JPH0739946Y2 - 水 門 - Google Patents

水 門

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JPH0739946Y2
JPH0739946Y2 JP1990019975U JP1997590U JPH0739946Y2 JP H0739946 Y2 JPH0739946 Y2 JP H0739946Y2 JP 1990019975 U JP1990019975 U JP 1990019975U JP 1997590 U JP1997590 U JP 1997590U JP H0739946 Y2 JPH0739946 Y2 JP H0739946Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、水路に取り付けられる水門に係わり、特に、
扉体の開閉機構が内ねじ式のものに関する。
[従来の技術] 扉体の開閉機構が内ねじ式の水門としては、従来、例え
ば実公昭59-30044号公報に記載のものが知られている。
この公報に記載の水門は、昇降して開閉する扉体の上側
にパイプを連結し、このパイプの上端内部に固定した雌
螺子体に螺子棒を螺合している。この螺子棒は、上端部
がドライブスリーブを介して回転自在に支持されてお
り、このドライブスリーブが手動ハンドルにより回転さ
せられるものである。したがって、このハンドルを回し
て螺子棒を回転させると、この螺子棒に螺合された雌螺
子体が昇降し、この雌螺子体とともに扉体が昇降する。
また、前記公報に記載の水門では、螺子棒を覆う筒状の
固定ケーシングを設け、この固定ケーシング内に前記パ
イプを緩嵌挿入している。そして、ドライブスリーブと
雌螺子体との中間に位置して、固定ケーシング内に設け
たストッパー上に保持される可動スリーブを螺子棒の外
径と固定ケーシングの内径とに緩嵌している。これは、
螺子棒の座屈防止のためである。
[考案が解決しようとする課題] しかし、前記従来の水門では、螺子棒を螺合する雌螺子
体を扉体側のパイプに固定していたため、水圧などによ
り螺子棒の軸心に対してパイプの軸心を曲げようとする
力が作用すると、螺子棒と雌螺子体との間にいわゆるこ
じれ現象が生じ、ハンドルの回転が非常に重くなるとと
もに、螺子棒および雌螺子体、特にこの雌螺子体が早く
磨耗する問題があった。実際、扉体とこの扉体の昇降を
案内する溝との間には、扉体の昇降を滑らかにするため
に、かなりの間隙が設けられており、その中で扉体は自
由に移動できるから、前述のように、螺子棒の軸心に対
するパイプの軸心の曲がりは生じやすい。また、前記従
来の水門では、螺子棒の座屈防止のために、固定ケーシ
ングと螺子棒との間に可動スリーブを緩嵌しているが、
この可動スリーブは、螺子棒と雌螺子体との軸心の曲り
を防ぐような作用はもとよりなく、両者間のこじれを防
止できるものではない。
そこで、本考案は前記問題点を解決して、螺子棒と雌螺
子体との間のこじれを防止できる水門を提供することを
目的とする。
[課題を解決するための手段] 本考案は、前記目的を達成するために、開口穴を下部に
有するベースと、このベースに昇降自在に支持されその
開口穴を開閉する扉体と、前記ベースの上側に設けられ
た昇降駆動装置と、この昇降駆動装置と前記扉体とを連
結する昇降杆とを備えた水門において、前記昇降杆は、
前記ベースの上部に回転自在に支持された螺子棒と、前
記扉体の上部に接続されたパイプと、このパイプの上端
に固定された箱体と、この箱体内に回り止めされた状態
で保持された雌螺子体と、この雌螺子体の上側および下
側の両方または一方に介在して前記箱体内に保持された
介在部材とを備え、前記箱体は、前記パイプと同軸的に
位置するとともに前記螺子棒が貫挿する貫通孔を上面部
および下面部に有し、前記雌螺子体は、前記螺子棒が螺
合して貫挿する雌螺子孔を有し、前記介在部材は、前記
螺子棒が嵌入して貫挿する円柱状の嵌入孔を有するとと
もに、上下方向で前記箱体と雌螺子体との間に介在して
いるものである。
[作用] 本考案の水門では、扉体を開閉するとき、昇降駆動装置
により昇降杆の螺子棒を回す。これにより、この螺子棒
に螺合され箱体内に回り止めされた状態で保持された雌
螺子体が昇降し、この雌螺子体、箱体およびパイプとと
もに扉体が昇降してベースの開口穴を開閉する。ところ
で、水圧などにより、螺子棒の軸心に対してパイプの軸
心が曲りを生じた場合、このパイプに固定された箱体も
