JPH0739606A - 運動負荷装置 - Google Patents

運動負荷装置

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JPH0739606A
JPH0739606A JP5185275A JP18527593A JPH0739606A JP H0739606 A JPH0739606 A JP H0739606A JP 5185275 A JP5185275 A JP 5185275A JP 18527593 A JP18527593 A JP 18527593A JP H0739606 A JPH0739606 A JP H0739606A
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Kazutsugu Hayashi
和嗣 林
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 回転数の高低を問わずに正確な運動量の算出
を行うことができる。 【構成】 人力にて回転駆動される回転ディスク60
と、この回転ディスク60に対して渦電流によって制動
を加える励磁コイル61とからなる渦電流ブレーキ6を
備えて、渦電流ブレーキ6によって目標とする負荷を加
える運動負荷装置において、回転ディスク60の回転数
と負荷値とから運動量を算出する算出手段を備える。こ
の算出手段は、実負荷最大出力能力値が目標負荷値を上
回る時には目標負荷値を、上回らない時には実負荷最大
出力能力値を運動量算出のための負荷値として用いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は体力向上のための運動用
機器である運動負荷装置、殊に負荷を渦電流ブレーキに
よって得ている運動負荷装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】運動負荷装置として、自転車エルゴメー
タと称されるものがある。これはペダルを踏む運動を行
うものであるとともに、ペダルを踏む動作に対して負荷
トルクを与えるものであり、この負荷トルクを与えるも
のとして、一般に渦電流ブレーキが使用されている。こ
の渦電流ブレーキは、ペダルを踏む動作によって回転駆
動される回転ディスクと、この回転ディスクに相対する
励磁コイルとからなり、回転している回転ディスクに渦
電流を生じさせることで制動を加えることで、上記負荷
トルクを得るもので、電磁的制動によって負荷を形成す
るために、摩擦のような機械的制動で負荷を得る場合に
比して、機械的摩耗とこの摩耗に伴う制動力の変化がな
く、長期にわたり安定した性能を得ることができる上
に、制動力の調節も容易であるという特徴を有してい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、運動負荷装
置においては、使用者が行った運動量を負荷トルク(制
動トルク)を元に算出するが、この負荷トルクは、図1
7に示すように、回転ディスクの回転数によって変化す
る。すなわち、飽和領域ロではほぼ一定の負荷トルクを
呈するが、回転数が低くなる非飽和領域イでは、負荷ト
ルクが大きく低下してしまうものであり、コイル電流I
を増加させても所要の負荷トルクを得ることができなく
なる。この場合、正確な運動量の算出が困難となるため
に、従来は、実使用範囲内での負荷トルクの値を前提と
して運動量を算出するものとし、低回転領域イを実使用
外として、使用者にある程度の回転数で使用することを
要求していたのであるが、使用状況によっては、この低
回転領域イとなることがあり、この時には実際の運動量
に比して計算運動量が大きくなってしまう。
【0004】本発明はこのような点に鑑み為されたもの
であり、その目的とするところは回転数の高低を問わず
に正確な運動量の算出を行うことができる運動負荷装置
を提供するにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】しかして本発明は、人力
にて回転駆動される回転ディスクと、この回転ディスク
に対して渦電流によって制動を加える励磁コイルとから
なる渦電流ブレーキを備えて、渦電流ブレーキによって
目標とする負荷を加える運動負荷装置において、回転デ
ィスクの回転数と負荷値とから運動量を算出する算出手
段を備えるとともに、この算出手段は、実負荷値が目標
