JPH0739429Y2 - サンドイッチ用包装フィリング材 - Google Patents

サンドイッチ用包装フィリング材

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JPH0739429Y2
JPH0739429Y2 JP1989105312U JP10531289U JPH0739429Y2 JP H0739429 Y2 JPH0739429 Y2 JP H0739429Y2 JP 1989105312 U JP1989105312 U JP 1989105312U JP 10531289 U JP10531289 U JP 10531289U JP H0739429 Y2 JPH0739429 Y2 JP H0739429Y2
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JP
Japan
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filling material
oil
shape
sandwich
filling
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JP1989105312U
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JPH0343992U (ja
Inventor
六郎 梯
元男 今安
由美子 王子
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NIPPN Corp
Original Assignee
Nippon Flour Mills Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この考案は、サンドイッチ用としてパンの間に挟まれる
フィリング材を、シート材で包装したサンドイッチ用包
装フィリング材に関するものである。
[従来の技術] 従来、サンドイッチを製造する際には、第1に、食パン
のクラストをカットし、残ったクラムの片面にからし
や、からしバターを塗布する。その後に、ポテトサラ
ダ、卵などのフィリング材用の食品素材を計量、混合
し、得られたフィリング材を前記したクラムに均一に塗
り、別のクラムで、このフィリング材を挟む。得られた
サンドイッチは、四角形状や三角形状などの所定の形に
カットし、所望によって包装している。
[考案が解決しようとする課題] しかしながら、従来のサンドイッチの製造方法によれ
ば、製造工程が煩雑で、しかも手作業に頼らざるをえな
いため非能率的であり、また、衛生上の点においても多
大な注意を払わなければならないという問題点がある。
なお、食品の汚染を防ぐために、ベースフィルム、シー
トと可食性フィルム、シートとをラミネートしてこれを
食品に包装し、食する時などに、ベースフィルム、シー
トのみを食品から容易に剥離できるようにした食品包装
体が提案されている(特開昭52−154538号)。
しかし、この食品包装体をサンドイッチに応用した場合
には、可食性フィルムが食味に与える影響を無視するこ
とはできず、また、可食性フィルムを用いなければ、ベ
ースフィルムを容易に剥離することはできず、結局、サ
ンドイッチへの応用は困難である。
本願考案は、上記問題点を解決することを基本的な目的
とし、食味への悪影響を与えることなく、サンドイッチ
の製造を容易かつ能率よく行うことができ、しかも、汚
染の可能性が小さく、衛生的にサンドイッチを製造する
ことができるサンドイッチ用包装フィリング材を提供す
ることを目的とするものである。
[課題を解決するための手段] すなわち、上記課題を解決するため、本願考案のサンド
イッチ用包装フィリング材は、フィリング材の表面の少
なくとも一部に油脂層が設けられており、この油脂層の
外側にシート材が配置されてフィリング材が包装されて
いることを特徴とするものである。
ここで、フィリング材用の食品素材としては、例えばツ
ナサラダ、ポテトサラダ、卵サラダ、ミートソースフィ
リング、ピザソースフィリング、カレーフィリング、中
華フィリングなどを挙げることができる。これらの食品
素材には、所望により固形体を含有させることができ
る。固形体としては、例えば一辺が0.5〜10mm程度のポ
テト、人参、玉葱などの粗砕物、豆類、穀粒、ツナなど
の魚肉の粗砕物、ポーク、チキンなどの畜肉の粗砕物を
挙げることができる。固形体は、必要に応じて加熱、冷
却した後、円柱状、四角柱状、球状、板状などの所望の
