JPH0740050U - スプラッシュガードの開閉扉装置 - Google Patents

スプラッシュガードの開閉扉装置

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JPH0740050U
JPH0740050U JP6925893U JP6925893U JPH0740050U JP H0740050 U JPH0740050 U JP H0740050U JP 6925893 U JP6925893 U JP 6925893U JP 6925893 U JP6925893 U JP 6925893U JP H0740050 U JPH0740050 U JP H0740050U
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JP
Japan
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opening
closing
splash guard
closing door
door
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Pending
Application number
JP6925893U
Other languages
English (en)
Inventor
田 武 夫 桜
Original Assignee
日立精機株式会社
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】複数の開閉扉を連動させ、開閉時にショック、
騒音を発生させずに、スムーズな動作を短時間のうちに
行わせる。 【構成】スプラッシュガード1の開口部2を開閉する二
つの開閉扉12,13を設け、扉12の閉方向に移動
し、遮蔽できない残部を後扉13で遮蔽する駆動体4が
スプラッシュガード本体と前記扉12との間に設けると
共に前記スプラッシュガード本体に前記移動方向に延在
せしめ、係合部が所定のピッチ毎に形成された第1の噛
合部材8aと、前記扉12の回転自在に設けられ、前記
第1の噛合部材と噛み合う係合部が円周上に前記所定の
ピッチ毎に形成した回転噛合部材7と、前記後扉13に
前記第1の噛合部材と平行に設けられ、前記第1の噛合
部材と対向する面に前記回転噛合体と噛み合う係合部が
前記所定のピッチ毎に形成された第2の噛合部材8bと
を有し、前記駆動体の駆動により前記扉12を開閉駆動
したとき、前記後扉13が前記扉12の倍の移動量で移
動する構成である。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、工作機械の加工領域を囲むスプラッシュガードにに設けられる開 口部を遮蔽するために、スプラッシュガード固定部に対して移動自在に配置され る複数枚の開閉扉が、開口時に固定部側に同時に収納されて開口部が全開し、開 口部を遮蔽するときはこれら複数枚の開閉扉を同時に遮蔽するように円滑に移動 可能としたスプラッシュガードの開閉扉装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
工作機械の加工領域を囲むスプラッシュガードに設けられる開口部を遮蔽する ために、スプラッシュガード固定部に対して移動自在な開閉扉にはスライド型, 回転型、観音開き型等が知られている。回転型は半円形のスペースを必要とし、 狭い場所では使用できないので、スライド方式が一般的に採用されている。この スライド方式において、複数の開閉扉の上下を枠体の溝や軌道に遊嵌したものが よく知られている。この複数の開閉扉を開閉させる場合、先行する第1の開閉扉 を移動すると共に第1の開閉扉の移動途中で第1の開閉扉の係合部で後続の第2 の開閉の被係合部に係合させ、この第2の開閉扉を追従させて移動させる方式が 知られている。しかしながら、第1の開閉扉が、第2の開閉扉を当接・係合して 移動させるため、当接時に騒音が発生したり、移動時にも振動、騒音が発生する などスムーズな開閉動作ができないという問題点を生じていた。また、スムーズ な開閉動作を行うためには開閉動作のための移動速度を遅くしなければならず、 開閉動作に時間がかかるという問題点も生じていた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
この考案は上記した問題点を解決するためになされたものであり、複数の開閉 扉を連動させ、開閉時にショック、騒音を発生させずに、スムーズな動作を短時 間のうちに行うことができるスプラッシュガードの開閉扉装置を提供することを 目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