負荷値を上回る時には目標負荷値を、上回らない時には
実負荷値を運動量算出のための負荷値として用いること
に第1の特徴を有し、上記算出手段が、回転ディスクの
回転数が所定数より大きい時には目標負荷値を、小さい
時には実負荷値を運動量算出のための負荷値として用い
ることに第2の特徴を有しており、さらに上記渦電流ブ
レーキが、回転ディスクの軸回りに励磁コイルが複数配
置されたものであるとともに、励磁コイルへの通電順序
を制御して励磁コイルによる磁界を回転ディスクの軸回
りに回転させる制御回路を備えていることに他の特徴を
有している。
【0006】
【作用】本発明の第1及び第2の特徴とするところによ
れば、回転数が低くて実負荷値が目標負荷値に至らない
時には、その時の回転数で生じている実負荷値で運動量
の計算がなされるために、正確な運動量を算出すること
ができるものであり、他のの特徴とするところによれ
ば、励磁コイルと回転ディスクとの間の相対回転数が回
転ディスクの実回転数にかかわらず、好ましい回転数と
なるために、負荷トルクも安定するものであり、従って
負荷トルクを元に算出する運動量が正確なものとなる。
【0007】
【実施例】以下本発明を図示の実施例に基づいて詳述す
ると、運動負荷装置の形態としては、渦電流ブレーキで
負荷トルクを得るものであればどのようなものでもよい
が、ここでは図2及び図3に示すように、自転車エルゴ
メータの場合を示している。この運動負荷装置は、共に
伸縮で長さが可変となっている一対の支柱2,3をベー
ス1から立設するとともに、支柱2の上端にはハンドル
20とコントローラ8とを設け、支柱3の上端にはサド
ル30を設けたものとなっている。そして両支柱2,3
間の脚フレーム1側のカバー9で覆われた部分には、両
支柱2,3間にかけわたしたプレートに固定することで
ギアボックス4を配してある。
【0008】ここにおけるギアボックス4は、ウォーム
ホイール40とこれに噛合するウォーム軸41とを内蔵
しているもので、ウォームホイール40はフリーホイー
ル(図示せず)を介してペダル50が設けられたクラン
ク軸5に連結されている。またギアボックス4の下方に
伸びたウォーム軸41の下端には負荷軸44が連結され
て、負荷軸44には回転ディスク60が取り付けられて
いる。回転ディスク60は、銅などの電気導体で形成さ
れたもので、回転ディスク60を空隙内に位置させてい
る励磁コイル61とで渦電流ブレーキ6が構成されてい
る。図中17はベース1の下面に設けた高さ調節機能付
きの脚、19はベース1の端部に設けられたころであ
る。
【0009】サドル30に座った状態でペダル50を踏
む動作を行えば、一方向回転のみがクランク軸5からフ
リーホイールとウォームホイール40とを介してウォー
ム軸41に増速されて伝達され、ウォーム軸41と共に
負荷軸44及び回転ディスク60も回転する。そして回
転ディスク60は励磁コイル61の磁界中におかれてい
るために渦電流を生じるとともに、渦電流と磁界とによ
って電磁的制動を受ける。この制動力は、ペダル50を
踏む動作に対する負荷となるとともに、励磁コイル61
に通電する電流と、回転ディスク60の回転数とによっ
て変化する。
【0010】上記コントローラ8は、上記励磁コイル6
1に流すコイル電流の制御や、運動量の算出、図4に示
す上面の操作表示パネル80への各種状態や算出結果等
の表示を行うもので、マイクロコンピュータからなる制
御回路80を主体としており、図5に示すように、操作
表示パネル80上のスイッチ類81が接続されていると
ともに、表示駆動回路82を介して操作表示パネル80
上の表示部89が接続され、電力制御回路87を介して
上記励磁コイル61が接続されているほか、回転ディス
ク60の回転数を検出する回転センサー85が回転検出
回路86を介して接続され、使用者の耳に装着されるこ
とで使用者の脈拍を測定してこの測定値を制御回路80
に送る脈拍センサー84及び脈波検出回路88が接続さ
れている。
【0011】そして、このコントローラ8では、運動モ
ードとして、体力測定、負荷トレーニング、脈拍トレー
ニングのいずれかを選択するとともに、使用者の性別、
年齢、体重、希望する負荷値、時間、脈拍、ピッチ等の
条件設定を行えば、励磁コイル61に流すコイル電流を
制御して、所要の負荷が生じるようにするとともに、脈
拍センサー84によって検出される使用者の脈拍や、回
転数センサー85によって得られるクランク回転ピッ
