JPH0740439Y2 - シートベルトの倦着位置調整装置 - Google Patents

シートベルトの倦着位置調整装置

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JPH0740439Y2
JPH0740439Y2 JP1987091104U JP9110487U JPH0740439Y2 JP H0740439 Y2 JPH0740439 Y2 JP H0740439Y2 JP 1987091104 U JP1987091104 U JP 1987091104U JP 9110487 U JP9110487 U JP 9110487U JP H0740439 Y2 JPH0740439 Y2 JP H0740439Y2
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belt
seat belt
seatbelt
seat
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Description

【考案の詳細な説明】 [考案の目的] (産業上の利用分野) 本考案は、運転者や同乗者を事故等による衝撃から守る
シートベルトの倦着位置調整装置に関する。
(従来の技術) 自動車に装備されている引出し式のシートベルトは、通
常一本のシートベルトの各折返し部に支持具が配され、
その構造は、第3図(A)に示す通り、平均的身長の人
を想定して、各折返し部の位置が決められている。この
ために各人の個体差に合わせた位置の調節は不可能な構
造となっている。
特に、使用者が女子、子供その他比較的座高の低い人が
使用する場合には、折返されて、下側の腰に掛るベルト
部分は問題ないが、上側の胸部に掛かるべきベルト部分
が首部に掛かったり、子供等の場合は顔面にまともに掛
かってしまい、シートベルトの安全機能を充分に果せな
いのみならず、首部や顔面は皮膚が露出している部分で
もあり直接ベルトに接触擦れて、擦過傷を負う危険があ
った。
また使用者にとって首部や顔面にベルトが掛るのは極め
て不愉快なものであり、着用が義務づけられてはいて
も、不着用の傾向が生じている。
これを解消するためにベルト同士を括って応急的に対応
している者もいる。しかしこうするとベルトを緩めた状
態にすることが可能になるため、締めつけせれる圧迫感
から逃れる為に作意的に緩めた状態で掛けておくように
なってしまい、その結果、衝撃に合った時にベルトが張
るまでの体の抑止効果を失って、体が前方に相当動いて
しまい、シートベルトの衝撃緩和の効果が7〜8割程度
減じられ、シートベルト本来の効果が損なわれてしまう
ことにもなる。
そこで、胸部に掛かるべき上側のベルト部分を引下げる
装置(実開昭49−15623、実開昭61−1459)が提案され
た。これらの装置にあっては、いずれも上側のベルトに
対する窓側への確実な固定がなされていないために子供
等の低座高の人の場合には顔面への接触を避けるには充
分ではなかった。
(本考案が解決しようとする問題点) そこで、本考案は、既設のシートベルトに取り付け可能
であると共にその胸部に掛かるべき上側のベルト部分の
位置を座高の高さに合わせて一番良好な位置を選定でき
るよう調整自在とし、その位置で上側のベルト部分が窓
側へ確実な固定がなされて、低座高の人の首部や顔面へ
のベルト接触が完全に防止できる装置を提供するもので
ある。
[考案の構成] 本考案シートベルト装置は、車内の側壁上方にシートベ
ルト本体Kの繰出し部1を設け、これに対応して車床に
終端部4を設け、前記繰出し部1と終端部4との間に、
前記繰出し部1の上方に設けられた吊持片部2と中間折
返し部3とを配して成るシートベルト装置において、 その吊持片部2と終端部4との間に、上部に吊持片部2
に吊下する上鉤片6と下部に終端部4に係止する下鉤片
7とを配した一本の補助ベルト5を掛架し、その補助ベ
ルト5に、該補助ベルト5のベルト帯5aに移動自在に取
り付ける摺動片8aと該摺動片8aの対向位置のシートベル
ト本体Kを引寄せる係止片8bとを結合させた係止具8
を、乗者の肩部のやや上方に介設させる。
そして、シートベルト本体Kを前記繰出し部1から前記
吊持片部2を折返し、延在させて前記係止具8の係止部
8bに摺動自在に挿通し、前記中間折返し部3を経たシー
トベルト本体Kの端部を前記終端部4に係止して構成さ
れるものである。
(実施例) 以下、その実施例を図面で説明すると、第3図(A)
は、車内の側壁上方にシートベルト本体Kの繰出し部1
を設け、その上方の車床に終端部4を設け、前記繰出し
部1と終端部4の間に、前記繰出し部1の上方に設けら
れた吊持片部2と中間折返し部3とを配して成る従来の
シートベルト装置のシートベルト本体Kを子供が装着し
ている状態を示している。
本案は、前記従来のシートベルト本体Kに取り付けるも
ので、第3図(B)に示すように、その吊持片部2と終
端部4との間に、上部に吊持片部2に吊下するフック型
の上鉤片6と下部に終端部4に係止するフック型の下鉤
片7とを配した一本の補助ベルト5を掛架する。
その補助ベルト5は、第1図に示すように、前記上鉤片
6と前記下鉤片7との間にベルト帯5aが掛架される。
その上鉤片6には潜り孔6aを設けてベルト帯5aの上端部
