JPH0738940U - 衝撃加振機におけるスラスターの支持構造 - Google Patents

衝撃加振機におけるスラスターの支持構造

Info

Publication number
JPH0738940U
JPH0738940U JP7338193U JP7338193U JPH0738940U JP H0738940 U JPH0738940 U JP H0738940U JP 7338193 U JP7338193 U JP 7338193U JP 7338193 U JP7338193 U JP 7338193U JP H0738940 U JPH0738940 U JP H0738940U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
thruster
bearings
sets
impact
stator
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP7338193U
Other languages
English (en)
Inventor
福二 井上
Original Assignee
神鋼電機株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 神鋼電機株式会社 filed Critical 神鋼電機株式会社
Priority to JP7338193U priority Critical patent/JPH0738940U/ja
Publication of JPH0738940U publication Critical patent/JPH0738940U/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Apparatuses For Generation Of Mechanical Vibrations (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】スラスターの支持構造の改良によって、そのス
トロークを長くしても指令通りの加速度を発生させられ
るようにして、衝撃加振機の大容量化に対処可能にする
ことである。 【構成】スラスターAのプラットホーム部6を構成する
横板21の裏面に、横方向に配置されて2個1組となっ
た軸受11を前後方向に2組装着して、この2組の軸受
11を水平に配置されたレール状の軸受ガイド12に嵌
め込み、2個1組となった2組の軸受11のみでスラス
ターAを支持する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、供試体を高加速度で移動させて、衝撃試験を行うための衝撃加振機 におけるスラスターの支持構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
最初に、図8ないし図10を参照にして、衝撃加振機の概略構成と、この衝撃 加振機における従来のスラスターの支持構造について説明する。衝撃加振機は、 供試体を固定して所定距離を移動するスラスターA’と、固定子B’とから構成 される。スラスターA’は、周方向に等分して配置された4本のフレーム1の前 端部にリング体2を嵌め込んで、これらが一体に固定されていると共に、その後 端面に別のリング体3が当接されて、これらが一体に固定されて、各フレーム1 の外側にスラスターコイル4が巻回されて本体部5が形成され、該本体部5を構 成するリング体2の前面に、供試体Cを固定するためのプラットホーム部6が設 けられた構造である。一方、固定子B’は、磁極部7の外側に環状孔8が設けら れて、該環状孔8に臨むようにしてフィールドコイル9が内装された構造である 。
【0003】 固定子B’の環状孔8にスラスターA’の本体部5が嵌め込まれて、該スラス ターA’は、その軸心方向に移動可能になっている。スラスターA’のプラット ホーム部6を構成する板材の下面には、2個1組となった軸受11が横方向に配 置して取付けられて、各軸受11は、それぞれレール状の軸受ガイド12に嵌め 込まれている。また、スラスターA’の本体部5を構成する各フレーム1の後端 部には、ローラー状の軸受13がそれぞれ取付けられていると共に、固定子B’ の磁極部7の外周面には、該軸受13及びこれを支持する部分を嵌め込むための 複数本の軸方向溝14’が周方向に等分割されて軸方向に設けられており、各軸 方向溝14’にそれぞれローラー状の軸受13が嵌め込まれている。このように 、スラスターA’は、固定子B’の磁極部7の外周面の軸方向溝14’に嵌め込 まれるローラー状の4つの軸受13と、レール状の軸受ガイド12に嵌め込まれ る2つの軸受11とで支持されて、自身の軸方向に移動することになる。
【0004】 そして、図8で2点鎖線で示されるように、固定子B’に対してスラスターA ’を引き出しておいて、各コイル4,9に通電すると、スラスターコイル4は、 フィールドコイル9の作る磁界によって機械的作用を受け、スラスターA’は、 高加速度で矢印Pの方向に移動して停止する。スラスターA’が高加速度で移動 することにより、このプラットホーム部6に固定されている供試体Cに衝撃が加 えられる。
【0005】 上記したスラスターA’の支持構造を有する衝撃加振機において、その試験効 果を高めるために、スラスターA’のストロークSを大きくしようとすると、ス ラスターA’の本体部5の後端部をローラー状の軸受13で支持していること、 前後の各軸受11,13のスパンが長過ぎることなどが原因となって、移動中に おいてスラスターA’に撓み振動が発生して、供試体Cに発生する加速度が指令 したものと異なってしまい、衝撃試験の精度が低下される。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
本考案は、スラスターの支持構造の改良によって、そのストロークを長くして も指令通りの加速度を発生させられるようにして、衝撃加振機の大容量化に対処 可能にすることを課題としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために本考案の採用した手段は、外側にスラスターコイル が巻回された円筒状の本体部の先端部に供試体を固定するためのプラットホーム 部が設けられたスラスターと、磁極部の外周に該スラスターの本体部を嵌め込む ための環状孔が設けられて、該環状孔に臨むようにしてフィールドコイルが内装 されている固定子とから成り、該固定子の環状孔に前記スラスターの本体部が嵌 め込まれて、該スラスターがその軸心方向に移動可能なように支持部材により支 持され、前記各コイルに通電して生ずる機械的作用により、該スラスターを高加 速度で移動させて前記供試体に衝撃を与える構成の衝撃加振機において、前記ス ラスターのプラットホーム部を構成する横板の裏面に、横方向に配置されて2個 1組となった軸受を前後方向に2組装着して、該2組の軸受を水平に配置された レール状の軸受ガイドに嵌め込み、2個1組となった2組の軸受のみでスラスタ ーの支持部材を構成したことである。
