JPH0739765Y2 - 真空包装袋用逆止弁 - Google Patents

真空包装袋用逆止弁

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JPH0739765Y2
JPH0739765Y2 JP1988171363U JP17136388U JPH0739765Y2 JP H0739765 Y2 JPH0739765 Y2 JP H0739765Y2 JP 1988171363 U JP1988171363 U JP 1988171363U JP 17136388 U JP17136388 U JP 17136388U JP H0739765 Y2 JPH0739765 Y2 JP H0739765Y2
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JP
Japan
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valve body
flow pipe
check valve
packaging bag
free
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紀道 小柳
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Kashiwara Seitai Co Ltd
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Kashiwara Seitai Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、主に食料品等のように要保存性の物品を真空
状態で袋内に収納するのに用いられる真空包装袋用逆止
弁の改良に関する。
(従来の技術) 従来、食品等を袋内に密封する場合には、食品等を挿入
口から袋内に入れ、変質、腐敗等を防止するために容器
内の空気その他の不要流体を真空ポンプにより抜いてか
ら挿入口を封止している。
また、本考案の考案者により先に出願されたものとし
て、プラスチックフィルム等の柔軟性と非透水性、非通
気性を備えた素材から成る密封用袋本体に被収納物の挿
入口を開設すると共に、袋本体内の不要流体を排出する
逆止弁が装設してあり、該逆止弁は、プラスチックフィ
ルムにより偏平に形成した流通管と該流通管内に装設し
た少くとも1つの弁本体とから成り、該弁本体は流体の
流通方向において先端側に開放部を備えると共に基端側
に閉塞部を備えたプラスチックフィルムの折曲片から構
成されており、該弁本体の両側縁を流通管の両側縁に夫
々一体的に接着することにより、流通管の両内側面と弁
本体の両外側面との間に間隙を夫々形成し、該間隙を介
して密封用袋内の不要流体を排出するように構成した食
品等の密封用袋(実開昭63−59838号)などが知られて
いる。
(考案が解決しようとする課題) 然るに、上記従来技術のうちの前者の場合は、袋内に食
品等を収納して空気を抜いた後に、挿入口を高周波接着
手段などにより接着して密封する必要があるため、その
接着作業に煩雑な手間を要する問題がある。
また、後者の場合は、上記の問題は解決できるのである
が、その逆止弁が前記のように構成されているため、逆
止弁の流通管の内側面と弁本体の外側面との間に形成さ
れた狭い間隙内に真空ポンプの吸引ノズルを挿入する操
作が至難であり、したがって、この密封用袋の場合は、
袋内に食品などを収納した後に、該袋を手などで加圧し
て袋内の空気、その他の不要流体を逆止弁の上記間隙か
ら外部に排出させるのであるが、この作業は必ずしも容
易でなく、空気が残留したり、或は排出してはならない
液体などをも排出してしまう場合があると共に、手作業
であるため非能率的であると言った問題がある。
本考案は、上記従来技術における後者の問題を解決する
ことを課題として開発されたもので、包装袋内の空気、
その他の不要流体を真空ポンプで吸引排出する際に、真
空ポンプの吸引ノズルを容易、確実に逆止弁の流体流通
用間隙に挿入し得るように構成した真空包装袋用逆止弁
を提供することを目的とする。
(課題を解決するための手段) 上記の目的を達成するために、本考案においては、二枚
の長方形状のプラスチックフィルムの両側縁を接着して
形成した偏平な流体の流通管と、該流通管内に装設した
弁本体とから構成されており、この弁本体は、流体の流
通方向において、下端側に閉塞部を備えると共に上端側
に開放部を備えた偏平なプラスチックフィルムの二つ折
り折曲片から成り、且つ、この弁本体の両側縁は上記流
通管の両側縁に夫々接着されていて、該流通管の両内側
面と弁本体の両外側面との間に夫々形成された間隙を介
して流体の流通が可能に構成されており、更に、流通管
の少なくとも一方のプラスチックフィルムの上端部の所
要長さは弁本体から遊離されていて、遊離端縁が形成さ
れ、且つ該遊離端縁の長さが弁本体の上端縁よりも短く
形成されていて弁本体の上端部が上記遊離端縁から突出
