JPH0740209Y2 - 管内検査ピグの円周溶接部検出装置 - Google Patents

管内検査ピグの円周溶接部検出装置

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JPH0740209Y2
JPH0740209Y2 JP1989011173U JP1117389U JPH0740209Y2 JP H0740209 Y2 JPH0740209 Y2 JP H0740209Y2 JP 1989011173 U JP1989011173 U JP 1989011173U JP 1117389 U JP1117389 U JP 1117389U JP H0740209 Y2 JPH0740209 Y2 JP H0740209Y2
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JP
Japan
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signal
comparator
circumferential
detection device
pipe inspection
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JP1989011173U
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JPH02104194U (ja
Inventor
基 小林
暢恭 菅谷
宗孝 近藤
喜久治 村下
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日本鋼管株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案はパイプラインなどで使用する管内検査ピグの円
周溶接部検出装置に関するものである。
[従来技術] 管内検査ピグはパイプラインの内外面に発生する欠陥を
検知するために用いられる検査装置であって、液圧によ
って走行し、検知された欠陥信号をピグ本体に記録する
方式が一般的である。この欠陥の位置を同定するため
に、円周溶接部を検知しそれを基準とすることが行われ
ている。第4図は従来技術を示す説明図、また第5図は
従来技術における信号処理回路のブロック図である。第
4図において、ピグ本体1はシールカップ9により支持
され、該シールカップは管2に密着してこれに加えられ
た液圧によって走行する。円周溶接部検出用渦流センサ
ー10はピグ本体に装着されている。第5図において、円
周溶接部検出用渦流センサーによって検出した信号は、
同期検波回路11によって処理後、アナログコンパレータ
ー12に入力され、予め設定された閾値と比較され、同閾
値より信号値が大きい場合に同アナログコンパレーター
から円周溶接部検知信号として出力する。
[考案が解決しようとする課題] 従来の管内検査ピグの円周溶接部検出装置は以上のよう
に、1個のセンサーで円周溶接部を検出するように構成
されているので、下記の問題点がある。
すなわち、同センサーの検知範囲は管内円周方向の一部
分であり、その部分に誤信号をもたらす要因がある場
合、その誤信号を円周溶接部検出信号と誤認することが
ある。誤信号をもたらす要因としては、パイプラインに
おけるサポート、分岐管、ノズルなど円周断面において
寸法、材質、熱影響の変化などが挙げられる。第6図
(a)、(b)は信号の態様を示すグラフである。第6
図(a)は検出回路の出力信号を、第6図(b)は円周
溶接部検出信号のグラフである。時刻tにおけるピーク
は円周溶接部の正信号、時刻sにおけるピークはサポー
ト、分岐管、ノズルなどによる誤信号を示す。図示のよ
うに、検出回路の出力信号において、円周溶接部の正信
号もサポート、分岐管、ノズル等の誤信号もアナログコ
ンパレーターのスレショールドレベル(閾値水準)Tを
超えた場合に円周溶接部検出信号として発信され、誤信
号となる。本考案は上記の問題点を解決し、正確に円周
溶接部を把握する管内検査ピグの円周溶接部検出装置を
提供することをその目的とするものである。
[課題を解決するための手段] 本願第1の考案にかかる管内検査ピグの円周溶接部検出
装置は、円周方向に配した複数のセンサーと、該センサ
ーの信号値が予め定めた閾値を超えることを判定する第
1の比較器と、該比較器から出力される信号値の総和が
予め定めた閾値を超えることを判定する第2の比較器と
を有してなる管内検査ピグの円周溶接部検出装置であ
る。
また、本願第2の考案にかかる管内検査ピグの円周溶接
部検出装置は、第1の円周溶接部検出装置の、第1の比
較器のあとに前記比較器から出力される信号を予め定め
