JPH0738642B2 - 蓄積型星状網 - Google Patents

蓄積型星状網

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JPH0738642B2
JPH0738642B2 JP61269713A JP26971386A JPH0738642B2 JP H0738642 B2 JPH0738642 B2 JP H0738642B2 JP 61269713 A JP61269713 A JP 61269713A JP 26971386 A JP26971386 A JP 26971386A JP H0738642 B2 JPH0738642 B2 JP H0738642B2
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Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本発明は、最大伝搬遅延を保証した蓄積型星状網に関す
る。
「従来の技術」 従来の星状網の一例を第12図を参照して説明する。
従来の星状網は図のように、集中局1に、送信線20およ
び受信線21を介して複数の端末局2A〜2Mが接続された構
成のものであった。
ここで、端末局2Aからデータパケットが送出されると、
そのデータパケットは送信線20を通り集中局1に送られ
る。集中局1はこのデータパケットを受信すると、これ
を全端末局2A〜2Mへ受信線21を介して送信(ブロードキ
ャスト)する。各端末局2A〜2Mは、受信したデータパケ
ットが自局宛のものかどうかを判断し、自局宛のもので
あればそのデータパケットを受信する。
各端末局2A〜2Mは、常に受信線21から受信される信号を
監視し、その受信線に何らかのデータパケットが伝送さ
れている間は、自局からの送信ができない構成となって
いる。そこで、何らかの送信要求を受けた端末局は、受
信線上のデータパケットの伝送終了を待って、データパ
ケットの送信を開始することになる。
ところが、複数の端末局に対して送信要求があった場
合、データパケットの送信が同時に開始されるため、デ
ータパケットの衝突が発生する。このような場合に、集
中局1が各データパケットを消滅させることなく受信す
ることができるように、本発明者等は、集中局1内に各
端末局から送出されたデータパケットを一時格納する受
信メモリを設け、これらのデータパケットを順に読み出
す(ポーリングする)方式の蓄積型星状網を開発した
(特願昭61−226570号)。この場合、端末局のデータパ
ケットの送信時から、集中局によりそのデータパケット
がブロードキャストされて、これを端末局が受信するま
で、一定の時間遅れが生じる。この遅れを伝搬遅延と呼
ぶことにする。
最大伝搬遅延を保証した蓄積型星状網においては、端末
局から送出されたパケットの最大伝搬遅延を一定時間以
下に保証するために、同時に集中局内に蓄積されるデー
タパケットの量を制限している。こうすることにより、
各局からパケットが一時期に集中しても、集中局のすべ
ての受信メモリからデータパケットをブロードキャスト
し終わる時間は一定時間以内となる。従って各端末局か
ら集中局に送出されたデータパケットは一定時間内にブ
ロードキャストされ、これが、システムの最大伝搬遅延
となるわけである。
しかし、このようなシステムにおいては、最大伝搬遅延
を保証しなくてもよい端末も存在する。最大伝搬遅延を
仮に10msecとすると、音声の伝送速度は64kbps(毎秒64
キロビット)であるから、音声を扱う端末局では、 10msecに80バイト、パケットのオーバーヘッドを含めて
100バイト程度のパケットを送出する必要がある。従っ
て、音声1チャンネルを有する端末局に対しては、集中
局の端末局インターフェイスの受信メモリは100バイト
必要である。一方、例えばイーサネットシステム(ゼロ
ックス社製のデータ通信網)では、最大パケット長が15
00バイトとなっており、実際、こうしたコンピュータ間
通信においては、この程度のパケット長は、どうしても
必要とされている。
従って、こうしたパケットを送出するデータグラム端末
局に対しては、集中局の端末局インターフェイスの受信
メモリは1500バイト程度必要である。
「発明が解決しようとする問題点」 さて、最大伝搬遅延を保証した蓄積型星状網において、
システムの伝送速度を10Mbpsとすると、音声端末局は12
5局接続できるのに対し、イーサネットタイプのデータ