されている真空包装袋用逆止弁を開発し、採用した。
(作用) 上記のように構成された本考案に係る真空包装袋用逆止
弁は、第4図或いは第6図に示すように、その下端側を
包装袋内に挿入した後、該挿入部以外の包装袋の開口縁
部を相互に接着すると共に、挿入した逆止弁の流通管の
両外側面を包装袋の両内側面に接着することにより、包
装袋の内部と外部を逆止弁に形成した間隙のみを介し連
通させて使用するものであるが、包装袋内の空気、その
他の不要流体を真空ポンプにより吸引排出する場合に
は、第1図に示すように、流通管の片方のプラスチック
フィルムの上端部に形成された、弁本体の上端部よりも
低く位置している遊離端縁を指先で容易に捲り上げるこ
とができ、真空ポンプの吸引ノズルの先端を確実、容易
に狭い流通用間隙内に挿入できる作用があり、したがっ
て、袋内部の空気、その他の不要な流体を確実に外部に
排出し得て、食品などの真空包装を能率的に行ない得る
ように作用する。
また、上記のようにして真空包装が完了した後に、逆止
弁の突出余剰部分を第5図に示すように切除することに
より完全な形態の逆止弁が形成されるが、この真空包装
袋内の圧力よりも高い圧力を保有する外気が袋内に流入
しようとしても、二つ折りに形成された弁本体の下端閉
塞部に外気が行き当ることにより、該弁本体は膨拡して
その両面が流通管の両内面に密着して両間隙を密閉する
ので、外気の流入を確実に阻止する作用がある。
(実施例) 以下に、本考案の実施例を添付図面に基づいて詳細に説
明する。
本考案に係る真空包装袋用逆止弁Vは、プラスチックフ
ィルムから成る偏平な流通管1と、この流通管1内に装
設したプラスチックフィルムから成る弁本体2とから構
成されている。
而して、上記流通管1は、第1図および第3図に示すよ
うに柔軟にし薄く且つ若干長さを異にする長短二枚の長
方形状のプラスチックフィルムF1、F2を重ね合わせ、そ
の長手側の両側縁を高周波接着して形成されており、そ
の短かい方のプラスチックフィルムF1の上端部の所要長
さは接着されることなく、該端部に遊離端縁F1aが形成
されている。
また、弁本体2は、上記流通管1の両プラスチックフィ
ルムF1、F2と同巾、同材質であって、且つそれよりも長
い長方形状のプラスチックフィルムF3を二つ折りにし、
該折曲部分により閉塞部3を形成すると共に、該閉塞部
3の他端側に二股状の開放部4を形成して構成されてい
る。また、この弁本体2は上記流通管1の両プラスチッ
クフィルムF1、F2の両側縁を高周波接着する際に、該両
フィルムF1、F2の間に、弁本体2の閉塞部3を下方に向
け、したがって開放部4を上方に向けて介在配置すると
共に、該弁本体2の上端縁を流通管1の長い方のプラス
チックフィルムF2の上端縁に略一致させて配置し、その
状態において各フィルムF1、F2、F3の両側縁に夫々同時
に高周波接着5を施すことにより、弁本体2の両側縁を
流通管1の両側縁に接着させた状態で流通管1内に一体
的に装設するものであり、このようにして構成された逆
止弁Vは、第1図に示すように、その流通管1のプラス
チックフィルムF1の上端縁を弁本体2の上端縁よりも下
方に引込んだ短い遊離端縁F1aで形成されているので、
該遊離端縁F1aを指先で容易に捲り上げることができ、
また第2図及び第7図の(イ)に示すように流通管1の
両内側面と弁本体2の両外側面との間に夫々形成された
間隙6を介してのみ流体を流通させることができるので
ある。
また、上記の高周波接着5を施す場合は、前記したよう
に流通管1の短い方のプラスチックフィルムF1の上端部
に、弁本体2に接着されていない遊離端縁F1aを形成す
ることが肝要であり、且つ流通管1の長い方のプラスチ
ックフィルムF2の上端部と弁本体2の重合された二枚の
プラスチックフィルムF3、F3の上端部には、適宜に部分
的に高周波接着7が施されて各フィルムを接着してあ
る。
なお、図示していないが、上記実施例に代えて、流通管
1の両プラスチックフィルムF1、F2の上端部の所要長さ
を共に弁本体2から遊離させて遊離端縁を夫々形成し、
且つ該両遊離端縁の長さを弁本体2の上端縁よりも短く
形成して、弁本体2の上端部を上記両遊離端縁から突出
させるように構成してもよく、また、図において、8は
弁本体2の下方中間部において、流通管1の両内側面と
弁本体2の両外側面とを部分的に高周波接着した接着部
であって、この接着部8の存在により逆止弁Vとしての
流体逆止効果を増大させるものであり、更に図におい
て、9は逆止弁Vの略中間部に横方向に施したミシン目
などの切断部を示すものである。
次に、上記のように構成した真空包装袋用逆止弁Vの使
用状態を説明すれば、第4図に略示するように、例えば
佃煮Mを収納した包装袋Pの開口部に該逆止弁Vの下端
側を挿入し、その挿入部以外の包装袋Pの開口縁部を高
周波接着B1して開口部を閉じると共に、挿入した逆止弁
Vの流通管1の両外側面と包装袋Pの開口縁部の両内側
面とを高周波接着B2して逆止弁Vを包装袋Pに装着し、
包装袋Pの内部と外部を逆止弁Vに形成した二つの間隙