チ、回転センサー85によって得られる回転数とコイル
電流とに基づいて算出されるその時点での負荷出力値、
運動時間、負荷値と運動時間とから算出した累積運動量
を換算して得た走行距離、累積運動量を換算して得た消
費カロリー等の表示部89への表示を行い、併せて、負
荷出力値と設定選択された運動モードや入力された負荷
値等によって定まる目標負荷値とに応じて、励磁コイル
61に流すコイル電流を制御して負荷トルクを調節す
る。
【0012】この時、コントローラ8は、図6に示すよ
うに、回転数とコイル電流とに基づいて算出されるその
時点での負荷出力値Bと、設定選択された運動モードや
入力された負荷値等によって定まる上記回転数での目標
負荷値Aとを比較し、目標負荷値Aよりも負荷出力値B
が上回っている時には、その回転数での出力負荷値Bが
目標負荷値Aと一致することになる負荷トルクを得られ
るコイル電流値aを算出して、このコイル電流Iを値a
とする電流制御を行い、目標負荷値Aを負荷出力値Bが
上回っていない場合には、コイル電流Iとして負荷特有
の最大値b(a<b)を選択する。
【0013】また、並行して行われる運動量の算出にあ
たっても、図1に示すように、負荷出力値Bと目標負荷
値Aとの比較を行い、目標負荷値Aよりも負荷出力値B
が上回っている時には、運動量算出の元になる負荷出力
の値として、目標負荷値Aを採用し、目標負荷値Aを負
荷出力値Bが上回っていない場合には、負荷出力値Bを
運動量算出の元になる負荷出力の値として採用する。
【0014】この結果、図7に示すように、目標負荷値
(たとえばA1,A2,A3,A4)より負荷出力値B
が小さい回転数領域(240Watt時にはクランク回
転数が約40rpm以下、120Watt時にはクラン
ク回転数が約35rpm以下)においては、走行距離や
消費カロリー等の運動量の算出に目標負荷値ではなく、
負荷出力値Bが用いられるために、目標負荷値のみを用
いていた従来のものに比して、精度よく運動量の算出を
行うことができるものである。
【0015】コイル電流Iとして、上記値a,bのいず
れにするか、また運動量算出の元となる負荷値として、
目標負荷値Aをとるか実際に生じている負荷トルクであ
る負荷出力値Bをとるかの判断には、図8〜図10に示
すように、前記飽和領域ロと非飽和領域イとの境界の回
転数Ro(図示例ではクランク回転数で40rpm)
を、その時点での回転数Rが上回っているか否かによっ
て行ってもよい。この場合、正確な運動量算出を行える
のはもちろん、回転数の検出のみにて判定することがで
きるために、前記実施例の場合よりも制御が簡単にな
る。
【0016】以上の実施例では、回転ディスク60の回
転数が低い時には渦電流ブレーキ6の負荷トルクが小さ
くなってしまうことを前提とし、運動量の算出にあた
り、この点を補正することができるようにしているが、
次のようにすることで回転数が低い時にも渦電流ブレー
キ6の負荷トルクが小さくならないようにして、上記補
正を行わなくとも正確な運動量を算出できるようにする
こともできる。
【0017】すなわち、図11に示すように、渦電流ブ
レーキ6として、回転ディスク60の周囲にほぼ等間隔
に複数個の励磁コイル61を配設し、制御回路80が電
力制御回路87を通じてこれら励磁コイル61に流すコ
イル電流Iを制御するにあたり、励磁させる励磁コイル
61を順次切り換えることで、励磁コイル61によって
生じる磁界を回転ディスク60の軸回りに回転させるこ
とができるようにしておく。また、磁界を回転させるに
あたり、制御回路80が回転ディスク60の回転数を制
御回路80が回転センサー85及び回転検出回路86を
通じて取り込み、この回転数を参照しながら、励磁させ
る励磁コイル61の順番と切換の速さとによって、磁界
の回転方向及び回転数を制御できるようにしておく。
【0018】磁界の回転方向及び回転数をどのようにす
るかについては、いろいろ考えられるが、図13は、回
転ディスク60の回転方向と逆方向に、回転ディスク6
0の回転数とほぼ同じ回転数で磁界を回転させた場合を
示している。回転ディスク60が時計回りに320rp
mで回転している時、磁界を反時計回りに320rpm
で回転するために、回転ディスク60と磁界との間の相
対回転数は回転ディスク60の回転数の倍の640rp
m(クランク回転数で40rpm)となるわけである。
この場合、負荷トルクがほぼ一定となる飽和域ロの範囲
が小さくなってしまうが、飽和域ロが回転数の低い側に