【0008】
【考案の作用】
スラスターの本体部には、軸受が全く設けられていなくて、この本体部の先端 のプラットホーム部を構成する横板の裏面に、横方向に配置されて2個1組とな った軸受を前後方向に沿って2組装着し、この2組の軸受のみによってスラスタ ーを支持する構造となっているので、各組の軸受のスパンはそれ程長くならない と共に、スラスターの本体部は片持ち状となって、固定子の磁極部に対して全く 拘束されない構造となる。この結果、スラスターが高加速度で移動する際の捩れ が殆どなくなって、これに起因する振動の発生がなくなり、スラスターのプラッ トホーム部に固定した供試体に指令通りの加速度を発生させられて、大容量化さ れた衝撃加振機における試験精度が高められる。
【0009】
【実施例】
以下、実施例を挙げて、本考案を更に詳細に説明する。図1は、本考案に係る 衝撃加振機の正面図であり、図2は、同じく平面図であり、図3は、スラスター Aの正面図であり、図4は、同じく平面図であり、図5は、固定子Bの断面図で あり、図6は、図1のX−X線拡大断面図であり、図7は、図1のY−Y線拡大 断面図である。なお、「従来の技術」の項目で説明した部分と同一部分には同一 符号を付し、重複説明を避けて、本考案の特徴的部分についてのみ説明する。ス ラスターAは、図3,図4及び図6に示されるように、周方向に等間隔で配置さ れた4本のフレーム1の前端部にリング体2を嵌め込んでこれらが一体に固定さ れていると共に、その後端面に別のリング体3が当接されて、これらが一体に固 定されて、各フレーム1の外側にスラスターコイル4が巻回されて本体部5が形 成され、該本体部5を構成するリング体2の前面に供試体Cを固定するためのプ ラットホーム部6が一体に設けられた構成である。このプラットホーム部6は、 横板21の上面に縦板22が一体に取付けられていて、供試体Cは、横板21と 縦板22の双方に固定される。このプラットホーム部6を構成する横板21の下 面に、横方向に配置されて2個1組となった軸受11が前後方向に沿って所定の 間隔をおいて2組装着されている。本考案に係るスラスターAは、上記したスラ スターA’と異なって、その本体部5の後端部には、ローラー状の軸受13は設 けられていない。なお、横板21のみならず縦板22に対しても供試体Cを固定 しているのは、供試体Cが高加速度で移動する際に転倒モーメントが生ずるのを 防止して、試験精度を高めるためである。
【0010】 固定子Bの基本構成は、上記した固定子B’と同じであって、図5に示される ように、磁極部7の外側に環状孔8が設けられて、該環状孔8に臨むようにして フィールドコイル9が内装されている。固定子Bを構成する磁極部7の外周面に は、周方向に等分割されて4本の軸方向溝14が設けられているが、図6に示さ れるように、この軸方向溝14は、スラスターAを構成するフレーム1のみが挿 入されるために、上記した固定子B’の軸方向溝14’よりも浅く形成されてい る。
【0011】 図1及び図2に示されるように、固定子Bの前方には、レール架台23が配設 されて、このレール架台23の上に2本のレール状の軸受ガイド12が取付けら れている。固定子Bの環状孔8にスラスターAの本体部5が嵌め込まれて、スラ スターAのプラットホーム部6を構成する横板21の下面に取付けられた4個の 軸受11は、それぞれ前記した各軸受ガイド12に嵌まり込んでいる。よって、 スラスターAは、4個の軸受11のみによって支持されており、その本体部5は 片持ち状となって全く支持されておらず、固定子Bの磁極部7に対して全く拘束 されていない。横方向に配置されて2個1組となった2組の軸受11のスパンが 長くなるように、横板21のそのものの長さを長くしてある。
【0012】 そして、図1で2点鎖線で示されるように、固定子Bに対してスラスターAを 引き出しておいて、各コイル4,9に通電すると、スラスターコイル4は、フィ ールドコイル9の作る磁界によって機械的作用を受け、スラスターAは、2個1 組となった2組の軸受11で支持された状態で、高加速度で矢印Pの方向に移動 して停止し、これによりプラットホーム部6に固定された供試体Cに衝撃力が加 えられる。このようにスラスターAは、剛性の高い軸受ガイド12に2個1組と なった2組の軸受11によって支持されていて、その本体部5は固定子Bの磁極 部7に対して全く拘束されていない構造であるので、その移動時において捩れを 受けることはない。よって、捩れ振動などが発生しなくなって、供試体Cに指令 通りの加速度を発生させられると共に、スラスターAのストロークSを長くして 衝撃加振機を大容量化できる。
【0013】
【考案の効果】
本考案に係る衝撃加振機は、スラスターの本体部には、軸受が全く設けられて いなくて、この本体部の先端のプラットホーム部を構成する横板の裏面に、横方 向に配置されて2個1組となった軸受を前後方向に沿って2組装着し、この2組 の軸受のみによってスラスターを支持する構造であるので、各組の軸受のスパン はそれ程長くならないと共に、スラスターの本体部は片持ち状となって、固定子 の磁極部に対して全く拘束されない構造となる。この結果、スラスターが高加速 度で移動する際の捩れが殆どなくなって、これに起因する振動の発生がなくなり 、スラスターのプラットホーム部に固定した供試体に指令通りの加速度を発生さ せられて、衝撃試験の精度が高められると共に、スラスターのストロークを長く するなどの衝撃加振機の大容量化に対処できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る衝撃加振機の正面図である。
【図2】同じく平面図である。
【図3】スラスターAの正面図である。
【図4】同じく平面図である。
【図5】固定子Bの断面図である。
【図6】図1のX−X線拡大断面図である。
【図7】図1のY−Y線拡大断面図である。
【図8】従来の衝撃加振機の正面図である。
【図9】同じく部分平面図である。
【図10】図7のX’−X’線拡大断面図である。
【符号の説明】
A:スラスター B:固定子 C:供試体 4:スラスターコイル 5:スラスターの本体部 6:プラットホーム部 7:磁極部 9:フィールドコイル 11:軸受 12:軸受ガイド 21:プラットホーム部の横板

