JPH0739458A - 個食の連続的な加熱調理装置における鍋の循環搬送装置 - Google Patents
個食の連続的な加熱調理装置における鍋の循環搬送装置Info
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- JPH0739458A JPH0739458A JP18883093A JP18883093A JPH0739458A JP H0739458 A JPH0739458 A JP H0739458A JP 18883093 A JP18883093 A JP 18883093A JP 18883093 A JP18883093 A JP 18883093A JP H0739458 A JPH0739458 A JP H0739458A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 一食分宛に個分けされたままの被調理材料を
各別の鍋に入れて連続的に加熱調理するための多数の鍋
の搬送装置を提供する。 【構成】 横一列に整列された鍋1を支持する鍋支持枠
2と、この鍋支持枠2を支承する一対の台車4R・4L
とでもって鍋搬送ユニット5を構成し、多数の鍋搬送ユ
ニット5を、上側の往搬送経路6、前側の降下搬送経路
7、下側の復搬送経路8及び後側の上昇搬送経路9から
なる一連の循環搬送経路に沿って搬送するようにし、上
側の往搬送経路6及び下側の搬送経路8では、鍋搬送ユ
ニット5を接踵せしめて歩進的に移動させ、前後の昇降
搬送経路7・8では、エレベータ41・42でもって鍋
搬送ユニット5を昇降させるようにすると共に、鍋支持
枠2を台車4R・4Lに対して相対的に回転させること
で、鍋1の姿勢を変更できるようにした。
各別の鍋に入れて連続的に加熱調理するための多数の鍋
の搬送装置を提供する。 【構成】 横一列に整列された鍋1を支持する鍋支持枠
2と、この鍋支持枠2を支承する一対の台車4R・4L
とでもって鍋搬送ユニット5を構成し、多数の鍋搬送ユ
ニット5を、上側の往搬送経路6、前側の降下搬送経路
7、下側の復搬送経路8及び後側の上昇搬送経路9から
なる一連の循環搬送経路に沿って搬送するようにし、上
側の往搬送経路6及び下側の搬送経路8では、鍋搬送ユ
ニット5を接踵せしめて歩進的に移動させ、前後の昇降
搬送経路7・8では、エレベータ41・42でもって鍋
搬送ユニット5を昇降させるようにすると共に、鍋支持
枠2を台車4R・4Lに対して相対的に回転させること
で、鍋1の姿勢を変更できるようにした。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、焼きそば、炒飯、野
菜炒めといったような要加熱調理食品を一食分宛分離さ
せた状態のまま多数の鍋に入れて、それらを個別に且つ
連続的に加熱調理することができる、個食材料の連続的
な加熱調理装置における鍋の循環搬送装置に関するもの
である。
菜炒めといったような要加熱調理食品を一食分宛分離さ
せた状態のまま多数の鍋に入れて、それらを個別に且つ
連続的に加熱調理することができる、個食材料の連続的
な加熱調理装置における鍋の循環搬送装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】近年、インスタント食品として、例え
ば、焼きそば等を予め製造してそれをパック詰めしたも
のが、スーパー又はコンビニエンスストア等で販売され
ている。ところが、現在では、このような焼きそばの原
材料であるそば麺は、それらがすべて、その製造工程に
おいて一食分宛に小分けされた上、機械的に茹加工さ
れ、そのままの分量で一旦玉取りされたものであるにも
拘らず、従来方法では、折角一食分宛に個分けして玉取
りされているそば玉を、そのまま一食分宛加熱調理する
ことなく、多数玉を大きな鍋に入れて一緒にしてしま
い、それを定置式の大きな鍋の中で一緒に炒め加工して
いた。
ば、焼きそば等を予め製造してそれをパック詰めしたも
のが、スーパー又はコンビニエンスストア等で販売され
ている。ところが、現在では、このような焼きそばの原
材料であるそば麺は、それらがすべて、その製造工程に
おいて一食分宛に小分けされた上、機械的に茹加工さ
れ、そのままの分量で一旦玉取りされたものであるにも
拘らず、従来方法では、折角一食分宛に個分けして玉取
りされているそば玉を、そのまま一食分宛加熱調理する
ことなく、多数玉を大きな鍋に入れて一緒にしてしま
い、それを定置式の大きな鍋の中で一緒に炒め加工して
いた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】したがって、この従来
方法では、上記のようにして一旦集合調理したものを再
び一食分宛の分量に小分けしなければ、それを一食分宛
の個食としてパックすることができないため、非常に非
能率であり量産に適さないといった問題があった。
方法では、上記のようにして一旦集合調理したものを再
び一食分宛の分量に小分けしなければ、それを一食分宛
の個食としてパックすることができないため、非常に非
能率であり量産に適さないといった問題があった。
【0004】そこで本発明者は、多数の鍋を所定の循環
搬送経路に沿って所定の速度で搬送すると共に、所定の
搬送位置で上記鍋に被調理材料を一食分宛投入し、所定
の搬送行程において、鍋の中に投入された被調理材料を
該搬送行程に配設されている加熱装置でもって加熱する
ならば、一食分宛の被調理材料をそのままの分量毎に別
々に加熱調理することができ、加熱調理されたものを所
定の搬送位置においてそのまま各鍋から取り出すなら
ば、個食材料をそのままの分量で別々に加熱調理するこ
とができることに気づき、いくつかの個食材料の連続的
な加熱調理装置を開発した。
搬送経路に沿って所定の速度で搬送すると共に、所定の
搬送位置で上記鍋に被調理材料を一食分宛投入し、所定
の搬送行程において、鍋の中に投入された被調理材料を
該搬送行程に配設されている加熱装置でもって加熱する
ならば、一食分宛の被調理材料をそのままの分量毎に別
々に加熱調理することができ、加熱調理されたものを所
定の搬送位置においてそのまま各鍋から取り出すなら
ば、個食材料をそのままの分量で別々に加熱調理するこ
とができることに気づき、いくつかの個食材料の連続的
な加熱調理装置を開発した。
【0005】ところが、上記したような装置を作る場合
における最大の課題は、多数の鍋をどのような搬送装置
でもって搬送すれば、それを上記搬送経路において円滑
に且つ効率よく循環させることができるかということで
あった。
における最大の課題は、多数の鍋をどのような搬送装置
でもって搬送すれば、それを上記搬送経路において円滑
に且つ効率よく循環させることができるかということで
あった。
【0006】すなわち、本発明者が最初に思いついた調
理鍋の循環搬送装置は、多数対のスプロケットホイール
に一対のチエンを懸け回し、この一対の無端チエンの長
さ方向における適宜間隔おきの位置に配して鍋の支持枠
を架け渡し、該チエンに固定された鍋支持枠を無端チエ
ンの走行経路に沿って循環させるようにすることであっ
た。
理鍋の循環搬送装置は、多数対のスプロケットホイール
に一対のチエンを懸け回し、この一対の無端チエンの長
さ方向における適宜間隔おきの位置に配して鍋の支持枠
を架け渡し、該チエンに固定された鍋支持枠を無端チエ
ンの走行経路に沿って循環させるようにすることであっ
た。
【0007】ところが、このような構成の鍋の循環搬送
装置では、先ず第一に、搬送途中で鍋の姿勢を変更させ
ることが困難であるといった問題があり、第2には、上
記チエンには、鍋支持枠の存在によってチエンの回動が
障害されないだけの間隔を与えて、鍋支持枠がチエンに
取り付けられていなければならないので、すなわち前後
の鍋支持枠間にはどうしても若干の隙間が生じているこ
とになるので、加熱ゾーンで鍋支持枠を所定の速度でも
って連続的に移動させたのでは、熱効率が非常によくな
い、といった問題のあることに気づいた。
装置では、先ず第一に、搬送途中で鍋の姿勢を変更させ
ることが困難であるといった問題があり、第2には、上
記チエンには、鍋支持枠の存在によってチエンの回動が
障害されないだけの間隔を与えて、鍋支持枠がチエンに
取り付けられていなければならないので、すなわち前後
の鍋支持枠間にはどうしても若干の隙間が生じているこ
とになるので、加熱ゾーンで鍋支持枠を所定の速度でも
って連続的に移動させたのでは、熱効率が非常によくな
い、といった問題のあることに気づいた。
【0008】そこでこの発明は、上記したような問題が
ない、個食材料の連続的な加熱調理装置用の鍋の搬送装
置として極めて好適する、鍋の循環搬送装置を提供しよ
うとするものである。
ない、個食材料の連続的な加熱調理装置用の鍋の搬送装
置として極めて好適する、鍋の循環搬送装置を提供しよ
うとするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
にこの発明がとった技術的手段は、次の通りである。
にこの発明がとった技術的手段は、次の通りである。
【0010】すなわち、この発明に係る鍋の循環搬送装
置は、多数の鍋を所定の循環搬送経路に沿って搬送し、
所定の搬送位置で上記鍋に投入された被調理材料を所定
の搬送行程において加熱調理した上所定の搬送位置で鍋
から取り出すようになっている、個食の連続的な加熱調
理装置における、鍋の循環搬送装置であって、 a.横一列に整列された複数の鍋を支持してる鍋支持枠
と、上記鍋の列に平行な同一軸線上の支軸を介してこの
鍋支持枠の両側端部に相対的に回転自在に取り付けられ
た一対の台車(定義:この明細書において「台車」と
は、搬送経路を構成している物体に転接又は摺接して移
動する物体「接動ブロック」のことを意味するものとす
る。)とでもって、複数の鍋を一グループとして搬送す
るための鍋搬送ユニットが構成されており、 b.多数の鍋搬送ユニットを循環移動させるための搬送
経路が、上側の往搬送経路、前側の降下搬送経路、下側
の復搬送経路、及び後側の上昇搬送経路の順に配列され
た、側面視が矩形状の一連の循環搬送経路でもって構成
されていて、 c.上記上側の往搬送経路には、前記鍋搬送ユニットの
両側の台車部位を接触せしめて該鍋搬送ユニットを横架
することができる位置に配して、一対の平行な上部レー
ル(定義:この明細書において「レール」とは、定位置
で上記台車に摺接又は転接して該台車を支承している
「案内路」のことを意味するものとする。)が機枠上に
敷設されており、上記下側の復搬送経路には、上記一対
の上部レールの直下位置に配して、鍋搬送ユニットの搬
送方向における上流側の部分には一対の下部レールが機
枠上に架設され、残りの下流側の部分には該下部レール
に接続する一対のチエンコンベヤが機枠上に架設されて
いて、上記降下搬送経路には、前記鍋搬送ユニットをそ
の上に乗せて該鍋搬送ユニットを前記上部レール上の高
さから下部レール上の高さまで降下させるための、前部
エレベータが配設されると共に、上記上昇搬送経路に
は、前記鍋搬送ユニットをその上に乗せて該鍋搬送ユニ
ットを前記チエンコンベヤ上の高さから上部レール上の
高さまで上昇させるための、後部エレベータが配設され
ており、 d.上記後部エレベータの後方位には、上昇位置の前部
エレベータ上の鍋搬送ユニットに作用してそれを押し、
該鍋搬送ユニットを前記上部レール上に乗り移らせると
同時に上部レール上の鍋搬送ユニットを一ステップ往搬
送方向に押し進めるための、上部歩進駆動装置が配設さ
れており、上記前部エレベータ上の前方位には、降下位
置の後部エレベータ上の鍋搬送ユニットに作用してそれ
を押し、該鍋搬送ユニットを前記下部レール上に乗り移
らせると同時に下部レール上の鍋搬送ユニットを一ステ
ップ復搬送方向に押し進めるための、下部歩進駆動装置
が配設されていること、及び、 e.前記鍋搬送ユニットの鍋支持枠と少なくとも一側の
台車との間には、該台車に対する鍋支持枠の相対的な回
