。また、ガイドレールは可撓性を有する合
成樹脂で成形されているので、湾曲形成されたハンガー
レールに対し容易に挿通可能である。
トを移動可能に支持するガイドレールはハンガーレール
とは別体に形成される。従って、ハンガーレール内には
駆動ベルトを支持するためのガイド部を設ける必要がな
いため、ハンガーレールを窓面に沿って湾曲させること
が容易となる。また、ガイドレールは可撓性を有する合
成樹脂で成形されているので、湾曲形成されたハンガー
レールに対し容易に挿通可能である。
【0015】第二の発明では、操作紐を操作するとプー
リーが回転され、プーリーとともにチルトスプロケット
が回転され、チルトベルトが移動されてスラットが回動
される。スラットが一定角度回動されると、クラッチ機
構によりチルトスプロケットの回転が停止され、プーリ
ーはチルトスプロケットに対し空回りする。そして、操
作紐の移動に基づいてスラットがハンガーレールに沿っ
て移動される。
リーが回転され、プーリーとともにチルトスプロケット
が回転され、チルトベルトが移動されてスラットが回動
される。スラットが一定角度回動されると、クラッチ機
構によりチルトスプロケットの回転が停止され、プーリ
ーはチルトスプロケットに対し空回りする。そして、操
作紐の移動に基づいてスラットがハンガーレールに沿っ
て移動される。
【0016】
【実施例】図1に示す縦型ブラインドはハンガーレール
1内に多数のランナー2,2aが移動可能に支持され、
各ランナー2,2aからスラット3が回動可能に支持さ
れている。そして、ハンガーレール1の一端から垂下さ
れるボールチェーン4の操作により各ランナー2,2a
がハンガーレール1に沿って移送されてスラット3の引
き出し及び畳み込みと、各スラット3の角度調節とが行
われるようになっている。
1内に多数のランナー2,2aが移動可能に支持され、
各ランナー2,2aからスラット3が回動可能に支持さ
れている。そして、ハンガーレール1の一端から垂下さ
れるボールチェーン4の操作により各ランナー2,2a
がハンガーレール1に沿って移送されてスラット3の引
き出し及び畳み込みと、各スラット3の角度調節とが行
われるようになっている。
【0017】その詳細な構成を次に説明すると、前記ハ
ンガーレール1はアルミ押し出し型材で形成され、図3
に示すように底面の中央部に設けられた開口部1aによ
り下方へ開口する溝型に形成されている。
ンガーレール1はアルミ押し出し型材で形成され、図3
に示すように底面の中央部に設けられた開口部1aによ
り下方へ開口する溝型に形成されている。
【0018】前記ハンガーレール1の一端にはエンドユ
ニット6が取着され、同ハンガーレール1の他端には操
作ユニット5が取着されている。図3に示すように、前
記ハンガーレール1内において、前記開口部1aの両側
には一対のガイドレール7a,7bが同ハンガーレール
1の全長にわたって配設されている。各ガイドレール7
a,7bは合成樹脂で形成されるとともに、一対の側辺
8a,8bと、それらを連結する連結辺9とから構成さ
れ、同一形状の側辺8a,8bが連結辺9に線対称状に
取着されている。
ニット6が取着され、同ハンガーレール1の他端には操
作ユニット5が取着されている。図3に示すように、前
記ハンガーレール1内において、前記開口部1aの両側
には一対のガイドレール7a,7bが同ハンガーレール
1の全長にわたって配設されている。各ガイドレール7
a,7bは合成樹脂で形成されるとともに、一対の側辺
8a,8bと、それらを連結する連結辺9とから構成さ
れ、同一形状の側辺8a,8bが連結辺9に線対称状に
取着されている。
【0019】すなわち、側辺8a,8bの一側には断面
楔状の突条10が形成され、その突条10が連結辺9に
形成された凹条11に嵌合されて、側辺8a,8bが連
結辺9を介して線対称状に連結されている。前記側辺8
a,8bの上下両端縁には前記突条10の反対側へ鉤型
に互いに対向するように突出するガイド片12が形成さ
れている。
楔状の突条10が形成され、その突条10が連結辺9に
形成された凹条11に嵌合されて、側辺8a,8bが連
結辺9を介して線対称状に連結されている。前記側辺8
a,8bの上下両端縁には前記突条10の反対側へ鉤型
に互いに対向するように突出するガイド片12が形成さ
れている。
【0020】図4に示すように、前記エンドユニット6
のケース13は上下に2分割され、図2に示す2本のネ
ジ14で互いに固定されている。前記ケース13内には
固定軸15が上下方向に支持され、同固定軸15の上下
方向中間部にはフランジ16が形成されている。前記固
定軸15のフランジ16より上部と、下端部は四角軸状
