JPH0739526U - 両 天 - Google Patents

両 天

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JPH0739526U
JPH0739526U JP074385U JP7438593U JPH0739526U JP H0739526 U JPH0739526 U JP H0739526U JP 074385 U JP074385 U JP 074385U JP 7438593 U JP7438593 U JP 7438593U JP H0739526 U JPH0739526 U JP H0739526U
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JP
Japan
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magnet
attached
ceilings
lower wall
square tube
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Pending
Application number
JP074385U
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English (en)
Inventor
秀晴 春日井
Original Assignee
有限会社春日井製作所
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 下がりを容易に取付け及び取外すことがで
き、しかも見栄えの良い下がりの取付状態を実現するこ
とができる両天を提供する。 【構成】 笄2の端部2aに嵌め込み可能な管体20の
下壁部21に、磁石30を設け、この管体20の下壁部
21に取り付けられる下がり50の上端部に、磁石30
に磁着可能な取付部53を設けた構成としている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、笄(こうがい)の両端部に取り付けられる両天に関し、特に下がり の取付構造に特徴を有する両天に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の両天としては、図4に示すようなものがあった。 図において、符号100が笄110の両端部111に取り付けられる両天であ り、角管101と主飾り102と副飾りとしての下がり103とで構成されてい る。 角管101は、笄110の両端部111に嵌め込むための管体であり、この角 管101の上面には主飾り102が溶接等によって固着されている。 そして、下がり103はその上端に取付部104を有しており、この取付部1 04が角管101の下面に溶接等によって固着されている。 このような構成により、笄110が花嫁の島田に取り付けられた後、一対の両 天100が角管101を介して笄110の両端部111に嵌められ、花嫁の頭が 美しく飾られる。
【0003】 しかし、この両天100では、下がり103が溶接等によって角管101に固 着され、取外しができないようになっているので、次のような問題があった。 一般に、結婚式の披露宴においては、打掛けをした花嫁の披露が行われた後、 花嫁のお色直しが行われる。 この打掛けをした花嫁の披露及びお色直しの際に一対の両天100が嵌められ た笄110が花嫁の頭に取り付けられるが、打掛けの際には下がり103を付け ず、お色直しの際に下がり103を付けるのが慣例となっている。 このため、花嫁は下がりが付いていない両天と下がり103が付いた上記両天 100とを用意して、打掛けの際には下がりが付いていない両天を使用し、お色 直しの際には下がり103が付いた両天100を使用していた。 したがって、花嫁としては、結婚式の披露宴のために、下がりのない両天と下 がり103のある両天100とを2組購入しなければならず、経済的負担が大き かった。
【0004】 そこで、このような事情を考慮して、図5に示すような両天が考案されている 。 この両天200は、主飾り202が固着された角管201に対して、下がり2 03を取外しできる構造になっており、打掛けの際とお色直しの際とに一つの両 天200で兼用できるようになっている。 具体的には、角管201の下面に輪環204が固着されており、この輪環20 4に引輪205を介して下がり203が取り付けられている。 すなわち、打掛けの際には、図の矢印で示すように、突起206を用いて引輪 205を引っ込めることによって、下がり203を輪環204から取外すことが でき、お色直しの際には引輪205を輪環204にはめることによって、取外し た下がり203を輪環204に取り付けることができるようになっている。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、図5に示した従来の両天200では、図4に示した両天100 に比べて非常に見栄えが悪くなる。 すなわち、構造上大型になりがちでしかも突起206が露出した引輪205を 用いているので、お色直しの際にこの引輪205が目立ってしまい、見栄えが悪 い。また、引輪205は、装飾とかけ離れた機械的な外観をしており、見るもの に異物感を与えてしまう。さらに、下がり203を取付け及び取外す際に、小さ な突起206を摘んで引輪205を引っ込めなければならないので、下がり20 3の取付及び取外し操作が煩雑であった。