グラム端末局は8局しか接続できないことになる。この
原因はデータグラム端末局に対しても音声端末局と同一
の最大伝搬遅延を保証しているところにある。こうした
データグラム端末局の特性としては、 コネクションを確立せずにデータ転送ができる。
デューティファクターがきわめて小さい。
最小長パケットと最大長パケットの送出確率が高い。
最大伝搬遅延を保証しなくてもよい。
といったことがあげられ、必ずしも音声端末局等と同等
に取り扱う必要はない。
本発明においては、こうしたデータグラム端末局の特性
を考慮したうえで、最大伝搬遅延を保証しなくてもよい
端末局用の受信メモリと、最大伝搬遅延を保証している
端末局用の受信メモリとを分離してこれらを別々に扱う
ことにより、こうした問題点を解決した蓄積型星状網を
提供することを目的とする。
「問題点を解決するための手段」 本発明の蓄積型星状網は、複数の端末局と、各端末局か
ら送出されたデータパケットを受信する集中局とからな
り、この集中局は、上記端末局から送出されたデータパ
ケットを一時格納する受信メモリを、各端末ごとに複数
用意して、その受信メモリに優先順位をつけて、データ
パケットをその優先度に応じた受信メモリに格納し、こ
れらの受信メモリに格納されたデータパケットを上記優
先度の純に順み出して、上記各端末局へブロードキャス
トすることを特徴とするものである。
「作用」 第2図は、このシステムの基本的な概念を示したもので
ある。第2図aは、最大伝搬遅延を保証した蓄積型星状
網で、集中局A1に接続できる端末局2の数が制限される
代わりに、データパケットの最大伝搬遅延が保証されて
いる。
一方第2図bは最大伝搬遅延を保証しない蓄積型星状網
で、集中局B1′に接続できる端末局2の数の制限がな
い。本発明の蓄積型星状網の基本的な考え方は、図のよ
うな2つの集中局A、Bをそのまま同一システムに同居
させるため、各端末ごとに複数の受信メモリを用意し
た。集中局1″(第2図c)は、これらの受信メモリに
対してポーリングを行う場合に、最大伝搬遅延を保証し
た蓄積型星状網のポーリングを優先するようにした。
すなわち、最大伝搬遅延を保証した方の受信メモリにデ
ータパケットが存在すれば、まずこれをポーリングし
て、データパケットの入っている受信メモリからパケッ
トを読み出す。最大伝搬遅延を保証した方のすべての受
信メモリにデータパケットが存在しなくなったら、最大
伝搬遅延を保証しない方の受信メモリのポーリングを開
始する。そして、最大伝搬遅延を保証した方の受信メモ
リにデータパケットが入ってきた時点で再び最大伝搬遅
延を保証した方の受信メモリのポーリングを開始する。
こうして、最大伝搬遅延を保証しているデータパケット
と最大伝搬遅延を保証しないデータパケットを同居させ
ることができる。ここでは、最大伝搬遅延を保証しない
ものと、最大伝搬遅延を保証したものを考えたが、汎用
的に考えると優先度の高いデータパケットと優先度の低
いデータパケットとに区別して考えられ、複数の受信メ
モリについて、その優先度を幾つかのレベルにわけるこ
とができる。
「実施例」 (ブロックの構成) 第1図に本発明の蓄積型星状網の集中局1のブロック図
を示した。
各端末局2(第2図)の送信線20は、それぞれチャンネ
ルユニット(CHユニット)3に接続され、各CHユニット
3はデータバス40を介してトランスエミッタ7に接続さ
れている。このトランスミッタ7は、受信線21によって
すべての端末局2(第2図)に接続されている。また、
各CHユニット3は、制御バス41〜4nを通じて制御回路5
および、リード信号送出回路61〜6nに接続されている、
CHユニット3は、分離回路31とn個の受信メモリ321〜3
2nとから構成されている。
ここで、各局から送信線20を通じて集中局1に入力した
データパケットは、分離回路31によってその種類(優先
度別)に分類され、それぞれのレベルの受信メモリ321
〜32nに蓄積される。ここでは仮に、レベル1の受信メ
モリ321に優先度が一番高いデータパケットを格納し、
レベルnの受信メモリ3nに優先度が、一番低いデータパ
ケットを格納するものとする。すべての受信メモリ321
〜32nは、データパケットが格納されているとき、エン
プティ信号をオフにし、データパケットが格納されてい
ないときエンプティ信号をオンにする。エンプティ信号
は制御バス41〜4nを通じて制御回路5とリード信号送出
回路61〜6nに送られる。制御回路5では、それぞれのレ
ベルの受信メモリ321〜32nのエンプティ信号を監視して