をその潜り孔6aに通して縫い付け固着し、そのベルト帯
5aに移動自在に取り付ける摺動片8aと該摺動片8aの対向
位置のシートベルト本体Kを引寄せる係止片8bとを結合
させた係止具8を、子供の肩部のやや上方に介設させ
る。
さらに下鉤片7には潜り孔7aを三段に穿設して、上鉤片
6と下鉤片7間のベルトの長を調節して各種自動車の吊
持片部2から終端部4までのそれぞれの異なった長さに
対応して固定できるように前記潜り孔7a,7a,7aに前記ベ
ルト帯5aの下端部を折返し挿通する。
前記係止具8を構成する摺動片8aは、第2図に示すよう
に、四角の枠と中央に管体8eを添設した中央杆8gを渡し
て形成し、その中央杆8gの上下に一方が開放端で且つ互
いの方向を逆にした抱持杆8d,8cを付設し、前記中央杆8
g、抱持杆8d,8cの三本から成るの杆体に相互にベルト帯
5aを縦に潜らせてベルト部5aに前記係止具8が上下方向
に摺動できるようにする。
そして、丸杆を角型渦状に巡らした係止片8bを、その外
側端部8fを摺動片8a中央の管体8eに差し込んで上下擺動
可能に取り付ける。
そして、使用に当っては、上鉤片6と下鉤片7間にベル
ト帯5aが緩みなく締めてあることを確認し、シートベル
ト本体Kの胸部に掛かるべき上側のベルト部分を係止具
8の角型渦状の係止部8bに摺動自在に挿通する。そし
て、中間折返し部3を車内の座席側部の車内中央側に設
けられている差込み固定部に嵌着し、前記係止具8を持
ってベルト帯5aを上下摺動させて使用者本人の首部に掛
らない最適高さ位置に調節する。
尚、この係止具8等の材質は、合成樹脂、金属等を選択
するが、望ましくは軽量のアルミニウム又は強度を保持
したポリエステル樹皮、ナイロン樹脂等が望ましい。
[考案の効果] 次ぎに、本案の作用及び効果を説明すると、本案は、第
3図(A)に示す既設のシートベルト本体Kに対して、
第3図(B)に示すように、上鉤片6と下鉤片7によっ
て吊持片部2と終端部4との間に、一本の補助ベルト5
が掛架される。
即ち、吊持片部2のシートベルト本体K挿通孔に係止さ
れたフック型上鉤片6の上辺にシートベルト本体Kが摺
動引出しされることになる。
その補助ベルト5の中間には、上下摺動する係止具8が
装着され、その係止具8の係止片8bにシートベルト本体
Kを摺動自在に挿通することによって該シートベルト本
体Kは繰出し部1から吊持片部2を折返し、車内の側壁
上方より側壁内に引っ張り入れられて、シートベルト本
体Kの中間折返し部3が係止具8の直下に位置した状態
で側壁に寄り添って張られた状態となる。
これを座高の低い子供が助手席で使用する場合には、子
供が着座したらシートベルト本体Kの中間折返し部3を
引いて車内中央側の座席側部に設けられている差込み固
定部に嵌着する。
この際に、一本の独立掛架された補助ベルト5の上鉤片
6の上辺からを係止片8b内をシートベルト本体Kが摺動
しつつ潜りぬけ引き出せる構造となっているので、既設
のシートベルト本体Kの張りには全く悪影響を与えるこ
となくシートベルト本来の機能を完全に維持することが
できる。
そして、シートベルト本体Kが子供の首部に掛る状態で
あったならば、係止具8をさらに下方に位置移動調節し
て首部に掛らない適度な位置に止める。この状態におい
ては、係止片8bは側壁から殆ど離れずに高さ固定される
ので、シートベルト本体Kの上側胸当て部分がその調節
された位置以上に高くなることはないのでシートベルト
本体Kが首部や顔面方向に移動して触ることはありえな
い。
このことは、胸部に掛かる上側のベルト部分を引き下げ
る従来のシートベルト引下げ装置(実開昭49−15623、
実開昭61−1459)が、いずれも上側のベルトに対する窓
側への確実な固定がなされていないために低座高の人の
顔面への接触を避けことが不充分である欠点が、本考案
によって完全に解消される。
また、これまで、応急的に対応するためにベルト同士を
括ると、ベルトを緩めた状態にしてしまいがちであり、
その場合シートベルトの衝撃緩和の効果が大幅に減じら
れてしまうが、本校案においては、ベルトを常時張りの
ある状態を維持するからその虞が皆無となる。
従来のシートベルトによる事故の場合には、身体を座席
から飛出すのを防いで命を保護すべきシートベルトが、
背の低い人等の場合には、逆に、首や顔の擦過傷となっ
てしまっていたものを、本考案によってその矛盾を回避
し、シートベルト本来の効果を完璧化させることが可能
となった。また、シートベルトが視野を妨害しないので
安心して気持良くドライブを楽むことができるようにな
った。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施例を示すもので、第1図は補助ベル
トの全体斜視図、第2図は係止具の分解斜視図、第3図
は、(A)が従来のシートベルトを装着した使用状態を
示す正面図、(B)が本案装置を装着した使用状態を示
す正面図である。 1……繰出し部、2……吊持片部、3……中間折返し
部、4……終端部、5……補助ベルト、5a……ベルト
帯、6……上鉤片、6a……上鉤片の潜り孔、7……下鉤
片、7a……下鉤片の潜り孔、8……係止具、8a……摺動
片、8b……係止片、8c,8d……抱持杆、8e……管体、8f
……外側端部、8g……中央杆、K……シートベルト本体