転位置を所定の回転位置において回転不能に固定するた
めの係脱自在な鍋支持枠の回転止め装置が配設されてお
り、前記搬送経路の適所に、上記回転止めの装置の一時
的解除装置と、鍋支持枠を台車に対して相対的に回転変
位させるための、鍋支持枠に対して実質的に係脱自在な
鍋支持枠の回転駆動装置が配設されていること、を特徴
とするものである。
置は、多数の鍋を所定の循環搬送経路に沿って搬送し、
所定の搬送位置で上記鍋に投入された被調理材料を所定
の搬送行程において加熱調理した上所定の搬送位置で鍋
から取り出すようになっている、個食の連続的な加熱調
理装置における、鍋の循環搬送装置であって、 a.横一列に整列された複数の鍋を支持してる鍋支持枠
と、上記鍋の列に平行な同一軸線上の支軸を介してこの
鍋支持枠の両側端部に相対的に回転自在に取り付けられ
た一対の台車(定義:この明細書において「台車」と
は、搬送経路を構成している物体に転接又は摺接して移
動する物体「接動ブロック」のことを意味するものとす
る。)とでもって、複数の鍋を一グループとして搬送す
るための鍋搬送ユニットが構成されており、 b.多数の鍋搬送ユニットを循環移動させるための搬送
経路が、上側の往搬送経路、前側の降下搬送経路、下側
の復搬送経路、及び後側の上昇搬送経路の順に配列され
た、側面視が矩形状の一連の循環搬送経路でもって構成
されていて、 c.上記上側の往搬送経路には、前記鍋搬送ユニットの
両側の台車部位を接触せしめて該鍋搬送ユニットを横架
することができる位置に配して、一対の平行な上部レー
ル(定義:この明細書において「レール」とは、定位置
で上記台車に摺接又は転接して該台車を支承している
「案内路」のことを意味するものとする。)が機枠上に
敷設されており、上記下側の復搬送経路には、上記一対
の上部レールの直下位置に配して、鍋搬送ユニットの搬
送方向における上流側の部分には一対の下部レールが機
枠上に架設され、残りの下流側の部分には該下部レール
に接続する一対のチエンコンベヤが機枠上に架設されて
いて、上記降下搬送経路には、前記鍋搬送ユニットをそ
の上に乗せて該鍋搬送ユニットを前記上部レール上の高
さから下部レール上の高さまで降下させるための、前部
エレベータが配設されると共に、上記上昇搬送経路に
は、前記鍋搬送ユニットをその上に乗せて該鍋搬送ユニ
ットを前記チエンコンベヤ上の高さから上部レール上の
高さまで上昇させるための、後部エレベータが配設され
ており、 d.上記後部エレベータの後方位には、上昇位置の前部
エレベータ上の鍋搬送ユニットに作用してそれを押し、
該鍋搬送ユニットを前記上部レール上に乗り移らせると
同時に上部レール上の鍋搬送ユニットを一ステップ往搬
送方向に押し進めるための、上部歩進駆動装置が配設さ
れており、上記前部エレベータ上の前方位には、降下位
置の後部エレベータ上の鍋搬送ユニットに作用してそれ
を押し、該鍋搬送ユニットを前記下部レール上に乗り移
らせると同時に下部レール上の鍋搬送ユニットを一ステ
ップ復搬送方向に押し進めるための、下部歩進駆動装置
が配設されていること、及び、 e.前記鍋搬送ユニットの鍋支持枠と少なくとも一側の
台車との間には、該台車に対する鍋支持枠の相対的な回
転位置を所定の回転位置において回転不能に固定するた
めの係脱自在な鍋支持枠の回転止め装置が配設されてお
り、前記搬送経路の適所に、上記回転止めの装置の一時
的解除装置と、鍋支持枠を台車に対して相対的に回転変
位させるための、鍋支持枠に対して実質的に係脱自在な
鍋支持枠の回転駆動装置が配設されていること、を特徴
とするものである。
【0011】
【作用】この発明に係る鍋の循環搬送装置は、上記した
ような構造であるから、上側の往搬送経路を構成してい
る前記一対の上部レール上に多数の鍋搬送ユニットを架
け渡し、前後の鍋搬送ユニットの台車部分を互いに接触
せしめた状態になして、これらの鍋搬送ユニットを上記
上部レールの始端部から終端部間に密に整列させておく
と共に、前部エレベータを上昇位置に待機させておく
と、後部エレベータの上に乗せられた鍋搬送ユニットが
該エレベータでもって上側の往搬送経路を構成している
前記上部レールの高さまで上昇せしめられる毎に、該後
部エレベータ上の鍋搬送ユニットを、このエレベータの
後方位に配設されている前記上部歩進駆動装置でもって
所定量(台車の長さ分)押すと、該鍋搬送ユニットをし
て上部レール上に乗り移らせると同時に、該鍋搬送ユニ
ットを介して、上部レール上に整列されている下流側の
鍋搬送ユニットの全部を同時に一ステップ(台車の長さ
相当分)押し進め、最下流位の鍋搬送ユニットをして前
部エレベータの上に乗り移らせることができる。
ような構造であるから、上側の往搬送経路を構成してい
る前記一対の上部レール上に多数の鍋搬送ユニットを架
け渡し、前後の鍋搬送ユニットの台車部分を互いに接触
せしめた状態になして、これらの鍋搬送ユニットを上記
上部レールの始端部から終端部間に密に整列させておく
と共に、前部エレベータを上昇位置に待機させておく
と、後部エレベータの上に乗せられた鍋搬送ユニットが
該エレベータでもって上側の往搬送経路を構成している
前記上部レールの高さまで上昇せしめられる毎に、該後
部エレベータ上の鍋搬送ユニットを、このエレベータの
後方位に配設されている前記上部歩進駆動装置でもって
所定量(台車の長さ分)押すと、該鍋搬送ユニットをし
て上部レール上に乗り移らせると同時に、該鍋搬送ユニ
ットを介して、上部レール上に整列されている下流側の
鍋搬送ユニットの全部を同時に一ステップ(台車の長さ
相当分)押し進め、最下流位の鍋搬送ユニットをして前
部エレベータの上に乗り移らせることができる。
【0012】上記のようにして前部エレベータの上に乗
り移らされた鍋搬送ユニットは、該エレベータを降下さ
せると前記下部レールの高さまで降下されるから、前部
エレベータが上記高さまで降下される都度、該前部エレ
ベータ上の前方位に配設されている前記下部歩進駆動装
置でもって該前部エレベータ上の鍋搬送ユニットを所定
量押すと、該鍋搬送ユニットをして下部レール上に乗り
移らせると同時に、該鍋搬送ユニットを介して、下部レ
ール上に整列されている鍋搬送ユニットを一斉に一ステ
ップ押し進め、該下部レールの最下流位置に乗っている
鍋搬送ユニットをして前記一対のチエンコンベヤの上に
乗り移らせることができる。
り移らされた鍋搬送ユニットは、該エレベータを降下さ
せると前記下部レールの高さまで降下されるから、前部
エレベータが上記高さまで降下される都度、該前部エレ
ベータ上の前方位に配設されている前記下部歩進駆動装
置でもって該前部エレベータ上の鍋搬送ユニットを所定
量押すと、該鍋搬送ユニットをして下部レール上に乗り
移らせると同時に、該鍋搬送ユニットを介して、下部レ
ール上に整列されている鍋搬送ユニットを一斉に一ステ
ップ押し進め、該下部レールの最下流位置に乗っている
鍋搬送ユニットをして前記一対のチエンコンベヤの上に
乗り移らせることができる。
【0013】上記のようにしてチエンコンベヤの上に乗
り移った鍋搬送ユニットは、該チエンコンベヤを常時回
転させておくと、このチエンコンベヤによって、該鍋搬
送ユニットが、チエンコンベヤの終端部近くに配設され
ている係脱自在な前記ストッパーによって該チエンコン
ベヤによる搬送を阻止されている先行鍋搬送ユニットに
衝突する位置まで搬送されて、そこに止まる。
り移った鍋搬送ユニットは、該チエンコンベヤを常時回
転させておくと、このチエンコンベヤによって、該鍋搬
送ユニットが、チエンコンベヤの終端部近くに配設され
ている係脱自在な前記ストッパーによって該チエンコン
ベヤによる搬送を阻止されている先行鍋搬送ユニットに
衝突する位置まで搬送されて、そこに止まる。
【0014】上記のようにしてチエンコンベヤ上に停滞
したまま止まっている鍋搬送ユニットは、上昇位置にあ
った後部エレベータが降下した以後の時点において上記
ストッパーが開けられると、最先行の鍋搬送ユニット
が、後部エレベータに乗り移る位置まで上記チエンコン
ベヤによって搬送される。この時、後続の鍋搬送ユニッ
トは、鍋搬送ユニットが所定量(一ステップ分)搬送さ
れた時点で最先頭の鍋搬送ユニットに上記ストッパーを
作用させると、該チエンコンベヤによる搬送を阻止され
て、所定の位置に停滞して待機されることになる。この
停滞状態においては、チエンコンベヤ上の台車の車輪
(又は台車の下面に接しているチエンコンベヤの転子)
はチエンコンベヤが回転しているので空転している。
したまま止まっている鍋搬送ユニットは、上昇位置にあ
った後部エレベータが降下した以後の時点において上記
ストッパーが開けられると、最先行の鍋搬送ユニット
が、後部エレベータに乗り移る位置まで上記チエンコン
ベヤによって搬送される。この時、後続の鍋搬送ユニッ
トは、鍋搬送ユニットが所定量(一ステップ分)搬送さ
れた時点で最先頭の鍋搬送ユニットに上記ストッパーを
作用させると、該チエンコンベヤによる搬送を阻止され
て、所定の位置に停滞して待機されることになる。この
停滞状態においては、チエンコンベヤ上の台車の車輪
(又は台車の下面に接しているチエンコンベヤの転子)
はチエンコンベヤが回転しているので空転している。
【0015】上記のようにして後部エレベータの上に乗
り移った鍋搬送ユニットは、エレベータを上昇させる
と、前記せる如く、それを上部レールの高さまで搬送す
ることができる。なお、前記前部エレベータは、この後
部エレベータが上昇し終わるまでの間に上部レール高さ
までそれを上昇せしめて、上昇位置に待機させておくと
よい。
り移った鍋搬送ユニットは、エレベータを上昇させる
と、前記せる如く、それを上部レールの高さまで搬送す
ることができる。なお、前記前部エレベータは、この後
部エレベータが上昇し終わるまでの間に上部レール高さ
までそれを上昇せしめて、上昇位置に待機させておくと
よい。
【0016】したがって、この発明にしたがった鍋の循
環搬送装置によれば、上側の往搬送経路においては、搬
送方向に整列された多数の鍋搬送ユニットをして、前後
方向において互いに密接させた状態のまま、該鍋搬送ユ
ニットの前後方向の長さ分だけ、間欠的に押し進めるこ
と(歩進させること)ができ、下側の復搬送経路におい
ては、上流側の一部では、搬送方向に整列された適宜数
の鍋搬送ユニットをして、互いに密接させた状態におい
て、該鍋搬送ユニットの前後方向の長さ分だけ歩進させ
ることができると共に、残りの下流側の部分では、チエ
ンコンベヤでもって鍋搬送ユニットを高速で搬送するこ
とができ、適宜数の鍋搬送ユニットを常時該チエンコン
ベヤ上の終点に停滞させておくこと(待機させておくこ
と)ができる。
環搬送装置によれば、上側の往搬送経路においては、搬
送方向に整列された多数の鍋搬送ユニットをして、前後
方向において互いに密接させた状態のまま、該鍋搬送ユ
ニットの前後方向の長さ分だけ、間欠的に押し進めるこ
と(歩進させること)ができ、下側の復搬送経路におい
ては、上流側の一部では、搬送方向に整列された適宜数
の鍋搬送ユニットをして、互いに密接させた状態におい
て、該鍋搬送ユニットの前後方向の長さ分だけ歩進させ
ることができると共に、残りの下流側の部分では、チエ
ンコンベヤでもって鍋搬送ユニットを高速で搬送するこ
とができ、適宜数の鍋搬送ユニットを常時該チエンコン
ベヤ上の終点に停滞させておくこと(待機させておくこ
と)ができる。
【0017】そして、この発明にしたがった鍋の循環搬
送装置にあっては、前記鍋搬送ユニットを構成している
鍋支持枠が、その両側位を支持している一対の台車でも
って回転自在に支承されると共に、この鍋支持枠と一側
の台車間には、台車に対する鍋支持枠の相対的な回転位
相を所定の回転位置において回転不能に固定するための
係脱自在な鍋支持枠の回転止め装置が配設されており、
前記搬送経路の適所に、上記回転止め装置の一時解除装
置と、鍋支持枠を台車に対して相対的に回転変位させる
ための、鍋支持枠に対して実質的に係脱自在な鍋支持枠