この考案は上記目的を達成するために創案されたものであり、 工作機械のスプラッシュガードに形成された開口部を開閉する開閉扉装置であ って、前記スプラッシュガード本体と、前記スプラッシュガード本体に前記開口 部を開閉自在に設けられ、閉方向に移動したとき前記開口部のほぼ半分の領域を 遮蔽する第1の開閉扉と、前記スプラッシュガード本体に前記開口部を開閉自在 に設けられ、閉方向に移動したとき前記開口部の第1の開閉扉で遮蔽できない残 部を遮蔽する第2の開閉扉と、前記スプラッシュガード本体と前記第1の開閉扉 とのあいだに設けられ、このスプラッシュガード本体に対して前記第1の開閉扉 を前記移動方向に移動させる駆動体と、前記スプラッシュガード本体に前記移動 方向に延在して設けられ、係合部が所定のピッチ毎に形成された第1の噛合部材 と、前記第1の開閉扉の回転自在に設けられ、前記第1の噛合部材と噛み合う係 合部が円周上に前記所定のピッチ毎に形成された回転噛合部材と、前記第2の開 閉扉に前記第1の噛合部材と平行に設けられ、前記第1の噛合部材と対向する面 に前記回転噛合体と噛み合う係合部が前記所定のピッチ毎に形成された第2の噛 合部材とを有し、前記駆動体の駆動により前記第1の開閉扉を開閉駆動したとき 、前記第2の開閉扉が前記第1の開閉扉の2倍の移動量で移動するようにしたこ とを特徴とするスプラッシュガードの開閉扉装置である。この開閉扉において、 前記第1の噛合部材および前記第2の噛合部材がチェーンであり、前記回転噛合 部材がスプロケットであることによっても前記目的が達成できる。
【0005】
【作用】
スプラッシュガードに固定された駆動体によって第1の開閉扉を開閉方向に移 動させる。第1の開閉扉に回転自在に軸支された回転噛合体が、スプラッシュガ ード本体に固定された第1の直線噛合体との噛み合いにより回転する。回転噛合 体と噛み合っている第2の直線噛合体が固定されている第2の開閉扉が、回転噛 合体よりの直線移動と回転噛合体の回転による移動とにより、第1の開閉扉の2 倍の速度で移動する。開口部を開口する場合も遮蔽する場合も同時に第1の開閉 扉と第2の開閉扉とが同時に動作を開始し、同時に動作を終了する。
【0006】
【実施例】
以下、図面に沿って、本考案による一実施例について説明する。 図1はこの考案に係るスプラッシュガードの開閉扉装置の一実施例を採用した スプラッシュガードの側面図、図2は図1のII−II線断面図、図3は図1のIII −III 線断面図である。 図1において、1は工作機械の加工領域を覆っているスプラッシュガードで、 2はこのスプラッシュガード1に形成された開口部で、この開口部2から被加工 物を搬出入する。3はこの開口部2の上部にあって、スプラッシュガード1に固 設された上部枠体である。この上部枠体3の上には駆動体4(例えばシリンダ) が固定されている。
【0007】 この駆動体4(図3参照)は、シリンダ体5とこのシリンダ体5のシリンダ室 にあって圧力流体によって進退移動するピストンロッド6とから構成される。こ のロッド6の先端にはプレート6aがステー6bを介して固定されている。上部 枠体3とプレート6aとの間には、スライド体14が設けられている。スライド 体は一方の部材と他方の部材との間に複数の球が回転自在に設けられ、双方の部 材のうち一方を相対的に転動案内するものである。すなわち、プレート6aは上 部枠体3に対してピストンロッド6の進退移動方向に移動自在に構成されている 。プレート6aには第1の開閉扉12がボルトで固定されている。すなわち、駆 動源4のピストンロッド6の進退動作によって第1の開閉扉12はスライド体1 4に転動案内されて移動する。このプレート6aはスプロケット7がプレート6 aに固定された支軸10に対して回転自在に軸支されている。このスプロケット 7を挟んで平行に上部チェーン8a,下部チェーン8bが張架してある。
【0008】 上部チェーン8aは上部枠体3に固定されている。スプラッシュガード1とス ライドプレート17との間には、スライド体15が設けられている。スライド体 15はスライド体14と同じ構成のものである。スライドプレート17には第2 の開閉扉13がボルトで固定されている。すなわち、スライドプレート17が移 動することにより、第2の開閉扉13はスライド体15に転動案内されて移動す る。 スライドプレートにはスプロケット7と噛み合う下部チェーンが開閉方向に延 在して固定されている。駆動体4のピストンロッド6が進退動作すると、第2の 開閉扉13はスプロケット7と下部チェーン8bとの噛み合い部を介して駆動さ れる。すなわち、第2の開閉扉13は、第1の開閉扉12と一体で開閉方向に移 動するスプロケット7の移動距離と、スプロケット7が上部チェーン8aとの噛 み合いによって生じる回転により下部チェーン8bを開閉方向に移動させる移動 距離とが加算された距離だけ移動する。すなわち、上部枠体3に対して第2の開 閉扉13は第1の開閉扉の2倍の速度で移動する。