おり、エンプティ信号がオフになっている受信メモリの
うち一番優先度の高いレベルのものを見つけ、そのレベ
ルのリード信号送出回路61〜6nを動作させる。リード信
号送出回路61〜6nは、そのレベルの各受信メモリについ
て、エンプティ信号をポーリングし、これがオフになっ
ているメモリに対し、制御バス41〜4nを通じてリード信
号を送出する。このリード信号により受信メモリ321〜3
2nから読み出されたデータパケットは、トランスミッタ
7を通じてすべての端末局に送信される。
(パケットフォーマット) 第3図は、端末局から送信線を介して集中局に入力する
データパケットの構成を示している。
このデータパケットは、プリアンブル81、優先度ID82、
相手局アドレス83、自局アドレス84、データ85およびサ
イクリックリタンダンスコード(CRC)86とから構成さ
れている。
プリアンブル81はスタートデリミタや同期パターン等か
らなる部分で、優先度ID82は、このパケットの優先度を
示す符号からなる。CRC86はフレームチェック用の符号
からなる部分である。
(CHユニット) 第4図に示したCHユニット3は、各送信線20を介して受
け入れた第3図に示したようなデータパケットを、優先
度別に分類して受信メモリ321〜32nに書き込む回路であ
る。
この回路は、パケット識別回路311と、書き込みパルス
生成回路312と、レベル1〜nまでの受信メモリ(FIF
O)321〜32nとから構成されている。パケット識別回路3
11は、データパケットの優先度ID82(第3図)を読み取
って、これに対応するレベル信号を、書き込みパルス生
成回路312に出力する回路である。書き込みパルス生成
回路312は、レベル信号に基づいて、そのレベルの受信
メモリ321〜32nに対して書き込みパルスを送出し、デー
タパケットを受信メモリ321〜32nに書き込む。受信メモ
リ321〜32nは、先に説明したように、データパケットを
格納すると、エンプティ信号線をオンからオフにする機
能と、リード信号が来るたびにそのデータパケットを書
き込まれた順に読み出す機能を持つ記憶素子である。こ
のような受信メモリ321〜32nにはFIFOメモリ(先入れ先
出しメモリ)が適する。
データバス40は、受信メモリ321〜32nから読み出される
データを伝送するバスラインからなる。これに対して、
制御バス41〜4nは、各受信メモリ321〜32nから出力され
たエンプティ信号をそれぞれ個別に伝送する信号線と、
各受信メモリ321〜32nに対してリード信号をそれぞれ個
別に伝送する信号線が束ねられたものである。
(制御回路) 第5図は制御回路5の詳細を示したものである。
制御回路5には、各受信メモリ(第4図)のエンプティ
信号線が集結している。まず、各端末局2A〜2Mのそれぞ
れの同一レベルの受信メモリ用のエンプティ信号線(図
中エンプティA局〜エンプティM局と表示)は、オープ
ンコレクタバッファ511を介してまとめて接続され、n
個のワイヤードアンド回路51を構成している。各ワイヤ
ードオア51の出力はそれぞれレベルイネーブル信号送出
回路52に入力するよう接続されている。
さて、各レベルの受信メモリのエンプティ信号は、すべ
てのワイヤードオア回路51を通してレベルイネーブル信
号送出回路に入力し、レベルごとにその内容が監視され
る。ここで、同一レベルの受信メモリのいずれか1つに
データパケットが入っていれば、レベルイネーブル信号
送出回路52は、ワイヤードオア回路51の出力から、その
レベルのエンプティ信号をオフと認識する。レベルイネ
ーブル信号送出回路52は、すべての受信メモリがエンプ
ティのとき、すべてのレベルイネーブル信号52Eをオフ
にする。そして、いずれかのワイヤードオア回路51の出
力がオフになった場合、そのレベルに対応するレベルイ
ネーブル信号52をオンにする。
例えば、第6図に示すように、レベル6イネーブル信号
がオンになると(第6図a)、そのレベルのリード信号
送出回路66(第1図)が動作し、そのレベルの各受信メ
モリ326のポーリングを開始する。リード信号送出回路6
1〜6n(第1図)は、非動作時、レベル送出終了信号52L
(第5図)をオフにして、レベルイネーブル信号送出回
路52に出力している(第6図b)。そして、そのレベル
送出終了信号52Lは、そのレベルの受信メモリのデータ
パケットを1回読み出すたびにそのつどオフからオンと
なる(第6図b)。レベルイネーブル信号送出回路52
は、現在オンにしているレベルイネーブル信号と同じレ