の回転駆動装置が配設されているので、鍋搬送ブロック
の停止位置を選択して、上記搬送経路の適所に、上記鍋
支持枠の回転止め装置の一時解除装置と鍋支持枠の回転
駆動装置とを配設すると共に、上記搬送経路の適所に、
鍋に対する被調理材料の投入装置、鍋の加熱装置、鍋か
ら排出される調理済食品を受け取らせるための進退自在
な受取り装置、鍋の洗滌装置、及び鍋の予熱装置等を配
設しておけば、往搬送経路の始端部に配設された投入装
置から上を向けた鍋の中に被調理材料を投入することが
でき、往搬送経路に沿ってその下方位の適所に加熱装置
を配設しておくと、往搬送経路においては、傾斜させた
鍋を、上記加熱装置を構成している各バーナーの直上方
位においてのみ停止させ乍ら、歩進させることができ、
往搬送経路の終端部に続くエレベータ上では、鍋を逆立
させることによって加熱調理済の食品を進退自在な上記
受取り装置上に、個食形状のまま受け取らせることがで
き、復搬送経路では、鍋搬送ユニットを歩進させなが
ら、鍋搬送ユニットの停止位置において鍋の内側を丹念
に洗滌することができ、復搬送経路の終端部近くで停滞
(待機)している鍋を余熱することができる。
送装置にあっては、前記鍋搬送ユニットを構成している
鍋支持枠が、その両側位を支持している一対の台車でも
って回転自在に支承されると共に、この鍋支持枠と一側
の台車間には、台車に対する鍋支持枠の相対的な回転位
相を所定の回転位置において回転不能に固定するための
係脱自在な鍋支持枠の回転止め装置が配設されており、
前記搬送経路の適所に、上記回転止め装置の一時解除装
置と、鍋支持枠を台車に対して相対的に回転変位させる
ための、鍋支持枠に対して実質的に係脱自在な鍋支持枠
の回転駆動装置が配設されているので、鍋搬送ブロック
の停止位置を選択して、上記搬送経路の適所に、上記鍋
支持枠の回転止め装置の一時解除装置と鍋支持枠の回転
駆動装置とを配設すると共に、上記搬送経路の適所に、
鍋に対する被調理材料の投入装置、鍋の加熱装置、鍋か
ら排出される調理済食品を受け取らせるための進退自在
な受取り装置、鍋の洗滌装置、及び鍋の予熱装置等を配
設しておけば、往搬送経路の始端部に配設された投入装
置から上を向けた鍋の中に被調理材料を投入することが
でき、往搬送経路に沿ってその下方位の適所に加熱装置
を配設しておくと、往搬送経路においては、傾斜させた
鍋を、上記加熱装置を構成している各バーナーの直上方
位においてのみ停止させ乍ら、歩進させることができ、
往搬送経路の終端部に続くエレベータ上では、鍋を逆立
させることによって加熱調理済の食品を進退自在な上記
受取り装置上に、個食形状のまま受け取らせることがで
き、復搬送経路では、鍋搬送ユニットを歩進させなが
ら、鍋搬送ユニットの停止位置において鍋の内側を丹念
に洗滌することができ、復搬送経路の終端部近くで停滞
(待機)している鍋を余熱することができる。
【0018】
【実施例】本発明を、一食分宛の焼きそばを連続的に炒
め加工するための調理装置における炒め鍋の循環搬送装
置として実施した例を図について説明する。
め加工するための調理装置における炒め鍋の循環搬送装
置として実施した例を図について説明する。
【0019】先ず初めにこの発明の概略を説明すると、
この発明にしたがった鍋の循環搬送装置では、横一列に
整列された複数(この実施例では8個)の鍋1を支持し
ている鍋支持枠2と、上記鍋1の列に平行な同一軸線上
に配して該鍋支持枠の両側面2a・2bに突設されてい
る一対の支軸3・3と、この支軸3・3を介して鍋支持
枠2の両側方位で上記鍋支持枠2を回転自在に軸受けし
ている一対の台車4R・4Lと、でもって鍋搬送ユニッ
ト5が構成されており(図5参照)、このような構成の
多数の鍋搬送ユニット5を循環移動させるための搬送経
路が、図1・2に示してあるような、上側の往搬送経路
6、前側の降下搬送経路7、下側の復搬送経路8及び後
側の上昇搬送経路9の順に配列された、側面視が矩形状
の一連の循環搬送経路(6〜9)でもって構成されてい
る。
この発明にしたがった鍋の循環搬送装置では、横一列に
整列された複数(この実施例では8個)の鍋1を支持し
ている鍋支持枠2と、上記鍋1の列に平行な同一軸線上
に配して該鍋支持枠の両側面2a・2bに突設されてい
る一対の支軸3・3と、この支軸3・3を介して鍋支持
枠2の両側方位で上記鍋支持枠2を回転自在に軸受けし
ている一対の台車4R・4Lと、でもって鍋搬送ユニッ
ト5が構成されており(図5参照)、このような構成の
多数の鍋搬送ユニット5を循環移動させるための搬送経
路が、図1・2に示してあるような、上側の往搬送経路
6、前側の降下搬送経路7、下側の復搬送経路8及び後
側の上昇搬送経路9の順に配列された、側面視が矩形状
の一連の循環搬送経路(6〜9)でもって構成されてい
る。
【0020】次に、本発明にしたがって鍋の連続的な循
環搬送装置を構成している各部の詳細な構造について説
明すると、この実施例の鍋搬送ユニット5では(図5〜
12参照)、左右一対の台車4R・4Lが、何れも同一
寸法の直方体のブロック(同一長さのフラットバー)4
と、該ブロック4の前後の両側面に配して形成された凹
所11(4ヶ所)において、このブロック4に取り付け
られた二対の車輪(ベアリング)12とでもって構成さ
れており、各ブロック4毎に取り付けられた二対の車輪
は、何れも、ブロック4の前後方向に沿い整列させて該
ブロック4に取り付けられている。
環搬送装置を構成している各部の詳細な構造について説
明すると、この実施例の鍋搬送ユニット5では(図5〜
12参照)、左右一対の台車4R・4Lが、何れも同一
寸法の直方体のブロック(同一長さのフラットバー)4
と、該ブロック4の前後の両側面に配して形成された凹
所11(4ヶ所)において、このブロック4に取り付け
られた二対の車輪(ベアリング)12とでもって構成さ
れており、各ブロック4毎に取り付けられた二対の車輪
は、何れも、ブロック4の前後方向に沿い整列させて該
ブロック4に取り付けられている。
【0021】右側の台車4Rには、次に説明するような
鍋支持枠の回転止め装置13が配設されている(図6〜
9参照)。すなわち、この実施例の右側の台車4Rを構
成しているブロック4には、段部14aを有するブロッ
ク横断方向の一対のピン孔14・14が、前記支軸3の
軸受部21を対称の中心とする対称の位置に配して形成
されており、この一対のピン孔14・14の各小径部1
4b・14bに、一対の回転止めピン15・15が右側
から摺動自在に挿入されている。なお、この一対の回転
止めピン15・15は、両者の基部(右側)を、上記台
車4Rを構成しているブロック4の右側において該ブロ
ック4の右側面に平行な面16aを有する連結板16に
固定されて、互いに連結されている。また、このブロッ
ク4の右側面には、上記一対の回転止めピン15・15
を挿通するための一対の孔17・17を有するばね受け
板18が取り付けられているのであるが、このばね受け
板18は、先ず、上記一対の孔17・17に上記一対の
回転止めピン15・15を挿通し、次に、この一対の回
転止めピン15・15にそれぞれコイルばね20・20
を嵌め込んだ上で、該ピン15・15の適所に止め輪1
9・19を取り付けてコイルばね20・20を抜け止め
し、しかる後、上記止め輪19・19部分とコイルばね
20・20の一部を前記孔14・14の大径部14c・
14cに挿入し、一対の回転止めピン15・15を上記
孔14・14の小径部14b・14bに貫挿した上で、
その両端部18a・18aをブロック4に止め付けられ
ている。
鍋支持枠の回転止め装置13が配設されている(図6〜
9参照)。すなわち、この実施例の右側の台車4Rを構
成しているブロック4には、段部14aを有するブロッ
ク横断方向の一対のピン孔14・14が、前記支軸3の
軸受部21を対称の中心とする対称の位置に配して形成
されており、この一対のピン孔14・14の各小径部1
4b・14bに、一対の回転止めピン15・15が右側
から摺動自在に挿入されている。なお、この一対の回転
止めピン15・15は、両者の基部(右側)を、上記台
車4Rを構成しているブロック4の右側において該ブロ
ック4の右側面に平行な面16aを有する連結板16に
固定されて、互いに連結されている。また、このブロッ
ク4の右側面には、上記一対の回転止めピン15・15
を挿通するための一対の孔17・17を有するばね受け
板18が取り付けられているのであるが、このばね受け
板18は、先ず、上記一対の孔17・17に上記一対の
回転止めピン15・15を挿通し、次に、この一対の回
転止めピン15・15にそれぞれコイルばね20・20
を嵌め込んだ上で、該ピン15・15の適所に止め輪1
9・19を取り付けてコイルばね20・20を抜け止め
し、しかる後、上記止め輪19・19部分とコイルばね
20・20の一部を前記孔14・14の大径部14c・
14cに挿入し、一対の回転止めピン15・15を上記
孔14・14の小径部14b・14bに貫挿した上で、
その両端部18a・18aをブロック4に止め付けられ
ている。
【0022】したがって、上記一対の回転止めピン15
・15は、上記コイルばね20・20の作用によって、
前記止め輪19・19がピン孔14・14の段部14a
・14aに衝突し、その先端部がブロック4の左側面か
ら所定量突出された位置(図7・8に実線で示した位
置)に附勢されており、この突出位置では、一対の回転
止めピン15・15の先端部が、次に説明する鍋支持枠
2の右側面に形成されている二対のピン受け孔22・2
2、23・23のうち何れか一方の対のピン受け孔に突
入されるようになっている。
・15は、上記コイルばね20・20の作用によって、
前記止め輪19・19がピン孔14・14の段部14a
・14aに衝突し、その先端部がブロック4の左側面か
ら所定量突出された位置(図7・8に実線で示した位
置)に附勢されており、この突出位置では、一対の回転
止めピン15・15の先端部が、次に説明する鍋支持枠
2の右側面に形成されている二対のピン受け孔22・2
2、23・23のうち何れか一方の対のピン受け孔に突
入されるようになっている。
【0023】すなわち、上記したような構造の右側の台
車4Rの軸受部21によって右側の支軸3を軸受けされ
ている鍋支持枠2の右側面2aには、上記支軸3を回転
中心とする一対の回転止めピン15・15の回転軌跡
(図6の一点鎖線参照)上の適所に配して、二対のピン
受け孔22・22、23・23が形成されており、この
実施例では、水平方向に沿って走行できるように保たれ
ている両側の台車4R・4Lに対して鍋支持枠2に支持
されている鍋1が直立状態又は倒立状態にあるときにの
み回転止めピン15・15を突入せしめうる位置に配し
て、ピン受け孔22・22があけられ、上記鍋1を75
°傾斜させたときにのみ回転止めピン15・15を突入
せしめうる位置に配して、ピン受け孔23・23があけ
られている(図6参照)。
車4Rの軸受部21によって右側の支軸3を軸受けされ
ている鍋支持枠2の右側面2aには、上記支軸3を回転
中心とする一対の回転止めピン15・15の回転軌跡
(図6の一点鎖線参照)上の適所に配して、二対のピン
受け孔22・22、23・23が形成されており、この
実施例では、水平方向に沿って走行できるように保たれ
ている両側の台車4R・4Lに対して鍋支持枠2に支持
されている鍋1が直立状態又は倒立状態にあるときにの
み回転止めピン15・15を突入せしめうる位置に配し
て、ピン受け孔22・22があけられ、上記鍋1を75
°傾斜させたときにのみ回転止めピン15・15を突入
せしめうる位置に配して、ピン受け孔23・23があけ
られている(図6参照)。
【0024】したがって、この実施例の場合には、右側
の台車4R上の上記一対の回転止めピン15・15を鍋
支持枠2の右側面に形成されている上記ピン受け孔22
・22に突入させておくと、鍋搬送ユニット5上の鍋1
が直立状態又は倒立状態において回転止めされ(図8・
14参照)、一対の止めピン15・15を上記ピン受け