に形成され、その中間部は丸軸状に形成されている。そ
して、固定軸15の上下両端部がケース13の上辺及び
下辺に設けられた四角孔に挿入されて、同固定軸15が
ケース13に回転不能に支持されている。
のケース13は上下に2分割され、図2に示す2本のネ
ジ14で互いに固定されている。前記ケース13内には
固定軸15が上下方向に支持され、同固定軸15の上下
方向中間部にはフランジ16が形成されている。前記固
定軸15のフランジ16より上部と、下端部は四角軸状
に形成され、その中間部は丸軸状に形成されている。そ
して、固定軸15の上下両端部がケース13の上辺及び
下辺に設けられた四角孔に挿入されて、同固定軸15が
ケース13に回転不能に支持されている。
【0021】前記フランジ16とケース13の上辺との
間には圧縮した状態のコイルスプリング17が配設さ
れ、そのコイルスプリング17の付勢力により固定軸1
5が下方へ付勢されて、ケース13内における上下方向
の位置決めがなされている。
間には圧縮した状態のコイルスプリング17が配設さ
れ、そのコイルスプリング17の付勢力により固定軸1
5が下方へ付勢されて、ケース13内における上下方向
の位置決めがなされている。
【0022】前記固定軸15の丸軸部の下部の周囲には
ケース13の下辺から延びるガイド筒18が設けられ、
そのガイド筒18の周囲にはチルトスプロケット19が
回転可能に支持され、そのチルトスプロケット19にチ
ルトベルト20が掛装されている。図5に示すように、
前記チルトスプロケット19に掛装されたチルトベルト
20はケース13に形成された案内溝21により、一方
はハンガーレール1の側辺近傍に案内され、他方はハン
ガーレール1の中心部近傍に案内されている。
ケース13の下辺から延びるガイド筒18が設けられ、
そのガイド筒18の周囲にはチルトスプロケット19が
回転可能に支持され、そのチルトスプロケット19にチ
ルトベルト20が掛装されている。図5に示すように、
前記チルトスプロケット19に掛装されたチルトベルト
20はケース13に形成された案内溝21により、一方
はハンガーレール1の側辺近傍に案内され、他方はハン
ガーレール1の中心部近傍に案内されている。
【0023】前記固定軸15には前記フランジ16の下
方の丸軸部に、径方向に突出する係止部22が形成され
ている。その係止部22は、図5に示すように固定軸1
5の中心に対し約40度の角度で突出されている。
方の丸軸部に、径方向に突出する係止部22が形成され
ている。その係止部22は、図5に示すように固定軸1
5の中心に対し約40度の角度で突出されている。
【0024】前記チルトスプロケット19には前記固定
軸15の丸軸部の周囲に突出する係合片23が形成され
ている。その係合片23は、図5に示すように固定軸1
5の中心に対し約130度の角度で形成されている。そ
して、前記チルトスプロケット19の回転にともなう係
合片23の回動軌跡上に前記固定軸15の係止部22が
位置している。
軸15の丸軸部の周囲に突出する係合片23が形成され
ている。その係合片23は、図5に示すように固定軸1
5の中心に対し約130度の角度で形成されている。そ
して、前記チルトスプロケット19の回転にともなう係
合片23の回動軌跡上に前記固定軸15の係止部22が
位置している。
【0025】前記固定軸15の係止部22及びチルトス
プロケット19の係合片23の周囲において、前記ケー
ス13にはプーリー24が回転可能に支持され、同プー
リー24に前記ボールチェーン4が掛装されている。
プロケット19の係合片23の周囲において、前記ケー
ス13にはプーリー24が回転可能に支持され、同プー
リー24に前記ボールチェーン4が掛装されている。
【0026】前記プーリー24の内周面と前記固定軸1
5の係止部22及びチルトスプロケット19の係合片2
3との間にはクラッチスプリング25が配設されてい
る。そのクラッチスプリング25はその拡径しようとす
る付勢力により前記プーリー24の内周面に圧接され、
図5に示すようにその両端部26a,26bは固定軸1
5の中心を挟んでほぼ対向する位置で内側へ折り曲げら
れて、前記固定軸15の係止部22及びチルトスプロケ
ット19の係合片23の間にそれぞれ突出されている。
5の係止部22及びチルトスプロケット19の係合片2
3との間にはクラッチスプリング25が配設されてい
る。そのクラッチスプリング25はその拡径しようとす
る付勢力により前記プーリー24の内周面に圧接され、
図5に示すようにその両端部26a,26bは固定軸1
5の中心を挟んでほぼ対向する位置で内側へ折り曲げら