螺子棒に対し傾きを生じることになる。しかし、雌螺子
体は、箱体に固定されてはいないから、この箱体に対し
て相対的に傾きを生じて、螺子棒と軸心が合った状態が
保たれる。このとき、上下方向で箱体と雌螺子体との間
に介在した介在部材が、箱体が雌螺子体へ加える力を吸
収し、雌螺子体が箱体とともに傾くことが防止される。
しかも、介在部材は、その円柱状の嵌入孔を螺子棒が嵌
入してはいるが螺合はしていないものなので、螺子棒と
の間のこじれはもとよりない。こうして、螺子棒と雌螺
子体との間のこじれが防止される。
[実施例] 第1図ないし第3図は第1実施例を示しており、同図に
おいて、1は水路壁に固定する鋼製のベースであり、こ
のベース1は、下部に開口穴2を形成した板材1Aを設
け、この板材1Aの上方に形鋼等によって枠体1Bを固着し
たものである。そしてこのベース1の下部両側には中央
部を截頭円錐形に突設した扉体3を摺動するための第1
の昇降案内路4がL形鋼によって形成されており、ま
た、前記ベース1の上端には昇降駆動装置であるハンド
ル5を支持するための受け台6が設けられている。
前記扉体3は前記開口穴2を開閉するものであって、そ
の両側が前記第1の昇降案内路4に位置して上下方向に
案内されるようになっている。また前記ハンドル5は前
記受け台6上に廻動できるように取り付けられており、
このハンドル5には昇降杆7の上部が固着している。こ
の昇降杆7は上部に設けられる螺子棒8と、この螺子棒
8に雌螺子体9を介して連結される中空な鋼製パイプ10
からなる。このパイプ10の下端は前記扉体3に固着され
ている。また、前記パイプ10の上端には、保持体である
箱体11が固着され、この箱体11内に前記雌螺子体9が回
り止めされた状態で収納される。
この雌螺子体9は2つの垂直切欠面12を有する中空円柱
13の中心に、前記螺子棒8が螺合して貫挿する雌螺子孔
14を形成してなる。また、前記雌螺子体9の上下に位置
して前記箱体11内には4つの垂直切欠面15を有するMCナ
イロン等からなる介在部材16,16Aが係入され、この介在
部材16,16Aの中心には前記螺子棒8が回動可能に嵌入し
て貫挿する円柱状の嵌入孔17が形成されている。そし
て、前記箱体11の前後面部には前記介在部材16,16Aと雌
螺子体9を差し込むための開口部18が形成されており、
前記箱体11内に前記介在部材16,16Aを係合した状態で前
記雌螺子体9が係入される。すなわち、両介在部材16,1
6Aは、上下方向で箱体11と雌螺子体9との間に介在して
いる。また箱体11の上下面部には前記雌螺子孔14および
パイプ10と同軸的に位置して前記螺子棒8が貫挿可能な
貫通孔19が各々形成されている。
次に前記構成につきその作用を説明する。
ハンドル5を一方へ廻すことによって、螺子棒8を廻動
せしめると螺子棒8に螺合され箱体11内に回り止めされ
た状態で保持された雌螺子体5が昇降し、この雌螺子体
5とともに箱体11、パイプ10および扉体3が上昇する。
したがって開口穴2が開成する。一方ハンドル5を他方
へ廻すと、螺子棒8が逆回転し、この回転によって箱体
11、パイプ10および扉体3が下降し、扉体3により開口
穴2を閉成できる。
ところで、水圧などにより、螺子棒8の軸心に対してパ
イプ10の軸心が曲りを生じた場合、このパイプ10に固定
された箱体11も螺子棒8に対し傾きを生じることにな
る。しかし、雌螺子体9は、箱体11に固定されてはいな
いから、この箱体11に対して相対的に傾きを生じて、螺
子棒8と軸心が合った状態が保たれる。このとき、上下
方向で箱体11と雌螺子体9との間に介在したMCナイロン
からなる介在部材16,16Aが、箱体11から雌螺子体9へ横
方向に加わる力を吸収し、雌螺子体9が箱体とともに傾
くことが防止される。すなわち、箱体11と雌螺子体9と
は、もとより上下方向にはある程度固定することが必要
であるが、介在部材16,16Aがなかったとすると、傾いた
箱体11が直接雌螺子体9に力を加えるため、結局、雌螺
子体9も傾きやすくなる。これに対して、介在部材16,1
6Aを介在させることにより、雌螺子体9に加わる力はほ
とんど上下方向のもののみとなり、螺子棒8と雌螺子体
9とを軸心が合った状態に保てる。しかも、介在部材1
6,16Aは、その円柱状の嵌入孔17を螺子棒8が嵌入して
はいるが螺合はしていないものなので、螺子棒8との間
のこじれはもとよりない。こうして、螺子棒8と雌螺子
体9との間のこじれが防止される。したがって、螺子棒
8の回転が重くなることがなく、軽い力でハンドル5を