シフトするために、低回転数域でも所定の負荷トルクを
確保することができる。
【0019】磁界の回転数を例えば320rpmで固定
とし、回転ディスク60の回転方向と逆方向に磁界を回
転させたならば、回転ディスク60と磁界との間の相対
回転数は、回転ディスク60の回転数に320rpmを
上乗せしたものとなるために、図14に示すように、負
荷トルク曲線が全体として低回転側にシフトしたものと
なり、負荷トルクがほぼ一定となる飽和域ロは、図17
に示す場合に比して、クランク回転数で20rpm低い
ところから始まることになる。
【0020】図15は、回転ディスク60と磁界との間
の相対回転数が一定(ここでは960rpm、クランク
回転数で60rpm)となるように磁界の回転数を制御
した場合を示している。回転ディスク60の回転数が3
20rpmである時には、磁界を逆方向に640rpm
で回転させ、回転ディスク60の回転数が1280rp
mである時には磁界を同方向に320rpmで回転させ
るわけであり、この場合、回転ディスク60の全回転数
領域において、飽和域での一定負荷トルクを得ることが
できる。図17における過飽和領域ハでの負荷トルクの
漸減にも応ずることができるわけであり、また、一定負
荷トルクを得られる飽和域の範囲を広くするには、通
常、負荷回転数や増速比率、負荷サイズ半径、電磁石磁
極寸法等が相互に影響しあうために、設計上の制約が非
常に大きいのであるが、このような制約を少なくするこ
とができるものである。
【0021】なお、以上の例では、負荷トルクの大小を
コイル電流Iの値によって調整しているが、図17にお
けるコイル電流Iが0.8Aである場合の回転ディスク
60の回転数と負荷トルクとの間の相関データをとり、
このデータを元に、コイル電流Iは常に一定とするとと
もに、回転ディスク60と磁界との間の相対回転数Sを
制御することによって、図16に示すように、負荷トル
クの大小を決定することもできる。回転ディスク60の
回転数の全域で相対回転数Sが960rpmとなるよう
に磁界の回転数を制御したり、上記全域で相対回転数S
が320rpmとなるように磁界の回転数を制御するこ
とで、負荷トルクの大小を決定するわけである。
【0022】なお、磁界の回転方向及び回転数の制御の
具体例は、上記した4つの例に限るものではなく、また
いくつかを組み合わせた制御を行ってもよい。また、回
転ディスク60として、ここでは銅製のものを用いた
が、これに限定するものではなく、同じ機能を実現でき
るものであればよい。
【0023】
【発明の効果】以上のように本発明の第1及び第2の特
徴とするところによれば、回転ディスクの回転数と負荷
値とから運動量を算出する算出手段が、実負荷値が目標
負荷値を上回る時には目標負荷値を、上回らない時には
実負荷値を運動量算出のための負荷値として用いたり、
回転ディスクの回転数が所定数より大きい時には目標負
荷値を、小さい時には実負荷値を運動量算出のための負
荷値として用いたりするために、回転数が低くてこの回
転数で生ずる実負荷値が目標負荷値に至らない時には、
目標負荷値ではなく、実負荷値で運動量の計算がなされ
ることになり、このために正確な運動量を算出すること
ができるものである。
【0024】また、回転ディスクの軸回りに励磁コイル
が複数配置された渦電流ブレーキが用いられるととも
に、励磁コイルへの通電順序を制御して励磁コイルによ
る磁界を回転ディスクの軸回りに回転させる制御回路を
備えているものでは、励磁コイルと回転ディスクとの間
の相対回転数が回転ディスクの実回転数にかかわらず、
好ましい回転数とすることができて、負荷トルクも安定
するものであり、従って負荷トルクを元に算出する運動
量が正確なものとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】一実施例における動作を示すフローチャートで
ある。
【図2】運動負荷装置全体を示す断面図である。
【図3】同上の斜視図である。
【図4】同上のコントローラの平面図である。
【図5】同上のブロック回路図である。
【図6】同上の渦電流ブレーキ制御に関するフローチャ
ートである。
【図7】同上による回転数−負荷トルクの特性図であ
る。
【図8】他の実施例における動作を示すフローチャート
である。
【図9】同上における渦電流ブレーキ制御に関するフロ
ーチャートである。
【図10】同上による回転数−負荷トルクの特性図であ
る。