ベルの送出終了信号52Lがオンになると、そのレベルイ
ネーブル信号52Eをそのつど、いったんオフにする(第
6図a)。そして、受信メモリにデータパケットが入っ
ている一番優先度の高いレベル(ここではレベル2)を
ワイヤードオア回路51の出力を調べて判断し、そのレベ
ルイネーブル信号52Eをオンにする(同図c、d)。
すなわち、第6図のケースでは、受信メモリからレベル
イネーブル信号送出回路52に入力するエンプティ信号
は、レベル6のものは時刻t1からt4までオフになってい
るのに対し(同図f)、レベル2のものは時刻t2からt3
の間だけオフになっている(同図e)。
レベル6のエンプティ信号のみがオフになっていれば、
レベル6の受信メモリを順に最後までポーリングするわ
けであるが、レベル6の2個の受信メモリの読み出しを
行った後(第6図a、b)、優先度の高いレベル2の1
つの受信メモリにデータパケットが入力したために、こ
こで、取あえず優先度の高いレベル2の受信メモリのデ
ータパケットを読み出し(第6図c、d)、再び、レベ
ル6の残りの受信メモリの読み出しを行っている(第6
図a、b)。
以上のようにして制御回路5は、優先度順に受信メモリ
をポーリングするための制御を行う。
(リード信号送出回路) 第7図は、レベル1用のリード信号送出回路61の実施例
を示している。この回路は、制御バス41を通じて各受信
メモリのエンプティ信号線(図中エンプティA局〜エン
プティM局と表示)を受け入れるセレクタ611と、各受
信メモリと個別リード信号線(図中リードA局〜リード
M局と表示)により結ばれるセレクタ610を有してい
る。この他に、リード信号送出コントローラ613と、カ
ウンタ612およびリード信号ジェネレータ614が設けられ
ている。
カウンタ612は、セレクタ610、611の選択動作を制御す
る選択信号を出力する回路である。今、第5図のレベル
イネーブル信号送出回路52から出力されるレベル1イネ
ーブル信号52Eがオンになると、リード信号送出コント
ローラ613は、レベル1送出終了信号52Lをオフにし、現
在カウンタ612の選定している局のエンプティ信号をセ
レクタ611を通じて取り込む。そのエンプティ信号がオ
ンであれば、カウンタ612を1だけカウントアップし
て、次の局のエンプティ信号を取り込む。カウンタ612
はM局までいくと、次に+1したときにはA局を指定す
るようになっている。
エンプティ信号がオフであれば、リード信号コントロー
ラ613は、送出要求信号をリード信号ジェネレータ614に
送出し、リード信号ジェネレータ614はこれを受けて、
リード信号セレクタ610に送る。このリード信号はセレ
クタ610を通じて、いまカウンタ612により選定されてい
る受信メモリに達し、その中に格納されたデータパケッ
トの読み出しを行う。読み出されたデータパケットは、
データバス40(第1図)を通じてトランスミッタ7(第
1図)に送られ、トランスミッタ7はこれを受信線21に
のせて、すべての端末局に向けて送信する。
セレクタで指定された受信メモリが空になると、エンプ
ティ信号はオンになり、リード信号送出コントローラ61
3は送出要求信号をオフにする。リード信号ジェネレー
タ614はこれを受けて、リード信号の送出を中止する。
また、この時リード信号送出コントローラ613は、レベ
ル1送出終了信号52Lをオンにする。この後の動作は、
第5図と第6図を用いてすでに説明したとおりである。
(2レベルの受信メモリの使用) 以上のように、集中局1のCHユニットに複数のメモリを
設け、データパケットの種類(優先度)に応じて、これ
に対応するレベルの受信メモリにデータパケットを蓄積
し、受信メモリのポーリングに優先順位をもたせること
により、データパケットの送出に優先度をもたすことが
できる。さて、ここで優先度のレベルを2段階にするこ
とにより、先に述べたように最大伝搬遅延を保証するパ
ケットの伝送と、最大伝搬遅延を保証しないバケットの
伝送を同一システム上に同居させて構築することができ
る。
第8図にその実施例を示す。この回路は、第1図に示す
回路の受信メモリ321〜32nを、レベル1とレベル2の2
レベルのみにしたものである。各回路ブロックのうち第
1図と対応する部分には同一符号を付し、重複する回路
説明は省略する。
この回路で、優先度の高いレベル1の受信メモリ321
を、音声などの最大伝搬遅延を保証するデータパケット
の伝送に割り当て、優先度の低いレベル2の受信メモリ
322を、データグラムなどの最大伝搬遅延を保証しない