れて、前記固定軸15の係止部22及びチルトスプロケ
ット19の係合片23の間にそれぞれ突出されている。
【0027】そして、クラッチスプリング25の端部2
6a,26bが前記係止部22に当接していない状態で
プーリー24が回転されると、同プーリー24の回転が
同プーリー24と一体に回転するクラッチスプリング2
5の端部26a,26bのいずれかで前記係合片23が
押されて、チルトスプロケット19が回転される。
6a,26bが前記係止部22に当接していない状態で
プーリー24が回転されると、同プーリー24の回転が
同プーリー24と一体に回転するクラッチスプリング2
5の端部26a,26bのいずれかで前記係合片23が
押されて、チルトスプロケット19が回転される。
【0028】一方、プーリー24の回転にともなってク
ラッチスプリング25の端部26a,26bの一方と係
合片23が前記係止部22に当接すると、同係合片23
はそれ以上の回動が阻止され、クラッチスプリング25
は縮径されてプーリー24の内周面との摩擦力が低減す
る。従って、この状態ではプーリー24だけが回転され
る。
ラッチスプリング25の端部26a,26bの一方と係
合片23が前記係止部22に当接すると、同係合片23
はそれ以上の回動が阻止され、クラッチスプリング25
は縮径されてプーリー24の内周面との摩擦力が低減す
る。従って、この状態ではプーリー24だけが回転され
る。
【0029】図7に示すように、前記操作ユニット5の
ケース27にはボールチェーン4を案内する案内孔28
が設けられ、その案内孔28によりボールチェーン4が
ハンガーレール1内から操作ユニット5の下方へ案内さ
れている。
ケース27にはボールチェーン4を案内する案内孔28
が設けられ、その案内孔28によりボールチェーン4が
ハンガーレール1内から操作ユニット5の下方へ案内さ
れている。
【0030】前記操作ユニット5のケース27にはベル
トスライダー29がハンガーレール1の長手方向に位置
調節可能に支持されている。すなわち、ベルトスライダ
ー29はケース27に対しハンガーレール1の長手方向
にのみ移動可能に支持され、同ベルトスライダー29に
設けられたネジ孔30にはネジ31が螺入され、そのネ
ジ31の先端部はケース27に設けられたネジ孔32に
螺入されている。従って、ネジ31を回転させると、ベ
ルトスライダー29がハンガーレール1の長手方向に移
動するようになっている。
トスライダー29がハンガーレール1の長手方向に位置
調節可能に支持されている。すなわち、ベルトスライダ
ー29はケース27に対しハンガーレール1の長手方向
にのみ移動可能に支持され、同ベルトスライダー29に
設けられたネジ孔30にはネジ31が螺入され、そのネ
ジ31の先端部はケース27に設けられたネジ孔32に
螺入されている。従って、ネジ31を回転させると、ベ
ルトスライダー29がハンガーレール1の長手方向に移
動するようになっている。
【0031】前記ベルトスライダー29には2個のロー
ラー33がその回転軸を縦方向として回転可能に支持さ
れ、そのローラー33には前記チルトベルト20が掛装
されている。そして、前記ローラー33はその一方がハ
ンガーレール1の中心線上に支持され、他方はハンガー
レールの側辺近傍に支持されている。従って、前記エン
ドユニット6の案内溝21と前記ローラー33との間で
掛装される無端状のチルトベルト20はその一方がハン
ガーレール1の中央部を移動し、他方がハンガーレール
1の側辺近傍を移動するようになっている。
ラー33がその回転軸を縦方向として回転可能に支持さ
れ、そのローラー33には前記チルトベルト20が掛装
されている。そして、前記ローラー33はその一方がハ
ンガーレール1の中心線上に支持され、他方はハンガー
レールの側辺近傍に支持されている。従って、前記エン
ドユニット6の案内溝21と前記ローラー33との間で
掛装される無端状のチルトベルト20はその一方がハン
ガーレール1の中央部を移動し、他方がハンガーレール
1の側辺近傍を移動するようになっている。
【0032】前記ハンガーレール1の中央側を移動する
チルトベルト20はその移動にともなって先頭ランナー
2a及び後続の各ランナー2のスラット吊下軸34を回
転駆動する。すなわち、前記ハンガーレール1の中央側
を移動するチルトベルト20は先頭ランナー2aのスラ
ット吊下軸34に設けられる歯車(図示しない)に噛み
合わされ、図3に示すように他のランナー2のスラット
吊下軸34に設けられる歯車35に噛み合わされてい
る。そして、チルトベルト20が移動されると、スラッ
ト吊下軸34が回転され、各スラット3が回動される。
チルトベルト20はその移動にともなって先頭ランナー