孔23・23に突入させておくと、鍋搬送ユニット5上
の鍋1が75°(又は165°)傾斜された状態(図1
〜4参照)において回転止めされるようになっている。
の台車4R上の上記一対の回転止めピン15・15を鍋
支持枠2の右側面に形成されている上記ピン受け孔22
・22に突入させておくと、鍋搬送ユニット5上の鍋1
が直立状態又は倒立状態において回転止めされ(図8・
14参照)、一対の止めピン15・15を上記ピン受け
孔23・23に突入させておくと、鍋搬送ユニット5上
の鍋1が75°(又は165°)傾斜された状態(図1
〜4参照)において回転止めされるようになっている。
【0025】そして、この鍋搬送ユニット5において、
左側の台車4Lによって軸受けされている支軸3には、
それが該台車4Lの左側面から突出されている部分に、
この鍋搬送ユニット5を回転させるための、駆動力の入
力溝24が形成されており(図10・11参照)、上記
鍋搬送ユニット5を構成している一対の台車4R・4L
には、それを構成している各ブロック4の上面の適所に
配して、該台車4R・4Lをその搬送方向における所定
の位置において進退不能にロックするための位置決め孔
25が形成されている(図5〜8・10参照)。
左側の台車4Lによって軸受けされている支軸3には、
それが該台車4Lの左側面から突出されている部分に、
この鍋搬送ユニット5を回転させるための、駆動力の入
力溝24が形成されており(図10・11参照)、上記
鍋搬送ユニット5を構成している一対の台車4R・4L
には、それを構成している各ブロック4の上面の適所に
配して、該台車4R・4Lをその搬送方向における所定
の位置において進退不能にロックするための位置決め孔
25が形成されている(図5〜8・10参照)。
【0026】次に、この発明の鍋の循環搬送装置を構成
している前記上側の往搬送経路6及び復搬送経路8につ
いて説明すると(図1・2・8・11・12参照)、こ
の実施例の往搬送経路6は、前記鍋搬送ユニット5の両
側の台車4R・4Lの車輪12部分をその上に乗せて該
鍋搬送ユニット5を横架することができる位置に配して
機枠30に敷設された、一対の上部レール31・31で
もって構成されており、この実施例では、上記各上部レ
ール31・31が、何れも、機枠30上に取り付けられ
た前後方向のフラットバー32の内側縁に沿って形成し
てある車輪案内溝31でもって構成されていて(図8・
11参照)、各台車4R・4Lの車輪12部分が、この
往搬送経路6では、該車輪案内溝31からなる上部レー
ル31・31上を走行せしめられるようになっている。
している前記上側の往搬送経路6及び復搬送経路8につ
いて説明すると(図1・2・8・11・12参照)、こ
の実施例の往搬送経路6は、前記鍋搬送ユニット5の両
側の台車4R・4Lの車輪12部分をその上に乗せて該
鍋搬送ユニット5を横架することができる位置に配して
機枠30に敷設された、一対の上部レール31・31で
もって構成されており、この実施例では、上記各上部レ
ール31・31が、何れも、機枠30上に取り付けられ
た前後方向のフラットバー32の内側縁に沿って形成し
てある車輪案内溝31でもって構成されていて(図8・
11参照)、各台車4R・4Lの車輪12部分が、この
往搬送経路6では、該車輪案内溝31からなる上部レー
ル31・31上を走行せしめられるようになっている。
【0027】上記のような構成の上側の往搬送経路6に
対して、下側の復搬送経路8は、上記上部レール31・
31の直下位に配して機枠30上の適所に敷設された一
対の下部レール33・33でもって上流側の一部が構成
されており、この上流側の部分では、該下部レール33
・33が、上記上部レール31・31と同様に、機枠3
0の上に取り付けられた前後方向のフラットバー34
(図12参照)の内側縁に沿って形成してある、車輪案
内溝からなる一対の下部レール33・33でもって構成
されていて、前記鍋搬送ユニット5の両側の台車4R・
4Lの車輪12を該下部レール33・33上に乗せて該
レール33・33上を走行せしめられるようになってい
るが、上記復搬送経路8の残りの下流側の部分には、前
後一対宛の左右の各スプロケットホイール35・36、
35・36間にそれぞれ懸け回された無端チエンからな
る一対のチエンコンベヤ37・37でもって構成されて
いて、この残りの下流側の部分では、上流側の下部レー
ル33・33上の載っていた鍋搬送ユニット5の両側の
台車4R・4L部分が、この一対のチエンコンベヤ37
・37上に送り込まれてくると、このチエンコンベヤ3
7・37が、その上の乗せられた鍋搬送ユニット5を、
所定の停止位置に停止されている先頭の鍋搬送ユニット
5に衝突する位置まで、該復搬送経路8上を下流に向か
って搬送するようになっている。なお、図12において
38は、右側のチエンコンベヤ37の直線部分において
チエンコンベヤ37を支えているチエン案内板である。
図示してないが、左側のチエンコンベヤ37も、対称の
位置に配設されたチエン案内板38でもって同様に支え
られていることは言うまでもない。また、図1・18に
おいて39は、上記チエンコンベヤ37の駆動モータで
ある。
対して、下側の復搬送経路8は、上記上部レール31・
31の直下位に配して機枠30上の適所に敷設された一
対の下部レール33・33でもって上流側の一部が構成
されており、この上流側の部分では、該下部レール33
・33が、上記上部レール31・31と同様に、機枠3
0の上に取り付けられた前後方向のフラットバー34
(図12参照)の内側縁に沿って形成してある、車輪案
内溝からなる一対の下部レール33・33でもって構成
されていて、前記鍋搬送ユニット5の両側の台車4R・
4Lの車輪12を該下部レール33・33上に乗せて該
レール33・33上を走行せしめられるようになってい
るが、上記復搬送経路8の残りの下流側の部分には、前
後一対宛の左右の各スプロケットホイール35・36、
35・36間にそれぞれ懸け回された無端チエンからな
る一対のチエンコンベヤ37・37でもって構成されて
いて、この残りの下流側の部分では、上流側の下部レー
ル33・33上の載っていた鍋搬送ユニット5の両側の
台車4R・4L部分が、この一対のチエンコンベヤ37
・37上に送り込まれてくると、このチエンコンベヤ3
7・37が、その上の乗せられた鍋搬送ユニット5を、
所定の停止位置に停止されている先頭の鍋搬送ユニット
5に衝突する位置まで、該復搬送経路8上を下流に向か
って搬送するようになっている。なお、図12において
38は、右側のチエンコンベヤ37の直線部分において
チエンコンベヤ37を支えているチエン案内板である。
図示してないが、左側のチエンコンベヤ37も、対称の
位置に配設されたチエン案内板38でもって同様に支え
られていることは言うまでもない。また、図1・18に
おいて39は、上記チエンコンベヤ37の駆動モータで
ある。
【0028】上記せる如く、この下側の復搬送経路8で
は、その搬送途中において鍋搬送ユニット5を下部レー
ル33・33上からチエンコンベヤ37・37上に乗り
移らせるようになっているので、前記チエンコンベヤ3
7・37は、それが、前記台車4R・4Lの各内側の車
輪12にのみ接して前記鍋搬送ユニット5をその上に乗
せうる位置を選択して配設されると共に(図12参
照)、該チエンコンベヤ37・37の始端部に続く前記
下部レール33・33の終端部分には、一対の台車4R
・4Lの内側の車輪12・12が上記チエンコンベヤ3
7・37の直線コース上に乗り移るまでの間、外側の車
輪12をその上の乗せておくため、レール巾を半減させ
た受渡し部33a・33aが、各チエンコンベヤ37・
37の外側部位まで延設されている。
は、その搬送途中において鍋搬送ユニット5を下部レー
ル33・33上からチエンコンベヤ37・37上に乗り
移らせるようになっているので、前記チエンコンベヤ3
7・37は、それが、前記台車4R・4Lの各内側の車
輪12にのみ接して前記鍋搬送ユニット5をその上に乗
せうる位置を選択して配設されると共に(図12参
照)、該チエンコンベヤ37・37の始端部に続く前記
下部レール33・33の終端部分には、一対の台車4R
・4Lの内側の車輪12・12が上記チエンコンベヤ3
7・37の直線コース上に乗り移るまでの間、外側の車
輪12をその上の乗せておくため、レール巾を半減させ
た受渡し部33a・33aが、各チエンコンベヤ37・
37の外側部位まで延設されている。
【0029】次にこの発明の鍋の循環搬送装置を構成し
ている前記前側の降下搬送経路7及び後側の上昇搬送経
路9について説明すると、両搬送経路7・9共、前記鍋
搬送ユニット5の両側の台車4R・4L部位をその上の
乗せて該鍋搬送ユニット5を前記上部レール31上の高
さと前記下部レール33又はチエンコンベヤ37上の高
さとの間に亘って昇降せしめうる、前部エレベータ41
と後部エレベータ42とでもって構成されているのであ
るが、この実施例においては、前部エレベータ41を、
後部エレベータ42よりも高速で昇降させることができ
るようにするためと、この循環搬送装置の前部から調理
済の食品を取り出せるようにするため、特に次のように
構成されている。
ている前記前側の降下搬送経路7及び後側の上昇搬送経
路9について説明すると、両搬送経路7・9共、前記鍋
搬送ユニット5の両側の台車4R・4L部位をその上の
乗せて該鍋搬送ユニット5を前記上部レール31上の高
さと前記下部レール33又はチエンコンベヤ37上の高
さとの間に亘って昇降せしめうる、前部エレベータ41
と後部エレベータ42とでもって構成されているのであ
るが、この実施例においては、前部エレベータ41を、
後部エレベータ42よりも高速で昇降させることができ
るようにするためと、この循環搬送装置の前部から調理
済の食品を取り出せるようにするため、特に次のように
構成されている。
【0030】すなわち、前部エレベータ41は、図2・
4・13・14・15に示してある如く、機枠30の前
部に立設された一対の柱43・43と梁44の部分から
なる門形の機枠45と、この機枠45の垂直な一対の柱
43・43の部分に沿って取付けられた一対の垂直方向
のガイドレール40a・40aとこのガイドレール40
a・40aに沿って移動するように案内された上下一対
宛のスライドホルダー40b・40bとからなる一対の
LMガイド40・40を介して上下動自在に支持され
た、一対の偏平な柱46・46部分と梁47の部分から
なる門形の昇降枠48と、門形の機枠45の梁44の部
分と門形の昇降枠48の梁47の部分との間に配設した
エヤシリンダ49とでもって構成されていて、この前部
エレベータ41には、上記門形の昇降枠48を構成して
いる一対の柱46・46の部分の前面に、一対の荷受部
支持枠50・50がそれぞれ前向きに取り付けられてお
り、各荷受部支持枠50・50に、それぞれ次のような
可動荷受部51・51が摺動自在に支持されていて、こ
の一対の可動荷受部51・51でもって、前部エレベー
タ41の上に送り込まれてきた鍋搬送ユニット5の一対
の台車4R・4L部分をその上の乗せるための荷受け部
が構成されている。
4・13・14・15に示してある如く、機枠30の前
部に立設された一対の柱43・43と梁44の部分から
なる門形の機枠45と、この機枠45の垂直な一対の柱
43・43の部分に沿って取付けられた一対の垂直方向
のガイドレール40a・40aとこのガイドレール40
a・40aに沿って移動するように案内された上下一対
宛のスライドホルダー40b・40bとからなる一対の
LMガイド40・40を介して上下動自在に支持され
た、一対の偏平な柱46・46部分と梁47の部分から
なる門形の昇降枠48と、門形の機枠45の梁44の部
分と門形の昇降枠48の梁47の部分との間に配設した
エヤシリンダ49とでもって構成されていて、この前部
エレベータ41には、上記門形の昇降枠48を構成して
いる一対の柱46・46の部分の前面に、一対の荷受部
支持枠50・50がそれぞれ前向きに取り付けられてお