データパケット伝送に割り当てる。
(CHユニット) 第9図は第8図の回路のCHユニット3の詳細を示すブロ
ック図である。
この回路には、送信線20から入力するデータパケット
の、キャリアを検出するキャリアセンス(CS)検出回路
313と、パケットとパケットの間を検出するパケット間
検出回路314とが設けられている。その他の回路ブロッ
クは第4図で説明したものと同様である。CS検出回路31
3がデータパケットのキャリアを検出し、データパケッ
トの先端がパケット識別回路311に入力すると、書き込
みパルス生成回路312にイネーブル信号が入力し、パケ
ット識別回路311により指定されたレベルの受信メモリ3
21あるいは322へのデータパケットの書き込みが開始さ
れる。
ここで、この実施例では、最大伝搬遅延を保証するレベ
ル1の受信メモリ321に書き込まれるデータパケット
が、いわゆるマルチチャネルのものである場合にも対応
できるように、パケット間検出回路314が設けられてい
る。すなわち、パケット間検出回路314は、レベル1の
受信メモリ321に一度に書き込まれるデータパケットを
監視し、パケットとパケットの間を検出したとき、その
境界を示す識別子を挿入する。例えば、受信メモリ321
が9ビットパラレルのデータを読み書きできるFIFOであ
る場合、1〜8ビットをデータとして使用し、9ビット
目を識別子として使用する。パケット間検出回路がこの
9ビット目に通常は“1"を、パケットの最終バイトで
“0"を書き込むことにより、FIFO読み出し側では各パケ
ット間の境界を識別することができる。これによって、
複数のパケットを隙間なく連続的に受信メモリ321に書
き込むことができる。
(制御回路) 第10図はその制御回路5の結線図である。
レベル1の受信メモリのエンプティ信号線と、レベル2
の受信メモリのエンプティ信号線とは、それぞれオープ
ンコレクタバッファ511を介してその出力が一本化され
(ワイヤードアンド回路51が構成され)、レベルイネー
ブル信号送出回路52に入力するよう結線されている。こ
の回路の動作説明は、第5図のものと重複するので省略
する。
(リード信号送出回路) 第11図にレベル1の受信メモリのリード信号送出回路61
の詳細を示した。
この回路の構成および動作も、第7図で説明したものと
同様で、重複する説明は省略するが、レベル1の受信メ
モリ321は、レベル2の受信メモリ322より常に優先的に
ポーリングされパケットが読み出される。
この回路には、第9図に示したレベル1の受信メモリ32
1から読み出されるデータ中のパケット間識別子が入力
する。このレベル1のリード信号送出回路61では、この
パケット間の識別子が検出されると、そのシステムで決
められた最小パケット間に相当する時間、リード信号ジ
ェネレータ614からのリード信号の送出を一時中断し、
その後再びリード信号を送出するよう動作する。
最小パケット間時間カウンタ615は、パケット間識別子
を受け入れてこの中断時間をカウントし、リード信号ジ
ェネレータ614の動作を一時停止させるための回路であ
る。
すなわち、まずレベル1の受信メモリ321のエンプティ
信号がオフになると、データパケットの入っている受信
メモリからそのデータパケットの読み出しを開始する。
この読み出し中、パケット間識別子が常に最小パケット
間時間カウンタ615に入力する。そのパケット間識別子
が“0"になったら、そのシステムで決められた最小パケ
ット間時間、リード信号の送出を一時中断し、その後再
び、その受信メモリにリード信号を送出する。その受信
メモリがエンプティになって、レベル1のその他の受信
メモリでエンプティでないものがあれば、レベル1のポ
ーリングを続行し、その受信メモリがエンプティになっ
て、レベル1のその他の受信メモリもすべてエンプティ
になったなら、レベル1のポーリングを終了する。この
時点で、レベル2の受信メモリ322がエンプティでなけ
ればレベル2のポーリングを開始し、レベル2の受信メ
モリがすべてエンプティであれば、レベル1またはレベ
ル2のエンプティ信号のオフ待ちとなる。
以上説明した2レベルの受信メモリを使用した回路は、
端末局から送出され最大伝搬遅延を保証するデータパケ
ットは、すべてレベル1の受信メモリ231(第8図)に
入る。制御回路5およびリード信号送出回路61、62は、
集中局のレベル1の受信メモリ321に1つでもパケット
が入っていれば、それを検知し、レベル1の受信メモリ
321のポーリングを開始する。なお、レベル2の受信メ
