JPH0741228U - 石炭灰自動分別装置 - Google Patents

石炭灰自動分別装置

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JPH0741228U
JPH0741228U JP6913093U JP6913093U JPH0741228U JP H0741228 U JPH0741228 U JP H0741228U JP 6913093 U JP6913093 U JP 6913093U JP 6913093 U JP6913093 U JP 6913093U JP H0741228 U JPH0741228 U JP H0741228U
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JP
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ash
coal
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silo
unburned
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Withdrawn
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JP6913093U
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English (en)
Inventor
信二 田中
達也 宮武
親利 蔵田
泰 高橋
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Kawasaki Motors Ltd
Original Assignee
Kawasaki Jukogyo KK
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  • Combined Means For Separation Of Solids (AREA)
  • Processing Of Solid Wastes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 本考案は使用目的に適合した品質の石炭灰を
容易に自動的に分別できるように改良した石炭灰自動分
別装置を提供することを目的とする。 【構成】 石炭焚ボイラより排出される石炭灰を粗粉お
よび細粉に分別する分級器と、分別された石炭灰の中の
未燃分を測定する灰中未燃分測定器AおよびBと、粗粉
に分別された石炭灰の灰中未燃分がA%以下のとき粗粉
サイロに、またA%以上のとき捨灰サイロに分別排出を
制御する制御器Aと、細粉に分別された石炭灰の灰中未
燃分がB%以下のとき細粉サイロに、またB%以上のと
き捨灰サイロに分別排出を制御する制御器Bと、を備え
る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は石炭焚ボイラより排出される石炭灰を有効に利用するための石炭灰自 動分別装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
石炭灰はセメントの混和材や道路の路盤材として広く利用されている。 セメントの混和材や道路の路盤材として利用できる灰は石炭焚ボイラより排出 される石炭灰の全てでは無く、排出された石炭灰を或る規格で分別したものが使 用される。
【0003】 従来の石炭焚ボイラより排出される石炭灰を分別する装置としては、例えば、 特公平5−63239号公報がある。 特公平5−63239号公報に記載の石炭灰自動分別装置は、図2に示すよう に、図示しない石炭焚ボイラより排出された石炭灰はホッパ1に回収され、ホッ パ1より排出される灰はサンプリング器21で一定間隔でサンプリングされてサ ンプル搬送装置27によって未燃分を分析する分析装置28に送られる。
【0004】 分析装置28では強熱減量測定器および粒度分布測定器で分析された灰中未燃 分が例えば5%以上ならば制御器29は弁23に指令してホッパ1より排出され る灰を捨灰サイロ13に排出する。 未燃分が5%以下ならば分級器25に排出され、粗粉と分級された灰は粗粉サ イロ13に排出され、細粉と分級された灰の一部はサンプリング器22でサンプ リングされて分析装置28に送られる。
