JPH0740705B2

JPH0740705B2 - 情報案内交換方式

Info

Publication number: JPH0740705B2
Application number: JP25884184A
Authority: JP
Inventors: 雅史大貫; 宏石川; 洌相沢; 重勝木村
Original assignee: Nippon Telegraph and Telephone Corp
Current assignee: Nippon Telegraph and Telephone Corp
Priority date: 1984-12-07
Filing date: 1984-12-07
Publication date: 1995-05-01
Anticipated expiration: 2010-05-01
Also published as: JPS61137450A

Description

【発明の詳細な説明】〔産業上の利用分野〕本発明は、情報案内交換方式に関し、特に複数の同一の
情報案内サービスを要求する呼を、複数の交換機で多段
にマルチ接続して情報源まで中継する情報案内交換方式
に関するものである。

〔従来の技術〕

従来、情報案内サービスを行う場合、サービスを提供す
る情報源から公衆網の交換機まで専用線を介して接続し
ていたため、コスト面で割高な回線構成であった。

そこで、専用線を使用せず、かつ複数の同一情報案内サ
ービスの要求呼を複数の交換機で多段にマルチ接続する
ことにより、専用線を使用せず、低コストで情報案内サ
ービスを行うことが可能な情報案内交換方式が提案され
ている。この先願の方式では、マルチ接続を行う交換機
の指定情報を含む情報源までのルーティング情報を、電
話番号ごとにデータベースに登録しておき、交換機は情
報案内サービス呼の着信ごとに、そのデータベースにル
ーティング情報の問い合わせを行い、この結果により情
報源またはこの情報源に接続されている中継回線にマル
チ接続するか、あるいは他交換機へ中継接続する。

第３図は、先願による情報案内サービス方式の系統図、
第４図は第３図の交換機の動作フローチャートである。

第３図において、１は電話加入者、2,4,6は交換機、3,5
は中継回線、７は音源、８はマルチ接続を行う交換機の
指定情報を含む音源までのルーティング情報を電話番号
ごとに集中管理するデータベース、9,10,11はデータベ
ース８に情報を問い合わせるためのデータ回線である。

第４図により、交換機2,4,6の動作を説明する。

電話加入者１が情報案内サービスを要求するダイヤルを
行うと、その加入者１の電話機を収容する交換機２はダ
イヤル数字を解析して情報案内サービスか否か判別し
（ステップ41）、情報案内サービスである場合には、デ
ータベース８にマルチ接続を行うか否かの情報を含む音
源へのルーティング情報を、データ回線９により問い合
わせする（ステップ42,48）。問い合わせを受けたデー
タベース８は、ダイヤル数字をもとに情報を検索し、そ
の結果をデータ回線９を介して交換機２に返送する（ス
テップ48,49）。交換機２はこれを分析して（ステップ4
3）、マルチ接続が指定されているか（ステップ44）、
自交換機２と情報源７が中継回線３を介して接続中であ
るか（ステップ45）を判別し、マルチ接続が指定され、
かつ接続中であると、その着信呼を接続中の中継回線３
にマルチ接続する（ステップ46）。これに対して、マル
チ接続の指定があり、かつ自交換機２と情報源７が接続
されていない場合、およびマルチ接続の指定がない場合
には、情報源７へのルーティング情報をもとに中継交換
機４への回線３を通常の手順で選択して接続する（ステ
ップ47）。

一方、回線３により起動された中継交換機４は、選択信
号の受信により情報案内サービス呼であることを知る
と、交換機２と同じように、第４図の動作フローにした
がってルーティング情報をデータ回線10を介してデータ
ベース８に問い合わせ、問い合わせの結果を分析して、
マルチ接続が指定され、かつ自交換機４と音源７が中継
回線５を介して接続中であることがわかると、その着信
呼を中継回線５にマルチ接続する。これに対して、マル
チ接続が指定され、かつ自交換機４と情報源７が接続さ
れていない場合、およびマルチ接続が指定さていない場
合には、音源７へのルーティング情報をもとにし中継交
換機６への回線５を通常の手順で選択し、中継接続す
る。また、回線５により起動された交換機６も第４図の
動作フローにしたがい、受信した選択信号により情報案
内サービス呼であることを知ると、ルーティング情報を
データ回線11を介してデータベース８に問い合わせ、こ
の結果として、マルチ接続の指定と音源７へ着信するた
めの情報を受けると、回線５を音源７にマルチ接続す
る。