操作できる。また、螺子棒8や雌螺子体9も磨耗も防止
できる。
第4図ないし第6図は第2実施例を示しており、前記第
1実施例と同一部分には同一符号を付しその詳細な説明
を省略する。
昇降杆7の上部側は螺子棒8によって形成され、また昇
降杆7の下部側はパイプ10によって形成されており、こ
れら螺子棒8とパイプ10を連結する雌螺子体9は、この
例では箱体11内の上部に係合した介在部材16を介して箱
体11に収納されている。また、前記ベース1の上部中央
には前記雌螺子体9を収納した箱体11を案内するための
第2の昇降案内路20がL型鋼により形成されている。
本第2実施例のように、雌螺子体9の上側にのみ介在部
材16を設けても、螺子棒8と雌螺子体9との間のこじれ
防止の効果は得られる。ところで、前記第1実施例でも
同様であるが、第6図に示すように、介在部材16と箱体
11との間には、横方向には隙間を設けることが望まし
い。これにより、箱体11が傾いたとき、この箱体11から
介在部材16へ横方向に力がかかりにくくできる。
また、箱体11は第2の昇降案内路20にガイドされて雌螺
子体9とともに昇降するため、スムーズに扉体3を昇降
できる。
尚、本考案は前記実施例に限定されるものではなく、例
えば介在部材は箱体内の下部に設けてもよく、また、扉
体形状は矩形でもよい。さらにハンドルは各種タイプが
使用可能であり、実施例では昇降駆動装置としてはハン
ドルを用いたがモータによって螺子棒を回転させてもよ
い。
[考案の効果] 本考案によれば、螺子棒を回転させることにより、この
螺子棒に螺合された雌螺子体とともに扉体を昇降させて
開閉する水門において、扉体に固定されたパイプの上端
に固定された箱体内に、前記雌螺子体を回り止めされた
状態で保持するとともに、この雌螺子体の上側および下
側の両方または一方と箱体との間に上下方向に介在する
介在部材を保持し、この介在部材は、螺子棒が嵌入して
貫挿する嵌入孔を円柱状のものとしたので、水圧などに
より、螺子棒の軸心に対してパイプの軸心が曲りを生じ
ても、箱体に対して雌螺子体が相対的に傾き、かつ、こ
のとき介在部材が箱体から雌螺子体へ加わる力を吸収す
ることにより、螺子棒と雌螺子体とは軸心が合った状態
が保たれ、したがって、これら螺子棒と雌螺子体との間
にこじれが生じることを防止できる。これとともに、螺
合していない螺子棒と介在部材との間にはもとよりこじ
れは生じないから、螺子棒の回転が重くなったり、螺子
棒や雌螺子体が磨耗することを防止できる。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第3図は第1実施例を示しており、第1図
は正面図、第2図は縦断面図、第3図は要部を示す一部
切欠き分解斜視図、第4図ないし第6図は第2実施例を
示しており、第4図は正面図、第5図は縦断面図、第6
図は要部を示す縦断面図である。 1……ベース、2……開口穴、3……扉体、5……ハン
ドル(昇降駆動装置)、7……昇降杆、8……螺子棒、
9……雌螺子体、10……パイプ、11……箱体、14……雌
螺子孔、16,16A……介在部材、17……嵌入孔、19……貫
通孔

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】開口穴を下部に有するベースと、このベー
    スに昇降自在に支持されその開口穴を開閉する扉体と、
    前記ベースの上側に設けられた昇降駆動装置と、この昇
    降駆動装置と前記扉体とを連結する昇降杆とを備えた水
    門において、 前記昇降杆は、前記ベースの上部に回転自在に支持され
    た螺子棒と、前記扉体の上部に接続されたパイプと、こ
    のパイプの上端に固定された箱体と、この箱体内に回り
    止めされた状態で保持された雌螺子体と、この雌螺子体
    の上側および下側の両方または一方に介在して前記箱体
    内に保持された介在部材とを備え、 前記箱体は、前記パイプと同軸的に位置するとともに前
    記螺子棒が貫挿する貫通孔を上面部および下面部に有
    し、前記雌螺子体は、前記螺子棒が螺合して貫挿する雌
    螺子孔を有し、前記介在部材は、前記螺子棒が嵌入して
    貫挿する円柱状の嵌入孔を有するとともに、上下方向で
    前記箱体と雌螺子体との間に介在していることを特徴と
    する水門。
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