2a及び後続の各ランナー2のスラット吊下軸34を回
転駆動する。すなわち、前記ハンガーレール1の中央側
を移動するチルトベルト20は先頭ランナー2aのスラ
ット吊下軸34に設けられる歯車(図示しない)に噛み
合わされ、図3に示すように他のランナー2のスラット
吊下軸34に設けられる歯車35に噛み合わされてい
る。そして、チルトベルト20が移動されると、スラッ
ト吊下軸34が回転され、各スラット3が回動される。
【0033】なお、先頭ランナー2a及び他の各ランナ
ー2の歯車35とスラット吊下軸34との間には、図3
に示すクラッチスプリング36によるクラッチ機構が設
けられている。このクラッチ機構により、スラット3が
ハンガーレールに沿う方向まで回動された後は、スラッ
ト吊下軸34のそれ以上の回転が阻止されて、歯車35
が空回りするようになっている。
ー2の歯車35とスラット吊下軸34との間には、図3
に示すクラッチスプリング36によるクラッチ機構が設
けられている。このクラッチ機構により、スラット3が
ハンガーレールに沿う方向まで回動された後は、スラッ
ト吊下軸34のそれ以上の回転が阻止されて、歯車35
が空回りするようになっている。
【0034】前記ボールチェーン4は前記操作ユニット
5とエンドユニット6との間においては、図3に示すよ
うに前記ガイドレール7a,7bの側辺8a,8bに案
内されて移動する。そして、ボールチェーン4は先頭ラ
ンナー2aにのみ係合するように構成され、他のランナ
ー2には係合しないように構成されている。
5とエンドユニット6との間においては、図3に示すよ
うに前記ガイドレール7a,7bの側辺8a,8bに案
内されて移動する。そして、ボールチェーン4は先頭ラ
ンナー2aにのみ係合するように構成され、他のランナ
ー2には係合しないように構成されている。
【0035】すなわち、図8に示すように先頭ランナー
2aには一方のボールチェーン4の移動軌跡上に位置し
て同ボールチェーン4が挿通される係止金具36が設け
られ、その係止金具36は紐とボールとから構成される
ボールチェーン4のボールのみに係合するように構成さ
れる。
2aには一方のボールチェーン4の移動軌跡上に位置し
て同ボールチェーン4が挿通される係止金具36が設け
られ、その係止金具36は紐とボールとから構成される
ボールチェーン4のボールのみに係合するように構成さ
れる。
【0036】前記先頭ランナー2aに挿通される部分の
ボールチェーン4は、そのボール4a,4bの間隔が他
の部分より大きく設定されている。そして、そのボール
4a,4bのいずれかが前記係止金具36に当接した時
点で、先頭ランナー2aがボールチェーン4とともに移
動し、ボール4a,4bが係止金具36に当接するまで
は、ボールチェーン4のみが移動されるようになってい
る。
ボールチェーン4は、そのボール4a,4bの間隔が他
の部分より大きく設定されている。そして、そのボール
4a,4bのいずれかが前記係止金具36に当接した時
点で、先頭ランナー2aがボールチェーン4とともに移
動し、ボール4a,4bが係止金具36に当接するまで
は、ボールチェーン4のみが移動されるようになってい
る。
【0037】なお、前記ボール4a,4bの間隔は、前
記プーリー24の回転にともなってチルトスプロケット
19が回転される時に、ボールチェーン4が移動する距
離と等しい間隔に設定されている。
記プーリー24の回転にともなってチルトスプロケット
19が回転される時に、ボールチェーン4が移動する距
離と等しい間隔に設定されている。
【0038】前記各ランナー2,2aはそれぞれ公知の
スペーサ37で連結されている。このスペーサ37は各
ランナー2と先行するランナー2a,2との間隔が一定
値に達すると、各ランナー2が先行するランナー2a,
2に追随して移動するように構成される。なお、図2に
示すように各ランナー2a,2においてスペーサ37が
挿通される挿通孔38は中央部から両側に向かってそれ
ぞれテーパ状に拡開されて、図10に示すように各ラン
ナー2a,2に対しスペーサ37が斜めになる状態を許
容する構成となっている。
スペーサ37で連結されている。このスペーサ37は各
ランナー2と先行するランナー2a,2との間隔が一定
値に達すると、各ランナー2が先行するランナー2a,
2に追随して移動するように構成される。なお、図2に
示すように各ランナー2a,2においてスペーサ37が
挿通される挿通孔38は中央部から両側に向かってそれ
ぞれテーパ状に拡開されて、図10に示すように各ラン
ナー2a,2に対しスペーサ37が斜めになる状態を許
容する構成となっている。