り、各荷受部支持枠50・50に、それぞれ次のような
可動荷受部51・51が摺動自在に支持されていて、こ
の一対の可動荷受部51・51でもって、前部エレベー
タ41の上に送り込まれてきた鍋搬送ユニット5の一対
の台車4R・4L部分をその上の乗せるための荷受け部
が構成されている。
【0031】すなわち、上記各可動荷受部51・51
は、左右対称形に構成されているので、図15を参照し
て右側の可動荷受部51を説明すると、この可動荷受部
51は、上記荷受部支持枠50に取り付けられた一対の
平行な支持パイプ52・52でもってこの搬送装置の巾
方向に摺動自在に支持された一対の脚53・53を備え
ていて、その上面51aでもって、その上に前記台車の
外側の車輪12を乗せるための荷受け面が構成されてい
る。そして、上記可動荷受部51には、荷受部支持枠5
0に取り付けられたエヤシリンダ55のピストンロッド
56が連結されていて、上記可動荷受部51は、上記ピ
ストンロッド56を伸ばすと、上記可動荷受部51の上
面51aが台車の外側の車輪12をその上に受け取るこ
とが出来る位置(図13の実線図示位置)までそれを前
進させることができ、上記ピストンロッド56を縮小す
ると、上記可動荷受部51を台車に接触しない位置(鍋
搬送ユニットに対する不作用位置)まで後退させること
ができるようになっている。
は、左右対称形に構成されているので、図15を参照し
て右側の可動荷受部51を説明すると、この可動荷受部
51は、上記荷受部支持枠50に取り付けられた一対の
平行な支持パイプ52・52でもってこの搬送装置の巾
方向に摺動自在に支持された一対の脚53・53を備え
ていて、その上面51aでもって、その上に前記台車の
外側の車輪12を乗せるための荷受け面が構成されてい
る。そして、上記可動荷受部51には、荷受部支持枠5
0に取り付けられたエヤシリンダ55のピストンロッド
56が連結されていて、上記可動荷受部51は、上記ピ
ストンロッド56を伸ばすと、上記可動荷受部51の上
面51aが台車の外側の車輪12をその上に受け取るこ
とが出来る位置(図13の実線図示位置)までそれを前
進させることができ、上記ピストンロッド56を縮小す
ると、上記可動荷受部51を台車に接触しない位置(鍋
搬送ユニットに対する不作用位置)まで後退させること
ができるようになっている。
【0032】なお、図15において、33bは、復搬送
経路9を構成している前記下部レール33の始端部が、
巾方向における内側の半分にその巾を制限して、つまり
レール33の外側の半分を切除して、前部エレベータ4
1の位置まで前方に延設されている受取り部であるが、
この受取り部33bは、上記前部エレベータ41の降下
位置において、台車の内側の前後の車輪12を、上記作
用位置の可動荷受部51の内側で受け取ることができる
位置まで延設されている。また、図2・14において、
50aは荷受部支持枠50の先端部に取り付けられたス
トッパーで、上記可動荷受部51の上面51aに乗り移
った台車の前面に衝突して、鍋搬送ユニット5の暴走を
阻止するためのものである。
経路9を構成している前記下部レール33の始端部が、
巾方向における内側の半分にその巾を制限して、つまり
レール33の外側の半分を切除して、前部エレベータ4
1の位置まで前方に延設されている受取り部であるが、
この受取り部33bは、上記前部エレベータ41の降下
位置において、台車の内側の前後の車輪12を、上記作
用位置の可動荷受部51の内側で受け取ることができる
位置まで延設されている。また、図2・14において、
50aは荷受部支持枠50の先端部に取り付けられたス
トッパーで、上記可動荷受部51の上面51aに乗り移
った台車の前面に衝突して、鍋搬送ユニット5の暴走を
阻止するためのものである。
【0033】そして、この前部エレベータ41は、前記
エヤシリンダ49をコントロールしてそのピストンロッ
ドを伸縮操作すると、上記可動荷受部51の上面51a
の位置を図14に示してある如き、上部レール31の高
さ(実線図示)と下部レール33の高さ(鎖線図示)の
間に亘って、任意の速度で昇降させることができるよう
になっている。
エヤシリンダ49をコントロールしてそのピストンロッ
ドを伸縮操作すると、上記可動荷受部51の上面51a
の位置を図14に示してある如き、上部レール31の高
さ(実線図示)と下部レール33の高さ(鎖線図示)の
間に亘って、任意の速度で昇降させることができるよう
になっている。
【0034】後部エレベータ42は、図1・3・16〜
18に示してある如く、後部機枠30aに前向きに取り
付けられた一対の垂直方向のガイドレール60a・60
aとこのガイドレール60a・60aに沿って上下方向
に移動するように案内された上下各一対宛のスライドホ
ルダー60b・60bとからなる一対のLMガイド60
・60を介して、後部機枠30aの前側に上下動自在に
支持された昇降板61と、この昇降板61の前面に配し
て、その両側端部に取り付けられた一対のブラケット6
2・62と、この昇降板61と上記後部機枠30aとの
間に配設された昇降板の昇降駆動装置63とでもって構
成されている。
18に示してある如く、後部機枠30aに前向きに取り
付けられた一対の垂直方向のガイドレール60a・60
aとこのガイドレール60a・60aに沿って上下方向
に移動するように案内された上下各一対宛のスライドホ
ルダー60b・60bとからなる一対のLMガイド60
・60を介して、後部機枠30aの前側に上下動自在に
支持された昇降板61と、この昇降板61の前面に配し
て、その両側端部に取り付けられた一対のブラケット6
2・62と、この昇降板61と上記後部機枠30aとの
間に配設された昇降板の昇降駆動装置63とでもって構
成されている。
【0035】上記一対のブラケット62・62には、そ
の上面に、前記一対のチエンコンベヤ37・37の終端
部からこの後部エレベータ42の上に送り込まれてき
た、鍋搬送ユニット5の一対の台車4R・4Lをその上
に乗せるためのレール64・64が取り付けられている
のであるが、このレール64・64は、図16に示した
後部エレベータ42の降下位置において、上記チエンコ
ンベヤ37・37の外側に位置せしめられ、該チエンコ
ンベヤ37・37及び上記一対の台車4R・4Lの各内
側の車輪に接触することなく、この一対の台車4R・4
Lの外側の各車輪12のみをその上に乗り移らせること
ができる位置に敷設されている(図3・17参照)。な
お、上記一対のブラケット62・62の後端部には、該
レール64・64上に乗り移って来た台車の背面に衝突
して鍋搬送ユニット5の暴走を阻止するためのストッパ
ー64a・64aが突設されている。
の上面に、前記一対のチエンコンベヤ37・37の終端
部からこの後部エレベータ42の上に送り込まれてき
た、鍋搬送ユニット5の一対の台車4R・4Lをその上
に乗せるためのレール64・64が取り付けられている
のであるが、このレール64・64は、図16に示した
後部エレベータ42の降下位置において、上記チエンコ
ンベヤ37・37の外側に位置せしめられ、該チエンコ
ンベヤ37・37及び上記一対の台車4R・4Lの各内
側の車輪に接触することなく、この一対の台車4R・4
Lの外側の各車輪12のみをその上に乗り移らせること
ができる位置に敷設されている(図3・17参照)。な
お、上記一対のブラケット62・62の後端部には、該
レール64・64上に乗り移って来た台車の背面に衝突
して鍋搬送ユニット5の暴走を阻止するためのストッパ
ー64a・64aが突設されている。
【0036】後部エレベータ42は、上記昇降駆動装置
63でもって、上記各ブラケット62上のレール64位
置を、図16・18に示してある如く、チエンコンベヤ
37の高さ(実線図示)と前記上部レール31の高さ
(鎖線図示)の間に亘って昇降させるようになっている
のであるが、この実施例の昇降駆動装置63は次のよう
に構成されている。すなわち、図17・18に示してあ
る如く、上記昇降板61には、その背面の適所に、それ
ぞれ雌ねじ孔を有する一対のブロック65・65が取り
付けられると共に、該ブロック65・65の雌ねじ孔に
それぞれ雄ねじ棒66・66が螺装されており、該雄ね
じ棒66・66の各上端部が後部機枠30aの前面に取
り付けられたスラストベアリング67・67を介して懸
吊状態に支承されていて、該雄ねじ棒66・66の上端
部が、該上端部に嵌着されたスプロケットホイール68
・68と電動機70の出力軸に嵌着されたスプロケット
ホイール69・69との間に懸け回されたチエン71を
介して、後部機枠30aの適所に取り付けられた電動機
70に連結されている。したがってこの後部エレベータ
42は、上記電動機70を正転(又は逆転)させると上
記昇降板61を上昇させることができ、電動機70を逆
転(又は正転)させると昇降板61を降下させることが
できるようになっており、電動機70の回転速度を制御
すると、後部エレベータ42の昇降時における速度を自
由に調節することができるようになっている。
63でもって、上記各ブラケット62上のレール64位
置を、図16・18に示してある如く、チエンコンベヤ
37の高さ(実線図示)と前記上部レール31の高さ
(鎖線図示)の間に亘って昇降させるようになっている
のであるが、この実施例の昇降駆動装置63は次のよう
に構成されている。すなわち、図17・18に示してあ
る如く、上記昇降板61には、その背面の適所に、それ
ぞれ雌ねじ孔を有する一対のブロック65・65が取り
付けられると共に、該ブロック65・65の雌ねじ孔に
それぞれ雄ねじ棒66・66が螺装されており、該雄ね
じ棒66・66の各上端部が後部機枠30aの前面に取
り付けられたスラストベアリング67・67を介して懸
吊状態に支承されていて、該雄ねじ棒66・66の上端
部が、該上端部に嵌着されたスプロケットホイール68
・68と電動機70の出力軸に嵌着されたスプロケット
ホイール69・69との間に懸け回されたチエン71を
介して、後部機枠30aの適所に取り付けられた電動機
70に連結されている。したがってこの後部エレベータ
42は、上記電動機70を正転(又は逆転)させると上
記昇降板61を上昇させることができ、電動機70を逆
転(又は正転)させると昇降板61を降下させることが
できるようになっており、電動機70の回転速度を制御
すると、後部エレベータ42の昇降時における速度を自
由に調節することができるようになっている。
【0037】次に、上記上側の往搬送経路7及び下側の
復搬送経路9における鍋搬送ユニット5の各駆動装置に
ついて説明すると、往搬送経路7における鍋搬送ユニッ
トの歩進駆動装置72は(図1・3参照)、前記後部エ
レベータ42の後方位に配して、後部機枠30aの上の
所定高さ(上部レールよりも若干高い)に架け渡された
前後方向の一対のガイドパイプ73・73と、この一対
のガイドパイプ73・73によって前後方向に進退自在
に支持されたプッシャー取付け板74と、該プッシャー
取付け板74の両端部に取り付けられた一対のプッシャ
ー75・75と、後部機枠30a上の前後方向に架設し
てそのスライダー部76a・76aを上記プッシャー取
付け板74に連結されたロッドレスシリンダ76・76
とでもって構成されていて、この歩進駆動装置72は、
一対のロッドレスシリンダ76・76のスライダー部7
6a・76aを前進させて、後部エレベータ42の上に
乗って上昇位置に達した鍋搬送ユニット5の両側の台車
4R・4Lの背面に上記一対のプッシャー75・75を
作用させると、このプッシャー75・75によって押さ
れたエレベータ42上の(レール64上の)鍋搬送ユニ
ット5が、一ステップ(台車の前後方向の長さ分だけ)
搬送方向に送り出されて上部レール31上に乗り移り、
その時、該鍋搬送ユニット5の台車4R・4Lが、既に
一対の上部レール31・31上に乗り移っている鍋搬送
ユニット5の台車4R・4Lの背面を押すことになるの
で、該レール31・31上に接踵して整列せしめられて