形状に成形する。これらの固形物は、そのまま前記食品
素材に添加したり、マヨネーズ、ケチャップ、ソース、
食酢、天然調味料、化学調味料、増粘材、澱粉類、穀
粉、スパイス、色素、フレーバー、食塩などを混合して
添加する。固形体は、フィリング材中に10〜90重量%含
有させるのが好ましい。
フィリング材は、通常適当な形に成形されるが、その形
状が限定されるものでない。
次に、フィリング材表面に設ける油脂層は、必ずしもフ
ィリング材の全面に設ける必要はなく、その表面の一部
に設けられていればよい。但し、後述するように、フィ
リング材の水分蒸発防止や保型性の点からは、フィリン
グ材表面のなるべく広い範囲に油脂層を設けることが望
ましい。例えば、平板状に成形したフィリング材では、
その両平面に油脂層を設けるのが望ましい。
この油脂層の材料としては、大豆油、菜種油、胡麻油、
コーン油、小麦胚芽油、紅花油、米油、パーム油、ラー
ド、ヘッド、バター、ショートニング、マーガリンなど
の動植物油脂やこれらの分別油脂、水添油脂、粉末油脂
などを用いることができる。これら油脂としては、常温
で固形の固形油脂が望ましいが、液状油の場合にも、水
素添加によりグリセライドの脂肪酸基に有る炭素の二重
結合に水素を添加させて、飽和結合とした硬化油を使用
することができる。
このように、油脂の固形度が高ければ、フィリング材の
保型性をより向上させることができる。
前記油脂層は、上記した各種油脂単独で構成できるのは
勿論であるが、2種以上を混合したり、他の添加物(調
味料など)を添加した油脂によって構成することも可能
である。
油脂層は、フィリング材の性質、油脂の性質にもよる
が、前述したフィリング材の水分蒸発を有効に防止し、
また、保型性を有する程度の厚さおよび量からなり、さ
らに、サンドイッチの食味を害さないように過剰となら
ないのが望ましい。例えば、ポテトサラダをフィリング
材とし、油脂としてパーム核油を用いた場合に、油脂層
は、0.01〜1mmの厚さとするのが望ましい。
また、油脂層を設ける手段は、特に限定されるものでな
く、各種方法を用いることができる。例えば、スプレ
ー、塗布、浸漬などの方法を用いたり、薄片状の固形油
脂を配置したりすることにより油脂層を設けることがで
きる。なお、油脂層を設けるのは、フィリング材側でも
シート材側のいずれであってもよく、結果としてフィリ
ング材の表面に設けられていればよい。
次に、油脂層の外側に配置されるシート材は、ポリエチ
レン、ポリプロピレン、ナイロン、ポリエステルなどの
合成樹脂シートや、アルミ箔、紙およびこれらをラミネ
ートしたものなどを用いることができ、要は、フィリン
グ材を包装して、外部との接触を有効に防止できるもの
であればよい。
その厚さは、適度な強度を有し、内部を外部汚染から十
分に保護できるように20μm以上が望ましく、また、過
度の厚さとならないように100μm以下が望ましい。
このシート材による包装方法は特に、限定されるもので
はなく、巻きつけや折返し、重ねあわせなどにより行う
ことができる。また、シート材は、必ずしもフィリング
材の全面に包装する必要はなく、外部との接触を有効に
防止できるように、フィリング材の表面に一部に配置す
るように包装するものであってもよい。
また、シート材は1枚は勿論のこと、複数枚であっても
よい。
[作用] すなわち、上記考案によれば、フィリング材は、表面に
油脂層が設けられており、フィリング材内部の水分蒸発
が防止され、さらに、フィリング材の型崩れが防止され
る。このフィリング材の広い表面に油脂層を設ければ、
フィリング材の変形や、フィリング材中の固形体の脱落
が一層防止される。また、フィリング材はシート材で包
装されており、外部との接触が有効に防止され、汚染が
阻止される。また、フィリング材とシート材とは油脂層
で隔てられており、シート材の剥離が容易である。
また、油脂層は、サンドイッチを食する際には、食用油
脂としてそのまま食べることができ、食味を向上させ
る。
[実施例] 以下に、この考案の一実施例を添付図面に基づいて説明
する。
先ず、第1表に示す食品素材を用いてフィリング材を用
意する。
なお、上記ポテトには、じゃがいもを茹でた後に、1片
約5〜6mmの厚さに小口切りしたものを用いた。また、
スライスオニオンには、オニオンを1mm程度にスライス
したものを用いた。
上記食品素材を混合した後、10℃に冷却してフィリング
材としてポテトサラダを得た。
次に、第2図に示すように、90mm×90mm×9mmの箱状の
プラスチックトレイ1の底部にポリエチレン/ポリプロ
ピレンからなるラミネートシート材2を敷いた。このラ