【0039】次に、上記のように構成された縦型ブライ
ンドの動作を説明する。さて、図11(a)に示すよう
にスラット3を全開状態とした状態では、先頭ランナー
2aの係止金具36にはボール4aが当接している。こ
の状態から、スラット3を引き出すために、ボールチェ
ーン4をスラット引出し方向に操作すると、ハンガーレ
ール1内でボールチェーン4が移動され、先頭ランナー
2aに係合するボールチェーン4は、図9において矢印
A方向へ移動される。
ンドの動作を説明する。さて、図11(a)に示すよう
にスラット3を全開状態とした状態では、先頭ランナー
2aの係止金具36にはボール4aが当接している。こ
の状態から、スラット3を引き出すために、ボールチェ
ーン4をスラット引出し方向に操作すると、ハンガーレ
ール1内でボールチェーン4が移動され、先頭ランナー
2aに係合するボールチェーン4は、図9において矢印
A方向へ移動される。
【0040】すると、ボール4bが係止金具36に当接
するまでは、先頭ランナー2aは移動されない。この状
態で、ボールチェーン4の移動によりプーリー24が回
転され、このときプーリー24及び同プーリー24内の
クラッチスプリング25は図6に示す状態から矢印B方
向へ回転される。
するまでは、先頭ランナー2aは移動されない。この状
態で、ボールチェーン4の移動によりプーリー24が回
転され、このときプーリー24及び同プーリー24内の
クラッチスプリング25は図6に示す状態から矢印B方
向へ回転される。
【0041】プーリー24と一体にクラッチスプリング
25が回転されると、同クラッチスプリング25の端部
26aがチルトスプロケット19の係止部22に当接
し、同チルトスプロケット19がクラッチスプリング2
5と一体に回転される。そして、チルトスプロケット1
9の回転によりチルトベルト20が移動され、各ランナ
ー2a,2に吊下支持されたスラット3が、図11
(b)に示すように回動される。
25が回転されると、同クラッチスプリング25の端部
26aがチルトスプロケット19の係止部22に当接
し、同チルトスプロケット19がクラッチスプリング2
5と一体に回転される。そして、チルトスプロケット1
9の回転によりチルトベルト20が移動され、各ランナ
ー2a,2に吊下支持されたスラット3が、図11
(b)に示すように回動される。
【0042】各スラット3がハンガーレール1に沿う方
向まで回動されると、プーリー24はほぼ180度回転
され、クラッチスプリング25の端部26bが固定軸1
5の係止部22に当接する。すると、クラッチスプリン
グ25及びチルトスプロケット19の係合片23のそれ
以上の回転は阻止され、プーリー24とクラッチスプリ
ング25との摩擦が低減されて、プーリー24がクラッ
チスプリング25及びチルトスプロケット19に対し空
回りする状態となる。従って、チルトベルト20の移動
は停止される。
向まで回動されると、プーリー24はほぼ180度回転
され、クラッチスプリング25の端部26bが固定軸1
5の係止部22に当接する。すると、クラッチスプリン
グ25及びチルトスプロケット19の係合片23のそれ
以上の回転は阻止され、プーリー24とクラッチスプリ
ング25との摩擦が低減されて、プーリー24がクラッ
チスプリング25及びチルトスプロケット19に対し空
回りする状態となる。従って、チルトベルト20の移動
は停止される。
【0043】このとき、図8に示すように先頭ランナー
2aの係止金具36にはボール4bが当接する状態とな
る。この状態から、ボールチェーン4をさらに同方向へ
移動させると、先頭ランナー2aがハンガーレール1に
沿って移動され、後続のランナー2はスペーサ37によ
り等間隔を隔てて順次移動され、図11(c)に示すよ
うにスラット3が等間隔を隔てて順次引き出される。従
って、この縦型ブラインドのボールチェーン4とチルト
ベルト20とでスラット3を移動及び角度調節する駆動
ベルトとして動作する。
2aの係止金具36にはボール4bが当接する状態とな
る。この状態から、ボールチェーン4をさらに同方向へ
移動させると、先頭ランナー2aがハンガーレール1に
沿って移動され、後続のランナー2はスペーサ37によ
り等間隔を隔てて順次移動され、図11(c)に示すよ
うにスラット3が等間隔を隔てて順次引き出される。従
って、この縦型ブラインドのボールチェーン4とチルト
ベルト20とでスラット3を移動及び角度調節する駆動
ベルトとして動作する。
【0044】上記の操作により、図11(d)に示すよ
うにスラット3を最大限まで引き出した後、ボールチェ
ーン4を逆方向に操作すると、プーリー24及びクラッ