た時間だけ保持するホールド回路を付加し、ホールド回
路の出力の総和をを第2の比較器に入力するすようにし
たものである。
[作用] 本考案における管内検査ピグの円周溶接部検出装置は、
円周方向に配した複数のセンサーの検出信号が規定以上
のセンサーより得られたときに円周溶接部検出信号を出
力する。よって、サポート、ノズル、分岐官等の場合
は、配管円周方向の一部にしか存在しないので、規定以
上のセンサーから検出信号が得られることが無く、従っ
て誤動作しない。
また、ホールド回路を付加することにより、曲がり管部
等で各センサーの検出タイミングがずれても、円周溶接
部を検出できる。
[実施例] 第1図は本考案の一実施例を示す説明図である。第2図
は本考案の一実施例の信号処理回路のブロック図であ
る。第3図は本発明の他の実施例における信号処理回路
のブロック図である。第1図において、ピグ本体1は管
2の内部を走行し、該本体には6個のセンサー3が円周
方向に等間隔に装着されている。第2図において、セン
サー3によって検出された信号は各々同期検波回路4を
経由して、アナログコンパレーター5に入力される。該
アナログコンパレーターにおいては、内蔵する閾値と信
号値が比較され、該信号値が該閾値を超えたときに出力
する。各出力値は加算器6に入力され、加算される。該
加算信号は第2のアナログコンパレーター7に入力さ
れ、その値が、該アナログコンパレーターが内蔵する閾
値を超えたときに、円周溶接部の正信号として出力す
る。該閾値については、センサーの種類、装着状況、パ
イプラインにおける弁等の取り付け状況から判断して、
走行検査前に設定する。第3図は、第2図における実施
例と検知の方法において一致するが、パイプラインにお
いて曲がり管等、円周方向に配した各センサーの検知の
タイミングにずれを生ずる場合に適合できる設計となっ
ている。すなわち、センサー3、同期検波回路4、アナ
ログコンパレーター5、加算器6、アナログコンパレー
ター7の作用は第2図における実施例と同様である。ア
ナログコンパレーター5からの出力はホールド回路8に
よって予め設定した時間ホールドされ、加算器6に出力
され、以下の動作は第2図における実施例と同様であ
る。該ホールド時間はセンサー、パイプラインの状況か
ら判断して走行検査前に設定する。
[考案の効果] 以上のように本考案によれば、パイプラインの検査にお
ける円周溶接部検出の誤動作が皆無となり、正確な検査
が可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す説明図、第2図は本考
案の一実施例における信号処理回路のブロック図、第3
図は本発明の他の実施例における信号処理回路のブロッ
ク図、第4図は従来技術を示す説明図、第5図は従来技
術における信号処理回路のブロック図、第6図は信号の
態様を示すグラフである。 1…ピグ本体、3…センサー、5…アナログコンパレー
ター、6…加算器、7…アナログコンパレーター、8…
ホールド回路。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭63−138259(JP,A) 実開 昭50−41589(JP,U)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】円周方向に配した複数のセンサーと、該セ
    ンサーの信号値が予め定めた閾値を超えることを判定す
    る第1の比較器と、該比較器から出力される信号値の総
    和が予め定めた閾値を超えることを判定する第2の比較
    器とを有してなる管内検査ピグの円周溶接部検出装置に
    おいて、 前記第1の比較器の後に、第1の比較器から出力される
    信号を予め定めた時間だけ保持するホールド回路を付加
    し、ホールド回路の出力の総和を前記第2の比較器に入
    力するようにしたことを特徴とする、管内検査ピグの円
    周溶接部検出装置。
JP1989011173U 1989-02-01 1989-02-01 管内検査ピグの円周溶接部検出装置 Expired - Lifetime JPH0740209Y2 (ja)

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JPH02104194U JPH02104194U (ja) 1990-08-20
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JP6715570B2 (ja) * 2015-02-20 2020-07-01 三菱日立パワーシステムズ株式会社 配管探傷装置及び配管探傷方法

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