JPH0739583Y2 - 野菜の乱切装置 - Google Patents

野菜の乱切装置

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JPH0739583Y2
JPH0739583Y2 JP7123990U JP7123990U JPH0739583Y2 JP H0739583 Y2 JPH0739583 Y2 JP H0739583Y2 JP 7123990 U JP7123990 U JP 7123990U JP 7123990 U JP7123990 U JP 7123990U JP H0739583 Y2 JPH0739583 Y2 JP H0739583Y2
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JP
Japan
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conveyor
vegetables
transfer mechanism
cutting
guide belt
Prior art date
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Application number
JP7123990U
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JPH0429392U (ja
Inventor
芳則 大竹
Original Assignee
大竹 芳朗
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は学校,工場若しくは病院等における給食,そ
の他外食産業等の飲食関係において野菜を大量に乱切処
理するための乱切装置に関するものである。
〔従来の技術〕
前記各種の給食や外食関係に使用する目的で,人参,大
根,牛蒡,胡瓜,芋類などの野菜を2〜4cm角程度の大
きさに大量に乱切処理する作業は不可欠なものである
が,かゝる乱切りは包丁を使って人手によって行う以外
に適当な手段がなく,大量の乱切処理のためには調理に
携わる人やその他の作業者など多数の人員を動員して行
うことを常としているものであった。
〔考案が解決しようとする課題〕
かゝる人手に頼るのみの乱切り手段は,作業者にとって
著しい疲労を招くのみならず,乱切りに時間がかゝり,
また,人によって乱切りの大きさがまちまちとなるなど
の問題を有するほか,この乱切作業のために人手を他の
調理に割くことができないため,これに要する人件費も
無視することができないなどの多くの問題を抱えている
ものであった。
この考案はかゝる実情に鑑み,大量の野菜類を短時間に
所定サイズに乱切りすることができる乱切装置の開発に
ついて鋭意検討を重ねた結果,この考案の野菜の乱切装
置を完成するに至ったものである。
〔課題を解決するための手段〕
すなわち,この考案の野菜の乱切装置は,水平方向に可
動なコンベアと,該コンベアの一側上縁にベルトの幅方
向を垂直として前記コンベアと同期的に回動する無端状
の固定ガイドベルトと,同じく他側上縁にベルトの幅方
向を垂直として前記コンベアと同期的に回動し,かつ終
端部が前記固定ガイドベルトの終端部に対して接近乃至
離反自在となるよう構成した無端状の可動ガイドベルト
とからなる野菜の移送機構と,前記移送機構の終端近傍
に配置されてコンベアの進行方向に対して所定の角度で
回転して移送された野菜を垂直に切断するための一対の
回転刃を備えた切断機構とからなり,前記回転刃は互い
に交叉状に回転して前記野菜を交互に切断するよう構成
したことを特徴とするものである。
〔作用〕
この考案の野菜の乱切装置は,水平方向に可動なコンベ
アと,その両側上端に配設されて前記コンベアと同期的
に回動する無端状の固定及び可動のガイドベルトの三者
で構成された野菜の移送機構によって,乱切処理すべき
野菜を挟持しつゝ切断機構に向けて移送し,当該切断機
構に設けた一対の回転刃の回転によって所定の大きさに
乱切りするものである。
前記の移送機構は,コンベア上に載置した未処理の野菜
をこのコンベアと,その両側の固定及び可動の両ガイド
ベルトで挟持して移送機構の終端部で野菜を固定した状
態で前記の切断機構に供給するように構成しているの
で,切断機構において実質的に垂直に振りおろされる回
転刃によって野菜がずれて切り損じることがなく確実に
切断することができる。
また,この移送機構は可動ガイドベルトが固定ガイドベ
ルトに対して接近乃至離反可能に構成しているため,移
送量の多寡に対応して該可動ガイドベルトが固定ガイド
ベルトに対して自在に接離して野菜を確実に挟持し,処
理量に的確に対処することができる。
一方,切断機構は互いに交叉状で回転する一対の回転刃
によって,前記移送機構から送られてきた未処理の野菜
を所定の角度で垂直に交互に切断して,調理に適した乱
切状の野菜を量産して得ることができる。
〔実施例〕
以下,この発明の実施例を添付の図面を引用して具体的
に説明する。
図において,野菜の乱切装置1は,水平に一方方向に回
動するコンベア2と,このコンベア2の一側上縁に配置
した固定ガイドベルト3と,同じくコンベア2の他側上
縁に配置した可動ガイドベルト4とで構成される野菜の
移送機構Aと,該移送機構Aの移送の進行方向終端部に
配置した切断機構Bとからなるものである。
前記移送機構Aにおけるコンベア2はステンレススチー
ルの薄板やステンレススチールの板子(slat)の多数を
使用して無端帯を形成した同一幅の水平なコンベアから
なるもので,前後一対のリターンローラー2a,2bに支持