【0009】 次に、図面に基づいてこの考案のスプラッシュガードの開閉扉装置の作動を以 下に説明する。 工作機械のスプラッシュガード1に設けた開口部のスライド扉の開閉に際して 、シリンダ体5に圧力流体を供給してピストンロッド6を図1左側に移動させる と、このロッド6に結合されたプレート6a、支軸10を介してスプロケット7 が移動する。このとき、スプロケット7は上部チェーン8aと噛み合っているた めスプロケット7は支軸10に対して回転もする。プレート6aの移動により第 1の開閉扉12も移動開始する。同時にスプロケット7が回転し、 スプロケッ ト7と噛み合っていることにより、下部チェーン8bが上部枠体3に対してピス トンロッド6の移動速度の2倍の速度で移動する。すなわち、スプロケット7の 直線移動と回転伝達による移動が加算されて移動するのである。下部チェーン8 bの移動はスライドプレート17を介して第2の開閉扉13に伝えられ、第2の 開閉扉13も第1の開閉扉12の2倍の速度で移動する。
【0010】 ピストンロッド6が前進端に達すると第1の開閉扉12と第2の開閉扉13と が開口部2を完全に遮蔽する。スプラッシュガード1の開口部2を開放するとき はシリンダ体5に圧力流体を供給することによりピストンロッド6を図1の右側 に移動させると、プレート6aに固定されて第1の開閉扉12およびスプロケッ ト7も図1右側に移動する。このスプロケット7を介して、下部チェーン8bを 固定しているスライドプレート17にも移動力が伝達されるので第2の開閉扉1 3は第1の開閉扉12の2倍の速度で移動し、ピストンロッド6が後置端に達す ると第1の開閉扉12と第2の開閉扉13とが同時に開口部2を開口する。
【0011】 この図面に示す実施例においては伝達機構として、スプロケットとチェーンと を利用しているが、これをラック・ピニオン構造にすることもできることは勿論 である。
【0012】
【考案の効果】
以上のようにこの考案のスプラッシュガードの開閉扉装置は複数の開閉扉を一 個の駆動源によって同時に開閉するようになっているから、第1の開閉扉と第2 の開閉扉とが衝突しながら移動することもない。従って、騒音の発生もなく、し かも同時に移動を開始して同時に終了するから円滑な開閉動作を短時間に行うこ とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案にかかるスプラッシュガードの開閉扉
装置の一実施例を採用したスプラッシュガードの側面図
である。
【図2】図1のII−II線断面図である。
【図3】図1のIII −III 線断面図である。
【符号の説明】
1 …スプラッシュガード 2 …開口部 3 …上部枠体 4 …駆動源 5 …シリンダ体 6 …ピストンロッド 7,7a…スプロケット車 8a …上部チェーン 8b …下部チェーン 10 …支軸 12 …第1の開閉扉 13 …第2の開閉扉 14,15 …スライド体

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 工作機械のスプラッシュガードに形成さ
    れた開口部を開閉する開閉扉装置であって、 前記スプラッシュガード本体と、 前記スプラッシュガード本体に前記開口部を開閉自在に
    設けられ、閉方向に移動したとき前記開口部のほぼ半分
    の領域を遮蔽する第1の開閉扉と、 前記スプラッシュガード本体に前記開口部を開閉自在に
    設けられ、閉方向に移動したとき前記開口部の第1の開
    閉扉で遮蔽できない残部を遮蔽する第2の開閉扉と、 前記スプラッシュガード本体と前記第1の開閉扉との間
    に設けられ、このスプラッシュガード本体に対して前記
    第1の開閉扉を前記移動方向に移動させる駆動体と、 前記スプラッシュガード本体に前記移動方向に延在して
    設けられ、係合部が所定のピッチ毎に形成された第1の
    噛合部材と、 前記第1の開閉扉の回転自在に設けられ、前記第1の噛
    合部材と噛み合う係合部が円周上に前記所定のピッチ毎
    に形成された回転噛合部材と、 前記第2の開閉扉に前記第1の噛合部材と平行に設けら
    れ、前記第1の噛合部材と対向する面に前記回転噛合体
    と噛み合う係合部が前記所定のピッチ毎に形成された第
    2の噛合部材とを有し、 前記駆動体の駆動により前記第1の開閉扉を開閉駆動し
    たとき、前記第2の開閉扉が前記第1の開閉扉の2倍の
    移動量で移動するようにしたことを特徴とするスプラッ
    シュガードの開閉扉装置。
  2. 【請求項2】前記第1の噛合部材および前記第2の噛合
    部材がチェーンであり、前記回転噛合部材がスプロケッ
    トであることを特徴とする請求項1記載のスプラッシュ
    ガードの開閉扉装置。
JP6925893U 1993-12-24 1993-12-24 スプラッシュガードの開閉扉装置 Pending JPH0740050U (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105290871A (zh) * 2014-07-25 2016-02-03 发那科株式会社 机床的滑动门
US11952815B2 (en) 2021-05-26 2024-04-09 Okuma Corporation Door open and close mechanism of machine tool

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