いる下流側の全部の鍋搬送ユニット5が、同時に一ステ
ップ歩進せしめられるようになっている。
復搬送経路9における鍋搬送ユニット5の各駆動装置に
ついて説明すると、往搬送経路7における鍋搬送ユニッ
トの歩進駆動装置72は(図1・3参照)、前記後部エ
レベータ42の後方位に配して、後部機枠30aの上の
所定高さ(上部レールよりも若干高い)に架け渡された
前後方向の一対のガイドパイプ73・73と、この一対
のガイドパイプ73・73によって前後方向に進退自在
に支持されたプッシャー取付け板74と、該プッシャー
取付け板74の両端部に取り付けられた一対のプッシャ
ー75・75と、後部機枠30a上の前後方向に架設し
てそのスライダー部76a・76aを上記プッシャー取
付け板74に連結されたロッドレスシリンダ76・76
とでもって構成されていて、この歩進駆動装置72は、
一対のロッドレスシリンダ76・76のスライダー部7
6a・76aを前進させて、後部エレベータ42の上に
乗って上昇位置に達した鍋搬送ユニット5の両側の台車
4R・4Lの背面に上記一対のプッシャー75・75を
作用させると、このプッシャー75・75によって押さ
れたエレベータ42上の(レール64上の)鍋搬送ユニ
ット5が、一ステップ(台車の前後方向の長さ分だけ)
搬送方向に送り出されて上部レール31上に乗り移り、
その時、該鍋搬送ユニット5の台車4R・4Lが、既に
一対の上部レール31・31上に乗り移っている鍋搬送
ユニット5の台車4R・4Lの背面を押すことになるの
で、該レール31・31上に接踵して整列せしめられて
いる下流側の全部の鍋搬送ユニット5が、同時に一ステ
ップ歩進せしめられるようになっている。
【0038】同様に、復搬送経路9における上流部分に
は、上記歩進駆動装置72と似たような構造の鍋搬送ユ
ニットの歩進駆動装置77が配設されている。すなわ
ち、この実施例の歩進駆動装置77は(図2・4参
照)、前記前部エレベータ41の前方位に配して、前部
機枠30bの上の所定高さ(下部レールよりも若干高
い)に架け渡された前後方向の一対のガイドパイプ78
・78と、この一対のガイドパイプ78・78によって
前後方向に進退自在に支持されたプッシャー取付け板7
9と、該プッシャー取付け板79の両端部に取り付けら
れた一対のプッシャー80・80と、前部機枠30b上
の前後方向に架設してそのスライダー部81a・81a
を上記プッシャー取付け板79に連結されたロッドレス
シリンダ81・81とでもって構成されていて、この歩
進駆動装置77は、一対のロッドレスシリンダ81・8
1のスライダー部81a・81aを前進させて、前部エ
レベータ41の上に乗って降下位置に達した鍋搬送ユニ
ット5の両側の台車4R・4Lの正面に上記一対のプッ
シャー80・80を作用させると、このプッシャー80
・80によって押されたエレベータ41上(可動荷受部
51・51上)及び/または前記受取り部33b上の鍋
搬送ユニット5が、一ステップ(台車の前後方向の長さ
分だけ)搬送方向に送り出されて下部レール33上に乗
り移り、その時、該鍋搬送ユニット5の台車4R・4L
が、既に一対の下部レール33・33上に乗り移ってい
る鍋搬送ユニット5の台車4R・4Lの前面を押すこと
で、該レール33・33上に接踵して整列せしめられて
いる下流側の鍋搬送ユニット5が、同時に一ステップ歩
進せしめられるようになっている。
は、上記歩進駆動装置72と似たような構造の鍋搬送ユ
ニットの歩進駆動装置77が配設されている。すなわ
ち、この実施例の歩進駆動装置77は(図2・4参
照)、前記前部エレベータ41の前方位に配して、前部
機枠30bの上の所定高さ(下部レールよりも若干高
い)に架け渡された前後方向の一対のガイドパイプ78
・78と、この一対のガイドパイプ78・78によって
前後方向に進退自在に支持されたプッシャー取付け板7
9と、該プッシャー取付け板79の両端部に取り付けら
れた一対のプッシャー80・80と、前部機枠30b上
の前後方向に架設してそのスライダー部81a・81a
を上記プッシャー取付け板79に連結されたロッドレス
シリンダ81・81とでもって構成されていて、この歩
進駆動装置77は、一対のロッドレスシリンダ81・8
1のスライダー部81a・81aを前進させて、前部エ
レベータ41の上に乗って降下位置に達した鍋搬送ユニ
ット5の両側の台車4R・4Lの正面に上記一対のプッ
シャー80・80を作用させると、このプッシャー80
・80によって押されたエレベータ41上(可動荷受部
51・51上)及び/または前記受取り部33b上の鍋
搬送ユニット5が、一ステップ(台車の前後方向の長さ
分だけ)搬送方向に送り出されて下部レール33上に乗
り移り、その時、該鍋搬送ユニット5の台車4R・4L
が、既に一対の下部レール33・33上に乗り移ってい
る鍋搬送ユニット5の台車4R・4Lの前面を押すこと
で、該レール33・33上に接踵して整列せしめられて
いる下流側の鍋搬送ユニット5が、同時に一ステップ歩
進せしめられるようになっている。
【0039】上記のように構成されたこの実施例の鍋の
循環搬送経路には、図1〜4に示してある如く、上側の
搬送経路6の始端部と、該搬送経路6の終端部の近傍
と、前部エレベータ41の上と、下側の搬送経路8の始
端部の近傍と、該搬送経路8の終端部とに配して、それ
ぞれ、鍋搬送ユニット5の右側の台車4Rに配設されて
いる前記鍋支持枠の回転止め装置13に作用して鍋支持
枠2を台車4Rに対して回転自在にするための、回転止
め装置の一時的解除装置85と、鍋搬送ユニット5の左
側の台車4Lによって軸受されている左側の支軸3に作
用して鍋支持枠2を台車に対して相対的に回転変位させ
るための、鍋支持枠の回転駆動装置86が配設されてい
る。
循環搬送経路には、図1〜4に示してある如く、上側の
搬送経路6の始端部と、該搬送経路6の終端部の近傍
と、前部エレベータ41の上と、下側の搬送経路8の始
端部の近傍と、該搬送経路8の終端部とに配して、それ
ぞれ、鍋搬送ユニット5の右側の台車4Rに配設されて
いる前記鍋支持枠の回転止め装置13に作用して鍋支持
枠2を台車4Rに対して回転自在にするための、回転止
め装置の一時的解除装置85と、鍋搬送ユニット5の左
側の台車4Lによって軸受されている左側の支軸3に作
用して鍋支持枠2を台車に対して相対的に回転変位させ
るための、鍋支持枠の回転駆動装置86が配設されてい
る。
【0040】すなわち、上記回転止め装置13の一時的
解除装置85は(図8・9参照)、前記機枠30の上面
に取り付けられているフラットバー32の上の適所に配
設されたブラケット87と、該ブラケット87によって
この搬送装置の巾方向(横方向)に移動自在に支持され
たフック88とでもって構成されている。この実施例で
は、上記フック88が、上記ブラケット87にあけた一
対の孔89・89に摺動自在に支持された一対の脚90
・90を介して上記巾方向に移動自在に支持されると共
に、上記ブラケット87に取り付けられたエヤシリンダ
91のピストンロッド92が該フックに連結されてい
て、該フック88を前進位置に保っておくと、該フック
88の前方位を通過する台車4Rに取り付けられている
前記回転止め装置13の回り止めピン15の連結板16
部位が、このフック88の内側に位置した(係合した)
時点で、該台車4Rが停止されるようになっており、こ
の時点で前進位置のフック88をエヤシリンダ91でも
って後退させると、上記連結板16を介して連結されて
いる一対の回り止めピン15・15が鍋支持枠2の右側
面2aに形成されている前記ピン孔22・22から抜け
て、鍋支持枠2が回転自在となるから、この時点で前記
鍋支持枠の回転駆動装置86でもって鍋支持枠2を前向
きに75°(又は180°)回転させた上、フックを前
進させると、回り止めピン15・15がピン孔23・2
3(又は22・22)に突入して、鍋支持枠2が台車4
Rに対して相対的に回転不能に固定されるようになって
いる。なお、上記フック88は、常時上記ピストンロッ
ド92を伸長させた前進位置に待機させておくものであ
る。
解除装置85は(図8・9参照)、前記機枠30の上面
に取り付けられているフラットバー32の上の適所に配
設されたブラケット87と、該ブラケット87によって
この搬送装置の巾方向(横方向)に移動自在に支持され
たフック88とでもって構成されている。この実施例で
は、上記フック88が、上記ブラケット87にあけた一
対の孔89・89に摺動自在に支持された一対の脚90
・90を介して上記巾方向に移動自在に支持されると共
に、上記ブラケット87に取り付けられたエヤシリンダ
91のピストンロッド92が該フックに連結されてい
て、該フック88を前進位置に保っておくと、該フック
88の前方位を通過する台車4Rに取り付けられている
前記回転止め装置13の回り止めピン15の連結板16
部位が、このフック88の内側に位置した(係合した)
時点で、該台車4Rが停止されるようになっており、こ
の時点で前進位置のフック88をエヤシリンダ91でも
って後退させると、上記連結板16を介して連結されて
いる一対の回り止めピン15・15が鍋支持枠2の右側
面2aに形成されている前記ピン孔22・22から抜け
て、鍋支持枠2が回転自在となるから、この時点で前記
鍋支持枠の回転駆動装置86でもって鍋支持枠2を前向
きに75°(又は180°)回転させた上、フックを前
進させると、回り止めピン15・15がピン孔23・2
3(又は22・22)に突入して、鍋支持枠2が台車4
Rに対して相対的に回転不能に固定されるようになって
いる。なお、上記フック88は、常時上記ピストンロッ
ド92を伸長させた前進位置に待機させておくものであ
る。
【0041】鍋支持枠2の回転駆動装置86は(図10
・11参照)、左側の機枠30部分の所定の位置に取り
付けられたブラケット93上に配して、この搬送装置の
巾方向(横方向)に摺動自在に支承されたロータリアク
チエータ94と、このロータリアクチエータ94を進退
させるためのエヤシリンダ95とでもって構成されてい
て、常時は後退位置に待機させておいたロータリアクチ
エータ94を前進させて(図10・11実線)、該ロー
タリアクチエータ94の主軸94aに取り付けられてい
るマイナス型のキー96を前記左側の台車4Lによって
軸受さている支軸3の前記入力溝24に突入させた上
で、前記回転止め装置13による台車4Rと鍋支持枠2
間の回り止め状態を前記一時的解除装置85でもって一
旦解除し、しかる後、上記主軸94aを75°又は18
0°回転させると、鍋支持枠2を75°又は180°回
転させることができ、再び上記回転止め装置13によっ
て台車4Rと鍋支持枠2間を回り止めすると、鍋支持枠
2が上記回転状態に保持されるようになっている。な
お、この鍋支持枠の回転駆動装置86は、常時は、上記
ロータリアクチエータ94を上記台車4L上の支軸3に
対する不作用位置(図10鎖線位置)に後退させておく
ものである。
・11参照)、左側の機枠30部分の所定の位置に取り
付けられたブラケット93上に配して、この搬送装置の
巾方向(横方向)に摺動自在に支承されたロータリアク
チエータ94と、このロータリアクチエータ94を進退
させるためのエヤシリンダ95とでもって構成されてい
て、常時は後退位置に待機させておいたロータリアクチ
エータ94を前進させて(図10・11実線)、該ロー
タリアクチエータ94の主軸94aに取り付けられてい
るマイナス型のキー96を前記左側の台車4Lによって
軸受さている支軸3の前記入力溝24に突入させた上
で、前記回転止め装置13による台車4Rと鍋支持枠2
間の回り止め状態を前記一時的解除装置85でもって一
旦解除し、しかる後、上記主軸94aを75°又は18
0°回転させると、鍋支持枠2を75°又は180°回
転させることができ、再び上記回転止め装置13によっ
て台車4Rと鍋支持枠2間を回り止めすると、鍋支持枠
2が上記回転状態に保持されるようになっている。な
お、この鍋支持枠の回転駆動装置86は、常時は、上記