しかし、このような方法で、情報案内サービスを行う場
合、複数の加入者が短期間に集中して情報案内サービス
を要求してくる状況が生じると、データベースへの問い
合わせが集中し、データ回線やデータベースにおいて異
常輻輳が生じ、処理不能になるおそれがある。また、処
理不能になる状態を避けるためには、余分な設備を増設
する必要がある。

〔発明の目的〕

本発明の目的は、このような問題を改善し、短時間に多
数の呼が集中するような情報案内サービスに対しても、
データベースやデータ回線で輻輳することがなく、余分
な設備も不要な情報案内交換方式を提供することにあ
る。

〔発明の構成〕

上記目的を達成するため、本発明の情報案内交換方式
は、電話番号から着信交換機への接続ルートを決定する
ルーティング情報を集中して管理するデータベース８を
有し、情報案内サービス呼の電話番号を受信した交換機
２、４、６は、電話番号に対応する次の接続先をデータ
ベース８に対して問い合わせ、この問い合わせの結果得
られるルーティング情報をもとに次の接続先への交換制
御を行なう情報案内交換方式において、各交換機２、
４、６に、情報案内サービス呼の電話番号とルーティン
グ情報とを対応付けて記憶する記憶装置12〜14を設け、
各交換機２、４、６は、情報案内サービス呼を受信する
と、この情報案内サービス呼の電話番号と同一番号のル
ーティング情報が記憶装置12〜14にあるか否かを検索
し、記憶装置12〜14に同一番号のルーティング情報がな
ければ、データベース８に問合せて次の接続先への交換
制御を行なうと共に、この問合せで得たルーティング情
報を記憶装置12〜14に記憶し、また、記憶装置12〜14に
同一番号のルーティング情報があれば、データベース８
に問合せを行なうことなく記憶装置12〜14にあるルーテ
ィング情報に基づき次の接続先への交換制御を行なうこ
とを特徴とする。

〔実施例〕

以下、本発明の実施例を、図面により説明する。

第１図は、本発明の一実施例を示す情報案内交換方式の
接続図であり、第２図は第１図の交換機の動作フローチ
ャートである。

１は電話加入者、2,4,6は交換機、3,5は中継回線、７は
音源、８はデータベース、9,10,11はデータ線であっ
て、ここまでは第３図に示す先願の方式と同一構成であ
る。本実施例では、各交換機2,4,6にそれぞれ記憶装置1
2,13,14を設け、ここにデータベースへの問い合わせ結
果を記憶する。すなわち、問い合わせの結果、得られた
マルチ接続の指定情報を含む情報源７へのルーティング
情報を、交換機2,4,6の各記憶装置12,13,14の特定記憶
エリアに記憶しておき、各交換機2,4,6はデータベース
への問い合わせに先立ち、この記憶エリアを検索し、着
信呼の情報がこの記憶エリア中にあればデータベースに
対する問い合わせを省略して直ちにマルチ接続、あるい
は中継接続を行う。

第１図において、電話加入者１が情報案内サービスを要
求するダイヤルをすると、交換機２はダイヤル数字より
情報案内サービスであることを識別し（ステップ21）、
該当サービスのマルチ接続を行うか否かの情報を含むル
ーティング情報が記憶装置12にあるか否かを検索する
（ステップ22）。該当するルーティング情報がある場合
には、これにしたがって直ちに接続制御を行う（ステッ
プ23）。すなわち、マルチ接続が指定され、かつ自交換
機２と音源７が中継回線３を介して接続中であるときに
は、直ちにその着信呼を中継回線３にマルチ接続し（ス
テップ27,28,29）、また、マルチ接続が指定され、かつ
自交換機２と音源７が接続されていない場合、およびマ
ルチ接続が指定されていない場合には、音源７へのルー
ティング情報をもとに中継交換機４への回線３を通常の
手順で選択して接続する（ステップ27,28,30）。

記憶装置12に該当するサービスのルーティング情報がな
い場合には、交換機２は従来の方法と同じようにデータ
ベース８にデータ回線９を介して問い合わせを行う（ス
テップ23,24）。データベース８は、受取ったダイヤル
数字をもとに情報を検索し、その結果をデータ回線９を
介して交換機２に返送する（ステップ31,32）。