【0005】 分析装置28で未燃分が5%以下と分析されると、制御器29は弁24に指令 して細粉サイロ12に、また5%以上の場合は捨灰サイロ13に排出する。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
前述したように、従来の石炭灰自動分別装置は、石炭焚ボイラより排出される 灰の中の未燃分を分析して、規格に合わないものは捨灰サイロに、また規格に合 うものは粗粉と細粉に分別して、それぞれ粗粉サイロおよび細粉サイロに分別し て排出するようにしていた。
【0007】 すなわち、灰中の未燃分の分析は粗粉と細粉に分別する前に一定間隔でサンプ リングを行ない、分析建屋まで搬送して分析装置で分析を行っていた。従って、 未燃分が短時間で変動した場合には捨灰サイロに良質の灰が、また逆に良質でな い灰が回収灰に送られ効率的かつ適正な分別ができない場合がでてくる。
【0008】 このため、分別された粗粉と細粉の灰中未燃分は異なり、良質のセメント混和 材を得るためには、再度細粉に分別された石炭灰のチェックを行なっていた。 本考案は、使用目的に適合した品質の石炭灰を効率的かつ適正に自動的に分別 できるよう改良した石炭灰自動分別装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
前述した課題を解決するために本考案が採用した手段を説明する。 石炭焚ボイラより排出される石炭灰を粗粉、細粉および捨灰サイロに自動分別 する石炭灰自動分別装置において、 石炭焚ボイラより排出される石炭灰を粗粉および細粉に分別する分級器と、 前記分級器で分別された石炭灰の中の未燃分を測定する光学式の灰中未燃分測 定器AおよびBと、 前記分級器で粗粉に分別された石炭灰に対して前記灰中未燃分測定器Aで灰中 未燃分がA%以下と判定されたとき粗粉サイロに、またA%以上と判定されたと き捨灰サイロに分別排出を制御する制御器Aと、 前記分級器で細粉に分別された石炭灰に対して前記灰中未燃分測定器Bで灰中 未燃分がB%以下と判定されたとき細粉サイロに、またB%以上と判定されたと き捨灰サイロに分別排出を制御する制御器Bと、 を備える。
【0010】
【作用】
分級器では石炭焚ボイラより排出される石炭灰を粗粉と細粉に分別する。 灰中未燃分測定器Aは分級器で分別された粗粉の中の灰中未燃分を、また、灰 中未燃分測定器Bは分別された細粉の中の灰中未燃分をリアルタイムに測定する 。
【0011】 制御器Aは灰中未燃分測定器Aで灰中の未燃分がA%以下と測定された場合は 粗粉サイロに、またA%以上と測定された場合は捨灰サイロに分別して排出され るよう制御する。 また、制御器Bは灰中未燃分測定器Bで灰中の未燃分がB%以下と測定された 場合は細粉サイロに、またB%以上と測定された場合は捨灰サイロに分別して排 出されるよう制御する。
【0012】 以上のように、石炭焚ボイラより排出される石炭灰を分級器で粗粉と細粉とに 分別し、分別された粗粉石炭灰および細粉石炭灰のそれぞれに対して灰中未燃分 を測定し、測定結果に基づいて用途に適合した石炭灰を粗粉または細粉サイロに 分別して排出するようにしたので、粗粉および細粉サイロには使用目的に適合し た品質の石炭灰を容易に、かつ自動的に分別することができる。
【0013】 また、灰中未燃分測定器でリアルタイムに灰中未燃分が測定されるため、炭種 の切換やボイラの負荷変動等によって灰中未燃分が変化しても直ちに判別できて 速読して効率良く分別することができる。 また、光学式の灰中未燃分測定器を使用したことにより、測定器を測定場所付 近に設置可能となり、灰中未燃分を測定するためのサンプル灰を搬送する装置が 不用となり、装置構成を簡単化できる。
【0014】
【実施例】 本考案の一実施例を図1を参照して説明する。図1は本考案の実施例の構成図 である。 図1において、1は図示しない石炭焚ボイラより排出された石炭灰を一時蓄え るホッパ、2はホッパ1より排出される石炭灰を粗粉と細粉に分別する分級器、 3および4は灰中の未燃分を測定する灰中未燃分測定器、5および6は制御器、 7〜10は灰排出を制御する弁、11は粗粉サイロ、12は細粉サイロ、13は 捨灰サイロである。
【0015】 灰中の未燃分を測定する測定装置としては、例えば、特開昭62−21714 3号公報、または特開平2−130453号公報に詳細に記載されているような 光学式で灰中未燃分を測定する装置が使用されてリアルタイムに灰中の未燃分を 測定する。
【0016】 石炭灰の利用法として、セメント混和材と道路の路盤材を例にとって説明する 。 セメント混和材は細粉で、未燃分が5%以下とJISで規定されており、より 少ない未燃分の、例えば4%以下のものが良質の混和材として使用される。