ロータリアクチエータ94を上記台車4L上の支軸3に
対する不作用位置(図10鎖線位置)に後退させておく
ものである。
【0042】また、この実施例の搬送装置では、上記ロ
ータリアクチエータ94の主軸94aに取り付けられて
いるキー96を上記入力溝24に対して正確に突入させ
ることができるようにするため、前記搬送経路(5〜
9)上の、上記回転止め装置13の一時的な解除装置8
5と鍋支持枠の回転駆動装置86が配設されている部位
には(図8参照)、前記台車4R・4Lの上方位の適所
に配して、機枠30(前部エレベータ41上の場合は昇
降枠46)の上にエヤシリンダ97が配設されていて、
該エヤシリンダ97のピストンロッド98の先端98a
を前記台車4R・4Lの上面に形成してある前記位置決
め孔25に突入させると、鍋搬送ユニット5の台車4R
・4Lが所定の位置で走行不能に固定されるようになっ
ている。
ータリアクチエータ94の主軸94aに取り付けられて
いるキー96を上記入力溝24に対して正確に突入させ
ることができるようにするため、前記搬送経路(5〜
9)上の、上記回転止め装置13の一時的な解除装置8
5と鍋支持枠の回転駆動装置86が配設されている部位
には(図8参照)、前記台車4R・4Lの上方位の適所
に配して、機枠30(前部エレベータ41上の場合は昇
降枠46)の上にエヤシリンダ97が配設されていて、
該エヤシリンダ97のピストンロッド98の先端98a
を前記台車4R・4Lの上面に形成してある前記位置決
め孔25に突入させると、鍋搬送ユニット5の台車4R
・4Lが所定の位置で走行不能に固定されるようになっ
ている。
【0043】またこの実施例の搬送装置では、鍋支持枠
2を75°前向きに傾斜させた状態において鍋搬送ユニ
ット5を搬送する際、該鍋支持枠2の底部を該傾斜状態
において支承させるため、該支持枠2の両側に配してロ
ール82・82が取り付けられると共に、前記上側の往
搬送経路6及び下側の復搬送経路8に沿って(図8・1
1参照)、機枠30に取り付けられた多数のブラケット
83を介して、一対のガイドレール84が所定の高さに
敷設されている。
2を75°前向きに傾斜させた状態において鍋搬送ユニ
ット5を搬送する際、該鍋支持枠2の底部を該傾斜状態
において支承させるため、該支持枠2の両側に配してロ
ール82・82が取り付けられると共に、前記上側の往
搬送経路6及び下側の復搬送経路8に沿って(図8・1
1参照)、機枠30に取り付けられた多数のブラケット
83を介して、一対のガイドレール84が所定の高さに
敷設されている。
【0044】この実施例の鍋の循環搬送装置は、上記の
ように構成されているので、上側の搬送経路6の始端部
に被調理材料の供給装置101を配設し、往搬送経路6
の下部の適所に配して、つまり歩進搬送時において各鍋
搬送ユニット5によって支持されている鍋1が一旦停止
される各直下位置に配して、それぞれバーナー102を
配設し、前部エレベータ41の前方位に該エレベータ4
1の昇降経路内に出し入れ自在な調理済食品の受取り装
置103を配設し、復搬送経路8の始端部近傍に鍋の洗
滌ノッズル104を配設し、該復搬送経路8の終端部近
傍に鍋の予熱バーナー105を配設しておき(図1〜4
参照)、上側の往搬送経路6の始端部で各鍋1の中に小
分けされた状態のままのそば玉(被調理材料)を投入す
ると、鍋の中に供給されたそば玉を、この往搬送経路6
において、鍋1を傾斜させた姿勢に保って歩進させ乍
ら、上記バーナー102でもって加熱調理することがで
き、前部エレベータ41位置で鍋支持枠2を180°回
転させると、一食分宛炒め調理されたそばを、上記調理
済食品の受取り装置103の上に個食状態のまま取り出
すことができる。なお、空になった鍋1は、下側の復搬
送経路8において前記洗滌ノッズル104で洗滌し、予
熱装置105で予熱した上、前記後部エレベータ42で
もって往搬送経路の始端部に復帰させることができる。
ように構成されているので、上側の搬送経路6の始端部
に被調理材料の供給装置101を配設し、往搬送経路6
の下部の適所に配して、つまり歩進搬送時において各鍋
搬送ユニット5によって支持されている鍋1が一旦停止
される各直下位置に配して、それぞれバーナー102を
配設し、前部エレベータ41の前方位に該エレベータ4
1の昇降経路内に出し入れ自在な調理済食品の受取り装
置103を配設し、復搬送経路8の始端部近傍に鍋の洗
滌ノッズル104を配設し、該復搬送経路8の終端部近
傍に鍋の予熱バーナー105を配設しておき(図1〜4
参照)、上側の往搬送経路6の始端部で各鍋1の中に小
分けされた状態のままのそば玉(被調理材料)を投入す
ると、鍋の中に供給されたそば玉を、この往搬送経路6
において、鍋1を傾斜させた姿勢に保って歩進させ乍
ら、上記バーナー102でもって加熱調理することがで
き、前部エレベータ41位置で鍋支持枠2を180°回
転させると、一食分宛炒め調理されたそばを、上記調理
済食品の受取り装置103の上に個食状態のまま取り出
すことができる。なお、空になった鍋1は、下側の復搬
送経路8において前記洗滌ノッズル104で洗滌し、予
熱装置105で予熱した上、前記後部エレベータ42で
もって往搬送経路の始端部に復帰させることができる。
【0045】なお、上記実施例においては、下側の復搬
送経路8の下流側の部分を、特にチエンコンベヤ37で
もって構成してある例を示したが、他の実施例において
は、このチエンコンベヤ37でもって構成されている部
分は、これを該チエンコンベヤ37に代えて、前記上流
側の部分に架設されている一対の下部レール33・33
をそのままこの下流側の部分にまで延設したものであっ
てもよい。
送経路8の下流側の部分を、特にチエンコンベヤ37で
もって構成してある例を示したが、他の実施例において
は、このチエンコンベヤ37でもって構成されている部
分は、これを該チエンコンベヤ37に代えて、前記上流
側の部分に架設されている一対の下部レール33・33
をそのままこの下流側の部分にまで延設したものであっ
てもよい。
【0046】また、上記実施例においては、台車(接動
ブロック)4R・4Lが、車輪12を介してレール31
・33・64及び荷受け部の上面51a上を転接移動
し、チエンコンベヤ37上では車輪12が該チエンコン
ベヤ37上で空転されるようになっている例を示した
が、他の実施例においては、前記台車(接動ブロック)
4R・4Lから前記凹所11及び車輪12を取り去ると
共に、代わりに、前記循環搬送経路6〜9においてこの
台車(接動ブロック)の下面が接する部位(レール31
・33・64、チエンコンベヤ37及び荷受け部51
等)に、転子を配列しておいてもよいし(図示せず)、
さらに他の実施例においては台車(接動ブロック)4R
・4Lに上記せる如く車輪12がなく、車輪のない台車
を前記レール31・33・63及びチエンコンベヤ37
の上面に摺接せしめてもよい(図示せず)のであって、
この発明の鍋の循環搬送装置において、「台車」とは、
このような車輪をもたない接動ブロックも含むものであ
る。
ブロック)4R・4Lが、車輪12を介してレール31
・33・64及び荷受け部の上面51a上を転接移動
し、チエンコンベヤ37上では車輪12が該チエンコン
ベヤ37上で空転されるようになっている例を示した
が、他の実施例においては、前記台車(接動ブロック)
4R・4Lから前記凹所11及び車輪12を取り去ると
共に、代わりに、前記循環搬送経路6〜9においてこの
台車(接動ブロック)の下面が接する部位(レール31
・33・64、チエンコンベヤ37及び荷受け部51
等)に、転子を配列しておいてもよいし(図示せず)、
さらに他の実施例においては台車(接動ブロック)4R
・4Lに上記せる如く車輪12がなく、車輪のない台車
を前記レール31・33・63及びチエンコンベヤ37
の上面に摺接せしめてもよい(図示せず)のであって、
この発明の鍋の循環搬送装置において、「台車」とは、
このような車輪をもたない接動ブロックも含むものであ
る。
【0047】
【発明の効果】以上述べたように、この発明にしたがっ
た個食の連続的な加熱装置における鍋の循環搬送装置
は、鍋の支持手段が、横一列に整列された複数の鍋を支
持している鍋支持枠とこの鍋支持枠を回転自在に支承し
ている一対の台車からなる、鍋搬送ユニットでもって構
成されていて、該鍋搬送ユニットが、上側の搬送経路、
前側の搬送経路、下側の搬送経路及び後側の搬送経路の
順に配列された、矩形状の一連の循環搬送経路に沿って
搬送されるようになっており、少なくとも、上側の搬送
経路においては、各鍋搬送ユニットが、接踵して歩進的
に移動されるようになっているので、その作用について
詳述したように、この発明の搬送装置によれば、搬送方
向に整列された多数の鍋搬送ユニットが、前後方向にお
いて互いに密接された整列状態のまま、該鍋搬送ユニッ
ト1個分の長さ分だけ間欠的に押し進められると共に、
各鍋搬送ユニットが所定の位置において間欠的に停止さ
れることになるので、被調理材料を、該鍋搬送ユニット
上の各鍋を所定の位置に停止された状態において、最も
熱効率のよい所定の位置に配設された加熱装置でもって
効率よく加熱調理することができるばかりでなく、各鍋
の搬送を停止させた状態において、各鍋内に被調理材料
を供給することができ、各鍋内から調理済の食品を円滑
に取り出すことができる。
た個食の連続的な加熱装置における鍋の循環搬送装置
は、鍋の支持手段が、横一列に整列された複数の鍋を支
持している鍋支持枠とこの鍋支持枠を回転自在に支承し
ている一対の台車からなる、鍋搬送ユニットでもって構
成されていて、該鍋搬送ユニットが、上側の搬送経路、
前側の搬送経路、下側の搬送経路及び後側の搬送経路の
順に配列された、矩形状の一連の循環搬送経路に沿って
搬送されるようになっており、少なくとも、上側の搬送
経路においては、各鍋搬送ユニットが、接踵して歩進的
に移動されるようになっているので、その作用について
詳述したように、この発明の搬送装置によれば、搬送方
向に整列された多数の鍋搬送ユニットが、前後方向にお
いて互いに密接された整列状態のまま、該鍋搬送ユニッ
ト1個分の長さ分だけ間欠的に押し進められると共に、
各鍋搬送ユニットが所定の位置において間欠的に停止さ
れることになるので、被調理材料を、該鍋搬送ユニット
上の各鍋を所定の位置に停止された状態において、最も
熱効率のよい所定の位置に配設された加熱装置でもって
効率よく加熱調理することができるばかりでなく、各鍋
の搬送を停止させた状態において、各鍋内に被調理材料
を供給することができ、各鍋内から調理済の食品を円滑
に取り出すことができる。
【0048】またこの発明の循環搬送装置によれば、鍋
搬送ユニットの停止位置で被調理材料が極めて効率よく
加熱調理されることになるから、比較的短い前後方向の
搬送行程でもって、小分けされた多数の被調理材料を加
熱(炒め)調理することができるので、すなわち単位時
間当たりの処理数が多いので、例えば、これを麺類の炒
め装置における鍋の搬送装置として実施する場合には、
その上流位に公知の麺の茹機又は蒸し機等を配設してお
けば、該茹機又は蒸し機による小分けされた麺の製造速
度に合わせて(同一速度で)、製造された直後の麺をそ
のまま受け入れ、接踵して炒め加工することができる。
搬送ユニットの停止位置で被調理材料が極めて効率よく
加熱調理されることになるから、比較的短い前後方向の
搬送行程でもって、小分けされた多数の被調理材料を加
熱(炒め)調理することができるので、すなわち単位時
間当たりの処理数が多いので、例えば、これを麺類の炒
め装置における鍋の搬送装置として実施する場合には、
その上流位に公知の麺の茹機又は蒸し機等を配設してお
けば、該茹機又は蒸し機による小分けされた麺の製造速
度に合わせて(同一速度で)、製造された直後の麺をそ
のまま受け入れ、接踵して炒め加工することができる。
【0049】また、この発明の鍋の循環搬送装置は、複
数個の鍋がユニット化された鍋搬送ユニットを、その搬