交換機２は、この結果の分析を行った後、問い合わせて
得られたルーティング情報を記憶装置12に記憶する（ス
テップ25,26）。マルチ接続が指定され、かつ自交換機
２と情報源７が中継回線３を介して接続中であれば、そ
の着信呼を中継回線３にマルチ接続する（ステップ27,2
8,29）。これに対し、マルチ接続が指定され、かつ自交
換機２が情報源７に接続されていない場合、およびマル
チ接続が指定されていない場合には、中継交換機４への
回線３を通常の手順で選択して接続する（ステップ27,2
8,30）。

一方、回線３により起動された中継交換機４も交換機２
と同じように、第２図の動作フローにしたがって、先ず
該当サービスのルーティング情報が記憶装置13にあるか
否かを検索し、情報がある場合には、これにしたがって
直ちにマルチ接続、あるいは中継接続を行い、記憶装置
13に情報がない場合には、データベース８に問い合わせ
を行い、この結果を記憶装置13に記憶するとともに、ル
ーティング情報を分析し、これによりマルチ接続あるい
は中継接続を行う。

さらに、中継交換機４から起動された交換機６も、交換
機2,4と同じく、第２図の動作フローにしたがって、先
ず該当サービスのルーティング情報が記憶装置14にある
か否かを検索し、情報がある場合には、これにしたがっ
て、直ちに音源７にマルチ接続し、記憶装置14に情報が
ない場合には、データベース８に問い合わせを行い、こ
の結果を記憶装置14に記憶するとともに、ルーティング
情報を分析し、音源７にマルチ接続する。

このように、データベース８への問い合わせに先立ち、
各交換機に設けられている記憶装置をアクセスし、今ま
でに行つたデータベース８への問い合わせの結果を検索
することにより、ここに必要な情報があれば、これを用
いて直ちに接続制御を行う。これによつて、データベー
ス８への問い合わせ回数を減少させることができる。

なお、記憶装置８に記憶されたルーテイング情報の消去
条件については、次のいずれかを採用する。（ｉ）ルー
テイング情報を記憶する記憶装置８の記憶エリアを一定
とし、これをオーバーする場合には、要求頻度が低いあ
るいは記憶した時点が最も古い情報案内サービス呼の情
報を消去する。（ii）設定した中継回線または音源回線
に対する呼がなくなつた時点で、回線を復旧させるとと
もに、記憶装置８のルーテイング情報を消去する。（ii
i）一定時間を経過した時点で消去する。（iv）データ
ベース８からの指令により消去する。（ｖ）上記（ｉ）
〜（iv）を組み合わせた条件により消去する。

〔発明の効果〕

以上説明したように、本発明によれば、短時間に多数の
呼が集中するような情報案内サービスの場合、１回だけ
データベースに問い合わせを行えば、その後はデータベ
ースへの問い合わせを省略できるため、データベースや
データ回線において輻輳することがなくなり、余分な設
備を配置する必要もなくなる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例を示す情報案内交換方式の接
続図、第２図は第１図の各交換機の動作フローチヤー
ト、第３図は先願による情報案内交換方式の接続図、第
４図は第３図の各交換機の動作フローチヤートである。 1:電話加入者、2,4,6:交換機、3,5:中継回線、7:音源、
8:データベース、9,10,11:データ線、12,13,14:記憶装
置。

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】電話番号から着信交換機への接続ルートを
決定するルーティング情報を集中して管理するデータベ
ースを有し、情報案内サービス呼の電話番号を受信した
交換機は、該電話番号に対応する次の接続先を上記デー
タベースに対して問い合わせ、該問い合わせの結果得ら
れるルーティング情報をもとに次の接続先への交換制御
を行なう情報案内交換方式において、上記各交換機に、
上記情報案内サービス呼の電話番号と上記ルーティング
情報とを対応付けて記憶する記憶手段を設け、上記各交
換機は、上記情報案内サービス呼を受信すると、該情報
案内サービス呼の電話番号と同一番号のルーティング情
報が上記記憶手段にあるか否かを検索し、上記記憶手段
に同一番号のルーティング情報がなければ、上記データ
ベースに問合せて上記次の接続先への交換制御を行なう
と共に、該問合せで得たルーティング情報を上記記憶手
段に記憶し、上記記憶手段に同一番号のルーティング情
報があれば、上記データベースに問合せを行なうことな
く上記記憶手段にあるルーティング情報に基づき上記次
の接続先への交換制御を行なうことを特徴とする情報案
内交換方式。