ミネートシート材2の上に、融点が27℃のパーム核油50
0mgを溶融状態でスプレーして、ラミネートシート材2
の内面に油脂層3を設けた。
この上に、前記したポテトサラダを8mmの厚さに詰め
て、1片5〜6mmのポテトを75重量%内在させたフィリ
ング材4を配置した。なお、図中4aは、ポテト、スライ
スオニオンなどの固形体を示す。
さらに、フィリング材4の上に前記パーム核油500mgを
スプレーして同様に油脂層3を設け、前記ラミネートシ
ート材2を折返すようにしてフィリング材4を覆って包
装した。この状態(プラスチックトレイに充填したま
ま)で、5℃に冷却してトレイ1から取り出して、本考
案の包装フィリング材を得た。
上記包装フィリング材は、所望により保存、流通させて
使用に供する。
この包装フィリング材は、保型性に優れており、保存、
輸送中に型崩れしたり、固形体などが脱落することはな
かった。また、フィリング材は、ラミネートシート材で
包装されており、汚染が防止された。
なお、保存、流通の際には、包装フィリング材を適度な
温度に冷蔵しておくことにより、保存性が向上し、ま
た、油脂の硬度も大きくなって、フィリング材の保型性
が一層向上する。
一方、食パンのクラスト部を除いた100mm×100mm×6mm
の形状を有するクラム5を用意し、前記した包装フィリ
ング材からラミネートシート材2を取り除いて、さらに
同形状のクラム5で挟んでサンドイッチを得た。なお、
ラミネートシート材2はフィリング材4から容易に剥離
させることができ、フィリング材4の一部離脱も生じな
かった。また、クラムへのフィリング材の挟み込みも極
めて容易に行うことができ、サンドイッチの製造を能率
よく行えた。
このサンドイッチでは、フィリング材のパーム核油によ
ってバターの塗布を省略することもでき、製造能率が一
層向上した。また、上記パーム核油に、からしなどの調
味料を添加しておけば、サンドイッチの食味を向上さ
せ、また、パンへの調味料などの塗布を省略することも
できる。
なお、所望によりクラムにバターなどを塗布することが
できるのは勿論である。
また、上記実施例では、クラムに挟み込むフィリング材
について説明したが、細長いパンの切れ目に挿入するフ
ィリング材にも、本願考案が応用できるのは勿論であ
る。
[考案の効果] 以上説明したように、この考案のサンドイッチ用フィリ
ング材によれば、フィリング材の表面の少なくとも一部
に油脂層が設けられており、この油脂層の外側にシート
材が配置されてフィリング材が包装されているので、フ
ィリング材の水分の蒸発が防止され、また、フィリング
材の型崩れが防止される。
さらに、フィリング材と外部との接触が防止され、衛生
的であるという効果もある。
また、使用時には、フィリング材からラミネートシート
材を滑らかに剥離することができ、剥離時のフィリング
材の一部脱落も防止され、所定量のフィリング材が速や
かに用意され、サンドイッチを能率よく製造することが
できる。しかも、前記した包装フィリング材は、大量生
産によって能率よく得ることができ、サンドイッチの製
造能率を一層向上させることができる。さらに、フィリ
ング材の表面に設ける油脂層の種別などを適当に選別す
ることにより、パンの内面へのバターなどの塗布を省略
したり、簡略化できるという効果もある。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施例を示す拡大正面図、第2図
は同じく実施例の包装フィリング材を得る製造工程を示
す概略図、第3図はフィリング材をサンドイッチに挟ん
だ状態の拡大正面図である。 1……トレイ、2……ラミネートシート材 3……油脂層、4……フィリング材 5……クラム

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】フィリング材の表面の少なくとも一部に油
    脂層が設けられており、この油脂層の外側にシート材が
    配置されて前記フィリング材が包装されていることを特
    徴とするサンドイッチ用包装フィリング材。
JP1989105312U 1989-09-11 1989-09-11 サンドイッチ用包装フィリング材 Expired - Lifetime JPH0739429Y2 (ja)

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JPH0343992U JPH0343992U (ja) 1991-04-24
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