【0006】 本考案は上記従来の課題を解決するためになされたもので、下がりを容易に取 付け及び取外すことができ、しかも見栄えの良い下がりの取付状態を実現するこ とができる両天を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本考案は、 笄の端部に嵌め込み可能な管体と、この管体の下壁部に取り付けられる下がり とを備える両天において、 上記管体の下壁部又は上記下がりの上端部のいずれかに磁石を設け、 上記下がりの上端部又は上記管体の下壁部のいずれかに上記磁石に磁着可能な 取付部を設けた構成としている。
【0008】
【作用】
上記構成の両天によれば、磁石と取付部とを磁着させることによって、下がり を管体の下壁部に取り付けることができ、また、下がりを磁石の磁力に抗して引 っ張ることにより、下がりを管体の下壁部から取外すことができる。
【0009】
【実施例】
以下、本考案の実施例について図面を参照して説明する。 図1は、本考案の一実施例に係る両天を示す斜視図であり、図2はこの両天の 断面図である。 本実施例の両天1は、主飾り10を有する管体としての角管20に、下がり5 0を取外し自在に取り付けることができる構成となっている。
【0010】 角管20は、図2にも示すように、断面矩形状をした両端開口の管体であり、 真鍮で形成されている。 このような角管20の上壁部22の上面には、主飾り10の基部11が溶接に て固定されており、また、下壁部21には、磁石30と弾性部材としての板バネ 40とが固着されている。
【0011】 磁石30は、下がり50を磁着させるためのもので、下壁部21に穿設された 取付孔24内に嵌め込み固定されている。 具体的には、円形状の磁石30が、その下面31を下壁部21の下面21bと 面一にさせた状態で取付孔24内に嵌め込まれ、溶接にて下壁部21に固着され ている。また、磁石30の上部が角管20内に突出しているが、この突出高さは 、後述する板バネ40の厚さとほぼ等しく設定されている。
【0012】 また、板バネ40は真鍮等の弾性材を折り曲げて形成したもので、その基部4 1は下壁部21の上面21aであって開口20aの近傍位置に溶接固着されてい る。この板バネ40は基部41側から先端部側に向かって上昇しており、その先 端部と上壁部22の下面22aとの間隔は、笄2の端部2aの厚さ(図2の上下 方向の厚さ)よりも小さめに設定されている。
【0013】 一方、下がり50は、その上端部にステンレス又は鉄等の磁性体で形成された 円盤状の小さな取付部53を有している。 具体的には、下がり50の上面に輪環51が固着され、取付部53の下面に輪 環52が固着されている。そして、これらの輪環51,52が互に遊動可能に嵌 め合わされて、下がり50が輪環52の下側で揺動できるようになっている。 下がり50がこうような構造になっていることにより、下がり50の上端部を 持って矢印方向に持上げ、取付部53を磁石30の下面31に当接すれば、取付 部53が磁石30の磁力によって下面31に磁着され、下がり50が角管20に 揺動自在に取り付けられる。また、下がり50を磁石30の磁力に抗して矢印方 向と逆方向に引っ張れば、下がり50が角管20から外れる。
【0014】 次に、本実施例の両天1の使用例について説明する。 図3は、両天1を笄2に取り付けた状態を示す断面図である。 まず、花嫁の島田に取り付けられた笄2の端部2aに、下がり50を外した状 態の両天1を取り付ける。 すなわち、図2に示すように、角管20の開口20aを矢印方向に移動させて 、笄2の端部2aを開口20aから角管20内に嵌め込んでいく。
【0015】 すると、端部2aが、板バネ40の弾性力に抗して、板バネ40を上面21a 側に押し下げながら角管20内を進入し、磁石30側に向かう。 このとき、磁石30の突出高さが板バネ40の厚さとほぼ等しく設定されてい るので、端部2aは磁石30の上部に突き当たることなく、磁石30の上を通過 して、開口20bから抜け出る。
【0016】 図3に示すように、笄2の端部2aが角管20から所望の長さだけ突出した状 態で、両天1の嵌め込み移動を停止すれば、笄2が板バネ40と上壁部22とに よって上下から弾性的に挟まれ、両天1が笄2の所望位置に取り付いた状態とな る。 このように、板バネ40の弾性力によって両天1を笄2に保持するので、両天 1を笄2の所望の位置に位置決めすることができると共に、笄2からの脱落を防 止することができる。
【0017】 同様にして、笄2の反対側(図2の左側)の端部2aにも、両天1を取り付け る。 このように、下がり50を外した両天1と笄2の両端部2aに取り付けた状態 で、打掛けをした花嫁の披露を行った後、お色直しを行う。