【図11】別の実施例におけるブロック回路図である。
【図12】同上の渦電流ブレーキ制御に関するフローチ
ャートである。
【図13】同上による制御の一例における回転数−負荷
トルクの特性図である。
【図14】同上による制御の他例における回転数−負荷
トルクの特性図である。
【図15】同上による制御の更に他の例における回転数
−負荷トルクの特性図である。
【図16】同上による制御の別の例による回転数−負荷
トルクの特性図である。
【図17】通常の渦電流ブレーキにおける回転数−負荷
トルクの特性図である。
【符号の説明】
6 渦電流ブレーキ 60 回転ディスク 61 励磁コイル 80 制御回路
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成5年9月6日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項1
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項2
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0005
【補正方法】変更
【補正内容】
【0005】
【課題を解決するための手段】しかして本発明は、人力
にて回転駆動される回転ディスクと、この回転ディスク
に対して渦電流によって制動を加える励磁コイルとから
なる渦電流ブレーキを備えて、渦電流ブレーキによって
目標とする負荷を加える運動負荷装置において、回転デ
ィスクの回転数と負荷値とから運動量を算出する算出手
段を備えるとともに、この算出手段は、実負荷最大出力
能力値が目標負荷値を上回る時には目標負荷値を、上回
らない時には実負荷最大出力能力値を運動量算出のため
の負荷値として用いることに第1の特徴を有し、上記算
出手段が、回転ディスクの回転数が所定数より大きい時
には目標負荷値を、小さい時には実負荷最大出力能力値
を運動量算出のための負荷値として用いることに第2の
特徴を有しており、さらに上記渦電流ブレーキが、回転
ディスクの軸回りに励磁コイルが複数配置されたもので
あるとともに、励磁コイルへの通電順序を制御して励磁
コイルによる磁界を回転ディスクの軸回りに回転させる
制御回路を備えていることに他の特徴を有している。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0006
【補正方法】変更
【補正内容】
【0006】
【作用】本発明の第1及び第2の特徴とするところによ
れば、回転数が低くて実負荷最大出力能力値が目標負荷
値に至らない時には、その時の回転数で生じている実負
荷最大出力能力値で運動量の計算がなされるために、正
確な運動量を算出することができるものであり、他
徴とするところによれば、励磁コイルと回転ディスクと
の間の相対回転数が回転ディスクの実回転数にかかわら
ず、好ましい回転数となるために、負荷トルクも安定す
るものであり、従って負荷トルクを基に算出する運動量
が正確なものとなる。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0009
【補正方法】変更
【補正内容】
【0009】サドル30に座った状態でペダル50を踏
む動作を行えば、一方向回転のみがクランク軸5からフ
リーホイールとウォームホイール40とを介してウォー
ム軸41に増速されて伝達され、ウォーム軸41と共に
負荷軸44及び回転ディスク60も回転する。そして回
転ディスク60は励磁コイル61により発生する磁界中
におかれているために渦電流を生じるとともに、渦電流
と磁界とによって電磁的制動を受ける。この制動力は、
ペダル50を踏む動作に対する負荷となるとともに、励
磁コイル61に通電する電流と、回転ディスク60の回
転数とによって変化する。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0010
【補正方法】変更
【補正内容】
【0010】上記コントローラ8は、上記励磁コイル6
1に流すコイル電流の制御や、運動量の算出、図4に示
す上面の操作表示パネルへの各種状態や算出結果等の表
示を行うもので、マイクロコンピュータからなる制御回
路80を主体としており、図5に示すように、操作表示
パネル上のスイッチ類81が接続されているとともに、
表示駆動回路82を介して操作表示パネル上の表示部8
9が接続され、電力制御回路87を介して上記励磁コイ