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】車内の側壁上方にシートベルト本体Kの繰
    出し部(1)を設け、これに対応して車床に終端部
    (4)を設け、前記繰出し部(1)と終端部(4)との
    間に、前記繰出し部(1)の上方に設けられた吊持片部
    (2)と中間折返し部(3)とを配して成るシートベル
    ト装置において、その吊持片部(2)と終端部(4)と
    の間に、上部に吊持片部(2)に吊下する上鉤片(6)
    と下部に終端部(4)に係止する下鉤片(7)とを配し
    た一本の補助ベルト(5)を掛架し、その補助ベルト
    (5)に、該補助ベルト(5)のベルト帯(5a)に移動
    自在に取り付ける摺動片(8a)と該摺動片(8a)の対向
    位置のシートベルト本体Kを引寄せる係止片(8b)とを
    結合させた係止具(8)を、乗者の肩部のやや上方に介
    設し、シートベルト本体Kを前記繰出し部(1)から前
    記吊持片部(2)を折返し、延在させて前記係止具
    (8)の係止部(8b)に摺動自在に挿通し、前記中間折
    返し部(3)を経たシートベルト本体Kの端部を前記終
    端部(4)に係止したことを特徴とするシートベルトの
    倦着位置調整装置。
JP1987091104U 1987-06-12 1987-06-12 シートベルトの倦着位置調整装置 Expired - Lifetime JPH0740439Y2 (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1987091104U JPH0740439Y2 (ja) 1987-06-12 1987-06-12 シートベルトの倦着位置調整装置

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Publication Number Publication Date
JPS63199857U JPS63199857U (ja) 1988-12-22
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ID=30951582

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JP1987091104U Expired - Lifetime JPH0740439Y2 (ja) 1987-06-12 1987-06-12 シートベルトの倦着位置調整装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5235625Y2 (ja) * 1972-05-13 1977-08-13
JPS611459U (ja) * 1984-06-09 1986-01-07 忠男 坂爪 安全ベルトにおける補助ベルト

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JPS63199857U (ja) 1988-12-22

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