送経路を構成しているレール上又はチエンコンベヤ上に
乗せて、それを歩進駆動装置でもって歩進させるように
なっているので、鍋搬送ユニットの交換が極めて容易で
ある。
数個の鍋がユニット化された鍋搬送ユニットを、その搬
送経路を構成しているレール上又はチエンコンベヤ上に
乗せて、それを歩進駆動装置でもって歩進させるように
なっているので、鍋搬送ユニットの交換が極めて容易で
ある。
【0050】また、下側の復搬送経路の下流側の部分が
チエンコンベヤである場合には、加熱調理ゾーンを構成
するための上側の往搬送経路が長くても、すなわち該往
搬送経路に接踵して整列されている鍋搬送ユニットの数
が多くても、復搬送経路のチエンコンベヤ上では、歩進
ではなく高速で搬送され、該コンベヤ上には、その最下
流位置に1〜2個の鍋搬送ユニットを停滞させておけば
よいのであるから、その分だけ、鍋搬送ユニットの数が
大幅に少なくてもよく、各搬送経路に配置されたすべて
の鍋搬送ユニットを効率良く稼働させることができる。
チエンコンベヤである場合には、加熱調理ゾーンを構成
するための上側の往搬送経路が長くても、すなわち該往
搬送経路に接踵して整列されている鍋搬送ユニットの数
が多くても、復搬送経路のチエンコンベヤ上では、歩進
ではなく高速で搬送され、該コンベヤ上には、その最下
流位置に1〜2個の鍋搬送ユニットを停滞させておけば
よいのであるから、その分だけ、鍋搬送ユニットの数が
大幅に少なくてもよく、各搬送経路に配置されたすべて
の鍋搬送ユニットを効率良く稼働させることができる。
【図1】 上側の搬送経路の上流側の部分と下側の搬送
経路の下流側の部分及び上昇搬送経路の概略を示した鍋
の循環搬送装置の右側面図である。
経路の下流側の部分及び上昇搬送経路の概略を示した鍋
の循環搬送装置の右側面図である。
【図2】 上側の搬送経路の下流側の部分と下部搬送装
置の上流側の部分及び降下搬送経路の概略を示した鍋の
循環搬送装置の右側面図である。
置の上流側の部分及び降下搬送経路の概略を示した鍋の
循環搬送装置の右側面図である。
【図3】 図1に示した部分の平面図である。
【図4】 図3に示した部分の平面図である。
【図5】 鍋搬送ユニットの一部切欠平面図である。
【図6】 右側の台車の右側面図である。
【図7】 同平面図である。
【図8】 右側の台車の一部を縦断して該台車の周辺部
を示した一部縦断正面図である。
を示した一部縦断正面図である。
【図9】 右側の台車を横断して鍋支持枠の回転止め装
置とその一時的解除装置を示した平面図である。
置とその一時的解除装置を示した平面図である。
【図10】 鍋支持枠の回転駆動装置を示した平面図で
ある。
ある。
【図11】 左側の台車と支軸を一部縦断して示した同
正面図である。
正面図である。
【図12】 右側のチエンコンベヤとその外側の下部レ
ールを示した横断正面図である。
ールを示した横断正面図である。
【図13】 前部エレベータの一部切欠正面図である。
【図14】 同側面図である。
【図15】 降下位置の前部エレベータの右側の荷受け
部を示した平面図である。
部を示した平面図である。
【図16】 昇降駆動装置を省略して示した後部エレベ
ータの右側面図である。
ータの右側面図である。
【図17】 後部エレベータの昇降駆動装置を示した一
部切欠平面図である。
部切欠平面図である。
【図18】 同右側面図である。
【図19】 図1と図2を1図にまとめたもので、鍋の
循環搬送装置の概略を示した一部切欠右側面図である。
循環搬送装置の概略を示した一部切欠右側面図である。
1 鍋 2 鍋支持枠 3 支軸 4 ブロック 4R 右側の台車 4L 左側の台車 5 鍋搬送ユニット 6 往搬送経路 7 前側の降下搬送経路 8 復搬送経路 9 後側の上昇搬送経路 13 鍋支持枠の回転止め装置 30 機枠 30a 後部機枠 30b 前部機枠 31 上部レール 33 下部レール 37 チエンコンベヤ 41 前部エレベータ 42 後部エレベータ 72 上部歩進駆動装置 77 下部歩進駆動装置 85 回転止め装置の一時的解除装置 86 鍋支持枠の回転駆動装置
Claims (5)
- 【請求項1】多数の鍋を所定の循環搬送経路に沿って搬
送し、所定の搬送位置で上記鍋に投入された被調理材料
を所定の搬送行程において加熱調理した上所定の搬送位
置で鍋から取り出すようになっている、個食の連続的な
加熱調理装置における、鍋の循環搬送装置であって、 a.横一列に整列された複数の鍋を支持してる鍋支持枠
と、上記鍋の列に平行な同一軸線上の支軸を介してこの
鍋支持枠の両側端部に相対的に回転自在に取り付けられ
た一対の台車とでもって、複数の鍋を一グループとして
搬送するための鍋搬送ユニットが構成されており、 b.多数の鍋搬送ユニットを循環移動させるための搬送
経路が、上側の往搬送経路、前側の降下搬送経路、下側
の復搬送経路、及び後側の上昇搬送経路の順に配列され
た、側面視が矩形状の一連の循環搬送経路でもって構成
されていて、 c.上記上側の往搬送経路には、前記鍋搬送ユニットの
両側の台車部位を接触せしめて該鍋搬送ユニットを横架
することができる位置に配して、一対の平行な上部レー
ルが機枠上に敷設されており、上記下側の復搬送経路に
は、上記一対の上部レールの直下位置に配して、鍋搬送
ユニットの搬送方向における上流側の部分には一対の下
部レールが機枠上に架設され、残りの下流側の部分には
該下部レールに接続する一対のチエンコンベヤが機枠上
に架設されていて、上記降下搬送経路には、前記鍋搬送
ユニットをその上に乗せて該鍋搬送ユニットを前記上部
レール上の高さから下部レール上の高さまで降下させる
ための、前部エレベータが配設されると共に、上記上昇
搬送経路には、前記鍋搬送ユニットをその上に乗せて該
鍋搬送ユニットを前記チエンコンベヤ上の高さから上部
レール上の高さまで上昇させるための、後部エレベータ
が配設されており、 d.上記後部エレベータの後方位には、上昇位置の前部
エレベータ上の鍋搬送ユニットに作用してそれを押し、
該鍋搬送ユニットを前記上部レール上に乗り移らせると
同時に上部レール上の鍋搬送ユニットを一ステップ往搬
送方向に押し進めるための、上部歩進駆動装置が配設さ
れており、上記前部エレベータ上の前方位には、降下位
置の後部エレベータ上の鍋搬送ユニットに作用してそれ
を押し、該鍋搬送ユニットを前記下部レール上に乗り移
らせると同時に下部レール上の鍋搬送ユニットを一ステ
ップ復搬送方向に押し進めるための、下部歩進駆動装置
が配設されていること、及び、 e.前記鍋搬送ユニットの鍋支持枠と少なくとも一側の
台車との間には、該台車に対する鍋支持枠の相対的な回
転位置を所定の回転位置において回転不能に固定するた
めの係脱自在な鍋支持枠の回転止め装置が配設されてお
り、前記搬送経路の適所に、上記回転止めの装置の一時
的解除装置と、鍋支持枠を台車に対して相対的に回転変
位させるための、鍋支持枠に対して実質的に係脱自在な
鍋支持枠の回転駆動装置が配設されていること、を特徴
とする鍋の循環搬送装置。 - 【請求項2】前記鍋搬送ユニットを構成している一対の
台車が、何れも、直方体のブロックと該ブロックの前後
方向に整列させて該ブロックの前後に取り付けられた各
一対宛の車輪とでもって構成されていて、前記チエンコ
ンベヤが、上記一対の台車の各内側の車輪にのみ接して
前記鍋搬送ユニットをその上に乗せうる位置を選択して
配設されると共に、該チエンコンベヤの始端部に続く前
記下部レールの終端部分には、一対の台車の内側の車輪
が上記チエンコンベヤの直線コース上に乗り移るまでの
間外側の車輪をその上に乗せておくための、受渡し部が
チエンコンベヤの外側まで延設されている、請求項1記
載の鍋の循環搬送装置。 - 【請求項3】前記後部エレベータにおいて、前記鍋搬送
ユニットをその上の乗せるための荷受け部が、鍋搬送ユ
ニットの両側の台車にそれぞれ取り付けられている外側
の車輪部分をその上の乗せることができる一対のレール
でもって構成されると共に、該レールがチエンコンベヤ
の外側まで延設されていて、該荷受け部が、前記チエン
コンベヤの終端部に続く部位では、一対の台車の内側の
車輪が上記チエンコンベヤの直線コースから外れる以前
に外側の車輪をその上に乗り移らせるようになってい
る、請求項2記載の鍋の循環搬送装置。 - 【請求項4】前記前部エレベータが、前記降下搬送経路
の両側方位において昇降せしめられる一対の荷受部支持
枠を備え、この一対の荷受部支持枠の適所に配して、そ
れぞれ各荷受部支持枠毎に、互いに対向する方向に向か
って所定量進退自在な可動荷受部が摺動自在に支持され
ていて、この前部エレベータにおいては、前記鍋搬送ユ
ニットをその上に乗せるための荷受け部が、上記一対の
可動荷受部でもって構成されており、この一対の可動荷
受部を互いに近づけると、鍋搬送ユニットの両側の台車
の各外側の半分をその上の乗せることができ、この一対
の可動荷受部を互いに遠ざけると、それが鍋搬送ユニッ
トに対する不作用位置に保たれるようになっており、前
記下部レールの始端部が該レールの外側の半分を切除し
て上記前部エレベータの位置まで前方に延設されてい
る、請求項1記載の鍋の循環搬送装置。 - 【請求項5】請求項1に記載の鍋の循環搬送装置におい
て、前記下側の復搬送経路には、前記一対の上部レール
の直下位置に配して、鍋搬送ユニットの搬送方向におけ
る下流側の部分に、一対のチエンコンベヤが架設されて
いるのに代えて、この下流側の部分に、前記上流側の部
分に架設された一対の下部レールがそのまま延設されて
いること、を特徴とする鍋の循環搬送装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5188830A JP2529926B2 (ja) | 1993-06-30 | 1993-06-30 | 個食の連続的な加熱調理装置における鍋の循環搬送装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5188830A JP2529926B2 (ja) | 1993-06-30 | 1993-06-30 | 個食の連続的な加熱調理装置における鍋の循環搬送装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0739458A true JPH0739458A (ja) | 1995-02-10 |
JP2529926B2 JP2529926B2 (ja) | 1996-09-04 |
Family
ID=16230586
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5188830A Expired - Lifetime JP2529926B2 (ja) | 1993-06-30 | 1993-06-30 | 個食の連続的な加熱調理装置における鍋の循環搬送装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2529926B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN109846352A (zh) * | 2018-12-31 | 2019-06-07 | 广州富港万嘉智能科技有限公司 | 一种炒饭装置 |
-
1993
- 1993-06-30 JP JP5188830A patent/JP2529926B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN109846352A (zh) * | 2018-12-31 | 2019-06-07 | 广州富港万嘉智能科技有限公司 | 一种炒饭装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2529926B2 (ja) | 1996-09-04 |
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