ル61が接続されているほか、回転ディスク60の回転
数を検出する回転センサー85が回転検出回路86を介
して接続され、使用者の耳に装着されることで使用者の
脈拍を測定してこの測定値を制御回路80に送る脈拍セ
ンサー84及び脈波検出回路88が接続されている。
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0012
【補正方法】変更
【補正内容】
【0012】この時、コントローラ8は、図6に示すよ
うに、回転数とコイル電流とに基づいて算出されるその
時点での実負荷最大出力能力値Bと、設定選択された運
動モードや入力された負荷値等によって定まる上記回転
数での目標負荷値Aとを比較し、目標負荷値Aよりも
負荷最大出力能力値Bが上回っている時には、その回転
数での出力負荷値が目標負荷値Aと一致することになる
負荷トルクを得られるコイル電流値aを算出して、この
コイル電流Iを値aとする電流制御を行い、目標負荷値
Aを実負荷最大出力納涼値Bが上回っていない場合に
は、コイル電流Iとして負荷特有の最大値b(a<b)
を選択する。
【手続補正8】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0013
【補正方法】変更
【補正内容】
【0013】また、並行して行われる運動量の算出にあ
たっても、図1に示すように、実負荷最大出力能力値B
と目標負荷値Aとの比較を行い、目標負荷値Aよりも
負荷最大出力能力値Bが上回っている時には、運動量算
出の元になる負荷出力の値として、目標負荷値Aを採用
し、目標負荷値Aを実負荷最大出力能力値Bが上回って
いない場合には、実負荷最大出力能力値Bを運動量算出
基になる負荷出力の値として採用する。
【手続補正9】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0014
【補正方法】変更
【補正内容】
【0014】この結果、図7に示すように、目標負荷値
(たとえばA1,A2,A3,A4)より実負荷最大出
力能力値Bが小さい回転数領域(240Watt時には
クランク回転数が約40rpm以下、120Watt時
にはクランク回転数が約35rpm以下)においては、
走行距離や消費カロリー等の運動量の算出に目標負荷値
ではなく、実負荷最大出力能力値Bが用いられるため
に、目標負荷値のみを用いていた従来のものに比して、
精度よく運動量の算出を行うことができるものである。
【手続補正10】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0015
【補正方法】変更
【補正内容】
【0015】コイル電流Iとして、上記値a,bのいず
れにするか、また運動量算出のとなる負荷値として、
目標負荷値Aをとるか実際に生じている負荷トルクであ
実負荷最大出力能力値Bをとるかの判断には、図8〜
図10に示すように、前記飽和領域ロと非飽和領域イと
の境界の回転数Ro(図示例ではクランク回転数で
0rpm)を、その時点での回転数Rが上回っているか
否かによって行ってもよい。この場合、正確な運動量算
出を行えるのはもちろん、回転数の検出のみにて判定す
ることができるために、前記実施例の場合よりも制御が
簡単になる。
【手続補正11】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0023
【補正方法】変更
【補正内容】
【0023】
【発明の効果】以上のように本発明の第1及び第2の特
徴とするところによれば、回転ディスクの回転数と負荷
値とから運動量を算出する算出手段が、実負荷最大出力
能力値が目標負荷値を上回る時には目標負荷値を、上回
らない時には実負荷最大出力能力値を運動量算出のため
の負荷値として用いたり、回転ディスクの回転数が所定
数より大きい時には目標負荷値を、小さい時には実負荷
最大出力能力値を運動量算出のための負荷値として用い
たりするために、回転数が低くてこの回転数で生ずる
負荷最大出力能力値が目標負荷値に至らない時には、目
標負荷値ではなく、実負荷最大出力能力値で運動量の計
算がなされることになり、このために正確な運動量を算
出することができるものである。
【手続補正12】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0024
【補正方法】変更
【補正内容】