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外側にスラスターコイルが巻回された円
    筒状の本体部の先端部に供試体を固定するためのプラッ
    トホーム部が設けられたスラスターと、磁極部の外周に
    該スラスターの本体部を嵌め込むための環状孔が設けら
    れて、該環状孔に臨むようにしてフィールドコイルが内
    装されている固定子とから成り、該固定子の環状孔に前
    記スラスターの本体部が嵌め込まれて、該スラスターが
    その軸心方向に移動可能なように支持部材により支持さ
    れ、前記各コイルに通電して生ずる機械的作用により、
    該スラスターを高加速度で移動させて前記供試体に衝撃
    を与える構成の衝撃加振機において、前記スラスターの
    プラットホーム部を構成する横板の裏面に、横方向に配
    置されて2個1組となった軸受を前後方向に2組装着し
    て、該2組の軸受を水平に配置されたレール状の軸受ガ
    イドに嵌め込み、2個1組となった2組の軸受のみでス
    ラスターの支持部材を構成したことを特徴とする衝撃加
    振機におけるスラスターの支持構造。
JP7338193U 1993-12-22 1993-12-22 衝撃加振機におけるスラスターの支持構造 Pending JPH0738940U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7338193U JPH0738940U (ja) 1993-12-22 1993-12-22 衝撃加振機におけるスラスターの支持構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7338193U JPH0738940U (ja) 1993-12-22 1993-12-22 衝撃加振機におけるスラスターの支持構造

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0738940U true JPH0738940U (ja) 1995-07-14

Family

ID=13516562

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7338193U Pending JPH0738940U (ja) 1993-12-22 1993-12-22 衝撃加振機におけるスラスターの支持構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0738940U (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
USD736725S1 (en) 2011-10-26 2015-08-18 Cree, Inc. Light emitting device component

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
USD736725S1 (en) 2011-10-26 2015-08-18 Cree, Inc. Light emitting device component

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR101602683B1 (ko) 비원형 공작물의 가공장치
US5535853A (en) Actuator having a two ended actuator rod movable longitudinally and transversely
JP6918056B2 (ja) 加振装置
CN1326874A (zh) 磁性弹簧结构和包括其的减振机构
JP2001298941A (ja) リニアモータ駆動の軸送り装置
JP2007295702A (ja) リニアモータ、および、ステージ駆動装置
JPH0738940U (ja) 衝撃加振機におけるスラスターの支持構造
US10753438B2 (en) Lifting drive device and measuring machine using the same
JP2017067077A (ja) 直動案内軸受装置
JP5637456B2 (ja) リニアモータ
KR101366467B1 (ko) 스테이지장치
JPH0359120A (ja) 緩衝された回転子懸架装置
JP3011813B2 (ja) 移動ステージ
JPH07181103A (ja) 衝撃加振機におけるスラスターの高剛性化構造
JP3764748B2 (ja) 動電式振動発生機
JPH07181104A (ja) 衝撃加振機におけるスラスターの高剛性化構造
CN106825347A (zh) 锻造锤
JP2597246Y2 (ja) 振動試験機における可動部ガイド装置
JPS6226676A (ja) デイスク装置のキヤリツジ支持装置
JPH03112355A (ja) キャリッジ駆動装置
JPH0233153Y2 (ja)
JPH0611009A (ja) ボールねじ装置
KR970004187Y1 (ko) 엘리베이터용 리니어 모터의 에어캡 유지장치
JPS6221171Y2 (ja)
SU732047A1 (ru) Устройство дл правки металлических стержней