6、6のみを介して連通させた状態にする。この状態に
おいて、第1図又は第4図に示すように、逆止弁Vの流
通管1のプラスチックフィルムF1の遊離端縁F1aを指先
で捲り上げて、真空ポンプの吸引ノズルNを流通管1の
内面と弁本体2の間に形成した間隙6内に挿入し、包装
袋P内の空気、その他の不要な流体を外部に吸引排出す
ると共に、該逆止弁Vを切断部8から切断する(第5図
参照)ことにより真空包装を完了するものである。即
ち、この状態において、外気は包装袋P内の圧よりも高
くなっているため、外気は逆止弁Vを経て包装袋P内に
流入しようとするが、二つ折りに形成された弁本体2の
下端閉塞部3に外気が行き当ることにより、弁本体2は
膨拡してその両外面(フィルムF3、F3の外面)が流通管
1の両内面(フィルムF1、F2の内面)に密着して、第7
図の(ロ)に示すように逆止弁Vの両間隙6、6を同時
に密閉するので、外気の流入を確実に阻止するもので
る。
上記の説明から明らかなように、上記実施例にしたがえ
ば、逆止弁Vの流通管1のプラスチックフィルムF1の上
端縁を弁本体2の上端縁よりも下方に引込んだ短い遊離
端縁F1aで形成したので、該遊離端縁F1aを指先で容易
に捲り上げることにより、真空ポンプの吸引ノズルNを
極めて容易に、確実に逆止弁Vの間隙6に挿入し得て、
所期の真空包装を円滑に行ない得るものであり、且つ弁
本体2の二つ折り閉塞部3の存在により外気の逆流阻止
効果も確実に達成できるものである。
なお、第7図の(イ)は逆止弁Vの間隙6、6が開通さ
れている状態を示したものである。
(考案の効果) 本考案は、前記のように構成され、上記のようにして使
用されるものであるから、その逆止弁の逆流阻止作用が
抜群に良好であって、真空包装物の真空保存効果を良好
に保ち得ると共に、流通管の少なくとも一方のプラスチ
ックフィルムの上端部に設けた、弁本体の上端部から遊
離している遊離端部の存在により、該遊離端部を捲り上
げて逆止弁の流体流通用の間隙内への真空ポンプの吸引
ノズルの挿入を極めて容易、確実に行ない得て、真空包
装作業を高能率的に達成できるといった有用顕著な効果
を奏するものである。
また、上記遊離端縁は弁本体の上端部よりも低い位置に
あって、弁本体の上端部が該遊離端縁から突出している
ので、該遊離端縁を指先で容易に捲り上げることがで
き、上記の効果を一層向上できる利点がある。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施例を示すもので、第1図は斜視図、
第2図は第1図のA−A線に沿った拡大断面図、第3図
は逆止弁の解体斜視図、第4図は逆止弁の使用状態を示
す一部省略説明図、第5図は真空包装を完了した状態の
一部省略部分図、第6図は第5図の要部における拡大断
面図、第7図の(イ)は逆止弁における流体流通用の間
隙の開通状態を示す一部省略拡大断面図、第7図の
(ロ)は該間隙の密閉状態を示す一部省略拡大断面図で
ある。 (符号の説明) 1…流通管、2…弁本体、3…閉塞部、4…開放部、5
…接着部、6…間隙、7…接着部、F1・F2・F3…プラス
チックフィルム、F1a…遊離端縁、V…逆止弁。

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】二枚の長方形状のプラスチックフィルムの
    両側縁を接着して形成した偏平な流体の流通管と、該流
    通管内に装設した少なくとも一つの弁本体とから構成さ
    れており、この弁本体は、流体の流通方向において、下
    端側に閉塞部を備えると共に上端側に開放部を備えた扁
    平なプラスチックフィルムの二つ折り折曲片から成り、
    且つ、この弁本体の両側縁は上記流通管の両側縁に夫々
    接着されていて、該流通管の両内側面と弁本体の両外側
    面との間に夫々形成された間隙を介して流体の流通が可
    能に構成されており、更に、流通管の少なくとも一方の
    プラスチックフィルムの上端部の所要長さは弁本体から
    遊離されていて、遊離端縁が形成され、且つ該遊離端縁
    の長さが弁本体の上端縁よりも短く形成されていて、弁
    本体の上端部が上記遊離端縁から突出されていることを
    特徴とする真空包装袋用逆止弁。
  2. 【請求項2】流通管の内側面と弁体の下方部の外側面が
    部分的に接着されていることを特徴とする請求項(1)
    に記載の真空包装袋用逆止弁。
JP1988171363U 1988-12-28 1988-12-28 真空包装袋用逆止弁 Expired - Lifetime JPH0739765Y2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR101147390B1 (ko) 2010-08-23 2012-05-23 엔알티 주식회사 진공단열재의 진공 패키지방법 및 그에 의해 제조된 진공 패키지

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