チスプリング25を介してチルトスプロケット19が回
転される。そして、図11(e)に示すようにスラット
3を任意角度に角度調節することが可能となる。
うにスラット3を最大限まで引き出した後、ボールチェ
ーン4を逆方向に操作すると、プーリー24及びクラッ
チスプリング25を介してチルトスプロケット19が回
転される。そして、図11(e)に示すようにスラット
3を任意角度に角度調節することが可能となる。
【0045】このとき、先頭ランナー2aはボール4b
が係止金具36に当接するまでは移動されないので、各
スラット3は移動されることなく角度調節される。ボー
ルチェーン4をさらに逆方向に操作すると、図11
(f)に示すように各スラット3はハンガーレール1に
沿う方向まで回動され、この状態でチルトベルト20の
移動は停止される。また、図9に示すように先頭ランナ
ー2aではボール4bが係止金具36に当接する。する
と、先頭ランナー2aがボールチェーン4とともに移動
され、先頭ランナー2aにより後続のランナー2が順次
押し戻され、図11(g)に示すようにスラット3が順
次押し戻される。そして、図11(a)に示す全開状態
に復帰する。
が係止金具36に当接するまでは移動されないので、各
スラット3は移動されることなく角度調節される。ボー
ルチェーン4をさらに逆方向に操作すると、図11
(f)に示すように各スラット3はハンガーレール1に
沿う方向まで回動され、この状態でチルトベルト20の
移動は停止される。また、図9に示すように先頭ランナ
ー2aではボール4bが係止金具36に当接する。する
と、先頭ランナー2aがボールチェーン4とともに移動
され、先頭ランナー2aにより後続のランナー2が順次
押し戻され、図11(g)に示すようにスラット3が順
次押し戻される。そして、図11(a)に示す全開状態
に復帰する。
【0046】以上のようにこの縦型ブラインドでは、ボ
ールチェーン4のみを操作することにより、スラット3
の引出し及び畳み込みと、スラット3の角度調節とを容
易に行うことができる。
ールチェーン4のみを操作することにより、スラット3
の引出し及び畳み込みと、スラット3の角度調節とを容
易に行うことができる。
【0047】そして、スラット3の引出し操作時には先
頭のスラット3から順次引き出されるので、スラット3
をハンガーレール1の途中まで引き出した状態でも、ハ
ンガーレール1の中間部に複数枚のスラットがかたまっ
て吊下支持されることはない。従って、前記従来の縦型
ブラインドに対し美観を向上させることができる。
頭のスラット3から順次引き出されるので、スラット3
をハンガーレール1の途中まで引き出した状態でも、ハ
ンガーレール1の中間部に複数枚のスラットがかたまっ
て吊下支持されることはない。従って、前記従来の縦型
ブラインドに対し美観を向上させることができる。
【0048】また、前記ハンガーレール1内には可撓性
を有する合成樹脂で成形されたガイドレール7a,7b
が配設され、そのガイドレール7a,7bにボールチェ
ーン4とチルトベルト20が案内されている。
を有する合成樹脂で成形されたガイドレール7a,7b
が配設され、そのガイドレール7a,7bにボールチェ
ーン4とチルトベルト20が案内されている。
【0049】このため、ハンガーレール1にはボールチ
ェーン4とチルトベルト20を案内するためのガイド部
を形成する必要はなく、その断面形状が単純な形状とな
る。従って、図10に示すようにハンガーレール1を窓
面に沿って湾曲させる場合にも、ハンガーレール1を小
さな曲率半径で湾曲させることが容易となる。
ェーン4とチルトベルト20を案内するためのガイド部
を形成する必要はなく、その断面形状が単純な形状とな
る。従って、図10に示すようにハンガーレール1を窓
面に沿って湾曲させる場合にも、ハンガーレール1を小
さな曲率半径で湾曲させることが容易となる。
【0050】また、各ガイドレール7a,7bは一対の
側辺8a,8bと連結辺9とで3分割されているので、
これらが一体に成形されている場合に比べてさらに曲げ
易くなる。従って、あらかじめ湾曲形成されたハンガー
レール1にガイドレール7a,7bを容易に挿入するこ
とができ、同ガイドレール7a,7bでボールチェーン
4とチルトベルト20を確実に案内することができる。
側辺8a,8bと連結辺9とで3分割されているので、
これらが一体に成形されている場合に比べてさらに曲げ
易くなる。従って、あらかじめ湾曲形成されたハンガー
レール1にガイドレール7a,7bを容易に挿入するこ
とができ、同ガイドレール7a,7bでボールチェーン
4とチルトベルト20を確実に案内することができる。