【0017】 また、道路の路盤材としては粗粉で未燃分が、例えば5%以下のものが使用さ れている。 粗粉サイロ11および細粉サイロ12には、前述した規格の石炭灰が分別され て排出される。その動作を以後説明する。
【0018】 分級器2では、セメント混和材に適した大きさのものが分別されるような分級 器が使用される。分級器2では分別された粗粉および細粉は、それぞれ灰中未燃 分測定器3および4で灰中の未燃分を測定する。 制御器5は、灰中未燃分測定器3で測定された灰中未燃分の割合が5%以下な らば弁8を開に、また弁7を閉じて、分級器2で分別された粗粉灰を粗粉サイロ 11に排出する。
【0019】 また、制御器5は、灰中未燃分測定器3で測定された灰中未燃分の割合が5% 以上ならば弁8を閉じ、弁7を開にして粗粉灰を捨灰サイロ13に排出する。 制御器6は、灰中未燃分測定器4で測定された灰中未燃分の割合が4%以下な らば弁9を開、弁10を閉じて、分級器2で分別された細粉灰を細粉サイロ12 に排出する。
【0020】 また、制御器6は、灰中未燃分測定器4で測定された灰中未燃分の割合が4% 以上ならば弁9を閉、弁10を開いて細粉灰を捨灰サイロ13に排出する。 なお実施例ではセメント混和材として未燃分が4%以下、道路の路盤材として 未燃分が5%以下としたが、この未燃分割合はこれらの値に限定されるものでは なく、必要に応じて変化させることができる。
【0021】
【考案の効果】
以上説明したように、本考案によれば次の効果が得られる。 石炭焚ボイラより排出される石炭灰を分級器で粗粉と細粉に分別し、分別され た粗粉石炭灰および細粉石炭灰のそれぞれに対して灰中未燃分を測定し、測定結 果に基づいて用途に適合した石炭灰を粗粉または細粉サイロに分別して排出する ようにしたので、粗粉および細粉サイロには使用目的に適合した品質の石炭灰を 容易に、かつ自動的に分別することができる。
【0022】 また、灰中未燃分測定器でリアルタイムに灰中未燃分が測定されるため、炭種 の切換やボイラの負荷変動等によって灰中未燃分が変化しても直ちに判別できて 速読して効率良く分別することができる。 また、光学式の灰中未燃分測定器を使用したことにより、測定器を測定場所付 近に設置可能となり、灰中未燃分を測定するためのサンプル灰を搬送する装置が 不用となり、装置構成を簡単化できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例の構成図である。
【図2】従来例の構成図である。
【符号の説明】
1 ホッパ 2 分級器 3,4 灰中未燃分測定器 5,6 制御器 7,8,9,10 弁 11 粗粉サイロ 12 細粉サイロ 13 捨灰サイロ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 蔵田 親利 東京都江東区南砂2丁目11番1号 川崎重 工業株式会社東京設計事務所内 (72)考案者 高橋 泰 東京都江東区南砂2丁目11番1号 川崎重 工業株式会社東京設計事務所内

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 石炭焚ボイラより排出される石炭灰を粗
    粉、細粉および捨灰サイロに自動分別する石炭灰自動分
    別装置において、 石炭焚ボイラより排出される石炭灰を粗粉および細粉に
    分別する分級器と、 前記分級器で分別された石炭灰の中の未燃分を測定する
    灰中未燃分測定器AおよびBと、 前記分級器で粗粉に分別された石炭灰に対して前記灰中
    未燃分測定器Aで灰中未燃分がA%以下と判定されたと
    き粗粉サイロに、またA%以上と判定されたとき捨灰サ
    イロに分別排出を制御する制御器Aと、 前記分級器で細粉に分別された石炭灰に対して前記灰中
    未燃分測定器Bで灰中未燃分がB%以下と判定されたと
    き細粉サイロに、またB%以上と判定されたとき捨灰サ
    イロに分別排出を制御する制御器Bと、 を備えたことを特徴とする石炭灰自動分別装置。
  2. 【請求項2】 前記灰中未燃分測定器AおよびBが光学
    式未燃分測定器であることを特徴とする請求項1記載の
    石炭灰自動分別装置。
JP6913093U 1993-12-24 1993-12-24 石炭灰自動分別装置 Withdrawn JPH0741228U (ja)

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