【0018】 お色直しの際には、下がり50の上端部を持って矢印方向に持上げ、取付部5 3を磁石30の下面31に当接すれば、取付部53が磁石30の磁力によって下 面31に磁着され、下がり50が容易に角管20に取り付く。 これにより、お色直しの際には花嫁の動きに従って下がり50が両天1の下側 で揺動し、美しく観察される。 また、この際、取付部53が小さい円盤体であるので、図3に示すように、外 部からはほとんど認識されず、見栄えの良い下がり50の取付状態が実現される 。 そして、下がり50が不要になった場合には、下がり50を磁石30の磁力に 抗して矢印方向と逆方向に引っ張ることにより、下がり50を容易に両天1から 取外すことができる。
【0019】 以上のように、本実施例の両天1によれば、1つの両天1で打掛けとお色直し に対応することができるので、経済的負担を著しく軽減することができる。 また、下がり50の取付け及び取外し操作を容易に行うことができ、しかも、 見栄えの良い下がり50の取付け状態を実現することができる。
【0020】 なお、本考案は上記実施例に限定されるものではなく、本考案の要旨の範囲に おいて種々の変形が可能である。 例えば、本実施例では管体として断面矩形状の角管20を用いたが、これに限 らず、笄の断面形状に対応させて管体の断面形状を設定することができる。 また、磁石30の上部を角管20内部に突出させたが、磁石30の上面が下壁 部21の上面21aと面一になるようにしても良い。 さらに、弾性部材として板バネ40を用いたが、これに限るものではなく、例 えば所定厚さのゴム等の弾性材を下壁部21の上面21a上に貼り付けても良い ことは勿論である。 また、本実施例では、磁石30を角管20側に設けたが、下がり50側に設け ても良い。すなわち、取付部53に代えて円盤状の小さな磁石を用いる。そして 、角管20をステンレスや鉄等の磁性体で形成し、または、磁性体で形成した取 付部材を下壁部21に固着する。
【0021】
【考案の効果】
以上のように本考案の両天によれば、磁石と取付部とを磁着させ、また磁石の 磁力に抗して引っ張るだけで、下がりを管体に取付け及び取外すことができるの で、下がりの取付及び取外し操作を容易に行うことができるという優れた効果が ある。 さらに、大型でかつ突起が露出ししかも機械的な外観をした引輪を要しないの で、見栄えの良い下がりの取付状態を実現することができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例に係る両天を示す斜視図であ
る。
【図2】本実施例の両天の断面図である。
【図3】両天を笄に取り付けた状態を示す断面図であ
る。
【図4】従来例の両天を示す断面図である。
【図5】他の従来例の両天を示す断面図である。
【符号の説明】
1 両天 2 笄 2a 端部 20 角管 21 下壁部 30 磁石 50 下がり 53 取付部 22 上壁部 40 板バネ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 笄の端部に嵌め込み可能な管体と、この
    管体の下壁部に取り付けられる下がりとを備える両天に
    おいて、 上記管体の下壁部又は上記下がりの上端部のいずれかに
    磁石を設け、 上記下がりの上端部又は上記管体の下壁部のいずれかに
    上記磁石に磁着可能な取付部を設けたことを特徴とする
    両天。
JP074385U 1993-12-28 1993-12-28 両 天 Pending JPH0739526U (ja)

Priority Applications (1)

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JP074385U JPH0739526U (ja) 1993-12-28 1993-12-28 両 天

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JP074385U JPH0739526U (ja) 1993-12-28 1993-12-28 両 天

Publications (1)

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JPH0739526U true JPH0739526U (ja) 1995-07-18

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ID=13545658

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JP074385U Pending JPH0739526U (ja) 1993-12-28 1993-12-28 両 天

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5346000B2 (ja) * 1974-04-22 1978-12-11
JPS6156683B2 (ja) * 1978-01-16 1986-12-03 Jii Ando Daburyu Erekutoritsuku Supeshiarutei Co

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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