モリ322がエンプティでなく、現在、レベル2の受信メ
モリ322の1つをリードしている場合、リードしている
そのデータパケットの読み出しが終了しだい、レベル2
の他の受信メモリ322がエンプティか否かにかかわら
ず、レベル1の受信メモリ321のポーリングを開始す
る。
レベル1のすべての受信メモリ321にデータパケットが
格納されていて、これらを連続的に読み出しても、最大
伝搬遅延時間を越えないようにこの受信メモリの容量を
設定しておけば、最大伝搬遅延時間以内で必ずレベル1
のすべての受信メモリのポーリングを行うことができ
る。
この最大伝搬遅延を保証するためには、受信メモリの蓄
積量を制限する必要がある。この回路では、レベル1の
パケットの最大伝搬遅延を保証するので、集中局におけ
るレベル1の受信メモリに同時に蓄積されるパケット量
を制限している。この方法は、固定的に割り当てる方
法、ダイナミックに割り当てる方法がある。例えば、レ
ベル1の受信メモリに同時に蓄積される最大パケット長
をM1(ビット)、レベル2の受信メモリに同時に蓄積さ
れる最大パケット長をM2(ビット)、通信線の伝送速度
をS(ビット/秒)とすると、レベル1のデータパケッ
トの最大伝搬遅Dは下式のようになる。
D=(M1+M2)/S (秒) ただし、M1は、1パケットにつき1つ最小パケット間隔
ビット長を含み、M2も1つの最小パケット間隔ビット長
を含んでいるものとする。
(変形例) 上記の2番目の実施例では、最大伝搬遅延を保証するパ
ケットの伝送と、最大伝搬遅延を保証しないパケットの
伝送を同一システム上に構築するために、2レベルの受
信メモリを設けたものを紹介したが、多レベルの受信メ
モリを設けた場合でも同様のことが可能である。例え
ば、6レベルのシステムを考えたとき、レベル1、レベ
ル2、レベル3と、それぞれ受信メモリの蓄積量を制限
すれば、それぞれのレベルにおいてそれぞれの最大伝搬
遅延を保証するパケットの伝送をすることができ、レベ
ル4、レベル5、レベル6で蓄積量を制限しなければ、
これらのレベルについては最大伝搬遅延を保証すること
はしないが、優先度をもたせたパケット伝送をすること
ができる。
「発明の効果」 以上説明した本発明の蓄積型星状網によれば、端末局か
ら送出されるデータパケットの種類あるいは必要に応じ
て多レベルの優先伝送をすることができる。また、高い
優先度をもったレベルについて、集中局で同時に蓄積さ
れるこれらのデータパケットの最大蓄積量を制限するこ
とにより、最大伝搬遅延を保証するパケットの伝送と最
大伝搬遅延を保証しないパケットの伝送とを同一システ
ム上で構築することができる。従って本発明は工場やオ
フィス内での制御器材やコンピュータ、ワークステーシ
ョンや電話等の各種機器を大規模かつ有機的にシステム
化するのに特に有用である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の蓄積型星状網の集中局の実施例を示す
ブロック図、第2図は本発明の蓄積型星状網の基本的な
概念を説明する説明図、第3図は端末局から入力するデ
ータパケットの構成を示す説明図、第4図は第1図中の
CHユニットの詳細なブロック図、第5図は同じく制御回
路の詳細なブロック図、第6図はその動作説明図、第7
図は同じくリード信号送出回路の詳細なブロック図、第
8図は2レベル受信メモリを使用した集中局の実施例の
ブロック図、第9図はその中のCHユニットの詳細なブロ
ック図、第10図はその制御回路の詳細なブロック図、第
11図はそのリード信号送出回路の詳細なブロック図、第
12図は一般的な星状網のブロック図である。 1……集中局、2……端末局、 321〜32n……受信メモリ。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の端末局と、各端末局から送出された
    データパケットを受信する集中局とからなり、この集中
    局は、前記端末局から送出されたデータパケットを一時
    格納する受信メモリを、各端末ごとに複数用意して、そ
    の受信メモリに優先順位をつけて、データパケットをそ
    の優先度に応じた受信メモリに格納し、これらの受信メ
    モリに格納されたデータパケットを前記優先度の順に順
    み出して、前記各端末局へブロードキャストすることを
    特徴とする蓄積型星状網。
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