【0024】また、回転ディスクの軸回りに励磁コイル
が複数配置された渦電流ブレーキが用いられるととも
に、励磁コイルへの通電順序を制御して励磁コイルによ
る磁界を回転ディスクの軸回りに回転させる制御回路を
備えているものでは、励磁コイルと回転ディスクとの間
の相対回転数が回転ディスクの実回転数にかかわらず、
好ましい回転数とすることができて、負荷トルクも安定
するものであり、従って負荷トルクを基に算出する運動
量が正確なものとなる。
【手続補正13】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図1
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【手続補正14】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図2
【補正方法】変更
【補正内容】
【図2】
【手続補正15】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図5
【補正方法】変更
【補正内容】
【図5】
【手続補正16】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図6
【補正方法】変更
【補正内容】
【図6】
【手続補正17】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図12
【補正方法】変更
【補正内容】
【図12】

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 人力にて回転駆動される回転ディスク
    と、この回転ディスクに対して渦電流によって制動を加
    える励磁コイルとからなる渦電流ブレーキを備えて、渦
    電流ブレーキによって目標とする負荷を加える運動負荷
    装置において、回転ディスクの回転数と負荷値とから運
    動量を算出する算出手段を備えるとともに、この算出手
    段は、実負荷値が目標負荷値を上回る時には目標負荷値
    を、上回らない時には実負荷値を運動量算出のための負
    荷値として用いることを特徴とする運動負荷装置。
  2. 【請求項2】 人力にて回転駆動される回転ディスク
    と、この回転ディスクに対して渦電流によって制動を加
    える励磁コイルとからなる渦電流ブレーキを備えて、渦
    電流ブレーキによって目標とする負荷を加える運動負荷
    装置において、回転ディスクの回転数と負荷値とから運
    動量を算出する算出手段を備えるとともに、この算出手
    段は、回転ディスクの回転数が所定数より大きい時には
    目標負荷値を、小さい時には実負荷値を運動量算出のた
    めの負荷値として用いることを特徴とする運動負荷装
    置。
  3. 【請求項3】 人力にて回転駆動される回転ディスク
    と、この回転ディスクに対して渦電流によって制動を加
    える励磁コイルとからなる渦電流ブレーキを備えて、渦
    電流ブレーキによって目標とする負荷を加える運動負荷
    装置において、上記渦電流ブレーキは、回転ディスクの
    軸回りに励磁コイルが複数配置されたものであるととも
    に、励磁コイルへの通電順序を制御して励磁コイルによ
    る磁界を回転ディスクの軸回りに回転させる制御回路を
    備えていることを特徴とする運動負荷装置。
  4. 【請求項4】 制御回路は、回転ディスクの回転方向と
    逆方向に回転ディスクの回転数に比例する速度で磁界を
    回転させるものであることを特徴とする請求項3記載の
    運動負荷装置。
  5. 【請求項5】 制御回路は、回転ディスクの回転方向と
    逆方向に一定速度で磁界を回転させるものであることを
    特徴とする請求項3記載の運動負荷装置。
  6. 【請求項6】 制御回路は、回転ディスクの回転数に応
    じて回転ディスクと磁界との間の相対回転数が所定値と
    なる回転数で磁界を回転させるものであることを特徴と
    する請求項3記載の運動負荷装置。
  7. 【請求項7】 制御回路は、負荷トルクの変更を相対回
    転数の変更で行うものであることを特徴とする請求項6
    記載の運動負荷装置。
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