されて矢視の方向に回転し,載置物を移動させることが
できるものである。
固定ガイドベルト3は,3個のキャリーローラー3a,3b及
び3cによって三角型の無端帯を構成したもので,キャリ
ーローラー3a,3bの間のベルトが前記コンベア2の上面
の一側にそのコンベアの幅方向を垂直にして配置されて
いるもので,矢視のとおりコンベア2に対して同速度で
同じ方向に回動するものである。
可動ガイドベルト4は,同じく3個のキャリーローラー
4a,4b及び4cで三角型の無端帯を構成し,原則としてコ
ンベア2の上面の他側上端に沿ってベルトの幅方向を垂
直にして配置されているものであるが,キャリーローラ
ー4bを中心として他の2個のキャリーローラー4a,4cを
移動可能として,キャリーローラー4aが,前記固定ガイ
ドベルト3のキャリーローラー3aに対して接近乃至離反
することができるように構成され,矢視のとおりコンベ
ア2に対して同速度で同方向に回動するものである。
この可動ガイドベルト4の接離の機構は,該可動ガイド
ベルト4の終端のキャリーローラー4aを固定ガイドベル
ト3のキャリーローラー3aにスプリング5で連結して,
このスプリング5の付勢力によって可動ガイドベルト4
を常時固定ガイドベルト3側に引寄せ,また,このスプ
リング5の付勢力に抗して間隔を拡げることができ,こ
れによって処理すべき野菜の材料に合わせて確実な保持
が可能である。
一方,切断機構Bは,モーター7aによって回転する回転
刃6aと,モーター7bで回転する回転刃6bとを前記の移送
機構Aのコンベア2と固定及び可動のガイドベルト3,4
の進行方向終端部近傍に交叉状に配置し,これら回転刃
6a,6bは,当該移送機構Aの進行方向に対して適当な角
度を保持すると共に,その回転をずらせることによって
交叉部において互いに接触しないように調整して交互に
野菜を切断することができるように構成されているもの
である。
しかして,前記の移送機構Aにおける前記コンベア2の
終端部と,切断機構Bの交叉する回転刃6a,6bとによっ
て形成される三角型の間隙部には,当該間隙部にほゞ合
致した三角型の支持台8を設け,該支持台8に交叉部分
の外側には,三角型のガイド部材9と,両回転刃6a,6b
の交叉部分の両側にはそれぞれ所定の角度で屈曲したア
ングル状のガイド部材10a,10bを設けているものであ
る。
このような移送機構Aと切断機構Bとからなる乱切装置
1の使用方法について述べると,まず,移送機構Aの各
コンベア2と,固定及び可動のガイドベルト3及び4に
それぞれ同方向で所定の回動を与え,切断機構Bのモー
ター7a,7bを起動して回転刃6a,6bを回転させ,ついで,
コンベア2の後端部に乱切りを目的とする未処理の野菜
Vを載置するものである。
これによって,野菜Vは最初に回動するコンベア2のみ
によって図の左方の切断機構B側に向けて移送され,該
コンベア2の終端近くにおいて当該コンベア2と,その
両側に配置されてコンベア2と同速で回動する固定ガイ
ドベルト3及び可動ガイドベルト4との三者で挟持され
つゝ実質的な固定状態で切断機構Bに向けて移送され
る。
しかして,野菜Vはこれらのコンベア2とガイドベルト
3,4の終端に配置した支持台8上を進み,回転によって
垂直に振りおろされて切断する回転刃6a,6bで交互に乱
切処理されて乱切物として得ることができる。
この場合,前記回転刃6a,6bは,コンベア2の進行方向
に対して所定の角度を保って交叉状に回転し,この回転
で野菜を垂直に切断するように構成されているため,上
面から見て調理野菜としての理想的な形態である山形状
乃至梯形状の乱切物となる。
この装置の乱切処理量は,前記移送機構Aにおけるコン
ベア2及びガイドベルト3,4の回動速度,換言すれば野
菜の移送速度と,切断機構Bにおける回転刃6a,6bの回
転速度,換言すれば回転刃6a,6bの回転数によって事実
上決定されるが,これ以外にも固定ガイドベルト3に対
して可動ガイドベルト4が接離可能に設定されているた
め,かゝる固定,可動両ガイドベルト3,4の間隔によっ
ても処理すべき野菜の受入量を調整することができる。
また,乱切のサイズの調整は,切断機構Bにおける回転
刃6a,6bの回転速度,すなわち回転刃の回転数を調整す
ることによって自在に決定されるものである。
〔考案の効果〕
野菜の移送機構と,移送した野菜の乱切するための切断
機構とからなるこの考案の乱切装置は,コンベアと,該
コンベアの両側に配設した固定ガイドベルト及び可動ガ
イドベルトとによる移送機構で未処理の野菜の所定量を
確実に保持しつゝ切断機構に移送し,該切断機構を構成
している一対の回転刃が前記コンベアの進行方向に対し
て所定の角度を維持して交互に垂直回転して切断するた
め,調理に最適な乱切物をきわめて容易に得ることがで
きる。
また,この乱切装置は,前記移送機構におけるコンベア
とその両側の固定−可動の両ガイドベルトの速度と,固
定−可動の両ガイドベルトの終端部の間隔とによって,
処理すべき野菜の受入量を確保して的確に切断機構に供
給し,切断機構においては,サイズの揃った乱切物を短
時間に多量に得ることができるもので,これらによって
従来に人手による乱切手段とは比較できない多量の野菜
を確実に乱切処理することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は,この考案の野菜の乱切装置の一例を示す斜視
図,第2図は同じく平面略示図である。 1……乱切装置、2……コンベア 3……固定ガイドベルト 4……可動ガイドベルト 6a,6b……回転刃 7a,7b……モーター 8……支持台 A……移送機構、B……切断機構