【0051】また、前記実施例では各ランナー2,2a
に吊下支持されたスラット3を角度調節するためにチル
トベルト20を使用したが、同チルトベルト20に換え
てボールチェーン等の索状体を使用することもできる。
に吊下支持されたスラット3を角度調節するためにチル
トベルト20を使用したが、同チルトベルト20に換え
てボールチェーン等の索状体を使用することもできる。
【0052】また、前記ガイドレール7a,7bは3分
割で構成したが、2分割あるいは4分割以上としてもよ
い。
割で構成したが、2分割あるいは4分割以上としてもよ
い。
【0053】
【発明の効果】以上詳述したように、この発明はハンガ
ーレールを容易に湾曲形成可能とするとともに、ハンガ
ーレールを小さな曲率半径で湾曲させてもランナーを円
滑に移動させ得る縦型ブラインドを提供することができ
る。また、このようなハンガーレールを使用して美観に
優れた縦型ブラインドを提供することができる優れた効
果を発揮する。
ーレールを容易に湾曲形成可能とするとともに、ハンガ
ーレールを小さな曲率半径で湾曲させてもランナーを円
滑に移動させ得る縦型ブラインドを提供することができ
る。また、このようなハンガーレールを使用して美観に
優れた縦型ブラインドを提供することができる優れた効
果を発揮する。
【図1】一実施例の縦型ブラインドを示す一部破断正面
図である。
図である。
【図2】一実施例の縦型ブラインドの一部破断平面図で
ある。
ある。
【図3】一実施例の縦型ブラインドのハンガーレール内
を示す縦断面図である。
を示す縦断面図である。
【図4】エンドユニットを示す断面図である。
【図5】エンドユニットの動作を示す平断面図である。
【図6】エンドユニットの動作を示す平断面図である。
【図7】操作ユニットを示す断面図である。
【図8】先頭ランナーに対するボールチェーンの動作を
示す断面図である。
示す断面図である。
【図9】先頭ランナーに対するボールチェーンの動作を
示す断面図である。
示す断面図である。
【図10】ハンガーレールを湾曲させた場合を示す平断
面図である。
面図である。
【図11】スラット駆動操作時の動作を示す説明図であ
る。
る。
1 ハンガーレール 2 ランナー 2a 先頭ランナー 3 スラット 4 操作紐(ボールチェーン) 7a,7b ガイドレール 19 チルトスプロケット 20 チルトベルト 24 プーリー 33 ローラー 34 スラット吊下軸 37 スペーサ
Claims (2)
- 【請求項1】 ハンガーレール(1)内に多数のランナ
ー(2,2a)を移動可能に支持し、前記ランナー
(2,2a)からそれぞれスラット(3)を回動可能に
吊下支持し、前記ハンガーレール(1)内には前記スラ
ット(3)を同ハンガーレール(1)に沿って移動操作
するとともに、前記スラット(3)を角度調節操作する
ための駆動ベルトを設けた縦型ブラインドにおいて、 前記ハンガーレール(1)内には可撓性を有する合成樹
脂で成形したガイドレール(7a,7b)を挿通し、前
記ガイドレール(7a,7b)で前記駆動ベルトを案内
することを特徴とする縦型ブラインド。 - 【請求項2】 ハンガーレール(1)内に多数のランナ
ー(2,2a)を移動可能に支持し、前記各ランナー
(2,2a)は同ランナー間の間隔を一定値以内に保持
するスペーサ(37)で連結し、前記ランナー(2,2
a)からそれぞれスラット(3)を回動可能に吊下支持
し、前記ハンガーレール(1)内には可撓性を備えた合
成樹脂で成形したガイドレール(7a,7b)を挿通
し、前記ハンガーレール(1)の一端には無端状の操作
紐(4)を掛装するためのプーリー(24)と、無端状
のチルトベルト(20)を掛装するためのチルトスプロ
ケット(19)を回転可能に支持し、前記ハンガーレー
ル(1)の他端には前記チルトベルト(20)を掛装す
るためのローラー(33)を回転可能に支持し、前記操
作紐(4)を前記ガイドレール(7a,7b)に移動可
能に支持し、前記操作紐(4)の一方を前記プーリー
(24)に掛装するとともに、他方をハンガーレール
(1)他端から同ハンガーレール外へ垂下させ、前記チ
ルトベルト(20)を前記ガイドレール(7a,7b)
に移動可能に支持し、前記チルトベルト(20)の一方
を前記チルトスプロケット(19)に掛装するととも
に、他方を前記ローラー(33)に掛装し、前記チルト
ベルト(20)を前記各ランナー(2,2a)のスラッ
ト吊下軸(34)に噛み合わせて同チルトベルト(2
0)の移動に基づいて前記スラット(3)を回動可能と
し、前記操作紐(4)は先頭ランナー(2a)にのみ連
結し、前記プーリー(24)とチルトスプロケット(1