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】水平方向に可動なコンベアと,該コンベア
    の一側上縁にベルトの幅方向を垂直として前記コンベア
    と同期的に回動する無端状の固定ガイドベルトと,同じ
    く他側上縁にベルトの幅方向を垂直として前記コンベア
    と同期的に回動し,かつ終端部が前記固定ガイドベルト
    の終端部に対して接近乃至離反自在となるよう構成した
    無端状の可動ガイドベルトとからなる野菜の移送機構
    と,前記移送機構の終端近傍に配置されてコンベアの進
    行方向に対して所定の角度で回転して移送された野菜を
    垂直に切断するための一対の回転刃を備えた切断機構と
    からなり,前記回転刃は互いに交叉状に回転して前記野
    菜を交互に切断するよう構成したことを特徴とする野菜
    の乱切装置。
  2. 【請求項2】前記切断機構には,移送機構におけるコン
    ベアの終端部と回転刃の通過部分との間に,移送機構で
    移送された野菜を支持する支持台を付属させたことを特
    徴とする請求項1に記載の野菜の乱切装置。
JP7123990U 1990-07-04 1990-07-04 野菜の乱切装置 Expired - Lifetime JPH0739583Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP7123990U JPH0739583Y2 (ja) 1990-07-04 1990-07-04 野菜の乱切装置

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7123990U JPH0739583Y2 (ja) 1990-07-04 1990-07-04 野菜の乱切装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0429392U JPH0429392U (ja) 1992-03-09
JPH0739583Y2 true JPH0739583Y2 (ja) 1995-09-13

Family

ID=31608093

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7123990U Expired - Lifetime JPH0739583Y2 (ja) 1990-07-04 1990-07-04 野菜の乱切装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0742632Y2 (ja) * 1992-04-24 1995-10-04 株式会社トミイチ 根菜類の乱切り装置

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Publication number Publication date
JPH0429392U (ja) 1992-03-09

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