9)との間には同プーリー(24)の回転方向が変わっ
たとき、一定角度に限り前記チルトスプロケット(1
9)をプーリー(24)と一体に回転させるクラッチ機
構を設けたことを特徴とする縦型ブラインド。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13368893A JP2902267B2 (ja) | 1993-06-03 | 1993-06-03 | 縦型ブラインド |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13368893A JP2902267B2 (ja) | 1993-06-03 | 1993-06-03 | 縦型ブラインド |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH074155A true JPH074155A (ja) | 1995-01-10 |
JP2902267B2 JP2902267B2 (ja) | 1999-06-07 |
Family
ID=15110558
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP13368893A Expired - Fee Related JP2902267B2 (ja) | 1993-06-03 | 1993-06-03 | 縦型ブラインド |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2902267B2 (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008144528A (ja) * | 2006-12-12 | 2008-06-26 | Nichibei Co Ltd | ブラインドの操作装置 |
WO2010150799A1 (ja) * | 2009-06-25 | 2010-12-29 | 立川ブラインド工業 株式会社 | 操作コード、操作コードの製造方法 |
JP2011006923A (ja) * | 2009-06-25 | 2011-01-13 | Tachikawa Blind Mfg Co Ltd | ボールチェーン及びボールチェーンの製造方法 |
JP2014001597A (ja) * | 2012-06-20 | 2014-01-09 | Tachikawa Blind Mfg Co Ltd | 縦型ブラインド |
-
1993
- 1993-06-03 JP JP13368893A patent/JP2902267B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008144528A (ja) * | 2006-12-12 | 2008-06-26 | Nichibei Co Ltd | ブラインドの操作装置 |
WO2010150799A1 (ja) * | 2009-06-25 | 2010-12-29 | 立川ブラインド工業 株式会社 | 操作コード、操作コードの製造方法 |
JP2011006923A (ja) * | 2009-06-25 | 2011-01-13 | Tachikawa Blind Mfg Co Ltd | ボールチェーン及びボールチェーンの製造方法 |
CN102388236A (zh) * | 2009-06-25 | 2012-03-21 | 立川窗饰工业株式会社 | 操作拉绳以及操作拉绳的制造方法 |
KR101351241B1 (ko) * | 2009-06-25 | 2014-01-13 | 타치카와 블라인드 공업 주식회사 | 조작 코드, 조작 코드의 제조 방법, 조작 코드의 연결 부재, 조작 코드의 감합 부재 및 조작 코드의 커넥터 피스 |
AU2010263600B2 (en) * | 2009-06-25 | 2015-02-05 | Tachikawa Corporation | Operation cord and method of manufacturing operation cord |
JP2014001597A (ja) * | 2012-06-20 | 2014-01-09 | Tachikawa Blind Mfg Co Ltd | 縦型ブラインド |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2902267B2 (ja) | 1999-06-07 |
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